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ドラッグ オン ドラグーン3 討鬼伝

魔王姉妹「「今日は何をしようかしら」」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/24(土) 22:58:10.32 ID:KArno6100

魔王妹「姉様、今日は暇ですね」

魔王姉「そうね、最近は勇者も来ないわ」

魔王妹「きっと姉様がやり過ぎたせいです」

魔王姉「邪魔だから死体を転送してあげただけじゃない、バラバラだったけど」

魔王妹「それはそうですが、あまり間が空くと気が抜けてしまいますね」

魔王姉「それなら私を相手に魔法の練習はいかがかしら?」

魔王妹「そんな不毛で無謀なことはしたくありません」

魔王姉「あら、残念。せっかく妹で遊ぼうとしたのに」

魔王妹「……私と遊ぶではなく?」

魔王姉「あなたで遊ぶ。間違ってないわ。

    こら、待ちなさい。魔王からは逃げられないわよ」


2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/24(土) 23:02:19.03 ID:KArno6100

魔王妹「姉様に捕まると大変なのです、ひたすら髪を撫でたり手を繋いできたり。
 
    いや、拒まない私も悪いのですが。

    私が恥ずかしがっているのに、姉様は私を抱きしめると落ち着くみたいで。

    すこし、癪です。

    いつか機会があったら反撃してみましょう」



魔王姉「いつかじゃなくて今からでもいいのよ?」

魔王妹「ね、姉様、いつの間に……」

魔王姉「いつからだと思う?」

魔王妹「さ、最初から、かな?」

魔王姉「わかってるじゃない」


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/24(土) 23:07:02.64 ID:KArno6100

魔王姉「私の妹は可愛い、素晴らしい抱き心地。

    何万の軍勢が来ようとも妹だけは守る、城も国も捨てる。

    まぁ億の軍勢だろうが返り討ちにする自信はあるけれども。

    この綺麗な髪を整えている時間が幸せすぎてどうしようもない」

魔王妹「……」

魔王姉「無言で照れている我が妹、やはり可愛い」


7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/24(土) 23:10:40.41 ID:KArno6100

魔王妹「あれ。姉様、勇者が来たみたいです」

魔王姉「……この至福の時を邪魔するとは、なんと無粋な」

魔王妹「片付けてきましょうか?」

魔王姉「私が始末する、少し苛ついたからじっくり嬲ってくるわ」

魔王妹「可愛そうな今回の勇者さま」


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/24(土) 23:15:42.78 ID:KArno6100

魔王妹「お疲れ様です、早かったですね」

魔王姉「玉座まで辿り着いたから少しは話でもと思ったのだけど……」

魔王妹「何か気に障ることでも?」

魔王姉「とても顔が醜かったの、記憶に残ってしまう前に消し炭にしたわ」

魔王妹「それだけでですか」

魔王姉「私に葬られて勇者も本望のはずよ」

魔王妹「まぁじっくり処刑されるよりもよかったでしょうね」


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/24(土) 23:18:59.00 ID:KArno6100

魔王姉「あら、私が行っている間に勉強をしていたのね」

魔王妹「まだまだ読まなければならない本が多いので」

魔王姉「私が隣で読んであげましょうか」

魔王妹「え、遠慮しておきます」

魔王姉「仕方ないわね……私も仕事してきましょうか」

魔王妹「そうです、私で遊んでばかりじゃいけません」

魔王姉「はいはい、たまには王らしいこともしないとね」


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/24(土) 23:22:04.42 ID:KArno6100

魔王姉「……」

魔王妹「黙々と仕事をしている姿は凛々しいんですけどね……」

魔王姉「……」

魔王妹「どうして私のことになるとおかしくなっちゃうんですかね」

魔王姉「それは妹が可愛いからよ」

魔王妹「地獄耳ですか」


14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/24(土) 23:26:05.61 ID:KArno6100

魔王妹「私も何かお仕事を手伝えたらよいのですが」

魔王姉「いいのよ、こんな面倒なこと二人でやること無いわ」

魔王妹「何とも手持ち無沙汰でして……」

魔王姉「じゃあ私の膝に座って仕事を見ていなさい、勉強になるわよ」

魔王妹「そんなことしたら姉様の仕事は捗らないのでは?」

魔王姉「そうね、まったく集中できないと思うわ」

魔王妹「部屋で勉強を続けますね」

魔王姉「あらあら、冗談よ。和むからここにいてちょうだい」


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/24(土) 23:29:19.12 ID:KArno6100

魔王妹「結局、昨日も本を読んで過ごしてしまいました」

魔王姉「退屈を凌ぐのも難しいわね……」

魔王妹「今日は何をしましょう」

魔王姉「奴隷で遊ぶとか」


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/24(土) 23:33:29.61 ID:KArno6100

魔王姉「どこかの国では本当に趣味で人柱を作っているらしいわね」

魔王妹「それはどういったもので?」

魔王姉「まず目と喉を潰し耳を埋める、そうしてから体を壁に貼り付け燭台を突き刺す」

魔王妹「ふむふむ、何処に刺すかでセンスが問われそうですね」

魔王姉「そうすると抵抗する気力も無く立ち続けるみたいね、呻き声はあるかもしれないけど」

魔王妹「なかなか残酷です」

魔王姉「整列して並ばせて辛うじて生きている状態ってところがポイントよ」

魔王妹「ちょっと歪んだ征服欲になるんでしょうか」


19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/24(土) 23:36:19.81 ID:KArno6100

魔王姉「まぁ私はそんな面倒なことしないけどね」

魔王妹「じゃあ何をして奴隷で遊ぶんですか?」

魔王姉「随分前に来た可愛い勇者がいたのを思い出したわ」

魔王妹「ああ、あの幼い少年」

魔王姉「メイド達がちゃんと世話してるか見てくるわね」

魔王妹「そういって着せ替え人形にするんですね、これで何回目ですか」

魔王姉「私の貢物にいいドレスがあったのよ、着せてあげないとね、ふふ」

魔王妹「あの子、いつも恥ずかしさで泣いてますよ」

魔王姉「ああいう顔をするからもっと虐めたくなるのよね。可愛いわぁ」


22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/24(土) 23:40:41.41 ID:KArno6100

魔王妹「姉様、お楽しみのところすみません。別の勇者が攻めてきました」

魔王姉「……最近の勇者はタイミングが悪いわね、いいわ行ってくる」

魔王妹「はい、行ってらっしゃいませ」

魔王姉「今日は終わりにしてあげるわ、また楽しみにしてなさい勇者ちゃん」

魔王妹「うちの姉がすみませんね……でも似合ってますよ、くす」


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/24(土) 23:45:19.27 ID:KArno6100

魔王姉「妹、ちょっと面白いから来てみなさい」

魔王妹「この貧相な勇者がどうかしましたか?」

魔王姉「生意気にも魔法を無効化するっていう盾を持っているの」

魔王妹「大変な装備じゃないですか、速く直接しとめないと」

魔王姉「お待ちなさい、それだと詰まらないし手が血で汚れてしまうじゃない。

魔王妹「姉様、何をお考えで?」

魔王姉「私達が全力で魔法を唱える相手なんていないでしょう。

    目の前の相手で存分に練習しましょう、たまには疲れるまで体を動かさないと」

魔王妹「悲惨な勇者さまです……」


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/24(土) 23:49:05.52 ID:KArno6100

魔王妹「凄いです、姉様。本当にこの盾は壊れませんねっ」

魔王姉「でしょう? 私もちょっと夢中になってしまったわ」

魔王妹「楽しいけど流石に疲れました……」

魔王姉「それじゃあ終わりにしましょうか、すっかり日が暮れてしまったわ」

魔王妹「因みにどうやってこちらの勇者さんを仕留めるんですか?」

魔王姉「……ごめんなさい、考えてなかったわ」



25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/24(土) 23:53:11.18 ID:KArno6100

魔王妹「姉様はたまにうっかりさんです」

魔王姉「ごめんね、一人でやるから……先に下がってなさい」

魔王妹「手伝いましょうか?」

魔王姉「両腕を切り落とせば盾も装備できないでしょう、それぐらいなら……はぁ私も間抜けね」

魔王妹「元気出して頑張ってください」

魔王姉「はーい……それじゃあ勇者さん、暇つぶしに付き合ってくれて感謝するわ、さようなら」


27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/24(土) 23:57:32.93 ID:KArno6100

魔王姉「はぁ……手が汚れてしまったわ」

魔王妹「お疲れ様です、姉様」

魔王姉「ありがとう。今日はもう湯を浴びて休むわ」

魔王妹「それでですね、私は姉様をお待ちしておりまして……」

魔王姉「え?」

魔王妹「背中、お流しいたします。血まみれの手で髪を洗って匂いでも移ったら大変です」

魔王姉「い、妹……」

魔王妹「それに、いつも髪を洗ってもらっているので、たまには私から……えへへ」

魔王姉「あぁ抱きしめたいのに汚れてしまうからできないわ、もどかしいわ」


29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/25(日) 00:01:39.50 ID:VwsQmjHm0

魔王妹「普段の姉様は冷静で威厳もたっぷりなのに……」

魔王姉「ふー……気持ちいいわ」

魔王妹「こんな表情の姉様を見られるのは私だけですね」

魔王姉「だって大好きなあなただから」

魔王妹「はいはい、泡を流しますよ、目を瞑って」



魔王姉「私が目を閉じている間、真っ赤な顔してたでしょ?」

魔王妹「そんなことありません、例えそうでもお風呂なら不自然ではありません」

魔王姉「ふふ、そうね。私もそう思うわ」


30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/25(日) 00:05:29.57 ID:VwsQmjHm0

魔王妹「毎回思うことに、姉妹でどうしてこんなにも体格差があるのでしょう……」

魔王姉「妹もすぐに大きくなるわ、これからよ」

魔王妹「……自分の体を見てもそう思えません」

魔王姉「あら、私は身長の話かと思っていたのに胸なの?」

魔王妹「えっ」

魔王姉「妹もそんなことを気にする年頃なのね」

魔王妹「あ、あの」

魔王姉「試しに私の胸を揉んでみる?」

魔王妹「しませんっ」


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/25(日) 00:09:05.24 ID:VwsQmjHm0

魔王姉「ふぅ……風呂上りの夜風が心地良いわね……」

魔王妹「テラスにワインを用意させておきました、お気に入りのソファも」

魔王姉「あら、気が利くわね」

魔王妹「今日はお疲れでしょうから」

魔王姉「色は白ね」

魔王妹「今日は赤黒い色を見すぎたでしょうから」

魔王姉「あなたって私専属のメイドみたい」

魔王妹「妹です」


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/25(日) 00:14:18.24 ID:VwsQmjHm0

魔王姉「妹も飲んでみる?」

魔王妹「遠慮します……まだまだ子供なので」

魔王姉「それは残念だわ、今日は喉が渇いたからすごく美味しいの」

魔王妹「でも、私が飲んだら誰も姉様を介抱できません」

魔王姉「そんなに気を使わなくてもいいのよ、好きなときに好きなことを出来るのが魔王よ」

魔王妹「んー……」

魔王姉「今、妹は何をしたい?」

魔王妹「……お酒は飲めないけど、姉様の傍にいたいです」

魔王姉「その台詞は可愛すぎるわ、小悪魔ね」

魔王妹「姉様の妹ですから、間違ってないかもしれません」

魔王姉「ふふ、今夜は楽しくなりそう」


37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/25(日) 00:18:09.41 ID:VwsQmjHm0

魔王姉「妹、口をあーんしなさい」

魔王妹「あ、あーん……」

魔王姉「美味しい? 南国で取れた果実を氷づけにして運ばせたものよ」

魔王妹「不思議な食感で、じわーって甘味が口に広がって美味しいです」

魔王姉「そうなの、私も味わってみたいわ」

魔王妹「お代わりも一杯ありますよ」

魔王姉「違うわ、その答えは違うのよ妹」

魔王妹「正解とは?」

魔王姉「あーん」

魔王妹「甘えん坊な姉様ですね……もうっ」


38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/25(日) 00:22:31.57 ID:VwsQmjHm0

魔王姉「だってこんなに気持ちの良い月夜なんですもの」

魔王妹「羽目を外したくなりますか?」

魔王姉「外すのとは違うわ、私は何も我慢しない。思うままに生きているだけよ」

魔王妹「と言われましても……」

魔王姉「だからね、今はただあなたに甘えてみたいだけ」

魔王妹「さっきから私の肩を抱いているのに?」

魔王姉「あらあら、そうね。確かにこれではおかしいわ。

    それじゃあ膝枕して私の頭を撫でなさい、機会があったら反撃したかったのでしょう?」



40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/25(日) 00:26:59.78 ID:VwsQmjHm0

魔王妹「な、撫でますよ」

魔王姉「何を緊張しているのかしら、ふふ」

魔王妹「姉様もお顔が赤いですよっ」

魔王姉「私? 私はお酒のせいよ、ええ」

魔王妹「姉様の意地悪……」

魔王姉「ふぅ……妹の手は小さいのね」

魔王妹「そうですか? 自分ではよく分かりません」

魔王姉「小さい分、いっぱい私を撫でなさいな」

魔王妹「楽しそうですね……姉様」

魔王姉「とってもね」


42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/25(日) 00:30:41.12 ID:VwsQmjHm0

魔王姉「幸せ」

魔王妹「ご満悦ですね」

魔王姉「幸せ過ぎて眠くなってきたわ」

魔王妹「それもお酒のせいですよ」

魔王姉「手は離さないでいてね」

魔王妹「そのまま寝ないでください、部屋に戻りましょう、ね? もしもし、姉様? もしもーし」



魔王妹「……身動きとれませんね」

魔王姉「すー」


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/25(日) 00:35:20.71 ID:VwsQmjHm0

書き溜め終了、暇を潰せて眠くなったから終わりにする
あまり需要もなさそうだ……


47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/25(日) 00:42:51.51 ID:l59Pv0cD0

終わりかい


48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/25(日) 00:47:53.79 ID:QxykLc+E0

やべぇ・・・。マジやべえ・・・。


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/09/25(日) 00:53:15.94 ID:AJQtfB0p0

姉妹百合は最高やでぇ


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