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ドラッグ オン ドラグーン3 討鬼伝

唯「ムギちゃんお金貸して~♪」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 21:34:21.95 ID:udCiKZXi0

紬「えっ?」

唯「ムギちゃんお金持ちじゃん。どうせお金余って仕方ないんでしょ? だから私が有効に使ってあげるよ!」

紬「でも、お金の貸し借りは、あんまりしたくないというか、その…」

唯「…チッ! うぜえんだよ沢庵!」

バシッ

紬「きゃっ!? い、痛いよ唯ちゃん!」

唯「お前なんか金出すくらいしか能がねえだろうが! 金ヅルは黙って財布やってりゃいいんだよ!」

紬「ひどい…唯ちゃんが私のことそんな風に思ってたなんて…」



あとよろしく。とにかくムギがいじめられる話が読みたい


16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 22:11:38.64 ID:rtMbswng0

律「なあムギ、今度の週末ムギんちの別荘で合宿したいんだけど」

紬「ごめんね~、週末は私都合が悪いんだ~」

律「いや…ムギの都合はどうでもいいんだよ。別荘使わせてもらえるかって聞いてんだよ。」

紬「だから私は行けないって…」

律「別にムギはいようがいまいがどうでもいいんだって!別荘貸せよ!なぁ!?」

紬「そんな…」グスッ


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 22:32:06.73 ID:QrpcXCwl0

律「覚悟はいいか?ムギ」

紬「いつでもどうぞ」

律「ほ、ほんとにいいんだな?」

紬「いいよ」

澪「ほら、こういうのは勢いが肝心だぞ」

唯「律っちゃん、頑張るんだよっ」

梓「ほら、ムギ先輩待ってますよ」

紬「どんとこーい!」


26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 22:36:08.73 ID:QrpcXCwl0

律「いくからな!本気で行くからなー!」

紬「はいっ」

唯「うーん、どきどきするぅ」

律「ほんとのほんとにいっちゃうぞ!?」

澪「いいから早くしろよ」

梓「律先輩、がんばです!」

律「よ、よし・・・いっちゃうかなーなんて」

紬「よろしくお願いしますっ」


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 22:41:08.16 ID:QrpcXCwl0

律「ほんとだよ?ほんとにいっちゃうんだよ?」

紬「いっちゃえ!」

梓「律先輩・・・すごい汗なんですけど」

唯「滝のような汗って、こーゆーことを言うんだねー」

澪「完全にプレッシャーに負けてるな」

律「ぬ、ぬぅぅん・・・みんなして勝手なコト言いやがってぇ」

紬「ほら、わたし待ってるから」


33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 22:47:38.88 ID:QrpcXCwl0

律「よ、よしっ!いっちゃるぅ!」

紬「よしこーい!」

律「よ、よよ、よし!」

律「すいませんでしたーっ」

澪「土下座しやがったっ」

唯「律っちゃん隊員にはガッカリだよっ」

梓「最初の勢いはドコいっちゃったんですか?」

律「そうは言ってもさぁ、なかなか出来ないって、ムギへの関西風ツッコミ」

紬「しょぼーん」


35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 22:53:06.04 ID:QrpcXCwl0

唯「ただ頭をスパーンってやればいいだけじゃないのー?」

紬「・・・そのスパーンを体験したいのに」

澪「まぁ、律はいつも叩かれてる方だからな」

梓「人選ミスってコトですか?」

律「・・・それだとおのずとやる人間は決まってくるよな」

澪「へ?」

唯「おぉー、澪ちゃんの出番だね」

澪「む、むむむ、無理だよ!」

澪「あれは律だから何も考えずに手が出るんだから!」


38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 23:01:25.07 ID:QrpcXCwl0

律「・・・いつも何も考えずに叩かれてたのか」

唯「澪ちゃんのツッコミ速いもんねぇ」

梓「律先輩へのツッコミは最速ですよね」

澪「いや、そんなに誉められても・・・」

律「断じて誉め言葉じゃないと思いたい」

梓「でも、澪先輩もダメだとどうするんですか?」

律「む、ムギの期待のまなざしが痛いんだけどー」

紬「むー・・・」

澪「こ、こういう時はあれだ、唯の出番じゃない?」

唯「ふえ?わたし?」


41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 23:07:26.32 ID:QrpcXCwl0

紬「唯ちゃん、お願いします!」

唯「おぉ!ご指名かかっちゃったっ」

唯「ここはアレだよ、律っちゃん!」

律「おう!アレだな!」

梓「アレって何ですか?」

澪「わかるような気がする・・・すごく、くだらない方向で」

律「あー、唯さん唯さん、3番テーブルご指名です」

唯「あーもう、指名多すぎてまいっちゃう♪」

律「調子に乗ってんじゃねーって」ビシィッ

唯・律「ありがとーございましたー!」


43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 23:11:42.34 ID:QrpcXCwl0

澪「・・・だからそれをムギにやってやれよ」

梓「なんのコントなんですか」

紬「いいなー、羨ましいなー」

唯「待っててムギちゃんっ!いまシナリオ考えるから!」

律「そこまで凝らないでいいぞー」

紬「スパーンってくるやつお願いしますっ」


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 23:16:51.48 ID:udCiKZXi0

バキッ


46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 23:18:11.97 ID:QrpcXCwl0

唯「甘いよムギちゃんっ!そのスパーンまでのプロセスが肝心なんだよ!」

澪「なんでこういう時だけ細かいんだ、お前は」

梓「その細かさをギターの練習に少しでも生かせれば・・・」

唯「あれ?何でわたし怒られてるのぉ・・・?」

紬「誰も怒ってないから、早くシナリオだよ唯ちゃん!」

律「なんでムギはそんなにやる気なんだ・・・」


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 23:24:58.87 ID:QrpcXCwl0

澪「律がヘタレでツッコミ出来なかったからじゃないのか?」

梓「澪先輩、さすがにヘタレは可哀そうです」

律「あ、あれぇ?何でわたしまで?」

唯「大丈夫!わたしは律っちゃんはやれば出来る子だって信じてるからね!」

律「・・・ぜんぜんフォローになってねー」

紬「もう!そんなコトより、はやくシナリオ!」ビシィッ

澪(ツッコミは出来るんだな・・・)

梓(絶妙なタイミングだったです・・・)


53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 23:33:28.39 ID:QrpcXCwl0

唯「よぉし!ネタひらめいたっ」

澪「シナリオじゃなくなってるし」

唯「いい?むぎちゃん・・・ごにょごにょごにょ」

紬「ふんふん・・・なるほど」

律「わたし達って何してるんだっけ、そもそも」

澪「うぉい!ムギにツッコミ入れるんだろ!」

梓「わたしも漫才の打ち合わせと思っちゃってました」

律「いやー、澪ちゅわんが冷静で助かるなー」

澪「いや、冷静に考えると、ムギにツッコミ入れるって何なんだって思うけどな」


55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 23:37:53.17 ID:QrpcXCwl0

唯「じゃあコント始めるよぉ!」

紬「始めまーす」

梓「とうとうコントになっちゃいましたけど」

澪「もうツッコむのも面倒だから、任せよう」

律「よ!待ってましたー」

澪「・・・律もどうでも良くなってるんだな」


56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 23:42:45.55 ID:QrpcXCwl0

唯「ムギちゃあん、お金貸してぇ♪」

紬「あれ?唯ちゃん、この前貸してあげたのは?」

唯「自転車買うのに使っちゃったぁ」

紬「じゃあ今度貸すのは何に使うの?」

唯「前に貸してもらったのを返すのに使うんだぁ♪」

紬「え?それって・・・」

唯「これぞほんとの自転車操業!」

紬「って、何でやねん!」ビシィッ

唯・紬「ありがとーございましたー!」


60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 23:47:59.37 ID:QrpcXCwl0

澪「・・・おい」

梓「・・・えっと」

律「なんだ割と面白かったじゃん」

唯「でしょでしょ~♪」

紬「なんか照れちゃったぁ」

澪「おい、お前達」

唯「どしたの?澪ちゃん」

紬「もしかして、面白くなかった?」

澪「ちっがぁう!」

澪「ムギがツッコんでどうすんだぁぁぁぁぁ!」

唯・紬・律「あ!」


68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 23:55:16.00 ID:QrpcXCwl0

唯「うぅぅ・・・失敗しちゃったぁ」

律「泣くな唯、こういう日もあるさ・・・」

紬「唯ちゃんは悪くないわ」

梓「・・・ムギ先輩も気づきましょうよ」

紬「梓ちゃんっ!」

梓「は、はいっ!?」

紬「そういう時は、ムギ先輩気づきなさいってツッコんでくれなきゃダメでしょっ」ビシィッ

澪(もはやツッコミのスキルが身についてきてるな)


73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/08(木) 00:05:30.52 ID:L3pDJxjI0

律「こうなったらあれだ、梓に任せるしかないんじゃね?」

梓「わたしっ!?」

唯「下剋上!下剋上だよ、あずにゃん!」

澪「意味分かって言ってないだろ、それ」

紬「梓ちゃん、お願い!」

律「もう梓しかいないっ!覚悟を決めろぉ!」

梓「む、ムリムリムリムリ!ムリですから!」

律「軽音部の平和は梓にかかってるぞー」

梓「や、やめてくださいっ!」

律「ほーら、空気悪くなっちゃうぞー」

梓「うぅぅぅぅ」

梓「やめてくださいっ!」ビシィッ


76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/08(木) 00:11:34.51 ID:L3pDJxjI0

梓「・・・あ」

澪「だからそれをムギにやってやれと・・・」

律「なんだー、わたしってそんな叩きやすいのかなー」

唯「律っちゃんは愛されてるんだよ、うんうん」

紬「いいなー、いいなー」

梓「と、ともかく、律先輩には出来ても、ムギ先輩には無理です!」

紬「えー」

律「これ、喜んでいいとこ?」

澪「・・・律、物事には深く考えない方がいいコトもあるぞ」


79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/08(木) 00:17:24.86 ID:L3pDJxjI0

律「のわぁっ!」

澪「ど、どうした!?急に」

唯「び、びっくりしたよぉ」

律「思いついたんだ・・・」

紬「何を?」

律「ムギに容赦なくツッコミ入れてくれそうな人間を!」

梓「律先輩、それは誰ですか!?」

律「それはだな・・・」

唯「そ、それはっ!?」


87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/08(木) 00:25:05.55 ID:L3pDJxjI0

さわ子「なあにぃ?今日はちょっと忙しいんだけど」

律「・・・こんなコト頼めるの、さわちゃんしかいないんだ」

唯「頼りにしてるよ、さわちゃんっ」

梓「お願いします!」

紬「覚悟は出来てますから!」

さわ子「な、何よあんた達・・・なにを狙ってるの?」

澪「・・・勘違いしかしない方向に話を進めてどうする」


91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/08(木) 00:32:12.43 ID:L3pDJxjI0

律「さぁ、さわちゃん!遠慮なくムギの頭をぶっ叩いちゃって!」

澪「うぉい!説明なしかよ!」

さわ子「何それ、わたしを教職から追い出したいの!?」

唯「もう、さわちゃんっきゃない!」

紬「遠慮なく、どうぞ!」

梓「これで軽音部に平和が戻るんです!」

さわ子「え?イジメ?わたし、イジメに合ってるの?」

律「さぁ!理由なんていらないから!」

さわ子「わたし恨まれてる?そんなに恨まれてるの!?」


95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/08(木) 00:37:57.61 ID:L3pDJxjI0

さわ子「み、みんなひどぉぉぉぉい!」

梓「あ、逃げた」

律「ま、待って、さわちゃん!」

唯「あぁ、軽音部の平和が逃げていくぅ」

紬「待ってください!行く前にスパーンって!」

澪「・・・色々ひどすぎてツッコミする気も起きない」


99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/08(木) 00:45:59.74 ID:L3pDJxjI0

ガンッ

律「い、いたひ・・・」

澪「・・・取りあえず、後で謝りにいこうな」

律「・・・何でわたしだけ」

紬「い、痛いの?どんな感じなの?」

唯「ムギちゃん、興味津々だねっ」

梓「また律先輩がツッコまれる役ですね」

律「・・・わたしが受けた分の1回でも、ムギにやったら解決するのに」


102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/08(木) 00:54:36.20 ID:L3pDJxjI0

澪「ムギ、もう諦めよう」

紬「え?」

澪「世の中にはツッコミされるべき人間と、されない人間がいるんだよ」

律「あ、あの?・・・え?」

梓「なるほど、納得です」

律「な、何を納得したのかなー?」

唯「つまり、ツッコミが似合う律っちゃんと、似合わないムギちゃんってコトだよっ」

律「そんなの似合いたくねーしっ」

バンッ

梓「あれ?誰か入って・・・」

唯「あれぇ?和ちゃんどうしたの?」


105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/08(木) 01:02:34.58 ID:L3pDJxjI0

澪「ん?何かいつもの和と違うような・・・」

和「律!」

律「は、はいっ!?」

和「この前渡した書類、また忘れてるでしょう!」

律「あぁぁぁぁぁっ!」

和「今度は大丈夫って言ってたよね」

律「ご、ゴメン!今日出そうと思ってたんだよね、あはは、は」

和「じゃあもう書類書いてあるんだよね」

律「いや、その・・・」

和「どうなの?」

律「ちょ、何で持ってる本を丸めてるのかなー、なんて思ったりして」


107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/08(木) 01:09:36.53 ID:L3pDJxjI0

唯「うわぁ、和ちゃん怒ってる」

梓「・・・自業自得ですね」

紬「やっぱり、ツッコまれる役って決まってるのね、しょぼん」

律「ぼ、暴力反対・・・なんつって」

和「これで何回目だと思ってるの!!!」

ボカッ

紬「いたっ!?」

和「え?」

律「あ、あれ?」

澪「・・・あぁ、いま分かった・・・和、眼鏡してないんだな」


111: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/08(木) 01:16:09.95 ID:L3pDJxjI0

和「ご、ゴメン、律かと思って叩いちゃった」

唯「和ちゃん、眼鏡どうしたのぉ?」

和「会長のイタズラで隠されちゃったのよ」

紬「うぅぅ」

梓「ムギ先輩大丈夫ですか?」

和「ほ、ほんとにゴメンね、どっかケガしちゃったかしら?」

紬「うぅ」

澪「だ、大丈夫か?」

紬「や・・・」

律「や?」

紬「やったぁ!」

紬「ツッコミ入れられちゃった♪」

和「・・・は?」


117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/08(木) 01:22:46.34 ID:L3pDJxjI0

律「そ、そうか!おめでとう、ムギ!」

梓「おめでとうございます!」

澪「やったな、ムギ」

和「え?何なの?話が見えないんだけど」

唯「和ちゃんはやってくれる子だって、信じてたよっ」

和「え?何よ唯、ちゃんと説明してよ」

澪「ありがとう、ありがとうな、和!」

和「だから、ちゃんと説明しなさいよ!」

ボカッ

律「いたぁぁぁぁぁい!」

梓「・・・結局、律先輩も叩かれるんですね」


121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/08(木) 01:32:56.76 ID:L3pDJxjI0

澪「・・・という訳なんだ」

和「なるほど、納得したわ」

紬「ツッコミ入れてくれて満足、満足♪」

和「・・・間違って人を叩いて感謝されるのって初めてなんだけど」

唯「貴重な体験だねぇ」

律「・・・どうせなら最後まで間違えれば良かったのに」

和「何か言った!?」

律「言ってませんっ!」

バンッ

梓「あれ?また誰か・・・」


122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/08(木) 01:35:13.42 ID:L3pDJxjI0

唯「あー、さわちゃんだぁ」

澪「あ、そういえばっ!」

梓「忘れて・・・ましたね」

さわ子「あんたたちぃぃぃぃぃぃぃぃぃ」

さわ子「少しはフォローに来なさいよぉぉぉぉぉぉぉぉ」

律「・・・さ、さわちゃん、少し落ちつ・・・」

ガンッ

律「いたぁぁぁぁぁぁい!」

END


130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/08(木) 01:51:47.42 ID:P1xDG4m00



132: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/08(木) 01:54:05.27 ID:I/o3U+cy0

え?紬をボコボコにする話はどこにいったの?


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