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ドラッグ オン ドラグーン3 討鬼伝

跡部景吾「ごらく部……?」


1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 18:42:11.30 ID:S46UzUQ/0

ガラッ

跡部「入部希望だ!」

跡部「テニス部と兼部だが、問題無いよな?」

跡部「まぁ俺様が入ってやるって言ってんだから、拒否するわけねぇよな?」


シーーーーン


跡部「なるほどSundayじゃねぇの」


跡部「よし、また明日来よう」


7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 18:47:51.84 ID:4HFMIZ310

結衣たちと一つしか変わんねえんだよな




9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 18:49:24.89 ID:FqhO8LhN0

なるほどSundayじゃねぇのって常人では一生かかっても出てこないフレーズだよな






10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 18:51:20.13 ID:S46UzUQ/0


ガラッ



跡部「入部希望だ!」





4人「!」





跡部「お、今日はちゃんといるじゃねぇか」



京子(な、なんだこの人……)ポケーッ



結衣(か、かっこいいー……)ポケーッ



ちなつ(……俺様系を絵に描いたような奴ね)ジトーッ



あかり(じ、自分と同じ人間とは思えないような存在感が……)



跡部「兼部も大丈夫だよな?」



京子「あ、は、はい!」アセアセ



跡部「んじゃあ、入部で決定だな」



結衣「え、あ、は、はい」アセアセ



ちなつ(な、なんで自分から決めてるのよ……)



跡部「よーし」






15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 18:56:50.76 ID:S46UzUQ/0


跡部「んじゃあまず、自己紹介しておくぜ」



京子「は、はい」



跡部「俺の名前は跡部景吾。三年だ」



結衣「さ、三年生ですか……?」



跡部「あぁ。テニス部に入ってんだけど、運動部は夏で終わっちゃうからな。ここは引退が無いって聞いたから、卒業までの暇つぶしに使わせてもらう」



京子「な、なるほど」



跡部「構わねぇだろ?」キラッ



京子・結衣「「!」」ドキドキ



京子・結衣「「は、はい!」」



ちなつ(こいつ、なんかむかつくわー……)ジトーッ



跡部「んじゃあ、4人も自己紹介してくれよ」






18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 19:02:24.93 ID:S46UzUQ/0


京子「えぇっと……私は、歳納京子、2年生です!」



跡部「オッケー、京子な」チラッ



京子「!」ドキッ



京子「……」ドキドキ



結衣「わ、私は、船見結衣、同じく2年生です(な、なんか緊張するなぁ……)」



跡部「オッケー、結衣な(あ~ん? 2人共、悪くねぇじゃん)」チラッ



結衣「!」ドキッ



結衣「……」ドキドキ



ちなつ「私は吉川ちなつ、1年生よ」ムスッ



跡部「ふぅん、ちなつね(あ~ん? なんかむすっとしてやがんな)」チラッ



ちなつ「……」プイッ



跡部(ふふ……生意気な仔猫ちゃんじゃねぇか)



跡部「よし、京子、結衣、ちなつな。もう覚えた。よろしくな」



あかり「ちょーちょっちょっちょっちょ!」アセアセ



跡部「あ~ん? (もう一人いたのか?)」






21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 19:16:32.96 ID:S46UzUQ/0


あかり「あ、赤座あかりです。ちなつちゃんと同じ、1年生です!」アセアセ



跡部「お、おぉ(なんだこいつ……俺様の影の方が存在感あるんじゃねぇか?)」



跡部「京子、結衣、ちなつ、あかりな。覚えたぜ」



京子「あ、跡部さんの事はなんて呼べば良いですか?」



跡部「あ~ん? そうだなー……この部では、お前らの方が先輩なわけだから、呼び捨ててで構わなねぇぜ」



京子「え? よ、呼び捨てですか?」



跡部「あぁ。口調も、ため口で構わねぇし」



結衣「た、ため口ですか……?」



跡部「あぁ。敬語はいらねぇ。……まぁ、俺は景吾だけどな」



京子・結衣「「……」」



ちなつ「跡部、つまんな!」



跡部「!」



ちなつ「こんな感じで良いかしら?」フフン



跡部「あ~ん? 悪くねぇじゃん」






27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 19:24:29.34 ID:S46UzUQ/0


跡部「じゃあ、さっそく活動を始めようじゃん?」



京子「か、活動ですかー……(いざそう言われると困るなー……)」



跡部「ごらく部っていうからには、楽しい事してんだろ?」



結衣「そ、そうですけど……」



跡部「だから敬語はいらねぇって」チラッ



京子・結衣「「!」」ドキッ



京子・結衣「「あ、う、うん(ど、どうしても……)」」ドキドキ



跡部「まぁ、俺はけ」

ちなつ「言わせないわよ」ジトッ



跡部「あ~ん?」



ちなつ「跡部はなにがしたいのよ?」



跡部「(こいつはどんどん来るな)お? 俺様が決めて良いのか?」






33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 19:31:34.07 ID:S46UzUQ/0


ちなつ「良いわよ」



跡部「って言っても、今日する事の予定とかあったんじゃぇのか?」



ちなつ「別にないわよ」



京子・結衣(あー……言っちゃったー……)



跡部「あ~ん? どういう部活だよ」



あかり「いつも、集まってから好きな事するんだよぉ!」



跡部「!」



跡部「(油断してるといる事忘れちまうなこいつ……)なるほど、融通の利く部活ってわけだな?」



ちなつ「まぁ、聞こえ良く言えばそうね」



跡部「んじゃあ、そうだなー……」






42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 19:48:29.71 ID:S46UzUQ/0


跡部「んじゃあ、とりあえず、俺様が持って来た差し入れでも食べようじゃん?」スッ



京子「差し入れ? そんなの持って来てくれたのー? (お、やっとため口きけたよー……)」



跡部「あぁ」ガサゴソ



結衣「なになにー? (まだちょっと抵抗あるけど……)」



跡部「悪いけど、中学生だからただのショートケーキだな。しかも、一切れ五千円もしない安物の……」ガサゴソ



4人「「!?」」



4人(ひ、一切れ五千円……!?)



京子(な、なんとなく雰囲気からわかってたけど……)



結衣(跡部って……相当なお金持ち……!?)



ちなつ(まぁ、さすがにこの身なりとキャラで貧乏だったら笑い物だもんね)フフン



あかり(あかりとは違う世界に住んでる人なんだね~……)



跡部「よし。一人一切れな」包装バサッ



4人「「おぉ!! (なんか知ってるショートケーキと違う……!)」」



跡部「ショートケーゴだ」



4人「「」」






50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 19:56:28.31 ID:S46UzUQ/0


跡部「ほら、京子」スッ



京子「あ、ありがとう。すごい豪華なケーキだね~」キラキラ



跡部「ほら、結衣」スッ



結衣「ありがとうー(男性側から取り分けるなんて……立ち振る舞いも上品だなー……)」ポケーッ



跡部「ほら、ちなつ」スッ



ちなつ「ど、どうも(一々鼻に付くわねー……)」ムスッ



跡部「……」ケーキ スッ



ちなつ「なっ」スカッ



跡部「これの名前を言ってごらん?」ニヤッ



ちなつ「は、はぁ?」



跡部「そうじゃなきゃ、あげないぜ?」



ちなつ「はぁ? ショートケーキでしょ?」



跡部「ちっちっ。ショート……?」



ちなつ「……馬鹿じゃないの」ケーキ スッ



跡部「あっ……」






52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 20:02:31.06 ID:S46UzUQ/0


跡部「よし、行き渡ったな」



京子・結衣・ちなつ「「……」」



跡部「んじゃあ、俺様に感謝しながら……」



あかり「あ、跡部~!」オロオロ



跡部「!」



跡部「あ、悪い悪い (ここまで忘れさせるって……なんかの能力か?)」スッ



京子・結衣・ちなつ(す、素かよ……!)



跡部「ほら、あかり」



あかり「ありがとう~!」



跡部「よし」



跡部「んじゃあ、俺様に感謝しながら、頂きな!」



4人「「いただきまーす」」






62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 20:14:58.31 ID:S46UzUQ/0


京子「なにこれ! めちゃくちゃおいしいじゃん~!」モグモグ



結衣「私達が今まで食べてきた安いショートケーキとは全然ものが違うねー……」モグモグ



跡部「あ~ん? これより安いのってあんのか?」



あかり「夕方のスーパーでは値引きで二切れ150円くらいで売ってるよぉ。跡部はお金持ちなんだねぇ!」モグモグ



跡部「あぁ。金持ちだぜ?」



京子・結衣・ちなつ(ふ、普通に認めた……)



跡部「……」チラッ



跡部「ちなつはどうなんだよ?」



ちなつ「!」モグモグ






63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 20:15:38.74 ID:S46UzUQ/0


ちなつ「ま、まぁ……悪くないわね」モグモグ



跡部「あ~ん? 素直に言えよ」ニヤッ



ちなつ「お、おいしいわよ」



跡部「なにがだよ?」



ちなつ「……ショートケーキよ」



跡部「ちっちっ。ショート……?」



ちなつ「……」プイッ




64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 20:16:10.35 ID:mKV7pNgG0

跡部キングダムマダー






73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 20:31:54.11 ID:S46UzUQ/0


京子「ふー……食った食ったー……」ポンポン



結衣(きょ、京子……男の子の前だと恥ずかしいよ……)アセアセ



京子「いや~美味しかったよ~」



結衣「本当に美味しかったなー」



あかり「こんなに美味しいショートケーキ食べたの初めてだったよぉ。ありがとね、跡部!」



跡部「ふっ。俺様の美食に酔っちまったか」



跡部「……」チラッ



跡部「ちな…」

ちなつ「次何やりますかー?」



京子「そうだね~……(いつもだったら食休みーとか言って寝るんだけど……)」



あかり「跡部はなにやりたい~?」



結衣(お、あかりナイス)



跡部「あ~ん? また俺様が決めて良いのか? んじゃあ……」






78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 20:42:58.12 ID:S46UzUQ/0


跡部「この近くに墓地あったよな?」



京子「あぁ、学校の裏の林の奥にあるね~」



跡部「夏だし、もう夕方で、少し暗くなってきたから……」



結衣「ま、まさか……」





跡部「2-2に分かれて、肝試しでもしようじゃん?」



4人「き、肝試し……!?」





京子「うーん……でもまぁ、悪くないね~」



結衣「ってか、どう割れば2-2になるんだよ……」



あかり「跡部~! またあかりを忘れてたでしょう~!」プンスカ



跡部「あぁ、そうか(俺様の対極にいるような奴だな……) んじゃあ2-3だな」



結衣「んじゃあ、グッショでわかれるか」




80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 20:47:32.54 ID:b1WPR5FQ0

グッパだろ






81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 20:50:46.93 ID:S46UzUQ/0


跡部「………………」







ちなつ「わ~い! 結衣先輩と二人!」ダキッ



結衣(二人の方か……ちょっと不安だなー……)



ちなつ「私の所、守って下さいよ~?」ギューッ



結衣「私も恐がりだから、あんまり期待しないでよー……?」







京子「こっちは三人だし、男の子もいるから安心だな!」



あかり「肝試しは苦手だったけど、京子ちゃんもなんか強そうだし、あかりは大船に乗った気分だよぉ!」



京子「もし悪霊が現れても、私達が守ってしんぜよう! なぁ、跡部?」



跡部「あ、あぁ。れ、霊だろうと俺様の前に立ちはだかるなんて事は許されねぇからな」ドヨーン



京子・あかり(な、なんか落ち込んでる……)




84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 20:52:36.46 ID:tu6/kLvm0

跡部さまかわいいんだけどなにこれ






88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 21:00:33.71 ID:S46UzUQ/0


京子「んじゃあルールは、学校の裏の林の奥の墓地に行って」



結衣「一番奥に小さなお堂があるから、その横に、行った証拠としてなにか置いて来るって感じで良いかな?」



ちなつ「でもなにを置いてきます~?」



跡部「ちょうど2つあるから……これで良いんじゃねぇの?」カシッ



あかり「痛っ」



跡部「あ」



あかり「跡部~! それあかりのお団子だよぉ!」



跡部「あぁ、わりぃ、わりぃ」



京子(跡部レベルの存在感の塊になると……)



結衣(本当にあかりが目に映らなかったりするんだな……)




92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 21:08:00.07 ID:2XWqaCWh0

勝つのは氷帝!!勝者は跡部!!






93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 21:08:43.90 ID:S46UzUQ/0


ちなつ「お。じゃあ、私達が最初ですね~」



結衣「最初かー(ちょっと恐いなー……)」



ちなつ「先に行った私達が、この京子先輩の不思議リボンをお堂の手すりに掛けてきて……」



結衣「後の3人がそれを取ってきて、お互いに証明にし合うって感じなー」



京子「二人が掛けて来れなかったら元も子も無いから、しっかりねー!」



あかり(リボン無い京子ちゃん、新鮮だな~)



跡部「……」



跡部「も、もう一回グッ」

ちなつ「しないわよ」



ちなつ「じゃあ結衣先輩行きましょう~!」ダキッ



結衣「う、うん……(恐いよぉー……)」



ガラッ






99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 21:30:53.63 ID:S46UzUQ/0


バタンッ





跡部「………………」ドヨーン





京子(跡部のやつ……)



あかり(ど、どうしたんだろう……?)





跡部「……」ハッ



跡部「……」



跡部(あ~ん? なに俺様がこんな事でよ~? チャンスなんていくらでも作ればあるだろ?)



跡部「……」





跡部「ふぅ」キリッ





跡部「それにしても古臭ぇ部室だなぁ。何億か出してやるから立て替えるか?」ニヤッ



京子(お。元に……)



あかり(戻った……!)






100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 21:39:41.57 ID:S46UzUQ/0


あかり「でも跡部って、本当に存在感あるよね~」



京子「私も割と存在感はある方なんだけど、もうなんか完全にかすんでるよ~」



跡部「あ~ん? 生まれ持っちまったんだから仕方ねぇだろ?」



あかり「一体どうしたらそんなに存在感出せるのー?」グイッ



京子(あかり……迫真だな……)



跡部「(……俺からしたらお前の方が謎だ)存在感なんてのは、一種の才能だからどうしようもねぇだろ?」



あかり「そ、そっかぁ……。あかりには、存在感の才能が一切無かったって事だね……」シュン



跡部(いやある意味あんだろ……)




102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 21:45:34.38 ID:kcJbmbYXO

あかりの呼び捨てで笑ってしまう






103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 21:45:35.30 ID:S46UzUQ/0


結衣「まだ夕方なのに……結構恐いなぁ……」トコトコ



ちなつ「いや~ん、ちなつも恐いですぅ~!」ギュッ



結衣「ほ、本当かー……? (ちなつちゃん、全然恐がってる風じゃない……)」



ちなつ「こ、恐いですよ~!」クネクネ



結衣「そ、そっか」



ちなつ「当たり前じゃないですか~!」クネクネ



結衣「それにしても、道がどんどん鬱蒼としていくねー……」



ちなつ「本当ですね~! (もっと暗く! もっと暗く!)」クネクネ



結衣「しかも結構長いしー……」



ちなつ(永遠に続いてれば良いのに)ニヤッ






105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 21:51:55.39 ID:S46UzUQ/0


京子「へぇ~本当にお金持ちなんだね~(予想以上だったわ……)」



跡部「あ~ん? 学校に徒歩で来る方がおかしいだろ?」



あかり「く、車で送って貰った事さえないよぉ……」



京子「んで、テニス部の部長か~。上手いんだろうね~」



跡部「あ~ん? 当たり前だろ?」



京子(ここで認める所がすごいよなー……)



あかり(京子ちゃんに似てるって思ってたけど、色々と次元が違うよぉ……)



跡部「んで、ちなつはよぉ」



京子(そしてことあるごとにちなつちゃんの話に持ってこうとする……)



あかり(跡部、分かりやす過ぎるよぉ~……)




107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 21:54:02.69 ID:UBAYZITt0

どんだけ好みだったんだよww






110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 21:58:32.99 ID:S46UzUQ/0


結衣・ちなつ「「!」」





ちなつ「あそこがお墓の入り口ですね」



結衣「あぁ……(ふ、雰囲気やばい……!)」ギュッ



ちなつ「! (ゆ、結衣先輩の方から……!)」



ちなつ「……」キュンキュン



結衣「ゆ、ゆっくり行こう……?」ギュッ



ちなつ「はい。ゆっくりで良いですよー(ちっ……認めたくないけど……)」キュンキュン



結衣「ゆっくり、ゆっくりなー……」ギューッ



ちなつ「はい。ゆっくり、ゆっくり行きましょう(あいつ、良い提案するじゃない……!)」キュンキュン






117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 22:14:42.75 ID:S46UzUQ/0


跡部「あ~ん? つまりごらく部は、正式には認定されてない実態の無い部活だったって事かぁ?(聞いてねぇぞ……)」



京子「そ、そうなんだよー。ごめんねー」



あかり「だから活動もしっかり決まってないんだよぉ~」



跡部「そういう事だったのか……(通りで部活の体を成してねぇと思ったら……)」



京子「で、でも、楽しい事はいっぱいやるからさ~」



あかり「そ、そうだよぉ。だから、やめないでねぇ! い、一緒に、卒業までの思い出作ろうねぇ!」



跡部「……」



あかり・京子「「……」」



跡部「はっ!」



あかり・京子「「!?」」





跡部「頼まれちまったら仕方ねぇなぁ。この跡部様が、ずっといてやるよ」





あかり「よ、良かったよぉ」



京子「あ、ありがとな~!(なんか、主な理由は別にありそうな気がするけど……)」






119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 22:22:40.66 ID:S46UzUQ/0


結衣「んっ……(こ、恐過ぎるよ……)」ギューッ



ちなつ(あぁ……もう……)クラクラ



結衣「んっ……(お墓まで来て、ちなつちゃんもなんか様子おかしいし……)」ギューッ



ちなつ(さ、最高過ぎて……おかしくなりそう……)クラクラ



結衣「きゃっ!」



ちなつ「……?」



結衣「やだ、やだよー!」ガタガタ



ちなつ「ただの木の枝ですよ、結衣先輩」



結衣「あっ……」ホロッ



ちなつ「……」モンモンモンモン



結衣「……こ、恐かったよぉ……」ギュッ



ちなつ「……」クラクラ



ちなつ(なんかもう、跡部を褒めてつかわしたい気にすらなってきたわ)






122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 22:31:56.01 ID:S46UzUQ/0


ガラッ



ちなつ「ただいま帰りました~!」



結衣「た、ただいま……」





京子「お! リボン掛けてきたかー?」



ちなつ「バッチリですよ! (本当に最高の時間だったわー)」



結衣「か、かなり恐いから、気をつけて行って来いよー。どんどん日も落ちてるからな」



あかり(結衣ちゃんすっかりおびえ切っちゃってるよぉ……そんなに恐いのかなぁ……)ガタガタ



京子「大丈夫。こっちは三人だし、なにより男の子がいるからね!」



跡部「あ~ん? 一人で行ったって良いくらいだぜ?」



京子「お! 言うね~!」






123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 22:36:17.69 ID:S46UzUQ/0


京子「じゃあちなつちゃん、すっかりおびえ切っちゃってる結衣を頼んだよ~」スッ



ちなつ「は、はい(そっか! これで今度はこの弱り切った結衣先輩と部屋で二人切りになれるのよね……!)」



あかり「じゃあ行って来るよぉ!」スッ



ちなつ(つくづくナイス提案だったのね……!)



跡部「ちゃちゃっと終わらせてくるぜ」スッ



ちなつ「……」チラッ



跡部「……?」





ちなつ(……ありがとね)ウインク



跡部「!」ドキッ





跡部「……」ドキドキ



あかり・京子「「?」」



あかり「あ、跡部、どうしたの?」



京子「まさかここに来て、恐くなっちゃったのかー?」



跡部「あ、あ~ん? そ、そんなわけねぇだろ?」




124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 22:38:32.64 ID:+jndBSjFO

なにこの純情な少年




125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 22:39:06.34 ID:szwy28PE0

跡部さまが可愛らしすぎて死にそう






133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 22:52:16.96 ID:S46UzUQ/0


京子「お、確かに結構恐いなぁ~」トコトコ



あかり「あかり、こんな時間にこんな道、一人だったら絶対来られないよぉ~……」トコトコ



跡部「……」トコトコ



あかり・京子「「……?」」



京子「おい跡部~まさかびびっちゃってるのか~?」



跡部「!」



あかり「実はお化けとか苦手だったとか~?」



跡部「あ~ん? んなわけねぇだろ?」



京子「じゃあなに思いつめたような顔してるんだよ~?」



跡部「俺様は部活で、絶対に負けるわけにはいかない立場にいるから、こういう時でも常にテニスの事を考えてんだよ」



京子「へぇ~偉いんだな~」



あかり「どんな事考えてたの~?」



跡部「いや、その……(……そうだ)」



跡部「俺様のプレイスタイルは、相手をインサイトして、その弱点を見抜き、そこをつくってものなんだけど……」






137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 23:01:32.42 ID:S46UzUQ/0


京子「ふむふむ(言っている意味はよくわからないけど……)」



跡部「今度、ミックスの公式試合があんだよ」



あかり「ミックス? なにそれ?」



跡部「男女混合のダブルスだ」



京子「あぁ、なるほどね」



跡部「だから、今は女子選手の所作を分析するって事もしてんだけど……」



あかり「相手に女の子のプレーヤーもいるから……」



京子「女の子の所作から、その弱点とかを見抜く訓練をしてるって事かな?」



跡部「あぁ、そういう事だ。……そんで、お前らも一応、女子だよな?」



あかり・京子「「い、一応……」」



跡部「んじゃあ仕方ねぇから、参考までに質問してやるよ。俺様の試合に活かされるかも知れねぇんだから、有り難く答えな」



あかり・京子「……質問?」





跡部「じょ、女子がいきなりウインクするのって、どういう時だよ?」




138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 23:02:14.09 ID:wTWrN8uT0

これは卑怯wwwwwww




139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 23:02:33.78 ID:VnQILh9n0

跡部が完全に思春期






143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 23:09:23.15 ID:S46UzUQ/0


あかり「ウ、ウインク?」



京子「そんな事を試合中にする選手がいるのー?」

跡部「いる」



京子「そ、そっか……(超即答されたよ……)」



あかり(あかり達は、テニスの事わからないもんね。きっといるんだろうね)



京子「しかしウインクかぁ。普段生活してて、中々しないよね~?」



あかり「そうだよねぇ。あかりもタイトルコールの時くらいだよぉ~」



跡部「あ~ん? タイトルコール?」



あかり「あ、なんでもないよぉ~」アセアセ






157: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 23:35:38.01 ID:S46UzUQ/0


京子「そのウインクってのは、どういう時のウインクなのー?」



跡部「あ~ん?」



京子「試合中の、どういうタイミングで、誰に向かってするのさー?」



跡部「なっ……」



京子「例えばサーブを打つ前にペアの人に向かってするのと、点を決めた後に相手に向かってするのとじゃ……」



あかり「同じウインクでも、意味合いは全然違うよねぇ」



跡部「そ、それは……」



京子「なに口ごもってんだよ~……」



跡部「えぇっと……あれだ(さっきのシチュエーションをテニスに例えるなら……)」



あかり「あれ?」



跡部「ゲームとゲームの合間に、相手に向かってするって感じだな」



京子「ゲームとゲームの間に……?(それってプレイ自体は関係ないよな……?)」



あかり「(プライベートのアイサインだよね……?)そ、それは……」





あかり・京子「「今度一緒にペア組みませんか……とかじゃないかな?」」



跡部「!!!」




158: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 23:37:11.90 ID:VnQILh9n0

!!!






163: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 23:46:58.24 ID:S46UzUQ/0


跡部「なっ……」



京子「残念だったね~。多分、プレイ自体は関係無いから、そこから相手の弱点は見えて来ないんじゃないかな?」



あかり「上手く行けば、新しいダブルスのパートナーは増えるかも知れないけどねぇ」





跡部「…………」





京子「な、なにそんな思いつめた顔してるんだよ?」



あかり「ほ、他の動作から弱点を見つければ良いんだよぉ!」





跡部「…………」





京子・あかり「「……」」



京子(きっと、本当に責任感ある部長なんだなー……)



あかり(絶対に負けられない試合がそこにはあるってやつなんだねー……)






165: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/24(金) 23:53:06.30 ID:S46UzUQ/0


結衣「こ、恐かったよぉ……」ギュッ



ちなつ(私はもう意識がぶっ飛びそうで恐いですぅ……)クラクラ



結衣「3人……大丈夫かなぁ……」ギュッ



ちなつ「だ、大丈夫ですよぉ(結衣先輩には悪いけど、実際、3人もいたら屁でも無い道よね……)」



結衣「んー……」ギュッ



ちなつ「ちょ、ちょっと、おトイレ行って来ますね」スッ



結衣「え?」



ちなつ「す、すぐ戻ってきますよ」



結衣「嫌だよ、ここにいてよちなつちゃん~……」ギューッ



ちなつ(も、もう今日で死んでも良いかも……)キュンキュンキュンキュンキュン



結衣「お願いー……」ギューッ



ちなつ(跡部の奴、もう一回くらい褒めてつかわしてもやっても良いわね)キュンキュンキュンキュンキュンキュン






168: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 00:01:37.40 ID:p3DDHZ550


京子「気づいたら着いてたなー(さすがに3人いると恐くないなー)」



あかり「あ、そこの欄干に京子ちゃんのリボン掛かってるよぉ」



京子「お、本当だ。よし」ヒョイ



京子「付けて……っと」シャキーン



あかり「おぉ! いつもの京子ちゃんが帰ってきたよぉ!」チラッ



京子「自分でもなんか違和感すごかったよ~」チラッ





跡部「ふぅ」





あかり・京子「「!」」



跡部「あ~ん? これで終わりかよ。ったく手応えねぇな!」



あかり・京子「「お、おぉ」」



あかり(跡部、やっと元に戻ってくれたよぉ……)



京子(さっきまでの沈黙切なげフェイスは一体なんだったんだ……)






171: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 00:10:57.23 ID:p3DDHZ550


ガラッ



あかね「今帰ったよぉ!」



跡部「ふぅ」



京子「ただいま~!」リボン シャキーン





ちなつ「あ、ちゃんと取って来れたみたいですね!」



結衣「良かったー……」ウルッ



京子「ゆ、結衣のやつ、どんだけ心配してんだよ~……」



あかり「余裕のよっちゃんだったよぉ! むしろ、楽しかったよぉ!」ドヤッ



ちなつ「こっちもとっても楽しかったですよ~」クネクネ



京子「待ってる側が楽しかったって……」



ちなつ「……」チラッ



跡部「……!」





ちなつ「……」ウインク



跡部「!!」






179: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 00:24:34.51 ID:p3DDHZ550


跡部「…………」





京子「そろそろ帰るかー」



ちなつ「こんなに遅くまで部活してたの、久し振りですねぇ」



あかり「それに、こんなにちゃんと企画やって、中身ある活動したのも久し振りだねぇ」



京子「確かになー。……跡部、お前」クルッ



跡部「!」



跡部「あ、あ~ん?」



京子「ごらく部の才能あるんじゃないかー?」



結衣「なんだよごらく部の才能って……」



跡部「ふっ。なにやらせても天才的な俺様になに言ってんだ?」



京子「お、相変わらずだねー」



ちなつ「まぁそこはちょっとは認めてあげても良いですね」フフン



跡部「!」



あかり「よーし、じゃあ帰ろう!」






184: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 00:34:10.63 ID:p3DDHZ550


――部室の外――



京子「じゃあ行くかー」



あかり「早く帰って夕飯食べたいよぉ」



ちなつ(今夜は結衣先輩との密な時間を思い出しながら寝よう)モンモンモンモン



跡部「……」





結衣「ちょ、ちょっと待ってよー……」





あかり・京子・ちなつ「「……?」」クルッ



京子「ど、どうしたの結衣ー? (なんか怯えてる……?)」



結衣「い、いつもの帰り道だとちょっと暗くて恐いからさー……」



京子「ま、まだ恐がってたのかよ~……」



結衣「ちょっと遠回りになるけど街の方の道通って帰らないー……?」



京子「あぁ~あのルートかぁ。別に私達は構わないけど……」



あかり「そのルートだと、ちなつちゃんの家は逆になっちゃうから、ちなつちゃんがずっと一人になっちゃうねぇ」



ちなつ「(結衣先輩……可哀想……)わ、私は大丈夫ですよ!」






190: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 00:39:53.93 ID:p3DDHZ550


京子「ちなつちゃんは良くても危ないよ~」



あかり「そうだよねぇ。もうこんなに暗いもんねぇ」



ちなつ「だ、大丈夫ですよ! 自分の身くらい、自分で守りますから!」



京子「で、でもー……」





ババババババババババババババババ





あかり・京子・結衣・ちなつ「「!?」」





ちなつ「な、なによあれ!?」



結衣「へ、ヘリコプター!?」



京子「ま、まさか……」



あかり「これって……」



跡部「ふぅ。おせーぞ、爺」




191: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 00:42:21.74 ID:bzqw2NTtO

跡部が送るんじゃないのかよ!






195: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 00:46:43.20 ID:p3DDHZ550


跡部「んじゃあ、俺はこれで…」



京子「ま、待った!」



跡部「あ~ん?」



京子「結衣も乗せてってよ!」



跡部「あぁ?」



あかり「そうだね、それが良いね! 結衣ちゃんの家は○○町の辺りだけど、跡部、大丈夫?」



跡部「まぁそれくらい、ヘリなら回り道にも入らねぇけど」ドヤッ



あかり「おぉ! さすが!」



京子「じゃあ結衣!」クルッ





結衣「ダ、ダメだよ!」





京子「え?」



結衣「私、飛行機とか空飛ぶもの苦手で乗れないんだ……」



京子「え、あ……そ、そう言えば……」



あかり「そ、そうだったよね……」






198: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 00:55:32.90 ID:p3DDHZ550


跡部「んじゃあ俺は行くぞ」スッ



京子「(……そうだ!)待ったー!」



跡部「あ~ん? 今度はなんだよ?」クルッ





京子「じゃあちなつちゃんを乗せてってよ!」



跡部・ちなつ「「なっ……!」」





京子「ね? どう?(こうすれば万事解決だし……跡部も望む所でしょ!)」



あかり「そ、そうだね! そういう手もあったね!(京子ちゃん、ナイス援護だよぉ!)」



跡部「な、なんで俺様がこんなゴニョゴニョゴニョ」



京子「帰るのがこんな時間になったのは誰のせい?」グイッ



あかり「女の子が一人で帰るのが危ないような時間になっちゃったのは誰のせい?」グイッ




200: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 00:57:51.88 ID:Q1zTXUM/0

あかりの影の薄さはテニヌでも通用するだろ






201: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 00:57:54.72 ID:p3DDHZ550


跡部「なっ……」



京子「これで今日、ちなつちゃんの身になにかあったらどうするの?」



あかり「そうだよぉ! あかり達だってそんなのは嫌だから、あかり達からもお願いするよぉ!」



跡部「ちっ……」



ちなつ「……」ムスッ



あかり・京子「「……」」



跡部「ふぅ」







跡部「おいちなつ、乗ってけよ」



ちなつ「……!」






202: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 01:03:31.10 ID:p3DDHZ550


京子・あかり「「じゃあねー!」」



結衣「ご、ごめんなー」







跡部「ふぅ」



ちなつ「……」



跡部「爺、降ろしてくれ」





梯子シャーーー





跡部「……」



ちなつ「……」



跡部「ほら、昇れよ」



ちなつ「べ、別に良いわよ。一人で歩いて帰るから」プイッ






203: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 01:06:48.67 ID:p3DDHZ550


跡部「もうそういう時間じゃねぇっつーの」



ちなつ「だ、誰のせいよ」



跡部「俺様だよ」



ちなつ「……」



跡部「だから責任取ろうってんだよ」



ちなつ「……」



跡部「観念して早く昇れよ」



ちなつ「馬っ鹿じゃないの?」



跡部「あ~ん?」



ちなつ「梯子をスカート穿いた女の子から先に昇れるわけないでしょ!」プイッ



跡部「なるほど、セクハラじゃねぇの」




208: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 01:13:02.27 ID:e2koqBqDO

クソワロタwwwwww






209: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 01:14:07.18 ID:p3DDHZ550


ちなつ「そ、それにこんな梯子……昇れるわけないじゃない」



跡部「あ~ん? うちの愛機を舐めんなよ? 昇るって言っても、人間は掴まるだけで良いんだよ」



ちなつ「掴まるだけ?」



跡部「俺様が先に乗るから見てろ」



ちなつ「……」



跡部「よ……っと」カシッ



ちなつ(梯子の一番下に掴まって……)



跡部「……」ウイーン



ちなつ(あ、梯子が上がってく……)



跡部「……ふっ」ドヤッ ウイーン



ちなつ「……」



ちなつ(絵がシュール過ぎるわ……)




213: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 01:20:55.91 ID:yk7QjAYe0

女の子の可愛さを引き立てる跡部マジパネェ






214: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 01:20:57.56 ID:p3DDHZ550


ウイーン



ちなつ「ふぅ(割とすんなり乗り込めたわ……)」



跡部「どうだよ? うちの愛機の乗り心地は?」



ちなつ「ヘリコプターなんて初めてだから、比較しようがないわよ」



跡部「ちょっと揺れるけどな」



ちなつ「これくらい、大丈夫よ」



跡部「よし。じゃあ」スッ



ちなつ「……?」





跡部「……」指パチン





シーーーーン





ちなつ「……」






215: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 01:21:48.08 ID:p3DDHZ550


跡部「……」スッ



ちなつ「……」





跡部「……」指パチン





シーーーーン





ちなつ「この轟音の中で……聞こえるわけないじゃない」



跡部「……」スーッ



跡部「爺! 出してくれ!」



爺「はい」





バババババババババ





跡部「揺れるぜ!」



ちなつ「きゃっ」






216: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 01:30:59.52 ID:p3DDHZ550


ちなつ「んっ……(ヘリコプターってこんなに揺れるんだ……)」目ギュッ



跡部「すぐ安定するから待ってな」



ちなつ「んっ……(すごい……こんな感覚初めて……)」







ちなつ「はぁ……はぁ……」



跡部「よし、安定したな」



ちなつ「な、なんで登下校にわざわざこんなもの使ってるのよ……(車の方が絶対良いでしょ……)」



跡部「あ~ん? 分かってねぇなぁ」



ちなつ「馬鹿みたいに、男のロマンとか言い出すの?」



跡部「いや、これは女の子も理解出来ると思うけどな」



ちなつ「はぁ? ヘリコプターで登下校したいなんて思った事一度も……」



跡部「ちげーよ。見ろよ、これ」



ちなつ「……これ?」




217: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 01:31:25.28 ID:yk7QjAYe0

なんだろうこのそこはかとないエロス






219: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 01:31:58.60 ID:p3DDHZ550


跡部「もっとこっち来ねぇと、見えねーよ」グイッ



ちなつ「きゃっ」



跡部「ほら」



ちなつ「!!」







'           ☆       . ゚   。   ゚

゚  .    。            ゜    +   ゜      。     。    ゚  。    ゚

。   ' o ゜          ☆          ゜    +.      ;/    ゜         。   '

゜     。            ゜   。  o      ゚    ゚'        ☆  .  '      。

* .      ゜         。        ゜     +      。         ゜    ゚

゚        。      .        +     。        +      ゜   。     ゚

。      +       。     *  .    ゜        ゜      ゜    。     。

゚   ,;/    。   .          +      。  .     '

。   ゚   。.     +         。         .  ' ゚ 。     *  . ゜   +  ゜

。          ,;/   '   ゜             o     ゚   ゚        .

。             *''          *       .゜     。    ゜       。

'      ゜       。   ゚        ゚   ゜   +          ゜       。  '   ゜

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_|田|_|ロロ|_| ロロ|_|田|.|ロロ|_| ロロ|_|田|.|ロロ|_|田|.|ロロ|_| ロロ|_




222: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 01:39:29.71 ID:M79NZFOj0

見てるこっちが恥ずかしくなってくるwww






223: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 01:40:58.57 ID:p3DDHZ550


ちなつ「す、すごい……!」キラキラ



跡部「すげぇだろ」



ちなつ(ちょ、ちょっと……感動しちゃったじゃないの……)キラキラキラキラ







跡部「光栄に思えよ?」



ちなつ「こ、光栄ってなによ……」



跡部「俺様専用夜景の、最初のお客さんなんだからな」



ちなつ「……ほ、他の人はまだ誰も見た事が無いって事?」



跡部「まぁな。このヘリに人を乗せる事なんかあり得ないからな」



ちなつ「そ、そう。それはちょっと……嬉しいかもしれないけどゴニョゴニョゴニョ」



跡部「あぁ、あと爺か」



ちなつ「……それは良いでしょ」






228: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 01:52:29.03 ID:p3DDHZ550


ピコーン ピコーン



跡部「お」



ちなつ「なによ? この音」



跡部「さっき家の住所入力しただろ?」



ちなつ「し、したけど……」



跡部「この直下にちなつの家があるって事だ」



ちなつ「え? もう着いたの?」



跡部「あ~ん? 空路なめんなよ?」



ちなつ「そ、そう」






233: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 01:58:21.09 ID:p3DDHZ550


跡部「んじゃあ、これ背負って」グイッ



ちなつ「な、なによこれ? (リュ、リュック?)」



跡部「降りるために必要なんだよ」グイッ



ちなつ(よ、よくわからないけど……)ショイ



跡部「よし、良いな。その後ろから出てる紐は手で持っとけよ」スッ



ちなつ「い、良いってなにがよ? (こ、この紐はなんなの?)」カシッ



跡部「その紐を引くのは、ヘリから降りて丁度5秒後な」



ちなつ「は、はぁ? 降りてから?」






235: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 01:59:51.31 ID:p3DDHZ550


跡部「じゃあ行くぜ!」ドア ガラッ



バババババババババババ



ちなつ「ま、まさか……」



跡部「レディー」



ちなつ「ちょっと!!」



跡部「スリー、ツー、ワン!」



ちなつ「い……」



跡部「ゴー!」グッ







ちなつ「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」ヒューーーーン






238: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 02:06:03.36 ID:p3DDHZ550


ちなつ「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」ヒューン



ちなつ「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」ヒューン



ちなつ(そ、そうだ……!)



ちなつ(紐……! 紐……!)



ちなつ「んっ……(5秒ってのはよくわからないけど……!)」グイッ



ボンッ



ちなつ「!」





フワフワ フワフワ





ちなつ「ほっ……」



ちなつ「し……死ぬかと思った……」フワフワ



ちなつ「もう……なんなのよ……あいつ……」フワフワ





跡部「なるほど早過ぎじゃねぇの」





ちなつ(い、家がまだまだすっごい下なんだけど……)フワフワ






242: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 02:11:08.63 ID:p3DDHZ550


スーッ



ちなつ「や、やっと……」



ちなつ「家の……屋根に……」



スタッ



ちなつ「ふぅー…………」



ちなつ「真っ暗な道を一人で歩いて帰った方が、よっぽど安全だったわ……」



ちなつ「……」



ちなつ「いつまでもここの上空にいないで、早く行けば良いのに」プイッ



ちなつ「それにしても、なんて説明すれば良いのやら……」



ちなつ「……」窓コンコン



ガラッ



ともこ「ち、ちなつ!?」



ちなつ「ただいまー……」






355: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 16:04:42.77 ID:p3DDHZ550


バババババババババ



爺「おぼっちゃま」



跡部「あ~ん?」



爺「いつもとご様子が少し違いますが」ミラー越し ジーッ



跡部「あ、あ~ん?」



爺「とは申しましても、大変些細な事なので、取り立てて問題とすべきような事ではないのですが」



跡部「なにがどう違うんだよ?」





爺「ニヤニヤし過ぎですぞ」





跡部「なっ……じ、爺! なにを…」



爺「……」レバー クイッ



グイーン



跡部「! くっ……」カシッ






356: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 16:05:30.33 ID:p3DDHZ550


跡部「はぁ……はぁ……(なんだよいきなり旋回しやがって……)」



跡部「お、おい爺!」





爺「中々良いムードでしたよ」





跡部「!」



爺「爺は怖気づくおぼっちゃまなど見たくありませぬ」



跡部「……!」



爺「自信過多、自意識過剰、唯我独尊、独断専行、」



跡部「なっ……」



爺「それでも、実際に結果を出してしまうのが、おぼっちゃまなのですから」



跡部「!」



跡部(も、もっと俺様らしく行けって事か……?)



跡部「……」



爺「……」b



跡部「へ、悪くねぇじゃん」




358: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 16:09:37.41 ID:64PCe0hw0

爺かっけえ






359: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 16:11:55.95 ID:p3DDHZ550


――次の日――



跡部「んじゃあ来週にでも遊園地に…」



ちなつ「行かない」プイッ



あかり・京子・結衣「「……」」



跡部「んじゃあ来週にでもクルージングに…」



ちなつ「行かないってば」プイッ



あかり・京子・結衣「「……」」



跡部「んじゃあ来週にでも別荘に…」



ちなつ「行かないって言ってるでしょ!」プイッ



あかり(昨日あの後、一体なにがあったんだろう……)



京子(跡部の奴、完全にスイッチ入っちゃってるよ……)



結衣(こ、これが肉食系ってやつか……)



跡部「あ~ん? 来週じゃ待ちきれないって事か? んじゃあ、明日映画に…」



ちなつ「……学校はどうすんのよ」



跡部「なるほどWeekdayじゃねぇの」






361: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 16:17:43.18 ID:p3DDHZ550


あかり「あ、もうこんな時間だねぇ(今日も跡部が持って来てくれた極上スイーツを頂いたよぉ)」



京子「じゃあそろそろ帰るかー(跡部がいると、舌が肥えちゃいそうだよー)」スッ



結衣「そうだなー(このままじゃ安物食べれなくなっちゃいそうだなー……)」スッ



跡部「口の横に生クリームついてるぞ?」ニヤッ



ちなつ「……」プイッ



ガラッ



京子「今日はもう普通に帰れるよなー?」ニヤニヤ



結衣「も、もう大丈夫だよ!」



あかり「まだ明るいしねぇ」



跡部「おい、今日もヘリは空いてるぜ? 夕焼けも中々…」



ちなつ「明るいから普通に帰るわよ」プイッ



京子(口説き文句もここまで慢性化すると……)



あかり(もうBGMみたいなものだねぇ)






367: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 16:46:11.97 ID:p3DDHZ550


――次の日――



キーンコーンカーンコーン



あかり「ちなつちゃん、部室行こう~」スッ



ちなつ「う、うん」スッ



あかり「今日も跡部、なにかおいしいもの持って来てくれたかな~?」トコトコ



ちなつ「……」トコトコ



あかり(? ちなつちゃん、どうしたんだろう……?)トコトコ



ちなつ「……」ピタッ



あかり「ち、ちなつちゃん?」



ちなつ「あ、あかりちゃん」



あかり「? どうしたの?」



ちなつ「ちょっと部室行く前に、コンビニ行かない?」



あかり「コンビニ?」



ちなつ「う、うん」






370: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 17:03:32.79 ID:p3DDHZ550


――学校からやや遠くのコンビニ――



あかり「なに買うの~?(コンビニならもっと近場にあるのに、どうしたんだろう~?)」



ちなつ「えぇーっと……(確かこのコンビニには……)あ、あっちにあるわね」トコトコ



あかり「……? (向こうにあるのは……花束? コンビニに花束なんて売ってたんだぁ)」トコトコ



ちなつ「えぇっと……」ガサゴソ



あかり「ちなつちゃん、花束なんて買うの?」



ちなつ「う、うん」ガサゴソ






371: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 17:04:07.06 ID:p3DDHZ550


ちなつ「……お、あったあった。これで良いわね」スッ



あかり「花束なんて買ってどうするの?」



ちなつ「どうするって……」



あかり「……?」



ちなつ「花束なんて、人にプレゼントする以外ないでしょ?」



あかり「人に……?」



ちなつ「うん」



あかり「い、一体……誰に?」





ちなつ「……跡部よ」





あかり「!!」



あかり「じゃ、じゃあ、まさか、ちなつちゃんも……」カァッ

ちなつ「そんなわけないでしょ」



あかり「えっ……?」



ちなつ「じゃあ、部室行こう」ニコッ



あかり「う、うん(ど、どういう事……?)」






378: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 17:17:02.98 ID:p3DDHZ550


ちなつ「ふぅ。それにしても暑いわね~」トコトコ



あかり「そうだねぇ」トコトコ



ちなつ「全く……こんな遠くまで歩かされて!」プンスカ



あかり「ち、ちなつちゃんが選んだんだよぉ~!」





ドンッ





ちなつ「あ、すみません!(余所見してたら……人に……)」



男1「おいおい」



あかり(な、なんか恐そうな人だよぉ……)



男2「あれ? お前、テニスウェアーに穴空いてんじゃん」



ちなつ「あっ……(花の棘が引っ掛かって……ちょっとほつれちゃってる……)」



男1「あぁー本当だー」カシッ





ビリビリビリビリ





あかり・ちなつ「「!?」」






379: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 17:18:08.10 ID:p3DDHZ550


あかり(ちょ、ちょっとほつれた所から……)



ちなつ(じ、自分でウェアーを破いた……!?)



男1「どうしてくれんだよおい!」



男2「このウェアー20万すんだぞ!」



あかり・ちなつ「「なっ……!」」



男1「これは弁償だよね~」



男2「思い出分とかも含めたら、20万じゃ足りねぇよな」



あかり(よ、よく見たら、胸の所にある校章って……)



ちなつ(超お金持ちしか行けない事で有名な……私立八森高校のじゃない……!)



男「30万払ってくれる~?」



ちなつ「なっ……」



男2「思い出分たったの10万とか、優しいねぇ~!」



あかり(ど、どうしたら良いんだろう……!)




380: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 17:20:34.22 ID:rc/E6SPM0

こいつらのテニス生命終わったな






382: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 17:22:15.47 ID:p3DDHZ550


ちなつ「そ、そんな……む、無理です!」



男1「はぁ?」



男2「なんで?」



あかり「だ、だいたい、破いたのは……(こ、恐いけど……言うべき事は……)」



ちなつ「じ、自分じゃないですか! (しっかり言わなきゃ……)」



男1「なに言ってんのこいつら?」



男2「なんで自分からウェアー破くわけ?」



あかり「そ、そんな……」



ちなつ「くっ……(完全に決め込んでる糞野郎みたいね……!)」






383: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 17:26:07.33 ID:p3DDHZ550


ちなつ(うっ……どうしたら……)



あかり(今のあかりのお財布には……700円くらいしかないし……)





男1(しかしこいつらすげぇ可愛いな)



男1(やべぇ……もっと苛めてぇ……)ウズウズ



男1(なんつーかこう……痛めつけてぇ……)ウズウズ



男1(……よーし)



男1「……」チラッ



男2「!」



男2「……」ニヤッ






384: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 17:27:24.74 ID:p3DDHZ550


男1・2「「ふぅ」」



あかり・ちなつ「「……」」



男1「……まぁ良いよ。じゃあ、お前らの言い分も1つとして取っておこうじゃん」



あかり・ちなつ「「え……?」」



男2「ただし、俺らはお前とぶつかったせいでウェアーが破けたと思ってる」



ちなつ「なっ……」



男1「だから、どっちが正しいか決めようや」



ちなつ「き、決める……?」



あかり「ど、どうやって……」



男1「正々堂々と……」



男2「テニスでだよ!」




386: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 17:29:38.23 ID:sW2y9UWm0

どこらへんが正々堂々なのか




388: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 17:30:16.43 ID:NWMyzzTI0

ここでテニスになるのかwwwww




391: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 17:33:17.99 ID:QdWLGhAR0

テニスの王子様でテニスって単語が出るたびに笑ってしまう






392: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 17:37:21.92 ID:p3DDHZ550


カシャーン



あかり・ちなつ「「……」」



男1「これは家のプライベートコートだ」



あかり・ちなつ「「……」」



男1「試合して、勝った方の意見が正しい」



男2「負けた方の意見が間違い」



男1「俺らが勝ったら30万払って貰う」



男2「お前らが勝ったら土下座でもなんでもする」



男1「それで良いよな?」





ちなつ「で、でも……」





男1「あ?」






393: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 17:38:07.89 ID:p3DDHZ550


ちなつ「お、男の子と女の子で試合なんて……!」



男1「……」



あかり「そもそもあかり達は、初心者ですし……!」



男1「……ふぅ」



あかり・ちなつ「「……」」





男1「知らねーよ」ギロッ





あかり・ちなつ「「!」」





男2「もうお前らはコートの中にいるんだぜ? ここまで来て逃げんなよ?」





あかり・ちなつ「「なっ……」」






399: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 17:46:49.17 ID:p3DDHZ550


あかり「……」ハーパン スーッ



ちなつ「……」ハーパン スーッ





男1(ちっ……ハーパン持って来てやがったか……)





ちなつ「あかりちゃん、ごめんね」



あかり「ううん。ちなつちゃんはなにも悪くないよぉ」



ちなつ「私が花束なんか持ってたから……」



あかり「それのなにが悪いの? 必要だったんだもん、仕方ないよぉ」ニコッ



ちなつ「……!」



あかり「やれるだけやろうよぉ。ダメだったら、借りるとかして、なんとか半分ずつ払おう」



ちなつ「ご、ごめんね……」





男1「早くしろ! (早く苛めてぇー)」





あかり・ちなつ「「……」」ほっぺ パンパン



あかり・ちなつ「「……」」キリッ






409: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 18:03:02.77 ID:p3DDHZ550


ガシャン ガシャン



あかり・ちなつ「「……」」



男1「もう、このコートの入り口は全部施錠した」



男2「試合が終わるまで、出る事は出来ないし、誰も入って来られない」



あかり・ちなつ「「……」」



男1「さっそく始めるか」



ちなつ「わ、私達、ラケット持ってません」



男1「もちろん、それは用意してあるさ」スッ



男2「ふふ」





男1「お客さん用の極上のラケットをな!」バサッ





あかり・ちなつ「「!」」






410: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 18:03:38.98 ID:p3DDHZ550


あかり(テ、テニスラケットって……)



ちなつ(こ、こんなスカスカじゃないわよね……?)



男1「ひひ。ちょっとガットが足りないけど、勘弁な」



ちなつ(あんなに網の間隔が広かったら……下手したら……)



男2「ふふ。これ、間から普通にボールすり抜けちゃうから、よろしく」スッ スッ



あかり・ちなつ「「!」」



男1「しっかり当てろよ?」



男2「あと、ガードに使うにも心許無いからな?」



あかり・ちなつ「「……」」






420: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 18:29:53.09 ID:p3DDHZ550


男2





男1



ちなつ





あかり





男2「サーブ行くぞー」



男1「しゃあ!」



ちなつ(八森高校って言ったらただのボンボン校で、スポーツでは全くの無名校だけど……)



あかり(と、取れるかな……)ガタガタ



ちなつ(言っても男子対女子よ……しかも、こっちが初心者……)



男1「……」ニヤニヤ






421: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 18:33:31.46 ID:p3DDHZ550


あかり「……」ガクガク



男2「よ……っと」トス スッ



あかり(く、来る……!)



パンッ!



あかり「!」



ちなつ(サーブ高っ……!)クルッ



ちなつ「危ない!!」



あかり「っ……!」サッ



後ろにフェンスにカシャーン!



男2「ちっ (意外とすばしっこいな)」



ちなつ「なっ……」



男1「……」ニヤニヤ



あかり「あっ……」ガクガクガクガク



ちなつ「……」ギロッ



ちなつ(サーブ入れる気なんか……始めからないんじゃない……!)






423: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 18:39:50.02 ID:p3DDHZ550


男1(次はゆっくり入れろ)アイサイン



男2(おっけー)アイサイン



男2「……」ポンポン



ちなつ(あかりちゃん、頼むから避ける事だけに専念して……!)



あかり「……」ガタガタ



男2「……」トス スッ



ちなつ(思いっ切りサイドに逃げても良いから……!)



ポフッ



ちなつ「!?」






424: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 18:41:28.23 ID:p3DDHZ550


あかり「!」



ちなつ(め、滅茶苦茶緩い……?)



ポーン



あかり(こ、これなら……面に当てて返すくらいは……)スッ



パン



あかり「よし! (当たった!)」



男1「ひひ」バッ



ちなつ「! (う、浮いた球に……前衛が……!)」



男1「おらぁ!」



パンッ!!



ちなつ「あかりちゃん!」



あかり「!」ラケット サッ





バチーン!!



あかり「っ……」



ちなつ「あかりちゃん!!!」






425: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 18:43:10.40 ID:p3DDHZ550


あかり「うっ……」ヨロヨロ



ちなつ「あかりちゃん!! (顔に思いっ切り……!)」ダッ



あかり「だ、大丈夫だよぉ……」



ちなつ「大丈夫じゃないよ! (ほっぺが……真っ赤に……)」



あかり「い、痛いけど……」



ちなつ「……」クルッ





ちなつ「ちょっと!!」ギロッ





男1「!」






426: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 18:44:33.38 ID:p3DDHZ550


男1「なんだよ?」



ちなつ「なにしてんのよ!!」ギロッ



男1「なにって……」



ちなつ「……」ギロッ





男1「テニスだよ」





ちなつ「はぁ?」



男1「なにがおかしいんだよ?」



ちなつ「こ、こんなのテニスじゃ」

男1「テニスだよ」



ちなつ「!」



男1「相手に当たる事だってあんだよ。もちろん、当てた方の得点で、そのまま試合は継続する」



ちなつ「なっ……」





男1「テニス舐めんなよ?」






431: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 19:02:24.26 ID:p3DDHZ550


男1「なにもルールには反してねぇんだよ」



ちなつ「っ……」



男1「じゃあ、続けるぞ」スッ



ちなつ「ちょっと待って!」



男1「あぁ? まだなにか…」





ちなつ「じゃあ、あかりちゃんに当てるのはやめて!」





あかり「!」



男1「は、はぁ?」






434: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 19:07:59.91 ID:p3DDHZ550


あかり「ち、ちなつちゃん……!」



ちなつ(そもそも私のせいなんだから……!)グスッ



男1「馬鹿か?……相手のプレイを制限出来るルールなんかねぇっての」



ちなつ「わかってるわよ」



男1「わかってんだったらなんで…」





ちなつ「だから、お願いよ」





男1「!」



ちなつ「お願いをしているの」



男1「なるほどな。……んじゃあ、お前は良いのか? 当てても」



ちなつ「あかりちゃんに……当てないのならね」



あかり「ちなつちゃん!」



男1「へぇーそれは大層な心意気で」



ちなつ「……」



男1「でもそれじゃあ、別にイーブンになってねぇよな?」






439: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 19:18:00.42 ID:p3DDHZ550


ちなつ「なっ……」



男1「当たり前じゃねぇか。お前には当てて良いって言っても、それは元々ルール上問題ない事なんだから、譲歩でもなんでもねぇ。だから、これでこっちがお前の言う通りにしたら、こっちが一方的にお前のお願いを聞いてる状態だろ?」



ちなつ「そ、それは……」



男1「だから、お前がもう一人の子にボールを当てて欲しくないって言うなら、こっちからのお願いにも1個応えて貰わねぇとな」



ちなつ「なっ……」



男1「嫌か?」



ちなつ「……そ、それで本当にあかりちゃんに当てないでくれるなら……」



あかり「ちなつちゃん……!」



ちなつ「聞くわよ」キリッ



男1「おぉ。んじゃあ、そうだな~……」



ちなつ「……」





男1「ハーパン脱げよ」





ちなつ「!」






444: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 19:26:03.21 ID:p3DDHZ550


男1「良いだろ? そんくらい」ニヤニヤ



男2「ふふ」ニヤニヤ



ちなつ「……」



あかり「ち、ちなつちゃん、良いよぉ。あかり、当てられちゃっても頑張って耐えるから……!」



ちなつ「……」バッ





ちなつ「そんな事で良いの?」





男1・2「「なっ……」」



ちなつ「お安い御用よ」フフン



あかり「ち、ちなつちゃん!?」






446: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 19:27:51.13 ID:p3DDHZ550


男1「さぁ早く!」



あかり「ちなつちゃん! 良いよぉ!」



ちなつ「……」チラッ



ちなつ「……」ニコッ



あかり「! ち、ちなつちゃん……」



ちなつ「ふぅ」



ちなつ「……」目ギュッ





ちなつ(それくらいで、友達がこれ以上……)カシッ





男1・2「「おぉ……!」」ニヤニヤ





ちなつ(傷つかないで済むなら……)ススッ





男1・2「「おぉ……!」」ニヤニヤ







「ちょっと待ったー!」






451: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 19:33:41.20 ID:p3DDHZ550


京子「なにやってんだー! 高校生が女子中学生相手に~!」フェンス ガシャガシャ



結衣「そうだそうだー!」フェンス ガシャガシャ



あかり「きょ、京子ちゃん!」



ちなつ「ゆ、結衣先輩!」



男1「なんだ? こいつら」



京子「変われー! 私達に変われー!」フェンス ガシャガシャ



結衣「テニスなら休み時間に遊びでやってるから得意だぞー!」フェンス ガシャガシャ






453: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 19:37:33.23 ID:p3DDHZ550


京子「開けろ~!」フェンス ガシャガシャ



結衣「そうだそうだ~!」フェンス ガシャガシャ



男1「良いよ、無視しとけ」



男2「まぁ、全部施錠してあるからどうせ入って来られないからな」



京子・結衣「「くっそ~! 開けろ~!!」」フェンス ガシャガシャ



あかり(きょ、京子ちゃん……)



ちなつ(ゆ、結衣先輩……)






455: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 19:39:07.28 ID:p3DDHZ550


京子・結衣「「ふぅ」」



京子・結衣「「……なんていうのは、冗談で」」



あかり・ちなつ「「……?」」



男1・2「「!?」」



京子「お宅のコート、上がガラ空きですぜ」ニヤッ



男1「う、上……?」





バババババババババババババババ





あかり・ちなつ「「!!」」



男1・2「「!! (へ、ヘリコプター!?)」」



バサッ



男1「な、なんか落ちて来たぞ!」




458: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 19:40:13.32 ID:dTxSx73w0

そうきたか!かっけええええ!






463: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 19:44:20.79 ID:p3DDHZ550


跡部「……」フワフワフワフワ



男1・2「「なっ……(ひ、人……だと……!?)」」





跡部「……」フワフワフワフワ



あかり「……!」



跡部「ふっ」ドヤッ フワフワフワフワ



ちなつ(ダ……ダッさ……)





跡部「……」フワフワフワフワ



跡部「……」ストッ



跡部「ふぅ」



あかり「跡部!」



ちなつ「なにやってんのよ……」





男1・2「「!?」」



男1(あ……)



男2(跡部……だと?)






466: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 19:52:26.48 ID:p3DDHZ550


男1(跡部ってまさかあの……)



男2(全国区の……)





あかり「跡部!」



跡部「おい、あかり」スッ



あかり「……?」



跡部「なにされたんだよ。ほっぺ真っ赤だぞ」ポンポン



あかり「んっ……」グスッ



ちなつ「あ、あかりちゃん……」



あかり「痛かったよぉ……」グスッ グスッ



跡部「ったく」ポンポン



あかり「……」グスッ グスッ



ちなつ(やっぱり……必死に耐えてたんだ……本当にごめんね……)




467: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2012/08/25(土) 19:54:49.63 ID:Rw9kCcfK0

あかりに気づいた...






470: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 19:59:25.26 ID:p3DDHZ550


跡部「こっからは俺に代われ」ラケット カシッ



あかり「あっ」



跡部「怪我での交代は仕方ねぇだろ?」



ちなつ「で、でも……このラケットなんかおかしいのよ……!」



跡部「あ~ん? 弘法が筆を選ぶかよ」



ちなつ「ほら、スッカスカなの……! だから、跡部がいくらテニス部で上手くても、下手したら……当たらないかも……」



跡部「はっ!」



あかり・ちなつ「「……?」」



跡部「縦横一本ずつしか張ってないような奴もいる世界で俺は戦ってんだぜ? 充分だろ」



ちなつ(そ、そんな奴……)



あかり(い、いるの~……!?)




472: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 20:00:30.92 ID:NWMyzzTI0

あかりに気づいたことに不覚にも感動した

ホント跡部って良いキャラだよな




473: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/08/25(土) 20:01:06.59 ID:M79NZFOj0

これは男でも惚れる



476 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:p3DDHZ550 [58/81回(PC)]
跡部「じゃあ行くか、ちなつ」



ちなつ「……」ムスッ



跡部「おいおい、お前が望んだペアの実現だぞ?」ニヤッ



ちなつ「は、はぁ? (なに言ってんのこいつ……)」





男1・2「「……」」そ~



跡部「おいおい」



男1・2「「!」」ギクッ



跡部「もうお互いにコートの中にいるんだぜ? ここまで来て逃げるなよ?」



男1・2「「うっ……」」



跡部「……」クルッ



男1・2「「ひぃ!」」





跡部「テニスしようぜ!」ドドーン





ちなつ(ダッさ……)















481 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:p3DDHZ550 [59/81回(PC)]
あかり「京子ちゃん、結衣ちゃん……」グスッ グスッ トボトボ



京子「あかり、頑張ったな。とりあえず、出られもしないし、私達も中に入れないから、そこのベンチに座ってなね」



あかり「う、うん……」トボトボ ストッ



結衣「お、ここにフェンスの隙間あるぞ」



京子「お、本当だ。手くらいなら入りそうだね。……よーし」ソソソ スッ



あかり「ん」



京子「よーしよし。今はこれくらいしか出来ないけど」ほっぺナデナデ



あかり「あ、ありがとう~」



あかり「……」



あかり「で、でも……跡部、大丈夫かなぁ……」



京子「舐めちゃいけないよ、200人の頂点を。……それに」



あかり「それに?」



京子「ちなつちゃんが脱がされそうになったくだりは、私達が持たされた機械から跡部にも音声が届いてたはずだから……」



あかり「あ、そうなんだ……!」



京子「あぁ見えて、ぶち切れてるだろうからね」










484 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:p3DDHZ550 [60/81回(PC)]
    男2







男1



跡部







ちなつ





男2(ど、どうしたら…・・)



男1(と、とりあえずやるしかねぇだろ!)アイサイン



跡部「……」ギロッ



男2「!」



男2(と、とりあえずここは……プッシュサーブで行こう……)










487 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:p3DDHZ550 [61/81回(PC)]
男2「……」トス スッ



ポフッ



ちなつ「! (緩い……!)」



跡部「とりあえずどんだけ糞球でも良いから、面を合わせて向こうに返せ」



ちなつ(と、とにかく当てれば良いのね)



ポーン



ちなつ「んっ……」スッ



パン



ちなつ「よ、よし! (返せた……!)」



跡部「そしたら邪魔だから後はベンチにでも座ってな!」



ちなつ「なっ」ムカッ



男2(うわぁ……球こっちに来たよ~……どうすれば……)アセアセ




488 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:p3DDHZ550 [62/81回(PC)]
男2(って言っても相手は中学生だろ……? 俺のスーパーショットで……)スッ





パンッ



跡部「」





男2「ふっ(我ながらナイスショットだぜ)」



跡部(……今の1ショットでわかるな。こいつらはスカスカにしたり王国作ったりする価値もねぇ……)



跡部「……」サッ



男2「!! (速い……!)」



跡部「……」スッ





パンッ!!





男2「!」




489 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:bQbsNQ4QO [10/10回(携帯)]
跡部さま最高やで










492 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:p3DDHZ550 [63/81回(PC)]
男2(おいおいただのストロークで……)ダッ



男2(こんなに差があるのかよ……!)タッタッタッタッタ



跡部(お? 追いつくか?)



男2「(これで終わったら情けなすぎるだろ……!)……おりゃ!」パンッ



跡部「おぉ。拾ったじゃねぇか」



男2「はぁ……はぁ……(よし、なんとかつないだ……)」



跡部「でもよ」ギロッ



男1・2「「!」」





跡部「球浮かしちゃダメだよな?」





男1・2「「!」」















498 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:p3DDHZ550 [64/81回(PC)]
男1(い、いつの間に……前に……!)



男2(まずい……このままだと……)





跡部「歯ぁ食いしばれよ、前衛」





男1「!」



男2(まずい……!)





跡部「おらぁ!」





パンッ!!





通りすがりのおやじ「おぉ! 関東大会手塚戦の1ポイント目ばりのドライブボレーや~!」










503 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:p3DDHZ550 [65/81回(PC)]
バチ―ン!!





男1「ぐぉっ……」



男2「だ、大丈夫か!」





跡部「ふっ(ちっ……久し振りにマジになっちまったぜ……)」





男「ぐっ……」



男2「おい! 大丈夫か!」





跡部(でもまぁ、これで……あいつらの気も……)





「そういう事するならやめてよ」





跡部「!」



跡部「あ、あ~ん?」





ちなつ「……」




504 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:UQqblXai0 [2/2回(PC)]
ち、ちーな・・・










508 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:p3DDHZ550 [66/81回(PC)]
跡部「なっ……」



ちなつ「もう一回言う?」



跡部「ど、どういう事だよ」



ちなつ「人にわざと当てるなら、もう試合しないでって言ってるの」



跡部「なっ…」



ちなつ「私、あかりちゃんが当てられてるの見て、本当に嫌な気持ちになったの」



跡部「……」



ちなつ「だからやめて」



跡部「……」










514 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:hgqnDZBY0 [1/1回(PC)]
ちなつはいつだって優しい









516 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:p3DDHZ550 [67/81回(PC)]
ちなつ「続けるなら、もうしないって約束して」



跡部「……」



ちなつ「そうじゃなかったら、もう試合やめて」



跡部「……」



ちなつ「……」



跡部「お前……」



ちなつ「……な、なによ」



跡部「本当に良い女だな」



ちなつ「……反吐が出るわ」










519 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:p3DDHZ550 [68/81回(PC)]
ちなつ「……」



跡部「ふぅ。……ったく」



ちなつ「……」



跡部「……」首ポキポキ



跡部「ふぅ」



跡部「……もう一回言うぞ」クルッ



跡部「八森高の雑魚共」



男1・2「「……?」」



跡部「格闘じゃなくて……」





跡部「テニスしようぜ!」





ちなつ(まさかこいつ……この台詞かっこいいと思ってるの……?)ジトーッ










523 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:p3DDHZ550 [69/81回(PC)]
男1「はぁ……はぁ……(プ、プレイは安全だけど……)」



男2「はぁ……はぁ……(い、一点も取れない……)」



跡部「ゲームカウント4-0!」



男1・2「「ちょっちょっと待ってくれ!」」



跡部「あ~ん?」



男1「さ、さすがにここまで一方的なら……(さすがにプライドがもう……)」



男2「その、コールドゲームというか……(立ち直れなくなる……)」



跡部「あ~ん? そんなのテニスのルールにねぇだろ?」



男1「ま、まぁ……そうなんだけど……」



跡部「俺たちは今、テニスしてるんだぜ?」



男2「そうだけど……」





跡部「テニス舐めんなよ?」ドヤッ



ちなつ「!」





ちなつ(これはちょっとスカッとしたわ……)










527 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:p3DDHZ550 [70/81回(PC)]
通りすがりのおやじ「ゲームセット! ウォンバイ跡部吉川ペア!」





跡部「ふぅー(煽り抜きで準備体操にもならないって事、本当にあるんだな……)」



ちなつ「……(疲れたー……)」





男1・2「「……」」



跡部「本当はいくらなんだよ?」



男1「い、いくら?」



跡部「そのウェアーだよ」ゴソゴソ



男1「え、あ……10万だけど……」



跡部「やっす! ……ほらよ」札束ポンッ



男1「なっ……」



跡部「金やる代わりに、今すぐここから消えろ」



男2「え?」



跡部「大事な儀式が始まるからな」










530 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:4U9ZUNtJO [3/4回(携帯)]
10万のウェアーwww










535 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:p3DDHZ550 [71/81回(PC)]
カシャン



京子「やっと入れるようになったよ~」トコトコ



結衣(二人組はどっか行っちゃったけど、あいつらのコートじゃないのかぁ?)トコトコ



あかり「京子ちゃん、結衣ちゃん~」ダキッ



京子「おーよしよし」ナデナデ



結衣「恐かったな」ナデナデ



京子「……」チラッ



結衣「……」チラッ





跡部「……」



ちなつ「……」





京子・結衣(あの二人、コートの真ん中から動こうとしない……)










540 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:p3DDHZ550 [73/81回(PC)]
京子(一体なにが……)



結衣(なんだあの雰囲気……)





跡部「ちょっとこっち向けよ」



ちなつ「……」



跡部「こっち向けって!」





あかり・京子・結衣「「!」」





跡部「言いたい事があんだよ」



ちなつ「……」



跡部「聞いてくれよ」





あかり・京子・結衣(こ……こ……これは……)ドキドキドキドキ









542 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:p3DDHZ550 [74/81回(PC)]
跡部「聞いてくれって」



ちなつ「ちょ、ちょっと待って!」



跡部「あ、あ~ん?」



ちなつ「……」ダッ





あかり・京子・結衣「「!?」」



京子(ちなつちゃん……)



結衣(自分の荷物の置いてあるベンチに……?)





ちなつ「……」カシッ





あかり(あ! 花束……!)





ちなつ「……」ダッ





あかり(そのまま花束を持って……跡部の所に戻ってく……)




543 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:D24biobL0 [3/8回(PC)]
おいおいこれはまさか




545 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:p3DDHZ550 [75/81回(PC)]
跡部「(は、花束だぁ!?)あ~ん? お祝いはまだ」



ちなつ「先に言わせてよ!」



跡部「!」



ちなつ「私、跡部が言いたい事はもうわかるから!」



跡部「なっ」カァッ





あかり・京子・結衣(おぉ……! まさかまさかのちなつちゃんから……!?)





跡部「いや、そういうのは男から言うもんで」アセアセ



ちなつ「……」スーーーッ



跡部「や、やっぱりここは、俺様から…」アセアセ



ちなつ「ご……」





ちなつ「ごめんなさい!!」





跡部「」



あかり・京子・結衣「「」」










553 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:p3DDHZ550 [76/81回(PC)]
跡部「なっ……」



ちなつ「これは、御断りのお詫びよ」花束スッ



跡部「……」



ちなつ「綺麗でしょ。私の大好きな……」



跡部「……」



ちなつ「百合の花よ」



跡部「ま、まさか……この俺様が……」



ちなつ「なによ?」



跡部「恋愛っつう……ここ一番の試合に……負けたっていうのか……?」



ちなつ「ううん。負けてないよ?」









555 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:p3DDHZ550 [77/81回(PC)]
跡部「ま、負けてねぇだと?」



ちなつ「うん。始めから、勝負になってないもの」



跡部「ど、どういう……」



ちなつ「競技自体が違ったのよ」



跡部「きょ、競技自体?」



ちなつ「私ね」スッ



跡部「!」





ちなつ「……」ゴニョゴニョ



跡部「」









557 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:p3DDHZ550 [78/81回(PC)]
ちなつ「さぁ、みんな、部室に帰りましょう!」トコトコ





あかり・京子・結衣(え? え? え? 一体どうなったの?)





ちなつ「早く帰りましょうよ!」荷物サッ



京子「え、あ、跡部は……? (どうなったのー?)」



ちなつ「しばらく一人にしてあげた方が良いんじゃないですか?」



結衣「そ、そうなの……? (やっぱり、振ったって事……?)」



あかり「ど、どういう事~!?」



ちなつ「良いから、良いからー」グイグイ







キー カシャン







あかり・京子・結衣(お、追いてっちゃって良いの~!?)









559 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:p3DDHZ550 [79/81回(PC)]
シーーーーーン





跡部「……」ポケーッ



跡部「……」ポケーッ



跡部「……はっ」パチッ



跡部「……」



跡部「……ふぅ」



跡部「……」クルッ





跡部「なるほど、lesbianじゃねぇの」














578 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:p3DDHZ550 [80/81回(PC)]
――全国大会――



跡部「おらぁ!」





パンッ!!





真田「ぐっ……」





審判「ゲームセット! ウォンバイ跡部! ゲームカウント6-2!」





真田「な、なぜだ……いつからこんなに強く……」



跡部「あ~ん? もう俺は負けたくねぇんだよ!」



真田「なっ……(気持ちの問題……!?)」



跡部「おら! 次、幸村出てこいや!」



審判「早くコートから退場しなさい」









580 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:p3DDHZ550 [81/81回(PC)]
部員「跡部様……どうしたんだろね……」



部員「ある日突然……変わったよね……」



部員「テニスは滅茶苦茶強くなったけど……」





跡部「もう俺は、負けねぇんだよ!」ウルッ





部員「でも……勝ってもなぜかあまり嬉しそうじゃないよね……」





跡部(ちなつー!!)










581 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:9mxlc9Hn0 [8/10回(PC)]
え、

えええええええええええええええええ?!






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