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ドラッグ オン ドラグーン3 討鬼伝

シャル(22)「へぇ、一夏に子供ができたんだ」

     
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 01:39:19.15 ID:QTbuY97D0

セシリア「お二人が結婚して、こうして田舎にご自宅まで持って、そのうえ赤ん坊までうまれたのですから、本当におめでたいですわ」

シャル「そうだね。これで離婚した時に揉めるだろうね」

一夏・箒「「……」」





3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 01:42:21.35 ID:QTbuY97D0


セシリア「シャルロットさん! なんてことを」



シャル「あっごめんごめん。なんとなく思っただけだよ。はは」



箒「離婚か。そのときはわたしが引き取ることになるだろうな」



一夏「いやいや、箒に育てられたら恐ろしい子供になりそうだし、俺が育てるよ」



箒「一夏に育てられたほうがかわいそうだ。ミルクをもらうのに十年はかかるだろう」



一夏「なっ、俺は育児だってちゃんと」



箒「一夏が私を妻にするまでにどれだけの時間がかかったか知っているか? 早いのは子どもだけだ」



一夏「言ったな、この」



箒・一夏 キャッキャ



シャル「……」



セシリア「お幸せそう。妬いてしまいますわね」



ラウラ「赤……」ツンツン



赤子「きゃいきゃい」






8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 01:46:30.56 ID:QTbuY97D0


セシリア「わたくしたちはそろそろ退散しますわ」



一夏「もう行っちゃうのかよ」



セシリア「ええ。わたくしたちは近くの民宿に部屋をとっていますし、明日のお昼には帰らなくてはならないので」



一夏「そっか。またきてくれよ」



箒「またな」



ラウラ「わたしはもうしばらく赤を見ていくぞ」



セシリア「ラウラさん。夫婦の邪魔をしてはいけませんわ」メッ



一夏「いいよいいよ。ラウラは家に泊まってさ、明日俺が空港まで送り届けるよ」



セシリア「そうですか。では、行きましょうシャルロットさん」



シャル「……」





夜中 ホーホー



ガチャンギィー



シャル「しょうがないよね。離婚のときに困るだけだもん」コソコソ



赤子「zzz」






13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 01:50:10.97 ID:QTbuY97D0


赤子「zzz」



シャル「静かにしてね、よっと」ダキカカエ



ラウラ「誰だ!」



シャル「っ」



ラウラ「赤の家に侵入するとはいい度胸だ。楽に死ねると思うなよ」



シャル「……」



ラウラ「ん? なんだ、シャルロットではないか。忘れ物か?」



シャル「電気つけないで!」



ラウラ「む?」



シャル「赤ちゃんが起きちゃうよ」



ラウラ「そ、そうか」






16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 01:54:51.01 ID:QTbuY97D0


赤子「zzz」



シャル「よいしょっと」ダッコ



ラウラ「シャルロット、赤をどうする気だ?」



シャル「うん。えーっと、実はこの子病気なんだよ」



ラウラ「なにっ!?」



シャル「たぶん日本の環境がよくないんだと思う。だからね、ぼくの家に連れて行ってあげようと思ってさ」



ラウラ「なぜこんな夜更けに」



シャル「さっき思い出したんだけど……赤ちゃんのことを思うといてもたってもいられなくなっちゃって」



ラウラ「嫁たちを呼んでこよう」



シャル「待って!」



ラウラ「おおう!?」






18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 01:57:29.54 ID:QTbuY97D0


シャル「二人はどうしてるの?」



ラウラ「おそらく寝ているだろう。夜中の一時だ」



シャル「起すのは悪いからさ。ぼくたちだけで運び出そうよ。二人には後で連絡しよう」



ラウラ「そうか。なら壁に書き置きだけしておこう」サラサラ



シャル「……」





『赤ん坊は連れて行く。捜すな』






19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 02:00:48.20 ID:QTbuY97D0


ラウラ「よし、大丈夫だ。嫁たちはぐっすり寝ている」b



シャル「二人は同じ部屋?」コソコソ



ラウラ「そうだ」コソコソ



シャル「同じベッド?」コソコソ



ラウラ「ああ」コソコソ



シャル「……いちかのばーか」



一夏宅前



ラウラ「では、宿に戻るか」



シャル「ラウラもくるの?」



ラウラ「わたしは赤の守りを任されたからな。目を離すことはできん」



シャル「そっか」






21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 02:04:06.90 ID:QTbuY97D0


民宿



シャル「セシリアを起しちゃ悪いから静かにね」



ラウラ「ああ」



ガチャ



セシリア「シャルロットさん。こんな時間にどこに……って、なんですのその子!」



シャル「げっ、見つかっちゃった」



ラウラ「セシリア、夜更かしは体に毒だぞ」



セシリア「ラウラさんまで! まさか誘拐――んぐっ」



シャル「隣りの人に迷惑だから大きな声ださないでね」



ラウラ「ゆうかとは何のことだ」



シャル「なんでもないよ。ラウラはこの子を奥の部屋でこの子のベッドをつくってあげて」



ラウラ「わかった」





セシリア「んー、んー」






23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 02:09:08.58 ID:QTbuY97D0


セシリア「どういうつもりです!!」



シャル「この子、病気だから、日本ではその、フランスなら」



セシリア「わたくしをラウラさんと同じように思ってもらっては困りますわよ」



シャル「うう……」



セシリア「あなたってひとは、やっていいことと悪いことの区別もつかないのですか!」



シャル「だってさ、考えてみてよ。この子がいると一夏の人生はどうなるの?」



セシリア「お幸せでしょう」



シャル「そんなことないよ!」



シャル「人生って子供がいるだけでなにもできなくなるんだよ」



シャル「子供が大きくなるまでは遠くで大きな仕事もできなくなるし。たまに遊びに行こうとしても早く帰らなきゃいけないし」



シャル「なにより、本当に箒と一生一緒になっちゃうよ!」






26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 02:12:01.66 ID:QTbuY97D0


セシリア「それで、シャルロットさんはこの子をどうする気ですの」



シャル「ええっと、それはわからないけど……とにかく一夏から離さなきゃ。とりあえずぼくの家で」



セシリア「言いたいことはわかりました。わたくしが明日の朝に返してきますわ」



シャル「……わかってないじゃん」



セシリア「おだまりなさい! 要するにあなたは一夏さんの家庭の幸せをぶちこしたいのでしょう。そんなことにこの子を巻き込むわけにはいきません」



シャル「……」



セシリア「わたくしにも箒さんを見て羨む気持ちがないと言えば嘘になります。しかし、それはそれ、この子はこの子です。わたくしたちはもう大人として……」ガミガミ



シャル「……ううっ」






30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 02:16:05.99 ID:QTbuY97D0


セシリア「まったく、こんなかわいい子を捕まえてとんでもないことを」



赤子「zzz」



セシリア「こんなかわいい……」



赤子「zzz」



セシリア「かわいい……」トローン



シャル「セシリア?」



セシリア「はうっ、いけません。いけませんわ」ブンブン





セシリア「とにかく! 今日はもう寝てください。明日一緒に謝りに行きましょう」



シャル「……はい」






32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 02:20:12.97 ID:QTbuY97D0


赤子「だぁだぁ」



ラウラ「ふむ」



赤子「だー」



ラウラ「ああ」



赤子「ぶぅ」



ラウラ「そうだ」



シャル「……なにしてるの?」



ラウラ「おっ、シャルロットか。赤が眠れないらしいので話をしていたところだ」



シャル「そうなんだ……」



赤子「ばあ」



シャル「……」






34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 02:25:26.09 ID:QTbuY97D0


ラウラ「しかし、シャルロットもよほどこの子が好きなようだな。この子のために真夜中に駆けつけるとは」



シャル「そんなんじゃないよ……」



ラウラ「謙遜することはない。いま赤と二人でシャルロットについて話していたのだぞ」



シャル「そうなの?」



ラウラ「ああ。赤もシャルロットのことが大好きだと言っていたぞ」



シャル「ラウラはいつもへんなことを……」



赤子「だーだー」



シャル「……」






35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 02:27:10.34 ID:QTbuY97D0


ラウラ「シャルロット?」



シャル「いや、うれしいなっ」



ラウラ「抱いてやるといい」



シャル「えっ、いいよぉ」



ラウラ「ほら」



シャル「うわ」ダキ



赤子「きゃっきゃ」



シャル「あっ、笑ったよ。いま笑った!」



ホーホー





翌朝



セシリア「昨日はああいいましたが」コソコソ






37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 02:30:12.09 ID:QTbuY97D0


シャル「zzz」



ラウラ「zzz」



セシリア「この二人を連れていくと話がこじれそうですので」



赤子「zzz」



セシリア「わたくし一人で返しに行くことにいたしましょう」ヨイショ





一夏宅の前



セシリア「あら、なんでしょうか。あの汚いお車」



brrrrr



鈴「あーもう。動けっての、このポンコツ!」ガツン






41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 02:34:11.41 ID:QTbuY97D0


鈴「あっ、セシリアじゃない奇遇ね」



セシリア「鈴さん。こんなところでどうしましたの?」



鈴「あんた知らないんだ。一夏に子供が生まれたのよ。まあ無理もないわね、一夏のやつずっと隠してたみたいだから」



セシリア「はぁ」



鈴「わたしも全然連絡なくてさー。弾のやつに聞いてやっとこの家のことと、子供のこと知ったのよー。どんな間抜け面か見てやろうと」



セシリア「赤ん坊が産まれたことはしっています。この子ですわ」



赤子「だあー」



鈴「えええ、なんであんたが持ってんの!?」



セシリア「実は……」



かくかくしかじか



鈴「シャルロットめ。とんでもないやつね」



セシリア「ええ。今回ばかりは呆れてしまいましたわ」



鈴「争奪戦ならちゃんと呼んでよ」



セシリア「ファッ!?」






45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 02:39:09.51 ID:QTbuY97D0


鈴「だって、一夏の子よ。そんなのみんな欲しいに決まってるわよ」



セシリア「決まってますの……?」



鈴「あたりまえよ。普通そうでしょ」



セシリア「ふつう……」



鈴「ね、その子返すの?」



セシリア「も、もちろんですわ」



鈴「じゃ、ちょーだい」ヒョイ



セシリア「あっ」



赤子「だあだあ」



鈴「わぁ、かわいい子ね。どことなく一夏の面影があるわ。れれれのばぁ」



赤子「きゃっきゃ」






47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 02:44:42.46 ID:QTbuY97D0


セシリア「ちょ、ちょっとおまちなさい! なんのつもりです!?」ヒョイ



鈴「なによ。あんたいらないんでしょ」ヒョイ



セシリア「いらないとかそんなまるで物みたいな」ヒョイ



セシリア「こんなかわいい子に」



赤子「ふぇ」



セシリア「こんなかわいい……」



赤子「ぷぶぅ」



セシリア「かわいい……」トローン



鈴「セシリア?」



セシリア「鈴さん、覚悟を決めましたわ。わたくしはもうセシリア・オルコットではありません」



セシリア「わたくしはイギリスからきた大怪盗セッツ・アイですわ!」






52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 02:53:37.84 ID:IeLFI4UF0


セシリア(黒グラサン)スチャ



赤子(黒グラサン)「ぶぅぅ」



鈴(黒グラサン)「いこうか」クイ



セシリア「ええ」



バタン



brrrrrrrrrr






58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 02:56:27.08 ID:IeLFI4UF0


brrrrrrrrrr



セシリア「これからどうするか考えてますの?」ダキ



鈴「なにが?」



セシリア「この子のことです! どこで育てるかとか。予防注射はいつ打つかとか。学校はどこに入れるのかとか」



鈴「そんなのは後よ。とにかく逃げて逃げて逃げまくるわ」



セシリア「そ、そうですわね。とりあえずお昼の便でイギリスまで戻れば安心ですわ」



鈴「なんだか楽しくなってきたわね」






60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 03:00:14.61 ID:IeLFI4UF0


brrrrr



赤子「ぶぅ」ギュ



セシリア「きゃ、み、見てください! この子わたくしのゆびを掴みましたわ! ほらほら」



鈴「いや見たら事故るから」



赤子「ぶーう」ガシ



鈴「ちょ、髪はダメ、危な、セシリア、やめさせて!」



セシリア「ほーら、そんな脂ぎった髪より、このお上品な髪の方がいいですわよー」クルクルー



赤子「だー」ギリギリ



鈴「ダメだって! イタイイタイ!」



キッキーグルグル



鈴「あわわわ」



セシリア「キャー」






61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 03:04:19.16 ID:IeLFI4UF0


セシリア「一夏さんたち追いかけてこないでしょうか」



鈴「大丈夫よ、さっきあいつの車から部品奪ってやったわ。生意気に外車なんて乗りやがって」



セシリア「あれはわたくしの車ですわ! 一夏さんはプリウスです!」



鈴「あっそうなの? でも安心してそっちからも頂いたから」



セシリア「……このお車大丈夫なんですか? なんだか燃料的なにおいが」



鈴「わたしのにおいじゃないわよ。昨日はお風呂入ったんだから」



セシリア「窓開けさせていただきます。この子の身体に毒ですわ」



鈴「いいわよ。この針金使って。あっくそ、またエンストだ、動けこのポンコツ」ガタガタボンッ



セシリア「……なんだかいやな予感がしますわ」ゾク






64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 03:09:35.14 ID:IeLFI4UF0


brrrr



赤子「うぇぇ」



セシリア「大変大変です! セシリアJrが苦しそうですわ」



鈴「えっ、なんで?」



セシリア「やっぱりあなたが臭いからですわ! 早く降りてください酢豚さん」ジタバタ



鈴「ちょっとまってよ、もらしたんじゃないの?」



セシリア「お漏らし!? なんでそれを早く言わないんですの!! 大人にもなってはしたない!」



鈴「わたしじゃないわよ! そこの子よ、セシリアJr! って、セシリアJrってなによ! 男の子でしょ」



セシリア「この子のためならセシリアは男の名前でかまいませんわ」



鈴「そういう問題?」






66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 03:14:19.87 ID:IeLFI4UF0


セシリア「確認してみますわ……」



ペラ



セシリア「……」



鈴「どう?」



セシリア「大惨事ですわ」



鈴「oh……」






67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 03:19:54.55 ID:IeLFI4UF0


ホムセン



セシリア「これとこれとこれと……面倒なのでこの店のものはすべていただきますわ」



店員「ヒャー」



セシリア「それとお手洗いあります? ええ、出来るだけ綺麗な……」





??「この面白い形に膨らむ風船をもらおう」



店員2「お姉さんまたきたの。よく来るね」



??「ああ、また弟に子供ができてな。目が離せない時期なのだ」



店員2「お姉さんまだ若いのに大変だねえ」



??「まったくだ。この年でおぼさんになってしまった……」



店員2(十分な年だよ)



セシリア「ちょっとおまちください。この店のものは全てわたくしが―ーあっ」



千冬姉「ん?」






68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 03:25:07.77 ID:IeLFI4UF0


セシリア「織斑先生……」



千冬姉「オルコット? 久しぶりだな」



セシリア「いや、おほほほほ。奇遇ですわ」



千冬姉「一夏に会いに来たのだろう? 一緒に行くか?」



セシリア「いえいえ、わたくしたちはもう帰るところですので」



千冬姉「なら、もう見たのだな?」



セシリア「な、なにがですの?」



千冬姉「一夏の子供に決まっているだろう」



セシリア(きた! わかりますわ。ここがあの子の母になるための第一の関所ですのね。いいでしょう、この怪盗セッシーヌ・オパン3世見事突破してみせます)






71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/19(月) 03:35:21.24 ID:IeLFI4UF0


セシリア「え、ええ。まぁ」ダラダラ



千冬姉「どう思った?」



セシリア「ど、どうとは?」ビクッ



千冬姉「感想だ。かわいいとか、すごくかわいいとか、たまらなくかわいいとか、すきすき超愛してるとか、いろいろあるだろう」



セシリア「そ、そうですわね! とても利発そうなお子さんで、おほほほ」



千冬姉「そうか、かわいいか。ここだけの話だが、私は名づけ役を任されてしまってな。三日三晩寝ずに考えているが、いい名前が思い浮かばないのだ。何かいい案はないだろうか?」



セシリア「セシリアジュ……いえ、なんでもありません。織斑先生も溺愛してらっしゃいますね」



千冬姉「ば、バカを言うな。わたしはつとめを果たしているだけだ。まぁ、あの子のためだったら世界を滅ぼしても仕方がないと思うときがよくあるし、もしあの子に危害を加えようとする人間がいれば、四肢をもいで頭も体も赤ん坊と同じ状態にして……」



セシリア「そ、それじゃわたくしはこの辺で失礼させていただきますわ」



千冬姉「そうか。ではまたな」



セシリア(やりましたわーー。見事鬼の関所を越えましたわ! これが怪盗セニョールセニョリータ面相の腕前ですわ)



カランカラン



鈴「ちょっとー、セッシーまだー!? この子を誘拐したことがばれて一夏たちが追ってくるわよー―ーげぇ千冬さん」



74 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:IeLFI4UF0 [10/21回(PC)]
民宿



シャル「赤ちゃんいないや。セシリア返しちゃったんだ……」



ラウラ「嫁のもとに戻して大丈夫なのか?」



シャル「しょうがないよね……」



ラウラ「どうした? さびしそうな顔をしているぞ」



シャル「え、そんなんじゃ」



ラウラ「赤に会いたいなら会いに行けばいい。飛行機までまだ時間もある」



シャル「でも」



ラウラ「わたしは行くぞ。まだ赤に別れも言っていないからな」



シャル「……じゃあ、ぼくも顔だけ」




75 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:pVZ/1Gvk0 [6/7回(PC)]
バレてエロいお仕置きされるセシリアちゃん!




76 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:IeLFI4UF0 [11/21回(PC)]
一夏宅前



ラウラ「嫁たちはまだ寝ているようだな」ヒョコ



シャル「窓の外から見るだけでいいからね」



ラウラ「む!」



シャル「どうしたの? 泣いてる!?」



ラウラ「赤がいない」



シャル「嘘! なんで!? どうして!? ひょっとして本当に誘拐されちゃったんじゃ!」



ラウラ「落ち着け。ここにセシリアの車はある、しかしタイヤはない。どういうことだ……?」




77 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:IeLFI4UF0 [12/21回(PC)]
brrrバンバンッキッキーrrr



鈴・セシリア「「キャーーーー」」



鈴「本気ね。あの人本気で私たちを殺す気ね」



セシリア「当り前ですわ。ああ、どうしてこんな馬鹿なことをしてしまったのでしょう」



鈴「後悔してもしょうがないわ。千冬さんに殺されるか、赤ん坊をゲットするか。ふたつにひとつよ」



セシリア「天国か地獄ですわね。セシリアJrのために!」



鈴「そうよ、その意気よ。セッリーリアン!」



セシリア「義姉がなんぼのもんじゃーい。わしゃ天下御免の大泥棒関川ゴエモンやで!」



パシン



セシリア「さて、そうと決まればさっさとオムツを替えましょう。セシリアJrは?」



鈴「えっ、わたし知らないわよ」



セシリア「お店で鈴さんが抱えていたでしょう?」



鈴「そんなの、千冬さんの顔を見た瞬間ほっぽり出して……」



セシリア・鈴「「あーーーーーーーーーーーーー!!」」



キッキーーBOM




78 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:IeLFI4UF0 [13/21回(PC)]
千冬姉「ふん。馬鹿どもめ」ブーン



赤子「だぃだぃ」



千冬姉「うへへぇ」



ラウラ「あっ、教官! いいところに」ブーン



千冬姉「! ボーデリッヒなぜここに」



ラウラ「緊急事態です! この辺りで嫁の赤を見ませんでしたか?」



千冬姉「し、しらん! 一夏の子供などわたしは隠していないぞ。このまま連れて帰ろうなんて考えてもないしな」アセアセ



ラウラ「そ、そうですか。失礼しました!」



千冬姉「まったくだ。ぷんぷん」



シャル「織斑先生、その背中の子供見せてもらっていいですか?」



千冬姉「うっ、デュノアもいたのか……」










81 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:IeLFI4UF0 [14/21回(PC)]
シャル「誰の子供ですか?」



千冬姉「この子は私の子だ! さっき出産した」



シャル「……もう腐ってるくせに」ボソ



千冬姉「……いい度胸だデュノア。このわたしに喧嘩をふっかけるとは」ゴゴゴゴ



ラウラ「実は嫁の赤が行方をくらましておりまして、こうして二人で」



シャル「もういいよラウラ。見つけたから」ゴゴゴゴ



ラウラ「おお、さすがだなシャルロット、どこだ?」キョロキョロ



千冬姉「ボーデリッヒ、預かっていろ。慎重にな」ワタシ



ラウラ「了解です」ウケトリ









83 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:IeLFI4UF0 [15/21回(PC)]
鈴「あ、あそこだ! 飛んでる!」ブーン



セシリア「見つけましたわーーー」ブーーン



ドッカーン、ドッカーン



シャル「ぐっ」



千冬姉「わたしに勝てるとでも思っていたのか」



シャル「このー!」



千冬姉「おっと」バシン



シャル「うっ」



千冬姉「とどめだ」



セシリア「おまちなさーい!」



キュイーン




84 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:IeLFI4UF0 [16/21回(PC)]
千冬姉「むっ」



セシリア「セシリアJrを賭けて戦っているのならわたくしも黙っているわけにはいませんわ」



シャル「セシリア……ぼく」



セシリア「語る必要はございません。セシリアJrの障害となる人はみな乗り越えていくと決めましたわ」





セシリア「今日のわたくしは、阿修羅をも凌駕する存在です!」





鈴「そうよ! 一夏に一泡吹かせてやるんだから」



シャル(誰だっけ?)



ウラー バキューン ドキューン



ラウラ「こんな時に訓練とはさすが教官だ」



赤子「ばー」



ラウラ「そうかそう思うか。ん、お前…」




85 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:IeLFI4UF0 [17/21回(PC)]
シャル「みんな間違ってるよ! やっぱり赤ちゃんは親と一緒にいなきゃ」



セシリア「今更なにをおっしゃいますか! シャルロットさん、そもそもあなたが原因ですのよ!」バキーン



シャル「そうだよ。だからぼくが解決しなきゃいけないんだー」カキーン



千冬姉「ちょうどいい機会だ。貴様らまとめて叩き潰してくれる」



鈴「ねえ、赤ん坊は?」



千冬姉「ボーデリッヒにあずけている」



鈴「ラウラどっか行っちゃったんだけど」



「「え?」」





一夏宅



一夏「いいか、ラウラ。オムツっていうのはこうやって……」



ラウラ「ほうほう」



鈴「いた!! 赤ん坊いたわ!!」ザザー




86 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:IeLFI4UF0 [18/21回(PC)]
セシリア「オルコットJr!!」



千冬姉「織斑・千冬一夏!!」



一夏「おおっ、どうしたんだよみんな」



千冬姉「ボォーデリッヒィィィィ!!! 貴様、どういうつもりだ!!」



ラウラ「きょ、教官! わわわたしは教官と嫁の赤がお漏らしをしておりましたので、オムツを取り換えにようと」



千冬姉「わ、わたしと一夏の子供だと!? そう見えるのか?」



ラウラ「サーイエッサー」



千冬姉「……風船をやろう」



ラウラ「恐縮です!!」



一夏「ひょっとして千冬姉、また連れて帰ろうとしたのか」



セシリア「また?」




87 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:IeLFI4UF0 [19/21回(PC)]
千冬姉「いや、わたしは……オ、オルコットが!」



一夏「セシリア?」



セシリア「だってだって鈴さんが……」



鈴「い、いやわたしは…その…」



一夏「?」



鈴「きょとんとすんな!」



オマエガ、ワタシハ、アンタガ



シャル「ごめんね。一夏、全部ぼくがはじめたことなんだ」



一同「「!?」」




88 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:IeLFI4UF0 [20/21回(PC)]
一夏「シャル……」



シャル「一夏に子供ができたなんて信じられなくて……本当にごめんなさい」



一夏「そっか、正直にあやまってくれてありがとな。赤ん坊も無事だったし、たまにはこんな経験もこの子にいいだろ。でも箒には内緒にしておいたほうがいいぞ、ははは」



シャル「……ありがとう、ごめんね……」



一夏「そんな気にするなって。そうだ、名前決めたんだ聞いてくれよ」



千冬姉「!!」



シャル「名前?」



一夏「シャルルって名前にしようと思う。俺の親友の名前なんだぜ。そいつに似て、正直なやつになってくれって思いを込めて」



シャル「い、いちかぁ~///」



ラウラ「いい名だな!」



セシリア「なんだか少しずるいですわ」



千冬姉「名付け親はわたしの約束なのに……」



鈴「つーか、無視してんじゃないわよ」




89 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:KeWoVllQO [1/1回(携帯)]
どうでもいいけどボーデヴィッヒじゃね?




90 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:IeLFI4UF0 [21/21回(PC)]
セシリア「さぁ、急いで空港へ向かいますわよ!」



鈴「わたしは泊まっていくからね!」



一夏「えぇー」



鈴「なによ! 文句あるの!?」



千冬姉「大有りだ。呼んでもない人間はさっさと帰れ」



一夏「千冬姉も呼んでねぇーよ」



ラウラ「シャルロット、何をグズグズしているんだ?」



シャル「箒に伝言だよ……できた!」





『 旦那と 赤ん坊は連れて行く。捜すな』





おわり。元ネタは赤ちゃん泥棒って映画ね

興味あれば見てください






91 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] : 投稿日:ID:pVZ/1Gvk0 [7/7回(PC)] セシリアぺろぺろ…

乙!
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