こなた「かがみー、つかさー、おはよう」
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 21:37:02.20 ID:CvE/2cM4P
つかさ「あ、こなちゃん、おはよう」
かがみ「おはよ、九月なのにまだ猛暑が続くわよねー今年は熱中症の被害多いみたい」
こなた「熊谷が話題になった年みたいにMAX値でなく持続性が持ち味の暑さだね」
かがみ「あんた何でもゲームの話題に持っていくわね。でも今年の夏はあんたみたいに、
クーラーの利いた部屋で一日中パソコンに向かってる人には過ごしやすいのかもね」
こなた「ところがそうでもない人もいたのだよ、かがみん」
かがみ「ええ?どういうこと?」
こなた「パーティー組んで一緒にLv上げしてた人が、戦闘中にいきなり動かなくなったんだよ。
ウンともスンとも言わないから寝落ちかなとその時は思ってたんだけど」
つかさ「なにか違う理由があったの?」
かがみ「おはよ、九月なのにまだ猛暑が続くわよねー今年は熱中症の被害多いみたい」
こなた「熊谷が話題になった年みたいにMAX値でなく持続性が持ち味の暑さだね」
かがみ「あんた何でもゲームの話題に持っていくわね。でも今年の夏はあんたみたいに、
クーラーの利いた部屋で一日中パソコンに向かってる人には過ごしやすいのかもね」
こなた「ところがそうでもない人もいたのだよ、かがみん」
かがみ「ええ?どういうこと?」
こなた「パーティー組んで一緒にLv上げしてた人が、戦闘中にいきなり動かなくなったんだよ。
ウンともスンとも言わないから寝落ちかなとその時は思ってたんだけど」
つかさ「なにか違う理由があったの?」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 21:39:19.96 ID:CvE/2cM4P
こなた「うん。後日入ってきた時にね、『この間は失礼しました』って、実は熱中症で救急車に運ばれてたんだって。
もう回復したそうだから良かったけど、フィールドが雪国って先入観があって、まさかと思ったよ。
他の誰もテンション上がってて気がつかなかったし」
つかさ「あーそれ分かるかも。何かに夢中になり過ぎて体が無理してるって、自分で気がつかない時ってあるよね。
熱中症って怖いよねー」
かがみ「つかさ、熱中症って意味が…」
こなた「しかし突っ込むほど話題の本質からボケてはいない、この微妙さ加減がまた何とも」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 21:41:30.08 ID:CvE/2cM4P
こなた「あ、今日のお弁当はかがみが作ったんだね」
かがみ「はいはい、おかずが素朴で悪かったわね」
こなた「それでも二人で交代しながら作り続けてるのがイイよ~」
かがみ「そこだけ褒められてもね。でも料理って難しいわ。目玉焼き一つとっても、
つかさだときれいに焼けるのに、私がやると穴だらけになるのよ」
こなた「あー、それは火が強すぎるからだよ」
かがみ「えっ、でもつかさ、結構火加減強めにしてなかった?」
こなた「卵落とすまではね。フライパンを熱くしておいて、卵を割ったら火を弱めて、
好きな黄身の固さになるまでじっくり待つの」
かがみ「ふうん、なるほど。今度試してみるわ」
こなた(ニヤニヤ)
かがみ「?何よ」
こなた「いや、何事もツンと…」
かがみ「もういい」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 21:45:23.87 ID:CvE/2cM4P
かがみ「昨日、つかさと二人で『スタンド・バイ・ミー』観たのよ」
みゆき「五十年代末のアメリカを背景にした、とても郷愁を呼ぶ映画ですね」
こなた「ほー、それよく聞くけどどんな映画なの?」
かがみ「何よ、あんた観たことないの?4人の少年が、
ある少年の死体を探しに何日か掛けて線路沿いに歩いていくって話よ」
こなた「何それ、ホラーじゃん」
かがみ「違うわよ。まあ原作者は主にそのジャンル書く人だけど」
つかさ「犬や電車に追いかけられてすごく怖かったり、
早朝に鹿が出てきて静かな気持ちになったり、男の子ってあんな旅ができていいなー、て思ったよ」
みゆき「ええ。そんな出来事と共に、全編を通して描かれる4人の少年達の心の交流に感動しますね。
異性のことに心を悩ます前の、とても純粋な友情が切り抜かれたような…」
こなた「へえ、私も観てみようかな」
こなた「あ、でも」
かがみ「私も今気づいたけどそれは言わなくていい」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 21:54:06.98 ID:CvE/2cM4P
こなた「試験前なのに勉強に集中できなくてさー」
かがみ「普段から勉強する習慣をつけてないからよ。
今くらい、必要なことがある時以外は机に向かうようにするしかないんじゃないの?」
こなた「でもさ、机に向かおうとするとやたら用事を思い出したりしない?」
つかさ「あー、あるある、それを先に片づけてすっきりしてから、って思っちゃうんだよね」
こなた「それで用事を済ますと何かそれに力を使っちゃった感じで…」
かがみ「何だか違うルートに乗ってるぞ、それは」
こなた「みゆきさん、何かいい方法ないかなぁ」
みゆき「そうですね、音楽を聴きながら、というのはどうでしょう。
特にモーツァルトの弦楽楽曲には集中力を高める効果があるそうですよ」
こなた「あ、なるほど!お気に入りのアニソン聴きながらなら抵抗なく集中できるかも」
25: 17つづき 2011/05/18(水) 22:01:47.84 ID:CvE/2cM4P
―― 試験 ――
つかさ「難しい問題だったねー。こなちゃん、どうだった?」
こなた「つかさ~」
つかさ「わ…こなちゃんどうしたの?」
こなた「それなりに勉強したのに、試験中頭の中でアニソンがリピートされてほとんど問題に集中できなかったよ…」
みゆき「まずいことを教えてしまってすいません…」
かがみ(脳内再生怖いな……)
つかさ「難しい問題だったねー。こなちゃん、どうだった?」
こなた「つかさ~」
つかさ「わ…こなちゃんどうしたの?」
こなた「それなりに勉強したのに、試験中頭の中でアニソンがリピートされてほとんど問題に集中できなかったよ…」
みゆき「まずいことを教えてしまってすいません…」
かがみ(脳内再生怖いな……)
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 22:03:17.07 ID:CvE/2cM4P
――帰り道――
つかさ「あ、この匂いなんだか懐かしい…」
かがみ「え、何の匂い?」
つかさ「何だか分からないけど、子どものころ外にいて、嗅いだことのある空気の匂い……のような気がする」
かがみ「そういうの、あるのかしらねー。私は分かんないわ」
こなた「私は分かる気がするなー。ゲームやってて、(あ、この台詞回しなんか覚えがある)という瞬間があるんだよ」
かがみ「あんたの方がまだ分かるわ。膨大な経験値の為せる技ね…」
こなた「えへん」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 22:07:36.36 ID:CvE/2cM4P
つかさ(あ、前の時間の板書、日番さんが消し忘れてる……)
つかさ(教えた方がいいのかな……あまり遅いとチャイムが鳴って慌てちゃうし……)
つかさ(でも言ったら押しつけてるみたいになるし…でも日番さんが先生に怒られたら…どうしよう……)オロオロ
みゆき サッ サッ
つかさ(ゆきちゃんすごいー!何事もなかったように消してくれたよー!)ペカー
みゆき「?」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 22:09:34.66 ID:CvE/2cM4P
ワイワイガヤガヤ
つかさ(チャイムが鳴ったのに次の科目の先生遅いな……)
つかさ(自習なのかな?でもそんな連絡なかったし……)
つかさ(もしかして先生が授業がないと勘違いしてるのかな…でも私の気にしすぎかもしれないし…)
みゆき「ちょっと先生を呼んできます」スッ
――数分後――
教師「いや~ゴメンなさい、私の勘違いでした」
ヲーイ タカラァ… ヨケイナコトヲ… ガヤガヤ
つかさ(ゆきちゃんやっぱりすごいー!)ジーン
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/05/18(水) 22:12:03.92 ID:CvE/2cM4P
おわり
書きためてたままほったらかしにしてたの投下した
このまま落としてくれても、書いてくれてもいいぜ
ありがとう
書きためてたままほったらかしにしてたの投下した
このまま落としてくれても、書いてくれてもいいぜ
ありがとう
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