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ドラッグ オン ドラグーン3 討鬼伝

土御門「かんぱーい!」一方・結標・海原「「「カンパーイ」」」

1VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/20(月) 17:58:45.48 ID:o6EQhhhAO





土御門「さきいかにチーかまに焼き鳥に~……っと。とりあえずはこんなもんか」ガサガサ



一方「……」



海原「どうぞ、小皿取ってきましたよ」スタスタスタ



結標「ありがと。はい、こっちに氷とマドラーね」カラン



一方「……」



土御門「さんきゅさんきゅ。あーでも夏はやっぱりビールだよにゃー」プシュッ



海原「烏龍茶これで足りますかね」ドサッ



一方「……」



結標「切れたら適当に買い出し行けばいいでしょ」



海原「それもそうですね」



一方「……」



一方「つーかよォ」



土御門「うん? なんだ一方通行」トクトクトク



一方「……うン、まァ久々にグループの連中で集まって飲むことになったのはイイ。だが……」







一方「それでなンで俺ン家に集まンだよ!? どっかの居酒屋でも行けばイイだろォが!」バン!



土御門「まーまー、家飲みならいくらでも好きなだけ騒いでふざけて散らかせるじゃねーかにゃー」



一方「騒いでふざけて散らかすこと前提かよクソが」



海原「それにあなたのご自宅は広い割に物が少なくて殺風景ですからねえ、多人数で集まるのにちょうど手頃な訳です」ニコニコ



一方「あァそォかよこの自己中ども」



海原「この中で一番の自己中な方に言われましても」



結標「ほらほらブツブツ言わない。注いであげるから」トクトクトク



一方「……どォもォ」ハァ



結標「桃のチューハイ、アルコール3%……私は最初はこれでいいか」



土御門「よーし、そんじゃあ全員グラスは持ったか? かんぱーい!!」カチンッ!



海原「はい、どうも」カチン



結標「ハイハイ、乾杯」カチン



一方「ン」カチン













・グループ+αが酒飲んでぐだぐだするだけの話



・原作から五年後くらいの平和な学園都市、捏造設定過多



・未元定規、ほんのり座標通行要素あり



元スレ:ttp://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1345/13454/1345453125.html





2VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/20(月) 18:00:51.25 ID:o6EQhhhAO



土御門「んぐっんぐっんぐ…………ぷはぁーっ!」グイッ



海原「相変わらずのいい飲みっぷりで」



土御門「くあー。染みるぜい。……っだー、しっかしこのメンツで集まるのもホント久しぶりだにゃー」シミジミ



海原「ですね。昔もいろいろゴタゴタしてましたけど一通り片付いたら片付いたでやらなければならないことはむしろ増えましたから」グビ



結標「まあねえ。でも血生臭いゴタゴタじゃなくていい意味で忙しくしていられるって幸せよね。最近つくづく感じるのよ」チビチビ



一方「そォだなァ……」グビグビ



土御門「ま、今となっちゃがむしゃらだったあの頃が今の血肉になってるのは確かだがにゃー」



海原「言い換えれば青かったって奴なんですけどね。自分も皆さんも」



土御門「いや~、オレなんて一方通行に比べたら全然ですたい。あの厨二っぷりは酷かったもんにゃー」



結標「そうそう。今だから言うけど貴方が『こっから先は一方通行だ(キリッ 』とかドヤ顔で私に言った時、恐怖以上にドン引きを感じたわ」



海原「ただの駄洒落ですもんね」



一方「オイ、久々に会ったっつーのにいきなり集中砲火で俺のディスりか」イラッ




3VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/20(月) 18:01:48.64 ID:o6EQhhhAO



土御門「んにゃ、しっかしその一方通行が今では医者だってんだから人生ってのは面白いもんぜよ。

お前が立派に成長してくれて父ちゃんは嬉しいぜい?」



一方「誰が父ちゃンだコラ」



結標「ほら、こうやってちょっと軽口叩かれただけでも以前の貴方なら“殺す”とか“潰す”とか返してたじゃない。本当に成長したわね、ママ嬉しいわ」



一方「あァハイハイ、ここで乗せられちまったらそれこそオマエらの思う壺なのはよく知ってンよ」ケッ



海原「あの頃のあなたはいろんな意味で危なっかしかったですからねえ。して、実際のところそのお仕事の方はどうなんです?」パクッ



一方「ン? まァぼちぼちだ。そォいや妹達の件ではオマエにも世話になったな」



海原「ああ、御坂さんのクローン体である彼女達の延命措置は自分にとっても大切な問題ですから。

でも自分はただの使いっ走りですよ、一番尽力したのはあなたじゃないですか」



土御門「一方通行が開発した新薬であいつらほぼ普通の人間レベルの寿命持てるようになったんだろ?」モグモグ



一方「あァ」




4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/20(月) 18:02:47.20 ID:o6EQhhhAO



結標「で、海原が世界中調べ回ってその新薬の開発に一役買ったと」ムグムグ



一方「冥土帰しレベルの医者なンてそォそォいねェし、特に学園都市の外の妹達の場合なンかあってからじゃ対応が間に合わねェからな」



海原「まあ、じきにあの名医の後を継ぐことになるんですからまだまだこれからですよね」



土御門「つってもあのジーさんも相変わらず元気に現役だけどにゃー。あと百年は生きても驚かないぜよ」



結標「……んー。ところでそこから派生して海原、貴方今どうなの?」



海原「はい? 何がですか?」キョトン



結標「だからその妹達の件で貴方血へド吐くくらい頑張ったじゃない。

その頑張りは流石の御坂さんも認めるところだと思うのだけど」



海原「ああ、そういうことですか。いえ、そのことに関しては自分はただの自己満足でやったことですから。

御坂さんに恩を感じさせてしまった点においてむしろ心苦しいですよ」



結標「うーん……そういうところは本当貴方っていい男だと思うんだけどねえ。恋愛って上手くいかないものね」フゥ



海原「はは、これで自分は結構幸せですからお気遣いなさらなくて大丈夫ですよ」




5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/20(月) 18:04:16.93 ID:o6EQhhhAO



結標「………なんかごめんなさいね。折角のお酒の席なのにしんみりさせちゃって」



海原「いえ、そのお気持ちが嬉しいですよ。

そもそも昔の自分達ではこんな風に同じ卓を囲んで美味しくお酒を飲めるようになるなんて思いもしませんでしたしね」



土御門「そうそう、酒の苦さは人生の苦さだ。たまにはこういう話もいい肴じゃないか。ほら飲め飲め」トクトクトク



一方「土御門くンオヤジ臭ェ……」



土御門「なんだとう? パパに向かってなんてこと言うのこの子は!!」キッ



一方「あ、既に酒回ってきてンなオマエ」



海原「それで結標さんは今何をされてるんでしたっけ」



結標「うん、大学でテレポート系の能力の研究してるわ。同系統の能力者は少ないからまだまだこの分野は未開拓だもの。

また私みたいにカリキュラムでトチってトラウマ負うような子が出てきて欲しくないしね」



土御門「お前のその研究成果を実用化したいって企業がいくつもあるんだっけか。ボロ儲けじゃないか、妬ましいぜよ」



結標「特許取っちゃえば商品化される度お金入るんだけどね。申請が面倒でその内の一つの企業にポイッと売っちゃったのよ」



海原「おや、もったいない」




6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/20(月) 18:05:39.20 ID:o6EQhhhAO



結標「別に普通に暮らしていけるだけの蓄えは十分あるからそれはいいの。

どちらかと言えば研究よりボランティアの方で忙しいし」



一方「あー、オマエの仲間達とやってるアレか」



結標「ええ。置き去り(チャイルドエラー)の子供たちの支援を中心にね。彼らのちゃんとした生活と学資の援助。

それから学園都市に子供だけ預けてあとは蒸発なんてふざけた大人がこれ以上出ないように」



一方「ただのショタコンだと思ってたがオマエもやりゃあ出来ンじゃねェか」



結標「ちょ、だから私はショタコンじゃないって何度も言ってるでしょうが!?」ガタッ



一方「どォだか?」



結標「ぐぬ……大体ねえ、貴方はそうやっていつも上から目線過ぎるのよ。そういうところが厨二病を加速させてるって分かってる?」



一方「……あ?」ピクッ



海原「まあまあまあ、お二人ともそこら辺で。今日くらい楽しく飲みましょうよ」



土御門「この二人が顔合わせりゃ常に喧嘩腰なのは昔から変わらんにゃー。風物詩、風物詩」



海原「土御門さん、しみじみしてないであなたも止めて下さいよ……」



土御門「いやあ、こういう風に変わらない光景ってのも見てる分にゃいいもんさ。喧嘩は酒の花だし」グビグビ




7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/20(月) 18:08:38.20 ID:o6EQhhhAO



結標「好き勝手言わないでよ。土御門、そう言う貴方は最近どうなの? この中で一番都合つかないの貴方じゃない」



土御門「ここのところ『外』で仕事する機会が多いからにゃー。まあオレもそれなりに上手くやってるよ。

でもそのおかげで最近の学園都市内の事情には疎くなってきちまってるからな。

そこら辺の話を聞かせてもらう為ってのも今日お前らを集めた目的の一つだ」



結標「まあ貴方のことだからそっちの方はあまり心配はしてなかったけどね。あまり根を詰め過ぎないようにしなさいよ?」



土御門「おんや、結標がオレに優しいなんて明日は霰が降るか?」



結標「ふん、言ってなさい」



海原「結標さんなりのデレですねこれは」



一方「意訳:実は心配してた」



結標「貴方達ねえ……」



土御門「ああ~、そうだったそうだった。そういやお前らにはこれは言っとかなきゃならんな」



結標「え?」



土御門「――――重大発表だ。心して聞け」キリッ



海原「……真面目モードなあなたとか久しぶりですね。心して聞かせてもらいましょうか」フム



結標「な、なに? 重大って」



一方「……」



土御門「実はな……オレは―――」



結標「……」ドキドキ



海原「……」ゴクリ



一方「……」




8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/20(月) 18:10:24.96 ID:o6EQhhhAO



土御門「真剣に舞夏と籍を入れようかと思って………ぶぎゅるわッッ!!?」ゴシャア!!



一方「あ、悪ィ。ちっと手が滑ってベクトル張り手かましちまったわァ~」



結標「ごめんなさい。ちょっと手が滑って氷を貴方の衣服の中に転移させてしまったわ」



海原「……ええ、まあ大体予想はついてましたが真剣な顔して何を言い出すかと思ったら……」ハァ



土御門「いってぇ! そして冷たい! 夏とはいえ地肌に氷は辛い!!」ガバッ!



一方「つーちみかどくゥゥゥゥン? 元々頭オカシイとは思ってたがオマエは本気で義妹に手を出す性犯罪者に成り下がっちまったのかなァ?」ガシッ



土御門「舞夏とは血の繋がりはないんだしアイツはもう18歳だにゃー! ちゃんと結婚出来る歳だぜい!!」クワッ



結標「引くわぁ……」



海原「え、というかいつもの冗談じゃなくてマジなんですか? え? 法律的に大丈夫なんですかそれ」



土御門「そこら辺はウソツキな土御門さんの腕の見せどころぜよ。上手く誤魔化しゃイケるイケる」



結標「うわぁ」




9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/20(月) 18:12:46.36 ID:o6EQhhhAO



土御門「ま、それでも少なくとも舞夏が成人するまでは待つつもりだがにゃ」



一方「……シスコンもここまで来りゃ逆に立派だわ」



土御門「んー? 何言ってる、真のシスターズコンプレックスはお前だろ一方通行」



一方「あ?」



土御門「実際のとこ最終信号とはどこまで行ったんだ? ん? やっぱもうやることヤっちゃったのか?」ニヤニヤニヤ



海原「!?」ガタッ



一方「…………。久しぶりにプラズマ作って人体にぶつけてみたくなったンだがイイか? イイよな? よし、ぶつける」カチッ



土御門「あっははは、ジョークだジョーク。だからチョーカーのスイッチを入れるなやめろやめて、やめて下さいホント」ハハハ



結標「でもそうねえ。あの子も今じゃもう外見年齢は14、5歳くらいでしょう? お年頃よね」



一方「あン? あァ、まァ」ギリギリギリ



土御門「痛い痛い、ギブギブ」アップアップ



海原「一方通行さん、もうそのくらいに……。

ああ、それにしても今じゃ打ち止めさんはあの頃の御坂さんに瓜二つですよね」



一方「最近じゃ変に知恵付けてきやがってるからある意味昔以上に相手すンの面倒だわ」ポイ



土御門「いっててて……」ヒリヒリ



結標「とか言ってその成長が嬉しいんでしょう。それとも寂しい?」クス



一方「ばァーか」




10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/20(月) 18:14:42.30 ID:o6EQhhhAO



土御門「にゃー。お前昔っから頑なに最終信号のこと家族として大切とか言ってるが本当にそれだけか?

マジで恋愛感情は混じってないのか?」



一方「まだ言うか、懲りねェな。もっかい首絞めとくか?」



結標「ロリk…」



一方「それ以上口に出したら家から叩き出すぞアホ」



結標「何よ、貴方だって私のことショタコンって言ったでしょ! 因果応報よ!!」



一方「あーはいはい、悪かった悪かったスミマセン」



土御門「お、一方通行も素直に他人に謝れるようになったか。本当に大人になって……」ホロリ



海原「土御門さん、あなたちょっと飲むペース早過ぎですよ。もう少し抑えて下さい」



結標「もういい歳なんだから飲み方くらい覚えなさいよ。内臓やられて早死にするわよ?」



土御門「その時は一方通行になんとかしてもらうぜよ。あ、そこの缶ビール取ってくれ」チョイチョイ



一方「ほらよ。っつかなンでもかンでも俺に頼ろォとすンな」つ缶ビール



海原「結標さんはそこのところ昔からかなり気を遣ってましたよね。なんかサラダばっかり食べてた記憶しかありませんよ」



結標「健康とスタイルを維持する為には当然よ」




11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/20(月) 18:16:33.50 ID:o6EQhhhAO



土御門「一方通行は肉ばっか食べてた割に相変わらずほっそいけどにゃー」



一方「どォ頑張っても肉付かねェンだよ。おい土御門、オマエのその首から下の筋肉切り取って俺と交換しろ」



土御門「ナチュラルに猟奇的な発言しないで欲しいぜい……」



結標「食べても太らないとか女の敵よねえホント。憎たらしい」



海原「ガリガリなモヤシボディなんかより適度に肉付きがいい方が健康的でいいじゃないですか。

結標さんは十分女性らしい魅力的な体型だと思いますよ?」



結標「あら、ありがとう。なんか貴方って紛れもなく変態なのにそういう台詞を言う分にはセクハラっぽく聞こえないから不思議よね」



海原「だから自分は変態ではなくてですね……御坂さん一筋で丸五年ですよ?」



結標「その異常な執着からしてもう変態でしょう。いい加減諦めてあのショチトルって子にしたら?」



海原「ショチトルですか。まあ自分はどこぞのお人好しヒーローさんと違ってそこまで鈍くはないつもりですから、

彼女からそういった意味で明確な好意を持たれていることは分かってますけどね」



土御門「あの子の一体何が不満なんだ?」プシュッ ゴクゴク



海原「不満なんて何一つありませんよ。ただそれ以上に……御坂さんを好きになってしまった。それだけです」




12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/20(月) 18:18:40.95 ID:o6EQhhhAO



結標「ああ~もう健気っていうかいじらしいっていうかバカっていうか痛々しいっていうか……。

ほらグラス貸して。お酌してあげる。私が許すわ、飲みなさい」トクトクトク



海原「おっと、すみません」トットット



結標「本当報われないんだから……。あ、そっちのお皿空いたわね。じゃあチーズとサラミの追加、どーん」ドサドサ



土御門「あーそこで『私がおつまみになるような物作るわね☆』まで言えたら満点だったんだがにゃ~」



一方「結標にそれは禁句だ」



結標「う、うるさいわね。誰にだって得手不得手くらいあるでしょう? 私はそれがたまたま料理だっただけよ」



海原「そうですよ、料理が苦手なことくらいなんですか。

それを補って余りある長所が結標さんにはたくさんあるじゃないですか」ニコ



結標「海原……」ジーン



一方「土御門くゥン、コイツちっと同情されたからってあっさり結標側につきやがったぜェ?」ケラケラ



土御門「安い男だにゃー。というか結標、お前未だに何も作れないのか? あれから五年だぞ?」



結標「う……そりゃ多少はマシになってるわよ」



一方「多少かよ」



土御門「『多少』って自覚してるだけまだ謙虚とは言える」



一方「要するに今でもあの殺人料理を量産していると」



土御門「まるで成長していない……」




13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/20(月) 18:20:59.55 ID:o6EQhhhAO



結標「ぐっ……海原ぁ~。この酔っ払い共いつも以上にムカつく絡み方してきてウザいんだけど!」



海原「仕方ありませんねえお二人とも」ヤレヤレ



一方「え? ただの事実を指摘したまでですけどォ? なァ、土御門」ヘラヘラ



土御門「そうだぜい?」ヘラヘラ



結標「何なのよこの扱いは……。私はグループの紅一点なのよ? こんな男臭い連中の中に咲く一輪の華よ?

もっと丁重に持て囃しなさい、崇め奉りなさい」



一方「自分で自分のこと華とか言っちまう女はただの地雷だ」



土御門「ついでに露出癖まであったしな」



結標「とっくにあの恰好はやめたでしょうが! あのね、そうやって貴方達が馬鹿にするから私もあれから頑張ったの!!

小萌と秋沙に教えてもらってカレーくらいならまともに作れるようになったんだから!!」バンバンバン!



土御門「あー小萌センセに姫神か。そりゃ確かに優秀な指導者だ」



海原「ああ、土御門さんと結標さんはその繋がりもあるんでしたね。元教え子と同級生ですか」



一方「俺もあの非合法ミニ教師は知ってンぞ」




14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/20(月) 18:22:52.59 ID:o6EQhhhAO



結標「そっか。私達って利害関係で組んでるだけのはずだったけど、実はそういう横の繋がりも多かったのよね」



土御門「姫神は毎日手作り弁当持参してたしっかり者だからにゃー。

ありゃ将来いい嫁さんになるぜい。想い人が“アレ”って点で前途多難だがにゃ」



結標「上条君ね。彼には私もちょっと恩があるし……本当は彼の能力って幻想殺しじゃなくて女殺しなんじゃないかしら」



海原「言えてますね」



土御門「はー、でもちっと思い出しちまったぜよ。卒業式ん時小萌センセが泣きまくってな。

オレ、基本的に無感動な人間だけど流石にあれはグラッときたぜい」



一方「黄泉川の奴もそン時目ェ腫らしまくってたなそォいや」



結標「あ、その黄泉川さんは最近どうなの? 元気にしてる?」



一方「相変わらずだよ。もォ三十路も過ぎてるっつーのに男の一人も作らねェで好き勝手やってやがる。

教師と警備員の仕事が私の生き甲斐とかなンとか抜かしてやがるが……ありゃシリアスをコミカルに解決する女だからなァ」




15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/20(月) 18:24:44.79 ID:o6EQhhhAO



海原「でも変わらずお若く綺麗じゃないですか。まだまだ二十代にしか見えませんよ。言い寄ってくる男性も多いのでは?」



一方「あー、なンか浜面の知り合いの半蔵とかいうのに何回かプロポーズされてンだが毎回あっさりフッてンな。

ンでその度郭とかいうふざけた和服の女が出てきて半蔵に泣きついてる」



土御門「おおう、なかなかの愛憎模様だにゃー……。で、もう片方の芳川桔梗はまた研究者として働いてるんだったよな?」



一方「おォ。アイツ元々は教師志望だったンだが、やっぱ適性がないしデスクワークが向いてるっつーからよォ。

布束とかにコネ使ってもらってな」



結標「布束砥信、学習装置(テスタメント)を開発・監修した元天才少女で現天才科学者ね」



一方「正直アイツにゃ頭上がンねェわ。

芳川は芳川で『私は二度と研究職に携わっていい人間じゃないから……』とか遠い目しながら言ってたが、ありゃ単に働きたくなかっただけだ」



海原「根っからのニート気質ですね」




16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/20(月) 18:29:07.41 ID:o6EQhhhAO



一方「だがなンだかンだで一旦現場復帰したら生き生きしてンよ。

妹達の寿命延ばす新薬の開発にはアイツも一役買ってるしな。芳川がいなきゃここまで早く完成出来なかった」



土御門「持ちつ持たれつ、互いに助け合って生きてくのが人間の知恵なんだにゃ~」



結標「土御門、貴方やっぱりちょっとオヤジ臭い」



土御門「ひでぇや」



一方「しょっちゅう俺ン家来てはコーヒー淹れろだの肩揉めだの根本的なとこは何一つ改善されてねェのが難点だ」



土御門「ははは」



海原「……というか話が逸れまくってますよ。肝心の打ち止めさんは現在どうなんです? 中学生やってるんですよね」



一方「『絶対絶対お姉様と同じ学校に行きたいー!ってミサカはミサカは(ry』ってうるせェから今は常盤台に通わせてる」



結標「あ、そのミサカはミサカは~って口調は変わってないのね」



一方「本人もイイ加減直したいっつってンだが長年のクセでなかなか抜けねェンだよなァ」



海原「可愛らしくていいじゃないですか。無理に直す必要ありませんよ」



一方「今はまだギリで大丈夫かもしれねェが、何時まで経ってもあンなバカ口調じゃ将来的な意味でどォしよォもねェだろうがよ」



結標「親御さん(笑)」



土御門「親御さん(笑)」



海原「過保護(笑)親バカ(笑)セロリ(笑)」



一方「……オイ海原、オマエのはただの罵倒じゃねェか」



海原「だってぶっちゃけ羨ましいんですよ! あんな可愛らしい子と一緒に暮らしてるとか! 自分にその権利を譲って下さい!!」ダン!



一方「やかましいこのド変態が。つーか今はアイツ寮に入ってるから一緒に暮らしてねェし」



土御門「あー、そかそか。常盤台は全寮制だもんな」



結標「寂しいわね親御さん」ポン



土御門「背中が煤けてるぜ親御さん」ポン

18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/20(月) 18:32:56.25 ID:o6EQhhhAO



一方「だからオマエらは………あァもォイイ」ハァー



結標「それで番外個体の方は貴方のところで働いてるんだったっけ」



一方「あァ、『ミサカは学校通うのメンドくさーい』とか言うからウチの病院手伝わせてる」



海原「ナースな番外個体さんですか……ふむ」



一方「おい、今ナニ想像しやがった」ギロ





pipipipi…



一方「ン、俺の携帯か」パカッ ピッ





一方「ハイハイ、もしもォーし?……あン? なンだオマエかよ」



一方「いや酔っててディスプレイ見てなかった。

あァ、家で飲ンでる。グループの連中だ。ン、そォ」



一方「……はァ? あー分かった分かった好きにしろ。

うン? いやそれは別に要らな……あ、ちょっと待て」



一方「オマエらなンかコンビニで買ってきて欲しいもンあるか?」



土御門「軟骨の唐揚げと枝豆」



海原「自分は特に」



結標「ええと、サラダスティックと……あ、あと氷も追加で」



一方「ン。……聞こえたか? おォ、じゃあまた後でな」ピ





一方「これから一人増えるぞ」パタン




19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/20(月) 18:35:09.30 ID:o6EQhhhAO



土御門「誰だ?」グビ



一方「垣根」パクパク



土御門「あーアイツか」



海原「第二位さんですか」



結標「あら、あのイケメン来るの?」



土御門「うわ、イケメンってだけで食い付いてきやがったぞコイツ」



結標「メイドに食い付く貴方には言われたくないわよ。ていうか彼って彼女持ちでしょ」



一方「もォ近くまで来てるらしいから多分すぐ着くな。

あー、でもなァーンかアイツも既に出来上がってるっぽいカンジだったンだよなァ……」



土御門「手土産持参ならオレは来る者拒まずだぜい?」モグモグ



海原「ちょっと土御門さん、あなたさっきから一人で砂肝消費するのやめて下さいよ。自分達の分がなくなるじゃないですか」



土御門「おっと、いっけね」パッ



結標「この唐揚げのパックも開けるわね。レモンかけちゃっていい?」パカッ



土御門「ういうい」



一方「俺はかけない派なンだがなァ」



結標「じゃあ半分取り分けてこっちにだけかけるわ」



一方「ン」




20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/20(月) 18:37:18.68 ID:o6EQhhhAO



土御門「えーっと、とりあえず学園都市組の奴らであと話題に出てないのっつーと……浜面はどうだ?」



一方「相も変わらず能力追跡とベタベタよろしくやってンな」



海原「お熱いことで」



一方「っつかそもそもアイツら同棲してるしなァ。

今じゃ能力追跡の体晶の毒もほぼ全て抜けきってっからあっちの方も問題ねェ」



結標「あっち?」



一方「もォすぐアイツら結婚すっからよォ、それで妊娠した時胎児に影響出ねェか二人ともすげェ気にしてたンだよ」



海原「ああ、なるほど」



土御門「あの二人もついに正式に夫婦か。感慨深いな」



海原「式の時は自分も当然参列させて頂きますよ。ええ、その為なら仕事の一つや二つ放り出してみせますとも」



土御門「オレもオレも」



結標「友人想いと言えば聞こえはいいけど、ただ単に仕事サボりたいだけじゃないの貴方達」



土御門「そうとも言う。カミやんはカミやんで大学生やってるしみんな元気でいいことだにゃ~」



海原「留年してますけどね」



結標「留年したけどね」



一方「留年したけどなァ」



土御門「言ってやるな。あの巻き込まれ不幸体質だけはどうもならん。

むしろカミやんのおツムの出来で大学受かっただけでも奇跡だにゃー」



一方「つっても世界を救ったヒーローが単位落として留年ってのもどォなンだ? らしいっちゃらしいが」



土御門「あっはっは、世の中そんなもんぜよ。だからこそ面白いのさ」




21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/20(月) 18:39:12.93 ID:o6EQhhhAO



結標「それでそれで? 結局彼のハートをズキュンと射止めた子はまだいないの? あのシスターは?」ワクワク



一方「今時ズキュンて……」



土御門「インデックスも『禁書目録』として精力的に働いてるからにゃー。なかなかどうしてアイツらもじれったいぜい」



海原「自分としては御坂さんに幸せになって欲しいんですがね……」



結標「本当に複雑よね貴方。ああ、彼女も今は外を飛び回ってるのよね?」



土御門「大学飛び級で卒業して世界中の研究機関と協力して意欲的に論文を発表しまくってるからな。

オレも仕事ん時かち合わせたりすることあるし。カミやんとはえらい違いだにゃー」



海原「流石御坂さんです」



一方「まァ、定期的に妹達と友人に会う為っつってこっちに帰ってきてもいるが一番の目的はヒーローだろォな」



土御門「カミやんばかりに吸い寄せられるように女が集まってくる……“吸引力の変わらないただ一つの女殺し(レディーキラー)”」キリッ



結標「なにそのキャッチコピーwww」




22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]:2012/08/20(月) 18:41:44.60 ID:79q7+tJr0

むぎのん振られたか…

23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/20(月) 18:41:46.05 ID:o6EQhhhAO



土御門「あ゛ー考え出したらなんか途端に腹立ってきたにゃ~カミやん爆発しろ。酒だ、酒持ってこーい!!」



一方「手に一升瓶抱えながら言うな。マジで急性アルコール中毒で死ぬぞ」



海原「というか話を総合するとやはりインデックスに一番分があると?」



土御門「どうかにゃー。アイツも最近じゃ超電磁砲と微妙に和解っつーか不可侵条約結んでて逆に拮抗状態になってるっつーか」



一方「女のドロドロって怖ェ……」



土御門「やー、なんだかんだで根が気のいい二人だからな。本当に仲良くなって一緒に遊んだりもしてるみたいぜよ」



結標「なんだ、つまんない。もっと昼ドラもびっくりな展開になってると思ったのに」



一方「煽ろォとすンなバカ」



土御門「後ろにはまだまだ奥手に見えて実は案外積極的な隠れ巨乳五和、

モロカミやん好みな管理人さん系爆裂スタイルのねーちん、妹達、姫神、オルソラ、雲川芹亜、etc……。

いくらでも控えてるからにゃー。はてさて、どこでどう転ぶか分かったもんじゃないぜい?」



海原「ハハッ、爆散しろ」



結標「目が笑ってないわよ海原……。私的には秋沙を応援したいけどあの通り消極的な子だから、ね」



土御門「んーそれでもやっぱりインデックスは特別なのかもしれないがな。……カミやんの記憶喪失のこともあって」



一方「あァー……」




24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/20(月) 18:43:45.20 ID:o6EQhhhAO



土御門「あの二人は生きてきた年数分の記憶が全部きちんとある訳じゃない。それぞれ足りない、抜け落ちている時間がある。

だからこそ寄り添ってそれを埋めようとしているのかもしれない。……なんてにゃー」



結標「確かにそれが恋愛的な意味であろうとそうでなかろうと、二人が一緒に並んでるとそれだけでなんというかこう……癒される?

っていうのとはちょっと違うかしら。でも、うん。なーんかいい感じなのよね。しっくり来るっていうか」



一方「まァ、それは分かる」



結標「ふふ。それにあの子が何か食べてる姿見るのってやっぱり好きよ。気持ちいいくらい豪快で」



海原「本当に幸せそうな顔して食べますもんね」



土御門「オレとしてはステイルの奴にももうちっと気張って欲しいけどにゃー。からかいの種的な意味で」



一方「オマエは他人巻き込ンで引っ掻き回すのクソ上手いからな」チッ



結標「御坂さんも彼女の10分の1でも自分に正直になれればねえ」



土御門「筋金入りのツンデレールガンだからにゃー」



一方「もォ二十歳近いンだし、あのあからさまっぷりはどォにかならねェもンかね」



結標「中学生時代ならともかく流石に今の歳じゃ微笑ましい通り越してイタくなりつつあるものね」



土御門「だにゃー」



海原「………あなた達もしかして自分に喧嘩売ってます? 御坂さんを侮辱することだけは許しませんよ? テクパトりますよ?」ガタッ



土御門「テクパトルを動詞にするな。いやいや。超電磁砲は舞夏の大切な友人だからにゃー。そんな相手をオレが馬鹿に出来るはずないぜよ。

むしろアイツと親しくしてくれる彼女には感謝してるんですたい」



海原「そうでしたか。それは失礼致しました」




25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/20(月) 18:45:04.43 ID:o6EQhhhAO



<ピンポーン





土御門「お? 例のお客さんが来たか」



海原「垣根さんですね」



一方「うし、出てくるか。どっこいしょっとォ」スクッ



結標「一方通行、土御門のオヤジ臭が伝染ってるわよ」



一方「うるせェよ」カツカツカツ






44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 00:49:56.83 ID:vrTbDDrAO









垣根「ういっす」ドタドタ



土御門「よーっす」



海原「こんばんは」



結標「お久しぶり……っていうか酒臭っ! ちょ、貴方既に私達より飲んでるでしょう!?」



垣根「飲まなきゃやってらんねーんだよーん」ヘラヘラ



結標「は?」



一方「あ?」



一方「………おい垣根。そォいやオマエ心理定規の奴はどォした」



垣根「別れた」ドカッ ドサッ



一方「やっぱりか」ハァ



海原「あーなるほどそういう……」



土御門「なになに、フラれた? ざまあ」



垣根「うっせぇバーカ結標以外死ね。フラれたんじゃなくフったんだよ。

んで、とりあえず買ってくるもんはこれだけでよかったか?」ガサガサ



土御門「おおう、軟骨軟骨。有り難ぇにゃー」ナムナム



垣根「はー。まずは焼酎くれ焼酎」ズイ



結標「荒れてるわね。一体今回はどうしたっていうのよ?」トクトク



垣根「あ゛ー思い出しただけでムシャクシャする。今度の今度こそ許さねえわあのアバズレ」ガシガシ



一方「ンなこと言ってどォせまた一週間もすりゃ元の鞘にすっぽり納まってンだろオマエら。

茶番もイイとこだ。付き合わされる方の身にもなれ」



垣根「いーや、今回はマジでドタマに来たね。あんなクソアマこっちから願い下げだ」グビッ



海原「そのご様子ですとまさか心理定規さんに浮気でもされたんですか?」




45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 00:51:03.31 ID:vrTbDDrAO



垣根「変わらねえな。あいつ再三やめろっつってんのにまだしょうもねえ小遣い稼ぎやってやがった」イライラ



結標「あらら」



土御門「それってエロオヤジ相手のお話要因みたいなもんだろ? それくらい許してやってもいいんじゃないかにゃー」



一方「器の小ささが露呈したな」



垣根「うっせバーカ! 考えてもみろお前ら、もし最終信号やあのメイド娘があいつと同じことやってたらどうだよ!?」



土御門「………………屋上へ行こうぜ、久々にキレちまったよ……。舞夏がそんなビッチ臭いことするわけないぜよ!!」ガターン!!



一方「打ち止めがそンな売女みてェなマネすると思ったかこのボケが、喧嘩売ってンだな? あ?」ガタッ



垣根「だから俺も同じ理由でブチ切れてんだよ!!

つーかテメェら人の女のことビッチだの売女だの好き勝手言ってんじゃねーぞコラァ!!」



海原「別れてるのに自分の女とか言っちゃう辺りがちょっと……。

未練たらたら通り越してドバドバ溢れ出してるじゃないですか。キャパシティオーバーしてるじゃないですか」



一方「オマエのそォいうとこに向こうも愛想尽かしたンだろ」



土御門「これだから嫉妬深い男は……」



垣根「あ?」ピキ




46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 00:52:35.10 ID:vrTbDDrAO



結標「ちょっと、貴方たち煽るのやめなさいよ。垣根君も勘弁してあげて、所詮酔っ払いが調子乗って絡んでるだけだから」



垣根「ああ、女神だ……俺に温かいのはせいぜい自販機の缶コーヒーと結標くらいだよ」ジーン



結標「貴方相当酔ってるわね……っていうかそれは私が缶コーヒーと同レベルってこと?」



垣根「違うから。穿った解釈しないでくれ」



一方「でもよォ。あのドレスの女、オマエが人体細胞の構築とか訳分かンねェ離れ技習得して復活したの知った時、泣きながら抱き着いてきたンだろ?」



垣根「……あー、まあな」



土御門「なるほど、それにやられちまったわけだ」



海原「愛ですねえ。まあそこまでされた上でのその仕打ちじゃ垣根さんが怒るのも無理ありませんか」



結標「結構独占欲強いのね。束縛されるのは嫌だけどそれぐらい想ってくれるっていうのは確かに魅力的かしら。貴方、外見も素敵だしね」フフ



垣根「お、いい感じ? アンタみたいな綺麗な子なら大歓迎だ。よかったらこれから二人きりで飲み直しに行かねえか?」



結標「んー、でもその軽さはちょっと減点」



垣根「おっと、手厳しいな」ハハ


47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 00:55:25.73 ID:vrTbDDrAO



一方「オマエ心理定規と喧嘩別れする度すぐ他の女口説き出すのやめろ、そォいう軽いとこがアイツ幻滅させてンだってことにイイ加減気付け。

結標、オマエもいちいちノってやるな」



結標「あら、ヤキモチ?」



一方「言ってろ言ってろ」ヒラヒラ



土御門「そういやあ結標も浮いた話まったく聞かないがそろそろ男作らないのか?」



結標「余計なお世話よ」フン



海原「でも黄泉川さん同様あなたもいろんな男性から引く手数多なんじゃないですか?」



一方「“数多”とかいう単語出すのやめろ」



結標「恋人がいない女=寂しい奴みたいな等式やめなさいよ。別に焦ってる訳じゃないし、吟味中よ吟味中」



土御門「そう言ってもう二十歳もいくつ過ぎたか。花の色は移りにけりなだぜい?」



結標「あーうっさいうっさい。私はピチピチの女子大生なのよ、まだまだ若さで勝負出来るわよ」



一方「だから今時ピチピチとか言うのが……」



垣根「おいおい、こんな美人に寄ってたかってなに文句付けてんだよジャガイモども」



結標「……垣根君。貴方やっぱりいい男だわ」ガシッ



垣根「光栄だな」



土御門「ま、こうやって体面取り繕わず互いにボコボコに出来るのがオレら『グループ』らしいとこでもあるんですにゃー」



海原「その通り」



結標「……不本意だけどそれは認めてあげる」クスッ



一方「意訳:グループ大好き」



結標「だから一方通行貴方はねえ……」



海原「酔いが回ってトリップしてるだけですよ結標さん。本当は一方通行さんも同じ気持ちなんですから」



土御門「お前も重度のツンデレ患者だもんな」ニヤニヤ



一方「うぜェ……」



垣根「なんだよ俺だけアウェーじゃねえか。ちっ、来るんじゃなかった。

あーあーあー、こうなりゃ他にも誰か呼んじまおうかなあ~?」




48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 00:56:50.68 ID:vrTbDDrAO



土御門「まあそれでもオレは構わないが。どうする? オレのツテならすぐに何人か捕まえられると思うぞ」



結標「そうねえ、どうせならこんなむさ苦しい連中より可愛い子と飲みたいわ」クスクス



一方通行「オマエショタだけじゃなく女もイケたのかよ……引くわァ」



結標「ちょ、だから私は何回ショタコンじゃないって否定すれば分かるのよ!? それにレズでもない!!」



土御門「んー、ねーちんとステイルならちょうど今こっち来てるけど少なくともねーちんは酒癖最強に悪いからパスだしにゃー。

っつか今頃カミやんとインデックスと四人水入らずでやってるだろうし。そうなると……」



海原「ハイ! ここは番外個体さんがいいと思います!!」



一方通行「よくねェよバカ、オマエのいるとこにアイツ呼ぶのだけはねェよ。

つーか見てくれは成長しててもアイツも実年齢はまだまだガキなンだよバカ、飲みの場に呼べるかバーカ」



海原「……そんなにバカバカ連呼しなくてもいいと思うんですが。流石の自分も傷つきますよ?」



一方通行「そのまま瀕死状態になるまで勝手に傷つきまくってろストーカー野郎。最初の方の紳士っぷりはどこへ消えた」



結標「あ、そうだ。それなら絹旗さん呼んでもいいかしら?」



一方通行「あァ? あのチビか?」




49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 00:58:31.57 ID:vrTbDDrAO



海原「アイテムの絹旗最愛さんですか。お二人って親しくされてましたっけ」



結標「ほら、あの子も置き去り出身だからその関係で知り合ってね。今じゃ妹分みたいな感じかしら」



一方「つってもアイツも未成年だろォがよ」



結標「あら、あの子意外とザルなのよ?」



土御門「窒素装甲か。それはそれでなかなか面白そうだぜい」



垣根「えー? マジであいつ呼ぶ訳?」



海原「おや、乗り気じゃないようですね」



垣根「いや、俺自身は別にいいんだが向こうの方で俺のこと嫌ってるからな」



一方通行「あー、オマエ暗部の抗争ン時アイツらのこと叩きのめしてるもンな」



垣根「ま、今となっちゃそこら辺はお互い水に流してはいるんだが元々アイテムとはずっと対立してたしな。

プライドの高い麦野を筆頭にあの一派からすりゃどうにも俺はいけすかない存在みてえだ」




50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 01:00:03.74 ID:vrTbDDrAO



一方通行「オマエも前は俺のこと気に食わねェつって何度もぶち殺しに来てただろ。

復活して即喧嘩売りに来やがったじゃねェか」



垣根「そりゃクソ有り難くもねえ偽善臭いご高説垂れまくったあげく文字通りグチャミソにしてくれたテメェにゃムカつきっぱなしだったよ。

……だがまあそれも今は昔、だ」グビグビ



土御門「なんだかんだ仲いいよにゃーお前ら。疑っちまいそうだぜい」



結標「あらやだ、もしかしてベーコンレタス?」



海原「第一位と第二位の絡みですか。需要ありますかね」



一方通行「キメェこと言ってンじゃねェぞボケども」



垣根「は? つーか一方通行は女だろ。なに言ってんだお前ら」キョトン



土御門「……えっ?」



海原「えっ?」



結標「えっ?」



一方通行「……………」







土御門「え……、え? ちょっと待て一方通行。その沈黙、お前もしかして本当に……?」オソルオソル



海原「は、ははは。どうしたんですかこんな見え透いた嘘に騙されるなんて土御門さんらしくないですね。

垣根さんの冗談に決まってるじゃないですか」ハハ



結標「……ね、ねえ一方通行。貴方なんで無言なの?」




51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 01:01:58.92 ID:vrTbDDrAO





一方通行「……哀れだなァ。本気で言ってンならオマエら全員まとめて抱き締めたくなっちまうくれェ哀れだわ。

あンだけ行動共にしてた元同僚が誰一人俺の性別に気付いちゃくれなかったなンてよォ……」



結標「そ、そんな。まさか本当に……」ガクガク



一方「あァ。俺は実は女――――……」















一方「な訳ねェだろふざけンなクソ垣根ェッッ!!」カチッ ゴッ!!



垣根「ごぱぁッッ!!?」ゴキャッ!!



土御門「あー、モロに決まったな」





垣根「お、おおお……ベクトル頭突きは流石にキツい……」プルプル



一方「自業自得だクソボケ」ペッ



結標「や、やだ……本気でビビったじゃない。やめてよね」ドキドキ



一方「騙されるオマエらもオマエらだ。俺の性別ぐらい見てすぐ分かンだろォが」チッ



土御門「……」



海原「……」



垣根「……」



結標「……」



一方「……オイ、なンだその無言の目は」



結標「いや、だって正直……ねえ?」



土御門「お前がもし本当に百合子ちゃんだったとしてもオレはすぐに受け入れられる」ウン



一方「なンでだよ!? つーか誰だよ百合子って!」



海原「お約束の鉄板ネタって奴ですよ」ニコ




52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 01:03:41.42 ID:vrTbDDrAO



垣根「あー、言っとくがそいつ間違いなく男だぞ。前に調べたことあるから俺」シレッ



一方「は?」





一方「ちょっ待て、調べたってオマエ何しやがった!? 知らねェぞンなこと!」



垣根「いやーお前が寝てる隙に服をちょっとこう、ぺらっと……」



一方「はァァァァァァ!!?」



結標「うわあ。うわあ」



垣根「いや、どうせ男だろうなと思ったからやったんだぜ?」



一方「もし仮にそれで俺が女だったとしたらどォすンだよ犯罪だぞ!!」



土御門「ついさっきと言ってることまるきり矛盾してるぜい?」



垣根「まあそれならそれで……眼福?」



一方「うわァもォ信っじらンねェコイツ……死ねよマジで……」グスッ



海原「まさかのマジ泣きですよ」



土御門「まあオレでももし寝てる間に男に服捲られて中見られたりしたら泣くな。キモ過ぎて」



垣根「結果男だって判明したんだしいいだろ、下まで覗いた訳じゃねえし。

むしろ俺が証人になってやったんだ、感謝しろモヤシ」ハン



結標「とんでもない開き直りを見たわ……」



垣根「そうそう、ついでに言っちまえば……あ、やっぱ流石にこれはやめとくか」



海原「え?」



垣根「んーでもどうすっかな~」ニヤニヤ



土御門「なんぜよなんぜよ?」ウキウキ



結標「なになになに?」ワクワク



一方「……おい待て、嫌な予感しかしねェぞ垣根マジでふざけn」




53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 01:05:38.58 ID:vrTbDDrAO







垣根「…………こいつの乳首超ピンクだった」



一方「」



結標「コフッ」



土御門「オッフ」



海原「コポォ」



一方「……かァァァきねくゥゥゥゥゥゥン? ちょっともう一回素敵に愉快な冷蔵庫に戻してやるから表出ようかァ!!?」ガシッ



垣根「ヤダ」



一方「ぐ、がぎ……オマエ本当……マジで本っっっ当……」プルプルプル



土御門「~~~っ!~~~っ!!」バンバン!!



海原「土御門さんが完全にツボに入ってしまってますね……」フルフル



結標「う、海原貴方も大概よ……」フルフル



垣根「あれは本気でビビったわ。確実に今まで見たどの女より淡い薄桃色だった。ぶっちゃけ引いた」



一方「具体的に言い表してンじゃねェよクソッタレがァァァァァ!!!!」



土御門「ひーっ! ひーっ!! これはムリだ、ここから先一ヶ月は腹筋が崩壊し続けるにゃー」ゲラゲラゲラ ドッタンバッタン



結標「貴方……いえ貴女やっぱり百合子ちゃんなんじゃないの? 女として素直に負けを認めるわ。完敗よ」プルプルプル



海原「お、おめでとうございます」プルプルプル



一方「死ね! オマエら全員死に腐りやがれカスどもがァ!!」




54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 01:07:47.78 ID:vrTbDDrAO



土御門「うおう、一方通行の全力の『死ね』が来たか。

本気でここらで打ち切っとかないとガチで怖いにゃ~」



結標「そういえば元は絹旗さんの話だったわね。呼ぶなら私着信入れるけど」



一方「どっちみちこの馬鹿がいるって分かったら来ねェだろ」イライライラ



垣根「俺も嫌われたもんだな。世知辛い世知辛い」



海原「原因の十割が完全にあなた自身ですよね」



垣根「つーかそっちもそっちだがもう一つあのチビが俺のこと嫌ってる理由があってな」



土御門「ん?」



垣根「俺、今は長点上機の院にいるんだけどよ。頼まれて高等部の臨時講師もやってんだよ」



一方「あァ、そォいやオリジナルの後輩もそこ通ってンだったよな。あのツインテ元気か?」



垣根「相変わらずお姉様お姉様うるせえよ。ま、それでも成績はトップクラスなんだがな」



結標「白井さんか。彼女には昔迷惑かけちゃったからなあ……」



土御門「あれ、でも舞夏経由で聞いたがあのお嬢さんは長点のことあまりよく思ってないんじゃなかったか?」




55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 01:10:12.26 ID:vrTbDDrAO



垣根「まあ確かにあの学校は完全な実力主義のエリート排出機関だったからな。

あそこら辺のトップ校が固まってる一八学区自体、定規で測ったような堅っ苦しい造りの箱庭みてえな場所だ。

大人にとっちゃこれ以上なく都合のいい学区だろうが学生からすりゃ息苦しいだけだわな」



海原「でも御坂さんの後輩さんは現在そこに通ってらっしゃるんですよね?」



垣根「暗部が解体してこの街の汚ぇ部分が露見してからかなりいろんな面が改善されてきてるからな。

親船とか貝積あたりがかなり尽力してるし……だからウチの学校も大分まともな体制になってきてんだよ」



土御門「あーそかそか。そうだったな」



結標「ウチの大学も一八だけどね。ああ、でもそれで話が繋がったわ。絹旗さんもそこ通ってるんだったわね」



垣根「そうそ。で、生意気にも俺の授業が気に食わねえらしい」



海原「スパルタなんですか?」



垣根「そんなつもりはねえんだが」



土御門「長点上機学園高等部……あ、思い出した。確か第七位の根性バカもそこ通ってるって話だったな」



垣根「あーあの問題児な……」



海原「え?」



海原「ちょっと待って下さい。第七位の削板さんって自分達と歳変わりませんよね。それで高校生ってどういうことですか」



垣根「『削板ちゃーん。バカだから高校に再入学してやり直しでーす』ってことだ」



海原「ああ……」



結標「無駄に分かりやすいわ……」



一方「……垣根。オマエちょっとどンな内容の授業してるか口述してみろ」



垣根「えー? そうだな、まあ大体……」






56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 01:12:08.25 ID:vrTbDDrAO



――――――

――――

――









垣根「ハイ、ガキ共席つけ~。授業始めんぞー」ガラッ



黒子「ごきげんよう、垣根先生」



婚后「ごきげんよう」



垣根「はいはい、ごきげんよう」スタスタ



削板「ごきげんよう垣根先生!!!」



垣根「削板お前はキモいから言わなくていい。つーか声でけぇ、うぜぇ、暑苦しい。

お前本来なら大学行ってる歳だって分かってるか?」



削板「ハッハッハ、本当は小学校からやり直せと言われたんだが流石に馬鹿にされてる気がしてな! 根性で高校からやり直すことにしたぜ!!」



垣根「7×4は?」



削板「32!!!」



垣根「小学校からやり直せ」



婚后「垣根先生!」ビシッ



垣根「あん? なんだ、えーっと婚后?」



婚后「やはりわたくしがこんな掛け算すら出来ない方と同じクラスというのは納得いきませんわ!! わたくしは由緒ある婚后家の……」



垣根「だから何度も言ってんだろが。このクラスは特別開発研究室(とくべつクラス)、学年・人格・脳ミソの出来問わず一つでも秀でた才能がある奴なら入れんだよ。

まあ確かに削板の奴はペーパーテスト全滅で最後は身体測定の一点突破で入った訳だが、単純にその能力で言えばお前らより全然上だ」



削板「おお! 垣根先生に誉められた!!」キラキラ



黒子「むしろ馬鹿にされてると思うのですが……」



婚后「でも……」



垣根「婚后、お前はそのすぐ自分をデカく見せようとするとこを直せ。

どっちみち俺からすりゃお前らなんざ目クソ鼻クソなんだよ」



婚后「む、」




57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 01:13:57.27 ID:vrTbDDrAO



黒子「流石に講師としてその発言はどうかと……。先生こそその自信過剰な性格を改めるべきでは?

そんなだからいつまで経っても第一位さんに敵わないんじゃありません?」



垣根「はい、グレ子お前は今日の課題三倍の刑な」



黒子「なんでですの!? 痛いところを突かれたら即職権乱用とか横暴にも程がありますの!!

あといい加減その呼び方はやめて下さいまし!!」



垣根「あぁ? お前が白だか黒だか分かんねえ名前してるから混ぜて両成敗にしてやったんだろうが」



黒子「何故混ぜる必要があるんですの!? 白と黒を合わせてグレーだからグレ子って意味が分かりませんの!!」



垣根「え、グレ子お前美術の授業受けてこなかったのか? 白と黒混ぜたらグレーになるとか幼稚園児でも知ってんだろ……」



黒子「そういう意味じゃありませんの! あああああもう、イライラしますの! パンダじゃありませんの!! オセロでもありませんの!!」キーッ



垣根「そこまでは言ってねえよ」



婚后「垣根先生は授業内容の質自体は高いのにこれですから……」



削板「ところで先生、オレは体育がやりたいです! 具体的にはドッジボールを!!」



垣根「一人で延々やってろ」



黒子「相変わらずですわね削板さんは……」




58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 01:15:57.19 ID:vrTbDDrAO



垣根「じゃあいい加減授業に入るぞ。……あー、っつかどこまでやったか忘れた」



婚后「教科書221ページまでですわ。ちなみにわたくしは当然予習はバッチリしてk……」



垣根「よし、忘れたから保健体育に予定変更だ」アッサリ



婚后「えぇぇぇぇぇえええ!!?」



垣根「どうせお前ら高校生なんざエロいことに興味津々な年頃だろ?

つー訳で垣根先生の性教育だ、心して版書しろ。じゃーまずは……」



??「すっみません! 超遅刻しました!!」バターン!!



垣根「あん?……ああ、絹旗か」



絹旗「はぁ…はぁ…。ごめんなさい、もう超授業始まっちゃってましたか?」ゼェハァ



垣根「よかったな、今からだ。よし、ちょうどいいから絹旗お前答えろ。性交時に避妊で使う道具はなんだ?」



絹旗「うぇ!?」ビクッ





絹旗「ち、超待って下さい、なんですかいきなりのその質問!?」アタフタ



垣根「今日の授業は急遽保健体育に変わったんだよ。

ちなみに答えられなかったら未元物質製チョーク投げ+放課後物理プリント3枚の刑な」



絹旗「は、はああああ!?」



垣根「ほらほら、さっさと答えないと居残りだぜ?」ニヤニヤニヤ



黒子「完全にセクハラですの」




59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 01:19:13.71 ID:vrTbDDrAO





絹旗「…………………ゴム(ボソッ)ですよね」



垣根「え? なんだって? 聞こえねえよ」ニヤニヤ



絹旗「ぐぬ……だ、だから……」



垣根「うんうん」コクコク



絹旗「あああもう! コンドームです!!」



垣根「……」



絹旗「……///」カァー





垣根「はい、そのカマトトっぷりがムカつくから後で居残り補習決定~」カキカキカキ



絹旗「超ちくしょぉおおおおおお!!!!」ダン!



黒子「垣根先生の理不尽は今に始まったことじゃありませんわ」ハァ



婚后「流石に耐性もついてきましたけれどね……」ハァ



垣根「という訳でコンドームは男のエチケットだ、お前らヤる時は必ず彼氏に付けさせるように。

口で付けてやんのもいいが風俗経験あると思われねえよう気をつけろ」



黒子「下品過ぎますの……削板さんに関しては居眠り始めてしまってますし」



削板「zzz」



垣根「ん? ところであのイルカ娘はまたサボりか」



絹旗「黒夜ですか? あいつならなんかダルいから超休むとか言ってましたけど」



垣根「まったくしょうがねえなあいつは。よし、絹旗。お前帰り黒夜に俺特製超難関大学卒業レベルプリント30枚セット渡してこい」



絹旗「結局私が超使いっ走りですか……」ゲンナリ
















60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 01:22:27.02 ID:vrTbDDrAO



―――

――――

――――――









垣根「みたいな感じだな」



土御門「……」



海原「……」



結標「……」



一方「垣根オマエ……」



垣根「え? なにこの空気」



一方「……そりゃそンなセクハラオヤジみてェなマネばっかしてりゃ心理定規にもフラれるわ」



垣根「だからフラれたんじゃなくフったんだっつってんだろ!!」



結標「……流石にないわね。うん、ない。悪いけどさっきのいい男って台詞は取り消させてもらうわ」



海原「最低ですね」



垣根「ああ? 恥じらう現役女子高生に無理矢理卑猥な単語吐かせてニヤニヤすんのは男教師としてのエチケットだろうが」



土御門「……オレも教員免許取ろうかにゃー」



一方「オマエも同類かよ変態ども。垣根が絹旗に嫌われてる理由がよォーーく分かったわ」



結標「というかその話の中じゃ貴方随分飄々としてるっていうか……心理定規に絡む話の時の余裕の無さとのギャップが凄くない?」



海原「恋とはこうも人を変えるものなんですよ」



土御門「おっかないにゃー」



一方「オマエ今すぐ講師やめろ。そンで警備員に捕まっちまえ」



垣根「フルボッコかよ」









75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 18:28:32.62 ID:vrTbDDrAO







垣根「ん。土御門、そっちの缶取ってくれ」



土御門「あいよ」カツン



結標「土御門、私にもそっちのグレープフルーツ」



土御門「ほい」ポン



海原「自分にもお願いします」



土御門「はいはい」トン



一方「土御門、ビール渡せ」



土御門「………お前らもうちょっと自分で動こうとは思わんのか?」



一方「そっちもさっき俺に取らせただろ。オマエは人より腕長ェ分手が届く範囲広いンだから適材適所だ」



土御門「どんな理屈だ。っと、ほら」ポイ



一方「おゥ」パシッ



海原「そういえば土御門さんって腕長いんでしたね。見慣れ過ぎててなんかもう違和感なくなってました」



一方「よくよく見りゃ気持ち悪ィよなァそれ」



土御門「生まれ持ってきてしまったもんを批判するのはやめろ」



結標「そういえば貴方さっき私のこと露出癖とかムカつくこと言ってきたけどそっちの恰好の方が酷いじゃない。

未だに全開アロハにジャラジャラアクセサリー付けて」



土御門「これはもはやオレのアイデンティティーだからにゃー」



垣根「どう見てもヤーさんです本当にありがとうございました」




76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 18:29:36.96 ID:vrTbDDrAO



海原「おまけにただモテたいだけというところがイタいですよね」



土御門「お前ら……」



一方「っつか結標、オマエがジーンズとか珍しいこともあるもンだな。

あの頃はいつも自意識過剰に際どいスカート穿いて生足見せびらかしてたっつーのに」



結標「ホントいちいち棘があるわね貴方の言葉は。……普段着はこんなものよ。というか貴方達相手にお洒落して来てもしょうがないでしょう」



一方「と言いつつそのプンプン漂わせてる香水はアレだろ? ほぼ酒の匂いに掻き消されちゃいるが」



結標「あ、分かる? ゼロプラスの今年限定版よ。レアなんだから」フフン



一方「だからあのブランドはティーン向けだ。オマエはそォいうトコ節操がねェンだよ。

使ってたコルク抜きだって無国籍な成金丸出しの代物だったし、今時セレブ志向なンざ流行ンねェぞ」



垣根「なんか自分の娘の服装にダメ出しする母親みてえだな」



海原「打ち止めさんに接する時のクセが残ってるんでしょう。…………死ねばいいのに」ボソ



一方「オイ」



土御門「うんにゃ、むしろ好きな子をいじめちゃうってヤツなんじゃないかにゃ~?」




77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 18:30:46.24 ID:vrTbDDrAO



結標「あらあら、そうだったの? ごめんなさいね、気付いてあげられなくて」



一方「あァもォそォいうことにしとけ」



土御門「あーオレもモテたいにゃーカミやんみたいにモテモテになりたいにゃーバレンタインのチョコの処理で悩みまくりたいにゃ~」



結標「チョコくらいならあげるわよ、義理だけど」



土御門「慎んでお断りします」キッパリ



結標「ちゃんと市販の物にするわよ!!」



垣根「俺は毎年チョコ貰いまくってるぜ?」



土御門「…………チッ」ゴソゴソ



海原「土御門さん、懐からフィルムケース取り出すのやめて下さい」



一方「結局は顔だ。諦めろ土御門。垣根と……海原はまァ借り物のツラではあるが、それでもやっぱ美形ってのはお得なもンなンだよ。俺だって別に――」



土御門「………13巻346ページ」ボソッ



一方「あ?」



土御門「あのページで木原数多に整った顔立ちって言われてるだろう一方通行!!!」バン!



一方「知るか!!! っつかだからその名前出すンじゃねェよ胸糞ワリィ!!」



海原「自分もむしろショチトルには素顔の方がハンサムだと言われるんですがね」



土御門「お前なんで未だにその顔使ってるんだ?」



海原「なんだかんだ便利で」




78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 18:31:40.96 ID:vrTbDDrAO



垣根「何が可哀想って本物の海原クンだよな」



土御門「オレだってグラサン取れば実は結構モテ系なんだぜい? ほら」スチャ



垣根「あ、確かに。つーかお前がグラサン取ったとこ初めて見たわ」



結標「グラサンないとなんかパーツが足りない感じがするわね。土御門っていうより十御門とか二御門みたいな」



一方「いや、意味分かンねェよ」



土御門「ぶっちゃけオレはカミやんが羨ましい。ていうかいっそ憎い。死ね。一回爆発して地獄に落ちろ」



一方「オマエ本当にヒーローの友人か?」



土御門「同じ教室で日々を過ごしてきてないお前らはヤツの本当の凄まじさを知らない。

正直さー、カミやんってそりゃ中身は男前かもしんないけどぉー? 顔は普通じゃん? 背だって特別高くもなけりゃ勉強も出来ないしぃ~~??」



一方「……確か俺とヒーローは同じ背丈だったはずだが」



土御門「お前は中性的なのが売りだからいいんぜよ。一方通行でも百合子ちゃんでも一粒で二度美味しいっていう……。

チッ、この過剰属性(デュアルスキル)持ち野郎め。あざとい、流石第一位あざとい」



一方「だから誰が百合子だコラ」




79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 18:32:57.15 ID:vrTbDDrAO



海原「そうやって他人を僻んで被害者ぶるところが土御門さんの女性から支持されない最たる理由では?」



土御門「そーんなこと言ったらカミやんの『不幸だ~(笑)』はどうなるんだにゃー!! あれこそ自虐風自慢、ミサワの典型じゃねーか!!」



一方「番外個体がどォしたって?」



垣根「そういうコテコテなボケいらねえから」



結標「意外と天然なとこあるわよね一方通行って。猫と会話したり」



一方「なンでオマエがそれ知ってンだよ!?」



垣根「え、うわ……萌えの欠片も感じさせない意外性だな」



一方「ほっとけバカ。……あー、にしてもそろそろコーヒー飲みたくなってきた」ソワソワ



結標「完全に中毒ね」



海原「知ってます? 大量のコーヒー摂取は胸を小さくするという研究結果が出てるそうですよ。

例え胸は慎ましやかでも美しいのは御坂さんとその遺伝子の方々だけですからね?」



一方「イイ加減そのネタから離れねェと自転パンチ食らわすぞ」



土御門「や~、でも実は前々から思ってたが一方通行のその枯れきった身体じゃ……」ジロジロ



一方「……なンだよ」




80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 18:34:25.25 ID:vrTbDDrAO





土御門「ずばり聞くが早漏だろお前」



一方「ごふっっ!!?」ビシャッ



垣根「うっくwwww」ゲホッ



海原「oh……」



結標「……」



一方「~~~~っふ・ざ・け・ンな!! 断じて違ェよ!!」ガン!



垣根「躍起になって否定する姿が逆に信憑性を……」



海原「ははは、これだから早漏は」



一方「だから違ェつってンだろォがゴミクズがァァァ!! 早くねェよ! 早くねェよ!!」ブンブン



土御門「えっ」



海原「えっ」



垣根「えっ」



一方「――――あ?」





垣根「いや……遅漏は早漏よりやべえだろ」



海原「回復力のある早漏の方がいつまでもちんたらヤってる遅漏より全然マシですよね」



土御門「チ○コだけに」



垣根「いや、別に上手くねえから」



一方「遅漏でもねェよ遅くねェよ本格的に引っこ抜かれてェのかオマエらは!!!」



結標「…………貴方達、私もいるってこと分かってる? いくらお酒入ってるからって下世話過ぎる話は自重してよ」



土御門「いや、それはオレ達がただ単にお前のこと女扱いしてな……おごふぅッッ!!?」ズシャア!




81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 18:36:14.67 ID:vrTbDDrAO



一方「学習機能付いてねェのかオマエには。つーか結標、オマエも演算ミスって爆発させたらマジでやべェからやめとけ」



結標「チッ」



土御門「氷は……氷攻めだけは勘弁して下さい……」ヒヤー



垣根「人体かき氷になれてよかったな」



土御門「はぁー。氷も元同僚も冷てぇにゃー」ヨッコイセ



土御門「いやでもまあ確かにあれだけフラグ乱立しまくってるくせにまともに一つも回収出来ず、ひたすら悶々とした日々送ってる生粋の童貞なカミやんに比べたらオレの方が精神・肉体衛生上は全然いいとは思うんだぜい?」



垣根「ならそれでいいだろ」



一方「遠回しに義妹と既に一線越えてること告白してンじゃねェよ、夏なのに寒気するわ」



土御門「それでもだ! やーーーっぱ男と生まれたからにはその悶々ムラムラ理性グラグラギリギリチキンレースな日常ってのにも憧れちまうんですたい!!」



垣根「まあそれは分かる」



土御門「ハーレム願望は男の性だからな。それに舞夏だって自分の兄貴が他の女にまったくモテないってのはがっかりすると思うんだにゃー」




82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 18:37:50.14 ID:vrTbDDrAO



海原「モテ過ぎて不安にさせられるよりは数段いいと思いますがね。

御坂さんだって彼の周りに集まる女性たちにいつもやきもきさせられて見てる方が胸が痛いです」



土御門「そんなこと言って実はお前もモテたいって思ってるんだろ? ん? むっつりめ」



海原「はあ……。はっきり否定しておきますが別に自分は不特定の女性にモテたいなどとは思いませんよ。

期待だけさせられる彼女たちにも申し訳ないじゃないですか」



垣根「それって暗にその気になればいくらでも女落とせるって言ってるようなもんだよな」



土御門「このエセ紳士が……」

結標「とんだスケコマシね」



海原「あれ、今度は自分がディスられる流れですか?」



土御門「そうだそうだ、今日改めて思ったがお前らはやっぱ根本的に愛ってのが分かってない!!」



海原「このメンツの中で一番あらゆる意味で薄っぺらい人が何か言ってますよ」



土御門「大体なぁ海原、いやエツァリ。お前は超電磁砲をカミやんから奪い取るという一歩には決して踏み出せない。

お前の立場だってもう解消してるんだ、何も問題はないだろう?」



垣根「なんかいきなり語り出し始めやがったぞこいつ」




83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 18:42:20.56 ID:vrTbDDrAO



土御門「黙れ。それにカミやんの本命が誰であるかというのも問題じゃない。

もっと原始的な……精神的な意味でお前はカミやんに無条件降伏している」



海原「…………」















海原「なんかそれっぽく深い話に持っていって丸め込もうという下心が見え見えですね」



土御門「それは言わないお約束だ」



結標「まったくこいつは……」



海原「………本当に、自分は御坂さんが幸せでいなければ意味がありませんから」



一方「……」



土御門「……」



垣根「……」



結標「……」



海原「あ、あれ? どうしました皆さん」



土御門「……うん。オレが悪かった。お前はそれでいいんだにゃー」ポンポン



結標「泣かせるわね」



垣根「……」



一方「オマエもさっさと心理定規とヨリ戻せバカ。最初からちゃンと分かってンだろォが」



垣根「……ちっ。やっぱ来るんじゃなかった」



土御門「はっはっは。んー、なんかいい感じにまとまったところで今日のところはこれでお開きにするか?

気が付いたらもう日付も変わりそうだしにゃー」



結標「まとまってるのこれ?」



土御門「こまけぇこたぁいいんぜよ」



海原「まあ、ではまた皆さんの予定の空いた日には呼んで下さい。自分も出来る限り調整しますので」



結標「うん。私も」



垣根「あー、足元ふらふらする」ヨロヨロ



一方「階段で転ンで頭打って死ね」



垣根「ただのツンデレ台詞として受け取っておくぜ」ハァ



土御門「そんじゃあこれにてかいさーん!!」



海原「おやすみなさい」



結標「お疲れ様」



一方「ン」



垣根「あざっしたー」


















84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 18:47:46.59 ID:vrTbDDrAO





――――











海原「……」ピッピッ プルルルル ピッ



海原「ああもしもし、ショチトルですか? 自分です。ええ、ええ。ついさっきまで一方通行さん達と飲んでまして。今から帰ります」



海原「はあ、女性なら結標さんはいましたが。本当ですよ。……いえ、迎えはいりません。遅い時間ですからあなたは先に寝ていて下さい」



海原「はは、そんなに心配しなくても自分は大丈……あ、心配などしてませんでしたか。すみません。はい、はい、ではおやすみなさい」ピッ









海原「さて、」



美琴「……」



海原「……こちらに帰ってらしたんですね。お久しぶりです御坂さん。いつお着きに?」



美琴「ついさっきよ」



海原「そうですか。お疲れのところ声をかけてしまって申し訳ありません」



美琴「ん」



海原「あなたの近頃のご活躍はかねがね伺っています。本当に素晴らしい研究をたくさんなさっていて」



美琴「ん」



海原「ああ、それにしても女性の夜の一人歩きはやはり危ないですよ。

お嫌でしたらいいのですが、よろしければご自宅までお送りしましょうか」



美琴「……ううん。大丈夫。この用済ませたらタクシーで帰るから」



海原「そうでしたか。それならよかった。して、その用事というのは?」



美琴「……」







美琴「……ありがとうね」



海原「はい?」



美琴「妹達のこと」



海原「ああ、すみません。それについては差し出がましいとは思ったのですが、どうしても自分がやりたいことでしたので」



美琴「私に、」



海原「……」



美琴「私に……何かお礼出来ることってある?」



海原「いいえ」



美琴「……そう」



海原「でも強いて言うなら――――」



海原「笑っていて下さい」



美琴「え?」




85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 18:50:29.58 ID:vrTbDDrAO



海原「陳腐な言葉ですが、あなたにはやっぱり笑顔が一番よく似合いますから。

だから、辛いことや悲しいことの後はいつもの通り笑っていて下さると嬉しいです」ニコ



美琴「……本当キザなセリフね。やっぱりアンタって私の肌に合わないわ」



海原「すみません」



美琴「――――ありがとう」







美琴「本当に、あの子達を……私の妹を助けてくれてありがとう」ニコッ



海原「はい」



美琴「……それだけ。じゃあね。おやすみ」クルッ



海原「おやすみなさい。くれぐれも夜道にはお気をつけて」



美琴「……うん」タッタッタ



海原「……」

















海原「はは」



海原「あなたは本当に――」



海原「御坂さん」



海原「あなたのその一言だけで……自分だってこんなに救われるんです」







海原「――――ああ、今夜はちょうど満月ですか」














86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 18:53:48.54 ID:vrTbDDrAO





――――









土御門「たっだいま舞夏~お兄ちゃんですよ~」バターン!



舞夏「おー、お帰り兄貴ー……って酒臭っ! あーもーまたどっかで飲んできやがったなこのバカ兄が~」ポコッ



土御門「ごめんにゃー舞夏ー」スリスリ



舞夏「まさかオンナのとこじゃないだろうなー」ジロ



土御門「オレはお前一筋だよ舞夏。今日一緒に飲んでたのはただの腐れ縁なヤツらですたい」



舞夏「腐れ縁? ああ、上条当麻のことかー」



土御門「いや、今回とはカミやんとはまた別口」



舞夏「ん? 上条当麻やあの青髪ピアスのヤツ以外に兄貴に友人なんていたっけ」



土御門「酷いにゃー。ちゃーんと他にもいるぜよ」



舞夏「ふーん。仲良しさんなのか?」



土御門「仲良しさんねえ。ああ確かに…………同じ戦場を駆けずり回った、仲間だよ」



舞夏「ん?」



土御門「あー舞夏~~~。兄ちゃんはなんだかもう眠いんだにゃー」グデー



舞夏「くすくす。兄貴がネロで私がパトラッシュかー。兄貴と一緒ならそんなドラマチックな最後も悪くないぞー」



土御門「仮にそうなるとしたら出来ればずーーーっと先のことであって欲しいけどな。

まだまだこの世界でお前達とたっぷり遊んでいたいぜよ」



舞夏「珍しく詩的だな兄貴~。でもそんな小手先の言葉じゃ誤魔化されないんだからなー。

まあ前からだけど最近もずっと家空けてて私は寂しかったんだぞ? だから明日は一日私の為に奉仕すること」



土御門「オレも舞夏にご奉仕して欲しいにゃー身体で」



舞夏「エロ発言は禁止するー」



土御門「世知辛いぜよ……ああ、ホントに眠い……」ウトウト



舞夏「ふふ。ゆっくりお休み、兄貴」ナデナデ



土御門「おやすみ……舞夏」







舞夏「――――ああ。今日はお月さんが綺麗だなー」


















87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 18:55:25.51 ID:vrTbDDrAO





――――









垣根「……」カツン、カツン、カツン



垣根「さてさて」カツッ





垣根「人がどっかの誰かさんのせいでやけ酒飲んで夜中に一人帰ってみれば」



定規「……」



垣根「人ん家の前陣取ってなーに座り込んでやがんだテメェは」



定規「……別に。世界中のどこでいつ何をしてようが私の自由でしょ? 今はここで座ってたい気分なの。それだけ」



垣根「そのせいで俺が家に入れねえことについてはどうなんだ?

人権ってのが誰にでも平等に分け与えられるもんなら他人様の自由奪ってる時点でテメェにゃゴチャゴチャ喚く権利はねえ」



定規「……誰と飲んできたの?」



垣根「お前に逐一報告する義務もねえ」



定規「女物の、香水の匂い」



垣根「……」



定規「……」



垣根「どけ。入る」グイ



定規「ごめんなさい」



垣根「舌噛んで死ね」



定規「ごめんなさい」



垣根「ごめんで済むならアンチスキルもジャッジメントもいらねえ」



定規「ごめんなさい」



垣根「……これだから嫌なんだよ」



定規「ごめんなさいぃぃぃ~~」ポロポロ




88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 18:57:40.66 ID:vrTbDDrAO



垣根「あのなあ。俺はこれでもそんなに束縛強いタイプじゃねえつもりだ。

こっちもこっちで今まで散々好き勝手やってきた身だ、破れ鍋に綴じ蓋でイーブンなのはよく分かってる」



定規「う……ぐすっ、うぅ」グスグス



垣根「………お前が好きなんだよ。分かってくれよ」



定規「うん。……うん」



垣根「もうあの手のバイト絶対しねえって誓うか?」



定規「はい」



垣根「なんでやった……ってのはだせぇから聞かねえがよ。ちなみに『寂しかった』とか『あなたに妬いて欲しかった』とかのうぜぇ台詞は受け付けねえ」



定規「はい」



垣根「あー。結局第一位の言う通りかよクソ」ガリガリ



定規「帝督……」



垣根「これからも何回も何回も何回も似た押し問答繰り返すんだろうなあ」



定規「あなたが好き」



垣根「死ぬまで……どうせ変わらねえな、俺達も」ギュッ



定規「好き。好き。好き」ギューッ







垣根「――――あーあ。バカみてえに綺麗な満月だ」














92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 21:13:27.27 ID:vrTbDDrAO





――――













一方「ったく、アイツら宣言通り騒いでふざけて散らかしまくってさっさと帰りやがって」ガサガサ



結標「どっちにしろあの連中が残ってたとこで役には立たなかったでしょ」カチャカチャ



一方「……だろォな」ハァ



結標「貴方今日ため息ついてばかりね。……ん、よし。これで大体片付いたかしら。じゃあ私も帰るわ。またね」



一方「おい結標。オマエは送る」



結標「あら、いいわよ。なんなら座標移動しながら帰るし」



一方「だから今酔ってンだろバカ。また壁に足めり込ませてェのか」



結標「……ふふ。本当に丸くなっちゃって。でも実を言えば前の尖ってた貴方も嫌いじゃなかったわよ?」



一方「は、俺の身体中にコルク抜き突き刺してやるとか豪語してやがった女が何言ってンだか」



結標「そうね、貴方のこと憎らしかったわ。でもそれも逆恨み半分だったし……感謝してる面もあるのよ。本当。

貴方はこうやって真正面から好意を向けられるのは苦手でしょうけど」



一方「ふン」



結標「お言葉に甘えさせてもらうわ。しっかりエスコートしてね」



一方「ただ家帰るだけだろ」



結標「雰囲気よ、雰囲気」
















93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 21:15:04.26 ID:vrTbDDrAO



――――――

――――

――



















結標「ああ、やっぱり外はまだまだ暑いわね。でも夜風は気持ちいい」テクテク



一方「あァ」カツカツ



結標「……ねえ、今日土御門が言ってたじゃない? 変わらない光景っていうのがいいものだって」



一方「あのバカは百年生きてもあのまま変わンねェンだろォなァ」



結標「貴方の私に対する態度もね」



一方「そっくりそのまま同じ台詞をオマエに反射してやンよ」



結標「あはは。ほーんと……いろんなことがあったわね。喉元過ぎれば、と言うけれど……確かにあの頃は必死だった。

不謹慎だけどそれがちょっとだけ懐かしくもあるのよ」



一方「セイシュンとか言うにゃ血生臭過ぎるがなァ」



結標「ええ、でも若かった。今も若いけれどね。幼くて未熟で、許せないことが多くて苦しかったわ。

十代特有のあのピリピリした感じ……何かに縛られてるあの感じ」



一方「……」



結標「ごめんなさい。お酒のせいかしら、こんな風にちょっと感傷的になっちゃうのは」



一方「変わっていくのが怖いか?」




94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 21:17:51.79 ID:vrTbDDrAO



結標「……そう、そうかもね。私の中でいつもカチカチカチカチ鳴ってるの。時を刻む時計が。うるさいくらいに。

いつでも……先へ、先へと背中を押して急かしてくるわ。それは幸せなことだけれど同時に漠然と恐ろしい」



一方「俺達が人間である限りソイツからは逃れられねェさ」



結標「うん。いつもヘラヘラしてる土御門や海原だってそれは同じ。今日改めて確信したわ。

だからね、ええと、つまり……こうやってたまには貴方達と一緒にバカな話してお酒飲んだりする時間がやっぱり私にはかけがえのないものなのよ」



一方「そォかい、そりゃ光栄だ」



結標「うふふ。だからまた今日みたいに予定の合う日は私のバカな話に付き合ってね。お願いね」



一方「ハイハイ、仰せのままにィ」



結標「くすっ。あ、ちょっとそこのコンビニ寄っていいかしら?」



一方「好きにしろ」



結標「じゃあここで待ってて」タッタッタ



一方「おォ」







一方「……ン。今何時だったか」ガサゴソ



一方「って、あァ? メール4件……そォいやさっき垣根から電話来た後マナーモードにしてたか」パカッ



一方「……」カチカチカチ












95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 21:19:15.07 ID:vrTbDDrAO





【Data】8/21 21:42

【From】黄泉川

【Sub】おっすー

-------------------

ここんとこちょっと仕事の方が立て込んでて連絡入れてなかったからメールしてみたじゃ~ん☆



どう?お医者様の仕事はやっぱり大変じゃん?



でもあんま無理はするなよ、なんなら久しぶりに黄泉川センセお手製の炊飯器料理と(炊飯器料理はお手製じゃないってツッコミは却下じゃん)

包容力満点な胸でハグしてあげるからさ



それだけ。おやすみ~~










96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 21:20:42.45 ID:vrTbDDrAO





一方「……」カチカチ









【Data】8/21 21:58

【From】芳川

【Sub】ねえ

-------------------

私のコンビニのポイントカード知らない?

なんでか見当たらないのよ、多分君の家じゃないかしら



あとお仕事の方はどう?息抜きも時には大切よ、ええそれはもう



それからちょっと見て欲しい資料があるからその内ウチの研究者に足を運んで頂戴、お願いね







P.S.やっぱり君の淹れるコーヒーが一番美味しいみたい

おやすみなさい










97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 21:21:51.59 ID:vrTbDDrAO



一方「……」カチ







【Data】8/21 22:19

【From】番外個体

【Sub】ぎゃは

-------------------

どう?元同僚との飲み会は楽しんでるかにゃ~?



ていうかこのミサカのことハブるとかあり得ないよね、これはペナルティが必要だよね



という訳で次の非番の時はミサカをとびきり美味しいケーキ屋さんに連れていくこと

もし破ったら罰金八兆円ね☆



あ、ついでに新しい洋服も買ってくれてもいいよ?



お・や・す・み












98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 21:25:06.78 ID:vrTbDDrAO



一方「……」









【Data】8/21 23:08

【From】クソガキ

【Sub】ふっふっふ~

-------------------

じゃーん!ねえねえ、ついにミサカもこんな時間まで起きてられるようになったよー☆彡



びっくり?夜の9時就寝だったあの頃とはもう違う、ミサカは日々成長しているのだー!!

ってミサカはミサカはさりげなく成熟したオトナの身体になりつつある自分をあなたにアピールしてみたり



えっとねえっとね、それから今学校ではなーんとベクトルのお勉強をしてるの!



あなたの専門分野だね。という訳でつまりミサカはミサカの家庭教師にあなたを抜擢してみる!!



今度あなたのお家に行った時に教えてね、約束破っちゃダメだよ?ってミサカはミサカは一応念を押してみる



そしてもう二つ





今日は生まれて初めてあなたが『負けた』日だね



それが今のあなたの強さ。あなたの始まり。長い長い道のりの最初の最初



でも一万回と三十一回勝ち続けてきたあなたは、本当は一万三十一回負けてもいたのかもしれないね



その全てを忘れないで





そしてもうすぐミサカ達が出会った日だね



いっぱいいっぱいいっぱいいっぱいありがとう。ミサカと出会ってくれてありがとう



ミサカと同じ道を歩いてくれてありがとう。ミサカの為に泣いてくれてありがとう。ミサカの為に笑ってくれてありがとう



あの時からずっとずっとずっと今もこれからも永遠に、ミサカはあなたのことが大好きです



拙い言葉でごめんなさい、ありきたりな台詞でごめんなさい



私はいつまでもあなたの隣に



あなたも今見てる?ねえ、今日はとってもお月様が綺麗だね



あなたが今日も明日も明後日も素敵な夢を見られますように



おやすみなさい


















99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 21:28:10.25 ID:vrTbDDrAO







一方「…………」



一方「……」パタン



結標「お待たせ。って、あら目なんか擦ってどうしたの? 埃が飛んできた?」スタスタ



一方「ン。……ン、睫毛がちっと目に入った」ゴシゴシ



結標「乱暴にしちゃ駄目よ、眼球は繊細なんだから。貴方医者の癖に自分自身のことは粗雑に扱うんだからもう」



一方「あァ……」



結標「……」



一方「……」



結標「じゃーん☆ ね、ね、見てこれ」ガサガサ



一方「……はァ? オイ、なンだこのふざけたモンは」



結標「どこからどう見ても花火よ」つ花火



一方「やれってか。まさか今から俺にやれってか」



結標「いいじゃない、ここまで来たら最後まで付き合ってよ」



一方「面倒臭ェ……」



結標「やーりーまーしょーうーよ~!!」グイグイ



一方「夜中だっつーの、近所迷惑だ」



結標「じゃあ線香花火だけ。ね? ちょうどそこに公園あるし」クイクイ



一方「あァうぜェうぜェ分かった分かりましたやりゃイインだろやりゃァ」カツカツカツ



結標「そうこなくっちゃ」










100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]:2012/08/21(火) 21:31:17.20 ID:vrTbDDrAO



――――

















パチパチパチ パチパチ



結標「……ねー。綺麗ねえ」



一方「ン」



結標「儚くて小さくて綺麗で可愛いわ。線香花火って本当、好き」



一方「ン」



結標「ちゃんと聞いてる? そういえば貴方って今まで花火やったことあるの?」



一方「聞いてンよ。……クソガキどもに毎年やらされてる」



結標「ああ、そっか。じゃあそれ以前は?」



一方「あると思うか?」



結標「そう、よかったわね」



一方「あ?」



結標「大切なものが出来て」



一方「……ン」



結標「貴方って本当返事素っ気ないわねえ」



一方「ン」



結標「……もう」



結標「うん。でもやっぱり―――嫌いじゃないわよ? あ、落ちちゃった」ポトッ



一方「ほら、もう一本」



結標「ありがとう。なんか子供に帰ったみたい、二人して公園のど真ん中座り込んで」



一方「オマエがやらせたンですけどォ?」



結標「はいはい。あ、もう日付変わってる」パカッ カチ



一方「……」



結標「ねえ一方通行」



一方「あン?」



結標「今日も、明日も、明後日も――ずっとこんな風に……」



一方「あァ」



結標「……あは。あはは、あははは!!!」















結標「――――ああ。綺麗な満月だわ」












102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/08/21(火) 21:36:50.29 ID:Z48VYnG9o



乙!

読後感のいいssだった

103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/08/21(火) 21:47:31.44 ID:9+HBzQHDO





こういう雰囲気大好きだ



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