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ドラッグ オン ドラグーン3 討鬼伝

てつを「おしえてくれ!オレはだれだ?」QB「それが君の願いかい?」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 21:32:27.91 ID:G9TKq9sPO

*このてつをは漫画版仮面ライダーBlackのてつをです




2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 21:34:18.52 ID:OM6Kamt20


1999年 東京 



てつを「君は一体・・・?」



QB「僕の名前はキュゥべえ。南光太郎。君が戦い受け入れて叶えたい望みがあるのなら、僕が力になってあげるよ」



てつを「本当か!?」



QB「ああ、本来なら第二次成長期の少女限定なんだけど・・・今回は特別にね」



QB「だから僕と契約して、魔法sy」



てつを「おしえてくれッ!!オレはだれだ!?」



QB「そう焦らず話を聞いてくれ。君は願いを叶える代償として魔法s」



てつを「おしえてくれッ!!オレはだれだ!?だれだ!?だれだ!?だれだ!?だれだぁ!?」



*南光太郎は絶望のあまり錯乱しています。詳しくは漫画版仮面ライダーBlack最終回参照



QB(聞いちゃいねぇ・・・まあいいか。契約成立っと)







3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 21:36:36.10 ID:OM6Kamt20


2011年 群馬



てつを「・・・ここは?」



QB「全く、君には驚かされたよ。僕の話を全く聞かずに契約するし、『オレはだれだ』という些細な願いのために核戦争諸々をなかったことにし、君をこの時代まで移さなければならなくなるなんてね。僕には君はただの成人男性にしかみえないけど・・・一体何者なんだい?」



てつを「君は一体・・・?」



てつを「さてはゴルゴムからの刺客か!おのれゴルゴム!許さん!!!」



QB「さっきの話、全く聞いていなかったんだね」



その後、QBは光太郎を落ち着かせるのに35分の時間と80の身体を費やすことになる。







5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 21:38:47.43 ID:OM6Kamt20


諸々の説明完了後



てつを「すまないキュゥべえ、俺のせいで・・・」



QB「かまわないよ。代わりはいくらでもいるからね」



QB「さて、願い事の代償について説明させてもらうよ。君の下腹部に宝石が出現しているだろう?」



*ベルトのバックルあたりです。



てつを「これは・・・」



QB「それはソウルジェム。魔法少女の力のみなm」



てつを「キングストン!?」



QB「いやいや、ソウルzy」



てつを「キングストン!!」



QB「いやいや、だからソウルジェm」



てつを「キングストン!!!」



QB「もうそれでいいよ・・・」






6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 21:40:57.17 ID:OM6Kamt20


QB「僕が君の願い事を叶える代わりに君は魔女と戦う使命を課される。それが先に君と僕が交わした契約さ」



てつを「俺の願いは叶ったのか?」



QB「勿論。いずれ願いが成就したことを君は認識するだろう」



てつを(俺の願い・・・俺は何者なのかを知ること・・・俺はこれから魔王になるのだろうか・・・キュゥべえは願いは叶ったと言った。だが今はまだ・・・)



てつを「・・・ところでキュゥべえ。魔女って何者なんだい?」



QB「この世界に絶望を撒き散らす存在さ。世間である原因不明の自殺や殺人事件は大体魔女の呪いが原因なんだ」



てつを「なるほど、つまり魔女はゴルゴムの改造人間なのか!」



QB「・・・?君は何を言っているんだい?」






8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 21:43:01.72 ID:OM6Kamt20


てつを「むっ!?キングストンに反応がっ!」



QB「近くに魔女が現れたんだ」



てつを「おのれゴルゴム!!お前たちの好きにはさせんぞ!!」



QB「・・・さっきから気になってるんだけど、ゴルゴムって何だい?」



てつを「トゥアッッ!!」



QB「どうして変身もせずに数十メートル近いジャンプができるんだい?わけがわからないよ」



魔女の結界内



てつを「ここは・・・」



QB「魔女の結界の中さ」



てつを「こんなところにまで基地を建造していたのか!ゴルゴム!!」



QB「・・・君が魔女化したら間違いなく早合点の魔女になるだろうね」ボソッ



てつを「何か言ったかい?キュゥべえ」



QB「いや、何も」






12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 21:45:04.38 ID:OM6Kamt20


てつを「自動消滅機能つき基地とは・・・恐ろしい科学力だ!だが俺は必ずゴルゴムを壊滅させてみせる!!」



QB(すごいね。体術だけで魔女を倒した。彼が一体何者なのか、調べる必要がありそうだね。)



てつを「!?キュゥべえがいない!ゴルゴムの仕業かっ!!」



てつを「待ってろキュゥべえ!俺が救いだしてやる!」ダッ







13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 21:47:11.86 ID:OM6Kamt20


QB探索開始から5分後、光太郎の目前に使い魔が出現



てつを「ゴルゴムの怪人め!キュゥべえをどこへやった!!」



使い魔を攻撃しようとするてつを。しかしそれを突如現れた少女が制止する。



杏子「ちょっとちょっとー何やってんのさオッサン。」



てつを「誰だ!?」ソレトオレハマダ19ダゾ



杏子「あれ使い魔だよ?グリーフシード持ってる訳ないじゃん?」



使い魔が逃げ出す



てつを「逃がさん!!」



杏子「だからやめろっつーの」



てつを「何をするんだ!?」



杏子「もしかしてオッサン。魔法sy・・・いや、魔法オッサン初心者かい?なら教えてやるよ」





14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 21:48:53.27 ID:AsjNltqz0

RX ばかり注目されるがblackも地味にチート






15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 21:49:15.41 ID:OM6Kamt20


杏子「弱い人間を魔女が食う。その魔女をアタシ達が食うそれがアタシ達魔法少女のルーr」



てつを「ハッ!わかったぞ!!この子はゴルゴムに洗脳されてしまったんだ!」



杏子「・・・ハァ?」



てつを「仕方ない、少しの間眠っててもらうぞ!」



杏子「おい、どういうことだ?こいつ、会話が成立しねーじゃねーかよ!!」



ナレーション「南光太郎はゴルゴムの改造人間である。故に生物に宿る生命エネルギー(オーラ)を操作することにより、相手を眠らせたり、気絶させたり、殺害したりできるのだ。が」



*漫画版の設定です



てつを「見えない・・・この子からオーラが見えない・・・おのれゴルゴム!!」



ナレーション「魔法少女は魂を抜き取られた存在なので、南光太郎は佐倉杏子のオーラに干渉できないのである。」







19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 21:52:07.10 ID:OM6Kamt20


そのとき、凄まじい衝撃が光太郎を襲った



てつを「グアッ」



その場に倒れる光太郎



杏子「・・・おい!?どうしたオッサン!!」



ゴルゴム怪人「ようやく見つけたぞ!光太郎!」



ゴルゴム怪人「ゴルゴムは王を信彦に定めることに決定した!!光太郎、貴様には死んでもらう」



杏子「お前か、オッサンをやったのは」



ゴルゴム怪人「いかにも。俺はゴルゴムからの刺客!」



杏子「アタシがいなくなってから襲うって考えはなかったのかよ・・・」



ゴルゴム怪人「目撃されたからには貴様にも死んでもらうぞ!!」



杏子「聞けよ・・・」






21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 21:54:10.77 ID:OM6Kamt20


てつを「くっ・・・そうはさせんぞ・・・ゴルゴム!!」



ゴルゴム怪人「無駄だ!貴様はすでに変身すらままならぬほどの傷を負っている!止めだ光太郎!!」



ナレーション「そのとき、不思議なことがおこった!」



バッタ男に姿を変える光太郎。その身体は生き生きと黒く染まっていく。



杏子「ゴ、ゴキブリ!!オッサンがゴキブリに!?」



てつを「バッタだっ!」



ゴルゴム怪人「馬鹿な!?変身しただと!?どういうこった光太郎!!」



てつを「キングストンだっ!」



ゴルゴム怪人「キングストンッ!?」



てつを「キングストンがある限り、どんな傷を負おうが俺は蘇る!何度でも!!」



QB「大体あってる」



杏子「!?テメェ、いつからそこにいた!?」



QB「今来たところだよ」






22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 21:56:15.56 ID:OM6Kamt20


QB「杏子。僕はね、さっきまで彼について調べていたんだ。おかげでかなり彼についてわかったよ。君も知りたいかい?彼のことを」



杏子「いや、アタシはいいよ。ゴキブリについて詳しくなっても仕方ないしね。引き下がらせてもらうよ」



QB「そうかい」



ゴルゴム怪人「無駄だ光太郎!!俺を倒したところで第二第三の刺客が・・・」ガクッ



てつを「こいつの言う通りだ。ゴルゴムの大本を潰さなければ王を信彦に定めることに決定したゴルゴムは俺を狙い続ける。俺に関わった人々が犠牲になって・・・ん?」



てつを「王を信彦に定めることに決定しただと・・・生きていたのか!信彦!」



QB「君の言う信彦とは秋月信彦のことかい?」



てつを「キュゥべえ!無事だったのか!!」



QB「秋月信彦。1999年に行方不明になっている人物だね。」



てつを「ああ、あの時俺が殺したはずだ・・・」






24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 21:58:28.59 ID:OM6Kamt20


*〈〉はテレパシー



東京 葛飾柴又



QB〈ゴルゴム。人類を破滅させ、人為的に次の進化した生き物に変えようと目論んでる秘密結社だね。〉



てつを〈そうだ!奴らはこの世界を地獄に変えようとしている!俺はそれを阻止しなくてはならない!それが出来るのはゴルゴムに改造された俺だけだ!〉



QB〈でも僕はその必要はないと思うんだけどなぁ〉



てつを〈なんだと!キュゥべえ!貴様もゴルゴムと同じ邪悪な塊なのか!?〉



QB〈そうじゃないけど、彼らの思想には共感できるところがあるよ。かつて地球上を支配していた生物種が滅んだ様に、人類にもやがてその時が来る。

でも人為的に滅ぼして、次の支配者を自らの手で創り出してしまえば、次の支配者に人類の精神だけは受け継げる。人類が跡形もなく滅んでしまうよりかは、大分マシな気がするね〉



てつを「・・・」






25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:00:34.09 ID:OM6Kamt20


葛飾柴又 大門モータース



てつを「大門先輩。お久しぶりです」



大門「光太郎!生きていたのか!今までどこに行ってたんだ!」



てつを「ちょっといろいろありまして・・・ご迷惑おかけしました」



大門「いや、お前が無事ならそれでいい。それより、お前がここに来たってことはアレが必要になったんだな?」



てつを「・・・はい」



3

大門「ほら、バトルホッパーとお前のお手製ライダースーツだ。あれから20年近く経ってるが、俺が定期的に手入れをしておいたから新品同然だ。お前がいつか戻って来ると信じてたからな!」



てつを「ありがとうございます」



大門「まだ戦っているんだな・・・ゴルゴムと」



てつを「はい」



大門「これはただの部外者でしかない俺が言えた台詞じゃないが・・・光太郎!ゴルゴムを打ち倒してくれ!仮面ライダーとして!」



てつを「わかりました大門先輩!」





26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:01:14.12 ID:kcqx9Y1h0

漫画版っぽくねーやな






28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:03:13.09 ID:OM6Kamt20


何か変な数字が入っちまったOTL



東京

群馬へと続く道をバトルホッパーに乗り走る光太郎



QB(成る程ね。なぜ南光太郎の願いを叶えるのにこんなに労力を要したかがようやくわかったよ。

南光太郎の願いは『おしえてくれ、オレはだれだ』だった。つまり南光太郎は自分の正体を知る存在から自分が誰であるかを教えてもらうことが願いだった)






30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:05:49.36 ID:OM6Kamt20


>>26

設定は漫画。性格は特撮なイメージ



QB(だけど、南光太郎には二つの顔があった。

一つはゴルゴムの王である魔王としての顔。

そしてもう一つは秘密結社ゴルゴムの野望を挫く正義の味方仮面ライダーとしての顔。前者の顔の南光太郎を知るのはゴルゴムのメンバーだけ、そして後者の顔の南光太郎を知るのは大学時代の先輩である大門五郎だけだった。

しかし1999年に大門五郎は核戦争により死亡し、ゴルゴムは御台場にあった本部を破壊され、今年まで活動を自粛しなければならなかった。

大門五郎が生きていなければ南光太郎の仮面ライダーとしての顔を教えられる存在はいないし、ゴルゴムが活動していなければ南光太郎の魔王としての顔を教えられる存在はいない。

つまりは大門五郎の死亡の原因である核戦争諸々をなかったことにし、ゴルゴムが活動を再開する今年まで南光太郎をタイムスリップさせる必要があったわけだ。)






31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:07:55.96 ID:OM6Kamt20


QB「やれやれ・・・」



てつを「どうしたんだい?キュゥべえ?」



QB「後悔してるのさ。今の僕には3億円の宝くじを当てるために5億円浪費した人間の気持ちが良くわかるよ」



てつを「う~ん。俺にはちょっとよくわからないかなぁ」



QB「君にわかって貰おうなんて微塵も思ってないさ。そもそも君は話を聞かないからね」







34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:10:01.96 ID:OM6Kamt20


QB「ところで光太郎。なぜ君は群馬に戻ろうとしているんだい?」



てつを「群馬でゴルゴムの基地を破壊したとき、ゴルゴムに洗脳された女の子がいたろう?」



QB(それは君の早合点なんだけどね・・・)



QB「佐倉杏子のことだね」



てつを「あの子を知っているのか!?キュゥべえ!」



QB「ああ、君の同業者さ」



てつを「あの子はゴルゴムに関わってしまった・・・おそらく隠蔽のためにあの子は狙われる。俺はあの子を助けなきゃならない!」







35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:12:05.28 ID:OM6Kamt20


群馬



杏子「さてと、今日の寝床を探さないと・・・」



コブラ怪人「驚いたなぁ。今の時代にもいるもんなのか。ホームレス中学生って奴が」



杏子「!?誰だテメェ!」



コブラ怪人「俺か?サンタクロースさ。黒い方のな」



怪人の姿に変身するコブラ怪人



杏子「!?変化した・・・お前今朝のゴキブリの仲間か?」



コブラ怪人「やはり覚えていたようだねぇ。可哀想だが、消えてもらうしかないなぁ」



杏子「やる気か!そっちがその気なら!」



杏子、変身



杏子「容赦はしてやれないね!」



コブラ怪人「ヒュー。イカした姿だねぇお嬢ちゃん。その赤い衣装をもっと赤く染めてあげよう。君の血でね」







36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:14:14.01 ID:OM6Kamt20


5分後



杏子「クッ、こいつ・・・馬鹿みたいに強え・・・」



コブラ怪人「なかなかしぶといじゃないか。流石は魔法少女といったところだな。だが、これで終わりだ」



てつを「待て!!」



コブラ怪人「!?」



てつを「純情な少女を洗脳し、用済みになったら始末する・・・そんな残酷なことを平気で行うお前達を許すわけにはいかんぞ!トォアッ!」



光太郎、変身



杏子「あんたは・・・今朝のゴキブリのオッサン!?」



コブラ怪人「ヒーローのご登場ってわけか。だがな、飛んで火に入る夏の虫とはお前のことだ光太郎!!」







37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:16:18.81 ID:OM6Kamt20


てつを「ウワァァァ!!」



コブラ怪人「俺はお前を始末するために誂えられた強化サイボーグだ。お前のすべての能力は通用しない」



てつを「クッ、くそ・・・」



QB〈光太郎!!〉



てつを〈キュゥべえ!?〉



QB〈魔法少女の力を使うんだ!僕と契約した君には新しい力がやどっている!それを開放して戦うんだ!〉



てつを〈どうしてそれを今まで教えてくれなかったんだ!!〉



QB〈君が聞く耳を持たなかったからじゃないか!!〉






40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:18:32.05 ID:OM6Kamt20


ナレーション「南光太郎は魔法少女としての力を開放し、更なる変身を遂げた!」



杏子「鋭角的なゴキブリになった・・・」



*RXみたいなのを想像して頂ければ



てつを「来い!ゴルゴム怪人!!」



30秒後



コブラ怪人「ゴフッ・・・そんな馬鹿な、この俺にこれ程の打撃を与えるとはねぇ・・・」



てつを「ゴルゴム怪人!お前は俺を始末するために誂えられた強化サイボーグだと言ったな!ならば俺は魔法の力を開放し、お前を超える力を得た仮面ライダーだ!リボルケイン!」



キングストーン(てつを談)(本当はソウルジェム)から杖が出現



てつを「トォア!」ザクッ(刺す音)



コブラ怪人「グォォォォ!!」ブシュッ(抜く音)



爆発するコブラ怪人







42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:20:36.35 ID:OM6Kamt20


QB(技に名前をつけた魔法少女は見たことあるけど、武器に名前をつけた魔法少女は初めて見たね)



てつを「杏子ちゃん!無事か!?」



杏子「オッサン、どうしてアタシの名前を?」



てつを「キュゥべえから聞いたんだ」



てつを「そんなことより、大丈夫なのか!?」



杏子「ああ、ゴキブリに心配されるほど落ちぶれちゃいないさ」



てつを「だからバッタだって言ってるじゃないか!」



杏子「魔法少女にとっちゃこんな怪我日常茶飯事さ」



てつを「・・・」



てつを「なあ杏子ちゃん、相談なんだけど」



杏子「なんだよ」



てつを「協力しないかい?」



杏子「ハァ?」






44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:22:37.06 ID:OM6Kamt20


てつを「俺は君をゴルゴム怪人から守る!だから君は俺に魔法少女としての戦い方を教えて欲しい!この先のゴルゴム怪人との戦いに、魔法の力は必要不可欠になる。だから俺は杏子ちゃんに弟子入りしたいんだ!」



杏子「・・・」



杏子「誘って貰って悪いけど、お断りだね。アタシは一人でいる方がいいんだ」



杏子「じゃあな、オッサn」グゥゥゥゥ(杏子の腹の音)



てつを「杏子ちゃん、お腹が空いているのかい?」



杏子「・・・」



てつを「何か奢ってあげるよ」



ナレーション「そのとき、不思議なことが起こった!」



杏子「本当か!?オッサンいい奴だなぁ!」







46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:24:51.51 ID:OM6Kamt20


群馬 某ステーキハウス



ナレーション「不思議なことが起こった!素直になった佐倉杏子は自分の経歴を洗いざらい吐露したのである。」



てつを「そうか・・・そんなことが」



杏子「奇跡ってのはタダじゃない。希望を祈った分だけ同等の絶望が撒き散らされる。そうやって差し引きゼロにして世の中は成り立ってるんだよ」



てつを「そんな・・・」



杏子「あんたも契約したんだろ?あんたはこれ以上後悔するような生き方をするべきじゃない。対価としては高すぎるモンを支払っちまってるんだ。これからは釣り銭を取り戻すことを考えなよ」







47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:26:57.48 ID:OM6Kamt20


てつを「わかった。だから杏子ちゃん!協力しよう!」



杏子「ハア?あんた今までのアタシの話ちゃんと聞いてたか?」



てつを「聞いていたさ。俺はもう後悔をしたくない!そして君を失えば俺は後悔する!対価としては高すぎる物を支払っている・・・その通りだ!

俺は家族も、親友も、想い人も失った!だから、そんな思いを他人にして欲しくない!自分ももうしたくない!ゴルゴムから人々の幸せを守りぬくこと!それが俺の幸せだ!だから杏子ちゃん!協力してくれ!」






48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:29:00.89 ID:OM6Kamt20


杏子(駄目だこいつ・・・話の趣旨を全く理解してない・・・)



杏子(ハッ!待てよ・・・こんな極度の早合点野郎を野に放ったら・・・こいつは魔法オッサン!しかもべらぼうに強い!・・・アタシの(魔女を狩る)テリトリーが危ない!)ゾゾッ



杏子「わかった。協力してやるよ。一人ぼっちは寂しいもんな」



てつを「杏子ちゃん!ありがとう!」



*余談だけど光太郎の生活費は原作でもこの話でも大門さん持ちです。大門さんマジ天使






51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:31:09.67 ID:OM6Kamt20


後日 群馬 見滝原



メガほむ「鹿目さんたちとはぐれちゃった・・・」



魔女の結界出現



メガほむ「ウソ・・・こんな時に限って・・・」



メガほむに襲いかかる使い魔



メガほむ「あ・・・ああっ!!」



てつを「危ない!!」



メガほむを抱え使い魔の攻撃をかわす光太郎



てつを「君!大丈夫かい!?」



メガほむ「は、はい、ありがとうございまs・・・ヒィッ!!ゴキブリ!?」



てつを「バッタだ!」



メガほむ「はぅ・・・す、すいません・・・」






52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:33:20.80 ID:OM6Kamt20


杏子「オッサン!そいつは任せた!アタシは魔女を殺る!よく見ときな!魔法少女の戦い方ってのを!」



てつを「わかった!任せろ!」



魔女退治後



杏子「どうだオッサン?参考になったか?」



メガほむ「仮面ライダー・・・ですか」



てつを「そうだ!でもそのままパクリってのもしっくりこないからな。なにかサブタイトル的なのが欲しいんだ。なにかいい名前がないかなぁ~」



杏子(見てねぇ・・・)







53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:35:22.78 ID:OM6Kamt20


メガほむ「ブラック・・・とかどうでしょうか?」



てつを「いいかもね!でもどうしてだい?俺が黒いから?」



メガほむ「それだけじゃなくてですね、あのですね・・・黒って光をすべて吸収してる色なんですよ」



てつを「ほむらちゃんは物知りだなぁ」



メガほむ「授業で習ったんです・・・」



杏子(オッサンと会話を成立させてる・・・だと!?あいつ何者だ!?)



メガほむ「それでですね・・・そんな姿になってしまった現実をすべて受け止めて世界の為に戦う南さんと、黒色が被った気がして・・・」



てつを「仮面ライダーブラックか・・・いい名前だ!使わせて貰ってもいいかい?」



メガほむ「・・・こんな名前で良かったら」



\ホムラチャ~ン!ドコニイルノ~?/



メガほむ「あっ・・・友達に呼ばれているのでこれで・・・ありがとうございました」タタッ



てつを「バイバイ!ほむらちゃん!」






54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:37:38.22 ID:OM6Kamt20


てつを「さて、あとはこの町に建設されたという噂のゴルゴムの基地を破壊するだけだな!」



杏子「オッサン。悪いけどここはアタシのテリトリーじゃないんでね。長居はしたくない。先に帰らせてもらうよ」



てつを「そうか、帰りにラーメンでもどうかと考えてたんだけど・・・」



杏子「前言撤回!さあ!さっさと片付けちまおう!」



ナレーション「そんなこんなで、光太郎と杏子の共闘は続き、群馬近辺のゴルゴムの基地は軒並み壊滅した。強化怪人といえど、魔法の力を手に入れ、杏子の教えで自在にそれを操る光太郎の敵ではなかったのである。

そんな光太郎と杏子の共闘が始まってから一ヶ月が経とうとしていた。」






56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:39:46.57 ID:OM6Kamt20


群馬 某所ゴルゴム基地



てつを「ここの怪人たちも俺達の敵じゃなかったな!」



杏子「さて、やることも終わったし、今日も旨いモン食わせてくれよ?」



てつを「ハハハッ。わかってるよ」



コブラ怪人「いや、これからお前達が味わうのは絶望さ」



杏子「!!」



てつを「お前!生きていたのか!?」



コブラ怪人「食らえっ!!」



てつを「グアッ!!」



光太郎、消滅



杏子「オッサン!?」



コブラ怪人「時間弾。被弾した対象を別の時間軸に飛ばしちまう代物さ。今頃奴は恐竜と戯れてるかそれとも・・・ゴルゴムが完成させた理想郷で四面楚歌だ」







58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:41:53.40 ID:OM6Kamt20


2025年 オーストラリア



てつを「クソッ!油断した!ここはどこだ!?」



てつを「杏子ちゃん!杏子ちゃん!どこにいる!?」



杏子「!?」



てつを「杏子ちゃん!」



杏子「!!喋った!?」



てつを「へっ!?」



マミ「どうしたの?佐倉さん?」



*今てつをは変身を解いていません



杏子「ま、魔獣が喋ったんだ!」



マミ「何を馬鹿なことを言っているの?」



ほむら「近頃魔獣と戦いっぱなしだったから疲れて幻聴が聴こえたのよ」



てつを「杏子ちゃん!俺だ!南光太郎だ!わからないのか!?」



マミ「」



ほむら「」






59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:43:59.27 ID:OM6Kamt20


マミ「魔獣が喋るというなら・・・人間と分かり合えると言うなら・・・私達はただの殺人鬼・・・みんな死ぬしかないじゃない!!」



杏子「お、落ち着けマミ!!」



ほむら「そうよ巴マミ、早まらないで!!」



マミ「急遽知った衝撃の事実で私の心はボドボドよっ!!」



てつを(これは・・・どういうことだ?)



*マミさんが落ち着きを取り戻しました。



マミ「私は巴マミ。絶望を振り撒く魔獣を退治する魔法少女よ。それで、そちらが佐倉杏子さん。あちらが暁美ほむらさんよ」



てつを「俺は南光太郎だ!よろしく!」



マミ「ところで、あなたは何故魔獣なのに喋れるのかしら?」



てつを(魔獣?そうか、俺は別世界に送り込まれてしまったんだ!そして魔獣とは、この世界でのゴルゴム怪人の名称なのか!)






61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:46:06.51 ID:OM6Kamt20


てつを「俺は人の心を持った魔獣だ!俺は奴らを壊滅させ、この世界に平和を取り戻して見せる!」



マミ「驚いたわね・・・そんな魔獣がいるなんて・・・」



ほむら(この声・・・何処かで聞いたことがある様な・・・)



杏子(なんでアタシの名前を知ってたんだろ?)



マミ「でもここぞという時に戦力が増えて良かったわ」



てつを「どういうことだい?」



マミ「私たちは魔獣と戦う内に、魔獣が組織を築いていることを知ったの。そして魔獣の親玉がここ、則ちオーストラリアにいることがわかったのよ」



てつを(ここはオーストラリアだったのか・・・待てよ・・・魔獣、組織、まさか!魔獣の親玉というのは!)






62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:48:08.57 ID:OM6Kamt20


マミ「私たちは今日。奴らの本拠地に総攻撃を仕掛ける。手伝ってくれるかしら?」



てつを「わかった。そして一つ提案がある。」



マミ「何かしら?」



てつを(魔獣の親玉とはおそらく魔王のことだ。俺と姿が瓜二つだった・・・)



てつを「俺は魔獣の親玉の双子の弟だ!俺が魔獣の親玉の、君達は俺が連れて来た捕虜ということにして奇襲をかけよう!」



杏子(魔獣にも家族構成とかあったんだな・・・)



ほむら(やはり、この声・・・何処かで聞いたことが・・・)







63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:50:15.01 ID:OM6Kamt20


魔獣達の本拠地



てつを杏子ほむらマミ「・・・」



魔獣1「猊下!その女共は!?」



てつを「不思議な力を持つ女共でな、殺すのは惜しい。俺の捕虜にすることにした。」



魔獣2「猊下!つかぬ事をお聞きしますが・・・」



てつを「何だ?」



魔獣2「猊下の一人称はワシだったはずでは・・・?」



てつを(しまった!)



てつを「ほら、ディケイドで本人出演した時の口調がまだ残ってて・・・」



魔獣2「そうでしたか!失礼しました!」






64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:52:33.95 ID:OM6Kamt20


魔獣達の本拠地 魔獣の親玉の部屋の前



てつを「ここが魔獣の親玉の部屋だ!」



マミ「ついに来たわね」



杏子「腕がなるぜ!」



ほむら「行きましょう」



入室



魔王「また来たな光太郎!」



てつを「やはり貴様が魔獣の親玉だったのか!」



マミ「本当に瓜二つね・・・」



杏子「見分けがつかないぜ」



ほむら「二人とも、彼らの腰を見て。南光太郎には宝石があるわ」



杏子「成る程、ない方を狙えばいいんだな!?」






67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:54:52.86 ID:OM6Kamt20


てつを「今度こそ、貴様を倒す!」



魔王「考えなおせ!光太郎!ワシはこの世界に根を張り巡らせておる。その意味がわかるか?」



てつを「どういうことだ!」



魔王「この世界は希望が絶望を生み出し、絶望が希望を生み出して成り立っておる。そして、絶望を撒き散らしているのはこのワシだ。ワシを殺せば絶望は無くなるだろう。だが希望もまた消える。

そこに残るのは希望も絶望もない神々に嘲笑されるためだけに存在する道化の世界だ!」



魔王「それでもワシを倒すというのか?」



てつを「当たり前だ!お前が支配するこの世界は地獄だ!むしろ道化に成り果てる方が幸せだろう!リボルケイン!」







69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:57:03.77 ID:OM6Kamt20


魔王「馬鹿め!前回お前が訪れた時から更に力を付けたのだ!そんなものは効かん!」バチッ



てつを「何っ!バリアーだと!」



そのとき、巴マミが魔王に向かって走りだした。



しかし、魔王の念力で手に吸い寄せられ、首を捕まれる。



マミ「クッ・・・」



魔王「成る程。仲間を連れて来たか。だがこの通り何も出来ん哀れな虫ケラよ」



マミ「この距離なら・・・」



魔王「ん?」



マミ「バリアーは張れないのね!」



巴マミはマスケット銃で魔王の眉間を撃ち抜いた。







70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 22:59:09.97 ID:OM6Kamt20


魔王「ウガァ!?キサマァ!!」



巴マミを投げ捨て、苦しみだす魔王



てつを「しめた!奴の力の源は眉間の石だ!それを撃ち抜かれた今、奴は急激に弱体化している!」



ほむら「杏子!いくわよ!」



杏子「ああ、決めてやる!」



攻勢にでる三人



魔王「お・・・の・・・れ・・・」



魔王が苦し紛れに光線を発射する



ほむら杏子「!!」



てつを「危ない!」



ほむらと杏子を庇う光太郎。



凄まじい爆発と爆煙。

辺りが見渡せるようになったとき、そこに光太郎の姿は無かった。



杏子「マミ!立てるか?」



マミ「ええ、何とかね・・・」






71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 23:01:34.76 ID:OM6Kamt20


杏子「光太郎は!?光太郎はどうした!?」



ほむら「まさか・・・さっきの攻撃から私たちを庇って・・・」



杏子「クソッ!!」



マミ「悲しんでる暇はないわ!見て!魔王を!」



魔王「ウ・・・グ・・・」



マミ「さっきの攻撃で力を使い果たしたのね・・・回復されない内に一気に決めるわよ!」







74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 23:03:37.47 ID:OM6Kamt20


2011年 群馬上空



てつを「クッ・・・ここは・・・そうか、元の世界に弾き出されてしまったのか!」



信彦「久しぶりだな光太郎。12年ぶりか」



てつを「信彦!?」



信彦「今度は俺が待たせてしまったな。さあ、あの時の続きをしよう。」



てつを「まて信彦!お前とは戦いたくない!」



信彦「フンッ!その台詞は聞き飽きたぞ」



信彦「下を見るがいい光太郎」



光太郎「こっ、これは・・・」



光太郎と信彦が乗っているのは巨大な歯車の上だった。







75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 23:05:41.24 ID:OM6Kamt20


信彦「これは魔女と言ってな。世界に絶望を振り撒く存在だ。いや、そうだったというほうが正しいか。ゴルゴムの科学力で数多の魔女を合体させ、巨大兵器にしたてあげた!魔女はいいぞぉ。地球を汚染することなく人類を殲滅できる。核兵器に頼る必要はない!」



信彦「この兵器による人類殲滅作戦『ワルプルギスの夜計画』は実行された。もう遅いのだ光太郎。あとはお前を殺し、俺がゴルゴムの王になるだけだ!」



てつを「いや、まだ間に合う!信彦!お前をこの兵器もろとも破壊し!俺がゴルゴムを壊滅させる!リボルケイン!」



信彦「無駄だ光太郎。運命には逆らえん。お前がどうあがこうと、俺たちの内どちらかが、ゴルゴムの王になるのだ!」







76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/10/09(日) 23:07:47.28 ID:OM6Kamt20


てつを「・・・」



QB「久しぶりだね。光太郎。」



てつを「キュゥべえか・・・」



QB「凄かったね。君は信彦を瞬殺し、ワルプルギスの夜すら一撃で木っ端微塵にしてしまった。だけど、それで魔力を使い切った。かつての親友に止めを刺した自分に絶望した」



てつを「これから俺はどうなる?」



QB「そういえば言ってなかったね。魔力を使い切るとどうなるか。君は絶望を振り撒く存在『魔女』になるんだ。」



てつを「俺は・・・魔女なんかにはならない」



QB「何を言っているんだい?運命には逆らえないよ?」



てつを「例え世界に絶望を振り撒く存在になろうとも!その振りまいた絶望から希望を生み出す!世界が終わりをつげるまで、足掻いてみせる!」



てつを「俺は仮面ライダーBlack!!!」



77 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:Z0kIY5d40 [4/4回発言]
ほんとにてつをはブレないなぁ




78 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:OM6Kamt20 [45/51回発言]
ナレーション「光太郎のソウルジェムは消滅した。そして光太郎と瓜二つの魔女『魔王』を生み出したのだった。」



魔王「ワシは・・・ゴルゴムの王」



QB「君には最期まで驚かされてばかりだね。まさか魔女化しても知性を保っていられるなんてね。さて、君の希望から絶望への相転移のおかげで、僕らのエネルギー回収ノルマは達成できた。あとは君の好きにすればいい。さようなら、光太郎」






79 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:OM6Kamt20 [46/51回発言]
ナレーション「魔王と化した光太郎は世界に絶望を撒き散らし続けた。宇宙の改変すらも乗り切り、ただひたすらに、撒き散らし続けた。しかし、絶望が撒き散らされた分だけ、同等の希望が生み出された。そうして差し引きをゼロにして世界は成り立っているのである。

宇宙が改変される前、希望から絶望が誕生していた。

改変後、絶望から希望が誕生するようになる。

南光太郎は魔王として人々の絶望そのものになったのだ。」






80 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:OM6Kamt20 [47/51回発言]
2025年 魔獣の本拠地



ナレーション「満身創痍の魔王と刺し違え、杏子とマミは円環の理(笑)に導かれた。そしてほむらもまた、魔力を使い果たし、円環の理(笑)に導かれようとしていた。」



ーそのとき、不思議なことが起こったー



魔王「ワ・・・ワシは・・・」



ほむら「まだ息があったのね。思い出したわ。あなたのこと」



魔王「教えてくれ・・・ワシは誰だ?」



ほむら「今なら断言出来るわ。あなたは仮面ライダーBlackよ」



魔王「・・・」



魔王が消滅するのと同時に、ほむらは円環の理に導かれた




81 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:OM6Kamt20 [48/51回発言]
蛇足

~希望も絶望もない神々に嘲笑されるためだけに存在する道化の世界~



てつを(猫)「平和だな信彦」



信彦(猫)「そうだな光太郎」



てつを(猫)「なんか面白いことないのか信彦」



信彦(猫)「そういえば先月妹が死んだ」



光太郎(猫)「それシャレになってないぞ!?」



信彦(猫)「まあ待て光太郎。話には続きがある。俺の妹が死んだのに気づいた桃色の髪の女の子が、変な白いのになんか喚いたんだ、そしたら妹が生き返った」



てつを(猫)「本当か!」



信彦(猫)「本当だ。それをきっかけに、妹はその桃色の女の子の飼い猫になっちまった。全く、エイミーなんてハイカラな名前つけられてさ」






82 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:OM6Kamt20 [49/51回発言]
てつを(猫)「だから最近みないのか。お前の妹」



信彦(猫)「だから俺は女性用下着を寝床にすることにした」



てつを(猫)「それ妹関係ないだろ!?」



信彦(猫)「大アリさ。こちとら妹を嫁に貰われた気分さ。もし盗んだ下着のなかに妹の飼い主のがあったらささやかな復讐になるだろ?」



てつを(猫)「ささやかすぎないか?」



てつを(猫)「それにとばっちり食らう人が多すぎる。その中に危険人物がいて銃殺されでもしたらどうする?」



信彦(猫)「まさか!?光太郎、ここは法治国家日本さ。銃殺はおろか銃を向けられることすらないだろうよ」



てつを(猫)「それもそうだな!」




83 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:OM6Kamt20 [50/51回発言]
てつを信彦「ハハハハハハハ!」



そんな二匹の猫が佇む屋根の下



ほむら「こんな時間軸があってもいいじゃない」



さやか「あんたはどこの時間軸の暁美ほむらだ!?」



おわり




84 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] : 投稿日:ID:OM6Kamt20 [51/51回発言] こんな稚拙な物を見てくれてありがとう。

鬱展開コミカライズ全三巻どうしをかけあわせたら、ハッピーエンドになる気がしたが、そんなことはなかったぜ!



あとまどかが全く出てこないのはゴルゴムの仕業



以下神々の嘲笑
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