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ドラッグ オン ドラグーン3 討鬼伝

谷口

古泉「長門さん、それは卑怯じゃないですか?」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/08/18(火) 21:05:08.03 ID:pGI6Nd700

その日はなんてことはないただの、そう、いつも通りのただの放課後だった。

部員全員がいつも通りに過ごす。ただそれだけの静かな放課後。

一つ違うとすれば、それは僕と彼の状況だろう。

今日の種目は将棋。初期のころは涼宮さんの機嫌を窺うためにわざと負けるように駒を進めていた。

しかし、彼は実際にこういった遊戯が強かった。今ではいくら本気でかかってもたまにしか勝てない。

一つ違う状況。

それは今僕が、詰みとまではいかないにしても、かなり有利な位置で彼に王手をかけている事だ。


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ハルヒ「北高で部活対抗の乱闘をすることになったわ」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/10(金) 22:19:56.35 ID:PJeYJ5fq0

―――部室にて

キョン「は? 部活対抗の乱闘だと?」

ハルヒ「そうよ。この北高の部が全員相手になって戦うのよ。それが明日行われるのよ」

キョン「そんなのは一切きいていないぞ」

ハルヒ「いい? これはそれぞれの部の部長にしか通告されないのよ」

キョン「どうせ、そんなの誰かのでたらめだろう。実際にそんなことやったら死傷者でまくりじゃねーか」

ハルヒ「だったらこの紙を見てみなさいよ」

キョン「んん」

その紙にはこう書かれていた。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
北高恒例部活対抗乱闘パーティーの開催について
本校は急遽明日に部活対抗での乱闘パーティーを実施することになりました。
奮ってご参加ください。
一つの部に参加可能な部員は5人までとなっております。
優勝した部には、賞金として100万円を贈呈させていただきます。
詳しくは明日、当日にお知らせいたします。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――




長門「酷い…私はまだキスもした事ないのにフェラしろだなんて…」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/06/16(木) 13:37:33.49 ID:1K0O6Mlx0

キョン「今更何言ってるんだよ、するっていっただろ?な?」

国木田「でも、やっぱりキスを先にしたいよ」

キョン「お前が恋人作ってキスするまで待てって言うのか!?」

谷口「おいキョン何やってんだよ、早く終わらせろよ」

キョン「国木田がやりたくないと言い出したんだ」

谷口「なんだよそれ、男の口も女の口も一緒だと言い出したのは国木田だろ?」

キョン「そういうわけだ、もう俺達は我慢できないんだよ、な?」

国木田「キョンが僕にキスしてよ・・・そうすればフェラもする」

谷口「おいキョン!」

キョン「わかった、一度だけだぞ!?」




涼宮ハルヒSS「佐々木と谷口」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/05/15(金) 19:57:10.99 ID:TDpV/Xrh0




   『長門の願い』     -JAM-


暗い部屋でたった一人、私は膝を抱えてその中心に佇む。

少しずつ増えてきた家具に、付けっぱなしのテレビの光が映り、忙しそうに色を変える。それは明らかに生命が無いからこそ生々しく、しかし私は人恋しくてテレビを消すことが出来ないで居る。


もう五月だというのに夜は肌寒く、薄着をしている肩が震える。
雨音が聞こえた。窓の見ると、ベランダを飛び越えた雨粒が外の景色を暈していた。酷い天気だ。朝には止んでいればいいのだけど。

こんな夜。寒くて寂しくて、暗くて哀しくて、こんな夜に、あなたはきっと眠りの中に居る。私はそう信じている。あなたは暖かい布団の中で、人の温かさに包まれながら、きっと眠っている。






谷口「憂鬱で溜息が消失した」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/01(火) 20:24:43.38 ID:USQuuW9t0

・憂鬱

 サンタクロースや宇宙人や未来人や異世界人や超能力者をいつまで信じていたかなんてことは
 たわいもない世間話にもならないくらいのどうでもいいような話だが、
 それでも俺がいつまでそんな想像上の存在を信じていたかと言うとこれは確信を持って言えるが最初から信じてなどいなかった。

 若人ならそんなありもしないものに現を抜かしてないで堅実に好きな女でもつくって青春を謳歌するべきなのだ。
 美少女の幼馴染と恋してもいい。街角でパンを咥えた美少女とぶつかってもいい。突然隣に美少女が引っ越してきてもいい。

 実現可能性ゼロのフィクションを信じるくらいなら、
 たとえ可能性は低くとも一応ノンフィクションたる美少女の存在を願ったほうが健全ってもんだろう。

 しかし、現実ってのは意外と厳しい。

 実際のところ、俺のいたクラスに美少女の転校生が来くることはなかったし、空から美少女が降ってくることもなかった。

 小学校を卒業する頃には、
 さすがの俺もそんなガキ臭い夢を見ることから卒業して周囲の女どもの平凡さにも妥協するようになった。
 美少女なんているワケねー……でもちょっとはいて欲しい、みたいな最大公約数的なことを考えるくらいにまで俺も成長したのさ。

 そんな感じで、俺はたいした感慨もなく中学生になり――、

 涼宮ハルヒと出会った。