FC2ブログ

ドラッグ オン ドラグーン3 討鬼伝

律「澪~おなか痛いよお…」



1
以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします2010/11/26(金) 12:26:48.66 ID:UrhSGpQ0
澪「そうか」

律「澪しゃん、つめたいっ」

澪「はいはい」

元スレ:ttp://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1294/12949/1294928097.html

2以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします2010/11/26(金) 12:56:43.34 ID:UrhSGpQ0

律「いだいよぉ…」シクシク



澪「嘘泣きするな」



律「嘘泣きじゃないもん、本当にいたいんだもん」



澪「なんだよ、もう。あの日なのか?」



律「…あの日ってなにさ」



澪「ごめん、律にはわかんなかったよね」



律「ばっ、ばかにするな!」



律「ていうかあの日じゃないし!」


3 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします2010/11/26(金) 13:03:55.11 ID:UrhSGpQ0

律「澪がお腹さすってくんないと治んないかも」



澪「はいはい」ポンポン



律「………………」



澪「……」サスサス



律「……」



律「もっとやさしく」



澪「やさしくしてるだろ」サスサス



律「もっとちゃんと気持ちこめてくれないとやだあ!」



澪「はいはい」サスサス

4 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします2010/11/26(金) 13:06:31.01 ID:UrhSGpQ0

律「……それ」



澪「なんだよ」サスサス



律「その『はいはい』ってやつ!全然やさしくないよ!」



律「澪のばか!冷血人間!」



澪「もうやめていい?」



律「あっ、うそうそごめん」


8 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします2010/11/26(金) 17:59:39.69 ID:UrhSGpQ0

律「……」



澪「……」サスサス



律「……いたいよぉ」



澪「よしよし」サスサス



律「みーおー」



澪「なんだよ」サスサス



律「のどが乾きました」



澪「勝手に水でも飲めばいいだろ」



律「なんか飲んだらもっとお腹痛くなりそう」



澪「じゃあ飲むな」



律「みーおー」


9 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします2010/11/26(金) 18:16:20.21 ID:UrhSGpQ0





澪「うるさいなあ」



澪「ていうかなんでお腹痛くなったんだ」



律「撫でるの止まってるよ、澪?」



澪「」イラッ



澪「……」サスサス



澪「うんこ?」



律「澪はきたないな……」



澪「便秘?」サスサス



律「そんな質問には答えられないぜ」



澪「(下痢なのかな?)」サスサス

10 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします2010/11/26(金) 18:16:59.39 ID:UrhSGpQ0



律「お腹痛いときってさあ、信心深くならない?」



澪「親友が突然なにをいいだしたのかわからない」サスサス



律「神さま助けてっていう」



律「もう悪いことしないからこの腹痛をとめてって」



律「思わず神にすがりたくなるほどの絶望感というか」



澪「……」サスサス



律「そんな『ハア?』っていうような表情しなくても」



澪「ハア?」



律「口で言われた」

11 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/26(金) 18:21:15.83 ID:UrhSGpQ0



律「澪は痛いの苦手だからわかってくれると思っていたのに」



澪「私は律みたいに便秘じゃないからその気持ちはわからないな」サスサス



律「」



律「べ、便秘じゃねえし!」



澪「じゃあ今朝はうんこしてきたのか」サスサス



律「ハア!?」



澪「出なかったの?」サスサス



律「なんでそんなこと聞くんだよ、変態」



澪「自分で便秘じゃないって言ったんじゃないか」



澪「ということはイコールでうんこしてきたということだろ。同じじゃん」



律「同じ……いや、違う、絶対におかしい」

12以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/26(金) 18:27:30.42 ID:UrhSGpQ0



澪「同じだろ」



律「じゃあさ、澪は今日うんこしてきたって訊かれても困ら」



澪「私は今日してきたよ」



律「」



澪「快便だった」サスサス



律「いやいや、当たり前のようにさするのを再開するな!おかしいだろ!」



澪「は?」サスサス



律「澪はおかしいよ……」



澪「あのな、律。私やお前だけじゃない、唯やムギだってうんこはするんだ」サスサス



律「知ってるよ」



澪「だから何もおかしいことはない」サスサス



律「おかしいよ!」

13 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/26(金) 18:49:46.70 ID:UrhSGpQ0



律「普通そういう話は人前でしない」



澪「あのな、律。私は律のこと大切な仲間だと思ってる。

だからそういう隠し事とかはしたくないんだ」サスサス



律「私はたとえ大事な仲間が相手でも赤裸々にそんな話はしたくないな」



澪「……残念だ」サスサス



律「私も残念だわ。なんだか澪のことがよくわからなくなったよ」



澪「唯とは普通にこういう話するんだけどな」サスサス



律「いや……唯だからだろ……」



澪「ムギともするぞ?」サスサス



律「ええー」

14以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/26(金) 18:57:28.96 ID:UrhSGpQ0

澪「おいおい、軽音部のメンバーはこういう話はよくしてるぞ」サスサス



律「知りたくなかった。……梓ともしてるのか?」



澪「梓は何故か赤面して俯いてた」サスサス



律「それが普通の反応だ」



澪「なんかあの時悪いことしちゃったな。しつこく訊いたりして」サスサス



律「ちゃんと反省しろよ……」



澪「思えばあの時、便秘だったのかな」サスサス



律「おい、やめろ」

15 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/26(金) 19:05:47.57 ID:UrhSGpQ0



澪「和はさ」サスサス



律「ん?」



澪「だいたい腸の調子はいいんだけど、テスト前とかで緊張すると下痢するんだって」サスサス



律「おいやめろ」



澪「それ聞いて、なんか意外だなって思ってさ。和みたいな人でも緊張したりするんだな……って」サスサス



律「私はお前の先ほどからの発言が意外でならないよ」



澪「和のお陰で私の上がり症も一つの個性なのかなって思えるようになったんだ」サスサス



律「澪は個性的だよ」

16 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/26(金) 19:13:25.94 ID:UrhSGpQ0

澪「そ、そうかな」サスサス



律「うん」



澪「私は律の方が個性的だと思う」サスサス



律「その意見には絶対賛成できないよ」



澪「律はいつも元気でさ、常識にとらわれないというか、破天荒というか」サスサス



澪「うちのバンドって、みんなどこかおかしいだろ」サスサス



澪「これは正直な話、あいつらがまとまってられるのは、律の個性がみんなを引っ張って行ってるからなんだと思う」サスサス



律「澪……」



澪「そんな元気な律が」



律「言っとくけどうんこの話につなげたら殴るからな」



澪「………」サスサス



律「図星かよ」

17 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/26(金) 19:26:26.32 ID:UrhSGpQ0

律「いいかげんうんこの話やめようよ」



澪「律が初めにしてきたんだろ」サスサス



律「して……ええ!?してねえよ!」



澪「お腹が痛いとか」サスサス



律「うんこの話では断じてない」



澪「律、もうお腹大丈夫か?」



律「え。あ、えー」



澪「どうだ」



律「もうちょっと大丈夫じゃないかも」



澪「そうか」



律「さすって」



澪「ん」サスサスサスサス



律「……」

18 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/26(金) 21:56:23.75 ID:UrhSGpQ0

澪「女子高生ってさ、なんで休み時間みんなでトイレに行くのかな」サスサス



律「やめろってそういう話」



澪「なんでかな」



律「…そりゃ、駄弁ったりするためじゃないの」



澪「会話するだけなら教室でもいいだろ。何故あえて暗くてジメジメしたトイレに行くのか」サスサス



律「さあ」



澪「もしかして変態なんじゃないか」サスサス



律「澪がな」

20 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/26(金) 22:40:34.71 ID:UrhSGpQ0

澪「うんこしにくいんだよ、用もない人がトイレにいるとさ…」サスサス



律「ああ、そう…」



澪「でもさ、隣の個室の人が自分と同じタイミングでうんこしてる時もなんかへんな気分になるんだよな」サスサス



律「やめようよ」



澪「そういえば、さっきの『駄弁ったり』ってだいべ」



律「次うんこの話したら罰ゲームな」



澪「……フン」サスサス



律「(なんだこいつ)」

21 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/26(金) 22:48:28.11 ID:UrhSGpQ0





律「みーお?」



澪「…………」サスサス



律「…………」



澪「…………」サスサス



律「澪ってば」



澪「なに」サスサス



律「なんで返事してくれないんだよお」



澪「律が黙ってろって言った…」サスサス



律「変な話題封じられたら喋れないのかよ」



澪「うん」サスサス

22 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/26(金) 22:53:04.67 ID:UrhSGpQ0

律「うん、じゃねえ!」



澪「あ、いまの『うん』は別にうんことかけたわけじゃないよ」サスサス



律「」



澪「偶然って怖いよな」サスサス



律「怖いのはお前だ。しつこい、しつこすぎる」

23 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/26(金) 22:59:30.87 ID:UrhSGpQ0

律「ていうか罰ゲームな」



澪「えー」サスサス



律「さっき言っただろ」



澪「罰ゲームするのはいいけどさあ……」サスサス



律「なんだよ」



澪「この流れで律が罰ゲーム受けるってなんかおかしくないか」サスサス



律「当たり前だろ!受けるの私じゃないよ、澪だよ!」



澪「なにそれこわい」サスサス



律「なに意外そうな顔してんだよ!」

24 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/26(金) 23:10:37.18 ID:UrhSGpQ0

律「よし、罰ゲーム決めた。お前、梓に電話しろ」



澪「それ罰ゲームなのか」サスサス



律「『お嬢さん、今どんなパンツ履いてるの?』って訊け」



澪「うわ……変態だな」サスサス



律「このくらいしないと罰ゲームにならないだろ」



澪「律は発想が下品だぞ」サスサス



律「お前にだけは言われたくない」

25 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/26(金) 23:20:02.42 ID:UrhSGpQ0

澪「じゃあ電話するぞ」ピッピッピ



律「スピーカーモードにしとけよ。私も聞きたいから」



プルルルルルルルルル



澪「考えてみたらこれ梓に対してもセクハラになるんじゃないか」



律「なるな」



プルルルルル…ガチャ



梓『はい、もしもし』



澪「…………」



律「…………」ドキドキ



梓『もしもし、澪先輩?』



律「ほらっ、早く言えよ」ボソッ



澪「ああ、うん。ごめん梓、急に電話して」



梓『いえ、全然構いませんよ』



澪「ちょっと聞きたいことがあるんだけど、いいかな」



梓『はい』



澪「梓、今パンツ履いてる?」



律「みおしゃん!?」

26 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/26(金) 23:27:23.57 ID:UrhSGpQ0

梓『な、なに言ってるんですか!?』



澪「いや、今パンツ履いてるかどうか」



律「澪、澪、澪、澪、澪」



澪「うるさいな律、今電話してるんだから静かにしてろ」



律「今の訊き方じゃ意味が違っちゃうだろ!」



梓『み、澪先輩?』



澪「梓、答えられなかったら無理にとは言わない」



律「パンツは履いてるに決まってるだろ!なにマジ顔で訊いてんだ」



梓『……その声、律先輩ですか?』

27 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/27(土) 00:28:54.18 ID:SJXiXSw0

澪「うん、律もいるよ」



澪「ごめん、変な電話して。律がかけろっていうから」



梓『はあ……なんとなくわかりました』



澪「なんか罰ゲームとかいって、律が、無理やり、変なこと言わせて……」



律「みおしゃん、みおしゃん!」



澪「ごめん、梓……」



律「みおしゃん!」



梓『いえ、いいんです。気にしてませんから。律先輩が悪いんですし』



澪「本当にごめんな。じゃあまた」ピッ



律「切るな!私が誤解されてんじゃん!」



澪「律の言う通りにしただけじゃん」プンプン



律「わざとだよな、わざとだよな?」

29 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/27(土) 23:17:03.44 ID:eCdG4Sk0

澪「ひどいよ律……あんな電話かけさせて…怒るんだもん」グスッ



律「あそこまでやれとは言ってねえよ!」



律「違う……もっとネタ的なかわいい悪戯のはずだろ…」



澪「クスン…」



律「質問が微妙に違うし、なんであんな堂々としてんだよ…もっと照れるだろ、普通…

どっちかというと私に対して罰ゲームみたいになってんじゃねえか」



澪「ひっく…ぐす、ぐす」



律「……なんでそんな泣いてんだよ…。本気で怒ってるわけじゃないからもういいよ」



澪「ぐすん…くす、くすくすくすくす……律おもしろい」



律「馬鹿にしてんのか」

30 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/27(土) 23:26:36.05 ID:eCdG4Sk0

澪「だいたいさっきの罰ゲームは上がり症の私には難易度高いよ」



律「なんでだよ。そこまで難しくないだろ。電話かけて相手が出たら『お嬢さん、今どんなパンツ履いてるの』って訊く、簡単だろ」



澪「いや、最初のダイヤル回してる時点で緊張がピークに達してダメだった」



律「ダイヤルなんか回してねえよ!サザエさんちの電話かよお前の携帯は!」



澪「くすくす。サザエさんちの電話って、うふふ。そんな突っ込み、あはははは」



律「笑うな」



澪「ぐすん……」



律「泣くなあ!」



澪「そこまで言うなら律が試しにやってみなよ」



律「急に泣きやむなよ」

31 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/27(土) 23:39:12.37 ID:eCdG4Sk0



プルルルルルル



律「(そんでいつの間にか私が電話かけることになってるし。おかしーし…)」



プルル…ガチャ



和『はい、真鍋です』



律「(携帯なのに自分の名字を言うのか)…うへへへへ、お嬢さん」←声変えてる



澪「ああ、変態みたいな声だ」



和『はい?』



律「お嬢さん、今どんな色のパンツ履いてるの?」



和『…はあ?』



律「うへへへへ(…うー、けっこう恥ずかしいな)」



和『今は黒のデニムですけど。それが何か』



律「えっ」



和『用がないなら切りますね』ピッ



ツーツーツー



澪「どうだった、律」



律「いや、よくわからなかった」

32 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/27(土) 23:46:12.32 ID:eCdG4Sk0

澪「えらそうに言っておいて律もちゃんとできなかったんじゃないか」



律「うん、ごめん…」



澪「まったく。最低だな、律は」



律「ごめんね…でも澪の罰ゲームだし。本来は澪の恥ずかしがるところを見たかっただけというか、私がやるのはちょっと違うと思うし…」



澪「そうやって言い訳して。しかも私のことを恥ずかしがらせたいとか、最低の上に変態だ」



律「ごめん………………」



澪「まったく。[ピーーー]ばいいのに」



律「澪、ほんとは私のこと嫌いなの?」

33 :おっとやっちまった[sage]:2010/11/27(土) 23:54:01.33 ID:eCdG4Sk0

澪「ところでおなかの具合はもういいのか」



律「心が痛んだおかげで余計痛くなった気がする」



澪「そっか。心は大事にした方がいいぞ」



律「うん。痛んだのは澪のせいだがな」



澪「そうなんだ、じゃあもうさするのはやめるね」



律「いや。もっと撫でてもらわないと困る」

34 :おっとやっちまった[sage]:2010/11/27(土) 23:59:09.75 ID:eCdG4Sk0

澪「もう腕が疲れたからいやだよ」



律「澪のせいで悪化したんだ。だから澪が治して。いいから、いいから座れよ」



澪「なんだよ」



律「こうして私が澪の前に座って……澪は後ろから手をさすってくれ」



澪「暑苦しい体勢だな」サスサス



律「こうすれば痛みがおさまる気がする」



澪「はいはい」サスサス

35 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/28(日) 00:05:28.90 ID:PeyxmMg0

律「(しまった!)」



律「(この姿勢は、背中におっぱいが当たる。むしろあたり過ぎてる)」



律「(やめとけばよかった)」



澪「どう?」サスサス



律「!? や、やわらかいです!」



澪「は?」サスサス



律「じゃなくて、腹か…ちょっと楽になってる気がする」



澪「そっか」サスサス



律「うん」



律「(しかしこいつおっぱいが当たってるの気にしてないのか)」



律「(巨乳過ぎて鈍感なのかな)」



律「(なんかむかつく)」

36 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/28(日) 00:11:36.11 ID:PeyxmMg0

澪「そこの漫画とって」サスサス



律「ん。…これ?」



澪「違う、そっちの脱皮したヤモリの抜け殻みたいなカバーのやつ」サスサス



律「そんな特殊な色知らねえよ。これか?」



澪「ありがとう。ヤモリの抜け殻って言葉、新しい詞に使えないかな」サスサス



律「やめてくれ」

37 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/28(日) 00:33:48.12 ID:PeyxmMg0

澪「なんか片手だと読みにくい」サスサス



律「そうか」



澪「もうちょっと、こうして…」サスサス



律「私、じゃま?」



澪「いいよ、仕方ない」サスサス



律「澪、あんまり動かないでほしい」



澪「もう少しで読みやすいベストポジションが見つかりそうなんだ」サスサス



律「(おっぱい当たってるんだよ)」

38 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/28(日) 00:36:54.83 ID:PeyxmMg0

澪「だめだ。律が代わりに持って」サスサス



律「わかった。こう?」



澪「うん、よく見える。ついでに音読して」サスサス



律「なんでだよ」



澪「ちょっと距離があって小さい字が見えないんだ。さすってあげてるんだからそのくらいいいだろ」



律「いいけど。そんなに目悪かったっけ」



澪「そのページから。ちゃんと感情こめて読んでくれよ」サスサス

39 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/28(日) 00:47:22.25 ID:PeyxmMg0

律「……んっ、ん、あ、あ、あん…入口がキュッと締って、中はツルツル…それでいて…」



澪「もっとリアルな感情を込めて」サスサス



律「なんでエロ漫画なんだよ!!」



澪「ちょっと、そんな台詞はないぞ」サスサス



律「しかもこれ、…ええ!?ちょっと、え!?男同士…!?」



澪「見ればわかるだろ」サスサス



律「見たくなかった!」



澪「いいから続き読んで」サスサス



律「読まねえよ!ていうかお前はなんでこんなの持ってんだ」



澪「作詞の参考になるかと思って」サスサス



律「絶対に参考にするなよ」



澪「ちなみにふわふわ時間とかはこの漫画をもとにイメージをふくらませたんだ」サスサス



律「しちゃってた」

40 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/28(日) 00:55:35.72 ID:PeyxmMg0

律「最悪だ…大切なバンドの曲がエロ漫画を参考にしてたなんて」



澪「BLはエロ漫画じゃない、文学だ」サスサス



律「すげえどうでもいい」



澪「いいから続き、早く」サスサス



律「もう二度と読まない」



澪「ええー……」サスサス



律「そんなガッカリされると私もがっかりだよ」



澪「ちぇっ、もう少しで律の口から『チンコ』って言葉が聞けたのに」サスサス



律「おかしーし」

41 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/28(日) 01:16:00.31 ID:PeyxmMg0





♪please don't say "you are lazy" ダッテホントウハcrazy



律「電話だ」



澪「律の携帯にも電話ってかかってくるのか…不思議だな」サスサス



律「私にも友達ぐらいいるわい。キョトンとした顔するな」



唯『もしもしりっちゃーん?』



律「おー、唯。なんだー」



唯『よかった、りっちゃーんなんだね!』



律「りっちゃーんではないが私だぜ、りっちゃんだぜ」



唯『りっちゃーん!』



律「ゆいー!」



唯『りっちゃーーーーーーん!』



律「ゆいーーーーー!……なんの用だよ」



唯『あれ?なんだっけ?りっちゃーん、知らない?』



律「しらん!」



澪「もしかしてうんこの話じゃないのか」



律「うるさい澪は黙ってろ」

42 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/28(日) 01:19:05.85 ID:PeyxmMg0

唯『およ?澪ちゃんもいるの?りっちゃん今どこ?』



律「澪の家」



唯『はっはーん、さてはりっちゃん!』



律「な、なんだよ」



唯『えっちなことをしてますな!』



律「してねえよ!」



澪「なに?えっちな話?」サスサス



律「澪は黙ってろって」

43 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/28(日) 01:29:25.67 ID:PeyxmMg0

唯『あ、そうだりっちゃん。ぶたと牛さんどっちが好き?お肉』



律「んー?私は豚派かな。キャベツともよく合うし」



唯『なるほどなるほど…、あ、澪ちゃんいるなら澪ちゃんにも替って』



律「なんだなんだ。唯が替れってさ」



澪「ん。もしもし、唯?」サスサス



唯『私です!澪ちゃんは豚と牛さんどっちが好きかな』



澪「私は牛肉」



唯『そっかー、なるほどー。ところで澪ちゃん、今暇?』



澪「今ちょっと忙しいかな」サスサス



唯『おお、そうでしたか』



澪「うん。ちょっと今は律の下腹部をなでるのに忙しい」サスサス



唯『へ?』



律「うおおおおおおおおおい!」

44 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/28(日) 01:36:12.61 ID:PeyxmMg0

澪「律のね、下腹部を私の左手でさわってるんだ」サスサス



律「なんでそんな誤解を与える言い回しをするんだ!」



澪「あっ、誤解するなよ唯。律がしてくれってねだるからやってるだけだからな」サスサス



律「その誤解じゃない!」



唯『そ、そうなんだ』



澪「あと律が私の胸を触ってる」サスサス



唯『み、みおちゃんの胸を……』



律「たまたま背中が当たってるだけだ!ていうか意識してたのかよ!」

45 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/28(日) 01:43:35.77 ID:PeyxmMg0

唯『その、よかったね…?』



澪「うん、律もさっきちょっと喘いでた」サスサス



律「喘いでねえ、漫画の台詞だあ!無視すんな、おい、いいから、もう手をどけろ、撫でなくていい!」



澪「唯がもう一度替ってって」



律「もしもし唯!?さっきのは違うからな!そういうんじゃないし!」



唯『………………………………………うん、わかってる。りっちゃん、ごめん、いいところで電話しちゃって。まさか本当に…』



律「絶対わかってねえ!大丈夫だから、全然そんな電話して気まずいタイミングとかじゃないから!」



唯『うん、うん』



律「その『分かった分かった』みたいな反応やめろ!」

46 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/28(日) 01:50:17.26 ID:PeyxmMg0

唯『それでね、りっちゃん。し終わったらでいいんだけど、もしよかったら家にこれない?』



律「し終わったらとかいうな。何もしてないから」



唯『あのね。今日は鍋にしようと思ってそれでお肉は豚と牛とどっちがいいかなと思って聞いてたんだ。

投票の結果、すき焼き鍋に決まりました!』



律「おお、全然忙しくないからすぐ行くぞー。なにもしてなかったからな」



唯『あはは。そういうことだから澪ちゃんにもよろしくね』



律「おー」



唯『それとね、憂がお二人ともお幸せにって』



律「ちょっと待て!……切れた」

47 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/28(日) 02:19:50.28 ID:PeyxmMg0





律「大変な誤解をされた」



澪「唯だから大丈夫だろ」



律「憂ちゃんにもなんか言われたよ!」



澪「なにもなかったことにしようよ」



律「私も出来ればそうしたいが」

48 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/28(日) 02:25:33.49 ID:PeyxmMg0

澪「律、おなか。もういいのか」



律「………なんかもう大丈夫」



澪「じゃあ唯ん家行こう」



律「おう……」



澪「どうした律?」



律「んー?」



澪「なんか元気なくないか」



律「何でもないよお……(お前のせいだ)」

49 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/28(日) 02:30:41.29 ID:PeyxmMg0

澪「なんか唯ん家でいつもごちそうになって悪いよな」



律「そうだなあ」



澪「憂ちゃんって料理うまくてうらやましいな」



律「りっちゃんが料理教えてやろうか」



澪「律の教え方は下手そうだから、いい」



律「なんだと!」



澪「怒るなよ。……なあ、私みたいな巨乳が牛肉が好きとか言って変に思われない?」



律「…意味がわかりませんが澪ちゃんの頭は変ですわよ」



澪「私のおっぱい気持ちよかった」



律「さっきから何を狙ってるの?」

50 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/28(日) 02:38:13.05 ID:PeyxmMg0

律「自分で巨乳とか…」



澪「心配しなくとも律もそのうち私みたいなおっぱいになるよ」



律「とりあえず今の澪みたいにはなりたくない」



澪「意地っ張り」



律「唯の家着く前にそのキャラ元に戻しとけよ?」



澪「律がいいなら、今度は胸も揉んであげるよ」



律「もうやだ!」

51 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/28(日) 02:42:11.26 ID:PeyxmMg0

澪「なんだよ、大きな声だして」



律「こんなの澪じゃなーいー!!私の澪はおっぱいとか言わないもん!」



澪「ばか、声がでかいぞ。恥ずかしくないのか」



律「…いいよ、もう。澪のばか」



澪「どうしたんだよ」



律「いいから先行ってって。行って。私はちょっと用があるから」



澪「……律」



律「行けって」



澪「うんこ?」



律「はよ行けえ!」

52 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/28(日) 02:45:14.51 ID:PeyxmMg0

澪「分かった。じゃあ本当に先に行くからな」



律「行け行け」



澪「早く来ないと全部食べちゃうぞ。…じゃあな」



律「………………」



律「………………」



律「………………」



律「………………」ガサゴソ



律「………………」ピッピッ



プルルルルルル



律「……もしもし、ムギ?」

53 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします[sage]:2010/11/28(日) 02:54:07.00 ID:PeyxmMg0

律「あのさ、ムギの言う通りにしてみたんだけど。あの変な作戦」



律「なんかホントにおなか痛くなった気がする」



律「いや、あんまりうまくいかなかったというか……」



律「…………わかんない」



律「なんか澪が変になった。いつも二人でいるときにちょっとキャラ変わることはあったけど、今日のはなんか…」



律「ばっか、ノロケてない!そうじゃない!」



律「わーらーうーなー!」



律「やっぱ失敗かなあ……うん。いや、別に」



律「澪はよくわかんないよ。なんかよくわかんなくなった。なんであんなやつ……」



律「んん?……それよりさ、ムギも来るんだろ?唯の家」



律「うん。うん。じゃあまたな。………………サンキュ」



ピッ



律「………………」



律「………………」サスサス



律「………………おなか熱い」





おしまい




69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2011/03/20(日) 17:48:55.18 ID:XLIL10Lmo









澪「そして、時は流れ22世紀…」



律「そんなに経ってねえよ」








70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/03/20(日) 17:53:20.17 ID:XLIL10Lmo



澪「先週のすき焼きおいしかったね」



律「うん。そうだなー」



澪「まさか最終的に鍋にマシュマロとうどんが投下されるとは思わなかったけどな」



律「まじでかんべんしてほしい」



澪「そういえばそれで思い出したんだけどさ」



律「なんだ?」



澪「勃起したペニスってさ」



律「いきなり最悪の話題ですね!」

71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/03/20(日) 17:54:30.14 ID:XLIL10Lmo



澪「そうかな。それでペニスなんだけどさ」



律「続けようとしてんじゃねえよ」



澪「ちんちん」



律「ちょっと可愛く言い換えても同じだから」



澪「勃起したちんちんってさ、折れて怪我することがあるんだって」



律「おい!その話やめろ!無視すんな、みおしゃん!」



澪「どう思う」



律「……いや、そりゃ痛そうだな」



澪「股のとこ『ひゅんっ』てなるよな。ちんちんないけど」



律「なるな。ないけど」



澪「ほんとに……私、痛い話とか苦手なんだ。こういう話やめないか、ほんと……」



律「この話はじめたの私じゃないし!」

72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/03/20(日) 17:55:12.97 ID:XLIL10Lmo



澪「そうかな。」



律「いや、そうかな。じゃないだろ。確実に犯人は澪だよ」



澪「まあ話はこれからだ、そのペニスが折れるってことなんだけど」



律「……あの、続けるんですかその話?」



澪「ペニスには」



律「わかった。澪がどうしてもその話を聞かせたいなら無理には止めない!

だから、せめてペニスって言うのだけでもやめてくれないか」



澪「ちんちんには」



律「……うん」



澪「ちんちんには骨がないってことは律もよく知ってるだろう」



律「知らん知らん」



澪「なのにそのペニスが折れることは『骨折』って呼ぶらしいよ。変だよな、骨なんてないのに」



律「またペニスって言っちゃったよ!」

73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/03/20(日) 17:56:35.95 ID:XLIL10Lmo



澪「話が学術的な内容にさしかかったから仕方ない」



律「ていうか澪、そんな話がしたかったの?」



澪「うん。満足だ」



律「そもそもそれが先週のすき焼きの話と、どうつながってるんだよ」



澪「それはまあ、すき焼きだけに、ちんちん ってことだよ」



律「……」



澪「……」



律「全然関係ねえよ!」



澪「ふふっ、反応遅くない?」



律「何が『すき焼きだけに』だよ。全然関係ないのに、『どう関係してるんだ』とかちょっと考えちゃったじゃん」



澪「何を考えちゃったの? ちんちんのことを?」



律「無理やり私にちんちんって言わせようとするな」



澪「…言ってるよ、律」



律「あっ」

74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage sage]:2011/03/20(日) 18:22:36.95 ID:XLIL10Lmo





~律「澪~おなか痛いよお…」 第二部~





澪「さよなら、りっちゃん」








75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage sage]:2011/03/20(日) 20:41:55.50 ID:XLIL10Lmo

澪「と、言うわけで今日は律のお家にやってきました」



律「なんだいやぶから棒に。誰に言ってんの?」



澪「段取り的なやつだよ」



律「どゆこと?」



澪「まあまあ、そういうわけなんだ」



律「どういうことだ」

76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage sage]:2011/03/20(日) 20:42:26.53 ID:XLIL10Lmo

澪「なんで私たち、いつも休みの日になると集まるんだろうな」



律「そんなにいつも集まってるかあ?」



澪「だいたいいつもじゃないか。一年間に400日くらい集まってる気がするぞ、感覚的には」



律「それ一年越えてるから」



澪「感覚的には」



律「ああ、感覚ね」



澪「私の第六感がそう告げるんだ」



律「それは超感覚だ」



澪「そうかな」



律「そうだよ」

77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage sage]:2011/03/20(日) 20:53:55.40 ID:XLIL10Lmo

澪「考えてみれば毎日学校で会ってるんだから、休みの日まで会う必要ないかもしれないな」



律「そうかな」



澪「そうかもしれない」



律「そんなさみしいこというなよ、澪」



澪「そもそも私はどうしてこんなところに居るんだろう」



律「私の部屋をこんなとこ呼ばわりですか」



澪「そもそも、ここはどこだ?」



律「私の部屋だよ」



澪「わたしはだれ……?」



律「みおしゃん、大丈夫か」



澪「澪……お前は澪っていうのか?」



律「私じゃないよ!澪はお前だよ!」



澪「私が澪だったらお前は誰なんだよ」



律「律だよ!りっちゃんだよ!」

78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage sage]:2011/03/20(日) 21:05:46.92 ID:XLIL10Lmo

澪「なんだ、りっちゃんか」



律「りつだよ」



澪「じゃあ、ここは私の部屋だな」



律「私の部屋だよ!」



澪「なんで?」



律「ここは私の家だから」



澪「なんで律の家なの?」



律「お父さんとお母さんが土地買ってここに家建てたから」



澪「私のお父さんとお母さんが?」



律「私のお父さんとお母さんがだよ!」



澪「なんで律のお父さんとお母さんは家建てたの?」



律「住みたいから、家に!」



澪「え? なんで家に住みたいの?」



律「何がなんで!?」



澪「大丈夫か、りっちゃん」

79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage sage]:2011/03/20(日) 21:14:50.41 ID:XLIL10Lmo

律「しつこい、納豆のようにしつこい」



澪「まあ、最初からここが律の部屋だってことは分かってたけど」



律「うん、そうだと思ったよ……」



澪「匂いでだいたいの事はわかるから」



律「犬か」



澪「え……澪だけど」



律「知ってるから。『何言ってるのこの子』みたいな目で見ないで」



澪「何言ってるんだこいつ」



律「口で言われた」

80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage sage]:2011/03/20(日) 21:24:29.09 ID:XLIL10Lmo

澪「あのな、私は秋山澪で、秋山澪は人間なんだ。わかる?人間は犬じゃないんだよ?」



律「そんな丁寧に言わなくても分かってるし」



澪「じゃあなんで私のこと犬とか言うんだよー。悪口?」



律「いや、そうじゃなくて」



澪「なんで?」



律「あのな、普通人間は匂いでいろんな物事を判断するんじゃなくて……」



澪「うん」



律「ほら、目で見たりとか、常識とかそういうのから状況を判断するんだよ」



澪「ふーん」



律「澪は犬じゃないよな?」



澪「当たり前だろ何言ってるんだ」



律「うん。でも、においかいで『ここは律の部屋だ』と判断するなんて、

人間の言葉としてはおかしいなあ、まるで犬みたいだなあ、っておかしかったから『犬か』と言ったんだ」



澪「うん。だけど、そこまで丁寧に説明されないでも分かってたよ」



律「なら説明させるな」

81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage sage]:2011/04/03(日) 23:52:15.72 ID:0tC5oFU/o

澪「で、なんでそもそもこんなとこにいるんだっけ」



律「あの、澪ちゃんぼけちゃったの?」



澪「帰るか」



律「ごめんなさい!帰らないでください!」



澪「で、なんでそもそもこんなとこにいるんだっけ」



律「……私が呼んだからです」



澪「なんで?」



律「宿題手伝ってください!」

82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage sage]:2011/04/03(日) 23:58:29.50 ID:0tC5oFU/o

澪「イヤ」



律「うわーお即答」



澪「第二部完だな」



律「そんなこと言われても困りますし」



澪「こないだも宿題見せたばっかじゃないか。たまには自分の力でやらないとだめだ」



律「そんなこと言わずに、ね、おねがい澪様!」



澪「だめだだめ!」



律「なんでだよー、いいじゃんか教えてくれるくらいさー……」



澪「律が一人で宿題解けるようになってくれないと私が安心して未来に帰れないんだよ」



律「[たぬき]か」

84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage sage]:2011/04/04(月) 00:06:10.26 ID:oDZyOAa0o

澪「律こそのび太じゃないか」



律「う…言い返せない」



澪「宿題はやらないし、だらだらしてるし」



律「はい…」



澪「人に頼ってばかりだし」



律「ごめんなさい…」



澪「すぐ泣くし」



律「な、泣きはしねーし」



澪「泣きつけば助けてもらえると思ってる節があるし」



律「……ごめんなさい」



澪「しょっちゅうお風呂覗くし」



律「それはしたことねえよ!」

85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage sage]:2011/04/04(月) 00:23:30.52 ID:oDZyOAa0o

律「たのむ!ほんっとーにおねがい!勉強みてくれるだけでいいから!」



澪「……答えは教えないからな」



律「うん、それでいいよ」



澪「わかった。ちゃんと律が自分でやるって言うなら、手伝うよ」



律「ありがとー澪!心の友よ!」ぎゅー



澪「ジャイアンか」



律「へへ」てれてれ



澪「もう、特別だからな。

ほんとはこの時代の人間に勉強教えるなんて時航法違反でタイムパトロールになに言われるかわからないんだから……」



律「澪こそ何世紀の人間なの?」

86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage sage]:2011/04/04(月) 00:43:05.34 ID:oDZyOAa0o





律「んじゃ、私飲み物とってくるからここ座っててー」



澪「おかまいなく」



律「ジュースでいいよね?」



澪「ああ。ついでに氷も入れてくれ」



律「ほいさ」



澪「コップは透明なのがいいな」



律「はいはい」



澪「ストローもあったら欲しいな」



律「注文多くね?」



澪「┣¨┣¨┣¨┣¨ド」



律「!?」



澪「海藤」



律「……あ、ああ!ごめん、そのボケわかりにくい」



澪「ぐすっ」



律「泣くな」

88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/04/04(月) 01:02:40.57 ID:oDZyOAa0o

律「えっと、じゃあ氷とストローと透明なコップだな」



澪「うん」



律「少々お待ちをご主人様ー♪」



澪「なんだよ、それ」



律「メイドさん」



澪「……ふっ」



律「なんだよー、悪いかよー」



澪「べつになんでもない。それじゃよろしく頼むよ、下僕」



律「ごめんそんなニュアンスじゃない」

89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/04/04(月) 01:07:25.79 ID:oDZyOAa0o

律「へへへ、上手くいったな」テテテー



律「これでこれから数時間理由付きで澪と一緒にいられるぜ、へへ」



律「まあ勉強しなくちゃいけないのがあれだけど」





りっちゃん



律「えーっと、コップ、コップっと」



律「これでいいかな」                              りっちゃん



律「……」キョロキョロ



律「きのせいか……?」





律「!?」





律「いきなり目の前にムギの姿と声が……!?」



律「こ、これはきっと気のせいだ……ちょっと疲れてるだけだよな」

92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/04/04(月) 01:25:56.26 ID:oDZyOAa0o

            ,    ´ ̄ ̄



/                 \

.     /  ,  /             ヽ

/     /|    |    l      ',  ヽ

.     ′ /  /  |     |    |     i   ,    「もー、りっちゃんったら」

|  ′ ィニ |  :|    |    |     |   i

|  i  /   八  lヽ   |ニゝ |     |   |    「夢じゃありませんよー」

|  | ′   \|  \|ヽ    |     |   |

|  ヽ| ィえx        ∨ :|     |   |     「失礼しちゃう、ぷんぷん!」

|  ∧ {xイi}    ィえミx∨ |     |   /

',   l ゞZリ     {xイ} 》∨   /   |  ′

'    | :::::::      ゞZリ  }   ′  |  ′

V  :l   '     ::::::::::  / /    ,  {

|  ヽ   、_,      //'   / 八

|   |\         イ /   /   \

|   |  丶 __ .. ≦ _l/   ∧  、   ヽ

|   |  r:ハ    //    ハ_ ヽ \  ハ

_j   |イ:./ \ / /    /}:.:.:.>:....、ヽ   }

/:.:.:. |    |/:.:|   /^iハ ′   /:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、ノ

. /:.:.:.:.:.:.:|   /:.:.:.{ / /|ヽ∨   /:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\

{:.:.:.:.:.:.:. !  /:.:.:.:.:.∨ ' l /   /:.:.:. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}





律「ああ……会話が成立してるよ……」



律「ていうか『ぷんぷん!』はないだろ、ムギ」

93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/04/04(月) 01:26:28.17 ID:oDZyOAa0o

            ,    ´ ̄ ̄



/                 \

.     /  ,  /             ヽ

/     /|    |    l      ',  ヽ

.     ′ /  /  |     |    |     i   ,

|  ′ ィニ |  :|    |    |     |   i

|  i  /   八  lヽ   |ニゝ |     |   |       「えへへ」

|  | ′   \|  \|ヽ    |     |   |

|  ヽ| ィえx        ∨ :|     |   |       「今りっちゃんの乙女回路を通じて

|  ∧ {xイi}    ィえミx∨ |     |   /

',   l ゞZリ     {xイ} 》∨   /   |  ′        テレパシーで私の思念と映像を送ってるの」

'    | :::::::      ゞZリ  }   ′  |  ′

V  :l   '     ::::::::::  / /    ,  {

|  ヽ   、_,      //'   / 八

|   |\         イ /   /   \

|   |  丶 __ .. ≦ _l/   ∧  、   ヽ

|   |  r:ハ    //    ハ_ ヽ \  ハ

_j   |イ:./ \ / /    /}:.:.:.>:....、ヽ   }

/:.:.:. |    |/:.:|   /^iハ ′   /:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、ノ

. /:.:.:.:.:.:.:|   /:.:.:.{ / /|ヽ∨   /:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\

{:.:.:.:.:.:.:. !  /:.:.:.:.:.∨ ' l /   /:.:.:. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}





律「乙女回路とかそんなファンシーなパーツ持ってないよ!」



律「テレパシーとかないから!」

94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/04/04(月) 01:27:11.50 ID:oDZyOAa0o

            ,    ´ ̄ ̄



/                 \

.     /  ,  /             ヽ

/     /|    |    l      ',  ヽ

.     ′ /  /  |     |    |     i   ,         「どうしてもみとめたくないなら」

|  ′ ィニ |  :|    |    |     |   i

|  i  /   八  lヽ   |ニゝ |     |   |

|  | ′   \|  \|ヽ    |     |   |         「さいあく、すべて」

|  ヽ| ィえx        ∨ :|     |   |

|  ∧ {xイi}    ィえミx∨ |     |   /

',   l ゞZリ     {xイ} 》∨   /   |  ′         「ちょっと心のバランスを崩した」

'    | :::::::      ゞZリ  }   ′  |  ′

V  :l   '     ::::::::::  / /    ,  {

|  ヽ   、_,      //'   / 八           「りっちゃんの妄想ってことにすればいいと思うの」

|   |\         イ /   /   \

|   |  丶 __ .. ≦ _l/   ∧  、   ヽ

|   |  r:ハ    //    ハ_ ヽ \  ハ

_j   |イ:./ \ / /    /}:.:.:.>:....、ヽ   }

/:.:.:. |    |/:.:|   /^iハ ′   /:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、ノ

. /:.:.:.:.:.:.:|   /:.:.:.{ / /|ヽ∨   /:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\

{:.:.:.:.:.:.:. !  /:.:.:.:.:.∨ ' l /   /:.:.:. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}





律「すみません、テレパシーでいいです」

95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/04/04(月) 01:35:05.19 ID:oDZyOAa0o

            ,    ´ ̄ ̄



/                 \

.     /  ,  /             ヽ

/     /|    |    l      ',  ヽ

.     ′ /  /  |     |    |     i   ,

|  ′ ィニ |  :|    |    |     |   i

|  i  /   八  lヽ   |ニゝ |     |   |

|  | ′   \|  \|ヽ    |     |   |

|  ヽ| ィえx        ∨ :|     |   |      「さっきからりっちゃんの様子を覗いてて

|  ∧ {xイi}    ィえミx∨ |     |   /

',   l ゞZリ     {xイ} 》∨   /   |  ′      ちょっと言いたいことがあるんだ」

'    | :::::::      ゞZリ  }   ′  |  ′

V  :l   '     ::::::::::  / /    ,  {

|  ヽ   、_,      //'   / 八        「私からのちょっとしたアドバイス」

|   |\         イ /   /   \

|   |  丶 __ .. ≦ _l/   ∧  、   ヽ

|   |  r:ハ    //    ハ_ ヽ \  ハ

_j   |イ:./ \ / /    /}:.:.:.>:....、ヽ   }

/:.:.:. |    |/:.:|   /^iハ ′   /:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、ノ

. /:.:.:.:.:.:.:|   /:.:.:.{ / /|ヽ∨   /:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\

{:.:.:.:.:.:.:. !  /:.:.:.:.:.∨ ' l /   /:.:.:. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}





律「え…のぞ…え?」

96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/04/04(月) 01:36:29.49 ID:oDZyOAa0o

           .  ´     `  、

/                `ヽ

.        / / i   ∧ :   、     ヽ

'  '   !  /  ',: .   ヽ       !

.         |  i  | / へ. {\  iヘ ,   |

.        l  |  |'/ ´ ̄`ヽ ヽ 「∨   |

l ハ|  i′ - 、    ノ ', /  |

八 |  |ィニヽ    ,ニ 、∨  '       「生ぬるいっ」

.      /   |  |´ :::::   ,  ⌒ヾ 八/ ,′

.       /  人  |    __  :::: /  /

.     / ,..:':::::::::} |、   ( ノ   /  /

/r.::::::::::::::::八 ヽ: 、     .イ/   ∧

/ /:::, '⌒ヽ__::ハ  V\ フ´!:::::|'  /   、

. / /::ノ     `ヽ}   V 介、|::::::!/ , /..、 ハ

/ /Y   ノ_     }   }/ ハ. |:::〈{  /::::::l/ ノ

「::::ゝイ `ヽ   |  /〃jj l|:::/ノ  !::::::/

_ノ/.:::::{ 、    |' /{ { ハV::/::{  |::::ノ

:::{:::::::::八  l l l ,ハ/::::Vハノイ::::|  V`ヽ

::::::::::::::::ハ. l l l }/:::\l {:::}l::::::::|   } ハ}

ヽ::::::::::::::::、ノ l し'.:::::::::::l.」::j」:::::::j   l,′ノ

/ \:::::::::::::ヽノ、ノ.::::::::::::o:::::::::::::::/  / イ

97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県)[sage]:2011/04/04(月) 03:29:49.73 ID:KnFkBlxlo

生ぬるいっ

:2011/04/25(月) 06:13:15.02 ID:w3ibU1+mo



なんだろうこの独特の空気は

116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/07/24(日) 13:26:19.87 ID:CkLWLiSDo

律「な、生ぬるい?」



,.  -─‐-  . _

,.r:'.´. ノ  、    、rヘ、

/: : : : /  ,/ \ヽ  シ  \

./: : : : : :  |  / .、へヽ    `,   、

/: : l : : : :  | ./ ,_\i ヾ メ / ` ,  ハ

,′: :| : : : : .レ/ヒィ`   ,.i /∠`y  j\

.:: :`::l : : : : .| `  iミ:; ,   .レ 'l"jハ  i    「そうよー、ぬるすぎるのりっちゃん!」

|: : :.、.| : : : :: i  " ´      ピ:; j /

|: : rハ、ヽ: : :: l        `   //     「はっきり言ってぬるすぎるのっ!」

/ j: : トヒj、 : : ::: l           ,´:|

/  l: : : ` λ: : :: i      へ    j :j

. ,i  |:、 : : : :ヽ: : : : i         / /      「たとえるなら、

〈/  ノ: :` : : : :`,: : : :j       ./: : :,;

ヽ /: : : .j: : : : λ::::::|ヽー    .. "::l ::; ,        真夏の盛りにやっとの思いで

./, ,,、 : ソ: : : / ,i : ::l    /: : .λl :; i

/    \,,/ヽj: ::::l\  i:: : :::j ト i  j        飲み干した麦茶があんまり冷えてなかった時のような

ヽ  /:: ::j  ヘノ\/ .|  /

ヽ /: : /∨〃ミ、 ー‐.ヒ  i        ゆるしがたいまでの不快さ……!」

/:: .リ ヾ,-、"ヘ.ヽ  ,. -、 "λ

/,::',  /  `ヽ ヽ ヒ,,´ ヽ´ )     「言語道断なのっ!」

(ルト i  " '  )§ | し  | /

` ー ヽ /`タζ  `マι/ ./..j

/      ヽ  〃  lヽ  ト | |

/        | ヽ/ ゝー‐`メ ./

O/   ヽr ´  o  \





律「言葉は強いがたとえはずいぶん庶民的だな」

117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/07/24(日) 13:27:26.67 ID:CkLWLiSDo

            _∠                    \

.           ´                       ヽ

.         /′          \                  ‘,

.       /  |   l         ヽ      ヽ

|   |   、               |          l

|          \     |  |   │         |

.        | l  ヽ       [.\   |  |   │        |

.       │ |   |-、   l、 |   \  |       |ヽ       │      「もう!」

. '  ルへ.   | ヽ|     \|       | }        '.

.         ヽ八  \     ィy=‐-ミ       |ノ        \     「ちょべりばーっ、て感じ!」

.        ヽ \ \ ,__\   ^'⌒゙^|  /   儿.   j{  \   \

.           \{\ヘy┘    ' ' ' ト /   //    ハヽ.   \    .

’,  ハ,、、 '      |/  /./     _厶=x.\         \

}  人   マ ) /  /./   ...:::´::::::::::::::..ヽ\        ヽ

/   / > .._   /  /  /:::::::::::::::::::::::::::::‘,\     `   .

/   /   x:=え=i  /  ,.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.‘,  丶         \

.           /    { /.:::く::::::::| x~^V:::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::. ',          \ 、ヽ.

{     Y^ヽ:::::__'y-く     ∨:/:::::::::::::::::::::::::::::::::/,       \  \ハノ

.          \   ./⌒「ヽレく \ \   ノ :::::::::::::::::::::::::::::::::::::/// i  ヽ       \  \

\/_´ヾY^ 、`    }イ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::////│    ,       ヽ

{  ヽレ'〉     /::/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::///// |    ′      |、

人 / {      ∧:{:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::////// |    }    j} い



律「その表情の意味は……ああ、チョベリバって使ってみたかったんだな」

118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/07/24(日) 13:28:17.80 ID:CkLWLiSDo



,    ´ ̄ ̄



/                 \

.     /  ,  /             ヽ

/     /|    |    l      ',  ヽ

.     ′ /  /  |     |    |     i   ,

|  ′ ィニ |  :|    |    |     |   i

|  i  /   八  lヽ   |ニゝ |     |   |

|  | ′   \|  \|ヽ    |     |   |

|  ヽ| ィえx        ∨ :|     |   |      「りっちゃん、私、言ったよね

|  ∧ {xイi}    ィえミx∨ |     |   /

',   l ゞZリ     {xイ} 》∨   /   |  ′      澪ちゃんともっと仲良くなるためにはぐいぐい押してくしかないって」

'    | :::::::      ゞZリ  }   ′  |  ′

V  :l   '     ::::::::::  / /    ,  {

|  ヽ   、_,      //'   / 八        「力押しだって!」

|   |\         イ /   /   \

|   |  丶 __ .. ≦ _l/   ∧  、   ヽ

|   |  r:ハ    //    ハ_ ヽ \  ハ     「律攻め澪受けだって!」

_j   |イ:./ \ / /    /}:.:.:.>:....、ヽ   }

/:.:.:. |    |/:.:|   /^iハ ′   /:.:!:.:.:.:.:.:.:.:.:.`ヽ、ノ

. /:.:.:.:.:.:.:|   /:.:.:.{ / /|ヽ∨   /:.:.:|:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:\

{:.:.:.:.:.:.:. !  /:.:.:.:.:.∨ ' l /   /:.:.:. |:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.}





律「いや、あの、でも、その……待て、律攻めってなんだ?」

119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/07/24(日) 13:29:39.73 ID:CkLWLiSDo



イ     /        \        ヽ

/           |      ヽ ヽ      ヘ

i  /      |    |         、       i

|  /    /             ヽ   |    |     「だいたいこの前のお鍋の日だって甘いの…!」

|  /   /  /| :l                 |   . |

|  |    l  / ヽ| ヽ     ∧  \       .i     「おなかぺとぺとされただけで満足する…っ、

|  |    | /  _ _\ |   | _\        |

i  |    / < _ ノ ヽ   iヽ__ヽ       |     甘い…っ、甘過ぎるっ! そんな満足は敗者の道よ!」

.| |    |      _   ヘ  | _   ヘ      ヘ

l |    | ィ==≧`   ヽ |´≦,==ミヽ    ト  ヽ    「もっと…『澪、もっと下もさわって?』

/ i     | 〃 う:::ハ     ` イう:::ハ ヽi/   lノ  \

/  / |  | .i `ゝ ヒ:ソ       辷:つノ 〉   :|     ヽ   『り、りつ、こわいよ……』

/ . ー‐-|  ヽ|                i   :|‐ー‐- 、ノ

´:::::::::::::::|   ∧ 〃〃〃   ′ 〃〃〃 |   l::::::::::::::::::ヽ   『しょうがない、私が澪のをさわってやるよ

i::::::::::::::::::::|    .ヘ               ,|   i::::::::::::::::::::::i

l::::::::::::::::::::::i    |::: 、    f‐_つ     イ |   |::::::::::::::::::::::::|   だいじょうぶ、こわくないから』 『りっ、りつううううっ!』

l::::::::::::::::::::::l     :|::::, >        イ / |  : i::::::::::::::::::::::::l

i::::::::::::::::::::::|ハ   :|::::ヘ   ヽ`  </  / /   /||:::::::::::::::::::::::::|ヘ  こんな感じじゃなくちゃダメなの!いちゃいちゃなの!  

/ :|::::::::::::::::::::::レ |   |:::::ヽ    \ /   / /   /::||::::::::::::::::::::::::.| ヽ

/  |::::::::::::::::::::::::::|   |:::::::::::、  /イ|`\ / /   /:::::||::::::::::::::::::::::::|  ヽ みおみおを攻められるのはりっちゃんだけなの! りっちゃんの代わりはいません!はあうっ!?」





律「わかった。ムギの気持ちはよーくわかったからできたらそういうのは気持ちだけにとどめといてくれ」



紬「…………ごめんなさい、ちょっと興奮しちゃって。以下、映像は省略して琴吹放送をお送りします。

ちょっとお見苦しい感じになっちゃったから」



律「(なんか出たんだな……)」



紬「ともかく!りっちゃんの攻めは甘すぎます!そんなんじゃ澪ちゃん濡れないよ?」



律「テンション下げろ」

120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/07/24(日) 13:30:11.04 ID:CkLWLiSDo

紬「とりあえずセックスすればいいと思うわ」



律「冷静に何言ってるんだお前は」



紬「幸い親もいないことだし、ふふふ、二人きりの家に誘い込んでりっちゃんはなにをするつもりだったのかな~?」



律「宿題だよ」



紬「ぬるい!勉強と澪ちゃんの弾むカラダと、どっちが大事なの!?」



律「待て、根本からいろいろ待って!」

121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/07/24(日) 13:30:43.68 ID:CkLWLiSDo

紬「りっちゃん……照れてる?」



律「照れる暇もないくらいに頭が混乱してるんだけど」



紬「わかりました、じゃあセックスはない方向で手を打ちましょう」



律「セッ…………………………………………………………」



紬「でも私はりっちゃんと澪ちゃんが仲良くなってくれれば、

最終的にりっちゃんが留年しようと問題はないと思うの」



律「私にとっては大問題だし、そんなに成績悪くないし!」



紬「またまたー」



律「使い方おかしい」



紬「ともかくね、りっちゃんの押しが弱すぎるって思うのは本当」



律「……」



紬「このままじゃ、いつまでたってもなにも変わらないよ?」

122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/07/24(日) 13:31:09.43 ID:CkLWLiSDo

紬「触れたいのに触れたくて、もっと深く、奥深くまで知って欲しくて……

それなのに今まで築いてきた二人の日々が前に進むことを妨げるのね……ほぅ」



律「ムギちょっと怖い」



紬「チャンスはいつまでもあるものじゃないのよ?

うかうかしてると誰かに澪ちゃん取られちゃうんだから、たとえば梓ちゃんとかに……」



律「え?なんでそこで梓の名前が…」



紬「実は私ね、梓ちゃんからも相談を受けてるの。澪ちゃんのこと、好きになってしまったって」



律「え!?ま、マジで!?」



紬「嘘なんだけど」



律「ぶつぞ、このやろう」



紬「そういうこともあるかもしれないってこと!だから、今のままで満足しちゃダメ!」

123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/07/24(日) 13:32:10.42 ID:CkLWLiSDo





そのころ、澪



澪「りつ、遅いな……」



澪「りつー?」



澪「……」



澪「ここら辺にスケベな本とかないかな。百合とかBLとか」ガサゴソ



澪「日記帳があった!」



澪「どうしよう、いやでも……」



澪「よし、読もう」



澪「一日しか書いてない……せめて三日ぐらい書けよ」パラパラ

124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/07/24(日) 13:32:40.25 ID:CkLWLiSDo



律「ごめん、待たせたな」ガチャ



澪「おっと。私はなにも隠してないぞ」



律「? はい、これジュース」



澪「うん、さんきゅ……27」



律「(なんかつまんないシャレ言ってる……)」



澪「あれ? ストローは?」



律「それが見つかんなくってさ」



澪「……ぐすっ」



律「え!?泣くの!?」

125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/07/24(日) 13:33:08.42 ID:CkLWLiSDo

澪「す、すとろー……」



律「そんなにストロー欲しかったんですか」



澪「時間かかってるからてっきりストロー探してるんだと思ったのに……」



律「だって見つかんなかったんだもん、しょうがないだろー」



澪「ストローも見つけずにこんなに長い間なにしてたんだ?」



律「(ぐっ……ムギとテレパシーで会話してたとは言えない。確実にりっちゃんが痛い子になってしまう)」



澪「さてはムギが……」



律「えっ!?」



澪「ムギが昨日言ってた便秘解消法をトイレで実践してたな!」



律「またウンコの話か!!」

126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/07/24(日) 13:33:52.55 ID:CkLWLiSDo

澪「どうだった?」



律「この話の流れでそんな『映画どうだった?』みたいな聞き方すんなし!」



澪「出なかったのか……」



律「そもそもしてない!」



澪「ということはつまり、出たか出てないかで言えば出てないんだろ?」



律「えっ……出っ……えっ?」

127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/07/24(日) 13:34:25.65 ID:CkLWLiSDo

澪「それとも出たのか?」



律「いや、だから………」



澪「少なくとも出てはいないんだろ?」



律「………………うん」



澪「律はうんこ出なかったのか」



律「そんなホクホク顔でそんなこと言われても」



澪「ちなみに私は出たぞ。勝ったな」



律「そんな勝負してないし」

138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/09/22(木) 21:31:18.16 ID:oSqH5M3Ro

律「(ていうか、まずい……この流れは非常にまずいぞ)」



律「(先週の二の舞に……間違いなくそうなる!)」



澪「よし、それじゃ勉強しようか。りつー?」



律「んあ、あ……おっ、おう!」



澪「で、どこがわからないんだ?」



律「ここの問題が、というか全部(どうしたものか……)」



澪「まったく、ここは前の授業でやったばかりじゃないか。ちゃんと聴いてたのか?」



律「あはは……」

139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/09/22(木) 21:32:13.26 ID:oSqH5M3Ro



……30分後



澪「で、これがこうなって、こうだから……」サラサラ



律「ふむふむ」



紬『いい密着具合よ、りっちゃん』



律「いきなり変なこと言うな!」



澪「えっ。なに、私なんか間違ってた?」オロオロ



律「なんでもない。こっちの話だ」



澪「うん……?」



紬『あらあら、今のはダメよ、減点。怒鳴ったりしちゃー…』



律「(ムギのせいだろ!)」



紬『えへへー』



律「(褒めてないし)」

140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/09/22(木) 21:33:25.71 ID:oSqH5M3Ro

紬『それより!そろそろ作戦実行にちょうどいい頃合いよ!』



律「(作戦……)」



紬『そう、名付けて「キュンキュンキュイ! 幼馴染のハートわしづかみ大作戦~りっちゃんはいちゃいちゃちゅっちゅできるのか、の巻」よ!』



律「(できれば名付けないでほしかった)」



紬『必要なものは全部りっちゃんの机の引き出しの中に入ってるから』



律「(ああ……いろいろ突っ込みたいけど大人しく従うことにしよう)」



紬『さっきアドバイスした通り、強気でいくのよ!』



律「(はいはい)」



澪「りつー?どうしたんだ、さっきから一人でぶつぶつ……」



律「いやあ、なんでもない! ちょっと疲れちゃっただけだから!」

141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/09/22(木) 21:34:00.14 ID:oSqH5M3Ro

澪「そっか。私はてっきり律がついに頭おかしくなっちゃったのかと思ったよ」



律「そういうことはオブラートに包め。てっきりって言うな。ていうか『ついに』ってなんだ。そもそもそんなこと言うな」



澪「あはは、冗談だよ、律。まったくかわいいな」



紬『!』



律「は!? か、かわいいとか何言ってんだ!」



澪「いや、私ってお茶目でかわいいなと思って」



律「自分かよ!」



澪「うん。律もそう思わないか」



律「うるせーよ!」



澪「律が怒鳴った……」



律「しょんぼりするな! ああ、もうかわいいなあ!かわいいとか言っちゃったし!」

142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/09/22(木) 21:34:26.71 ID:oSqH5M3Ro

紬『りっちゃんたちの会話って変ね』



律「余計な御世話だし!」



澪「え?」



律「いや、なんでもない、なんでもないぞ澪」



澪「今日の律はますます変だな」



律「ますます言うな」



澪「あはは」



律「ともかく、ちょっと疲れたし息抜きにゲームでもしないか?」

143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/09/22(木) 21:34:59.73 ID:oSqH5M3Ro

澪「ゲーム?そう言ってずっと遊ぶつもりだろ、どうせ。何をやるんだ?マリオカートとか?」ワクワク



律「えっ、ノリノリ……台詞の前半と後半つながってないよ」



澪「律に教えるのも疲れてきたからな、なかなか憶えないし」



律「悪うござんしたね」



澪「なんか今日はいつにもまして集中力がないっていうか、気もそぞろだし。張り合いがない」



律「………」



紬『あらあら、澪ちゃんのおっぱいばかり見てたの見透かされてたみたいね』



律「(見てない!) えっと、マリオカートじゃなくて、机のここら辺に」ガサゴソ



澪「なんだなんだ」



律「あった………え?なんだこれ」



澪「なんだそれ」

144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/09/22(木) 21:35:29.08 ID:oSqH5M3Ro

澪「ゲーム?そう言ってずっと遊ぶつもりだろ、どうせ。何をやるんだ?マリオカートとか?」ワクワク



律「えっ、ノリノリ……台詞の前半と後半つながってないよ」



澪「律に教えるのも疲れてきたからな、なかなか憶えないし」



律「悪うござんしたね」



澪「なんか今日はいつにもまして集中力がないっていうか、気もそぞろだし。張り合いがない」



律「………」



紬『あらあら、澪ちゃんのおっぱいばかり見てたの見透かされてたみたいね』



律「(見てない!) えっと、マリオカートじゃなくて、机のここら辺に」ガサゴソ



澪「なんだなんだ」



律「あった………え?なんだこれ」



澪「なんだそれ」

145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/09/22(木) 21:35:56.26 ID:oSqH5M3Ro

律「というか、これはどう見ても……」



紬『四次元ポケットよ?』



律「(ドラえもんかお前は!)」



紬『まあまあまあ、その中にはりっちゃんと澪ちゃんが仲良くなるためのグッズがたくさん入ってるから。

言わば二人の生活応援フェア―ね』



律「(ああ、はいはい。ともかくこの中になんか入ってるわけね)」ガサゴソ



紬『そうそう』



律「…よし、澪ー、これで遊ぼうぜー!」



紬『テテレテッテレー!バイブレーター!』



澪「……………」



律「(ぶっ殺すぞ!)」バシーン!

146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/09/22(木) 21:36:25.82 ID:oSqH5M3Ro

澪「りつ、今何か……」



律「あはは、なんでもない!気のせい気のせい。(オイイ、琴吹いいいいっ!)」



紬『りっちゃん…………ことば乱暴……ひどい』



律「(あのな、ムギ、あのな、あのな……)」フーフー



紬『うふふ、あれはちょっとした冗談よ』



律「(次はないかんな!『よし』とか言っちゃって、まるっきり変態じゃん私)」



紬『ところでりっちゃん、さっきずいぶん奥まで手を挿しこんでいたけれど、

もしそのポケットの中が澪ちゃんの体内につながっているとしたら………?』



律「(え。いみわかんないこと思わせぶりに言うのやめて)」



紬『うふふ、冗談冗談。それより、澪ちゃんが不審がってるわよ。早く次の道具を出した方が』



律「お、おう。いやー、澪ごめんなー」ゴソゴソ



澪「うん。なあ律、もし律がさっきので本当に遊びたいなら」



律「ノー!」




157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/11/30(水) 22:19:09.22 ID:Mev4wStwo

ヴィーン



澪「」

158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/11/30(水) 22:22:37.06 ID:Mev4wStwo

ヴィーン! ヴィーン!



澪「あ、バイブ音」



律「!?」



澪「はい、もしもし」ピッ



律「なんだ、電話か……」



紬『りっちゃん、ひょっとして澪ちゃんがあらかじめバイブを装着してきてると期待しちゃった?』



律「(そんなひょっとしてはお前の身にしか起こらない)」





>>157は書き込みミス


159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/11/30(水) 22:28:03.45 ID:Mev4wStwo

澪「ああ……私だ」



律「え、何その電話の受け方」



澪「私は今忙しいと言ったろう……なんの用だ」



澪「例の件か?」



澪「ふむ……ふむ」



律「みおしゃん、それ何の電話なんですか」



澪「そうか、やつらがついに動き出したか……」



律「(やばい、澪がここではないどこかを見据えている。ていうかなに言ってんだコイツ)」

160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/11/30(水) 22:32:12.63 ID:Mev4wStwo

澪「……」ピッ



律「誰からの電話だったんだ?どーせ唯とかだろ」



澪「ああ、お母さんからだった」



律「肉親とあんな中二病的な会話してんのかよ!?」



澪「なにか変か?うちはいつもあんな感じだけど」



律「いや、澪が本当におかしくないと思うなら別にいいが……」



澪「身内と喋ってるところ見られるとかちょっと恥ずかしいな」テレテレ



律「照れるべきところはそこなのか?」

161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/11/30(水) 22:38:03.66 ID:Mev4wStwo

律「で、なんだって?」



澪「p……お父さんが出張から帰ってくるって」



律「今『パパ』って言いかけなかったか」



澪「うちのお父さん半月くらい海外に出張に行ってたんだ」



律「無視か。顔赤いぞ澪しゃん」



澪「うるさい。それで家族で食事に行くから、あんまり遅くならないうちに帰って来いって」



律「あの電話のどこにそんな情報伝達が……ってまじで?」



澪「うん」

162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/11/30(水) 22:43:08.80 ID:Mev4wStwo

律「そっか……」



澪「そんな今すぐは帰らないから心配しなくてもいいよ。

律の宿題もまだ終わってないしな」



律「べ、別に心配なんかしてねーし」



澪「だからそんなどぶ川で餌を欲しがる鼠みたいな顔しなくてもいいから」



律「そんな顔は生まれてこの方したことがねえよ」



紬『いい雰囲気ね』



律「(え!?)」

165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/01(木) 20:25:25.07 ID:vI9e4OzNo

紬『それより、あんまり時間がないみたいだから巻きで言った方がいいんじゃないですか!

りっちゃん、巻きで、巻きで!』



律「(巻きって業界用語最近覚えたんだな……)」ゴソゴソ



紬『さあ、りっちゃんはやく次のアイテムを!』



律「(ていうか今この場で私がすべきことは本当に四次元ポケットに手を突っ込むことなのか………………?)」ゴソゴソ



律「よーし、みおーこれで遊ぼうぜー…」



澪「なんでテンション低いんだ?」

166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/01(木) 20:42:33.21 ID:vI9e4OzNo

紬『テテレテン!ドキドキサイコロー!』



澪「……」



律「(……うん。念のため聞くけどなんなんだこれは?ムギ)」



紬『ドキドキサイコロはとってもドキドキするサイコロなの。』



律「(はあ…そうなんですか)」



紬『具体的にはサイコロを振って、出た目に書いてある文章の指示に従って何かをするのよ。ねっ、とっても楽しそうでしょ!』ワクワク



律「(で、それがどう幼馴染のハートわしづかみ作戦につながるんだ?)」



紬『えっと、その……話のきっかけ作り、とか?』



律「(初対面か!私と澪は!)」

167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/01(木) 20:47:26.41 ID:vI9e4OzNo

紬『あう……』



律「……」ハァー



紬『ちっ、ちがうの!サイコロを強気で振るりっちゃんの雄姿に思わず澪ちゃんは惚れちゃうのよ

決して私がテレビに影響されて面白グッズを用意したとかそういうわけじゃあ!』



律「(うん、いやなんかもういいよ……すっげー微妙な空気流れちゃってるし)」



澪「……」



律「(ムギに相談した私が悪かったんだよきっと)」



紬『ああん!りっちゃんちょっと待って!』

168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/01(木) 21:45:59.37 ID:vI9e4OzNo

紬『大丈夫!なぜか冷えてしまった場の雰囲気を取り戻す秘策がきっとあるから!』オロオロ



律「(何故かてオイ)」



紬『えっと、その秘策とは、えっと、その』



『あっ、お嬢様!なんて格好をしてるんですか!?』



紬『ひゃああ/// これはそういうことじゃないのよ!?

ただ服が血で汚れちゃっただけで……着替えをする余裕が……』



律「(ム、ムギ?)」



『紬お嬢様の趣味に口出しはしませんけど……あんまりこういうのは……』



紬『だからそういうんじゃありません!』



律「(おーい、ムギー?)」

169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/01(木) 21:54:05.88 ID:vI9e4OzNo

『なんでもいいから早く服を着てください!』グイグイ



紬『ああん!今取り込み中だから待ってお願い!』



『ダメです、お風邪を召しますよ!』



紬『せっ、せめてあと一分』



『いけません!こんなに身体冷えちゃってるじゃありませんか!着替える前にお風呂です!』



紬『いやーん!お風呂だなんて……家人に手をかけられるー!禁断の手出しをされるー!』



『人聞きの悪いことをおっしゃらないでください!?』



律「(む、ムギー……?)」



紬『(ご、ごめんりっちゃん!私もうだめそう……力になれないわ……)』



律「(うん……よくわかんないけどもういいよ。考えてみれば最初からあんまり役にたってなかったし)」



紬『りっちゃんひどい!』

170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/01(木) 21:58:54.38 ID:vI9e4OzNo

『お嬢様、行きますよ』グイグイ



紬『行くから!行くからひっぱらないで……はじめてなんだから優しくしてください///』ポッ



『そういう冗談をセクハラというそうですよ』



紬『(りっちゃん、ふがいない私からできる最後のアドバイス……)』



律「(あ、ああ……)」



紬『(とにかく押して押して押しまくれ。むしろ押し倒せ)』



律「(押し倒せ!?)」



紬『(ごめんね、りっちゃん。せっかくいいところなのに役に立てなくて……ああ、もうお別れよ……さよなら)』





律「……(ほんとに役に立たないアドバイスだったな)」



澪「……りつ?」



律「う、うん……」



律「……」



澪「……」



律「(やばい、澪のいぶかしげな表情と気まずい雰囲気が耐えられん………)」

177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/03(土) 23:27:52.83 ID:CaZAwpL5o

律「(ええい、もうヤケだっ!)」



律「みお!」ビシッ



澪「は、はい」ビクッ



律「私と一緒にこのファンシーなダイスで遊ぼう!!」



澪「え、えっちな方の遊びか……?」ドキドキ



律「どうしたらサイコロでえっちな遊びを想像できるんだ?」



澪「……よし、律が胴元をするのか? 私は強いけどお小遣いの量は大丈夫か?」



律「丁半じゃないですよ!?」

178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/03(土) 23:50:16.04 ID:CaZAwpL5o

律「このサイコロを振って、出た目の指示に従って何かをするんだ!えっちな遊びでもギャンブルでも決してない!」



澪「ちょっと貸して。……あ、これムギの字だ」



律「うん、ムギの字だ」



澪「ムギが作ったのか?これ?」



律「そうだ。それはムギが作ったのだ。それには深ーいわけがある。とても話せないような深いわけだ。だから話せない」



澪「なんかいやな予感がするな……」



律「ほーら、あまりまじまじ見るな、楽しみが減るだろ!」



澪「ほんとうに楽しいのか、その遊び……?」



律「きっと楽しい」



澪「本当に?」



律「なーあー、やろうよー!たーのーむー!私を救うと思って!」



澪「なんだよそれ……重いからぶら下がるな」



律「みお、一生のお願い!」



澪「私に対して何度目の一生のお願いだよ…………しょうがないな、まったく。

ちょっと遊んだらすぐ勉強再開するぞ」



律「ほんとっ、澪!? よーし、じゃあ振るかんな」

181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/04(日) 21:52:19.50 ID:/xAFLdajo

律「よーし、じゃあ振るぞー。私振っていいよな、振っていいよな?」



澪「早くしろ」



律「どりゃああああ!」ブン



ポテッ ポテッ トン トン トン……



『二人で王様ゲームをする』



澪「えっ」



律「よーし、王様ゲームだー!!割り箸とか用意

……って、二人でできるかボケー!!!」

182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/04(日) 21:53:17.94 ID:/xAFLdajo

澪「無理だろ」



律「私か澪かどっちかが王様に決まってるじゃんか」



澪「無理だろ」



律「無理だよな」



澪「やりたくない」



律「やりたくないよな」



澪「むしろやりたくない」



律「えっ、なんでもう一回言ったの?」



澪「……」



律「ごめんな」



澪「いや、別に……」

183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/04(日) 22:00:31.91 ID:/xAFLdajo

律「もう一回、もう一回振らせてくれ……」



澪「どうぞ」





律「(心なしか冷たい……まるで私があほうのようだ……ていうかアホだろ……つらい……)」



澪「(なぜ律はこの遊びに必死なのだろう。よく分からないが面白い……)」



律「さー、次はなにがでるかなー」ブンッ



『誰にも言えない自分の秘密を話す』



律「わー、『誰にも言えない自分の秘密を話す』だってー!わー……えっ」



澪「秘密……か」



律「(だ、誰にも言えない私のひみつって……澪を好きなこと!?)」

184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/04(日) 22:12:26.33 ID:/xAFLdajo

律「(い、言わなくちゃいけないのか・・・?いやいや、秘密なら他にも色々……だいたいこれは単なるゲームだし)」



律「(はっ……でも、ムギが言ってた『強気で行け』ってこのことなのか?)」



律「(押すべきタイミングは今なのか!?)」



律「(で、でも……)」



澪「――りつ」



律「は、はいっ!」ビクッ



澪「あのさ、律。私、今まで律にも内緒にしてたことがあるんだ」



律「え?」



澪「ずっと、そのことを考えると、胸が痛んでつらかった」

185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/04(日) 22:15:58.04 ID:/xAFLdajo

律「澪……?」



澪「私、怖かったんだ……それを話したら、みんなが、律が離れていってしまうんじゃないかって」



律「な、なんだよ、その秘密って……」



澪「りつを驚かせて、気持ち悪いって思わせてしまうんじゃないかって……」



澪「律に…………嫌われるんじゃないかって」



律「わ、私が澪のこと……(嫌いになるわけない)」



澪「でも、私気付いたんだ。好きだって気持ちを、誤魔化すのはよくないって」



律「!」ドキッ



澪「だから私、言うよ。いままでずっと隠してた私の気持ち」



律「(これって、まさか…澪も私のこと好きなの!?)」



澪「ムギのサイコロが私に勇気をくれたんだ」



律「ま、待って澪!」バッ



澪「聞いてくれ、私実は……」



律「こころのじゅんびがっ…///」

186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/04(日) 22:25:28.87 ID:/xAFLdajo

澪「わたし実は!ホモとホモがいちゃいちゃしてる漫画とかすごく好きなんだああっ!!!」



律「み、澪!私もっ…………っておいいい!!??」



澪「えっ」



律「先週のあれでうすうす知ってたわいそんなこと!!」



澪「律もBL好きなのか!?」わくわく



律「好きじゃない!!」



澪「まさかこんな身近に腐女子がいるなんて……私としたことが嗅覚が鈍っていたようだ」ドキドキ



律「だーかーらー違うって!どきどきわくわくすんな!」



澪「ちなみに私は弟が実のお兄ちゃんを攻めちゃったりするのが好きなんだ。具体的に言うと……」



律「詳しく知りたくないよその趣向!?」

189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/05(月) 22:46:25.32 ID:5ud4LEE5o

澪「えっ……律、もしかしてBL好きじゃないのか」



律「当たり前だろ」



澪「だましたな!田井中っ!!私を騙したんだな!?」



律「騙してないし!えっ、なんで急に名字呼びなの。今ので好感度急落!?」



澪「よくも私をォ!!だましたなァ!!」



澪「よくもっ!よくも今まで!!」



澪「ずっと今まで!!」



澪「よくも私を騙してくれたなァァ!!!」



律「こんなことでそんなアフタヌーンの歴史漫画みたいに叫ばれても……」



澪「ぐああああああっ!!くそおおおおおおおおお!!」



律「み、みお……近所に迷惑だから」



澪「くそっ、くそっ……」



律「澪……」



澪「……ぐすっ」



律「泣くなよ……」

190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/05(月) 23:24:03.67 ID:5ud4LEE5o



澪「……なんかごめんな取り乱しちゃって。反省する」



律「なんか私こそごめん」



澪「まったくだ」



律「おい反省はどこ行った」



澪「向こうの方」



律「ひとごと見たいに指さすな。おまえの反省心は独立して歩いてっちゃうのかよ」



澪「なんか急いでたんだって」



律「そこはゆっくりしてってください」



澪「困るよな……」



律「お前だっ」

191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/05(月) 23:29:12.65 ID:5ud4LEE5o

澪「だいたい、さっきのなんだよ」



律「さっきのって?」



澪「私がBL好きって言ったら、『私も!』って言ったじゃないか」



律「あ、あれはその……勘違いしたっていうか、その、なんでもない!」



澪「勘違い?」



律「なんでもないんだって、まじで」



澪「………」



律「どうした、怖い顔して」



澪「……私、律が言おうとしたこと、分かっちゃったかもしれない」



律「え」ドキ

192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/05(月) 23:38:13.52 ID:5ud4LEE5o



<わ、私も実は動物の交尾が好きすぎるという特殊すぎる趣味を持ってるんでヤンす……!>



澪「だろ?」



律「はいちがーう!っていうかそれ私の真似か!?」



澪「<こんな卑しい私めのこと嫌いにならない澪様は天使でやんす……オイラなんかその足元にもおよばない卑しい豚でヤンす……>」



律「怒るぞ!!」



澪「すでに怒ってるじゃないでやんすか。……ぷっ、やんすって……うぷぷ」



律「自分で受けんな。やんすとかオイラとか言ったことねえよ!」



澪「<秋山どん、オイラは豚肉が好きでヤンすよ!>」



律「どこの人だ!」

193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/05(月) 23:48:04.07 ID:5ud4LEE5o

澪「いいかげん、品のない話はよさないか」



律「例によって私が振った話題じゃないです!」



澪「律テンション高いなあ」



律「誰のせいだ誰の」



澪「なんかもう律の後ろに『  ド  ン  ! 』って文字が見える」



律「ワンピースか私は。なんで今日はそんなに漫画のネタばっかり……」



澪「とにかくこういう話題はよくない。乙女として」



律「だから私じゃなくって……いや、なんかもういいや」


194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/05(月) 23:49:08.72 ID:5ud4LEE5o

澪「まあ、私はたとえ律がどんな秘密を抱えてたとしても嫌いになんてなるわけないからな」



律「なんだよ、急に」



澪「べつに。言いたかっただけ。だから律も、なんかカミングアウトするなら今のうちだぞ」



律「カミングアウトって」



澪「先週までおもらししてたとか」



律「してません」



澪「今もしてるからな」



律「してません」

196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/06(火) 17:36:38.16 ID:CoD9ExsVo

律「……よし、じゃあそろそろ勉強するかー」



澪「おい待てきさま」



律「なんだよ」



澪「律もなにか秘密話しなよ。私にばっかり恥ずかしい話させてずるいよ……」



律「あ、一応恥ずかしいという自覚はあったのか」



澪「ほら、早く」



律「いや、でも秘密って言ったって…」



澪「うじうじするな、男らしくないぞ」



律「女だよ」

197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/06(火) 17:43:49.34 ID:CoD9ExsVo

澪「はい、律がこの遊び始めたんだから、律もやるべきだと思いまーす」



律「帰りの会の小学生かよ」



澪「間違ったことは言ってない」



律「ぐ……」



澪「律」



律「や、やっぱり言わなくちゃだめ?」



澪「りつ!」



律「わかったよ、言うから!言うからちょっと待って!」



澪「ほんとだな?」



律「うん」



澪「わくわく」



律「わくわくすんな」



澪「律の秘密ってなんだろう」



律「うるさい」

198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/06(火) 18:07:30.85 ID:CoD9ExsVo



その時、律の脳裏にはさまざまな想いが到来した



律「(私の秘密って、やっぱりあれが一番の秘密……だよね

でも、こんなタイミングで告白するようなことじゃないし……)」



律「(いや、むしろこれはチャンスじゃないか?)」



律「(こんな機会でもなきゃ、言えないし……言わなきゃ、いつまでもこのままだし)」



律「(嫌われるのを怖がって大事なことも言えない私じゃ、澪と付き合う資格なんか、ないよ)」





そして仲間たちがくれた言葉がふたたび律の心にひびいた





『――このままじゃ、いつまでたってもなにも変わらないよ?』



律「(そうだよな、ムギ……)」





『私はたとえ律がどんな秘密を抱えてたとしても嫌いになんてなるわけないから』



律「(うん、澪……)」

199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/06(火) 18:11:45.88 ID:CoD9ExsVo





『りっちゃんにおっぱいの大きさ勝った!ぴーす!』



律「(………………いや、今関係ないだろ唯は)」



『田井中君、まあキミもがんばりたまえー』



律「(うるさい)」





『正直律先輩より私の方が能力的にも人間的に遥かに上だと思うんです』



律「(オイ中野待てこら)」





『律先輩ってかっこいい人だねー』



律「(え……?誰だ今の子……?)」



『そう?私はパス』



律「(オイ!中野!!なんだ今の!)」





『アルスよ、決して諦めるなガオ~ン!』



律「(誰だお前はマジで)」

201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/06(火) 22:21:19.82 ID:CoD9ExsVo

そして、律の出した結論は――



律「……澪!じつは私っ」



澪「う、うん」





律「じつは私、小学校四年生の時におねしょしたことある………!(ていうか言えねー!///)」



最もヘタレな道であった。





澪「ほー」



律「私は情けないやつだ………」



澪「まあまあ、小学生の時のおねしょくらいよくあることだって。私は3歳で卒業したけどな」



律「うるさい、なぐさめるな。私はだめな女なんだ……」



澪「よしよし。ところでこの話は皆にもするからな」



律「なんで!?」



澪「連絡網で回す」



律「えっ、えっ、えっ、この場だけの秘密とかそういう前提じゃなかったの今の」



澪「そんな約束いつした?」



律「ひっ、ひとでなしー!?」

202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/06(火) 22:25:56.95 ID:CoD9ExsVo

澪「嘘だよ、言わないよ」



律「当たり前だ……ばらしたら絶交だかんな」



澪「絶好なんか出来ないくせに」



律「でっ、でき……なくもなくなくなくなくないような、そうでもないような……?」



澪「どっちだ」



律「うるしゃい」



澪「それにこの話は最大限利用できるタイミングまでとっとくし」



律「なにか今私の将来に暗い影を投げかけるようなこと言わなかったか」



澪「やだ。別に律をおどして何かさせようとか思ってないよ。ほんと」ワタワタ



律「嘘下手い!!」

203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/06(火) 22:33:56.22 ID:CoD9ExsVo

律「……はー、なんかどっと疲れた……ていうか私ばっか損した気がする」



澪「溜め息をつくとしわ寄せが逃げていくぞ」



律「幸せだろ。そんなもんは逃げてもいい」



律「……さて」



律「勉強再開す澪「サイコロ振るか」



律「えっ?」



澪「ん?」



律「なんて?」



澪「サイコロ振ろう」

204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/06(火) 22:40:23.34 ID:CoD9ExsVo

律「なんで?」



澪「え?振らないのか?」



律「むしろなんで振りたいんだ。ここは澪が『勉強するゾ律プンプン!』って私に怒鳴るところだろ」



澪「それ私の真似か?」



律「うん」



澪「私そんなんか?」



律「わりと……」



澪「もっと可愛いと思う」



律「自分で言うな」

205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/06(火) 22:43:35.25 ID:CoD9ExsVo

澪「そのサイコロ、ムギが作ってくれたんだろ?」



律「そうだけど……」



澪「ならもっと使ってあげないとムギに悪いじゃないか」



律「別によくね?」



澪「だめだ。秋山澪は義理と人情を尊ぶんだ」



律「なに者だ秋山澪さん」



澪「あと下ネタも以外と好きだ」



律「そのカミングアウトいらない」



澪「よーし、じゃあ振るぞー」ブン



律「しかも澪が振るのかよ」



澪「もう振ったし」



律「フリーダム過ぎる」



澪「律に言われたくない」

206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/06(火) 22:53:40.25 ID:CoD9ExsVo

『ポッキーゲーム』



律「…………ていっ、ていっ」



澪「おい。蹴って出た目を変えようとするな」



律「するの!?これ!?」



澪「出ちゃったんだから仕方ないだろ」



律「仕方なくなくね!」



澪「仕方なくなくない」



律「でもほら、ポッキーないし!」

207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/06(火) 22:55:46.93 ID:CoD9ExsVo

律「いやー、残念だなー、ポッキーがないんじゃポッキーゲームはできないなー。

さあ、気を取り直して勉強しようぜー、はははー」



澪「持ってる」



律「アハー、持ってた、なんでやねーん」



澪「こんなこともあろうかと」



律「どんなことだよ」



澪「…律は私とポッキーゲームするの嫌なの?」



律「いやって、わけじゃ、ないけど……(むしろしたいです)」



澪「けど?」



律「恥ずかしいじゃん……」



澪「ふーん」



律「澪は恥ずかしくないのかよ……」



澪「まあ私は普通に嫌だけどな」



律「おい」

208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/06(火) 23:16:53.40 ID:CoD9ExsVo

澪「うそうそ」



律「だいたい、二人きりでこんなことするなんておかしいよ……」



澪「なにが?」



律「なにがって」



澪「人前でこんなことする方が恥ずかしいだろ」



律「そうじゃなくって」



澪「ん」



律「もうポッキー咥えてはる」



澪「んん、んんんー」



律「なに言ってるか分かんない」

209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/06(火) 23:20:45.91 ID:CoD9ExsVo

紬『おい、早くしろよ田井中』



律「(当たり前のように再登場するな、田井中言うな、キャラ違ってるぞ)」



紬『あら。オホホ、私ったら』



律「(それも微妙に違うぞ)」



紬『いいから早くチューしようよ、りっちゃん』



律「(ちゅーじゃない、澪が求めてるのはポッキーゲームだ)」



紬『しちゃえばいいじゃないですかー』



律「(出来るわけないじゃないですかー)」



紬『据え膳食わぬは男の恥よ?』



律「(観念がふるい!あと私は女だっ!)」



紬『女にはやらなきゃいけない時があるのっ!』



紬『いい?りっちゃん、りっちゃんが今選べる選択肢は……』

210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/06(火) 23:26:07.03 ID:CoD9ExsVo

紬『A:黙ってポッキーゲームをする B:無理やりにでもキスして告白

C:なにがなんでもキスだけはして告白 D:勉強を再開する』



律「(D:勉強を再開する)」



紬『………ファイナルアンサー?』



律「(ファイナルアンサー)」



紬『しょうがない、りっちゃんが選べないようじゃライフライン使うしかないわ』



律「(おい、今私ファイナルアンサーって言ったよな)」

211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/06(火) 23:34:12.68 ID:CoD9ExsVo

紬『梓ちゃーん』



,......'.:::.....: ̄.....:::::`....、

':::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::\

/::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::ヽ

.::::::::::::::::|::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::∧

l::::::::::::::::/|:::::::::::::::::::A::::::|::|:::::::::::|:::::l!::::::::} _

|:::::/::::::ム !::::::::::::::::/ l::∧:|:::::::::::|:::::!:::::::::|'::::ハ     「はい?」

|:::::|::::::/  ::::::::::::レ  }:リ ヽ::::::::::|::l::i:::::::::!::::::::l

|:::::|:::::{   |:l::::::::| ' ィr〒ヾ,}:::::::::|::!:i:::::::::|:::::::::|

|:::::|:::::|,ィ=ミxレl::::::!  い心 |:::::::/:::リ、:::::|:::::::l::!    「ムギ先輩?」

|:::::|:::::|゙ んハ ヾ"  弋少 |::/リ::::::i }::::ィ:::::::|::|

|::レ'\i 弋ソ ,        レ::::::::::::!ノ/!:::l:::|::|

ヾl}:ヾ:::}            /::::::::::::::!'  |::::!::l:::!

|::::`::i     _     /:_,--─ー-y::::i:::|::|

|:::l:::人     `, --─‐'~:.:.:.:.:.:.:||:.:.:.:.:.:.}::::!:::リ!

|:∧:::::::> 、‐'´:.:.:.:.:.:.:||.:.:.:.:.:.:.:.:.||:.:.:.:.:.::i::::i::::::|

レ ヽ::_,-´:.:.||:.:.:.:.:.:.:.:.||:.:.:.:.:.:.:.:.:|| :.::.:.:.:ヽ:|::::::|

l'''/:.:.:.:.||.:.:.:.:.:.:.:.:||:.:.:.:.:.:.:.:.:||:.:.:.:.:.:.:.}:|::::::::|

|:.:}:.:.:.:.'ノ.:.:.:.:.:.::.:.リ:.:.:.:.:.:.:.::.リ:.:.:.:.:.:.:..!:!::::::::!

レ,:):.://:.:.:.:.:.:.:.:./ノ,-'´ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ:ノ::::::::|

/:|.:.:((:.:.:.:.:.:.:.:.:,-´          |::::::::::::!

l==!:.:.)):._,-‐'´



律「!?」

212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/06(火) 23:40:27.47 ID:CoD9ExsVo

紬『急にごめんねー』



律「(おい、ムギ。なんで急に梓が現れる)」



紬『テレフォンよ!』



律「(ファイナルアンサーって)」



紬『ねー、梓ちゃーん』



律「(無視すんなー、おいムギ―)」



,......'.:::.....: ̄.....:::::`....、

':::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::\

/::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::ヽ

.::::::::::::::::|::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::∧

l::::::::::::::::/|:::::::::::::::::::A::::::|::|:::::::::::|:::::l!::::::::} _      「先輩の声は聴こえるけど姿はない……」

|:::::/::::::ム !::::::::::::::::/ l::∧:|:::::::::::|:::::!:::::::::|'::::ハ

|:::::|::::::/  ::::::::::::レ  }:リ ヽ::::::::::|::l::i:::::::::!::::::::l

|:::::|:::::{   |:l::::::::| ' ィr〒ヾ,}:::::::::|::!:i:::::::::|:::::::::|    「どこから話しかけてるんです?」

|:::::|:::::|,ィ=ミxレl::::::!  い心 |:::::::/:::リ、:::::|:::::::l::!

|:::::|:::::|゙ んハ ヾ"  弋少 |::/リ::::::i }::::ィ:::::::|::|

|::レ'\i 弋ソ ,        レ::::::::::::!ノ/!:::l:::|::|

ヾl}:ヾ:::}            /::::::::::::::!'  |::::!::l:::!

|::::`::i     _     /:_,--─ー-y::::i:::|::|

|:::l:::人     `, --─‐'~:.:.:.:.:.:.:||:.:.:.:.:.:.}::::!:::リ!

|:∧:::::::> 、‐'´:.:.:.:.:.:.:||.:.:.:.:.:.:.:.:.||:.:.:.:.:.::i::::i::::::|

レ ヽ::_,-´:.:.||:.:.:.:.:.:.:.:.||:.:.:.:.:.:.:.:.:|| :.::.:.:.:ヽ:|::::::|

l'''/:.:.:.:.||.:.:.:.:.:.:.:.:||:.:.:.:.:.:.:.:.:||:.:.:.:.:.:.:.}:|::::::::|

|:.:}:.:.:.:.'ノ.:.:.:.:.:.::.:.リ:.:.:.:.:.:.:.::.リ:.:.:.:.:.:.:..!:!::::::::!

レ,:):.://:.:.:.:.:.:.:.:./ノ,-'´ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ:ノ::::::::|

/:|.:.:((:.:.:.:.:.:.:.:.:,-´          |::::::::::::!

l==!:.:.)):._,-‐'´



紬『今乙女回路を通じて梓ちゃんの心に話しかけてるの』



律「(おいおい)」

213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/06(火) 23:44:24.03 ID:CoD9ExsVo

            ,......'.:::.....: ̄.....:::::`....、

':::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::\

/::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::ヽ

.::::::::::::::::|::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::∧

l::::::::::::::::/|:::::::::::::::::::A::::::|::|:::::::::::|:::::l!::::::::} _

|:::::/::::::ム !::::::::::::::::/ l::∧:|:::::::::::|:::::!:::::::::|'::::ハ

|:::::|::::::/  ::::::::::::レ  }:リ ヽ::::::::::|::l::i:::::::::!::::::::l

|:::::|:::::{   |:l::::::::| ' ィr〒ヾ,}:::::::::|::!:i:::::::::|:::::::::|   「あ、そうなんですか」

|:::::|:::::|,ィ=ミxレl::::::!  い心 |:::::::/:::リ、:::::|:::::::l::!

|:::::|:::::|゙ んハ ヾ"  弋少 |::/リ::::::i }::::ィ:::::::|::|

|::レ'\i 弋ソ ,        レ::::::::::::!ノ/!:::l:::|::|

ヾl}:ヾ:::}            /::::::::::::::!'  |::::!::l:::!

|::::`::i     _     /:_,--─ー-y::::i:::|::|

|:::l:::人     `, --─‐'~:.:.:.:.:.:.:||:.:.:.:.:.:.}::::!:::リ!

|:∧:::::::> 、‐'´:.:.:.:.:.:.:||.:.:.:.:.:.:.:.:.||:.:.:.:.:.::i::::i::::::|

レ ヽ::_,-´:.:.||:.:.:.:.:.:.:.:.||:.:.:.:.:.:.:.:.:|| :.::.:.:.:ヽ:|::::::|

l'''/:.:.:.:.||.:.:.:.:.:.:.:.:||:.:.:.:.:.:.:.:.:||:.:.:.:.:.:.:.}:|::::::::|

|:.:}:.:.:.:.'ノ.:.:.:.:.:.::.:.リ:.:.:.:.:.:.:.::.リ:.:.:.:.:.:.:..!:!::::::::!

レ,:):.://:.:.:.:.:.:.:.:./ノ,-'´ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ:ノ::::::::|

/:|.:.:((:.:.:.:.:.:.:.:.:,-´          |::::::::::::!

l==!:.:.)):._,-‐'´



紬『そうよー』



律「(軽いな、おい!)」



紬『それより、梓ちゃんに聞きたいことがあるの。

とあるヘタレさんが好きな子にちゅーできるかもって状況で恥ずかしいからって躊躇してるんだけど、

そんな時、梓ちゃんならどうする?っていうかどう思う?』



律「(おい、こら。色々とおいこら)」

214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/06(火) 23:47:20.47 ID:CoD9ExsVo

            ,......'.:::.....: ̄.....:::::`....、

':::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::\

/::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::ヽ

.::::::::::::::::|::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::∧

l::::::::::::::::/|:::::::::::::::::::A::::::|::|:::::::::::|:::::l!::::::::} _

|:::::/::::::ム !::::::::::::::::/ l::∧:|:::::::::::|:::::!:::::::::|'::::ハ    「ヘタレですね」

|:::::|::::::/  ::::::::::::レ  }:リ ヽ::::::::::|::l::i:::::::::!::::::::l

|:::::|:::::{   |:l::::::::| ' ィr〒ヾ,}:::::::::|::!:i:::::::::|:::::::::|

|:::::|:::::|,ィ=ミxレl::::::!  い心 |:::::::/:::リ、:::::|:::::::l::!   「私ならぶちゅっと行きます」

|:::::|:::::|゙ んハ ヾ"  弋少 |::/リ::::::i }::::ィ:::::::|::|

|::レ'\i 弋ソ ,        レ::::::::::::!ノ/!:::l:::|::|

ヾl}:ヾ:::}            /::::::::::::::!'  |::::!::l:::!   「深く」

|::::`::i     _     /:_,--─ー-y::::i:::|::|

|:::l:::人     `, --─‐'~:.:.:.:.:.:.:||:.:.:.:.:.:.}::::!:::リ!

|:∧:::::::> 、‐'´:.:.:.:.:.:.:||.:.:.:.:.:.:.:.:.||:.:.:.:.:.::i::::i::::::|

レ ヽ::_,-´:.:.||:.:.:.:.:.:.:.:.||:.:.:.:.:.:.:.:.:|| :.::.:.:.:ヽ:|::::::|

l'''/:.:.:.:.||.:.:.:.:.:.:.:.:||:.:.:.:.:.:.:.:.:||:.:.:.:.:.:.:.}:|::::::::|

|:.:}:.:.:.:.'ノ.:.:.:.:.:.::.:.リ:.:.:.:.:.:.:.::.リ:.:.:.:.:.:.:..!:!::::::::!

レ,:):.://:.:.:.:.:.:.:.:./ノ,-'´ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ:ノ::::::::|

/:|.:.:((:.:.:.:.:.:.:.:.:,-´          |::::::::::::!

l==!:.:.)):._,-‐'´



紬『ほら!それが正解よ!』



律「(梓そんなこと言うの!?)」

215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/06(火) 23:48:53.62 ID:CoD9ExsVo

            ,......'.:::.....: ̄.....:::::`....、

':::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ:::::::::::\

/::::::::::/:::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::::::::::ヽ

.::::::::::::::::|::::::::::::::::::::l::::::::::::::::::::::::::::::::::∧

l::::::::::::::::/|:::::::::::::::::::A::::::|::|:::::::::::|:::::l!::::::::} _

|:::::/::::::ム !::::::::::::::::/ l::∧:|:::::::::::|:::::!:::::::::|'::::ハ

|:::::|::::::/  ::::::::::::レ  }:リ ヽ::::::::::|::l::i:::::::::!::::::::l

|:::::|:::::{   |:l::::::::| ' ィr〒ヾ,}:::::::::|::!:i:::::::::|:::::::::|

|:::::|:::::|,ィ=ミxレl::::::!  い心 |:::::::/:::リ、:::::|:::::::l::!

|:::::|:::::|゙ んハ ヾ"  弋少 |::/リ::::::i }::::ィ:::::::|::|      「……なーんちゃっ

|::レ'\i 弋ソ ,        レ::::::::::::!ノ/!:::l:::|::|

ヾl}:ヾ:::}            /::::::::::::::!'  |::::!::l:::!      ブツッ

|::::`::i     _     /:_,--─ー-y::::i:::|::|

|:::l:::人     `, --─‐'~:.:.:.:.:.:.:||:.:.:.:.:.:.}::::!:::リ!

|:∧:::::::> 、‐'´:.:.:.:.:.:.:||.:.:.:.:.:.:.:.:.||:.:.:.:.:.::i::::i::::::|

レ ヽ::_,-´:.:.||:.:.:.:.:.:.:.:.||:.:.:.:.:.:.:.:.:|| :.::.:.:.:ヽ:|::::::|

l'''/:.:.:.:.||.:.:.:.:.:.:.:.:||:.:.:.:.:.:.:.:.:||:.:.:.:.:.:.:.}:|::::::::|

|:.:}:.:.:.:.'ノ.:.:.:.:.:.::.:.リ:.:.:.:.:.:.:.::.リ:.:.:.:.:.:.:..!:!::::::::!

レ,:):.://:.:.:.:.:.:.:.:./ノ,-'´ ̄ ̄ ̄ ̄ ヽ:ノ::::::::|

/:|.:.:((:.:.:.:.:.:.:.:.:,-´          |::::::::::::!

l==!:.:.)):._,-‐'´



紬『あちゃー、残念ながら30秒の時間切れ。梓ちゃんありがとー』



律「(最後なにか言いかけてなかったか)」

216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/07(水) 00:22:05.50 ID:wTtJTToQo

紬『そういうことだからりっちゃん、がんばって!』



律「(いや、でも、そんなむちゃくちゃな)」



紬『しょうがないなあ、フィフティフィフティも使うわ。ドン!

B:無理やりにでもキスして告白 C:なにがなんでもキスだけはして告白』



律「(同じだっ)」



紬『じゃあ邪魔ものは消えるわ~。

ちゃんとしないと今度からりっちゃんだけお菓子抜きにしましからね』



律「(ちょっ、まっ……)」



紬『さようならー』



律「……」



澪「んー」



律「って、ずっと咥えてたんかい」

217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/07(水) 00:25:51.91 ID:wTtJTToQo

澪「んん、んんんん、んんんー」



律「はいはい、ポッキーゲームね。

それぞれ一本のポッキーを咥えて、パンチで相手のポッキーを先に負った方が負けという」



澪「適当なことを言うな」



律「普通にしゃべれるのかよ」



澪「んんんー」



律「ポッキーゲーム、それは中世の騎士たちが……」



澪「違うだろ」

220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/07(水) 15:16:42.30 ID:wTtJTToQo

律「だ、だいたい!」



澪「ん?」



律「だいたい澪、おかしいよ……」



澪「なにがだ」



律「最初にサイコロ出したときは乗り気じゃなかったじゃん。

なんで今さらそんなにやるき出してんだよ……立場逆じゃん」



澪「気が変わった」



律「変らない澪ちゃんでいてください」



澪「それを言うなら、律の方こそおかしいぞ」



律「な、なんだよ」



澪「律が先に遊ぼうって言ってきたのに、なんで今さら怖気づいてるんだよ。

ポッキーゲームくらい別にいいじゃん。なにか出来ないわけでもあるのか?」



律「それは……」



澪「チョコ溶けてきちゃった」



律「………」

221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/07(水) 15:23:00.96 ID:wTtJTToQo

澪「で?」



律「んん……」



澪「んんじゃわかんないよ」



律「(だってさ…澪が私とポッキーゲームできるのは、友達としてだろ?)」



律「(意識してないから、できるんだろ?)」



澪「やっぱり、やめる?」



律「(私はただの『友達』じゃいやなんだよ……)」



澪「律がやりたくないようなら」



律「(なんか…………なんか腹立ってきた。人の気も知らないで)」

222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/07(水) 15:29:29.37 ID:wTtJTToQo

律「やる」



澪「ん?」



律「やるから」



澪「お、おう」



律「今さら後悔しても遅いぞ。私ポッキーゲーム超強いし」



澪「ポッキーゲーム強いってなんだよ」



律「やるからな」



澪「うん」



律「思い知らせてやる」



澪「はい」



律「私ポッキーゲーム超つよ」



澪「はやく、しろ」

223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/07(水) 15:32:47.40 ID:wTtJTToQo

律「(澪が悪いんだからな)」パクっ



澪「ふわえははー?」



律「ん(澪が、澪が悪いんだからな)」ドックンドックン



澪「……」モグモグ



律「(そんな風に私を誘うからいけないんだからな)」ドックンドックン



律「(絶対キスしてやる。文句なんか言わせないくらいキスしてやる)」ドックンドックン



澪「……」モグモグ

224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/07(水) 15:37:35.61 ID:wTtJTToQo

律「えーい!」サクサクサクサク



澪「ちょっ、はやっ」モグ



律「澪ぉ~!///」サクサクサクッ



澪「りっ、りつ!?///」





ごつんっ





律「あてっ!?」



澪「お、でこ……ぶつか…っ痛ぅ~」



律「(なんか…目の前がまっくらに…)」フラフラ



澪「りつ!」





バタン

225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/07(水) 15:46:42.90 ID:wTtJTToQo



~~~~~~~~~



ポワポワポワ~ン



澪「りつー、りつー」



律「あ……あれ。澪?」



澪「りつー。悪いけどもうお別れだー」



律「へ?お別れってなに言って」



澪「実は私、転校することになったんだ」



律「えっ」

226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/07(水) 15:47:38.95 ID:wTtJTToQo

澪「パパの仕事の都合で22世紀の未来に帰らなくちゃいけないんだ……」



律「そ、そんな待ってよ!」



澪「さよならー、りつー。今までありがとー」



律「待って澪ぉ!私、澪に言わなくちゃいけないことが……私っ、澪のこと……」



澪「悪いけどもう行く時間だ……じゃあね、律。向こうに行っても、律のおねしょのことはぜったい忘れないからなー」



律「澪のことがっ、すっ……いや待って!それは忘れて!」



澪「さよならー、りっちゃーん」



律「澪~、私をおいてかないでー!あとおねしょ内緒にしてー!」



澪「それは約束できないんだー」



律「みっ、みお~!!」

227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/07(水) 15:53:08.10 ID:wTtJTToQo





律「みおっ!」ガバッ



律「……って、頭いてー…………澪の石頭……」ズキズキ



律「夢か……なんかすごい変な夢だし」



律「おい、澪~聞いてくれよ。なんかすごい変な夢が………って、あれ?澪?」



律「みお~?トイレか?」



律「どしたー?おなか痛いのかー?」

228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/07(水) 15:54:59.28 ID:wTtJTToQo

律「……いない。澪………」



律「どこ言ったんだよ~」



律「机の上に……これ、澪の字だ。なになに……

『じゃあ私帰るから。ばいばい、律』………ばいばいって……」



律「まさか、さっきの夢……現実!?」



律「みおっ!」ガチャッ



律「伝えなくちゃ…、澪に……っ!」



律「ほんとにこのままお別れなんて……言いたいこともいえないままさよならだなんて」



律「そんなのいやだよ!!」

229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/07(水) 15:59:04.34 ID:wTtJTToQo



……



帰り道



澪「ここら辺でいいかな」



澪「………ムギ、見てるんだろ」



紬『…気付いてたの?澪ちゃん』



澪「ああ、よかった、返事してくれて。じゃなかったら私完全に一人で痛いこと呟いてる人だったよ」



紬『今の台詞は十分痛かったような気が……』



澪「一度こういう台詞言ってみたかったんだ」



紬『分かるわー』

230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/07(水) 16:07:33.71 ID:wTtJTToQo

澪「あのさ、ムギ。スタイル抜群で可愛くてもプライベートを覗き見るなんてよくないぞ」



紬『台詞の前半と後半のつながりが分からないわ澪ちゃん』



澪「今のはムギのツッコミ力を試したんだ。合格」



紬『ありがとう、澪ちゃん!』



澪「ムギさあ、律になんか変なこと言ったよね」



紬『とってもいいことよ』



澪「ふうん……」



紬『澪ちゃん、私からも聞いていい?』



澪「なに?」



紬『澪ちゃん、ひょっとして途中から気付いてなかった?』



澪「気付くって、なにを?」



紬『いろいろ』



澪「色々じゃ分からん」



紬『りっちゃんの気持ちとか?』



澪「……筆ペーンふっふー」

231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/07(水) 16:11:22.09 ID:wTtJTToQo

紬『澪ちゃんって、ちょっと性格悪いわね……』



澪「いやー、ムギには負けるよ」



紬『褒め言葉じゃないのよ!』



澪「てへぺろ」



紬『いつから気付いてたの?』



澪「いつからっていうか……」





~回想~



澪「りつ、遅いな……」



澪「りつー?」



澪「……」



澪「ここら辺にスケベな本とかないかな。百合とかBLとか」ガサゴソ



澪「日記帳があった!」



澪「どうしよう、いやでも……」



澪「よし、読もう」



澪「一日しか書いてない……せめて三日ぐらい書けよ」パラパラ


232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/07(水) 16:16:45.34 ID:wTtJTToQo

澪「えーと、なになに~」



澪「『やっぱり私は澪が好きだ。でもどうしたらいいのかわからない。……』

へー、律は私が好きなのかー」



澪「へー、ほー、ふーん」



澪「…………………へー///」



澪「うわっ、なにあいつこんなことまで書いて……やあん、もう困るなあ///」



澪「なんだよ、一日じゃなくて毎日書けよこういうこと……なーんちゃって、は、恥ずかしいし!きゃー」



律「みおー。ごめん、待たせたな」ガチャ



澪「おっと。私はなにも隠してないぞ」平然



~回想終わり~





澪「って言う感じで…」



紬『ひ、人でなしー!』



澪「日記を見るぐらい別にいいだろ。私は律ののどちんこも観たことあるんだぞ」



紬『その理屈はわからないけど……あ、のどちんこって言いたかっただけ?』



澪「律が私の日記見たら殴るけどな」



紬『人でなしー』

233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/07(水) 16:23:52.52 ID:wTtJTToQo

紬『そ、それならどうしてりっちゃんの気持ちに気付いてない振りなんか』



澪「んー、あいつが自分で言いたがってるのかな、と思って。それなら、私は待ってた方がいいかなとか……」



紬『澪ちゃん…』



澪「ていうか日記にもそう書いてあったし」



紬『人でなしー。途中からりっちゃんで遊んでたでしょ』



澪「人聞きの悪いこと言うな。

それに、私は気付いてない振りなんかしてないぞ。気付いたふりをしなかっただけだ」



紬『あっ、それは屁理屈ってやつね!』



澪「ふふん」



紬『褒めてないわー』



澪「褒めてもいいんだぞ」



紬『機会があったらね』

234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/07(水) 16:28:02.73 ID:wTtJTToQo

紬『ねえ、じゃあその様子じゃ澪ちゃんもりっちゃんのこと…』



澪「待て。私にとって恥ずかしいことを言ったら秘密をばらすぞ……律の」



紬『やめてあげて!わかったから!』



澪「まあもともと、日記なんか読まないでも知ってたし……」ボソッ



紬『今なんて?』



澪「聴こえなかったことは聴こえないまんまにしといた方がいいぞ……そろそろ来るかな」



紬『来るって、なにが?』





律「おーい、澪ー!!」





澪「りつ」



紬『あら、りっちゃん。澪ちゃんのこと追ってきたのね』

235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/07(水) 16:32:54.07 ID:wTtJTToQo

紬『りっちゃんが来ること分かってたの、澪ちゃん?』



澪「べつに。ただ来てくれたらいいなって」



紬『熱いわー。それじゃお邪魔虫は消えるわー』



澪「そう言ってどこかで観てるくせに……」





律「み、澪~」ゼエゼエ


236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/07(水) 16:37:38.15 ID:wTtJTToQo

澪「どうした、律。そんなに慌てて」



律「みおっ、22世紀の未来に行ったりしないよね!!」



澪「そんなに頭のうちどころ悪かったのか…………」



律「へっ。あっ、や、やっぱり夢か!あはは、なんでもない、忘れろ///」



澪「忘れろったって……」



律「とにかく、どっか遠くに行ったりしないよね?」



澪「家に帰るだけだよ。紙に書いといただろ」



律「よ、よかったあ……」

237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]:2011/12/07(水) 16:40:46.31 ID:wTtJTToQo

澪「ずいぶんアッパラパーな夢を見るんだな」



律「うるさい……っくぅぅ~……」



澪「どした?」



律「走ってきたら……おなか……痛くなって」



澪「そっか。さする?」



律「ううん、今日は、いいよ。あてててて……」



澪「ふっ……ほんとにだいじょぶか?」



律「わーらーうなよぉ……」



澪「よしよし」



律「なあ、澪。」



澪「ん?」



律「私、澪に伝えなくちゃいけないことが……」





おしまい

239VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)[sage]:2011/12/07(水) 18:32:42.96 ID:OtfQy95Xo

面白かった


240VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(チベット自治区)[sage]:2011/12/07(水) 23:44:43.63 ID:W5o6Y3n20

すごい楽しかった

おつ

関連記事
スポンサーサイト