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ドラッグ オン ドラグーン3 討鬼伝

亜美「ぴよちゃんって彼氏いなさそうだよね~」

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 01:00:46.41 ID:SVLW7gEt0

真美「いきなりどうしたのさぁ~、亜美ってば」

亜美「だってさぁ~、仕事中にずーっと妄想ばっかしてんだよ?」

亜美「亜美たちだってマジメなわけじゃないけど……あれは大人のオンナとしてナイっしょー」

真美「ん~、まぁねー。ぴよちゃんってけっこーフマジメだよねー」

亜美「うん、そーそー」

真美「そういや真美もこないださぁ……妄想のダシに使われちったよ」

亜美「どんなの?」

真美「シシュンキがどーのこーの言ってたけど……ちょっち手に負えないよね、やっぱり」

亜美「よーわからんかったかー」

真美「なんにしてもさぁー」

真美「ぴよちゃんの妄想もいいかげんにせいッって感じだよ~」


小鳥「……!」

小鳥(わ、私の話……?)

小鳥(二人とも気付いてないみたいだけど……)

3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 01:00:46.41 ID:SVLW7gEt0

真美「いきなりどうしたのさぁ~、亜美ってば」

亜美「だってさぁ~、仕事中にずーっと妄想ばっかしてんだよ?」

亜美「亜美たちだってマジメなわけじゃないけど……あれは大人のオンナとしてナイっしょー」

真美「ん~、まぁねー。ぴよちゃんってけっこーフマジメだよねー」

亜美「うん、そーそー」

真美「そういや真美もこないださぁ……妄想のダシに使われちったよ」

亜美「どんなの?」

真美「シシュンキがどーのこーの言ってたけど……ちょっち手に負えないよね、やっぱり」

亜美「よーわからんかったかー」

真美「なんにしてもさぁー」

真美「ぴよちゃんの妄想もいいかげんにせいッって感じだよ~」


小鳥「……!」

小鳥(わ、私の話……?)

小鳥(二人とも気付いてないみたいだけど……)


4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 01:05:28.50 ID:SVLW7gEt0

小鳥「……」コソッ

真美「ほんともう、ありゃダメだわ。もーそー事務員わ」

亜美「ほんとだよね~!彼氏の一人でも作ってそういうのから卒業してほし……」

亜美「……!!」

小鳥「!」

小鳥(あ、アハハー……亜美ちゃんは気付いてくれたのねー……)

小鳥「」ペコリ

亜美「…………」

真美「亜美どったの?」

亜美「え!?……い、いやぁ~……」

真美「ぴよちゃんってば兄ちゃんとかはるるんとか、妄想見境ナシじゃん!」

真美「やっぱアレはどうかと思うんだけども」

亜美「は、はは……そ、そうだねぇ~……」

亜美「亜美的には~……そ、そこまで気にする必要もないかなぁ~って」

真美「急になに言ってるのさぁ、亜美ってばぁ」


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 01:11:10.24 ID:SVLW7gEt0

小鳥(あ、亜美ちゃん……真美ちゃんを早く止めてあげて……)

亜美「…………は、はは……」

真美「前にさぁ、ぴよちゃんの机の中の本とか見たけど……」

真美「アレってばもう……男同士が抱き合ったりしてんだよ!?」

亜美「ま、真美……それ、く、くらいにしてさぁ……」

真美「だってアレまじで気持ち悪かったじゃん!」

小鳥(ううう……)ズーン

真美「理解フカノウな世界ってあるもんだなぁ~、ってそのとき思ったね」

真美「ぴよちゃんってば……オタクなだけじゃなくて変態さんだったんだよね」

真美「いくら真美たちの職場の事務員さんと言っても……アレはキモイっすよ~、亜美さん」

亜美「…………」

亜美「……………………フゥー」

亜美「そうだよねぇ~!超キモイよねー!」

小鳥「!!!???」


9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 01:15:39.73 ID:SVLW7gEt0

真美「ホントだよねー!」

真美「ひょっとしてさぁ、ああいう本があったってことは……」

真美「ああいうお店にも行ってんじゃないのぉ~!?……よく知らんけども」

亜美「なんだっけ、『げいばー』だっけ?」

真美「そうそうそう」

亜美「ぴよちゃん『げいばー』通ってそうじゃーん!」

亜美「ドラマで見たけどぉ、男の人のパンツに、お金ツッコむんだってよぉ!」

真美「うきゃぁ~!信じらんないよー!」

亜美「本だけじゃ飽き足らず、パンツに手をツッコむ小鳥さんですよぉ!」

真美「うわー!亜美マジ止めて!マジ止めて!ぴよちゃんのことまともに見れなくなっちゃうじゃーん!」

亜美「あっはっはっはっはー!」

亜美「……よっしゃ!じゃそろそろ行きますか!」

真美「オッケー」クルッ

真美「!!!!!」ギョッ

小鳥「…………」


11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 01:20:30.91 ID:SVLW7gEt0

亜美「」スタスタスタスタ

亜美「真美~はやくこっちき

小鳥「いやいやいやいやいやいやいや」

真美「…………」サァー

亜美「…………」

亜美「真美ってばはやく

小鳥「いやいやいやいやいやいや……」

亜美「…………」

小鳥「あ、亜美ちゃん……ちょ、……こ、こっちこっち、こっち来て」

真美「……ぴ、ぴよちゃん……?」

小鳥「……」

小鳥「………………ハァー」

小鳥「斬新すぎるわ」


14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 01:25:05.58 ID:SVLW7gEt0

真美「え、えと……?」

小鳥「いや、ある、あるわよ?こういうシーンとか……よくドラマであるわよね」

亜美「…………」

小鳥「でも本人来たら普通止めるでしょ!?」

小鳥「最後まで聞けちゃうとか……斬新すぎるわよ!」

真美「き、きいて……た……の?」サァー

小鳥「まぁ、ね」

真美「ちょ……!い、いまそこ

小鳥「いやいや、いいの!真美ちゃんはいいの!まずは一旦置いといて、ね!」

真美「……」

亜美「…………」

小鳥「亜美ちゃんの方よ……」

亜美「……」

小鳥「目ぇ合ったわよね!?」

亜美「…………まぁ、……うん」


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 01:28:42.67 ID:SVLW7gEt0

亜美「合ったよね」

小鳥「あそこでしょう!」

小鳥「あそこで絶対止めるべきだよね!?」

真美「…………」

亜美「……ん、まぁ…………」

亜美「亜美もさぁ、あそこで最初止めるつもりだったんだけどぉ」

小鳥「そ、そう、そうだよね?」

小鳥「亜美ちゃんも最初の方はさ、なんか、……真美ちゃんにまぁまぁ、って感じだったわよね」

小鳥「その後!」

小鳥「その後!しばらくしてガーッて行ったわよね!ガーッて!」

小鳥「ガーッて!!」


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 01:32:12.27 ID:SVLW7gEt0

小鳥「戻ったわよね悪口に!ガーッて!」

小鳥「何アレ!?何あのターボ!」

小鳥「なに!?なんだったの!?」

亜美「…………」

亜美「………………」

亜美「もういっかぁー!って思って」

小鳥「……」

小鳥「………………いや、よくないでしょ……」

小鳥「絶対よくないでしょ……何、もういっかぁー!って」

真美「亜美……な、なんで教えてくれなかったのさぁ!?」

小鳥「……いや、そうよね」

小鳥「真美ちゃんは逆にもう……ある意味被害者よね」


19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 01:36:01.14 ID:SVLW7gEt0

小鳥「あそこで止めとけばあんなに聞かれてないからね、悪口」

真美「そ……そうだよぉ!」

小鳥「うん」

真美「な、なにそれぇ……信じらんないよぉ……」

亜美「……」

小鳥「あーあ、真美ちゃんが可哀想だわ」

小鳥「真美ちゃんが可哀想!!」

亜美「…………」

亜美「いや、でもさぁ……よくよく考えたらさぁ」

小鳥「うん」

亜美「途中で止めたところでぇ、まぁ最初に聞かれてるわけだから」

小鳥「はいはい」

亜美「……一緒かな!って」

小鳥「いやいやいやいやいやいや」

小鳥「一緒じゃない!一緒じゃないから!」


25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 01:42:30.27 ID:SVLW7gEt0

小鳥「ぜんっぜん一緒じゃないから!」

小鳥「あそこで止めとけば傷は浅く済んだわよ!?」

亜美「…………」

亜美「今、傷は深いの?

小鳥「深いわよぉおおおおお!?」

小鳥「ふっかいわよぉおおおおおおおお!?」

真美「深いのかぁ~~~~~~!!」ガックシ

真美「もう真美、言い逃れできないじゃんよぉお!!」

小鳥「深いわよぉおおおお真美ちゃん!?」

小鳥「『変態さん』は流石に傷つくわよぉおおおお!?」

真美「うわぁ~~~あ~~~~もーーーーーう!!」

小鳥「ハァ……行ってるしね、実際。ゲイバーも」

真美「……行ってんのかぁ~~~!ますます言い逃れできないじゃんよぉお!!」

亜美「…………ホントにパンツにお金ツッコむの?」

小鳥「うん、ツッコむ」


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 01:47:33.62 ID:SVLW7gEt0

亜美「フフ……ホントだってよ」

真美「もーだめだよぉ……真美たち絶対クビだよぉ~~~!」

小鳥「いや、クビは言いすぎだから……」

真美「もー……!……なんで!?」

真美「ぴよちゃんなんでゲイバーなんか行くの!?」

小鳥「いやぁソコは趣味だからぁ」

真美「もぉぉぉお……」

小鳥「そこは言わないでぇー?」

亜美「…………」

真美「もー、ダメ……絶対にダメ。真美たち絶対クビになるじゃん、こんなのぉ……」

小鳥「いや、クビにはしないから……ね?真美ちゃん」

小鳥「クビにはしなから、ね?」

真美「そんなこと言って絶対クビになるじゃーん……もうオシマイだよぉ……」

小鳥「いやいや、だいじょーぶ、大丈夫だからぁ」

真美「絶対クビだよぉ、こんなの……」


30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 01:52:10.97 ID:SVLW7gEt0

小鳥「いやいや、もう元気出して?クビにはならないから!」

真美「もうダメだってぇ……」

亜美「……」

スタスタスタスタ

小鳥「真美ちゃん大丈夫だからぁ……ね、ほら」

小鳥「だいじょう

小鳥「!!!???」

小鳥「え、なんでなんでなんでなんで!?」

小鳥「」ガシッ

亜美「……」

小鳥「え、なんで!?何してるの!?え!?」

小鳥「なんで!?……なんで帰ろうとしたの今!?」

小鳥「いま私……自分の悪口言った相手を慰めてる最中なんですけどぉ!?」

亜美「…………」

小鳥「複雑な最中なんですけどぉ!?」


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 01:57:03.72 ID:SVLW7gEt0

小鳥「なんで!?どういうこと!?」

亜美「……ごめん」

小鳥「え、なんで!?どうして!?」

亜美「…………」

亜美「もういっかぁ!って

小鳥「また!?またそれなの!?……なんなの『もういっかぁ!』って」

小鳥「さっきからチョコチョコ挟んで来るけど……どういうこと!?」

亜美「…………」

小鳥「ていうか何でそんなに焦ってないの!?ねぇ」

小鳥「普通もうちょっと焦るでしょ!?」

亜美「いや、そりゃあ……ぴよちゃんと目ぇ合ったときはすっごい焦ったけどぉ」

小鳥「……いやいやいや……もうちょっと焦るでしょ!?」

小鳥「悪口、本人に聞かれてるのよ?目ぇ合ったのよ?」

小鳥「焦るでしょ『あーーーーー!』って……『あーーーーーーー!』ってさぁ!」


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 02:02:12.10 ID:SVLW7gEt0

小鳥「『あーーーー!ぴよちゃんあーーー!』って……」

小鳥「『真美、止めていますぐ!』……ってなるでしょ!?」

亜美「……ん~……はぁ、まぁ……」

小鳥「ピンと来てよぉ!もぉ!」

小鳥「……わかるでしょ!?目が合って『あーーー!』だから」

亜美「……」

亜美「いや、亜美にはわかんないです」

小鳥「わかるってば、目が合って『あーーー!』だもの」

亜美「…………亜美にはわかりません!」

小鳥「……」

小鳥「なんでそんなとこだけ誠実なのよ、亜美ちゃん」

小鳥「……わからない!?」

亜美「……わかりません!!」


38: >>33 お、もう判明したか 2012/06/20(水) 02:07:31.76 ID:SVLW7gEt0

小鳥「ハァ……じゃあ亜美ちゃん一回出て行って、私と真美ちゃんで見本みせるから!」

小鳥「亜美ちゃんの悪口言ってるから、そこに入ってきて!?」

小鳥「そこで『あーーー!』のタイミング教えるから!」

亜美「はぁ……」

小鳥「ほら、早く行って!早く!」

グイグイ

小鳥「フゥ……じゃあ真美ちゃん」

真美「」グデーン

小鳥「真美ちゃん!?真美ちゃん、大丈夫!?」

真美「……なんだよぉ……ぴよすけ……」

小鳥「お、落ち着いて……どうしたの、ね?」

真美「もうほっといてよぉ……どうせクビなんでしょお!?」

小鳥「いや、ならないならない!ならないから!」

真美「そんなの信用できないよぉ!……もうオシマイだよ……」

小鳥「と……とりあえずもうちょっと元気出そっか?」


39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 02:12:45.11 ID:SVLW7gEt0

真美「…………」

小鳥「と、とりあえず……私と真美ちゃんで亜美ちゃんの悪口言うことになったから」

真美「亜美の悪口……?」

小鳥「そうそうそう……」

真美「なにそれぇ……どうせ真美をハメようとしてるんでしょお!?」

小鳥「ハメないハメない!ハメるってなーに?そんなのないわよぉ?」

小鳥「ホラ、私も言うから……だから大丈夫だからね?」

真美「もぉ……しょうがないなぁ……」

小鳥「よーしよし、いいこいいこ……大丈夫だから……」

真美「ぴよちゃん大丈夫大丈夫うるっさいよぉさっきから!」

小鳥「あーー!ごめんごめん!……ごめんなさい」

小鳥「だ、大丈夫かしらこの先……う、うまくやっていけるかしらねぇ……ほほほ」

小鳥「じゃ、じゃあやりましょうか……亜美ちゃん行くわよー!?」


41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 02:15:48.59 ID:SVLW7gEt0

真美「……」

小鳥「いやぁ~しっかし……亜美ちゃんはダメねー」

真美「……そうだね」

小鳥「イタズラばっかし!みんなの迷惑になるのにねー!」

真美「真美が止めた後もやってるもんね」

小鳥「そうよねー!?マジメさが足りないわよねー!?」

真美「りっちゃんたちも大変そうだよね」

小鳥「そうそう!律子さんの苦労といったら」

小鳥「…………」

小鳥「ちょ、ちょっと待っててね!」

ダダダダダダッ



小鳥「え、なんで!?なんで帰ろうとしてるの!?」

亜美「……」


43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 02:22:17.14 ID:SVLW7gEt0

小鳥「言ったわよね、入ってきてって!」

小鳥「見える位置にいたから良かったけど……階段すごい速く降りたせいでコケたんだけど」

亜美「…………」

小鳥「ズゴーッて、ズゴーッてさぁ……。……なんで!?」

亜美「…………」

亜美「もう

小鳥「『もういっかぁ!』じゃないってば!」

小鳥「なに、なんなの!?本当にクビにしてもらうわよ!?」

真美「あああああああああ……」ガクガクガクガク

小鳥「!?ち、違う違う違う!真美ちゃんは違うわよ!?真美ちゃんはクビにならないわよぉ!?」


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/20(水) 02:23:41.80 ID:SVLW7gEt0

真美「もう真美はオシマイなんだ……もうこれまでなんだよぉ……」

小鳥「だ、大丈夫だから……真美ちゃん大丈夫だから……」

小鳥「な……なに、なんなのこの板ばさみ!どうすればいいの!?」

亜美「…………」

亜美「……ぴよちゃん…………」

亜美「大変そうだね」

小鳥「誰のせいだと思ってるの!」





終了



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