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ドラッグ オン ドラグーン3 討鬼伝

シャーリー「愛ってのは頭に蹴りを食らうようなもんなんだろ?」


1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04 01:18:35 ID:05ry8xGFO
―廊下―

シャーリー「ようようバルクホルン!」

バルクホルン「!」

シャーリー「これからトレーニングか? 精が出るな」

バルクホルン「そう思うなら、お前も少しは訓練しておけ」

シャーリー「いやぁ、私は本番に強いタイプだからな。ジェットストライカーの件だって……」

バルクホルン「……用が無いならどいてくれ。人を待たせているんだ」

シャーリー「人を? そっか……それなら今日は出直すか。悪いな、じゃ!」

バルクホルン「……」

元スレ:ttp://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1357229915/

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04 01:26:14 ID:05ry8xGFO

―ハンガー―

バルクホルン「悪いな、待たせた」

ルッキーニ「ぐー……」

バルクホルン「……」

バルクホルン「ルッキーニ、ルッキーニ。起きろ、バルクホルンだ」

ルッキーニ「ん、む……ふあぁ……」

バルクホルン「こんなところで寝てたのか?」

ルッキーニ「ん? いつもはあそこで寝るけど、バルクホルンじゃ見つけられないかなって」

バルクホルン「……そうか」

ルッキーニ「で……えーっと、なんだっけ?」


9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04 01:28:19 ID:bWEENxqf0

アームロックかけられるシャーリーじゃないのか


11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04 01:33:45 ID:05ry8xGFO

バルクホルン「あ、あいつに」

ルッキーニ「え?」

バルクホルン「その……つまり、シャ、リベリアンに、何か礼をしないとと思ってな……」

ルッキーニ「シャーリーにお礼?」

バルクホルン「まがりなりにも命を救われた訳だし、それくらいの筋は通さないと……」ゴニョゴニョ

ルッキーニ「ああ、この前のストライカーのかぁ」

ルッキーニ「それで、シャーリーに何をしてあげたら喜ぶかっていうのを聞くために、あたしを?」

バルクホルン「そ、その通りだ!」


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04 01:36:58 ID:cueI8I+l0

シャーゲルだった! わーい


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04 01:42:44 ID:05ry8xGFO

ルッキーニ「うーん……なんだろ?」

バルクホルン「例えばルッキーニ、あいつの誕生日には何を贈ったんだ?」

ルッキーニ「んとね、肉かな」

バルクホルン「は?」

ルッキーニ「ウインナーとかステーキを持ってくとね、シャーリーが美味しく焼いてくれるんだよ! それを二人で分けて食べるの!」

バルクホルン「……他には?」

ルッキーニ「後は……バイクの改造を手伝ったり、それから一緒に遊びに行ったりするよ」

バルクホルン「バイクの改造……だと」

ルッキーニ「うん」


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04 01:50:39 ID:05ry8xGFO

バルクホルン(私に出来るか……? だが確かにあいつが喜びそうではある……)

ルッキーニ「それくらいかな」

バルクホルン「うむ……分かった。ありがとう、ルッキーニ」

ルッキーニ「にしし」

ルッキーニ「頑張ってね、バルクホルン!」ニヤッ

バルクホルン「なっ」

ルッキーニ「遊んでこよっと、じゃーね!」

バルクホルン「……」

バルクホルン「何なんだ……」


20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04 02:01:59 ID:05ry8xGFO

―ガレージ―

バルクホルン(ここにいるはずだが)

「How lucky can one guy be?」

バルクホルン「!」サッ

シャーリー「I kissed her and she kissed me」

バルクホルン(随分機嫌がいいな……)

バルクホルン(って、隠れてどうするんだ! 話しかけないと、自然に、自然……)

バルクホルン「お、おい、リベリアン!」

シャーリー「!」


21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04 02:04:48 ID:cueI8I+l0

がんばるお姉ちゃん支援


22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04 02:09:36 ID:05ry8xGFO

シャーリー「あれ、訓練じゃなかったのか?」

バルクホルン「ちょうど終わったところだ」

シャーリー「ふーん? お前がここに来るなんて、初めてじゃないか?」

バルクホルン「ああ、いや……」

シャーリー「まあいいや。まさかわざわざ説教しに来たわけじゃないだろ」

バルクホルン「うむ、今日は別件でな」

シャーリー「……ンッン~♪」

バルクホルン「何か良いことでもあったのか? 向こうからでも鼻歌が聞こえたぞ」

シャーリー「ふふん、まあちょっとな」


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04 02:19:57 ID:05ry8xGFO

バルクホルン「……」

シャーリー「……」カチャカチャ

バルクホルン(どうやって切り出そうか……普通に『私にも手伝わせてくれ』で)

シャーリー「……」カチャカチャ

バルクホルン(いやしかしそれでは即戦力と見られかねんな。私はバイクはからきしだし、少し手伝うくらいしか)

シャーリー「バルクホルン」カチャカチャ

バルクホルン「! な、なんだ」

シャーリー「そこに突っ立ってるなら、こっち来て手伝ってくれよ」

バルクホルン「あ、ああ」


26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04 02:29:05 ID:cueI8I+l0

気遣いシャーリーかわいい


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04 02:35:38 ID:05ry8xGFO

――

シャーリー「……で、フレームに穴を開ける。これはバルクホルンに任せたぞ」

バルクホルン「よし、この印のとこだけだな?」

ギュイイイイン バキッ

バルクホルン「あっ」

――

シャーリー「……ホイールを交換するから、倉庫から一組持ってきてくれ」

バルクホルン「……分かった」

バルクホルン「はぁ……どこにあるんだ? 暗くてよく見えん、明かりは……」カチッ

バルクホルン「よしよし。む、これがホイールだな」ヒョイ

冬眠中の虫「」ウジャウジャ

バルクホルン「」

バルクホルン「うわあああああああ!」ホイールボコー


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04 02:50:06 ID:05ry8xGFO

―夕方―

シャーリー「結局、元の木阿弥だな」

バルクホルン「……」

バルクホルン(こうもことごとく失敗するなんて、確かに私は器用な方ではないが……)

バルクホルン(……いかにシャーリーと言えど、愛用のバイクをここまで傷つけられて黙ってはいまい)

バルクホルン(完全に評価が落ちた……いや、嫌われてしまったかも……まだ何もしてないのに)ウルウル

バルクホルン(こんな恩を仇で返すような真似をして、許してくれと言えるほど仲が良いわけでもないし……)ウルウル

バルクホルン「……シャーリー、す、すまな……」

シャーリー「よーし、じゃあ早速試運転だ! 乗れよバルクホルン!」

バルクホルン「え」


41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04 03:05:12 ID:05ry8xGFO

バルクホルン「で、でも」

シャーリー「何だよ。お前と私が整備したコイツに、なんか不満でもあるのか?」

バルクホルン「そういうわけじゃ……」

シャーリー「へっ。お前がちょっとミスったくらいで壊れるほど、ヤワな単車じゃねーんだぜ!」

バルクホルン「……っ」

シャーリー「ほら早くはやく! 晩飯までに戻ってくるんだからな!」

バルクホルン「ちょ」

シャーリー「右手でベルト掴んで、左腕は私の腰に回せ」

バルクホルン「……こう、か」ムギュ

シャーリー「もっと抱き着く感じで……よし。行くぞ!」

ウォンウォォォォン


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04 03:08:53 ID:6cn11DYKT

俺はバイクになりたい


47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04 03:15:00 ID:05ry8xGFO

―海沿い―

ブゥゥゥゥン

バルクホルン「も、もっとゆっくり走れ! 速度超過だぞ!」

シャーリー「誰も見てなんかいないって! イエー!」

バルクホルン「くっ、このスピード狂め……!」ギュッ

シャーリー「……なんだ、ストライカーは平気なのにバイクはダメなのか? 変な奴だな」

バルクホルン「お前が運転してるのが不安なんだ!」

シャーリー「はっはっは! カールスラント軍人たるもの、これくらいで尻込みしてちゃダメだろ!」ウォォォォン

バルクホルン「うわあああ!」


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04 03:22:01 ID:05ry8xGFO

シャーリー「ふう、ちょっと休憩するか?」

バルクホルン「」グッタリ

シャーリー「……やりすぎたかな」

バルクホルン「……はぁ」

シャーリー「……ふ、ふふ」

バルクホルン「何だ……?」

シャーリー「いや、ふへへへ」

バルクホルン「お前、大丈夫か?」

シャーリー「……」

シャーリー「なあ、バルクホルン」

バルクホルン「?」


53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04 03:38:45 ID:05ry8xGFO

シャーリー「良かったよ、こうしてお前と二人になれてさ」

バルクホルン「ああ、たまには……」

シャーリー「へへ……もしこの時間が幸せじゃないって言うなら、きっと私は病気だな」

バルクホルン「なっ」

シャーリー「凄いよ……さっきから、頭がくらくらするほど舞い上がってるんだ。ふふっ、笑いが止まらないのもそのせいさ」

バルクホルン「シャーリー……?」

シャーリー「もしこれが、私の……いや、私とバルクホルンの最初の一歩だってなら……」

シャーリー「私の人生、凄いことになるに違いない! なあバルクホルン!」


55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04 03:41:03 ID:cueI8I+l0

お嫁さんなシャーリーに愛されお姉ちゃん!
おめでとうおめでとう


57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04 03:48:31 ID:05ry8xGFO

バルクホルン「……」ドキドキ

バルクホルン(今日、この最高の時間が、私とシャーリーの始まりの瞬間だというなら……)

バルクホルン(……これ以上の幸福なんて、あろうはずもない!)

シャーリー「ん? 寝てるのか?」

バルクホルン「……起きているぞ」

シャーリー「そっか……残念」

バルクホルン「残念って……な、何をする気だったんだ貴様!?」


58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04 03:49:57 ID:05ry8xGFO

シャーリー「まあいいや。さ、帰ろうぜ」

バルクホルン「……うむ」

シャーリー「帰ったら、たっぷり教えてもらうとするさ」

バルクホルン「何をだ?」

シャーリー「愛ってのは、頭に蹴りを食らうようなもんなんだろ?」

バルクホルン「っ……お、降ろせ! 私は歩いて帰る!」

シャーリー「お前が歩いて帰るまで、私に待ち続けろってのか? お断りだ!」

シャーリー「早く教えてくれよバルクホルン、人を好きになるってことの衝撃を!」



おわり


59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04 03:50:09 ID:cueI8I+l0

押し倒し女房シャーリーちゃん


60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04 03:50:58 ID:+fuG4UFp0

シャーリー積極的でお姉ちゃんタジタジだな


64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/04 04:01:34 ID:6cn11DYKT

愛だな


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