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ドラッグ オン ドラグーン3 討鬼伝

亜美「ねぇ、もうすぐ……」竜児「大掃除の季節だな!」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 00:31:24.71 ID:bHQGxB6ZO

亜美「はぁ・・・?そうじゃなくt」

竜児「換気扇に箪笥の裏、普段手の届かない所まで完璧に掃除できる日だな。俺としてはやっぱり水周りは欠かせな」

亜美「あぁー!もういいっての!」

竜児「な、何怒ってるんだよ!?」

亜美「はぁ・・・ホント、高須君ってただのおばさんみたいだね。高校生らしくないっていうか」

竜児「はぁ?俺だって年相応の行動をしてるぞ」

亜美「どこがよ。ていうか、もう頭ん中掃除のことしかないんじゃない?」

竜児「そんなわけねーだろ!」


10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 00:35:25.72 ID:bHQGxB6ZO

亜美「今日何日かわかる?」

竜児「ん?えーと、17日か。もうそんなになるんだなー」

亜美「そうそう。それにホラ、最近商店街のムードも変わってきたじゃない」

竜児「あぁ言われてみればそうだなー」

亜美「そこでさっきの話に戻るんだけど」

竜児「大掃除のか?」

亜美「違うわよ!」


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 00:39:50.21 ID:bHQGxB6ZO

竜児「だから何怒ってんだよ・・・」

亜美「怒ってるんじゃなくて呆れてんの!どこまで天然装えばそこまでボケられんのよ」

竜児「装うとはなんだ!訳わかんねーぞさっきから」

亜美「あーもぉ!・・・もうすぐクリスマスじゃない」

竜児「は?」

亜美「何ふざけた顔してんの?可愛くないよ?」

竜児「うるせぇよ!元からこの顔だ!」


18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 00:42:53.32 ID:bHQGxB6ZO

竜児「いや、まさかお前がそんな事言うとは思ってなかったから」

亜美「ビックリした?」

竜児「そういうわけじゃねぇけど」

亜美「じゃぁ何?ホントにクリスマスのこと忘れてたの?」

竜児「そうじゃねーよ。ほら、テスト終わったばっかだし、そういうことはあんまり考えてなかったっていうか」

亜美「てことは、まだなんの予定もないってことだよね・・・?」


19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 00:50:13.04 ID:bHQGxB6ZO

竜児「予定って・・・そりゃ櫛枝と過ごせたら、とは思うけど、大河のこともあるし、泰子もいるし」

亜美「私はその中にいないんだ・・・」ボソッ

竜児「え?今、なんて」

亜美「なんでもない。・・・それより高須君。実乃里ちゃんのことホントどうするつもりなの?それにタイガーも」

竜児「それが簡単に決めれて実行できるような男だったら、こんなに苦労してねぇよ」

亜美「ホント優柔不断ね」

竜児「まぁな・・・」


21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 00:56:29.13 ID:bHQGxB6ZO

亜美「高須君・・・夏休みのこと、覚えてる?」

竜児「え?あ、あぁ」

亜美「あの時、洞窟で私が言ったこと、アレ、本気だよ」

竜児「櫛枝は太陽で・・・ってやつか」

亜美「実乃里ちゃんは太陽。高須君は月。近づけば高須君は焼き尽くされるだけ」

竜児「・・・」

亜美「それに、高須君は彼女をぶったりできない。それは2人が対等じゃないから」

竜児「川嶋・・・」

亜美「それに」

竜児「あの時言いそびれたこともあるよ」

竜児「言いそびれたこと?」


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 01:03:40.97 ID:bHQGxB6ZO

亜美「高須君、言ってくれたよね『俺は、お前がいないと寂しいぞ』って」

竜児「あれは」

亜美「わかってる。だけどね私はあの言葉、結構嬉しかったんだ」

竜児「・・・」

亜美「実はね、夏休みが終わったら実家に戻ろうかと思ってたの」

竜児「はぁ!?」

亜美「まぁもういいんだけどさ」

竜児「よくねぇだろ!そんなこと俺は一回も」

亜美「だーかーらー。あの時高須君が言ってくれたじゃん」

竜児「川嶋・・・」

亜美「それでさ、もうちょっと頑張ってみようと思ったんだこっちで」


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 01:07:39.54 ID:bHQGxB6ZO

竜児「水くせぇぞ、何も話さないなんて」

亜美「話してどうにかなることでもなかったし、それにホントにもういいの。やっぱり残ってよかったって思ってるし」

竜児「そりゃよかったよ」

亜美「それでね、あの時言いそびれたことっていうのは・・・」

竜児「お、おう」

亜美「あのね・・・」

竜児「・・・」

亜美「わ、私なら高須君と」


25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 01:15:01.83 ID:bHQGxB6ZO

ガララララ!!

大河「バカ犬!あんたいつまで待たせるのよ!・・・」ハッ!

亜美「あーあ、また邪魔が入っちゃった」

大河「ばかちー?なんでアンタとばかちーが放課後の教室に2人でいるわけ?アンタ忘れ物取りにいったんじゃなかったの?」

竜児「これは違うんだ!たまたま川嶋も忘れ物をしてたまたま遭遇したんだ!」

亜美「あーら残念ね高須君。続きはまた今度にしましょ?今した話は絶対に内緒。誰かに聞かれたら困るしぃ」

大河「ふーん。聞かれたら困る話をしてたわけね」

竜児「ち、違う!かわしまぁぁああ!!」

大河「このエロ犬!!」

竜児「俺の話を聞いてくれぇぇえ!!」


27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 01:23:26.96 ID:bHQGxB6ZO

亜美宅

亜美「結局、タイガーに高須君持ってかれちゃったぁ」

亜美「私、なんであんなこと言おうとしたんだろ。高須君が実乃里ちゃんやタイガーとクリスマスを過ごしたいから?」

亜美「高須君には実乃里ちゃんという本命がいて、だけどタイガーのこともほっとけなくて」

亜美「私が入る隙なんて全然ない・・・」

亜美「あーあ」

亜美「・・・変なの・・・高須君のことばっか考えてる」

亜美「・・・」

亜美「・・・クリスマス・・・か・・・」


29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 01:27:47.31 ID:bHQGxB6ZO

数日後


亜美「もう明後日になっちゃった。結局何もできてないし、相変わらず高須君はタイガーにピッタリ張り付いてるし」

亜美「どうすればいいのかわからないよ」

亜美「・・・ていうかそもそも2人きりになれるタイミングがないんですけど」

亜美「あーもう。美少女亜美ちゃんがなんでこんなに悩まなきゃいけないのよ」

亜美「ホントにもぅ・・・」


33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 01:38:19.52 ID:bHQGxB6ZO

翌日12月23日
学校/下駄箱

亜美「はーさっむー」

竜児「おー川嶋」

亜美「あ、高須君。あれ?今日はタイガー一緒じゃないんだ」

大河「ふんっ!」シュビッ

亜美「うわっ!いきなりめつぶしとかあぶねーんだよ!」

大河「なんだちゃんと目は見えてるみたいね。じゃぁ脳か。一発ぶん殴って修正してあげる」

亜美「必要ねーっての!ていうか朝からあんまり騒がせないでよ低血圧なんだから」

竜児「そうなのか。ちゃんと栄養とんなきゃだめだぞ?低血圧だとこの時期手足冷えるだろ」

亜美「うん。正直結構辛い。かじかんじゃってさぁ。あーさむー」


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 01:39:30.35 ID:bHQGxB6ZO

竜児「ったく。ならもっと厚着してこいよな。ほらよ」ポイッ

亜美「え、なにこれ」

竜児「カイロだよ。使い捨てだけど、まだ開けたばっかだから当分もつだろ。じゃぁ先いくぞー」

大河「竜児ー、私にもカイロー」

竜児「てめぇはマフラーだけで我慢しろ」

大河「ケチおばさん」

竜児「聞こえたぞコラ」

亜美「あ・・・わ、私も行くっつぅーの・・・!」パタパタ


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 01:51:07.30 ID:bHQGxB6ZO

教室


竜児「ういーす」

能登「おー高須ぅ&タイガー今日も仲良くとうこ・・・ってえぇぇええ!!亜美ちゃんまでぇぇ!!?」

春田「なにぃー!?ついに俺たちの亜美たんにまで世話焼き高須の手が届いたのかぁー!!!」

竜児「俺はどんな認識なんだよ」

櫛枝「あっはよー!タっイガー!!」

大河「うおー、おっはよー!みっのりーんぬ!」


37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 01:54:11.08 ID:bHQGxB6ZO

竜児「お、おはよう櫛枝」

櫛枝「おはよう高須君!今日も朝から元気にやっとるかね?」

竜児「お、おう」

櫛枝「元気があれば、なんでもできる。危ぶむなかれ、行けば分かるさ、いくぞー!!」

能登「どこにだよ・・・」

亜美「ていうかどいてくれるかなー?入口の前で戯れられたら後つかえちゃうからさ」

櫛枝「おわーお!これは失敬。それにしても今日も一段とお美しいですなぁミスカワシーマ」

亜美「ありがとう実乃里ちゃん」ニコッ


39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 01:58:45.26 ID:bHQGxB6ZO

春田「なんかさー俺思ったんだけどさー」

能登「やめろよ。どうせ対したことじゃないんだろ?」

春田「ひっでーな能登っち!結構マジなんだってー」

竜児「言ってみろよ」

春田「なんかさー今日皆なんかソワソワしてない?俺学校着いた瞬間ぴーんときたんだけど」

能登「そりゃお前、明日が"クリスマス"だからだろ」

亜美「!!!」ドキッ


41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 02:03:03.88 ID:bHQGxB6ZO

亜美(そうだ・・・今日中になんとか高須君て2人きりになって、明日一緒に・・・って伝えなきゃ)

亜美(でも・・・もしもう予定がはいってたりなんかしたら・・・)

亜美(んーん。今はそんなことより明日のことを聞かなきゃダメ。まずは聞いてみなきゃ)


亜美「いけないんだ・・・」

木原「え!?わ、私なんかやっちゃった!?」

亜美「え?」

木原「え?」

香椎「ふふ、亜美ちゃん悩み中って所かな?」


64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 09:44:21.19 ID:bHQGxB6ZO

亜美「な、菜々子何言ってんのよ・・・!」

木原「え?何なに?」

香椎「ふふふ」

木原「ねぇー何か悩んでるの亜美ちゃん!?悩みなら私たちに言ってよぉ!」

亜美「いやぁ、そのぉ」


亜美(言えるわけねーっつぅの!)


66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 09:55:28.99 ID:bHQGxB6ZO

昼休み/自販機


亜美「はぁ・・・」

亜美(結局昼休みになっちゃった)

亜美「何やってんだろ、私・・・」


竜児「何一人で喋ってんだ?」

亜美「!!・・・た、高須君・・・」

竜児「また隙間か。好きだよなぁそこ」

亜美「ま、まぁね」

竜児「?何赤くなってんだ?寒いのか?だったら教室に未開封のカイロがあるけど」

亜美「いらないっての!」

竜児「まぁ俺だって1日に何個も使いたくねぇし、いいけどよ」

亜美「・・・なんなのよ」


67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 10:07:19.18 ID:bHQGxB6ZO

竜児「そっかぁ明日はもうクリスマスだったんだな。ほら、1週間くらい前にお前にも言われただろ?なんかようやく実感涌いてきたよ」

亜美「あっそ。高須君って結構周りに流されるタイプ?いや、今日になってとか遅すぎか。むしろ全く変化無しって感じ」

竜児「な、なんだよ。いいだろ別に!第一、クリスマスなんて俺にとっては普通の1日と変わんねぇし」

亜美「え?」

竜児「なんだその顔は」

亜美「い、いや、予定とか、まだないんだ・・・」

竜児「うるせぇよ!悪かったな。どうせ暇人ですよ!櫛枝に告る勇気もなければ素直に楽しむこともできないチキン野郎だよ俺は!」

亜美「そこまで言ってねーし・・・」

竜児「昨日・・・大河に言われたんだ・・・アンタは陰気貧弱チキンババァ男ね、って・・・」

亜美「・・・」


68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 10:13:11.48 ID:bHQGxB6ZO

竜児「大河はなんとかして櫛枝をで、でで、デートに誘えって言うんだけどさ。無理だろ。大河無しに櫛枝が俺と一緒にいる理由なんてないし」

亜美「はぁ?アンタねぇ。誰かと一緒にいるのに理由が必要なの?そんなの・・・好きな人と一緒にいられるだけで・・・十分じゃない」

竜児「そ、そりゃそうだけどよ。俺は、その、く、櫛枝のことが好きだけど、櫛枝はそうとも限らないわけで」

亜美「・・・だから、十分だって言ってんのよ」ボソッ

竜児「え?」

亜美「なんでもない!」


73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 10:27:50.47 ID:bHQGxB6ZO

亜美「高須君さぁ、自分のことばっかじゃなくて、周りの人が何を思ってるのか、とか考えたことある?」

竜児「なんだよ、急に」

亜美「私はさ、ほら、そういう仕事だからずっとそう。あの人はこう思ってる、だから私もこうしなきゃ、みたいな」

竜児「なんだそれ。そんなのお前の意思でもなんでもねーじゃねーか」

亜美「仕事ではね。流石に我が儘亜美ちゃんじゃいられないし。だけどね、高校でも同じ。そりゃ、確かに少しは素の自分ってのを出してるけど、本質は変わってない」

竜児「よく、わかんねーよ」

亜美「高須君には、わかんないかもね。実乃里ちゃんのこともタイガーのことも、それに・・・」

竜児「・・・」

亜美「・・・私のこともさ」


74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 10:34:59.15 ID:bHQGxB6ZO

竜児「そりゃわかんねーけど・・・でも、知りたいとは思ってる。ていうか普通はそうなんじゃねぇか?わからねぇから知りたいし、もっと近づきたいと思うんだろ?」

亜美「・・・そうかもね」

竜児「わかんねーよ。お前が他人をどう思ってるのか、俺のことをどう見てるのか。そこに、お前の真意はあるのか?」

亜美「真意?・・・大アリだよ」

竜児「・・・」

亜美「だからこんなに苦しいんだ」ポツリ

竜児「・・・川嶋」

亜美「ねぇ、高須君」


75: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 10:41:35.68 ID:bHQGxB6ZO

亜美「わからないから知りたいって言ったよね」

竜児「お、おう」

亜美「それに私が高須君をどう見てるのかわからないって」

竜児「いや、それは」

亜美「教えてあげよっか?私が高須君のことをどう見てるのか」

竜児「なっ・・・!」

亜美「私の真意が気になる?知りたい?」

竜児「ばっ・・・!擦り寄ってくるな!誰かに見られたら・・・!」

亜美「高須君には私の心の中、全部見せちゃうね・・・」

竜児「か、川嶋・・・!」


81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 10:55:58.37 ID:bHQGxB6ZO

きーんこーんかーんこーん


亜美「じゃ、高須君。教室戻ろうか」

竜児「は?」

亜美「今チャイムなったよ?もしかして、私に夢中で聞こえてなかった?」

竜児「そ、そういうわけじゃねーだろ!」

亜美「いやーん怒ったぁ、亜美ちゃんこわぁーい」

竜児「お前なぁ・・・!」

亜美「高須君」

竜児「なんだ!?まだなんかあるのか?」

亜美「続きは明日にしよっか」

竜児「は?」

亜美「高須君さっきからそればっか」

竜児「いや、だって明日は」


85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 11:00:40.88 ID:bHQGxB6ZO

亜美「明日は聖なるクリスマス。高須君、ホントは予定入ってたりする?」

竜児「入ってはねぇけど・・・」

亜美「引っ掛かるんだ。実乃梨ちゃんとタイガーのことが」

竜児「・・・」

亜美「・・・別に私のためにわざわざ来なくてもいいよ」

竜児「え?」

亜美「だけど・・・待ってるよ私は。明日の7時に商店街のツリーの下で」

竜児「川嶋・・・」

亜美「先、戻ってるね」スタスタ

竜児「・・・」


竜児「どうなってるんだよ」


86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 11:10:33.33 ID:bHQGxB6ZO

亜美「・・・」グデーン

木原「な、奈々子ぉ。亜美ちゃんどうしちゃったの?さっきからずっとあの調子だよ?」

香椎「さぁねぇ。昼休みが終わってからじゃない?高須君も一緒に帰ってきてたし、もしかしたら何か知ってるのかも」

木原「高須くーん!」

竜児「・・・?木原?めずらしいな、なんだ?」

木原「あのさぁ高須君。亜美ちゃんのことなんだけど」

竜児「ゲフッ!」

大河「チッ」

奈々子「昼休みからずっとあの調子なのよねぇ。なんかわからないかなぁ?」


87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 11:17:12.48 ID:bHQGxB6ZO

北村「ふむ。確かにさっきから元気がないな。しかし、それを何故高須に聞くんだ?」

竜児「そ、そうだ。俺はなんにも」
奈々子「高須君と亜美ちゃんが昼休み一緒にいるの見ちゃったんだぁ。だから何か知ってると思ったんだけど・・・?」

竜児「!!?」

大河「ばかちーと竜児が?」

北村「本当なのか、高須?」

能登「おー何なに?何面白そうな話しちゃってんの?」

春田「なーるほどぉー。これはタイガーと亜美たんの高須を巡る三角かんけ」

大河「ふんっ!」ズブスッ
春田「アオチッ!」


90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 11:25:19.44 ID:bHQGxB6ZO

竜児「いや、俺は別に普通の話をしただけで」

奈々子「あら、やっぱり一緒にいたんだぁ」

竜児「なっ・・・!」

北村「カマをかけられてたってことか。嵌められたな高須」

木原「どんなこと話したの!?ねぇ高須君!!」

竜児「い、いや、だから」

木原「普通の話なわけないじゃん!今日の亜美ちゃん朝からなんか変だったもん!!なんか知ってるんでしょ!?」

北村「朝からか。言われてみればなんだか魂が抜けていたような無力感があったな・・・。高須、亜美と何を話したんだ。教えてくれ」

竜児「き、北村まで!?」

木原「さぁ高須君!もう逃げ場はないよ!」

竜児「お、おう・・・」


91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 11:35:51.23 ID:bHQGxB6ZO



北村「クリスマス?」

木原「って明日の?」

能登「それ以外に何があるんだよ」

木原「うるせぇんだよ能登!」

能登「なっ・・・!」

奈々子「それで?」

竜児「高須君は周りの人の思ってることを考えてるか、とか聞かれて」

北村「ふむふむ」

竜児「俺が川嶋のことすらわからないって言ったら」

木原「言ったら」

竜児「明日教え・・・」カァァ

能登「あしたおしえ?」

春田「足倒し絵?」

北村「・・・なんて言ったんだ?」


93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 11:37:37.31 ID:bHQGxB6ZO

竜児「い、いや、言ってない!何も言ってない!俺がわからないって言ったら、そう、って納得したみたいで」

奈々子「・・・ふぅーん」

木原「・・・怪しい」

北村「・・・なんかあるな」

竜児「ないない!ないって!」

北村「高須・・・。お前は昔から嘘を付くとき耳が動くんだよ」

竜児「な、なにぃぃいい!」ガバッ

北村「というのは嘘だが、耳を隠したということは何か隠し事があるようだな」

木原「ナイスまるお!」

竜児「は、はめられた・・・」

大河「ばっかみたい」

能登「高須・・・もう逃げ場ないみたいだな」

春田「白状しちゃえよぉ」



亜美(・・・騒がしいなぁ)


94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 11:40:39.45 ID:bHQGxB6ZO

亜美(はぁ・・・私、最低だ・・・)

亜美(高須君には実乃梨ちゃんやタイガーがいるのに・・・)

亜美(分かってたはずなのに抑えられない・・・)

亜美(やみくもに高須君を混乱させて、タイガーや実乃梨ちゃんにはそれを隠そうとしてる・・・)

亜美(ホント・・・最低だな、私・・・)


95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 11:46:21.43 ID:bHQGxB6ZO

竜児「だから、ホントになんでもないって!」

木原「もうごまかせないって!」

北村「白状しろ高須!」

竜児「な、何故そこまで執拗に言わせようとするんだ!」

奈々子「それは、もちろん亜美ちゃんのためよ?」

能登「俺は興味本位」

春田「おれもぉー!」

竜児「く、くそぉ!」

北村「さぁ高須」

全員「「「観念するんだな・・・」」」

竜児「ち、ちくしょぉぉぉ!!」


98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 11:50:19.13 ID:bHQGxB6ZO

ガラララ

独身「はい皆さーん。ホームルーム始めますよー席についてくださーい」

竜児「せ、先生・・・」

北村「しまった・・・もうそんな時間か!」

独身「はい北村君号令かけてー。ほら、そこ席につく!」

竜児「たすかった・・・」

木原「高須君。これが終わったら続き聞くからね」

竜児「うっ・・・」

大河「・・・」


104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 12:04:55.97 ID:bHQGxB6ZO

放課後/竜児・大河


竜児「はぁ・・・はぁ・・・」

大河「アンタ何したのよ。皆に何隠してるわけ?」

竜児「お前までこのこと詮索すんのかよ・・・。ようやく追っ手を振り切ったのに」

大河「なっ・・・!アンタ勘違いしてんじゃない!?私は別に竜児のことが気になるわけじゃなくて、あのばかちーがまた余計なこと話してるんじゃないかと思っただけで!」

竜児「わかってるよ」

大河「わかってない!!」

竜児「はぁ!?あのなぁ、今回ばかりはお前にも言えねぇよ。それに川嶋との会話だって、ホントにそんなふざけた話じゃないんだ」


106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 12:06:31.59 ID:bHQGxB6ZO

大河「・・・それは」

竜児「・・・?」

大河「・・・明日のクリスマスのこと?なんか誘われたの?」

竜児「ぶふっ!!」

大河「・・・そうなんでしょ?」

竜児「ち、ちげぇよ!あの川嶋が俺みたいな奴とクリスマスを過ごすわけねぇだろ!?」

大河「・・・そう。・・・それもそうよね」

竜児「そうだよ・・・」

大河「あーあ。まぁホントどうでもいいんだけどね。さぁ早くスーパー寄って買い物して帰るわよ明日の分もあるし」

竜児「!!」


竜児「あ、あぁ・・・」


109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 12:13:39.21 ID:bHQGxB6ZO

大河「やっちゃんもう時間だよぉー」

泰子「えぇー?まだ竜ちゃんの作ってくれた肉じゃがが残ってるのにぃ」

竜児「残りは明日の朝にでも出してやるからもう行けよ。ホント間に合わなくなるぞ」

泰子「ふぁっふぇふうひゃんほほうひほひひぃんはほん」

竜児「食うのをやめろ!食いながら話すな!早く店に行け!そうこうしてるうちに遅刻するぞ!」

泰子「ふえぇーん。・・・ごくり。ゴホン。じゃぁ行ってくるねぇ大河ちゃん」

大河「いってらっふぁい」

竜児「食いながら話すな!」


120: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 13:05:10.16 ID:bHQGxB6ZO



竜児「・・・」チラ

大河「・・・」テレビミテル

竜児「・・・」チラ

大河「・・・」テレミテレミ

竜児「・・・」チラ

大河「チッ」

竜児「・・・」ビクッ

大河「なんなのよさっきから・・・!」

竜児「あっ、い、いや」

大河「ハッキリしない奴ねまったく・・・!」

竜児「・・・」

大河「言いたいことがあるならいいなさいよ!」


122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 13:17:37.65 ID:bHQGxB6ZO

竜児「い、いや・・・」

大河「ふんっ!」ズガンッ

竜児「おうっ!」

大河「アンタねぇ、ばかちーに何言われたかわかんないけど、わかってんの?明日はクリスマスよ?」

竜児「わ、わかってるよ」ズキズキ

大河「みのりんはどうすんの?アンタ結局何も話してないでしょ」

竜児「だ、だって・・・」

大河「だって、じゃない!アンタ、待ってればみのりんがくるとでも思ってんの!?」

竜児「思ってねぇよ!」


124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 13:21:15.91 ID:bHQGxB6ZO

竜児「だけどやっぱり2人きりで会うのは無理だ」

大河「はぁ・・・。アンタって犬は、どこまでも緩みきった頭してるわね」

竜児「お、おまえだって北村となんか予定あるのかよ!」

大河「私のことはいーのっ!!」

竜児「なんて奴だ・・・」


125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 13:27:22.79 ID:bHQGxB6ZO

大河「2人きりが無理なら私がみのりんを呼び出すから偶然を装って出くわすわよ。みのりんの明日のスケジュールは抑えてあるわ」

竜児「大河・・・」

大河「わたしだってみのりんとアンタには幸せになってもらいたいし、明日はクリスマス本番だもん。いい子にしなくちゃね」

竜児「まだやってたんだな・・・それ」

大河「なんとでも言いなさい。私はクリスマスが生み出した天使、エンジェル大河よ」

竜児「さっき殴らなかったか?」

大河「神様だって全ては見てないわよ」

竜児「ずりぃぞそれ」


126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 13:34:43.80 ID:bHQGxB6ZO



竜児「クリスマス・・・か」

竜児「川嶋は一体どういうつもりなんだ?なんかいつもとは違った感じだったよな・・・」

竜児「やっぱりあれは皆には言わないでよかったんだよな」

竜児「仮に話していたらと思うとゾッとする・・・。川嶋にも怒られてたかもしんねぇし・・・」

竜児「・・・」

竜児「うわぁー!!なんなんだぁー!!・・・わけわかんねぇよ・・・」


133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 13:46:17.02 ID:bHQGxB6ZO

夜/川嶋家


亜美「はぁ・・・なんか自己嫌悪だなぁ。麻耶や奈々子にも心配かけちゃったし・・・」

亜美「ん~・・・」

亜美「ん~・・・。あ~もう・・・」

亜美「・・・高須君は私のことなんて思ってるのかな」

亜美「何か聞いたら実乃梨ちゃんやタイガーのことばっかり・・・」

亜美「明日来てくれたら・・・チャンス、なの・・・?」

亜美「・・・」

亜美「らしくないな・・・ホント・・・らしくない」


138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 13:49:53.38 ID:fy62ffgZO

ずっと…待ってたぜ…

とらドラSSをな!


140: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 13:59:25.16 ID:bHQGxB6ZO

12月24日
クリスマスイブ


大河「いい?みのりんと遭遇して少ししたら私は理由をつけていなくなるから、そこからは1人で頑張るのよ」

竜児「何から何までスマン」

大河「もういいわよ。それにこれはエンジェル大河様からアンタへのクリスマスプレゼントだから。その分明日の晩御飯にでも私のお腹を満たしなさい」

竜児「あぁ!腕を振るって豪華な料理を作るよ!」

大河「はいはい。・・・えーと確かここで待ち合わせなんだけど・・・」

櫛枝「おーっい!おっふたーりさーん!」

大河「おーぅ!みっのりーぬ!」


143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 14:04:49.29 ID:bHQGxB6ZO

竜児「よ、よぉ」

櫛枝「オッス!マーン!」

竜児「・・・さんこーん」

櫛枝「イエース!さっすが高須きゅん!私の目に狂いはなかったぜぃ!」シャキーン

大河「みのりん、メリークリスマス!」

櫛枝「あぁメリクリだずぇ大河!そしてグリグリだぁー!うぉー大河ぁー!」

大河「うぉー!みのりーぬ!」

竜児「・・・」


145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 14:13:04.97 ID:bHQGxB6ZO



亜美「もう3時かぁ。待ち合わせ時間は7時だし、全然時間あるなぁ」

亜美「本でも読んでれば時間になるかな。あまり家にいても落ち着かないし」

亜美「とにかく外に行こ。コート、コート」

亜美「うわークローゼットもパンパンだなぁ。今度整理しなきゃ」

亜美「えーっと、コートは・・・っと。・・・これは学校用か・・・あれ?ポケットに何か入ってる」

亜美「これって・・・昨日のカイロだ・・・」

亜美「・・・ありがとうって言えばよかったなぁ・・・」


148: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 14:18:43.55 ID:bHQGxB6ZO

「うわーあの子可愛い」
「モデルの川嶋亜美じゃねぇの?ほら雑誌の」
「うわっ川嶋亜美だ」
「すっげぇ美人」


亜美(当たり前でしょ。私が可愛いのは当然)

亜美(だけど高須君には私の外見は武器にならない)

亜美(後は私の中の本質勝負だなぁ)

亜美「自信でねー」ボソッ


「亜美ちゃん、今独り言言った?」
「自信がどうたらって」
「なんのことだ」

亜美「~~~!」カァァァ


156: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 14:24:40.57 ID:bHQGxB6ZO

亜美(失敗したなぁ・・・。こんな格好で外にいたら嫌でも目立っちゃう)

亜美(本も買ったし一回家に帰ろ。それで時間まで大人しくしとこうかな)

亜美(全くこれじゃ、なんのために外に出たのかわかんな・・・あっ!)

亜美「あれって・・・」



亜美「高須・・・君」


158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 14:31:05.33 ID:bHQGxB6ZO

竜児「おい」ヒソヒソ

大河「なによ」

竜児「なによ、じゃねぇだろ。いなくなるんじゃなかったのか」ヒソヒソ

大河「仕方ないでしょみのりんが私にべったりなんだから。それはアンタに魅力がないのが原因じゃない」

竜児「ぐっ・・・!」

大河「大丈夫。みのりんが店から出てきたらなんとか理由をつけていなくなるわ。あと少しよ」

竜児「あ、あぁ。とはいっても、大河がいなくなるのはそれはそれで辛いな」

大河「弱気になってんじゃないわよこのグズ犬!」

竜児「お、おう!」


159: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 14:33:52.35 ID:bHQGxB6ZO

亜美「高須君の横にいるのは、タイガー・・・」

亜美「・・・」

亜美「・・・あの2人はホントにいつも・・・」

亜美「!!」

亜美「あれって・・・実乃梨ちゃん!?」

亜美「どういうこと?あの3人で集まったの?」

亜美「高須君・・・」


162: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 14:40:30.11 ID:bHQGxB6ZO

櫛枝「いやぁそれにしてもビックリしたよぉ。大河め高須君が来ることを隠しやがってさぁ」

竜児「あー、いやぁ・・・そ、そう!俺と大河もさっき偶然会ったんだ。俺も櫛枝のことは知らなかったし!」

櫛枝「なんだそうだったんだ。いやぁおかげでちょっとネタの軸がぶれちゃったよぉーわっはっはー!」

竜児「それであの勢いなら自信持っていいと思うぞ・・・?」

櫛枝「うれしいこと言ってくれるねぇ大将!」

竜児「はは・・・」


168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 14:49:27.94 ID:bHQGxB6ZO

大河「ところでみのりん実はお話がありまして」

櫛枝「なんだい大河。僕は君の言うことならなんだって聞いちゃうぜ?」

大河「実は・・・」



亜美「あっ!タイガーが離れてく」

亜美「なるほど・・・高須君と実乃梨ちゃんを2人きりにするためにタイガーが一芝居打ったってわけだ」

亜美「ってことは、高須君がタイガーに頼んだの?私との約束があっても、どうしても会いたかったの?」

亜美「ていうか、はは、もしかして今日来ないのかな・・・」

亜美「・・・」

亜美「・・・見なきゃよかったなー。全部裏目に出ちゃうよ・・・」


170: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 14:53:18.59 ID:bHQGxB6ZO

12月24日
夜7時/ツリー前


亜美「・・・」

亜美「・・・」チラッ

亜美「7時かぁ・・・」

亜美「寒いな・・・」



亜美「ホントに来ないのかな・・・高須君」


171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 14:57:31.84 ID:bHQGxB6ZO

竜児「やっべぇつい話し込んじまった!でもまだ6時30分だ。なんとか間に合いそうだな」

おばあさん「ふー!ふー!」プルプル

竜児「・・・」

おばあさん「んふー!んふー!」プルプル

竜児(いやいやいや、こんなアニメみたいなシチュエーションないだろ。おばあさんが重い荷物持ってるとかさ)

おばあさん「んんー!んっんーん!!」プルプル

竜児「・・・」ワナワナ


173: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 15:01:01.93 ID:bHQGxB6ZO

竜児「はぁ・・・はぁ・・・大丈夫まだ40分だ」

幼児「えーん!えーん!」プルプル

竜児「・・・」ピタッ

幼児「えーん!えーん!」プルプル

竜児(いやいや、ないないないない!風船が木にとかないだろ!クリスマスだぞ?母親はどこにいった!)

幼児「えーん!えーん!」プルプル

竜児「・・・」ワナワナ


175: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 15:04:38.21 ID:bHQGxB6ZO

竜児「くっ・・・!50分か。だが全力で走ればまだギリギリでまだ間に合うは」

チワワ「くぅーん・・・くぅーん・・・」プルプル

竜児「・・・」ピタッ

チワワ「くぅーん・・・くぅーん・・・」プルプル

竜児(木の上に犬・・・か。また木に登るのか)

チワワ「くぅーん・・・くぅーん・・・」プルプル

竜児「やったらぁー!!」


177: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 15:08:28.70 ID:bHQGxB6ZO

亜美「はぁーはぁー!・・・手の先もかじかんできちゃった・・・」

亜美「何かあったまる物は・・・っと。・・・!」

亜美「使い捨てカイロ・・・使い済みカイロか」

亜美「・・・」

亜美「・・・」ギュッギュッ

亜美「・・・」ギュッギュッ



男「おねぇさん一人?クリスマスにこんなところで何してんの?」


179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 15:12:37.76 ID:bHQGxB6ZO

亜美「・・・」チラッ

亜美「・・・」ギュッギュッ

男「あれれ?怒ってんの?もしかして彼氏に振られちゃった?わぁー可哀相・・・」

亜美「はぁ・・・」ギュッギュッ

男「・・・。ねぇ!一緒にご飯でも食べない?いい店知ってるよぉー?」

亜美「うざ・・・」ボソッ

男「」カッチーン


183: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 15:19:13.30 ID:bHQGxB6ZO

竜児「まずいまずいまずいまずいまずい」チラッ

竜児「うわぁ!7時20分!くそぉ!自分のペットくらい自分達で管理しやがれぇー!」

竜児「はぁ・・・はぁ・・・。あったあのツリーだ!ん!?」

竜児「あーれーはー・・・」


亜美「うぜぇんだよ!マジで警察呼ぶぞ!」

男「お前可愛いからって調子こいてんじゃねぇぞ!陰気な性格しやがってよぉ!
お前みてぇな外見だけの女と付き合う男なんて中身のねぇチャラ男しかいねぇんだよ」

亜美「てめぇがそれを言っても説得力ねぇんだよ!」


184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 15:21:41.04 ID:M5WA8abH0

竜児早くしろよ


185: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 15:22:45.91 ID:oJs0QvJTO

陰気な性格とかむしろ長所


186: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 15:26:53.43 ID:bHQGxB6ZO

男「お前なぁマジで舐めてんじゃ・・・ねーぞっ!!」ドンッ

亜美「きゃぁ!」フラッ


ポフッ

亜美「・・・?」

竜児「大丈夫か、川嶋。ごめんな時間遅れちゃって」

亜美「た・・・かす・・・くん」

男「ハッ!カス女の男か。おい、オメーのとこの女が俺に対して大分舐めた態度取ってくれたんだよ。いつまでも女の方見てねぇでこっち向けやボケ」ガシッ

グイッ

竜児「あ?」

男「すみませぇぇぇぇええええん!!!!」


187: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 15:27:44.03 ID:aNlwbUUA0

さっすが強面の竜児


188: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 15:31:53.08 ID:bHQGxB6ZO

男「な、なんだよぉー!チャラ男どころかチンピラじゃねぇかー!ひえぇー!」ピューン


竜児「なんだよアレ、失礼な奴だな」

亜美「高須君、その、もう離してくれていいから・・・」

竜児「あ、あぁゴメン」

亜美「その・・・ありがとね」

竜児「あ、い、いや・・・遅れてゴメン。ホントは間に合うハズだったんだけど、その・・・おばあさんとか、風船とかチワワのせいで・・・」

亜美「は?」


190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 15:40:32.50 ID:bHQGxB6ZO



亜美「それホントなのぉ?到底信じられねーんだけど」

竜児「だろうな。俺も信じてもらえるとは思ってねぇよ」

亜美「亜美ちゃんのこと待たせるなんてホントいい根性してる。おかげで変な男に絡まれるし」

竜児「悪かったよ。どんな理由があったって間に合わなかったのは事実だ」

亜美「でも・・・そのおかげで高須君にまた助けられちゃったね」

竜児「え・・・?また?」

亜美「この前話した夏休みのこと」

竜児「あー、アレは助けたなんてもんじゃ」

亜美「救われたんだよ。私は」

竜児「・・・」


193: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 15:46:43.93 ID:bHQGxB6ZO

商店街ツリー→学校


亜美「よいしょっと」ガシャン

竜児「おい大丈夫なのか?学校って警備されてるんじゃ」

亜美「平気平気。前に春田君が入ったって行ってたし、校庭に入るだけだもん大丈夫だよ」

竜児「春田・・・お前・・・」

亜美「ほら、高須君も乗り越えちゃいなよ」

竜児「あ、あぁ」


197: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 15:57:35.08 ID:bHQGxB6ZO



亜美「なんか不思議。さっき高須君を待ってる時は寒くて帰りたかったのに、今は・・・そうでもない」

竜児「・・・。・・・ていうか、こうやって校庭の真ん中に寝転ぶって実際もうする機会ないだろうな。
明日になれば当たり前のように誰かが学校に来て、俺たちがこうしてここにいる形跡すら残らない」

亜美「そう考えるとそうなんだよね。よりによってこんな日にこうして二人で横になってる。せっかく亜美ちゃんこんなにオシャレしてきたのに」

竜児「お前が誘ったんだろうが」

亜美「はーい。すみませーん」

竜児「はぁ・・・。ホント掴み所がねぇよなお前って。・・・だけどなんでかな。素の自分で気楽にいられるって感じがするんだよな」

亜美「わーお。それって告白?」

竜児「そんなわけねぇだろ」
亜美「じゃぁ私がしようかな。・・・好きよ高須君」


201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 16:00:04.09 ID:FnZF6xmp0

フォおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!


203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 16:01:43.86 ID:0PgHTP9kO

あばばばばあばばばばあばばばば


204: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 16:02:44.92 ID:bHQGxB6ZO

竜児「・・・」

亜美「・・・」

竜児「・・・」ボッ


竜児「な、なな、な何言ってんだよ!っていうか何故そこでそうなる!」

亜美「私だってわかんないわよ」

竜児「また俺のことおもちゃにして楽しんでんのか!?冗談なんだろ!?」

亜美「冗談だったらこんなに苦労してないわよ」

竜児「じゃぁなんでそんに落ち着いてんだよ!これじゃぁ俺が」
亜美「高須君」


亜美「高須君はホント、しょーもない人間だよね」

竜児「・・・」

竜児「・・・え?」


210: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 16:14:01.37 ID:bHQGxB6ZO

竜児「なんだよ・・・。お前どうしたいんだ?」

亜美「高須ってさ。結構ビビりじゃん?優柔不断だし、女の子に尻にしかれてるし」

竜児「うっ・・・」

亜美「だけどさ、ビビりのくせに洞窟で私のこと励ましてくれたり、優柔不断のくせに良いこと言ってくれたり」

竜児「川嶋・・・」

亜美「高須君に会ってさ、私は結構変われたんだよね」

竜児「お、お前が変わったのはお前が変わりたいと思ったからだろ?それはもうお前の力じゃねぇか」

亜美「だけどね。その一歩を踏み出させてくれたのは高須君だよ」


217: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 16:25:41.57 ID:bHQGxB6ZO

竜児「俺は・・・何も・・・。むしろ俺が川嶋に助けられたくらいだ」

亜美「え・・・?」

竜児「お前はさ、プールのときも文化祭のプロレスショーでもやりたい放題やってくれてさ。大河を押さえるのには俺も苦労したよ」

亜美「怒っちゃやーよ?」

竜児「怒ってねーよ。お前がしてくれたことにハズレなんてなかったからな」

亜美「・・・高須君」

竜児「お前はいつも誰かを喜ばせてた。昼休みに言ってただろ?周りの人の思ってることを気にする、みたいなさ」

亜美「まぁね」

竜児「それってさ言い換えればいつも他人のことを考えてるってことだろ。普通できねぇよそんなこと。クラスの奴らもお前には感謝してると思う」

亜美「高須君は?」

竜児「も、もちろん俺もだ」


220: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 16:33:14.84 ID:bHQGxB6ZO

亜美「高須君」

竜児「ん?」

亜美「私はさ、卑怯なんだ」

竜児「・・・」

亜美「高須君には実乃梨ちゃんという本命がいて、タイガーっていう娘みたいに守ってあげたい子がいる」

竜児「そ、そんな風には」

亜美「私はさ・・・私もその中に入りたくて仕方がない。高須君にとってただの女の子じゃなくて、特別な輪の中に私もいれて欲しい」

竜児「川嶋・・・」

亜美「だからさ、高須君の気持ちも他の2人の気持ちも分かっててこうやって高須君を独り占めした」

竜児「・・・俺にそんな価値はねぇよ」


225: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 16:42:01.08 ID:bHQGxB6ZO

竜児「第一、そんなの卑怯でもなんでもねぇ」

亜美「えっ・・・?」

竜児「俺だって、情けないけど櫛枝を誘う勇気がなくて大河を頼った。大河は北村が好きなのに」

亜美(・・・この鈍感)

竜児「だけど俺は大河に手を貸さず、かといって大河の期待に答えてやることもできない。川嶋の言う通り優柔不断のビビり野郎だ」

亜美「じゃぁ私と高須君は同罪だね」

竜児「え・・・?あ、そうか。そうだな・・・。同罪だ。俺とお前は」


227: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 16:52:18.01 ID:bHQGxB6ZO

亜美「雪・・・降らないね」

竜児「今日は降らないってさ。もしかしたら明日の明け方にかけて降るかもって言ってたけど」

亜美「ここで雪でも降ったら、私的には結構ロマンチックなんだけどな」

竜児「横にチンピラと勘違いされる男がねっころがっててロマンチックも何もないだろう」

亜美「ブフッ!そ、それもそうね」プククー

竜児「否定してくれよ」

亜美「だって事実だし」

竜児「もう二度とお前のことは助けない。今決めた」

亜美「あれ?拗ねちゃった?」

竜児「拗ねてねーよ」

チュッ

亜美「ありがとね」

竜児「・・・」ボーン!!


232: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 16:56:26.40 ID:bHQGxB6ZO

竜児「そ、それは卑怯だぞ!!」

亜美「今更多少罪が重くなっても関係ないし。ていうかぁ、亜美ちゃん存在自体が罪みたいな所あるしねぇ」

竜児「その自信を少しくらい分けて欲しいよ」

亜美「口移しで?やーん高須君だ・い・た・ん」

竜児「違うし、俺は何も言ってねぇ」

亜美「やっぱり怒ってる?」
竜児「怒ってる」


242: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 17:02:17.03 ID:bHQGxB6ZO

亜美「高須君は、私のことどう思ってる?私がいなくなったら寂しいって言ってくれたよね。今はどう?」

竜児「・・・それは」

亜美「・・・」

竜児「正直、わかんないのかもしれない。優柔不断だと思うならそれでもいい。だけど、俺の抱いていた想い、大河の存在、それに川嶋の気持ち、それに優劣をつけることなんてできねぇんだ。俺には」

亜美「・・・そっか」

竜児「幻滅したか?」

亜美「ううん。だって私も輪の中に入れてくれるんでしょ?」

竜児「・・・そんなの」

亜美「・・・」

竜児「とっくに入ってたよ」


244: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 17:10:22.86 ID:bHQGxB6ZO

亜美「そろそろいこっか」

竜児「・・・そうだな」

亜美「ていうかいいの?タイガーに怒られるんじゃない?私と一緒にいたのがバレたら」

竜児「もうそろそろあいつも大丈夫だよ。むしろ心配なのは櫛枝と進展がなかったことだな」

亜美「私の前でそういうこと言っちゃうんだ」

竜児「え?あー、わりぃ」

亜美「何本気にしてんのよ。高須君に女心を理解しろ、とか無駄でしょ」

竜児「ぐっ・・・!」

亜美「ま、そのままでいいんじゃない?私はこの状況から高須君を落としてみせるから」

竜児「流石の自信だな」

亜美「だって亜美ちゃんこんなに可愛いんだもん。男一人落とすのくらい余裕?みたいな」


247: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 17:15:19.46 ID:bHQGxB6ZO

竜児「そうかよ」

亜美「相手が高須君じゃなければね」ニコッ

竜児「ば、ばか買い被り過ぎだ。そんな顔されたら俺だって・・・」ゴニョゴニョ

亜美「え?何?」

竜児「なんでもねぇよ」

亜美「うわっ・・・。高須君ってホントに嘘つくの下手だよね・・・」

竜児「う、うるせぇよ!」ガバッ

亜美「え?なんで耳隠したの?」


249: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 17:22:28.64 ID:bHQGxB6ZO

亜美「よいしょっと」スタン

竜児「ホント防犯設備なかったんだなこの学校」

亜美「そうみたいだね」ガサゴソ

竜児「ん?どうした?」

亜美「今日はクリスマスでしょ。はいこれ」

竜児「プレゼント・・・。あっ!買い忘れた。す、すまん!そっかクリスマスの本質はそこか!」

亜美「いいって。私のも大したものじゃないし、それにもう十分だから」

竜児「え?」

亜美「今日の目的は達成したの!気持ちもすっきりした。だから、もう十分」

竜児「川嶋・・・」


250: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 17:26:11.98 ID:bHQGxB6ZO

亜美「じゃあね、高須君」スタスタ

竜児「あ、あぁ。・・・プレゼントの分、今度絶対返すから!」

亜美「楽しみにしてるー」スタスタ

竜児「・・・」クルッ




亜美「・・・高須くぅーん」

竜児「・・・!?」

亜美「メリークリスマース!!」

竜児「あぁ・・・。メリークリスマス。・・・川嶋」


256: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 17:33:19.68 ID:bHQGxB6ZO

やっとここまできたよ
高須君・・・

最初に会った時はこんなふうになるなんて考えてもなかった

お母さんみたいな性格で、なのに顔はヤンキーみたいで

だけど

大きくて、優しくて、あったかい

こんな人の傍にずっといられたらと思う

やっとだね。やっと高須君に見つめてもらえる

あと少しだね高須君
ねぇ、もうすぐ・・・

お わ り


303: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 20:04:12.53 ID:Ld+cCfQs0

ばかちーはタイガーとくっつくべき


309: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 20:14:33.98 ID:bHQGxB6ZO

能登「俺が木原を好きとかマジねーっての!なんだよ高須のやつ勘違い発言も甚だしいよ」

能登「大体、俺は純粋に木原がまた北村になんか姑息な手を使って近づかないか確認しただけで」

能登「それを好き、なんて感情に置き換えるのは馬鹿げてるって!うん!」

能登「大体あの2人がそういうムードなのはわかるけどそういうのを他人に押し付けるのはどうかと思うわけよ」

能登「それはただの誤解にほかならないし、何より俺が木原のことをす、すす、す、好きなんてありえねぇんだから!」

能登「大体春田も春田だよなぁ。あんな綺麗な彼女がいるなら教えてくれたっていいだろ。それなのに・・・ってあれ?」

能登「あれは・・・木原?」


312: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 20:19:51.95 ID:bHQGxB6ZO

木原「んーどれにしよっかなぁー」

香椎「どうせ私ん家で溶かして作り直すんだし、どれにしたって同じじゃない」

木原「だぁってぇ!まるおが甘いのが好きか、苦いのが好きかわかんないしぃ。ナッツが入ってるのだってあるし・・・」

香椎「私がまるおだったら、どんなチョコでも、相手が麻耶なら嬉しいって感じると思うけどなぁ」

木原「だよね!大切なのは気持ちだよねっ!」

香椎「うん。だから、早く帰って丁寧に作らないと」

木原「そうだね!うん!私、これにする!」

香椎「はい。じゃぁレジにいこっか」


326: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 22:14:18.98 ID:bHQGxB6ZO

能登「い、今・・・まるおって・・・」

能登「・・・」

能登「・・・あれ?」

能登「はは・・・なんだよこれ・・・」

能登「わかってたことじゃないか・・・。木原は北村のことが好きなんだって・・・」

能登「チョコが俺の元に来ないこともわかってたじゃないか」

能登「なのに、なんで・・・」

能登「ちっくしょぉ・・・涙でレンズが濡れちまうよ・・・」


330: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 22:18:56.68 ID:bHQGxB6ZO

香椎「それで?」

木原「ん?どうしたの奈々子?」

香椎「麻耶はまるおと誰にチョコを送るの?」

木原「え?えぇ~!?別にまるおだけだよ!」

香椎「あら?それにしてはチョコレートの数が多いんじゃない?」

木原「それは!・・・あ、味見だもん!」

香椎「ふふふ必死になっちゃって。そうねぇ。高須君は亜美ちゃんだし、春田君はないだろうから、能登君が妥当なところかな?あら?麻耶ってメガネフェチ?」

木原「奈々子ぉ!!」


332: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 22:31:33.05 ID:bHQGxB6ZO

翌日/学校


能登「・・・」ポカーン

春田「なぁたかっちゃぁん」

竜児「あ?なんだ?」

春田「ちょっとちょっとぉ~。冷たいじゃーん。能登っちが向こうであんな状態になっちゃってんのよ?」

竜児(原因は俺と大河だろうけどな)

春田「どうしちゃったのかなぁ?やっぱ原因って俺?俺がガールふりぇんど黙ってたのが原因なわけぇ?」

竜児「間違いねぇな」

春田「うっそぉ!まっじで!?ゴメンよ能登っち!隠してるつもりはなかったんだよぉん!!」

竜児(やっぱり木原が好きなんだ?発言はあいつにとって地雷だったか)


333: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 22:35:38.66 ID:bHQGxB6ZO

木原「はぁ~・・・」

奈々子「どうしたの麻耶」

木原「どうした、じゃないよぉ。奈々子はチョコレート渡すの緊張しないの?」

奈々子「私は自分で食べるためにしかお菓子は作らないから」

木原「裏切りものぉ!」

亜美「へぇ?麻耶ちゃん誰かにチョコ渡すの?」

木原「あ、亜美ちゃんはどうなの!?高須君とかにあげないわけ!?」

亜美「私ぃ、バレンタインでもチョコは貰う側だからさぁ。そういうのわっかんなぁ~い」

木原「むむむぅ・・・」


334: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 22:40:39.89 ID:bHQGxB6ZO

高須「おい!おい!」ユサユサ

春田「能登っちぃ!目を覚ませってばぁ!」

能登「高須・・・春田・・・」

高須「高須だ!」

春田「高須だぜぇ!」

能登「高須・・・高須・・・」

高須「いや、こいつは春田だ!」

春田「春田だぜぇ!」

能登「お、俺は・・・もうダメ・・・ぽ・・・」

高・春「「能登ぉぉおおお!!!」」

大河「うるさぁい!!」ボグシッ

高・春「「ぶふぅぅう!!」」


336: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/17(木) 22:52:30.61 ID:bHQGxB6ZO

亜美「それで?誰に渡すの?」

木原「ま、まるおだよ!まるお1人だけっ!」

奈々子「あらら・・・」ニヤッ

亜美「別に・・・何人にあげるとか・・・聞いてないんだけど・・・そう」ニヤッ

木原「あっ・・・!」

亜美「なーるほどねぇ」キョロキョロ

香椎「・・・」ニヤニヤ

亜美「・・・!!・・・まさか・・・能登君・・・?」

香椎「あら私と一緒。奇遇ねぇ」

木原「な、なな、なんで、私があのメガネ野郎に!あ、あんなのただの・・・メガネ野郎じゃん!」

香椎「麻耶、同じことしか言ってないわよ?」


359: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 01:26:18.89 ID:i/qBhzXnO

能登「お前らはいいよ。高須はタイガーや亜美ちゃんがいるし」

竜児「いやいやいや」

能登「春田にはあんな大人のおねぇさんが、がーるふりぇんどがいるんだろ」

春田「いっえーっす!今日も待ち合わせの約束がぁ・・・ってあり?」

竜児「ばかっ!止めさしてどーする!」

春田「わ、悪気はなかったんだよぉ~!」

能登「いや、いいよ。そもそもお前らには一人の男としての確固たる特徴がある」

竜児「確固たる」
春田「とくちょぉー?」


362: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 01:34:46.81 ID:i/qBhzXnO

亜美「ていうか、マジで能登君なの?悪いとは言わないけど・・・その」

香椎「華がないのよねぇ・・・」

木原「わ、私だって別にす、好きとか、そういうんじゃないもん!ただ・・・」

亜美「・・・ただ?」

木原「・・・しゅ、修学旅行以来、やっぱなんか気まずい所あると思うし、それでも能登は私に前みたいに接しようとしてくれてるんだ」

香椎「あの男子グループとのいざこざね」

亜美「それは能登君としては麻耶ちゃんと距離置きたくはないだろうしねぇ」

木原「私はそれをめちゃくちゃ感じててね?それは!私だってできれば前みたいにしたかったけど・・・!」

亜美「うまく接することができなくなった?」

木原「・・・」コクッ

香椎「それでバレンタイン作戦ってわけね?」

木原「・・・そう」


367: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 01:43:06.53 ID:i/qBhzXnO

能登「高須!」

竜児「お、おう?」

能登「お前はアレだ。やっぱり人相と性格のギャップだよな」

竜児「ぎゃっぷ?」

春田「あぁーわかるわかる。なんかたかっちゃんって任せたらやってくれる、みたいな安心感があるんだよねぇー」

竜児「人を母親みたく言うな」

能登「春田!」

春田「ほん?」

能登「お前はその天然(ばか)加減が弱点でもあり長所でもあるんだよ」

竜児「大方、人生の上では弱点としての面が大きいと思うぞ」

春田「たかっちゃーん!これでも俺のハニーは、そこがかわいいね、って言ってるんだよぉ?」

能登「この世は矛盾だらけだ!」


369: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 01:48:40.83 ID:i/qBhzXnO

香椎「いいんじゃない?麻耶の気持ちは能登君にも伝わると思うよ?」

木原「その、告白する、みたいなノリやめてよぉ!」

香椎「えー?でも嫌いじゃないんでしょ?」

木原「そりゃ・・・そうだけどさぁー」

亜美「麻耶ちゃんと能登君かぁ。案外お似合いだったりして」

木原「ちょっと!亜美ちゃんまで!ホントにそういうのじゃないから!マジで!」

香椎「そうね。麻耶の本命はあくまで"まるお"だもんね」

木原「え・・・。あ、そ、そうだよ!これは、あくまでただのオマケ!仲直りの為のことだもん!」

亜美「あー、そっかぁそうだったねー」


371: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 01:59:04.75 ID:i/qBhzXnO

能登「さて俺の特徴を挙げてみろ」

竜児「うっ・・・。め、メガネがあるじゃないか!」

春田「それに能登っちって私服案外オサレなんだよねぇー。俺密かに真似したりしてるしー」

能登「服装か・・・。褒めてもらって確かに嬉しい。嬉しい・・・がっ!」

春田「ん?」

能登「クリスマスパーティーで手の抜いたパーカー(寝巻き仕様)を着て行ったばかりにクラスメイトにそのイメージはない。
それに第一、学校という施設においてその部分はまったく効力がない!」

春田「俺、なんか悪いこと言っちった?すごい怒られてない?」

能登「そしてこのメガネは確かに俺としてもそこそこ特徴として挙げる自信があった・・・しかしっ!」

竜児「まだなんかあるのか・・・!?」

能登「去年のプールの授業中、ずっとメガネしてなかったのに、女子からなんのリアクションもなかったんだよ・・・。
はは・・・所詮俺のメガネは北村大先生のメガネあっての二番煎じだってね・・・」

竜児「す、すまん・・・」


372: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 02:12:02.18 ID:i/qBhzXnO

香椎「それで?いつ渡すつもりなの?」

木原「そりゃあいつって昼休みは高須君達と話してるし、とりあえず放課後、とは考えてるけどぉ・・・」

香椎「あら?能登君の方の話?まぁそっちでも構わないけど」

木原「えっ!?あっ、違う違う!まるおの方だってば!能登の事なんかそんなに考えてないしっ!」

亜美「それなら勇作には急いで渡した方がいいかもよ?なんか私たち、放課後タイガーに呼び出されてるから」

香椎「2人だけ?」

亜美「もちろん高須君と実乃梨ちゃんも一緒だよ?」

木原「なんだぁー。じゃぁまるおには放課後あまり時間ないんだ・・・。じ、じゃぁ時間もったいないし能登にでも渡そうかなぁー。時間もったいないし」

香椎(亜美ちゃんナイスアシスト)キュピーン

亜美(麻耶ちゃんの結果はちゃんと速攻で報告してよね)キュピーン

木原「仕方ないしねぇ」チラッチラッ


374: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 02:28:03.52 ID:i/qBhzXnO

能登「はぁーあ。結局世の中ってのはモテる奴の陰でモテない奴が泣いてるんだよな」

竜児「あ、あんまり悲観するなよ」

能登「え?あー違う違う。もういいの。元からそんなに凹んでもないし」

竜児(それはないな・・・)

春田「なんだよ能登っちぃ。中々巧みなドッキリ仕掛けてくれるじゃなーい」

能登「ふふふ」

竜児(確実にドッキリなんてことはないが、もうどうでもよくなったのか、能登・・・)


375: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 02:34:12.24 ID:i/qBhzXnO

放課後/教室


ガララララ!

能登「はぁ・・・はぁ・・・」キョロキョロ

能登「いない・・・か・・・。まさか悪戯ってワケじゃないよな?下駄箱に手紙なんて古典的すぎるし」

能登「・・・」

能登「・・・」ソワソワ

能登「・・・!!これは、俺はどの辺にいれば自然なんだ!?机に座ってるのも不自然だし、かといってここもなぁ」

能登「うーん・・・」

能登「・・・」

能登「・・・」

能登「・・・これで悪戯だったら、俺って相当なピエロだよな・・・」


376: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 02:38:28.90 ID:i/qBhzXnO

能登「つぅか、マジで悪戯なんじゃね?もしくは入れる所間違えた?」

能登「第一手段がアナログすぎ。こんな手段を取りそうな女子なんて・・・」

能登「・・・」

能登「いねぇな」

能登「はい!残念でした俺!まんまと騙されちゃったね!バレンタインにこんなミラクルが起きるとでも!?はっはっはっはっは」

能登「はっは・・・ははは・・・はは・・・」

能登「・・・」


能登「帰ろう・・・マジで」


379: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 02:44:17.74 ID:i/qBhzXnO

能登「はぁー・・・」


ガララララ

木原「あっ!」
能登「うおっ!」



木原「・・・」
能登「・・・」



能登「び、ビックリしたぁ。なんだよ木原かぁ。もしかして北村にチョコ渡してきたの?」

木原「なっ・・・ち、ちが」

能登「まぁまぁ!いいよ。今日は誰でも平等にアピールできる日なんだからさ。別に文句はないんで」

木原「だから、私は」

能登「じゃぁな木原。その気持ちが・・・、・・・き、北村に届くといいな。はは」

木原「だから・・・」


382: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 02:56:19.68 ID:i/qBhzXnO

木原「私の話も聞いてよっ!」

能登「・・・!!」

木原「せ、せっかくこうやって呼び出したんだから」ポッ

能登「え・・・?」

木原「な、何よぉ!?」

能登「木原・・・なの?俺の下駄箱に手紙入れたの」

木原「そう・・・だけど?」

能登「マジ・・・?」

木原「きょ、今日はバレンタインでしょ!?どうせ能登は誰からも貰ってないだろうと思った・・のっ!」ボフッ

能登「うぐっ・・・!こ、これって・・・」

木原「バレンタインチョコ。・・・一応、手作りだから、その・・・おいしくなかったら・・・全然捨ててくれてもいいし」

能登「・・・き、木原から貰って、それを捨てるとか・・・」
木原「・・・」ドキッ

能登「あ、有り得ないからっ!!」


386: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 03:11:16.75 ID:i/qBhzXnO

木原「の、能登のくせにっ・・・!!」

能登「なんだよ、それ・・・」

木原「わかんないけど、わかんないんだけど、その・・・」

能登「わかんねぇことばっかじゃん」

木原「うるさい!私だってなんでこんなにわかんないのかわかんないもん!」

能登「これ会話になってる?」

木原「な、なんでそんなに余裕なのよ・・・能登のくせに・・・」

能登「・・・それは木原にはわからなかった自分のわからないところが、俺にはもうわかってるところだからだと思う。・・・そうだったら嬉しい」

木原「もぉ・・・何言ってるのかわかんないし・・・」

能登「俺もずっとわからなかったんだ。絶対気付くもんか、とも思ってた。・・・だけど今日、今になってはっきりしたよ」

木原「・・・?」

能登「木原のことが好きなんだってことに」

木原「!!!」


388: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 03:18:27.13 ID:i/qBhzXnO

木原「な、何言ってんの!?チョコ貰ったくらいで調子乗りすぎだっつぅーの!」

能登「・・・」

木原「私は別に能登のことなんか眼中にないし!む、むしろ人の邪魔をする奴くらいにしか思ってない!」

能登「・・・」

木原「今日だって修学旅行のときのお詫び、と思っただけでそんな意味全然ないし!わ、私はまるおが好きで、ずっと狙ってて!」

能登「・・・」

木原「ずっとまるおのことだけ見てて、目で追ってて!それだけのはずなのに!なのに・・・!」

能登「・・・」

木原「なのに・・・いつの間にか能登のことを追ってる私がいた・・・」


389: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 03:23:14.60 ID:i/qBhzXnO

木原「ホント・・・わからない・・・。どうして能登なのか。いつから能登だったのか・・・。なんにも」

能登「・・・」

木原「アンタはさ、私の邪魔者だったはずなのに・・・」
能登「・・・」

木原「好きな人のことを遠ざけさせて」

能登「・・・」

木原「好きな人は離れていってたはずなのに」

能登「・・・」

木原「今では・・・能登のことが好き・・・!」


390: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 03:24:48.59 ID:i/qBhzXnO

木原「・・・」ドキドキ

能登「・・・」

木原「・・・」ドキドキ

能登「・・・ぅ」

木原「・・・?」




能登「吐きそう・・・」

木原「・・・」



木原「はぁぁあ!??」


391: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 03:29:13.73 ID:i/qBhzXnO

木原「ちょっと待って!なんでここでそうなるわけ!?」

能登「いや、最初に木原が散々俺をボロクソ言った辺りで、あー振られたー、とか思って、そしたら数秒前の自分の言い回しの気持ち悪さがマジで内蔵に・・・」

木原「我慢してよ!なんでこんな時までムード壊すのぉ!?マジばっかじゃねぇーの!?」

能登「やめて、それ以上言われたらヤバいかも・・・自己嫌悪で・・・」

木原「どうすればいいってのよぉ!!」


395: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 03:37:06.86 ID:i/qBhzXnO

「もういいんじゃねーの?なんか丸く収まったっぽいっしー。能登っちがゲロっちになる前に登場ってことでぇ」

「あらヤダ春田君。そんな大きい声で言われたら、私も隠れるに隠れられなくなっちゃう」

春田「あぁそっかぁー!奈々子様だけは隠すくらいの喋り方しとけばよかったぁー!」

香椎「もう、名前まで喋ってるよ春田君」

春田「しまったぁー!」


能登「は、春田?」
木原「な、奈々子?」


396: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 03:48:05.66 ID:i/qBhzXnO

能登「さて、説明してもらおうか」

春田「そんな怒らないでくれよぉ。俺はただ、奈々子様に、いざっていう時男手がひつよぉなのぉーって言われてついて来ただけでぇ」

木原「な、奈々子ぉー!」

香椎「私は別に、もし2人がまたケンカしちゃったらやだなぁと思って見てただけよぉ?」

能登「この人はしれっと恐ろしいことをする・・・」

木原「それにしたってヒドイじゃん!勝手に盗み見するなんて!」

春田「それは悪かったってぇ。だけど今日のところはもうよくなーい?後は2人の秘密の時間ってことでぇ」

香椎「そうよ麻耶。せっかくの関係になったんだからちゃんと有意義に過ごさなきゃ」

能登「お2人さんがいなければ今でも2人きりの秘密の時間だったんですが」


397: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 03:52:38.36 ID:i/qBhzXnO

春田「そういうことでまた明日ねぇー。お・ふ・た・り・さん」

香椎「詳しいことは明日聞くからね。それじゃ・・・」

ガララララ

ピシャン

香椎「あっ、もしもし亜美ちゃん?・・・」



能登「・・・」
木原「・・・」

能登「おかげで気分は落ち着いたけど」

木原「もうそんなムードじゃないっつぅーの」


398: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 03:55:47.97 ID:i/qBhzXnO

能登「さっきのやつ・・・マジ?木原が俺のことを・・・」

木原「私だって確認したい。さっきのがホントかどうか・・・」

能登「・・・」
木原「・・・」

能登「せーっので言おうか・・・」

木原「うん・・・。あっ!せーのっせーで、で言おう?」

能登「わ、わかった・・・」


399: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 04:00:08.93 ID:i/qBhzXnO

能登「せーっの・・・」

木原「せぇーでっ・・・」

能登・木原「「す・・・」」

ガララララ!!

香椎「大事件!!高須君が逃げたタイガーを追ってるんだって!!なんか恋の匂いがするよぉ」

春田「あの・・・俺、がーるふりぇんど待たせてるんですけどぉ・・・」

能登「・・・」
木原「・・・」




能登・木原「「ぶち壊しだよ!!」」


お わ り


400: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 04:04:04.46 ID:i/qBhzXnO

寝る

起きて残ってるようならレスにあった2人のやつ書く予定としとく

でもきりもいいし落としてくれても構わない。どうせ明日も6時から1時までバイトだし

それにあまり保守させるのも申し訳ないんで


それじゃおやすみ


460: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 22:16:30.18 ID:i/qBhzXnO

春田「マジでこんな寒いなかスキーとか凍え死んじゃうよぉー」

能登「信じられない・・・ホテルが潰れるなんて・・・」

北村「そうも言ってられないだろう。学校側が決めた以上、俺達の修学旅行はスキーだ。学生らしく身体を動かすのも悪くないぞ?」

春田「大先生は不満じゃないのかよぉー。沖縄って言ったら海、ハイビスカス、シーサー、それに女子達の開放された姿!」

能登「そう!沖縄ならではの風物詩、開放感があるんだよっ!」

北村「そりゃぁ、俺だって不満はある。学校側の説明不足も否めないしなぁ」

竜児「す、スマン・・・」

北村「・・・何謝ってんだ?高須・・・」


462: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 22:22:52.81 ID:i/qBhzXnO



北村「と、言うわけで」

亜美「しおり作り始めよっかぁー」

春田「た、タイガーの家ってこれ?」

能登「信じられない・・・」

木原「マジすごくない?超セレブって感じなんだけどぉー」

香椎「なんか隅々まで高級って感じ」

大河「別に普通よ。それより早くしおり作りを」

春田「うぉぉお!これ俺が探してたCD!すっげぇ!なんでタイガーが持ってんのよ!」

大河「父親が置いてったのよ。それより早くしおり作り」

木原「きゃぁ!何これかわいい!タイガーこんなの持ってるんだぁ!」

香椎「へぇ」

大河「ぐっ・・・!」
竜児「抑えろ大河」

北村「おーい、しおり作り始めるぞぉ」


468: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 23:39:16.74 ID:i/qBhzXnO

修学旅行先/バス


大河「みのりんバッグ取って、バッグ」

櫛枝「おっ!?なんだい大河ぁホームシックで枕でも抱えたくなっちゃったか?それなら私に抱きつきたまえ!さぁこい・・・私は枕だ・・・トンネル入って真っ暗だぁ・・・」

大河「違う!財布バッグにいれっぱなしにしちゃったの。次のサービスエリアで飲み物買いたいからだしとかないと」

竜児「なんだ大河喉渇いたのか?ほら、これ飲めよ。まだ口つけてねぇし」

大河「ジュースがいいの!それに、それは竜児のでしょ?アンタのぶんが無くなっちゃうじゃない」

竜児「え?あー、それはかまわねぇけどさ。でも、櫛枝は窓際だし、俺が取ってやるよ」グイッ

櫛枝「いやぁ、力不足ですまんなぁ高須君ー」

竜児「いや、べ、べつに」


470: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 23:52:05.36 ID:i/qBhzXnO



恋ヶ窪「はーい皆さーん。とりあえずここで15分ほど休憩を取りまーす。ちゃんと時間通りにはバスに戻ってきてくださいねぇー」

春田「よっしゃー能登っち!売店見てこよぉっぜぇー!」

能登「おっし!」

北村「じゃぁ高須、俺トイレ行ってくるけど、お前もいくか?」

竜児「いいよ。乗る前に済ませたし、どうせ混んでて並ばなきゃだろうしな」

北村「そうか。さすがは高須!ぬかりはないな!」

竜児「い、いいから行ってこいよ」


471: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/18(金) 23:55:56.90 ID:i/qBhzXnO



大河「じゃぁみのりん。私ちょっと行ってくるね」

櫛枝「あっ、私も一緒に行くよ」

大河「平気だって。自販機で買うからすぐ戻ってくるし」

櫛枝「そ、そう?じゃぁバスで待ってるねっ」

大河「うん。行ってくるっ」


竜児「・・・」
櫛枝「・・・」

竜児「あっ・・・!・・・み、皆行っちまったな・・・」

櫛枝「えっ・・・う、うん・・・」
竜児「く、櫛枝は喉かわかねぇのか?ほら、このバス結構暖房効かせてるし・・・」

櫛枝「平気へいき!ほらすごいんだぜぇ、右ポケットにはバームクーヘン!左ポケットにはお煎餅だぁー!」

竜児「喉かわかねぇのか・・・?」

櫛枝「あははー冗談冗談!ちゃんとお茶持ってるから平気だよ!」


473: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 00:07:19.19 ID:Qt75JjYiO

竜児「あっ、その水筒・・・」

櫛枝「ん・・・?」

竜児「い、いや・・・家にも同じ奴あるから・・・」

櫛枝「え!?ホントぉ?これすごいよねぇ。見た目はちょっといかついけど、中身はしっかりしてて」

竜児「そうなんだよ!やっぱり水筒ってのは保温の機能をしっかり持っててこそだもんなぁ」

櫛枝「うん、そうそう!・・・なんか・・・こいつって高須君みたいだね」

竜児「・・・え?」

櫛枝「ほら、見た目はいかついけど、中身はしっかりしてるじゃん?高須君ってなんかお母さんみたいだし、水筒も似合うし」

竜児「う、うれしくねぇ・・・」

櫛枝「いやいや、これは褒め言葉だって。この前大河ん家でも話したけどさ。高須君のおかげで大河も変わったんだし」

竜児「それは、大河が頑張ってるからだろ。俺はほとんど何もしてねぇよ」

櫛枝「またまたぁ、謙遜しちゃってぇ!」

竜児「謙遜じゃねぇんだけど・・・」


485: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 02:02:01.87 ID:Qt75JjYiO

竜児(つぅか・・・俺、フラれたんだよな・・・。この前のクリスマスに・・・)

竜児(だけど櫛枝はそれをなかったことにしようとしてる・・・。俺の気持ちも、何もかも・・・)

竜児(それって・・・もう絶望的じゃねぇか・・・)

竜児(夏休みに俺に話してくれたこと・・・。あれも全部・・・なかったことにしようとしてるのか・・・?)

竜児(・・・・・・)

竜児(・・・わからねぇ・・・)

竜児(櫛枝がなんであんなこと言ったのか、何を思ってたのか・・・。単に俺には櫛枝と特別なことなんてなかったっていうのか?)

竜児(教えてくれよ・・・櫛枝・・・)


487: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 02:07:25.86 ID:Qt75JjYiO

大河「さっぶい!」

竜児「うおっ!」

櫛枝「おーぅ!おかえり大河ぁー」

大河「ただいばびのりん」ズズッ

竜児「お前鼻声ひでぇぞ!ほらこれティッシュ!ちゃんと鼻かめ!」グイッ

大河「ふぶー!・・・あー、すっきりした」

竜児「もうすっかり山奥まで来ちまったみてぇだな。空気がつめてぇ」

櫛枝「なんか脇道に雪も多くなってきたしねぇ。はい大河カイロっ」

大河「ありがとみのりんっ」


488: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 02:16:05.06 ID:Qt75JjYiO

修学旅行/スキー場


亜美「な、なに・・・この格好・・・」

恋ヶ窪「はーい皆さん準備はいいですかぁー?」

生徒「・・・」

恋ヶ窪「ほらほらぁ!この台詞言われたらハーイ、でしょ!?」

能登「いや、これは準備できてるっていうか・・・」

木原「こんなダサい服超ありえないんですけど・・・」

春田「だけど北村はなんか似合ってるよなぁー。ねぇたかっちゃん、俺と大先生って何が違うの?」

竜児「お、俺に聞くな・・・」

大河「その顔にその服装って、アンタそれどういうつもりなの?」

竜児「うるせぇ!さっきまで爆笑してた奴に言われたくねぇよ!」

大河「だって竜児のその格好・・・ぶふー!」

竜児「こいつ・・・」


491: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 02:23:17.97 ID:Qt75JjYiO

北村「それにしても高須、お前スキー初めてって本当か?」

春田「えー!?何なにぃ!?たかっちゃん初めてなの!?」

竜児「そうだけど、それがなんだってんだよ」

能登「以外・・・とは言わないけど、高須はそういうキャラじゃないだろう」

竜児「キャラってなんだよ!別に、ずっと家のことで忙しくてあんまり遠出とかしたことねぇだけだろうが」

春田「そっかぁー。たかっちゃんって料理とかすっごいもんねぇ」

能登「なるほど・・・。そのスパルタが今の高須の由縁か・・・」

竜児「お前ら納得したのか?」

北村「ともかく、だ。初めてなら誰かコーチに付けてみたらどうだ?」

竜児「コーチ?」


494: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 02:39:49.37 ID:Qt75JjYiO

北村「やはり得意な者を一人つけたほうが上達は速い。とりあえず俺と・・・そうだな。櫛枝ぁー!今大丈夫かぁー!?」

櫛枝「お?なんだーい!?」

竜児「ばっ・・・!!お前!なんで櫛枝なんだよっ!!」

北村「なんでって・・・櫛枝のスキーの腕前はかなりのものらしいぞ?」

竜児「そういうことじゃなくてだなぁ!」

櫛枝「おいっす!北村君!呼んだかい?」

北村「あぁ、少し頼まれ事をしてもらえないかと思ってな」

櫛枝「頼まれ事?なんだいなんだい?ことによっちゃぁ私も全力で当たらせてもらうぜぇ?」

北村「おぉ!それは頼もしいな!じゃぁ櫛枝。高須にスキーを教えてやってくれないか?」

櫛枝「・・・へ?」


495: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 02:44:52.16 ID:Qt75JjYiO

北村「俺が教えてもいいのだが、運動神経では櫛枝のほうが上だし、やはり物事は身体で覚えさせるのが1番だ!そのやる気があれば高須だってきっと上達する!」

櫛枝「いやいやいや!それはちょっと!別に嫌ってわけじゃないけどぉ・・・その・・・」

北村「大丈夫!櫛枝なら俺よりも上手く教えられるはずだ!頼んだぞ!」

竜児「ちょ、ちょっと待て!お前はどこに行くんだよ!」

北村「俺か?俺は逢坂を鍛えてくる」

竜児「・・・は?」


496: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 02:50:37.21 ID:Qt75JjYiO

北村「聞くところによると逢坂もどうやらスキー初心者らしいからな。彼女のもつポテンシャルには素晴らしいものがある。鍛えればきっとすぐに上達するはずだ!」

竜児「そ、それなら櫛枝が大河を教えればいいじゃねぇか!俺には北村が教えてくれればいいし」

北村「それでもいいのだが、ここは俺も心を鬼にするとしよう。高須、お前は俺に教えられるよりもっと才能のある者、つまり櫛枝に教えてもらったほうがいいはずだ」

竜児「わけわかんねぇよ・・・!」

櫛枝「わかったよ・・・」

竜児「!!・・・櫛枝・・・」


497: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 02:59:48.62 ID:Qt75JjYiO

櫛枝「まぁどうあってもこうなった北村君は折れなさそうだしねぇ。高須君は私に任せな・・・」

北村「櫛枝・・・。さ、さすがだ・・・もう指導者の顔になっている・・・。伊達にソフト部を統率しているだけのことはある・・・」

櫛枝「早く行け・・・俺の気持ちが、少しでも変わる前にな・・・」

北村「どうやら、櫛枝に任せて正解のようだな。これは後が楽しみだ。じゃぁな高須。しっかり教えてもらうんだぞ!」

竜児「え?お、おいマジでこうなっちまうのかよ!おいきたむ」
櫛枝「おい高須ぅ!ワシの特訓は厳しいぞぉー。今まで何人もの男達がこの地獄から生きては帰らなかった・・・。お前は果たして乗り越えることができるのくぁ・・・」

竜児「お、穏便にお願いします・・・」


498: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 03:07:32.39 ID:Qt75JjYiO




櫛枝「うんそうそう。そうやって最初のうちはあまりスピードがでないように上体をしっかり起こして、板をナナメにする」

竜児「こ、こうか?」

櫛枝「そうそう。それで、慣れてきたら少しずつ前に重心を傾けていってぇ」

竜児「お、おう」

櫛枝「いいねいいねぇ。高須君結構スキーのセンスあるんじゃない?」

竜児「そんなことねぇって・・・櫛枝の教え方がうまいから」

櫛枝「あらまぁー嬉しいこと言ってくれるねぇこのー」トンッ

竜児「うわっ!い、いきなり叩くなよあぶねぇ!」

櫛枝「い、いやぁそんなつもりじゃなかったんだけど、高須君がそんなに動揺するとは思わなかったよぉ」

竜児「け、結構ギリギリなんだよ・・・!」


499: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 03:12:15.29 ID:Qt75JjYiO

櫛枝「でも、普通に滑れるようにはなってきたね」

竜児「あぁ・・・。俺も最初ほど不安っつぅか緊張はなくなってきたよ」

櫛枝「私もスキーの指導なんて初めてだったから出来るかどうか不安だったけど、高須君が滑れるようになってくれてよかった。ちょっと安心した」

竜児「櫛枝・・・」


大河「うわわわわわわわわど、どどどどいてぇぇえええええ!!!」

北村「高須あぶない!」

竜児「ええええええええええええ!!!!??」


500: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 03:19:02.15 ID:Qt75JjYiO

竜児「いててて・・・」

大河「だからどいてって言ったじゃない鈍臭いわね」

竜児「お前なぁ・・・。人にぶつかっといてその態度はなんだよ。ていうかいつまで乗っかってんだ。降りろ」

大河「あらやだ」

櫛枝「高須君、大河大丈夫!?」

北村「2人とも平気か!?」
竜児「あー、平気平気。雪の上だし、当たり所も悪くなかったみてぇだ」

大河「私も大丈夫」

櫛枝「よかったぁ」

北村「いやぁ済まなかったな高須。逢坂も少しスキーに慣れてきたところで、俺も油断して少し目を離してしまったんだ」

大河「すみませんでした」

竜児「いいよいいよ。俺も大河と似たようなもんだし」


501: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 03:25:54.39 ID:Qt75JjYiO

北村「おっと。もうこんな時間か。一回全員集合場所に戻ろう」

櫛枝「お!もうお昼かい?いやぁ楽しい時間は過ぎるのが早いねぇ」

北村「全くだ」


大河「き、北村君が楽しいって言ってくれた・・・!」

竜児「そりゃぁ、北村は人に教えるの好きだしなぁ。それに加えお前ほどの運動神経の持ち主なら、当然テンションも上がるだろう」

大河「要は私といた時間が楽しかった、ってことでしょ?」

竜児「まぁ、つまりはそういうことにはなるな」

大河「はぁ・・・幸せぇ」


竜児(こっちは櫛枝との会話邪魔されたってのにこいつときたらマジで嬉しそうな顔しやがって)


506: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 03:37:02.80 ID:Qt75JjYiO

夜/男子部屋


能登「今日の高須と櫛枝氏、やけに仲よさげだったじゃん。なんかあったの?」

春田「俺も見たー。なんかぁ、手と手を取り合ってなんかいい感じだったぁ」

竜児「ただスキーを教えて貰ってただけだよ。別にそんなんじゃねぇし」

北村「でも確かに俺から見ても2人は中々お似合いだったぞ?さすがは櫛枝。さぞやナイスな指導だったんだろう」

能登「そういうの抜きにしてもさ、マジでいい感じだったじゃん。高須そういうの興味ない系?」

春田「そういえばたかっちゃんのそういう情報ってなんもなくね?知らないの俺だけ?」

北村「いや、確か気になるところではあるな」

竜児「お、お前らいきなりなんだよ・・・!」


507: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 03:41:41.36 ID:Qt75JjYiO

春田「たかっちゃーん。今日は何?ここはどこ?修学旅行の夜の部屋だよ?」

能登「修学旅行くらいは、いや修学旅行だからこそ話さなくてはいけないことってのがあるんだよ・・・」

竜児「い、いやよくわかんねぇよそのノリ・・・」

北村「つまり、腹を割って話そう、ということだ」

春田「そゆことー!」

竜児「腹を割って、ってお前ら何も話してねぇじゃねぇか」

能登「高須が話したら話すよ」

竜児「後だしジャンケンかよ・・・」


508: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 03:45:38.91 ID:Qt75JjYiO

能登「んでどうなの?高須は誰が気になってんの?」

春田「やっぱタイガー?それとも亜美たん?」

北村「どうなんだ高須?」

竜児「こ、これはマジで話さなくちゃいけない空気なのか!?」

能登「当然!」

春田「木原?奈々子様?それとも・・・」

北村「さぁ!」

竜児「ぐっ・・・!」

3人「「「さぁ!!」」」

竜児「ぐ、ぐぅ・・・」


510: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 03:54:20.23 ID:Qt75JjYiO

竜児「く、櫛枝だよ・・・」

能登「・・・」
春田「・・・」
北村「ほぅ」



能登「えぇ!?マジで櫛枝氏!?」

竜児「そう。あの変わり者の奇天烈女の櫛枝実乃梨だよ」

春田「じ、じゃぁ今日のあの行動ってまさかぁ」

竜児「あぁそうだよ。俺からしたら願ったり叶ったりだよ。ありがとな北村」

北村「いやぁ不慮の当てつけとはいえ、まさか高須と櫛枝にそんな事情があったとは・・・」

竜児「事情っていっても俺の一方的な片思いだけどな・・・」


511: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 04:01:47.18 ID:Qt75JjYiO

能登「いやいや。今日の櫛枝氏の反応を見る限り絶対あっちもその気あるって!第一、なんの感情もない奴と修学旅行の貴重な1日を過ごすか?」

春田「答えは否っ!」

能登「つまり、高須と櫛枝氏は両想いの可能性が高いということになる・・・。うわっ!俺テンション上がってきたよ」

春田「俺も俺もぉ!」

竜児「お前ら勝手に楽しんでないか?」

北村「でも実際そうだろ?櫛枝は高須の事を少なくとも嫌いではないはずだ」

竜児「はぁ・・・。だよなぁ・・・」

春田「あれ?たかっちゃん?なんでここでテンションダウンしちゃうわけ?」

竜児「うん・・・。ここまで話したら言うけどさ・・・。実は・・・」


512: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 04:14:36.77 ID:Qt75JjYiO

夜/女子部屋



木原「温泉気持ちよかったねぇー」

亜美「本当ね。広いし景色も良かったし」

香椎「お風呂から眺める雪景色っていうのも中々赴きがあるわよねぇ」

櫛枝「いやぁなんかこんなお三方に囲まれちゃぁ私も温泉でお腹を見られないようにって気が気じゃなかったぜぇ!」パタパタ
大河「のぼせたぁー・・・」ポー

亜美「何言ってんの。実乃梨ちゃんだってダイエット戦士してるだけあって超いいラインしてたよぉ」

木原「そうだよ!全然気にするほどのもんじゃないってぇー」

櫛枝「や、やめてくれぇ!勝者の余裕はこんな偽物の身体には少々荷が重すぎるぅ!」パタパタ
大河「うー・・・」ポー

香椎「偽物ってことはないと思うけど」


514: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 04:25:33.88 ID:Qt75JjYiO

木原「ていうかさー、櫛枝ってやたらダイエットとかしてるよね?気になる人とかいるの?」

櫛枝「へ?」

香椎「そうよねー。だって普通ならそんな気にすることないスタイルなんだし」

櫛枝「い、いやいや!私は純粋にダイエットの極限を目指してるだけだからっ!」パタパタ
大河「あうー・・・」ポー

木原「とかいって明らかに焦ってね?超動揺してんじゃん」

香椎「わかりやすい」クスッ

櫛枝「ええー!違う違う!マジでそんなんじゃないからー」
亜美「そうよねぇ」

櫛枝「!?」


亜美「実乃梨ちゃんにはぁ、今好きな人なんていないよねぇ・・・?」


515: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 04:31:13.32 ID:Qt75JjYiO

櫛枝「・・・」

亜美「だってぇ、クリスマスの夜に、高須君の事、振ってるんだしぃ・・・」


大河「!!」ピクッ
木原・香椎「「え・・・?」」

木原・香椎「「えぇぇ!!?」」

木原「亜美ちゃんそれどういうこと!?」

亜美「さぁ?本人がいるんだから、今聞いてみればぁ?」

香椎「ていうかなんで亜美ちゃんがそんなこと知ってるの?」

亜美「さぁ?なんでかなぁ・・・?」

大河「ば、ばかちー!!」

櫛枝「大河!!」ガシッ

大河「!!・・・みのりん・・・」

櫛枝「いいよ大河・・・」


517: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 04:39:20.74 ID:Qt75JjYiO

櫛枝「ふぅ・・・。さすがあーみん・・・よく知ってるね」

亜美「まぁね」

木原「え、えーと・・・櫛枝・・・本当なの?さっきの話・・・」

櫛枝「・・・」

亜美「・・・」

大河「・・・」


櫛枝「・・・本当、だよ」


木原・香椎「!!」

亜美「・・・ねぇ。どうして振ったの?私はてっきり実乃梨ちゃんも高須君に気があると思ってたのに」
大河「・・・!」

櫛枝「・・・私が、高須君に・・・。そう・・・見えた?」


519: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 04:48:35.72 ID:Qt75JjYiO

櫛枝「私に見えてなくて、見たくても見えなかったものが、ようやく、やっと見えたと思ったら、また見えなくなる・・・。ううんもう見ないようにしてる・・・」

亜美「・・・」
大河「・・・みのりん」

櫛枝「だけどあーみんには私がずっとそれを見てるように見えるんだ・・・」

亜美「そう・・・。実乃梨ちゃんの目隠しがあまりにへたすぎてね・・・。そのせいで、向こうが戸惑って苦しむことには気づいてるくせに」

櫛枝「そうかもね・・・。でも私だってどうしたらいいか」
大河「みのりん!」

櫛枝「・・・?」

大河「いいんだよみのりん・・・ホントにもういいの!」

櫛枝「・・・大河」


520: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 04:58:39.32 ID:Qt75JjYiO

大河「みのりんが竜児に惹かれてることは知ってる。そんなのわかる。親友だもん!」

櫛枝「・・・」

大河「それに、みのりんが私に気を使って・・・。私が竜児を失ったら傷付くと思ってクリスマスにああいう決断をしたのも・・・」

櫛枝「ち、違う・・・私は」
大河「大丈夫なんだって!」
櫛枝「!!」

大河「私はもう大丈夫なの!一人でご飯も作れる!ゴミも分別して捨てる!食器だってちゃんと洗う!部屋だって掃除する!もう一人で生きていけるの!」

櫛枝「・・・」

大河「だから・・・私をそこまで心配しないで・・・?私だってみのりんに幸せになってもらいたいんだから・・・。みのりんは・・・。櫛枝実乃梨は、高須竜児をどう思ってるの・・・?」

櫛枝「私は・・・」


521: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 05:04:25.24 ID:Qt75JjYiO

櫛枝「私には・・・。大河・・・」あんたが大切・・・。絶対傷付けたくない・・・」

大河「みのりん・・・」

櫛枝「・・・だけど」

大河「・・・?」

櫛枝「もし許されるのなら・・・許してもらえるのなら・・・。・・・見てみたい。私の見たかったもの・・・」

大河「・・・うん。いいよ、みのりん・・・」

櫛枝「・・・私は」



櫛枝「・・・私は、高須君が・・・」


522: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 05:06:36.96 ID:Qt75JjYiO

空気な2人

木原「ついていけないんだけど・・・」

香椎「てかこれ3人にしかわかってないでしょ?」


524: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 05:16:08.93 ID:Qt75JjYiO

夜/男子部屋


北村「・・・ふぅ。なるほど・・・。それで高須は諦めてしまったわけか」

竜児「櫛枝を諦めたわけじゃねぇ。・・・だけど、もう無理かもとは思ってる・・・。櫛枝が何故か俺の気持ちを拒絶する以上はどうしようもない、みてぇな・・・」

能登「ってか、これって実は結構複雑なんじゃね?一個一個つなげないと筋が通らないでしょ」

春田「えぇー?俺既に全然理解できてねぇよぉ!そのうえ謎解きとか俺にはできねぇー!」

能登「安心しろ。春田には誰も期待してないから」

春田「ちょっと能登っち!それひどくねぇー!?」

北村「とにかく、そうだな。まずは櫛枝がいつ心境に変化をもたらしたのか・・・」
ブィィィン ブィィィン ブィィィン

北村「おっと、すまんメールだ」


525: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 05:17:15.59 ID:Qt75JjYiO

>>523
こんな時間に500レス以上読んだのか。ありがたいがご苦労なことだ


526: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 05:26:39.06 ID:Qt75JjYiO

能登「櫛枝氏について俺と春田は全然詳しくないけどさ、さっき北村が言ってたみたいに櫛枝は少なくとも高須のことを嫌いではないわけだろ?」

竜児「お、おう・・・いや、わかんねぇんだけどさ・・・」

春田「それは間違いないってぇ。櫛枝、たかっちゃんといるときなんか普通の女の子みたいじゃん?」

能登「あっ」

春田「・・・え?俺なんかまずいこと言った?」

能登「・・・いや、確かにそうだよ。櫛枝氏、文化祭とかんとき、なんか高須といるときだけは自然体っていうかさ、うん。普通の女の子みたいなんだよ」

竜児「・・・だから?」

能登「高須も少しは考えろよ。これが証拠だろ?他の誰でもなく高須・・・お前だけに素直な自分を見せてるんだよ、櫛枝氏は」

春田「おーぅドラマチックぅー」

竜児「櫛枝が・・・俺だけに・・・?」


527: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 05:31:36.89 ID:Qt75JjYiO

能登「・・・しかし、それまでだな。それ以外のことについてはただの妄想しかできない」

竜児「・・・あぁ」

春田「じゃぁなに?結局なんの進展もなしってこと?」

能登「このままじゃ難しいかもな。なんとかして櫛枝氏の心境を変えなくちゃ」
北村「いや、そんなの必要ない」

竜児「!!」
能登「!!」
春田「どうゆうこと?」

北村「高須・・・。正直に答えてくれ」

竜児「お、おう。って、なんだよいきなり」

北村「真剣な話だ」

竜児「っ・・・」

北村「・・・お前は、櫛枝実乃梨が好きか?」


529: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 05:42:44.12 ID:Qt75JjYiO

春田「なに言ってんのよ大先生ぇそれはさっきっからずっと」
北村「答えてくれ高須。お前は櫛枝実乃梨が好きか?」

竜児「北村・・・」

北村「・・・」

竜児「・・・。・・・俺は、櫛枝が好きだ」

北村「もし、親友の俺が櫛枝を必要としていて、お前が櫛枝に想いを伝えたら全てが壊れてしまうとしたら・・・どうする?」

竜児「・・・!?・・・そ、それでも俺は櫛枝のことを諦めることはできねぇと思う・・・。けど・・・」

北村「・・・わかった」

竜児「??」


530: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 05:46:07.81 ID:Qt75JjYiO

北村「・・・大丈夫だ高須。お前の想いは向こうに届いてる。あとは正面から相手に伝えるだけだ」

竜児「はぁ?なんなんだよ一体。さっきっからまったくついていけねぇよ」

北村「あとは行けばわかる。詳しいことは後々みんなで話すとしよう」

竜児「おい北村」
北村「ホテルの庭園。この時間は見回りがあるからバレないようにしろよ。せっかく櫛枝に想いを伝える機会なんだからな」

竜児「!!」

能登「ほら高須お前のマフラー」ポイッ

竜児「・・・能登」

春田「よくわかんないけど頑張ってね、たかっちゃん」

竜児「春田・・・」

北村「行ってこい、高須」

竜児「・・・」



竜児「・・・行ってくる」


532: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 05:54:39.80 ID:Qt75JjYiO

北村「あー、俺だ。しかし驚いたな。お前がこんな裏立て約をするとは。・・・いーや、お前は変わってなんかない。元々の亜美のやり方がこれなんだろ。
あぁ。そうだな。詳しいことはまた明日にでも聞くとするよ。これから見回りの先生用に偽高須作戦を立てなきゃだしな。
あー、うん。そうだな。
成就するといいよな。あの2人。うん。わかった。じゃぁとりあえず高須が帰ってきたらまた。わかった。
あーそうだ、亜美。メールありがとな。中々ナイスなタイミングだったよ」


533: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 06:03:52.64 ID:Qt75JjYiO



亜美「ふぅー・・・」パタン

木原「あ、亜美ちゃん・・・さっきのって、よくわかんないけど・・・実乃梨ちゃんと高須君が待ち合わせしたってことだよね?ね?」

亜美「そうだねー。まったく。修学旅行だからってはしゃぎすぎちゃったかなー」

香椎「そういうとこ。亜美ちゃんらしいね」

亜美「やめてよ奈々子。そういうキャラじゃないし・・・。ていうか・・・」

大河「・・・」ポロポロ

亜美「なんでアンタは泣いてんのよ・・・?」

大河「わかんない・・・みのりんと竜児がやっとくっつくんだ、結ばれるんだ、って思ったら、急に・・・」

亜美「はぁー・・・もぉ」

大河「でも、いいよね?」

亜美「ん?」

大河「これは嬉し涙だもん。あの2人、喜んでくれるよね・・・?」

亜美「・・・アンタの泣き顔なんて見たら2人とも一目散に帰ってくるっつぅの」

大河「・・・うん。そう・・・だね・・・」


534: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 06:10:29.64 ID:Qt75JjYiO

待ち合わせ場所/庭園


竜児「さみぃ・・・!そういやここって山奥なんだよな。も、もう一枚くらい羽織って来ればよかった・・・」


ザッ


竜児「・・・!」

櫛枝「はぁ・・・はぁ・・・」

竜児「・・・。櫛枝・・・」

櫛枝「はぁ・・・早いね、高須君・・・」

竜児「お、おう。ちょうど見回りがいなくてさ」

櫛枝「そうなんだ。こっちはなんかやたらと多くてさ、すっごい遠回りしてきちゃったよ」

竜児「た、大変だったな。それは・・・」

櫛枝「・・・ううん。そうでも・・・なかった、かな・・・」


535: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 06:17:40.43 ID:Qt75JjYiO

櫛枝「雪・・・降ってるね」

竜児「おう」

櫛枝「明日になったらもっと降るのかな」

竜児「よくわかんねぇけど・・・そんなに強くならないで貰いたいよな。明日もスキーしてぇし」

櫛枝「うん。そうだね」

竜児「・・・」

櫛枝「・・・」

竜児「・・・櫛枝。今日はありがとな」

櫛枝「えへへ。どういたしまして」

竜児「スキーとかさ、全然したことも、興味もなかったはずなのに、今日はすっげぇ楽しかった」

櫛枝「それは私の台詞だよ。高須君のおかげで、なんでもない坂道も、ちょっとしたデコボコも、なにもかもが楽しかったんだ」

竜児「そ、そりゃぁよかった」

櫛枝「ありがとね、高須君」


538: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 06:28:03.14 ID:Qt75JjYiO

竜児「櫛枝がクリスマスに言った言葉・・・。見なくていい、なんて言葉はさ。もう無しだ・・・!」

櫛枝「・・・」

竜児「俺は櫛枝に見たいものを見て貰いたい。ツチノコやUFOだっていい。そしていつか、櫛枝に見てもらいたがってる奴にも気付いてもらいたいって思う」

櫛枝「高須君・・・。ホントに優しいよね・・・高須君は・・・」

竜児「・・・」

櫛枝「覚えてる?私が大河の大切にしてた星を壊しちゃったときのこと」

竜児「・・・おう」

櫛枝「高須君はさ、私の隣で、聞いてるよ、いるよ、ってさ、言ってくれたよね」

竜児「・・・」

櫛枝「私、ホントに嬉しかった。だけど同時に高須君の優しさが私には痛かったんだ・・・。だって私は逃げてたから。高須君からも、自分の気持ちからも」


540: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 06:37:34.17 ID:Qt75JjYiO

櫛枝「私には高須君を好きになることはできないって思ってたし、それでいいと思ってたんだ」

竜児「・・・櫛枝」

櫛枝「だけどね・・・。大河が言ってくれたんだよ。もう一人で大丈夫だって、私を許すって」

竜児「大河が・・・?」

櫛枝「うん。私は大河に支えられて今ここにいる。ううん大河だけじゃないね。あーみんや北村君達もだ」

竜児「・・・」

櫛枝「・・・だから、もう逃げるのは・・・目を背けるのはやめにするよ・・・。私を後押ししてくれた人も、自分の想いも、これ以上裏切りたくないから。

・・・私は、高須君が好き・・・!」


541: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 06:49:09.56 ID:Qt75JjYiO

竜児「さ、先に言うなよ!お、俺だって色々と考えてきたのに!」

櫛枝「え!?あっ!ご、ごめん!」

竜児「・・・」
櫛枝「・・・」





竜児「あのさぁ櫛枝。俺にも見てみたいものができたよ。言うのはちょっと恥ずかしいから言わないけどさ」

櫛枝「あらら、それは残念。でも、いつかは教えてくれる?高須が見てみたいもののこと」

竜児「うん。絶対見てやるから、そしたら教えてやるよ」

櫛枝「そりゃ、よかった」

竜児「だからさ・・・そ、それまでは一緒にいろよ・・・!」
櫛枝「・・・こ、告白?」

竜児「い、一応考えてたやつなんだけど・・・」


544: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 06:56:51.21 ID:Qt75JjYiO

櫛枝「しっかりしろよぉ高須ぅ。そんなんじゃ女は逃げちまうぜぇ?」

竜児「め、面目ない・・・」

櫛枝「へへ・・・。じゃぁ、そろそろ戻ろっか。一応今修学旅行中だし」

竜児「お、おう。そうしよう・・・!修学旅行中だし・・・」

櫛枝「明日は晴れるといいね」

竜児「おう。そうだな」

櫛枝「そしたら、またスキー、一緒にやろうね」

竜児「お、お願いします」

櫛枝「お願いされまするぅ!」


545: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 07:07:24.46 ID:Qt75JjYiO

櫛枝「じゃぁ女子はこっちだからさ、ここでお別れだ」

竜児「お別れとかいうなよ。縁起でもない・・・」

櫛枝「そっか、じゃぁ・・・ここでサラバだぜ、ミスターTA・KA・SU」

竜児「あ、あぁまた明日な」

櫛枝「・・・うん。また明日、ね。そんじゃ、おやすみっ!」

竜児「おう、おやすみ」

櫛枝「あ、そうだ!・・・高須君」

竜児「・・・?」

櫛枝「明日の朝ごはんのメニューは卵焼きとソーセージだぜぇ。そこんとこ、要チェキ!」

竜児「な、何言ってんだお前・・・」

櫛枝「うん。さすが高須君。ナイスなツッコミだ」

竜児「いや、妥当な反応だろ」

櫛枝「へへっ。じゃぁね。おやすみ、高須君」

竜児「お、おう。おやすみ・・・櫛枝」


547: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 07:12:12.38 ID:Qt75JjYiO

次の日


北村「さぁーて高須!今日も張り切ってスキーといくか!」

竜児「おう!」

能登「よしっ!じゃぁさっそくリフト乗りにいこうぜぇ。はいこれ持って」

竜児「え?」

春田「いやー昨日は能登っちと2人きりだったからなぁ。やっと修学旅行っぽくなってきたよぉー」

竜児「は?」

北村「よぉーし今日は修学旅行中の学生として有意義な思い出を作るぞー!さぁ出発だー!」

竜児「い、いや、待て櫛枝は?」


549: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 07:17:12.72 ID:Qt75JjYiO

櫛枝「おーい高須くーん!」

竜児「この声は!どこから!」

櫛枝「こっちこっちー!」

竜児「ん・・・リフトの方から・・・って!」

櫛枝「イェーイ気付いたぁ?」

竜児「もう乗ってるし・・・」

櫛枝「今日は大河と一緒に滑るよぉ!後は北村君に任せてあるから、頑張ってねぇ!」ウィーン・・・

竜児「・・・」

北村「さ、行くか!高須!」
竜児「・・・だよ」

能登・春田「「ん?」」





竜児「ぶち壊しだよ!!」


お わ り


554: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 07:28:25.07 ID:luYXF1bzO



ただ、この竜児はおままごとから抜け出せてないよな……


557: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 07:52:54.23 ID:5ESfn9BqO


原作知らないが充分楽しめた
気になってしょうがないのでアニメの方見てくる


563: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/12/19(土) 10:52:07.39 ID:HNHFsMPsO

あーとらドラ好きすぎてヤバい
また再燃しそうだ


とりあえず大河は俺の嫁


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