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ドラッグ オン ドラグーン3 討鬼伝

セイバー『問おう。貴方が私のマスターか?』士郎「もっと低音だな」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 09:49:16.40 ID:35iroiR20

セイバー『問おう。貴方が私のマスターか?」

士郎「むずかしいなぁ。このボーカロイド。マジ、調整糞すぎ」

セイバー『問おう。貴方が私のマスターか?』

士郎「間に合うか……声配戦争に……」


大河「最近、士郎が部屋から出てこないの。どうにかできないかしら?」

桜「先輩……」


Fate/stay night セイバー 約束された勝利の剣 エクスカリバー (1/7スケールPVC塗装済み完成品)
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4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 09:50:49.11 ID:LnLqfo8Q0



ワロタ





8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 09:52:30.37 ID:35iroiR20



士郎「ここでビブラートにしてっと……」



セイバー『あぁぁ~♪』



士郎「なんか違うな……」



士郎「……もっと高音か?」



セイバー『あ~~~~』



士郎「違うな……くそ」





大河「桜ちゃん、どうにかしてくれない?士郎の部屋から変な声も聞こえるし」



桜「わ、分かりました。話してみます」



大河「お願いね」





13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 09:56:09.46 ID:35iroiR20



士郎「こんなことならアーチャータイプにしとけばよかった……声優買いしたのは間違いだったな……」



セイバー『あ~~~♪』



士郎「ダメだ……少し休憩しよう」



桜「あの……先輩?」



士郎「え……桜か?」



桜「はい。入ってもいいですか?」



士郎「あ、ああ」



桜「失礼します。―――先輩、一体なにを?」



士郎「あ、ああ。これだ」



桜「それは……ボーカロイド!?」





16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 09:59:32.92 ID:35iroiR20



士郎「知ってるのか?」



桜「あ、は、はい……ニュース何度か……」



士郎「そうか……いや、今度大手動画配信サイトで『声配戦争』があるだろ?あれに応募しようかと思ってさ」



桜「そ、そうなんですか?」



士郎「ああ。あれで優勝したらCDデビューができるんだ」



桜「へ、へえ……」



士郎「これで俺も印税生活ができると思うと、今からワクワクする」



桜「そ、そうですか……」



桜(まさか、先輩も参戦するなんて……これは注意しておかないと……)





21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 10:05:43.38 ID:35iroiR20



士郎「でも、セイバータイプは調整が難しくてさ、中々上手くいかないんだ」



桜「そうですね。かなり複雑に調整できるだけに作り込むことができればかなり人間の声に近づけるんですけど」



士郎「やっぱり素人は普通にキャスタータイプにしておけばよかったか……」



桜「……先輩。曲を作るのもも良いですけど、学校にはきちんといったほうがいいですよ?」



士郎「む……そうか」



桜「藤村先生も心配してますし」



士郎「分かった。明日はいくことにする。どうせ、まだまだ完成しそうにないからな」



桜「はい」



士郎「……はぁ……この大絶賛されている『赤い悪魔』って人みたいになりたいなぁ」



桜「……その人、そんなにいいですか?」



士郎「え?うん、良いと思うけど?とくに、この『裏表アーチャーズ』とか」



桜「……私はそうは思いません。失礼しました」



士郎「桜……?なんか不機嫌になったな」





25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 10:09:30.67 ID:35iroiR20



桜(ボヤボヤしていられない……早く帰ろう)



大河「桜ちゃん、もう帰るの?」



桜「はい。先輩はちゃんと学校にいくっていってましたから」



大河「そう……」



桜(早く兄さんからライダーを取り返さないと……!!)



大河「またねー」



桜「はい。お邪魔しました」



士郎「――藤ねえ、腹減ったならなんか作るぞ?」



大河「あ、うん。じゃあ、お願い」



士郎「わかった」



大河「士郎?学校にちゃんときなさいよ?」



士郎「わかってるよ」





26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 10:12:32.65 ID:35iroiR20



―翌日 学校―



士郎「はぁ……」



「あ、遠坂さんだ!」



「やっぱり素敵だよね~」



凛「御機嫌よう」



「きゃーおはようございます!!」



士郎「……遠坂か」



士郎「確かに美人だよな……アイツ」



凛「……ん?」



士郎「あ、意外と朝が早いんだな、遠坂って」



凛「……」





27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 10:19:12.69 ID:35iroiR20



―昼休み―



慎二「えみや~」



士郎「なんだよ」



慎二「これ、僕のライダーに歌わせた新曲なんだ。聞いてみるか?」



士郎「む……参考までにききたい」



慎二「これ、かなりの自信作でさぁ、今度の声配戦争に出典しようかと思ってるぐらいなんだ」



士郎「へえ、そんな曲を聞かせてくれるのか?」



慎二「ああ、いいぜ。聞いてくれよ。僕の渾身の一曲『間桐慎二の消失』をさぁ!!」



士郎「……」



―――僕は生まれ そして気づく



所詮 桜の真似事だ



知ってなお強がり続ける



短命の歌



「マトウシンジ」



士郎「曲が速すぎてなんていってるのかわからないぞ?」





28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 10:22:04.37 ID:35iroiR20



―放課後―



士郎「慎二みたいな曲はカルト的な人気は出るかもしれないけど」



士郎「俺はもっと万人受けするような曲を……」



凛「……」



士郎「ん?遠坂……?」



凛「……(キョロキョロ」



士郎「遠坂の奴、音楽室に何の用事が?」



士郎「あいつ、合唱部だったか?」





31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 10:25:49.42 ID:35iroiR20



凛「さてと……曲のイメージを……」



凛「ふんふーん♪」



士郎「……作曲?」



凛「―――半径~250センチは~♪」



士郎「歌いだした……」



凛「今から~ガンド使うから~うごかないで~♪」



士郎「……」



凛「……うん、まあ、良い感じかな?」



凛「これをアーチャーに歌わせれば……」



士郎「……遠坂」



凛「誰!?」





32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 10:29:17.45 ID:35iroiR20



士郎「あ、悪い。歌声が聞こえたからつい……」



凛「ぬかった……誰も来ないって安心してた……」



士郎「遠坂もボーカロイドやってるのか?」



凛「他言無用よ?」



士郎「なんでさ?」



凛「こんなオタクみたいことやってるって知られたくないの」



士郎「そうなのか……遠坂はもう長いのか?」



凛「ええ……3年ぐらいかしら」



士郎「なあ、遠坂」



凛「なに?」



士郎「よかったら俺に教えてくれないか?」



凛「なにを?」



士郎「ボーカロイドを」





34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 10:34:13.53 ID:35iroiR20



―衛宮邸―



凛「お邪魔します」



士郎「こっちだ」



凛「意外と大きな屋敷なのね」



士郎「でも、実質一人暮らしだから無駄に広いだけだな」



凛「ふーん」



士郎「あ、この部屋だ」



凛「どれどれ……」



士郎「遠坂、俺はセイバータイプにしたんだが、難してさ」



凛「馬鹿じゃないの?素人は普通、御しやすいキャスターかアサシンにするのが鉄則でしょう?」



士郎「知らなかったんだ」



凛「無知は罪よ?」



士郎「それを言われると言い返せないが」



凛「まあ、いいわ。協力してあげる。その代り、約束だからね、衛宮くん?」



士郎「昼の弁当だろ?わかった」





35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 10:38:15.26 ID:35iroiR20



凛「ありがとう。これで食費が浮くわね」



士郎「それでどっから始めたらいいんだ?」



凛「衛宮くんはまだ本当の初心者なの?」



士郎「多少の知識はある。色々調べたし、それに俺の父親は結構有名な作曲家だったんだ。だから、音楽のこともすこしぐらいはわかる」



凛「へえ、そうなの。でも、ボーカロイドに関しては素人同然でしょ?」



士郎「まあ、な」



凛「じゃあ、あそこに行った方が早いかもね」



士郎「あそこ?」



凛「案内してあげるわ」



士郎「どこに?」



凛「マスターが集う場所……教会にね」





36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 10:46:33.55 ID:35iroiR20



―教会―



イリヤ「じゃあ、バーサーカーの歌声じゃあラブソングは不向きだっていうの?!」



言峰「そうはいっておらん。ただ、相当な技量が必要となるといってるだけだ」



イリヤ「あら、アインツベルンの名を貶めるつもり?」



言峰「ふふ、そう怖い顔をするな、イリヤスフィール。事実を言ったまでだ。お前の技量を疑ってるわけではない」



イリヤ「まあいいわ。参考になったから。淑女としてお礼だけは述べさせていただきましょう。――ありがとう」



言峰「礼には及ばん。声配戦争実行委員として当然の対応だ。悩めるマスターを導くのが仕事だからな」



イリヤ「ふん……その言動で迷走させないようにね?」



言峰「肝に銘じておこう」



イリヤ「それじゃあ失礼」



言峰「ああ、また来ると良い」



ギル「ふはは……あれが名家アインツベルンか……美しい」



言峰「天才作曲家の血を継いだ彼女は、今回の声配戦争優勝候補の一角だ」



ギル「ふん……我に敵う奴等いるはずがない」



言峰「慢心するな、王よ。歌を評価するのは王でなく民だ。それを忘れては勝ち残れんぞ?」





40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 10:51:59.95 ID:35iroiR20



凛「――綺礼、いる?」



言峰「凛か……どうした?珍しいな」



凛「用があるのは私じゃないわ、こっち」



言峰「うん?」



士郎「ど、どうも」



言峰「彼は?」



凛「新しくボーカロイドを始めたの。基礎的なことを教えてあげて」



言峰「君も声配戦争に参加するのか?」



士郎「そのつもりだ」



言峰「名前は?」



士郎「衛宮士郎」



言峰「衛宮……?」



士郎「なんだ?」



言峰「いや……なんでもない」





42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 10:58:59.85 ID:35iroiR20



言峰「ボーカロイドの初歩を教えてほしいのだったな」



士郎「ああ、頼む」



言峰「よかろう。凛の頼みでは断れんしな」



士郎「遠坂と知り合いなのか?」



言峰「我が声配戦争実行委員会及び動画サイトの運営資金の約二割は凛の曲で賄われているほどだ」



士郎「どういうことだ?」



ギル「雑兵……よもや赤い悪魔をしらんわけではあるまい?」



士郎「赤い……悪魔だって!?」



言峰「凛の作る曲は多くの信者生み、動画サイトの有料会員を増やしたのだ」



凛「ちょっと……」



士郎「遠坂が……あの……?」



言峰「そう。前声配戦争優勝者でもある『赤い悪魔』は遠坂凛なのだよ」



士郎「そうなのか……」



凛「まあね。私は別に自分の作った曲をただ流しただけ。売れたいなんて思った事も無いわ」





44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 11:05:33.68 ID:35iroiR20



士郎「知らなかったとはいえ……俺って大変な奴に弟子入りしたのか……」



言峰「ほぅ?弟子をとったのか?」



凛「成り行きでね」



言峰「だがPCの扱いについては彼から教わったほうがいいのでないか?」



凛「綺礼?口は災いの元って昔の偉い人は言ったのよ?」



言峰「ふふ、別に隠すようなことでもあるまい」



士郎「どういうことだ?」



言峰「凛は極度の機械音痴でね。ボーカロイドの調律は毎回、執事にやらせているそうだ」



士郎「そうなのか。あの作曲ができるのはやっぱり凄いと思う」



凛「ふん……」



言峰「あ、すまない。ボーカロイドだったな。タイプは?」



士郎「セイバーだ」



言峰「よろしい。では、講義を始めようか」



士郎「はい」



言峰「最初はセイバーは何ができるのかというところからだが―――」





45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 11:09:04.44 ID:35iroiR20



言峰「――以上だ」



士郎「なるほど……」



言峰「まあ、また分からぬところがあればいつでもこい。ここは声配戦争参加者を支援する場からな」



士郎「ああ、わかった」



凛「それじゃあ、失礼するわ」



言峰「今年も期待しているぞ、凛?」



凛「ええ、期待してて」



言峰「では、幸あらんことを……」



凛「さよなら」



士郎「お邪魔しました」



言峰「衛宮……士郎か」



ギル「……」





46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 11:12:43.76 ID:35iroiR20



―橋―



士郎「なんとなくわかったようなって感じだな」



凛「あとは自分で繰り返し歌わせていけば要領がつかめてくるわ」



士郎「だといいけど」



バゼット「……」



士郎「ん?」



凛「どうしたの?」



士郎「あ、いや、綺麗な人がたってるなぁって」



バゼット「……」



凛「本当ね」



バゼット「……あの」



士郎「あ、はい?」



バゼット「教会はこの道であっているのでしょうか?」



士郎「ええ、はい」



バゼット「そうですか。感謝します」





55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 11:34:24.64 ID:35iroiR20



―衛宮邸―



士郎「こうか?」



セイバー『あ~~~~~~~』



凛「衛宮くんってへたくそね」



士郎「なんでさ!!じゃあ、遠坂がやってくれ!!」



凛「だから、私はPCとか触れないんだって!!」



セイバー『あ~♪』



士郎「その執事さんは?」



凛「さっき呼んだからそろそろ……」



雁夜「ごめんください……ここに凛お嬢様がいると」



凛「来たわ」





59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 11:38:59.50 ID:35iroiR20



士郎「あなたがいつも遠坂の曲をPCで?」



雁夜「ええ。お嬢様は何もできないですから」



凛「作詞作曲はやってるでしょう!?」



雁夜「調律の方が時間かかりますよ?お嬢様はすぐ文句言うし」



士郎「それ、なんか分かる」



雁夜「でしょう?」



凛「ちょっと!!」



雁夜「ああ、で、調律のコツか。任せてくれ」



士郎「お願いします」



雁夜「まずは……ここを―――」



凛(私も一応聞いとこう)





60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 11:48:03.10 ID:35iroiR20



セイバー『アホ毛、抜けてしまいそう~♪抜けるなんて、絶対に言えない~♪』



雁夜「こうなる」



士郎「すごい!!まるで本当に人が歌ってるみたいだ」



雁夜「セイバーは調律が難しい分、完成度は際限なく高められるからね」



士郎「ありがとうございます」



雁夜「お嬢様のよきライバルになることを祈っているよ」



士郎「遠坂の……」



凛「ここからはライバルね」



士郎「ああ」



凛「早く曲を仕上げることね。声配戦争予選は一ヶ月後なんだから」



士郎「その予選は一か月行われ、評価が高い順に7名を選出するんだろ?」



凛「そう。本戦も同じように行うけれど、公正を期す為に投票は一人一回まで」



士郎「その投票数が最も多いやつが優勝……そして作詞作曲家としてデビューか」



凛「お互い、頑張りましょうね」



士郎「ああ」





61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 11:54:00.42 ID:35iroiR20



士郎「最低でも二曲は作らないとダメか……」



士郎「歌詞か……」



士郎「難しいな」



セイバー『あ~~~♪』



士郎「……」



セイバー『まんこ~♪』



士郎「……」



セイバー『ちんこ~♪』



士郎「……」



セイバー『マスター、セックスしよ~♪』



士郎「ふぅ……思い浮かばないな」



士郎「少し散歩でもするか」





63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 12:01:15.11 ID:35iroiR20



―夜 坂道―



士郎「……」



イリヤ「Die Luft ist kuhl und es dunkelt♪」



士郎「なんだ……?」



イリヤ「あ、こんばんは」



士郎「こんばんは……君は?」



イリヤ「イリヤスフィール・フォン・アインツベルン」



士郎「……長いな」



イリヤ「ふふ……。Und ruhig fliest?? der Rhein~♪」



士郎「その歌は?」



イリヤ「子守唄……これをよく歌ってくれていたわ」



士郎「お母さん?」



イリヤ「うん」



士郎「優しい歌だな」



イリヤ「ありがとう、お兄ちゃん」





65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 12:07:00.45 ID:35iroiR20



士郎「ここで何を?」



イリヤ「今度の声配戦争に出典する歌を考えていたの」



士郎「君も?」



イリヤ「お兄ちゃんも?」



士郎「ああ。でもまだなにも作れてなくて」



イリヤ「早くしないと手遅れになっちゃうよ?」



士郎「それは分かってるんだけどな」



イリヤ「お兄ちゃんなら良い歌がつくれるよ」



士郎「そうか……?そうだといいけど」



イリヤ「……だって、キリツグの血が流れてるもんね?」



士郎「……え!?」



イリヤ「ふふ……お兄ちゃんは私の本当のお兄ちゃんなんだよ?」



士郎「な、なにを……?!」





66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 12:12:22.06 ID:35iroiR20



アイリ「イリヤ、ここにいたねの」



士郎「……あ」



イリヤ「ごめんなさい」



アイリ「この人は?」



イリヤ「お兄ちゃん」



アイリ「え?」



士郎「あ、あなたは?」



アイリ「貴方……キリツグの……?」



士郎「養子ですけど」



アイリ「……そう」



イリヤ「私たちを捨てたキリツグの息子なんかに、絶対負けないんだから」



士郎「え……」



イリヤ「声配戦争で優勝して私達の恨み歌でデビューしてやるんだから……」



士郎「……」



イリヤ「天国にいるキリツグまで届くくらいその曲を有名にしてみるわ」





69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 12:20:11.07 ID:35iroiR20



士郎「恨み歌か……」



宗一郎「……」



士郎「あ、先生」



宗一郎「衛宮か。こんな時間に外出は感心しないな」



士郎「すいません」



宗一郎「まあ、こちらも注意できる立場ではないか」



士郎「先生はなにを?」



宗一郎「……歌を考えていた」



士郎「歌?」



宗一郎「心に染み込み、耳に残る歌を」



士郎「……」



宗一郎「それではな」



士郎「あ、はい」



士郎「耳に残る歌か……」





70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 12:23:18.35 ID:+ZQkeUf+0



先生かっちょええ





73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 12:31:07.37 ID:35iroiR20



―衛宮邸―



士郎「……」



セイバー『あ~~~~♪』



士郎「……」



セイバー『オマーン湖♪』



士郎「ふぅ……どうするか」



士郎「あの歌を聞いてみるか……」



士郎「どこかに人気が出る要素があるはずだ」



―――良いこと尽くめの夢から覚めた 私の職場環境は



凛という得体の知れないものに犯されてしまいまして それからは



どうしようもなく行き場もなく家庭崩壊を保つだけのキャパシティなどが存在しているはずもないので



士郎「……これ、あの執事さんの作詞じゃないのか?」



士郎「裏表アーチャーズ……改めて聞くと深いな」





75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 12:37:48.49 ID:35iroiR20



―教会―



言峰「歌ができないか」



士郎「はい」



言峰「そればかりは私でも手に負えんな」



士郎「はぁ……」



バゼット「―――失礼する」



士郎「あの人は……」



言峰「また来たのか」



バゼット「ランサーを返して欲しい。あれは私が購入したものだ」



言峰「だそうだぞ?」



カレン「知りません」



バゼット「借りパクとはいい度胸だ、シスター」



カレン「借りパクとはなんたる下卑た言葉でしょう。ああ、神よお許しください」



バゼット「いいから、私のボーカロイド返せ!!」



士郎「……ソフトを盗られたのか?」





76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 12:43:44.42 ID:35iroiR20



カレン「まだ曲が出来てないのでお引き取りを」



バゼット「私だって出来てない!!」



カレン「それはそれはお気の毒さま」



バゼット「カレン……いい加減に……」



カレン「親友の間柄ではないですか」



バゼット「悪友だ」



カレン「あ、そうですか。それは安心しました」



バゼット「……」



言峰「バゼット、これでも飲んで落ち着きたまえ」



バゼット「なんだこれは?」



言峰「野菜ジュースだ」



バゼット「こんなもの今は必要ない!!」



士郎「野菜ジュース……」



士郎「野菜……ぱっぴっぽー……いいな」





77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 12:50:40.95 ID:35iroiR20



―二週間後―



士郎「できた……よし」



士郎「これを予選で出典する曲にするか」



セイバー『さあ見ろ お前好きだろ? 野菜セイバー』



セイバー『私は野菜 いま決めた』



セイバー『だから見てて 私の野菜っぷりを』



セイバー『価格は200円』



士郎「これぐらいシュールな方が受けるだろう」



士郎「よし、動画サイトにアップだ」





80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 12:58:01.25 ID:35iroiR20



―アインツベルン城―



イリヤ「さあ、バーサーカー!!歌いなさい!!」



バーサーカー『いつもワシのイリヤがお世話になっているようで』



バーサーカー『世話してくれたやつらは 撲殺、惨殺』



バーサーカー『その過ちを決して忘れないように 内に秘めた想いと共に 殺してみました』



バーサーカー『断末魔はもうやめてくれ、ころさないでくれ』



イリヤ「ふふふ……これで勝てるわ!!」



アイリ「イリヤ……立派になったわね」





83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 13:04:40.15 ID:35iroiR20



―柳洞寺―



宗一郎「よし……」



宗一郎「いくぞ……キャスター」



キャスター『右肩にかなり違和感 五十肩はまだ早すぎるはず』



キャスター『切ないという感傷浸る』



キャスター『響く痛み 不快な音』



宗一郎「うむ」



宗一郎「これなら……なんとかなりそうだ」





84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 13:06:08.55 ID:IfBB2dZ60



ならねーよwwwwwwwwwwww





87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 13:13:11.51 ID:35iroiR20



―バゼットの隠れ家―



バゼット「はぁ……なんとか間に合った」



バゼット「ランサー……」



バゼット「私の想いを……!!」



ランサー『空を駆けるゲイボルグ!!!』



ランサー『燃える想いをのせて!!』



ランサー『悲しみと憎しみを 貫いてゆけ!!』



ランサー『お前の胸にゲイボルグ!!絶対逃げられないデスティニー!!!』



ランサー『何億光年の彼方へも 突撃ゲイボルグ!!!』



バゼット「よし……これなら……」



バゼット「絶対、勝ちましょう。ランサー」





88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 13:15:17.31 ID:xPthh6V30



熱いなおいwwwwwwwwwww





91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 13:20:34.29 ID:35iroiR20



―間桐邸―



桜「……」



桜「できた……聞いてみよう」



ライダー『兄さん☆ラストフィーバー はじけた血肉がキモイの』



ライダー『嫌なこと何もかもこれで忘れて』



ライダー『爺さん★ラストフィーバー 私がトドメを刺すから』



ライダー『少しでも資産を使ったら ダメダメよ☆』



桜「うん……完璧」



桜「この曲なら……姉さんとも戦える」



桜「姉さん……絶対に勝ちますよ」





96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 13:28:30.49 ID:35iroiR20



―遠坂邸―



凛「できた?」



雁夜「はい」



凛「聞かせて」



アーチャー『ただ見守るだけでよかった このままでいたかった』



アーチャー『ただ見守っていたら妹が通い妻になっていた』



アーチャー『私の好きな人が妹に汚されて行くのを 許せないと一言つぶやいて殺そうと思った』



アーチャー『半径250キロはこのガンドの届く距離』



アーチャー『今から撃ちまくりますので動かないでください』



雁夜「どうですか?」



凛「いいわ。最高。ありがとう」



凛「衛宮くん……私に勝てるかしら……ふふ」





98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 13:35:28.85 ID:35iroiR20



―教会―



ギル「ふははははは!!!ついにできたぞ!!!!」



言峰「どれどれ?」



ギル「聞いて驚け」



アサシン『好きだよと言ってほしいの もっと子どもを抱きしめてみたい』



アサシン『子どもの小さな果実を』



アサシン『もぎ取っていいのは我だけよ』



言峰「なるほど……良い感じだな」



ギル「我のことをストレートに表現した最高の歌だ!!ふはははは!!!」



言峰「これは票開票が楽しみだな」



ギル「ふふん……我が勝つに決まっておろう!!」





101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 13:41:05.91 ID:35iroiR20



―1ヶ月後―



士郎「そういえば……今日が予選通過突破者の発表だったな」



士郎「よし……」



士郎「……」



セイバー『おちんこー♪』



士郎「あった!!俺の曲はギリギリ7位だ!!」



士郎「よし……見えてきたぞ……!!」



士郎「夢の印税生活が!!」



セイバー『おまんこー♪』





104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 13:45:20.48 ID:35iroiR20



―遠坂邸―



凛「どうだった?」



雁夜「は……凛お嬢様は……」



凛「……」



雁夜「1位でした」



凛「ふ、ふん……当然の結果ね」





―間桐邸―



桜「私は……」



桜「あ、あれ……ない!?な、なんで!?!」



桜「もっと……怨みを込めるべきだったということなの……!!」





―アインツベルン城―



イリヤ「さてと……余裕の1位……あれ?名前が……ない……」



イリヤ「そんなはずない!!どうして!?どうしてどこにも私の名前がないの!?!」



アイリ「イリヤ……可哀想な子……」





108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 13:50:55.22 ID:35iroiR20



―柳洞寺―



宗一郎「さて……結果は……」



宗一郎「む……予選落ちか」



宗一郎「誰の謀略だ……」





―バゼットの隠れ家―



バゼット「―――お願い、予選突破していて!!」



バゼット「そ、そうだ。こういうときはお婆ちゃんから教わったおまじないを。――アンセラー……フラガラック!!」



バゼット「……あ、あった!!6位だ!!」



バゼット「よかったぁ……」





―教会―



カレン「ふふ……よかった」



言峰「ふむ……順当なところだな」



ギル「なぜだぁぁ!!なぜ我の名前がないぃぃぃ!!!」



カレン「さあ、本番はここから……楽しくなってきましたね」





110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 13:56:58.10 ID:35iroiR20



―衛宮邸―



士郎「本戦は3週間後か……」



士郎「それまでに新曲を作らないと……」



士郎「でも……俺に前曲を上回るものをつくれるのか……?」



士郎「教えてくれ……セイバー」



セイバー『……』



士郎「……」



セイバー『大丈夫、だよー、マス、ターならーやっれっるよー』



士郎「そうだな……俺、諦めない」



士郎「最後までセイバーと戦うからな」



セイバー『……』



士郎「……」



セイバー『マスター素敵抱いて』



士郎「よしよし、可愛い奴め」





114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 14:06:00.22 ID:35iroiR20



―路地裏―



さつき「よーし!!本戦用の曲ができたよー!!」



さつき「きいてみよっと」



バーサーカー『噛みつくぞ やさぐれてる トマトジュースは苦手なの』



バーサーカー『全く報われない所為ね』



バーサーカー『血がそこにあるのならば 吸いたいと思う 普通でしょ?』



バーサーカー『全部吸わせてよ あなたの血なら根こそぎ行ける気がする』



バーサーカー『ずっと恋しくて血液 制服だけど駆けて行くわ』



バーサーカー『魔法よ時間を止めてよ シスターに殺されちゃうわ』



さつき「うん!良い感じ!!」



さつき「見ててね遠野君!!私、頑張ってるよ!!」





119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 14:11:01.05 ID:35iroiR20



―ホテル―



アルクェイド「でーきた!!」



アルクェイド「これで本戦も余裕でしょ!!」



アルクェイド「テストテスト♪」



アサシン『せかーいでー一番のおひめさま』



アサシン『気がついて ねえねえ』



アサシン『バラバラにするなんて論外よ』



アサシン『わたしを誰だと思ってるの?』



アサシン『もう何だか 18分割にされてるし』



アサシン『いみわかんない!!』



アルクェイド「こんなもんかぁ」



アルクェイド「よし、もう寝よっと」





121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 14:15:02.83 ID:35iroiR20



―教会―



カレン「ふふ」



カレン「では……聞いてみましょうか」



ランサー『ミラクルペッティング 奇跡のショータイム』



ランサー『魔法の一筆で 筆おろしして』



ランサー『爪の先まで全て 私色に染めて』



カレン「はい、合格です」



カレン「責められるのが好きな殿方には好評を得るでしょう」



カレン「ああ、楽しみ」





123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 14:23:19.93 ID:35iroiR20



―バゼットの隠れ家―



バゼット「よ、よし」



バゼット「これは……最高傑作の予感」



バゼット「……歌って、ランサー」



ランサー『24時間蠢いてる俺 ゲイ!ボルグ!突き抜ける!!』



ランサー『非常事態 宝具が効かない ゲイ!ボルグ! 困ってる!!』



ランサー『目がくらみそうな 青い俺も この世から消えてしまう つ・い・て・な・い!!』



ランサー『HOLY LONELY LIGHT!! ヤバい また死んじゃう!!』



ランサー『HEAVY LONELY NIGHT!! 闇の中から相手を狙い撃て!!』



バゼット「カレン……私のランサーのほうが上であることを証明してみせます」



バゼット「ランサー……」





126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 14:31:03.32 ID:35iroiR20



―遠坂邸―



凛「できた?」



雁夜「はい」



凛「お願い」



雁夜「はっ」



アーチャー『リアルな一線超えるみせるわ あなたのために』



アーチャー『わたし、受け身になってあげるの』



アーチャー『でもね 責めるのが 大好きだから それが趣味なの』



アーチャー『あなたを壊してみせるから』



凛「……まあ、いいんじゃない?」



雁夜「衛宮士郎がどこまで来るか……ですね」



凛「ふん……衛宮くんなんてどうでもいいわ」



凛「どうでも……」





127: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 14:38:41.68 ID:35iroiR20



―衛宮邸―



士郎「完成だ……」



士郎「セイバー……よくやったな」



士郎「少し、きいてみるか」



セイバー『魔法の限界を超えて 私は来たんだよ アホ毛はついてないけど できればほしいな』



セイバー『あのね早く 魔力補充してよ どうしたの? そんなに見つめられても 困るんですが』



セイバー『アルトリアにしてあげる♪魔力はまだか 頑張れよ』



セイバー『アルトリアにしてあげる♪だからちょっと食費覚悟しててよね』



セイバー『アルトリアにしてやんよ♪魔力は足りてないけれど』



セイバー『アルトリアにしてやんよ♪だからご飯は大盛りにしてね』



士郎「できることだけのやった」



士郎「あとは……戦うだけだ!!」





130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 14:44:59.39 ID:35iroiR20



―教会―



言峰「……」



言峰「ふっ……」



アーチャー『この世界の行く末』



アーチャー『わたしの産声』



アーチャー『届いているかな 響いているかな』



アーチャー『この憎悪をどうしようか』



アーチャー『人間、嫌いだ』



アーチャー『殺してしまおうか いや食ってしまおうか』



言峰「……」



言峰「実行委員会枠はかならず一つだけあるのだよ、王」



ギル「言峰……!!」



言峰「この歌をずっと発表したかった……あのキリツグに聞かせたくて」



言峰「だがアイツは死んだ。しかし、奴の意思を継ぐ者が現れた!!」



言峰「この機会にこの曲を出さなくてどうする。すまんな、王。私のために犠牲になってくれて」





133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 14:49:42.40 ID:35iroiR20



―1ヶ月後―



さつき「あー!!だめだぁ」



さつき「あぅえぐ……私の歌、遠野君に届けたかったなぁ」



さつき「聞いてくれた……?遠野君……」





―ホテル―



アルクェイド「あちゃー、2位かぁ」



アルクェイド「まあ、いいや。寝よう」





―教会―



言峰「……」



カレン「……」



ギル「ふははは!!!共に5位とは笑わせてくれるな!!ふはははは!!」



言峰「無念」



カレン「どうして……どうして……!!」





135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 14:53:44.39 ID:35iroiR20



―バゼットの隠れ家―



バゼット「はぁ……緊張してきた……」



バゼット「―――こんなときは」



バゼット「アンセラー……」



バゼット「フラガラック!!!」



バゼット「ふぅー」



バゼット「よし!!」



バゼット「――ない」



バゼット「一位じゃ……ない……」



バゼット「でも、カレンに勝てましたしよしとしましょう」



バゼット「ね、ランサー?」



ランサー『……』



バゼット「……」



ランサー『俺はマスターが傍にいるだけでいいぜ?優勝なんていらねえよ』



バゼット「ありがとう、ランサー」





137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 14:56:16.02 ID:35iroiR20



―衛宮邸―



士郎「よし……いくぞ……」



士郎「セイバー」



セイバー『……』



士郎「……」



セイバー『がんばって、士郎。大好きです』



士郎「ありがとう、セイバー」



士郎「……」



士郎「結果は―――」





138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 14:58:54.65 ID:35iroiR20



―遠坂邸―



雁夜「――お疲れさまでした」



凛「そうね」



雁夜「これからどちらへ?」



凛「少し出かけてくるわ」



雁夜「衛宮士郎のところですか?」



凛「……」



雁夜「彼をどうするつもりで?」



凛「関係ないでしょ」



雁夜「まあ、そうですが」



凛「じゃあ、行ってくる」



雁夜「はい」





143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 15:08:31.91 ID:35iroiR20



―衛宮邸―



士郎「遠坂……どうしたんだ?」



凛「別に。様子はどうかなって思って」



士郎「ああ……二年連続優勝おめでとう」



凛「ありがとう」



士郎「で、なんだ。自慢でもしに来たのか?」



凛「ねえ……私の作詞で曲を作ってみない?」



士郎「え……」



凛「衛宮君には才能がある。私にはそれがわかるの」



士郎「遠坂……」



凛「これからは……一緒に……」



士郎「……ああ。頼むよ、師匠」



凛「うん。いっぱい、こき使ってあげる」



士郎「それは怖いな」





147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 15:14:13.48 ID:35iroiR20



―1年後―



凛「士郎ー、次のオファーきちゃったけど、いける?」



士郎「ああ、なんとかなると思う」



凛「じゃあ、はい。そのアニメの主題歌は作ります。はい。それでは」



士郎「――よし。映画の主題歌は完成だ」



凛「ありがと、士郎」



士郎「いやいや、師匠には敵わないからな」



凛「ふふ……士郎?」



士郎「ん?」



凛「もっといっぱい……作ろうね?」



士郎「ああ……作ろう」



凛「一生、こき使ってあげる」



士郎「ああ、頼むよ」



凛「士郎……大好き」





END





148: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2011/11/11(金) 15:15:47.71 ID:7+GE7aRZ0



凛がヒロインとか・・・





























俺得





154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/11/11(金) 15:23:57.64 ID:zpBnnIKK0





だが桜ェ…





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