貴音「もう3本も入ってしまいましたよ。下の口も、随分と食いしん坊ですね」

響「そんなこと言わないで！」

貴音「そのまま、夕食に出してしまいたい」

ﾋﾞｸｯ

響「だ！だめぇ！自分をオカズにしないでほしいさー……」

貴音「ふふっ、入れたなめこは、お味噌汁に入れてスタッフが美味しくいただきましょう」

響「やめてぇ！ツルツルとした喉越しを味わわないでぇ！」

貴音「ダメと言われると……もっとなめこを入れてしまいたくなります……」

響「相性バツグンだから！味噌となめこは押し麦で合えて、おつまみにもできちゃうからダメェ！」

貴音「さぁ、今度は山形県産も入れてあげましょう……」

響「……！山形県産はダメだぞ！」

貴音「おや、どうしてですか？」

響「だって、だって……」ｶｧｯ

貴音「……」

響「生産高日本一の長野県産だから、自分耐えられたのに……！」

響「他の県のも入れたら……自分の穴の中で、なめこの生産サミットがおこなわれちゃうぞ……！」

貴音「……ふふっ」ﾇﾌﾟ

響「んあー！ムチン！なめこの主成分のムチン摂取しすぎちゃうぞ！」

貴音「響のあそこから、イヤらしくキノコが生えていますよ……」

響「うぅ……もうイジワル……しないでほしいさー……」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

貴音「響、なんとも面妖ですね」

響「ゼラチンが……絡みついて気持ち悪い……ッ！」ﾆﾁｬﾆﾁｬ

貴音「ですが、まだこれからですよ……」ｽｯ

響「そ、それは……！」

貴音「そうです、ジャンボなめこです……」

響「う……うあ……200ｇ600円……」

貴音「今までの、スーパーで見かけるようなものとは違いますよ……」

響「そ、そんなの入れたら！自分壊れちゃうぞ！」

貴音「問答無用です」ヌ……

響「いぎぃぃ！肉厚で直火焼きでもいただけるのにぃ！自分の穴に入れるなんてェ！」

貴音「さすがにカサの部分が引っかかりますね……」グイグイ

響「農場のおじさんに怒られちゃうッ……！」

貴音「大丈夫です、765プロの皆で、美味しくいただきますから……」ﾇﾌﾟｯ

響「！！やだやだやだ！765プロでなめこパーティなんて……！」

貴音「なめこプロです」

響「や……だぁ……！」

貴音「なめこプロです」

響「せめて、天ぷらでカラッと揚げてから……！」

貴音「いいえ、響。そのままソバツユでいただきます」

響「そ、それじゃバレちゃう！ヌルヌルが食物繊維由来じゃないって事に……！」

貴音「なめこは水分の蒸発に弱いのです。響の、イヤラシイ汁でこーてぃんぐしてあげなさい」ﾇﾌﾟﾇﾌﾟ

貴音「さすがに、今は４本が限界ですね」ｸﾁｭｸﾁｭ

響「掻き混ぜないでッ！そこはお鍋じゃないさー！」

貴音「さて、いかがいたしましょうか……」

響「響「あ"……もうお腹いっぱいだから……」

貴音「ふふっ……」ｽｯ

響「そ……それは……」ｶﾞｸｶﾞｸ

貴音「これを、いれてあげましょうか？」

響「じょ、冗談キツいぞ……それ、なめこじゃない、コレラダケだ……」

響「今のシーズンくらいに山で見かけるヤツだ！ナメコによく似てるけど、食べると激しい下痢が起こるぞ！最悪の場合死んじゃう……(Wikipedia調べ）」ﾌﾟｼｬｱ……

貴音「おやおや、お漏らしとははしたないですよ、響」

響「う……ぐすっ……絶対に、山登りに行っても……食べちゃダメだぞ……みんな……！」ﾌﾟｼｬｱｱ……

貴音「響。冗談です、少々イジワルしすぎたようですね」

響「うぅ……たかね……！お願いだから、もうエッチな意味での人工栽培しないでほしいさー……」

貴音「あなたの、泣き顔は大層そそられます」

響「もう許して……！残りのなめこはジャスコに返品してきてよ……！」

貴音「ニガクリタケも用意していたのですが……やめましょう」

響「……」

貴音「……！」バリバリッ

響「た……たかね……ひどい……２パック目のビニールを破くなんて……」

貴音「さぁ、これでもうレシートを持っていっても返品できませんよ……」

響「もうやめてぇ！夜の食卓に運んであげてェ！」

貴音「ふふっ」ﾇﾙｯ……

そして……

春香「おはよー！響ちゃん！」

響「は、はいさい……」

春香「ど、どうしたの？！顔真っ赤だよ？！」

響「な、なんでもないさー……」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

響（う”う”……まさか、なめこを入れたままレッスンなんて……）

響（なめこの賞味期限は意外と短いのに……！貴音、ひどいさー……！）

春香「大丈夫？」

響「んふんふ」

春香「そういえば、昨日のなめこおいしかったなー。ムチンはお肌にもいいし、アイドルにはサイッコーだよねー」

響「」ﾋﾞｸﾋﾞｸｯ

貴音「おかえりなさい、響。今はなめこが旬の季節ですね」

響「もー許して欲しいさー……ポン酢持ってきたから……これで許して……」ｽｯ

貴音「……確かに、なめこは茹でて、大根おろしと一緒にポン酢でいただくのもあいます。ヌメリは、極力落とさない方がよろしいですから」

響「今度、ゴーヤチャンプルーでも試してみるから……！」

貴音「いいでしょう……」

響「ホ、ホントか！？」

貴音「えぇ……もうナメコはやめましょう。その代り……」スッ

響「そ……それは……！」






響「ヤ、ヤマイモだけはダメェ！」


おわれ

終わりなのか
貴音が反逆されるの期待していたんだけど…今度は貴音の掻いてくれ
乙ー！