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ドラッグ オン ドラグーン3 討鬼伝

側近

魔王「世界征服完了したな」 側近「これでニートですね」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/16(金) 20:06:42.07 ID:fZDjx7li0

【エピローグ】

魔王「おい、それはちょっと酷いんじゃないか?」

側近「でも勇者いなくちゃ仕事ないでしょ?」

魔王「まぁ、そうなんだが」

側近「りっぱなニートになりましたね」

魔王「なんだと?」

側近「いえ、なんでもありません」

魔王「ところで、お前に任せた各国の制圧はどうなった?」

側近「それは抜かりなく」

魔王「ほぅ、王国のやつらはどうしたのだ?」

側近「国王は処刑しました、大臣も同じく」

魔王「まぁ、妥当な判断だな」


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魔王「お前の泣き顔が見てみたい」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/05(木) 13:00:48.96 ID:GrNAw4iR0

魔王「・・・おかしい」

側近「・・・・・・そうですね」

勇者が来ない。
30年に一度、この魔界に降り立ち、鎧を全身を同胞の
血で濡らし、この地に暴虐を巻き散らす化け物ーーー勇者という人間。

その畏怖の存在は、20年前に訪れるはずだった。

魔王「何も起こらなければ良いのだが・・・」

側近「・・・というかあと何回このやり取りすれば気がすむん
  です?」

魔王「む、良いではないか。こうしないと気が緩んでしま
  ってなぁ・・・・」

5年前に先代魔王の後を継いだ魔王は、勇者という化け物
に会った事がない。勇者について知っていることは、
自分を殺すことだけに命をかけ、魔物の滅亡を望む人間
という事だけだ。

勇者が来ないということに、不安だけでなく幾らかの安堵が隠れていることも
確かだった。

勇者「・・・あの~、すみません」




魔王「決めた俺勇者になる」側近「は?」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/21(土) 19:51:48.48 ID:NLPM1rTe0

魔王「決めた俺勇者になる」

側近「は?」

側近「…いやいや何を言ってるんですか?貴方は魔王ですよ?」

魔王「うむ俺は魔王だ」

側近「貴方が勇者になったら誰が魔王になるんです?」

魔王「お前がなれば?」

側近「へ?」

魔王「俺が勇者になって魔王を倒すのだっ」

側近「…わ、私を倒すのですか?」

魔王「だってお前もう魔王じゃん」

魔王「勇者は魔王を倒すんだろ?」

側近「その…いえ…」


魔王「魔族ってなんだよ、俺は人間だっての」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/02/06(月) 01:17:18.67 ID:WEFLH1Y+0

魔王「なぁ?」

側近「はぁ…そんな時期もありましたね…」

魔王「え?何その反応」


魔王「魔物の名前を考えるぞ」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/01/08(日) 07:23:53.01 ID:r845RXSE0

魔王『いでよ!新たなる同胞よ!』

???『ん・・・ここは・・・』

魔王『ふはははは』

???『・・・?」

魔王『私は魔王!お前にこの世界での名を与えよう!」

???『え?』

魔王『お前の名は・・・』








側近「お早うございます、魔王様」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/20(火) 00:20:27.00 ID:tfvd4f1x0

魔王「ふぁ……ああ、お早う」

魔王「うーん、どんくらい寝たかなぁ」

側近「368年と311日です」

魔王「今回は結構長かったね」

側近「ですね」

魔王「と、すると今回でいよいよかな」

側近「これで悲願達成となればいいのですがねぇ」