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ドラッグ オン ドラグーン3 討鬼伝

花山「俺一人の手でテメェに勝てねぇとドラえもんが安心して……ッ」


1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/08(火) 13:54:08.78 ID:drWtrsw6O

花山「未来に帰れねえんだッッ」

勇次郎「知ったことかッッッ」

ボギッ

花山「うごおッ」


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/08(火) 14:15:16.61 ID:drWtrsw6O

数日前

花山組事務所


木崎「なッ なんですってぇ~ッ!?」

花山「…本当なのか」

ドラえもん「うん。未来の法律が変わっちゃって、もうこの時代にはいられなくなっちゃったんだ」

木崎「し、しかしドラさんッ 二代目がしずかちゃんと婚約される目標が達成されてねえのにッ」

ドラさん「うん…僕も本当はどうにかしたいんだけど……」

花山「…いい」

木崎「に、二代目…」

花山「大丈夫だ……何も心配するな、ドラえもん…」

ドラえもん「うん…ちょっと心配だけど、薫君ならきっとできるさ」


10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/08(火) 14:17:27.12 ID:drWtrsw6O

花山「送別会をするぞ… 木崎ッ、酒と女を用意しろ」

木崎「へいッ」


ドラえもん「ありがとう、薫君」

花山「なに… いつかはそんな時が来るんじゃねえかと思ってた所さ」


16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/08(火) 14:23:14.02 ID:drWtrsw6O

花山組若衆一同「ドラえもんさんッッ 長い間のお勤めッッ ご苦労さんッしたッッ」

ドラえもん「いえいえ」

花山「…今日は無礼講だ。好きなだけ呑み、騒げ」


「「「オオオッスッッッ」」」


ドンチャン ドンチャン


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/08(火) 14:29:26.53 ID:drWtrsw6O

深夜


花山「…」

ドラえもん「よく考えたら、こうやって一緒の布団で寝るのは初めてだね」

花山「…あぁ」

ドラえもん「薫君、今日は飲みすぎたんじゃないの?いつもよりペース早かったけど」

花山「…」


ドラえもん「僕がいなくなっても大丈夫かい?オーガにいじめられても大丈夫?」

花山「…心配はいらねえよ。俺も強くなった…」

ドラえもん「そう…」


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/08(火) 14:36:24.76 ID:drWtrsw6O

花山「……ドラえもん」

ドラえもん「なに?」

花山「未来に帰るのは……明日の夜だったな?」

ドラえもん「うん」

花山「……」

ドラえもん「薫君?」


花山「…時間ギリギリまで……ここで待っててくれねえか…?」

ドラえもん「…いいけど」


花山「…ありがとうよ」


30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/08(火) 14:38:07.36 ID:C2uvvHwmO

なんかちょっと泣けてきた


37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/08(火) 14:44:13.92 ID:drWtrsw6O

翌朝


花山「…よォ」

花屋「あら大将!久しぶりだねえ~。また大きくなったんじゃないかい?」

花山「…」


花屋「何か欲しい花でもあるのかい?」

花山「…」スッ
(バラの花束を指さす)

花屋「わかったよ。ちょっと待ってな… …誰かにプレゼントかい?」

花山「…まあな」


41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/08(火) 14:52:03.81 ID:drWtrsw6O

ピンポーン

花山「…」

ガチャ
しずか「はーい。あら、薫さん」

花山「よぉ…」


しずか「何か用事だったかしら?」

花山「…いや、……これを」スッ

しずか「まあ、バラの花束?素敵…
ブチブチブチブチッ

しずか「!?」

花山「…………ッッ」ギュウゥゥゥゥ……

――ポタッ


花山「…顔を」スッ
しずか「え…」フワァッ…

花山「…。……じゃあな」スタスタスタ…

しずか「…………?」


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/08(火) 14:57:31.61 ID:drWtrsw6O

神心本部


克己「いやぁ、こりゃ珍しいお客だ。まさかあんたがここに来るなんて」

花山「…」

克己「――ンで、何の用だい?」


花山「…頼みてえ事がある」

克己「ほう?」


花山「お前ら神心会の情報網を使って…」

克己「…」



――範馬 勇次郎を今夜、空き地に呼び出せッッ


克己「…………え……ええぇぇ~~ッ? 」

花山「…」


45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/08(火) 15:04:32.15 ID:drWtrsw6O

克己「…」ゴクリッ

克己「しょ、正気かい…?」

花山「…」


克己「…確かに、俺達神心会ネットワークを使えば、奴との連絡はすぐにとれると思うが……」

花山「…」


克己「どうしてまた、急に……?」


花山「………ダチの為だ」


克己「ダ、ダチ……?」


46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/08(火) 15:15:20.72 ID:drWtrsw6O

その夜


ドラえもん「薫君遅いなぁ…」

木崎「携帯に掛けても電源を切ってるみたいで…」

ドラえもん「何処行ってるのかな…?後、一時間もないのに…」

木崎「きっと、お別れの品でも買いに行ってるんですよ。じきに帰ってきますよ」

ドラえもん「そんな…昨日あれだけ騒いだから僕は満足なのに……」


47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/08(火) 15:17:44.83 ID:drWtrsw6O

空き地

ヒュオオオォ…


花山「…」

花山(後…一時間……か)


『クスクスクス…』

花山「」ビク


ザッザッザ…
勇次郎「悪ぃ、悪ぃ……遅刻しちまったかな?」

花山「…勇次郎ッ」ゴクリ


48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/08(火) 15:27:34.78 ID:drWtrsw6O

花山「…」

勇次郎「? 今日はあの狸はいねぇようだな…?」

花山「…」

勇次郎「ヤクザ風情がこの俺に挑戦状を叩きつけるとは、いい度胸だ」

花山「…てめえを倒すのに、もうドラえもんの力は借りねえ……俺だけの力でてめぇを倒す」

勇次郎「クスクスクス……死ぬ気か…面白ぇ」スッ…


勇次郎「さぁ…来なよ…」

花山「雄雄雄雄ッッ」


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/08(火) 15:30:47.97 ID:drWtrsw6O

勇次郎「シュッ」ブンッ

花山「ッ」パシッ

勇次郎「!」


勇次郎「……初めて俺に触ったな」

花山「…」ギュウゥゥゥゥ

勇次郎「!? オッ オッ オッ!? なんて握力だッッ」

花山「むんッ」


バギッ


53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/08(火) 15:33:21.59 ID:TCgJkue3O

むしろドラえもん一緒なら勝ててたらしいことに驚き


54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/08(火) 15:34:02.60 ID:0qO5Pf3MO

なんか・・・惜しいな


58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/08(火) 15:37:08.14 ID:drWtrsw6O

花山「…ッ」


花山の脇腹に蹴りがまともに入った


勇次郎「脇腹がお留守だぜ…?」

花山「…グッ、ゲホッ」ガクッ

勇次郎「クスクス……狸がいねえとここまで弱ぇとはな」

花山「……ッッ」

勇次郎「死ぬぜ?早く狸を呼ばなくていいのか?『助けてドラえも~ん』ってな?」


花山「黙…れ……」


59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/08(火) 15:39:35.28 ID:drWtrsw6O

花山「俺一人の手でテメェに勝てねぇとドラえもんが安心して……ッ」

勇次郎「ッ」


花山「未来に帰れねえんだッッ」ブンッ

勇次郎「知ったことかッッッ」

ボギッ

花山「うごおッ」


花山の左手が勇次郎の強烈な蹴りによって粉砕される


68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/08(火) 15:48:31.49 ID:drWtrsw6O

勇次郎「もう少し楽しめると思ったが、期待外れだな」グイッ

花山「ッ」


片手で軽々と花山をぶら下げる勇次郎
花山にトドメを刺さんと顔面を鷲掴みにする

ガシッ
花山「!!」


勇次郎「握力が自慢か…?」ギュ


花山の皮膚が剥がされそうになった、その時

花山「ッ」

ガシッ
勇次郎「!」


花山の右手が勇次郎の喉仏を掴み、そして


グシャッ
勇次郎「」ブシューッ

破壊した


70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/08(火) 15:51:08.36 ID:drWtrsw6O

花山組事務所


ドラえもん「まだ帰ってこない…」

木崎(~~二代目ぇ……何やって…)


ガチャ

ドラえもん「!」
木崎「!」


花山「オラ……土産だ」ポイッ


ドチャッ
勇次郎「」


ドラえもん「~~~」


73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/08(火) 15:55:12.79 ID:drWtrsw6O

ドラえもん「これは…」

木崎「オーガッッ……」


花山「…これで安心して帰れるだろ……ドラえもん」


ドラえもん「薫君…!」


『巌駄無ぅ~~~~ッッッッ』

ドラえもん「!?」

木崎「なんだ!?」

突然、事務所の外から大声が


74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/08(火) 15:57:19.42 ID:drWtrsw6O

「そうるぁッッ ドラえもんッッ おらッ ドラえもんッッッ」

ドラえもん「…」


花山「…千春達がよ……どうしても見送りてえってよ」


ドラえもん「…」ジワッ


ドラえもん「~~~~~~~~」


76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/08(火) 15:59:36.39 ID:drWtrsw6O

――こうして、ドラえもんは安心して未来へ帰った…


その後、花山は地上最強の生物を殺害してしまった事で各国の怒りを買い、アメリカで公開処刑をされた


伝説の喧嘩よ、永遠なれ




79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/08(火) 16:01:06.25 ID:CpWw9L/JO



94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/08(火) 16:33:49.54 ID:uxZWLvS1P

花山がタケコプターとか使うのか…


95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/03/08(火) 16:39:43.52 ID:LcqRUXgJO

>>94
想像しちまったじゃねぇかww


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