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ドラッグ オン ドラグーン3 討鬼伝

俺「ここが765プロか」 伊織「誰あんた」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:15:16.95 ID:ImGFrN2P0


俺「あ、えーっと、今日から765プロでプロデューサーとして働くことになったんですけど・・・」

伊織「ふーん。いいわ、案内してあげる」

俺「あ、ありがとうございます!」

伊織「ところであんた、名前は?」

俺「あ、えっと、俺って言います。よろしく・・・」

伊織「私は伊織。水瀬伊織よ、よろしくね」


2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:15:46.27 ID:Y8Wo4C/z0

何でいきなり不人気キャラが出てくるんだ


43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 00:00:26.61 ID:H29j8nYn0

>>2
屋上


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 00:04:24.06 ID:jNSaeRT80

>>2っていおりんのこと言ってんのか
なら屋上


45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/07(水) 00:07:17.19 ID:dlzMDDO+0

>>43
手、貸すよ
>>2はちゃっちゃと屋上な
無いたり笑ったり出来なくしてやる






3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:16:22.72 ID:ImGFrN2P0

というわけで俺のプロデューサー生活は始まった

社長「えー、我らが765プロの一員となる俺君だ!」

俺「俺です。精一杯がんばりますので、よろしくおねがいします!」

社長「俺君は高校受験を全て落ちたなかなかの馬鹿だ!諸君、仲良くしてくれたまえ」

皆「」

俺「」

P「プロデューサーが増えてくれるのは有難い限りです」

律子「全くですよ、俺君、宜しくお願いしますね」


4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:17:28.16 ID:ImGFrN2P0

小鳥「きっちり働いてもらいますからね!」

俺(変にプレッシャーだな・・・)

社長「そこで俺君にはこの中から一人プロデュースしたい子を選んで欲しい」

俺「はあ、一人・・・ですか」

皆「」ジーッ

俺「一人・・・ですか?」

社長「一人だ。いきなり複数人は荷が重いだろう」

俺「それじゃあ、水瀬さん?あの子にしたいんですけど」

伊織「え?なんでこの伊織ちゃんがこんなバカと仕事しないといけないわけ!?」


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:18:12.53 ID:ImGFrN2P0

律子「まあまあ、抑えて抑えて」

伊織「え」

P「律子の言うとおりだぞ。俺君が大成功してくれるかもしれないじゃないか」

伊織「プロデューサーまで・・・」

社長「それじゃあ水瀬君、俺君頑張ってくれたまえー、解散!」

伊織「あ、えっ、ちょっと!」

俺(なんか悪いことでもしたかなぁ・・・)


7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:19:00.84 ID:ImGFrN2P0


亜美「ねぇねぇ俺っち~」

真美「なんでなんでいおりんなわけ~?」

響「なんか意外だったさー」

俺「え、いや、765プロに初めて来た時案内とかいろいろしてくれたから」

亜美「えぇ!?」

真美「あのいおりんが!?」

響「なんか意外だったさー」

伊織「・・・全部聞こえてるわよ」

亜美真美「あわわわ、いおりん!」

伊織「はぁ、別にいいけど」

俺「あぁ、そうだ水瀬さん、いろいろ聞きたいことあるんだけどちょっといいかな?」

伊織「えぇ」


9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:20:49.60 ID:ImGFrN2P0

俺「それで、インタビューって言うのも変なんだけど水瀬さんのこといろいろ知りたいなと思って」

伊織「・・・」

俺「だから、あのー・・・」

伊織「・・・」

俺「」

伊織「だから何?早く続けなさいよ」

俺「え、あっと、なんだっけ」

伊織「はぁ・・・そんなんで大丈夫なわけ?」

俺「ごめん・・・なさい、水瀬さん」

伊織「あと!」

俺「?」

伊織「私のことは伊織でいいから、わかった!?」

俺「は、はい。わかりました・・・」

伊織「敬語もやめて!あんた一応年上でしょ!?」

俺(こりゃ大変だな・・・)


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:23:25.58 ID:ImGFrN2P0

それから数週間してから伊織との距離を縮めた・・・

つもりだったのだが


伊織「ちょっと早くしてよ」

伊織「これじゃないって言ってるでしょ!?」

伊織「はぁ・・・もうしっかりしてよ!」


全然ダメだった

なぜ伊織がイラついているのかはよくわかる。

俺のこともあると思うが・・・大きな原因は

仕事が少ないことだろう。


そしてプロデュースを開始して1ヶ月がたとうとしていた

伊織の扱いもちょっとは慣れてきたとき

俺の携帯電話が鳴った。


16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:24:43.35 ID:ImGFrN2P0

俺「ほんとですか!?はい、はい。ありがとうございます!」ピッ

俺「伊織に電話だ!」ピッ

俺「伊織か!?CMが決まったぞ!しかも車のだ!」

伊織「ふーん、そう。よかったわね」

俺「え、嬉しくないのか・・・?」

伊織「そんなのこのスーパーアイドル伊織ちゃんにしたら当たり前のことよ」

俺「そ、そうだよな、はは」

伊織「いちいちそのぐらいで電話しないで?いい!?」ピッ

俺「なんか、やっぱ…嫌われてる…よな…はぁ」


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:26:01.45 ID:ImGFrN2P0

―765プロ―

俺「ただいま帰りました…」

律子「おかえりなさい!…あれ、どうしたの?」

俺「俺なんで伊織にあんな嫌われてるんでしょう、何をしてもなんだか怒られて…」

律子「そうねえ、なんでかってしいていうなら…」ガチャッ

伊織「律子ー!!やったわ!朗報よ!実は車のCMに出演することにー…」

俺「」

律子「」

伊織「え…」


18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:27:45.21 ID:ImGFrN2P0

律子「で、なんであんなふうな態度をとったわけ?俺君すごい落ち込んでたのよ?」

俺「律子さん、いいですってもう、気にしてないですから…」

律子「あれのどこが気にしてないっていうのよ!」

俺「」

律子「で、何でなの?」

伊織「…って…」

律子「え?」

伊織「だって…いっつもあんな態度とってて…いきなりはしゃいだりしたら…」

伊織「変みたいに…思われたら…嫌だったの…」

俺「伊織…」


19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:28:55.24 ID:ImGFrN2P0

律子「とりあえず謝りなさい」

伊織「ごめん…なさい」

俺「あ、あぁ」

律子「それじゃあこの件はこれでお終い!」

伊織「でも俺…」

俺「ん?」

伊織「この程度じゃ満足してないのはほんとよ!もっとアイドルらしい仕事取ってきてよね!」ニコッ

俺「あ、あぁ!任せとけ!」


22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:30:14.99 ID:ImGFrN2P0

あれ以降仕事も順調に増え、伊織も俺に頼ってくれることも多くなった。

伊織の扱いもかなり慣れてきた。


―レッスン場―

伊織「!!」ハァ…ハァ…

俺「伊織!お疲れ様。最近頑張ってるよな」

伊織「え、あぁ…ありがとう」

俺「悪いな、歌とか踊りの仕事なかなか取れなくて」

伊織「ほんとよ、まったく…」

俺「あぁ、ほんとごめん」

伊織「…けど……くれたら許してあげる!」

俺「え?なんて?」


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:31:57.55 ID:ImGFrN2P0

伊織「だから!」

伊織「抱いてくれたら!」

伊織「許してあげるって!」

伊織「言ってるのよ!」

俺「え、ちょっと、何言ってるんだいきなり」

伊織「女の子が抱いてって言ってるんだから黙ってやればいいのに…」

伊織「そういうところが欠けてんのよあんたには!」

俺「しかし伊織…いい、のか?」

伊織「いいって言ってるんだから!ほら、早く…してよね…」

俺「あ…あぁ…、おう」


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:33:26.97 ID:ImGFrN2P0

ギュッ

俺(何だーこれは、いきなりどうしちまったんだ?)

伊織「…ッ‥ッ…」

俺「え、伊織?」

伊織「ちょっと黙って!ムードってもんを、考えなさいよ…」ポロポロ

俺「伊織…次こそは絶対」ガチャッ

律子「伊織ー、そろそろレッスンあが」

俺「あ」

伊織「え」

律子「」


26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:35:07.11 ID:ImGFrN2P0

俺「ちょっと待ってくださいこれは!」

伊織「こ、この変態発情期がいきなり抱きついてきたのよ!この変態!離れろ!」バッ

律子「はいはい、じっくりお話聞かせてもらいましょうか俺君」

俺「え、ちょっと!そんなぁ…」

律子「それじゃ伊織お疲れ様。あがっていいわよー」

伊織「え、えぇ」

律子「俺君は事務所まで一旦同行願います」

俺「ひえぇ・・・」ガチャッ

伊織「ごめんね、俺…迷惑かけてるのはこっちの方なのかもね…」


27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:37:01.67 ID:ImGFrN2P0

カクガクシカジカ

律子「まあ、俺君が嘘を付くとも思えないし…しかし」

俺「しかし?」

律子「思春期の男の子だものね…ちょっとぐらいそんなことも」

俺「ちょっと待って!おかしいおかしい!」

律子「冗談よ冗談。最近なんだか甘えったおしだものね、伊織」

俺「そう、ですね。確かにそんな気もしますね、あの日以来」

が、そうも上手く行くことはなかった。


29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:38:37.05 ID:ImGFrN2P0

相変わらず俺に甘えることの多くなった伊織と仕事をするのは楽しかった。

伊織もそう思ってくれていたら嬉しいが、実際はどうかはわからない。

が、ある日、いいとも悪いとも言える知らせが舞い降りてくることになる。


社長「俺君、ちょっといいかね」

俺「はいー」 ガチャッ

俺「あれ、律子さんも、どうしたんですか?」

社長「実はだね、君に話しておかなければならないことがあってね」

社長「前も話した律子君の竜宮小町のことなんだが」

俺「あぁ、覚えてます覚えてます」

社長「そのリーダーに水瀬君を起用することになった」

俺「え…」

律子「…」


30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:39:55.20 ID:ImGFrN2P0

社長「俺君のおかげで水瀬君の人気も出てきた。今、彼女しかないんだ」

俺「そうですか…いや、むしろ伊織も本望だと思います。アイドルらしい仕事ができて…」

律子「俺君…」

俺「いや、いいですよ。俺が力不足だった。それだけのことです」

俺「伊織が来たら連れてきます。それでは失礼します」 ガチャ

俺(はぁ…これからだと思ってたんだがなぁ…)

俺(仕方ないよなー…)


31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:41:26.80 ID:ImGFrN2P0

ダッダッダッ…ガチャ

伊織「俺ー、おはよう!」

俺「ん?あ、伊織おはよう」

伊織「実はね、---が---で、それでー…って聞いてるの?」

俺「ん?あぁ、聞いてるぞ。それより伊織、大事な話がある。ちょっと来てくれ」

伊織「何よ改まって、ま、なんでもこいっての♪」

ガチャッ

俺「社長、伊織連れてきました」

社長「おお、水瀬君、ちょっとこっちへ」

伊織「?」

俺「それでは失礼します」ガチャッ


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:42:39.92 ID:ImGFrN2P0

これでいいんだ。伊織のやりたいことができる!これでいいんだよ!

伊織がこれで笑顔になれるなら俺はそれで…いいんだ…いいんだ…

伊織「…っと!なんでよ!こんなのイヤ!いきなりすぎよ!」バンッ

俺「伊織…」

伊織「もう……ない!………だから!」ガチャッバンッッ

ダッダッダッ

俺「伊織!おいちょっと待てよ!」

律子「伊織!」

俺「俺伊織追いかけてきます!」オイイオリー!


33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:44:08.59 ID:ImGFrN2P0

伊織(何よどいつもこいつも…!!)

伊織(信じらんないわよ…誰も…誰も…)

伊織(そう、誰も、誰も信じられない…)

俺「伊織!!」

伊織「お、俺…俺ぇ…」ポロ

俺「伊織…」

伊織「なんで、なんでこうなっちゃったんだろう、ね…」

俺「それは、俺の力不足、だったんだよ…俺が悪いんだ」

伊織「…迷惑かけてるのは私の方、よね。きっと」


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:45:42.37 ID:ImGFrN2P0

伊織「ごめん、ごめんなさい!私ちゃんと頑張るから!」ニコッ

俺「伊織…」

伊織「ちゃんと私の活躍見ててよね!見てないと許さないわよ!」

俺「あ、あぁ。頼んだぞ!」

伊織「このスーパーアイドル伊織ちゃんに任せなさい!ほら、事務所に戻りましょ」

俺「ここまできたのは誰のせいだと…」

伊織「ほら、はやく~!」

俺(よかった、なんだかんだで嬉しいんだろうな)


35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:47:28.24 ID:ImGFrN2P0

律子プロデュースの竜宮小町は見事に大成功。伊織の笑顔も増えていった。

俺の方も別の子のプロデュースを開始してまた、1ヶ月がたとうとしていた。

それらがあって俺と伊織のすれ違いはどんどん増えていった。

そんなある日のこと。また一人、竜宮小町のプロデューサーとして就くことになった。

社長「それじゃあよろしく頼むよ、…君」

「はい、よろしくお願いします!精一杯がんばります!」


社長「きっとこれで竜宮小町はもっといいものになるだろう」


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:48:49.62 ID:ImGFrN2P0

律子「伊織ー亜美ー、あずささーん、ちょっと集合ー!」

亜美「ありあり~?どうしたのかな~?」

あずさ「はいはい」

伊織「何よ、急に」

律子「実は、竜宮のスタッフが増えることになりましたー!」

三人「おおーっ!」

律子「それじゃあ入ってくださいー」

ガチャッ


37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:50:17.87 ID:ImGFrN2P0

律子「それじゃあ自己紹介よろしく頼むわよ」

「今日から竜宮小町のプロデューサーとして一緒に働くことになりました、俺です」

俺「よろしくお願いします!!!」


伊織「お…」







伊織「俺ぇええええええええええ!!!」




おしまい


42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/06(火) 23:56:44.48 ID:CZPdrLwV0

いおりんかわいい


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