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ドラッグ オン ドラグーン3 討鬼伝

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ウルフルン「おい、大丈夫か!?」ZIPPEI「……」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 21:24:34.72 ID:M8fpvSAt0


ウルフルン「タイヤついてる箱の中にわんちゃんが……!」

ZIPPEI「……」

ウルフルン「閉じ込められてんのか!? 今助けてやるぜ!」




8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 21:29:08.76 ID:M8fpvSAt0


ウルフルン「開かねえ……ドアに鍵がかかってやがる!」

ZIPPEI「……」

ウルフルン(今にも死にそうな顔してやがる……)

ウルフルン「チッ、仕方ねえ……。同じ犬のよしみだ」

ウルフルン「ウルッフフ、待ってろ。俺のするどい爪にかかればこんな鍵すぐ開けてやるぜ!」ガチャガチャ

ZIPPEI「……」



12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 21:33:07.66 ID:M8fpvSAt0


ガチャガチャ

ウルフルン「あん? なんでドアごと壊さねえってのかって? そりゃあ中のわんちゃんが怪我しちまうからだろ」

ウルフルン「言っておくが、こいつのためじゃねえ! 俺の爪も馬鹿やったら傷んじまうんだよ! 勘違いすんじゃねえぞ!!」

ガチャアンッ!!

ウルフルン「やった、開いたぜえっ!!」

ZIPPEI「……」



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 21:37:02.80 ID:M8fpvSAt0


ウルフルン「おら! 今出してやるぞ!!」

ZIPPEI「……」グッタリ

ウルフルン「あん? 大丈夫か? お好み焼き食い過ぎて、ぶっ倒れたのか?」

ウルフルン「ウルッフフ、気にすんな。俺様もそんなことしょっちゅう……」

犬たち<クーンクーン

ウルフルン「おお? まだいたのか。お前らはそこそこ元気のようだな。まだ小さいし、お好み焼き二枚くらい食べた程度か?」

ZIPPEI「……」



19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 21:41:14.25 ID:M8fpvSAt0


ZIPPEI「……」

ウルフルン「おい、どうした? なんでお前は鳴かないんだ?」

ZIPPEI「……っ」

ウルフルン「息はまだあるみたいだな……あと少し遅かったら、やばかったぜ」

ウルフルン「てめえ、しっかりしろ! この中じゃあデカイ方だろ? 男なら元気に鳴いてみろ!」

ウルフルン「ウルッフゥウウウー!! ……ほら、お前も!」

ZIPPEI「……っ……!」

ウルフルン「なんで、鳴けねえんだ……?」



22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 21:42:30.71 ID:egp51Y2nO

(´;ω;`)


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 21:46:50.75 ID:M8fpvSAt0


ZIPPEI「……」

ウルフルン「……まあいい。俺様も野暮な詮索はしねえよ」

ウルフルン「ねっちゅうしょー、って奴だろ? なら……ほれっ」つお好み焼き

ウルフルン「俺様のとっときのお好み焼きだ! お前にやるよ。本当は俺様のおやつだがな」

ZIPPEI「……」フルフル

ウルフルン「いいって! マジョリーナが言ってたんだ。ねっちゅうしょー対策には体力をつけることだってな!」

ZIPPEI「……」

ZIPPEI「……」モグモグ

ウルフルン「ウルッフッフッフ、いい子だ。ちびどもにも分けてやれよ」

犬たち<キャンキャン


27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 21:51:37.54 ID:M8fpvSAt0


犬たち<キャンキャン

ウルフルン「よーしよし、かわいいなお前ら」ナデナデ

ウルフルン「こらっ、顔舐めるな。くすぐったい!」

ZIPPEI「……」

ウルフルン「おう、食い終わったか? 水もあるから、たんと飲めよ」

ZIPPEI「……」ペロペロ

ウルフルン「ウルッフフ、お前もなかなかかわいいじゃねえか」

ZIPPEI「……」ニコニコ


30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 21:53:28.42 ID:MhnzoC9Z0

声帯切られてるんだったか


31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 21:55:47.26 ID:M8fpvSAt0


ウルフルン「しっかし、誰だ。こんな悪戯した奴は……」

ウルフルン「こんな暑い箱の中に閉じ込めるとは……犬をなんだと思ってやがる!!」

ZIPPEI「……」

ウルフルン「まさかアカオーニとか? 昨日あいつのキュアピースブロマイドにお茶引っかけちまったんだよな……」

ウルフルン「まだ根に持ってんのかなぁ」

ZIPPEI「……」

ウルフルン「まあなんにしろ、今から涼しいところに連れて行ってやるよ!」



33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 22:00:21.72 ID:M8fpvSAt0


ファミレス

店員「いらっしゃいませー」

ウルフルン「おう、姉ちゃん! 十人で頼むわ!」

ZIPPEI「……」

犬たち<キャンキャン

店員「あらかわいい……って、はあ?」

ウルフルン「あん?」

店員「お客様、うちはペットの連れ込みは厳禁となっているので」

ウルフルン「はああ? んな水くさいこと言うなよ姉ちゃん!」

店員「水くさいというより獣くさいです」

ZIPPEI「……」


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 22:05:04.63 ID:M8fpvSAt0


ウルフルン「それにこいつらはペットじゃねえ!!」

ウルフルン「ともに同じ食卓でお好み焼きを食した者同士!!」

ウルフルン「その時からこいつらと俺様は家族同然のダチなんだよ!!」

ZIPPEI「……」

犬たち<キャンキャン

店員「意味がわかりません。ドラマの撮影ならよそでお願いします」

店員「子連れパンクオオカミ。楽しみにしておりますので」グイグイ

ウルフルン「お、おいっ!?」

店員「またのご来店を!」ゲシッ

ウルフルン「いだあっ!」バタリ

ZIPPEI「……」


35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 22:08:58.64 ID:M8fpvSAt0


ウルフルン「ってえー……たくよぉ、こっちはお客様だぞ! お客様はオオ神様じゃねえのか!」

ウルフルン「オオカミだけにな! なんつってね!」

ZIPPEI「……」

ウルフルン「笑えよ……。まあ、スマイルなんてくだらねえがな」

ウルフルン「だがさっき見せた笑顔はいいもんだったぜ?」

ZIPPEI「……」ニコニコ

ウルフルン「そうだ。その笑顔だ」ナデナデ



40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 22:14:25.54 ID:M8fpvSAt0


ウルフルン「しかし、他に涼しいところとなると……」

ウルフルン「バッドエンド王国に連れて帰ると、ジョーカーがうるさそうだからなぁ」

ウルフルン「あいつ犬アレルギーって顔してるもんな」

ZIPPEI「……」

ウルフルン「そうだな……ファミレスみたいなデカイ店が駄目なら、小せえ店でも行くか」

ZIPPEI「……」コクコク

犬たち<キャンキャン

ウルフルン「お前たちは俺が面倒見てやるからよ、ピエーロ様に乗ったつもりでいろよ」

ZIPPEI「……」ニコニコ


41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 22:19:59.87 ID:M8fpvSAt0


カマバー

ウルフルン「カマ? なんだろ、入ってみるか」

カランカラン

ジョーカー「いらっしゃいまっしぇぇぇん!!」

ウルフルン「……」

ジョーカー「……」

ウルフルン「……」

ジョーカー「……」

ZIPPEI「……」

ギリンマ「どうしたんだぁい? ジョーカーさぁーん。知り合いかな?」

ウルフルン「どのカマだぁぁぁぁ!!」

ジョーカー「グレーゾーン!!」

ZIPPEI「……」


45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 22:25:13.16 ID:M8fpvSAt0


ウルフルン「なんでてめえ、こんなところにいるんだジョーカー!?」

ジョーカー「んっふふぅん? そりゃあ、グレーゾーンだからでっすよぉん!」

ウルフルン「なんかいつもより気持ち悪く見えるぜ……」オエッ

ギリンマ「あ、ちなみに俺はカマキリのカマをかけて……」

ウルフルン「いちいち説明しなくていいっつの!!」

ジョーカー「ふふぅんっふうう! ウルフルンさぁぁん、今日はと・く・べ・つに? サービスしてあげますよぉううっふうん?」

ウルフルン「近付くな、気持ち悪い」

ZIPPEI「……」

ジョーカー「おやぁぁぁぁ?」ジロリ


46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 22:29:40.96 ID:M8fpvSAt0


ジョーカー「この子はなんですかぁぁぁぁ?」

ウルフルン「犬だよ、みりゃ分かんだろ」

ジョーカー「犬、ですかぁぁぁあっはあん!」

ウルフルン「……」

ジョーカー「……」ウキウキ

ウルフルン「……。触ってみる?」

ジョーカー「わぁんだっふぉぉぉおおんっふうおんんんんっ!!!!」

ZIPPEI「……」ビクビク

ウルフルン「大丈夫だ。見た目気持ち悪いが、中身はもっと気持ち悪いから」

ジョーカー「ウルフルンさぁぁん、それフォローになっていませんよっふぅぅぅんほおおう!!」



49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 22:34:31.87 ID:M8fpvSAt0


ジョーカー「ぃんやぁぁぁぁ~」スリスリ

ZIPPEI「……」ビクビク

ジョーカー「んっふふぅっふふふうん!」スリスリ

ZIPPEI「……」ビクビク

ウルフルン「もうやめてやれ。怖がってんだろうが」

ジョーカー「ざんにぇぇん。ですが、犬は可愛いものですねえええ」

ウルフルン「ふーん。お前が犬好きとは驚いたな」

ジョーカー「もちろんオオカミも好きですよぉぉぉ!」

ウルフルン「俺も怖がるぞ」

ジョーカー「ふっふ、冗談ですよ♪」

ウルフルン「はぁ、絡みづれえ……」

ZIPPEI「……」


52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 22:40:09.31 ID:M8fpvSAt0


ウルフルン「で、ジョーカー。お前なんで人間界にいんの?」

ジョーカー「今の私は、ぴえろ三ツ矢! 源氏名という奴ですぅぅうう!!」

ウルフルン「で、三ツ矢はなんで人間界にいんの?」

ジョーカー「彼は結構テレビで活躍してましてねぇえ~」

ウルフルン「てめえだよ!!」

ジョーカー「んっふうう! まぁ、悪役にも息抜きが必要ということですよ♪」

ウルフルン「息抜きねぇ……」

ウルフルン(こいつは信用ならねえがな)

ZIPPEI「……」



54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 22:45:20.51 ID:M8fpvSAt0


ZIPPEI「……」グー

ウルフルン「あん? お前腹減ったのか。あんだけじゃ足りなかったか?」

ZIPPEI「……//」

ジョーカー「んふっ♪ ならミルクでも、どうぞぉ」スッ

ウルフルン「あっ……」

ZIPPEI「……♪」ペロペロ

ジョーカー「ふふっ、召し上がっれぇぇ」ナデナデ

ウルフルン「てめえ……」

ジョーカー「んっふふぅん? 勘違いはしないでくださいよぉぉ。ほら、私は犬好きと言ったでしょう?」



55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 22:51:08.79 ID:M8fpvSAt0


ウルフルン「けっ、勘違いなんかしちゃいねえよ」

ジョーカー「そうですかぁ。ならいいんですけどねぇ?」

ウルフルン「ウルッフフ、ミルクをあげた程度で偉そうにすんなよ」

ウルフルン「俺様なんかおやつのお好み焼きをこいつらになぁ!」グー

ウルフルン「……」

ジョーカー「……んふふっ」

ウルフルン「わ、笑うんじゃねえ!」

ジョーカー「お・や・つならとっておきのものがありますよぉ」

ジョーカー「はい、ビューティアイスですぅぅ」スッ

ウルフルン「……なんだこりゃ」

ジョーカー「私がメニューに取り入れたんですよぉぉう! これで、髪ペロペロも再現可能ぉぉぅぅ!!」

ウルフルン「やっぱり信用できねえわぁ……」ペロペロ

ZIPPEI「……」


57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 22:55:44.69 ID:M8fpvSAt0


ウルフルン「んじゃ、俺達は帰るぜ」

ZIPPEI「……」

犬たち<キャンキャン

ジョーカー「お気をつけてぇ~」

カランカラン

ウルフルン「はあ、気色悪かった」

ウルフルン「もうこうなると、ババアどももなにしてるか分かったもんじゃねえぞ」

警察官「おばあちゃん、あそこのホテルに泊まりましょうか」

マジョリーナ「今夜は帰さないだわさ♪」ピトッ

ウルフルン「……」

ウルフルン「見なかったことにしよう」オエッ

ZIPPEI「……」


61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 23:00:13.13 ID:M8fpvSAt0


ウルフルン「さぁーて、今度はどこ行くかなぁー!」

ZIPPEI「……」ニコニコ

ウルフルン「ああ? なにニヤついてんだよ……ああっ? 俺様が笑って楽しそうだぁ~?」

ウルフルン「馬鹿言ってんじゃねえよ。誰が笑うか! スマイルなんてガラじゃねえっての」

ZIPPEI「……」ニコニコ

犬たち<キャンキャン

ウルフルン「ったく……遊園地でも行くかぁ!」

犬<キャンキャン!

ZIPPEI「……」ニコニコ


63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 23:06:07.76 ID:M8fpvSAt0


遊園地

ウルフルン「よっしゃあっ! ジェットコースター乗ろうぜ!!」

ZIPPEI「……」ニコニコ

犬たち<キャンキャン


~~

ウルフルン「オエッ……気持ち悪がっだ……」ヨロヨロ

ウルフルン「なんだあの乗り物は……人間ってやつは馬鹿じゃねえのか」ヨロヨロ

ZIPPEI「……」ジイッ

ウルフルン「ああ? 大丈夫だよ、ちょっと酔っただけだ。漏らしてなんかいねえぞ」

子供たち「ああー! ZIPPEIだ~!」タタタ

ウルフルン「ああっ!?」



64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 23:10:17.28 ID:M8fpvSAt0


子供たち「ZIPPEI、ZIPPEI~!」キャッキャ

ウルフルン「な、なんだこいつら……邪魔だぞっ!!」

子供「オオカミのきぐるみだ! 写真撮って!」

ウルフルン「俺様はきぐるみじゃねえ!」

子供「こわい~!」キャッキャ

ウルフルン「チッ、なんなんだよ……」

ZIPPEI「……」

ウルフルン「お前、結構有名なんだな」

ZIPPEI「……」

ウルフルン「流石は俺様のダチだ。よろしくな、ZIPPEI!」

ZIPPEI「……」テレテレ


66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 23:19:23.65 ID:M8fpvSAt0


ウルフルン「よし、ZIPPEI! 今度は観覧車に乗るとしようぜ!」

ZIPPEI「……」ニコニコ

ワイワイ

ウルフルン「あん?」

みゆき「夏休みも残りわずかー! 今日はみんなで遊園地に来ちゃいましたぁー!!」

ワー! パチパチパチ

あかね「いやぁー、みゆきにしてはいいこと思い付いたなぁ」

みゆき「私にしてはってなに? はっぷっぷー!」

やよい「あはは、来れたのはれいかちゃんがこの前のお祭りの抽選でチケットをゲットしたからだけどね」

れいか「まさか当たるなんて思いませんでした」

なお「昔から運が良いからね、れいかは」



67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 23:24:53.47 ID:M8fpvSAt0


ウルフルン「あいつら、プリキュアじゃねえか!?」

ZIPPEI「……?」

ウルフルン「チッ、こんなところになんで……」

みゆき「みんな、観覧車乗ろうよー!」

キャンディ「観覧車ぁ~? そりなにクルぅ~!?」

あかね「って、それは最後の楽しみやろー!」ペシッ

みゆき「えへへ、そうでした」

キャンディ「クルぅ?」

やよい「観覧車っていうのはね、ロマンチックいっぱいの遊園地の目玉のことだよ!」

キャンディ「楽しそうクルぅ~!」キラキラ

ウルフルン「と、とりあえず隠れるぞZIPPEI」ササッ

ZIPPEI「……」ササッ


69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 23:31:27.94 ID:M8fpvSAt0


やよい「ああ、私もアカオニさんと乗りたいなぁ……」ホワワ

なお「へ?」

やよい「な、なななんでもないっ!」アタフタ

あかね「やっぱし、遊園地に来たからにはジェットコースターやぁー!!」

みゆき「えー! 私コーヒーカップがいい~!!」

みゆき「ねっ? れいかちゃんもそう思うよね!」

れいか「は、はあ。私遊園地は初めてで……」

やよい「へえ~!」

あかね「ほんなら今日はれいかの遊園地初めて記念日やな!」

なお「遊園地の面白さ、教えてあげるよ!」

キャンディ「ジェットコースター? コーヒーカップ? なにそりクルぅー!!」キラキラ


70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 23:38:10.13 ID:M8fpvSAt0


ウルフルン(楽しそうにしやがって……イライラするぜ)

ZIPPEI「……」

ウルフルン「ZIPPEI、すまねえな。せっかく遊園地に来たのに隠れるなんてよ……」

ZIPPEI「……」フルフル

ウルフルン「俺といるだけで楽しいだぁ? ……けっ、馬鹿言うなよ」

ZIPPEI「……」ニコニコ

あかね「では! ジェットコースターへレッツゴぉー!!」

みゆき「次はコーヒーカップだからね!」

やよい「あかねちゃんって高いところ苦手じゃなかった?」

なお「あかねみたいなタイプは乗ったら泣き叫ぶよ。……私はパスだけど」

あかね「なに言うてんねん! なおも乗るでぇー!!」ガシッ

なお「い、いやぁぁぁぁ!!」

やよい(私、身長大丈夫かな……)


71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 23:42:42.40 ID:M8fpvSAt0


キャンディ「ジェットコースター楽しみクルぅ~」

みゆき「みんなでジェットコースターに乗ってウルトラハッピー!」

れいか「はい。私もウルトラハ……」

ガササッ

れいか「! そこに誰かいます!!」キッ

みゆき「えっ?」

ウルフルン(げっ……何故わかる!?)

ZIPPEI「……」ドキドキ



73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 23:46:54.58 ID:M8fpvSAt0


なお「誰かいるって?」

やよい「あ、怪しい人かな……」

あかね「ひろこやったりして」

みゆき「?」

れいか「そこにいるのは分かっています! 出てきてください!!」

ウルフルン(どうしよう……)

ZIPPEI「……」テクテク

ウルフルン「あっ、おい! ZIPPEI!!」

犬たち<キャンキャン

ウルフルン「ちびたちも……! 出ていってどうすんだ!」



75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 23:51:11.74 ID:M8fpvSAt0


ZIPPEI「……」テクテク

犬たち<キャンキャン

みゆき「わんちゃん!」キラキラ

あかね「ああ~! かわええ~!!」

なお「かわいい~!!」

れいか「犬、でしたか……」

やよい「ってみんな! この子、ZIPPEIだよ!」

れいか「じっぺい?」

あかね「ああ、テレビの!」

なお「ZIPだね!」

みゆき「知ってるー! スマイルキャラバンだよね!!」


79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/15(水) 23:55:44.17 ID:M8fpvSAt0


れいか「よくわかりませんが……かわいいですね」ナデナデ

ZIPPEI「……」

れいか「ふふ♪」

やよい「でもなんでこんなところにいるのかな?」

あかね「なんでもええやん、かわええし!」

なお「うんうん!」

やよい「あはは」

キャンディ「キャンディもなでなでしたいクルぅー!」

みゆき「食べられないようにね」

キャンディ「キャンディは餌じゃないクルぅ」プクッ

ZIPPEI「……」

キャンディ「えへへっ! よしよしクルぅ~」ナデナデ


82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 00:00:27.90 ID:AMUI98450


ワイワイ

ウルフルン(ZIPPEIのやつ……まさか)

ZIPPEI「……」チラッ

ウルフルン「!」

ZIPPEI「……」ニコッ

ウルフルン(この隙に逃げろ、だと? あの野郎……!)

ZIPPEI「……」ニコニコ

やよい「あっ、笑ってる!」

みゆき「かわいいね~」ナデナデ

キャンディ「でも、このワンワン吠えないクルぅ?」

みゆき・やよい「あ……」

れいか「?」



84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 00:06:02.57 ID:AMUI98450


みゆき「ZIPPEIは……その……」

あかね「あ……」

なお「……っ」

やよい「えっと……」

れいか「なん、ですか?」

みゆき「ZIPPEIはね、声が出せないの」

キャンディ「クル……?」

れいか「声が……?」

あかね「声帯をとってしもたんや……」

れいか「声帯を……! そんな……」

なお「かわいそうだよね……」

やよい「ZIPPEI……」ウルウル

キャンディ「クル……」ウルッ

れいか「ひどい……」


85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 00:13:04.18 ID:AMUI98450


ウルフルン「……」

ZIPPEI「……」シュン

みゆき「ZIPPEIっ……」ギュッ

ウルフルン「……おい」

みゆき「へっ?」

ウルフルン「今の話はどういうことだ?」

キャンディ「ウ、ウルフルンクルぅー!?」

みゆき「オ、オオカミさん!」

あかね「こんなときに……またあんたかいなあっ!」

なお「なんで遊園地に!」

やよい「バッドエナジーを取りに来たんだね!」

れいか「そんなことは絶対にさせません!!」

ウルフルン「うるせええっ!!」

五人「!?」


88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 00:16:53.48 ID:AMUI98450


ウルフルン「今の話はどういうことかって聞いてんだよ……」

みゆき「今の話?」

やよい「まさか、ZIPPEIのこと?」

ウルフルン「ああ、そうだ」

なお「どういうって……なんであんたがそんなことを……」

あかね「あんたには関係あらへんやろ!」

ウルフルン「関係あんだよおっ!!」

れいか「関係がある……?」

ウルフルン「ああ、あるに決まってるだろうが」

ZIPPEI「……」


90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 00:21:30.68 ID:AMUI98450


ウルフルン「そいつはなあ! ZIPPEIは俺と同じ食卓についた!! ダチなんだよおおっ!!!」

あかね「だ、だち?」

あかね「だちってなんや?」

みゆき「わ、わかんない」

ウルフルン「ダチってのは、友だ……」

みゆき「友だ?」

ウルフルン「チッ……なんでもねえよ。てめえらに言うことでもねえな」

あかね「な、なんやねん」

ウルフルン「とにかく! ZIPPEIのことを話やがれ!! 声帯がなんとかなああっ!!」



91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 00:26:09.46 ID:AMUI98450


なお「なんであんたなんかにそんなことを!」

れいか「そうです。先程隠れていたのはあなたですね?」

やよい「悪いこと、しようとしてたんだよね?」

ウルフルン「……」

みゆき「……オオカミさん?」

ウルフルン「……ああ。俺様はいつものように人間どものバッドエナジーを取りに来たのさ!」

あかね「やっぱりや……!」

みゆき「そんなことはさせない! みんなをバッドエンドになんか、絶対にさせない!」

キャンディ「みんな、変身クルぅー!!」



94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 00:30:39.78 ID:AMUI98450


五人「プリキュア、スマイルチャー……」

ウルフルン「おっと、待てええっ!!」

五人「……!?」

ウルフルン「変身はするなあっ! もし変身するなら、こいつらが傷物になるぜえ?」シャキン

犬たち<キャンキャン!

ZIPPEI「……」

みゆき「ZIPPEI! みんな!」

やよい「ZIPPEIを犬質に……!」

れいか「卑劣なっ!」

あかね「なんて奴やっ!!」

なお「許せない……!」

ウルフルン(許せ、ZIPPEI……しばしの我慢だ)



96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 00:36:30.52 ID:AMUI98450


ウルフルン「ウルッフッフッフ……。どうする、プリキュアぁぁっ!!」

あかね「くっ……言う通りにするしかないんか」

みゆき「ZIPPEIが大事……変身はしないよ」

ウルフルン「ウルッフフ、それでいい」

れいか「こんなことをして、何が狙いですか?」

ウルフルン「さっきから言ってんだろうが……」

ウルフルン「ZIPPEIのこと! 知ってることをすべて話せ!!」



98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 00:40:04.46 ID:AMUI98450


みゆき「ZIPPEIのことを……」

れいか「それがあなたの望みですか」

ウルフルン「ああ、何度も言わせんなよ。さっさと話せえっ!!」シャキン

ZIPPEI「……」

みゆき「……っ!」

れいか「みなさん、早くZIPPEIさんのことを!」

あかね「……わかった」

なお「ウルフルン、さっきのことから話すよ」

やよい「ZIPPEIは……」

みゆき「声が、出ないの」

ウルフルン「……」

ZIPPEI「……」


101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 00:44:50.01 ID:AMUI98450



~~

みゆき「……ZIPPEIは声帯をとられたまま、全国を旅してるの。番組のために」

ウルフルン「……」

みゆき「それは飼い主がZIPPEIを番組に……」

ウルフルン「もういいわ」

みゆき「えっ?」

ウルフルン「おらよ、犬どもは放してやる」シッシッ

犬たち<キャンキャン

ZIPPEI「……」

なお「みんな! 早くこっちに!」

れいか「犬さんたちは保護しました!」

やよい「変身しよう!」

ウルフルン「あー、やる気失せたわ」



104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 00:51:47.73 ID:AMUI98450


みゆき「え……?」

ウルフルン「だーかーら、やる気失せたっつってんだよ」

あかね「な、なんやそれ!」

ウルフルン「うるせえな。別に俺の勝手だろうが」

れいか「信用……できませんね」

ウルフルン「けっ、そうだろうな。だが俺様は今デカッパナも絵の具も絵本も持ってねえんだよ」

ウルフルン「今忘れちまったのに気付いたわ。あー、やる気失せた」

なお「退いてくれるなら、構わないけど……」

やよい「無駄な戦いはしたくないから……」

ウルフルン「そうかい。俺もだ」

みゆき「じゃあ……」

ウルフルン「もう帰るわ。じゃあな、プリキュア。……だが次会う時は容赦はしねえ」

ウルフルン「……」チラッ

ZIPPEI「……」ニコニコ

ウルフルン「……」シュンッ


105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 00:56:41.23 ID:AMUI98450


~~

ウルフルン「ウルッフッフッフ……」キョロキョロ

ウルフルン(ZIPPEIが閉じ込められていたのは車だったのか。知らなかったぜ)

ウルフルン(あの車はここら辺に……)

幼女「おじちゃーん、絵描いてぇー!」

アカオーニ「任せるオニ! おじさん、オニがんばっちゃうオニー!!」

幼女「わーい!」

アカオーニ「~♪」カキカキ

ウルフルン「…………」

ウルフルン(いつもなら無視だが、背に腹はかえられねえ)

ウルフルン「おい、アカオーニ!!」ズカズカ



108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 01:02:56.06 ID:AMUI98450


アカオーニ「ウ、ウルフルンっ!?」

幼女「おおかみしゃんだー!」

ウルフルン「……ああん?」ギロッ

幼女「ひっ!」ビクッ

幼女「きゃあああっ」タタタ

ウルフルン「……フンッ」

アカオーニ「ああー!! 何するオニ! 幼女逃げちゃったオニぃー!!」プンプン

ウルフルン「気持ち悪いからプンプンはやめろ」

アカオーニ「お前さん、どうしてこんなところにいるオニ!」

ウルフルン「そりゃこっちの台詞だあっ!!」

アカオーニ「俺様は絵かきやってたオニ♪」

ウルフルン「ああ、なんでもいいよ。聞いたけど聞いてねえよ」


112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 01:09:37.64 ID:AMUI98450


アカオーニ「お前さんはなにやってるオニ?」

ウルフルン「ああ? なんだっていいだろ」

アカオーニ「ふん、感じ悪いオニ! マジョリーナなんか、あの高級そうなホテルに入るのを見たら挨拶してくれたオニ!」

ウルフルン「その話はやめろ」

アカオーニ「そういえばジョーカーが化粧してたオニ!」

ウルフルン「やめろおおおっ!!」

アカオーニ「あ、ピエーロ様はバッドエンドカンパニーをおこしたそうオニ」

ウルフルン「マジで!?」



116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 01:18:01.72 ID:AMUI98450


ウルフルン「ったく、バッドエンド王国の名がすたるぜ!!」

アカオーニ「まあ、どうせ滅ぼす世界オニ。今のうちにオニ楽しんでおくオニ!」

ウルフルン「それでも悪役かてめえら……」ハア

アカオーニ「で、俺様に何か用オニ?」

ウルフルン「ああ。この近くに車が止まってなかったか? ドアの鍵穴が潰れてるやつ」

アカオーニ「車オニ~? 俺様、ずっと絵を描いていたから見てないオニ!」

ウルフルン「そうか……」

アカオーニ「あ! そういえば風景画を描いていたオニ!」ガサゴソ


120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 01:25:21.50 ID:AMUI98450


アカオーニ「ほら!」ドサッ

ペラペラ……

ウルフルン(すげえよこいつ……風景を一コマ一コマ丁寧に描いてるよ。パラパラ漫画みたいに様子がわかるよ)

アカオーニ「ずっと描いていたオニ!」

ウルフルン「お前もう東映行けよ……って、んん?」

アカオーニ「いつかはプリキュアの作画監督は俺様が……どうしたオニ?」

ウルフルン「俺が探している車が写ってる……そして、この男は?」

アカオーニ「ああ、その人間ならあの店から出てきたオニ!」

ウルフルン「店って、パチンコじゃねえか」

アカオーニ「これだけはこの目で見たから間違いないオニ! 出てきた瞬間、ものすごいバッドエナジーを発していたオニ!!」


123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 01:30:18.77 ID:AMUI98450


アカオーニ「パチンコってなにオニ?」

ウルフルン「わからねえ」

警察官「パチンコというのはですね」

マジョリーナ「駄目人間が行くような場所だわさ!」

ウルフルン「げっ、バカップル!!」

マジョリーナ「ば、ばばバカップルなんて! もう、ウルフルンちゃんったらだわさー!//」ウフフ

ウルフルン「き、きもおっ!!」

アカオーニ「なんか二人ともツヤツヤしてるオニ!」

警察官「……//」

マジョリーナ「……//」

ウルフルン「もういいよお前ら、帰れよ」



126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 01:37:11.97 ID:AMUI98450


ウルフルン「駄目人間ねえ……大体わかったわ」

マジョリーナ「なにがわかっただわさ?」

ウルフルン「……なんでもねえよ」

アカオーニ「そうだ! 三人とも、絵を描いてあげるオニ!!」

警察官「おお、いいですね」

マジョリーナ「綺麗に描くだわさ!」

ウルフルン「俺はいい。誰がその二人なんかと」スタスタ

アカオーニ「そうかオニ。どこか行くオニ?」

ウルフルン「ちょっと散歩にな。へーい、タクシー」

タクシー<キキイッ



130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 01:44:15.94 ID:AMUI98450


ドア<ガチャッ

ウルフルン「よっこらせっと」

ピエーロ「お客さん、どこまでいくつもりだ?」

ウルフルン(そんな時間も経ってねえし、まだ近くにいるだろ)

ウルフルン「この車を探してほしいんだが……ってピエーロ様ぁぁぁっ!?」

ピエーロ「うむ、何故我が名を……むむ。ウルフルンではないか」

ウルフルン「な、ななななな何してんですかあなたぁぁぁあああっ!?」

ピエーロ「アカオーニに聞いたであろう? 我は会社をたてたのだ」

ウルフルン「いや知ってるけど! なんでタクシー運転手やってるんですかあっ!?」

ピエーロ「なんでも屋さんみたいな?」

ウルフルン「みたいなじゃねえよ!!」


134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 01:51:49.05 ID:AMUI98450


ピエーロ「フハハハハッハハハハ…………!!」

ピエーロ「相変わらず、騒がしい奴だな。ウルフルン」

ウルフルン「俺、そんな騒がしいキャラじゃないですけどねえっ!」

ピエーロ「フッフフハハハハハハハハハハハハハハハハハハーーーー!!!」

ピエーロ「まあ、なんだ。今はお客さんだ。その車探してやろう」

ウルフルン「ああ、はい……」

ピエーロ「我に任せておけ。そのくらいは我が念視能力でちょちょいのちょいすけだ」

ウルフルン(便利だな、ピエーロ様。なんでも屋向いてるわ)


135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 01:53:25.91 ID:eCs9ATkY0

ピエーロ様かわいいな


136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 01:55:50.98 ID:AMUI98450


ピエーロ「むんっ!!」カッ

ピエーロ「見つけた……!!」

ウルフルン「本当ですか!?」

ピエーロ「我が念視能力に狂いはない。この道を直進だ!!」

ウルフルン「さすがピエーロ様……!!」

ピエーロ「ところでウルフルンよ」

ウルフルン「はい?」

ピエーロ「何故この車を探しているのだ?」

ウルフルン「そ、そいつは……」

ピエーロ「……我にも言えないことか」

ウルフルン「すみません……」

ピエーロ「……。まあよい」

ブロロロ……


138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 02:01:07.21 ID:AMUI98450


タクシー<キキイッ

ピエーロ「着いたぞ」

ウルフルン「ありがとうございました」

ピエーロ「……」

ウルフルン「……」

ピエーロ「え、タクシー代は?」

ウルフルン「え?」

ピエーロ「……。給料から差し引くぞ」

ウルフルン「ちょっと待っ……」

ブロロロ……

ウルフルン「あー……まあいいか」

ウルフルン「で、ここはどこだ? 確かに車は止まってるが……」

ウルフルン「ファミレスか……さっき行ったところだな」

ウルフルン「もう二度と行かないと決めたつもりだったが、まあ仕方ねえな」


139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 02:06:26.72 ID:AMUI98450


ファミレス

ウルフルン「ウルッフッフッフ……」

店員「いらっしゃいま……ってまたあなたですか?」

ウルフルン「よお、今回はダチは連れて来てないぜ?」

店員「というよりも、あなたのきぐるみの方が問題なのですが」

ウルフルン「ああ、そうかぁ。どうせ歓迎なんてされる気もなかったけどなあっ!!」ガシイッ

店員「ひっ……!?」

ガシャアアンッ!! パリイイン!!!

ウルフルン「おい、お気楽な人間どもぉ!!」

ザワザワ…… キャー!! ワーワー!!

ウルフルン「静まりやがれえええっ!!!」


140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 02:11:44.33 ID:AMUI98450


シーン……

ウルフルン(あの男はどこだぁ?)キョロキョロ

ウルフルン「ウルッフッフッフ、ならおびき出すまでだああっ!!」バッ

ウルフルン「世界よおっ! 最悪の結末、バッドエンドに染まれ!! 白紙の未来を黒く塗り潰すのだああっ!!!」

店員「正直迷惑な客ばかりで辛いです……」ガクリ

人々<ウウー アアー

ウルフルン「ウルッフッフッフ……人間どもの発したバッドエナジーが! 悪の皇帝ピエーロ様を蘇らせていくのだああっ!!」


~~

遊園地

キャンディ「どこかがバッドエンドになってるクルぅー!!」

みゆき「たいへん……!」

ZIPPEI「……」


143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 02:15:30.94 ID:AMUI98450


飼い主「な、なんだよこれ……!」ガクブル

ウルフルン「……!!」ギロッ

飼い主「ひっ……」

ウルフルン「やっと見つけたぜ……。アカオーニが言うにはもうバッドエナジーを出していたそうだからなあ」

ウルフルン「てめえだけ反応しないと思っていたぜえ」

飼い主「く、来るなあっ……! ひいいっ!!」

ウルフルン「ウルッフッフッフ……!!」ギラリ

飼い主「ば、化け物おっ! こっち来るんじゃねえ!!」

ウルフルン「化け、物……?」ピクッ

飼い主「ふえ……?」


144: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 02:21:44.66 ID:AMUI98450


ウルフルン「化け物だと……?」

飼い主「へ、へへ。き、傷ついたか……?」

飼い主「化け物めえっ! こっち来るんじゃねえ!! さっさと巣に帰りやがれええっ!!」

ウルフルン「ウルッフッフッフ……ウルファッハハハハハハハーーーッッ!!!」

飼い主「ひいっ、ひい……?」

ウルフルン「そうだよなあ、お前から見たら俺様は化け物だよなあ。そうだよなあ」

ウルフルン「あいつにも、そう見えていたのかもしれねえ。プリキュアに触れ合ってるあいつらを見たら……やる気失せたんだ」

ウルフルン「俺みたいな悪役に、あいつらを世話する義理も資格もねえよ。プリキュアのような奴らに世話してもらった方がいいに決まってる」


147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 02:30:38.10 ID:AMUI98450


ウルフルン「だがなあ……!」

ウルフルン「ダチなんだよおおっ!!!」

飼い主「」ビクッ

ウルフルン「勝手に俺が思ってるだけかもしれねえ。でも思い込んじまったんだ!!」

ウルフルン「あいつが……ZIPPEIがどう思っていようが! 俺様は……!!」

ウルフルン(ウルッフッフッフ……馬鹿か、俺は。あいつらがそんな薄情な奴じゃねえって知ってんのによ……いや、だからこそ)

ウルフルン(だからこそ! ZIPPEIには幸せになってもらう!! あいつだけはハッピーエンドに!!)

ウルフルン「だからてめえは! てめえだけはああっ!!」

飼い主「ぃぎっ、ひいっ……!!」

ウルフルン「なにが化け物だあっ! パチンコやるため、てめえの飼い犬車に放置しといた挙げ句に、いなくなったらこんなところで飯食ってるだと!?」

ウルフルン「人間の面被った化け物はてめえじゃねええかぁぁぁぁあああああっ!!!!」


149: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 02:32:29.74 ID:mUUMRVSFO

ウルフルンさんが言いたいこといってくれたわ


150: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 02:33:02.72 ID:lXUS8MKM0

もしもウルフルンさんがホントにいたなら……


154: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 02:38:28.16 ID:AMUI98450


飼い主「ひぃ、いやだ、死にたくない……!」ガクブル

ウルフルン「てめえ、それZIPPEIの前でもいえんのか? ちびどもの前でいえんのか!?」

ウルフルン「飼い主なら、飼い犬の命粗末に扱うんじゃねえ! 命を管理するとか……軽々しくものを言うなああっ!!」

ウルフルン「てめえみたいな屑に扱えるほど、命ってのは軽くねえんだよ」

ウルフルン「犬を舐めるんじゃねええええっ!!!!」

飼い主「お、おれだってちゃんと……エンジンだって……人に見に行かせて……」

ウルフルン「俺が気付いた時にはクーラーなんてついてなかった! 飼い主なら自分で見に行けよ!!」

飼い主「お、おれは……!」

ウルフルン「もういい」

飼い主「え……」


155: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 02:42:38.92 ID:AMUI98450


ウルフルン「言い訳はもう聞かねえ……」

ウルフルン「もう、二度と犬を飼えない身体にしてやる……」

飼い主「ひいっ……!!」

ウルフルン「ウルッフッフッフ……、ウルッフッフッフ!!」

飼い主「ぃえっ、うえぐっ……」

ウルフルン「ウルフフハハハハハハハハハハハハハハハーーー!!!!」


「「「「「そんなことさせない!!」」」」」




160: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 02:46:55.61 ID:AMUI98450


ハッピー「キュアハッピー!!」

サニー「キュアサニー!!」

ピース「キュアピース!!」

マーチ「キュアマーチ!!」

ビューティ「キュアビューティ!!」

ハッピー「五つの光が導く未来! 輝け!!」


「「「「「スマイルプリキュア!!」」」」」


キャンディ「世界をバッドエンドになんかさせないクルぅー!!」

ウルフルン「ウルッフッフッフ……来たか、プリキュア!」

ZIPPEI「……」

犬たち<キャンキャン

ウルフルン(ちびども……ZIPPEI……)



163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 02:50:46.17 ID:AMUI98450


ハッピー「オオカミさん!」

サニー「あんたの思い通りにはさせへんでえっ!!」

ピース「大丈夫ですか?」タタタ

飼い主「は、はいぃ……!」エグエグッ

マーチ「こんな酷いこと……!」

ビューティ「絶対に許せません!!」

ウルフルン「ウルッフッフッフ……いいぜ、プリキュア!! てめえらとの腐れ縁もそろそろ断ち切ろうとしてたところだああっ!!」

キャンディ「プリキュアは負けないクルぅー!!」

ZIPPEI「……」


167: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 02:56:12.74 ID:AMUI98450


サニー「さあ! スーパーアカンベェでもアオッパナでも出してみんかい!!」

ウルフルン「ウルッフフ、ねえよそんなもん」

サニー「は、はあ?」

ウルフルン「言っただろ! 今日は忘れたってなああっ!!」

サニー「んなっ……!」

ピース「ほ、ほんとだったの!?」

ハッピー「え、私ほんとだと思ってた!」

マーチ「あはは……」

ビューティ「……私たち五人に、一人で勝てると思っているのですか?」

ウルフルン「そりゃそうだ。俺様は最強だからなあ!」


173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 03:04:27.13 ID:AMUI98450


ウルフルン「ウルッフッフッフ……」

サニー「……じゃあ、本気で行かせてもらうで」カチャ

キャンディ「みんな! スマイルパクトに力を込めるクルぅぅぅ~!!」

ウルフルン(ZIPPEI、ちびども……。すまねえ、さっきは乱暴しちまってよ)

ウルフルン(だが仕方なかった。お前らを幸せにするためには、ああするしかなかったのさ)

ビューティ「プリキュア・ビューティ・ブリザード!!」

マーチ「プリキュア・マーチ・シュート!!」

ピース「プリキュア・ピース・サンダー!!」

サニー「プリキュア・サニー・ファイヤー!!」

ウルフルン(俺様はお前らの幸せを奪うことはできねえ。だからプリキュアのことも……)

ハッピー「プリキュア・ハッピー・シャワー!!」

ウルフルン(プリキュア、ZIPPEIたちを頼んだぜ……)

ウルフルン(せめて、俺の心の中にZIPPEIがいることを……願うと、するか…………)

……バタリ


178: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 03:10:14.46 ID:AMUI98450


ウルフルン「……」バタリ

サニー「やったんか……?」

アカオーニ「それはどうオニ?」

ピース「! アカオニさん!?」

マジョリーナ「いーっひぃっひいっひぃ!! プリキュア、年貢の納め時だわさあっ!!」

ハッピー「おばあちゃん……!!」

マジョリーナ「誰がおばあちゃんだわさ!?」

ウルフルン「……てめえら、なんで…………」

アカオーニ「ふん! 散歩と言って、タクシーを使う馬鹿がどこにいるオニ!!」

マジョリーナ「なんか様子がおかしいと思ったら、こういうことだっただわさ!」


183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 03:15:23.12 ID:AMUI98450


ウルフルン「こういうこと、って……事情がわかるのかよ?」

アカオーニ「バッドエンド王国の情報網を舐めてはいけないオニ!」

マジョリーナ「あの男に聞いただわさ!」

ウルフルン「あの男……?」

ジョーカー「どうもぉぉぉ!! 三幹部のみなさぁぁぁぁん!?」

ウルフルン「ジョーカー!!」

ジョーカー「プリキュアのみなさぁんも、ねっ♪」

ハッピー「ジョーカー……!」

ウルフルン「なんでてめえが……」

ジョーカー「何故って、ミルクあげたでしょう? あの子に♪」チラッ

ZIPPEI「……」

ウルフルン「!」

ジョーカー「気付かないとでも思ったんですかぁぁ?」


185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 03:24:46.12 ID:AMUI98450


ジョーカー「ウルフルンさんは顔に出やすいですからねぇぇぇ?」

ウルフルン「なっ、俺様はクールだぞ!」

ジョーカー「あの子たちを守りたいのでしょう?」

ウルフルン「……」

ジョーカー「幸せに、ハッピーエンドにしたいのでっしょおおう?」

ウルフルン「……ウルッフフ、なんだよ。言いたいことがあるなら言えよ」

ウルフルン「バッドエンド王国の幹部が聞いて呆れるぜ。世界中の人々のバッドエンドじゃなく、たった九匹のハッピーエンドを望むなんてよ……」

ジョーカー「んっふぅ♪」

ウルフルン「謀反の罪で殺すなら殺せよ。ハッピーエンドに染まった、哀れなオオカミなんて……」

ジョーカー「謀反んん? 何をおかしな……」

ウルフルン「……はあ?」


186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 03:29:15.19 ID:AMUI98450


ジョーカー「言いましたよね? 私、犬好きだってぇぇ」

ジョーカー「それに同じビューティアイスをペロペロした者同士、ダ・チなのではないですかぁぁぁぁぁあ?」

ビューティ「ペ、ペロペロ?」

サニー「あれは聞いたらあかん」

ウルフルン「……けっ。誰がてめえなんかと」

ジョーカー「あら、そうですかぁ。なら私だけ思い込んでおきますねぇぇぇ」

ウルフルン「勝手にしろ」

ジョーカー「んふぅふ♪」

ハッピー「ていうか、オオカミさんが守りたいって……どういうこと?」



188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 03:34:11.28 ID:AMUI98450


ジョーカー「それを教えるのは……どうしますぅ? ウルフルンさぁぁん」

ウルフルン「やめとく」

ジョーカー「そうでっすかぁぁ! なら、プリキュアのみなさんにはお教えできませええん!!」

ハッピー「そんな……!」

ジョーカー「そのかわりっ♪ みなさんと私たちで戦って差し上げましょう!」スタッ

ビューティ「……」

アカオーニ「オニ!」スタッ

ピース「うう……」

マジョリーナ「だわさ!」スタッ

マーチ「直球勝負だ!」

アカオーニ「ウルフルンは、あの男をやるオニ!!」

飼い主「ひっ……」

ハッピー「だ、駄目! それは絶対止めるんだから!!」

サニー「せや!」

ウルフルン「!!」


190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 03:38:55.30 ID:AMUI98450


ジョーカー「んっふぅ♪ さすがプリキュア、どんな悪人でも人間なら助けるというつもりですかぁぁぁ」

ビューティ「悪人……?」

サニー「五人と四人! 頭数ではこっちが勝っとるんや!!」

ハッピー「この人には手出しさせない!!」

アカオーニ「頭数で勝ってるオニ?」

ジョーカー「んっふぅふぅ! ご冗談を!!」

マジョリーナ「お前たちなんか、束になっても敵わないお方が来てるだわさ!」

マーチ「なにを……?」

タクシー<キキイッ

ピエーロ「我が名はピエーロ! 勝負だ、プリキュアー!!」

ハッピー・サニー「ピエーロ……!!」

ウルフルン「ピエーロ様!?」


193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 03:43:43.46 ID:AMUI98450


ウルフルン「何故ここに!?」

ピエーロ「フハハハハハハハハハハハハハハーーー!!!!」

ピエーロ「タクシー代を貰いに来ただけだ」スタッ

ハッピー・サニー「!!」

ピエーロ「貴様らの相手は我だ! 覚悟するがいい!!」

サニー「ま、まずいでこれは……」

ピエーロ「バッドエナジー砲!!」カッ

キャンディ「バッドエナジー砲、タクシーを破壊するほどの力クル!!」

ドゴオオオオオオッ!!!

ハッピー・サニー「ああああっ!?」

ピエーロ「いけ! ウルフルン!!」

ウルフルン「すまねえ、馬鹿ども!!」ダッ


197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 03:51:59.21 ID:AMUI98450


ビューティ「行かせない!」

ジョーカー「あなたの相手は私です!」

ビューティ「ジョーカー……! 何故、あなたは……!!」

ジョーカー「んっふぅ! 命を懸けて戦うものができたのですよぉぉ!!」

マーチ「ハッピー! サニー!!」

マジョリーナ「お前は真っ直ぐに、私と戦えばいいだわさ!!」

マーチ「あんたたちは間違ってる!!」

マジョリーナ「へそは曲がっているが、信念だけは曲げる気はないねえ!!」

ピース「もう、誰も傷ついちゃ駄目なの!! どいてよ!!」

アカオーニ「すでに傷ついている奴らがいるんだオニ!!」

アカオーニ「泣き虫なお前さんより、ウルフルンは繊細なんだオニ!!」

ピエーロ・ジョーカー・アカオーニ・マジョリーナ「絶対に通さない!!!!」


199: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 03:57:24.42 ID:AMUI98450


ピエーロ「バッドエナジー砲!!」

ゴオオオオッ!!

サニー「サニー・ファイヤー!!」

サニー「ハッピー、今のうちにウルフルンを!!」

ハッピー「わ、わかった!」タタタ


ウルフルン「……やっと終わらせられる」

飼い主「……ひっ」

ウルフルン「あいつらの幸せのために、俺は……お前を……」

ウルフルン「これがハッピーエンドだ!!」シャキン

飼い主「た、たすけてぇ……!」

ウルフルン「何度言わせる気だよ……」

ウルフルン「あいつらだって、何度も何度も助けを求めてたんだよ!! てめえになああああああああああっ!!!!」



202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 04:03:10.96 ID:AMUI98450


ウルフルン「消えろ……あいつらは優しいからな……」

ウルフルン「一撃で仕留めてやるよ…………」

ウルフルン「この化け物がぁぁぁああああああああああ!!!」

ブンッ!!

飼い主「ひいっ!」

ハッピー「だめええーっ!!」ガシッ

ウルフルン「……っ!?」ピタッ

ハッピー「駄目、オオカミさん……!!」

ウルフルン「どうして……どうして止める!! プリキュアぁぁぁぁ!!!」

ハッピー「プリキュアだもんっ!!」

ウルフルン「ああっ!?」


204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 04:08:12.24 ID:AMUI98450


ウルフルン「ふざけたこと言ってんじゃねえぞ!! 最後まで頭お花畑か、てめえ!!!」

ハッピー「ふざけてない……ふざけてないよ!!」

ハッピー「プリキュアは伝説の戦士、悪をくじき弱きを助ける正義のスーパーヒーロー!!」

ウルフルン「何が正義だあっ!! 正義なら……正義なら!! この屑を潰せえええっ!!!」

ハッピー「そう、正義だから……でも! 私たちにもわからないことがあるの!」

ハッピー「教えてよオオカミさん!! なんで、なんでこんなことするの!?」

ハッピー「全部正直に話して!!」


208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 04:15:33.90 ID:AMUI98450


キインキイン!!

ビューティ「あなたが命を懸けて戦う? それは……大切なものなのですか!?」

ジョーカー「ええ、そうですともぉ! あなた方プリキュアがあの妖精のために戦うように、私もねえっ?」

ジョーカー「ウルフルンさぁぁぁんは優しいお方なんでっすぅうう!!」

ドガッドガッ!!

ピース「うう、ウルフルンが繊細……?」

アカオーニ「そうオニ! あいつ、ジブリを観たら大体全部泣いてしまうほどオニ!!」

ピース「か、かわいいね」

アカオーニ「だからこそ! あいつはZIPPEIに心惹かれたオニ!!」

シュバンバアアン!!

マーチ「ウルフルンがZIPPEIに……?」

マジョリーナ「そうだわさ! あいつは昔から動物好きでねえ!! しょっちゅう捨て犬とか拾ってきていただわさ!!」

マジョリーナ「今回もそんな理由なんじゃないかい? まあなんでもいいけどねえ! あいつの気持ちを大切にする! それが私の信念なんだわさあっ!!」


210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 04:20:34.91 ID:AMUI98450


ドドオオンバゴオオッ!!

ピエーロ「貴様は何もわかっていない。わかろうともしていない!」

ピエーロ「ウルフルンの気持ちを!!」

サニー「悪役の気持ちなんか……!」

ピエーロ「何を言う、あやつのどこが悪役なのだ!! 友を守ろうとする男が悪役となりえるのか!?」

サニー「友を、守るやてぇ……!?」

ピエーロ「貴様は知らない! 知ろうともしない!!」

ピエーロ「奴は! 自分の気持ちを押し殺してまでも!! 貴様たちに!!」

ピエーロ「ZIPPEIのことを誰よりも思っているのだあああっ!!!」



215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 04:26:46.99 ID:AMUI98450


ハッピー「……オオカミさんが、ZIPPEIを助けたんだね…………」

ウルフルン「……ああ」

ウルフルン「あいつらが車内で死にそうなところを俺が偶然見つけたんだ」

ウルフルン「偶然だ、偶然……だがその偶然は俺様にとってはいいもんだった」

ウルフルン「あいつらとお好み焼きを食ったり、カマバー行ったり、ファミレスは……追い出されたか」

ウルフルン「あと遊園地……ジェットコースターしか乗ってねえがな。俺は酔ったっけか、情けねえ」

ハッピー「オオカミさん……」

ウルフルン「あいつらと過ごした時間は、短かったが……楽しかった。こんな気持ちになったのは初めてさ」

ウルフルン「なんせ、オオカミってだけで周りには避けられる。挙げ句には石を投げられ、虐げられた」


216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 04:32:53.44 ID:AMUI98450


ウルフルン「あいつらだけだった……俺に接してくれるのは」

ウルフルン「だが、俺は怖かったんだ! あいつらに避けられるのが……いつかは、あいつらも…………」

ウルフルン「ウルッフフ、杞憂だったな……。あいつらは優しい。誰にも分け隔てなく接する」

ウルフルン「あいつらの優しさを知った……だからこそ俺は、あいつらとはいられないんだ」

ハッピー「それで、私たちにZIPPEIを……?」

ウルフルン「友達思いのお前らなら、馬鹿みてえにあいつらを迎えてくれると思ったのさ」

サニー「ウルフルン……」


221: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 04:42:24.33 ID:AMUI98450

サニー「あんたがそんなに……ZIPPEIのことを……」

ビューティ「申し訳ございません……あなたを疑っていました」

マーチ「本当は、いいオオカミなんだ!」

ピース「えへへ、アカオニさんぐらい」

ウルフルン「けっ、今更そんな言葉返すなよ。俺様はオオカミだ、悪役だ」

ウルフルン「だから! この屑を叩き潰す……!!」ギロリ

飼い主「あぅあぅ……!」

ウルフルン「ウルッフッフッフ……」

ハッピー「私は止めないよ」

ウルフルン「ああ?」

ハッピー「オオカミさんの、好きにして」

ハッピー「良い人の邪魔はしない……それがプリキュアなんだもん!」

サニー「せやな!」

ピース・マーチ・ビューティ「うん(はい)!!」

ウルフルン「……どうなっても知らねえぞ」


224: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 04:46:56.02 ID:8PEYgyBj0

ちびっ子泣くぞwww


225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 04:48:26.26 ID:AMUI98450


ウルフルン「覚悟は……できてるか?」

飼い主「い、いやだぁ……! 死にたくないい……!!」

ウルフルン「知るか」

飼い主「……っ!!」

ウルフルン「てめえの意思なんか知ったこっちゃねえ。優先するのは、ZIPPEIたちの気持ちだ」

飼い主「そ、そんなぁ……!!」

ウルフルン「ZIPPEI!! ちびども!! 短い間だったが、楽しかったぜ!!!」

ウルフルン「俺様は今! てめえらのために!! てめえらの幸せ、未来のために!! こいつを!!!」

ウルフルン「こいつを……!! こいつを…………」

ウルフルン「……出来る、かよ…………」ガクリ

飼い主「……!」


226: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 04:52:53.12 ID:AMUI98450


ウルフルン「ZIPPEIたちの気持ちを……汲み取るなら……………」

ウルフルン「どんな屑でも……っ! こいつは元はあいつらの飼い主でぇ……!!」

ウルフルン「あいつらは優しいんだ……!! あいつらはこんなこと、望んじゃいねえ…………!!!!」

ウルフルン「あいつらは……!! く、くっそおお!! クソォォォ!!!」

飼い主「ああ……」ポカン

ハッピー「オオカミさん……! 大丈夫だよ、今のオオカミさんならZIPPEIたちを……」

飼い主「……ククク」

ハッピー「?」

飼い主「散々おどかしやがって……ビビらせんなよなぁ……」


230: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 04:58:30.39 ID:AMUI98450


ハッピー「ど、どうしまし……」

ゲシイイッ!!

ハッピー「きゃあっ!?」バタリ

サニー「! ハッピー!!」

飼い主「ククク……動くなぁ。動くとこいつの頬をナイフで引っぺがすぞぉ」

マーチ「あいつ! 刃物を……!!」

ビューティ「ハッピー!!」

ピース「ハッピぃー!!」

飼い主「ンクク、おいクソオオカミ。誰が終わりだって?」

飼い主「人を殺す勇気もないくせによくもまあ……。教えてやるよ」

飼い主「てめえが終わりなんだよおおっ!!」ブンッ

ウルフルン「くっ……!」

ZIPPEI「……!!」ダッ


グサアアッ!!


237: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 05:02:10.74 ID:AMUI98450


ウルフルン「……っ!?」

ハッピー「あ、ああっ……!!」



……ボトリ



「「「「「「「「「「じっぺぇぇぇぇぇぇええええええええええええええええええええいいっ!!!」」」」」」」」」」





240: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 05:07:29.24 ID:AMUI98450


ZIPPEI「……」バタリ

飼い主「く、ククク……お前が悪いんだぞ、いきなり飛び出すから……はは」

飼い主「ハハハハハ!! どうせ死にかけだったんだあっ! 死に損ないが、死んでよかったじゃねえかあっ!!」

ピエーロ「貴様ああっ……!!」

ジョーカー「貴様ァァァアアアアアアアアアアアア!!!」

アカオーニ「オニぃいいいいいいい!!!!」

マジョリーナ「だわさぁぁあああああああああああああああ!!!!!」

飼い主「だぁーから慌てんなよ、こっちには人質がいるの。馬鹿なのかよ?」

ビューティ「みなさん、落ち着いてください!!」



241: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 05:08:28.54 ID:M0SiFdMi0

ここまで来たら飼い主殺すよな?殺すんだよな?
生かして置かないよな?


242: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 05:09:18.30 ID:8ciosSOs0

殺すなんて馬鹿言っちゃいけないよ
もっと苦しめないと


244: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 05:12:49.83 ID:AMUI98450


ジョーカー「こんな状況で落ち着けるかよォオオッ!!?」

アカオーニ「そうオニ! 俺様はもう、あいつを許せないオニいい!!」

マジョリーナ「だわさあああああああああああっ!!!」

サニー「せや、ビューティ! ウチもあいつだけは……!!」

ピース「絶対に!!」

マーチ「許せない!!!!」

ビューティ「みなさんっ!! ZIPPEIさんは!!!」

ビューティ「ZIPPEIさんは、もうっ…………ううっ」ガクリ

ジョーカー「……クソォッ…………!!!!」ダンッ

ピエーロ「……くっ!」

アカオーニ「オニ……!」

マジョリーナ「だわさ……!」

ピース「うぐっ、ふぇぇぇん!! じっぺぃぃぃい!!」


249: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 05:18:07.67 ID:AMUI98450


ピース「じっぺいぃ、起きてよぅ……」グスッ

マーチ「ピース、ZIPPEIは……もう」

ハッピー「じっ、ぺい……」

ウルフルン「……」

飼い主「ははっ、なにを泣くことがあるんだ! ZIPPEIは元々……」

ガシイッ

飼い主「ひっ!」

ウルフルン「……許さねえ」ギロリ

飼い主「こ、これは……あの、その!」

ウルフルン「てめえだけは……!!」

ピカアアッ!!

キャンディ「み、みんな見るクルぅー! ZIPPEIから光が……!!」

ウルフルン「! ZIPPEI……?」

ZIPPEI「……」(ここは、どこだろう)

ZIPPEI「……」(この光は……)


254: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 05:21:56.92 ID:AMUI98450


ピカアアッ!!!

ジッペイ……ジッペイ……!!!!

ZIPPEI「……」(みんなの声がする……行かなきゃ!!)

ピカアアッ!!!!

飼い主「な、なんだよ! 一体……!!」

ウルフルン「おい糞妖精!! こいつは!?」

ハッピー「キャンディ、これって……」

キャンディ「クルぅ! ZIPPEIが六人目のプリキュアだったんだクルぅ~!!」

ウルフルン「ZIPPEIが……プリキュアだと!?」

キャンディ「さあ、ZIPPEI! スマイルパクトにキュアデコルをセットして、プリキュアスマイルチャージって叫ぶクルぅ~!!」



255: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 05:22:45.91 ID:cAhlbboW0

予想の斜め上の展開だった


257: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 05:24:05.13 ID:M0SiFdMi0

叫べないのでは


258: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 05:24:15.88 ID:1U6GcQxI0

叫ぶクルぅ~ってお前…ZIPPEIは…


262: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 05:28:02.65 ID:AMUI98450


レディー!

ZIPPEI(プリキュア、スマイルチャージ!!)

ゴー!!

ゴーゴー! レッツゴー!!


ZIPPEI(みんなの思い、受けとった……あとは僕が!!)


ジッペイ「わんわんと鳴り響く 取り戻した僕の声! キュアジッペイ!!」


ウルフルン「キュア……ジッペイ…………!!!」

ハッピー「かわいい~!!」キラキラ

キャンディ「六人目のプリキュアクルぅ~!!」

ピエーロ「また、敵が増えてしまったな……」

ジョーカー「んっふふ、立ち向かうまぁぁで♪」

マジョリーナ「だわさ!」

アカオーニ「オニい!」


268: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 05:37:44.16 ID:AMUI98450


ジッペイ「もう、僕は声を取り戻した……ウルフルンさん。やっとあなたと会話ができる」

ウルフルン「……ぐすっ。けっ、何言ってやがる! 俺達は心で通じ合っていただろうがああっ!!」

ウルフルン「それから、俺様はウルフルン! さん付けなんて水臭いぜ、ジッペイ!!」

ジッペイ「ふふっ、うん! ウルフルン!!」

飼い主「あ、えっとその……さっきのはさ、ZIPPEI……」

ジッペイ「あなたを殺めるつもりはない。しかし、お仕置きは受けてもらいます!」

キャンディ「スマイルパクトに力を込めるクルぅ~!!」

ハッピー「こうやってやるんだよ! 気合いだ気合いだ~!!」

ジッペイ「はいっ! 僕、気合いを入れます!!」ゴオオオッ

ジッペイ「プリキュア・ジッペイ・オリーブゥウウウウウ!!!!」

飼い主「ぃゃぁぁあああああっばばばばあああああ!!!?」

ジッペイ「もこみちさん、いつもおいしい料理をありがとう」

ゴウウウウッッ!!!!


271: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 05:39:55.08 ID:lj/ApF3u0

もこみちwwwww


277: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 05:43:56.01 ID:AMUI98450


飼い主「」バタリ

キャンディ「パチンコデコルクルぅ~。デコルデコールに入れるクルぅ!」

マジョリーナ「あなた! 出番だわさ!!」

警察官「はっ!」タタタ

ガチャリ

警察官「あなたを動物虐待容疑で逮捕します!!」

アカオーニ「まあその他もろもろで、一生出てこれないオニー」

ピエーロ「バッドエンド王国の刑務所に入れるか」

ジョーカー「それはいいアイディィィアンですぅぅうう!!」

アカオーニ「腕が鳴るオニ!!」ブンブン


281: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 05:49:57.23 ID:AMUI98450


ウルフルン「ふう、なんだか色々あったなー」

ジッペイ「ええ。ありがとう、ウルフルン」

ウルフルン「お、おい。いきなり言うなよ……照れるじゃねえか」

ジッペイ「いえ。僕の命を救ってくれたのは他でもない、ウルフルンなのだから。感謝しつくしても、しつくせません」

ウルフルン「はあ。お前、喋るとそんな堅苦しくなんのかよ。ダチなんだから軽くいきゃいいんだよ軽く」

ウルフルン「まあ俺様、ダチなんて出来たことねえからわかんねえけどよ」

ジッペイ「じゃあ、僕たちなりの友情を作っていきましょうか」

ウルフルン「ふっ、そうだな」


287: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 05:56:22.52 ID:AMUI98450


ウルフルン「で、お前変身はとかないのか?」

ジッペイ「変身をとくと話せなくなるし、それにまだこの姿でやらなければいけないこともあります」

ウルフルン「へえ、プリキュアの姿で……ってプリキュア?」

サニー「いやー、ええ話やったでウルフルン~」

ピース「私、もう泣いちゃって泣いちゃって……」

マーチ「だ、大丈夫? 目真っ赤だよピース……」

ビューティ「ふふ、本当に良かったです」

ハッピー「みんな笑顔でウルトラハッピー! でも、プリキュアとしてやらなければならないことがあるよね!」

ウルフルン「は? え、ちょっと待て……おいアカオーニたちは……帰ったのかあいつらあっ!?」

ジッペイ「バッドエナジーはまだ出っ放しなんです!」

キャンディ「みんなの力を合わせるクルぅー!!」

「「「「「「プリキュア・レインボーヒーリング!!!」」」」」」

ウルフルン「じっぺい最高ぉぉおおおおおおおおっ!!」

おわりクル


289: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 05:58:31.88 ID:1/6TJE2P0

( ;∀;)イイハナシダナー


292: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/16(木) 06:00:36.71 ID:M0SiFdMi0

乙!
ウルフルンさんかっこよかった!



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