エリオ「な、何でもいい。喋り方がキモイとか引きこもりとかコミュ障は精神病院行けとか」

真「……でも、これお前の書き込みの方が、そのなんつーか……キモくないか？」

エリオ「！？い、イトコはVIP使わないから解らないだけ。私の書き込みが普通」

真「……でも複数人に叩かれてるぞ」

エリオ「それは1だから仕方がない。1はハンデを既に背負ってる……から」

真「……」

エリオ「それに……ほとんどが同じ人」

真「……ID違うんじゃないか？」

エリオ「……プロクシ。多分、プロクシ」

真「なんて書くんだ？」

エリオ「>>2は頭悪いって……」

真「書いたぞ」
>>1さん偉い。
>>2は頭悪い

エリオ「！？イ、イトコ……。ＷＩＦＩで書いちゃダメ！！」

真「自演乙とかすげー伸びてるけど何なんだ？」

エリオ「……し、仕方ないから黙らせる」

真「……ちょ、エリオ、お前何胸の谷間に文字を書いてるんだ」

エリオが胸の谷間にIDを書いて、写真を取って掲示板に乗せる

真「……な、何やってんだ？」

エリオ「……イトコのせいでおっさんだと思われてるから証拠を出した」

真「……なんか、乳首見えないと偽だとか書かれてるな」

エリオ「……か、顔を出さなければ大丈夫」

撮影してアップロードするエリオ

真「……太ったおっさんじゃね？まんまんうｐとか書かれてる」

エリオ「ちょっとそれは……イトコもこの掲示板見てるし……」

真「俺が見てなかったらうｐしてたのかよ！」

ちっネタが古かったか……。

いいじゃん

期待しかない

おいおっぱいどのスレだよ

エリオ「……下着でついてない事を証明」

真「それでも十分恥ずかしいと思うんだが。それに付いてる付いてない言うな」

エリオ「……これはパンツじゃないから恥ずかしくない、パンツじゃないから恥ずかしくない」

真「いや、パンツだろ……」

スカートの中にカメラを差込み撮影するエリオ

エリオ「……暗くてボケてる」

真「だろうな」

エリオ「……イトコ、撮影お願い」

真「……あ、ああ」

顔を赤くしてそっとスカートをめくるエリオ。
引き上げた先から、そっと水色の生地が表れ……

エリオ「……と、撮った？」

真「……あ、ああ」

エリオ「……これで一気に私支持の意見が増える」

真「そうか。わかんない世界だけどお前がいいんならいいんだろうな」

エリオ「私は嘘を付いてない……から」

真「後ろに挟んでるとか、短小なんじゃね？って書き込みがあるけど」

エリオ「……」

真「もう諦めたらいいんじゃないかな」

エリオ「……あ、足をしっかり閉じてれば、脱いでないような物だから」

真「いや、脱いでると思うんだけど？」

エリオ「……イ、イトコが悪いんだし」

真「足閉じてていいから脱いでって言われたらお前脱ぐの？」

エリオ「……か、顔出ないし」

真「だから辞めろって！」

エリオ「……う、うーーー」

涙を浮かべて悔しそうにしているエリオを止める？そんな事ができるわけがなかった。

真「んじゃ、足をちょっと開いてさ。前から筋を撮ればいいんじゃないか？」

エリオ「……い、イトコ…・・・。さ、撮影。」

真「はいはい」

エリオ「……は、恥ずかしいから、早く」

パンツを下ろして、スカートを捲り上げるエリオ。
細い足に薄い毛をかきわけて、そっと筋をさらけ出すエリオの姿が
カシャリという音とともにデータが入る。

エリオ「イ、イトコ……これ顔写ってるし」

真「と、撮り直そうか。もう一度」

エリオ「う、うぅ……は、恥ずかしいからいい。加工する」

エリオは画像加工のソフトを探し始める。

エリオ「ん、トリムソフトが見当たらない」

真「よくわかんないけどモザイクでもいいんじゃないか？このマスクソフトでどうだ？」

エリオ「……ちょ、ちょっと使ってみる」

エリオが操作するとガラスで擦り切れたような絵が現われる。

真「ああ、顔が隠れたな」

エリオは満足そうに頷く。

エリオ「……トリムの座標指定が面倒だから、これでいい」

真「何だかすごい勢いで伸びてるな」

エリオ「だ、ダウンロード制限付けてるから後ろが荒れてる」

掲示板に手放しで可愛いとか褒め言葉が羅列している。

エリオ「ダウンロード制限終わった。削除」

真「ダウンロードできないって奴が再うｐ希望してるけど」

エリオ「しょ、証明したし。もう終わり」

そう書き込むと、別のダウンロードURLが張られる。

真「……ちょ、モザイク外れてる」

エリオ「……！？」

リンクを辿ると、パンツを脱ぎ、スカートを持ち上げて頬を赤らめてる可愛いエリオの顔が、
モザイク無しでそのまま映っていた。

エリオ「！？！？な、なんで……マスクかけたのに！？だ、ダウンロード止め。い、一万ダウンロード！？」

真「……このモザイクソフト可逆方式って言うらしいな。戻せるみたい」

エリオ「ちょ、イ、イトコーた、助け……別の人の登録だから削除できな……」

真「……」

真「ま、まあ落ち込むなって」

エリオ「……う、うぅ。と、トリムしとけば良かった」

真「ま、まあ手間はきちんとかけましょうって事だな」

エリオ「イトコ……そもそもイトコがきっちりと写真撮ってれば
こんな事になってなかったんだけど」

真「お、俺のせいではない、と思います」

エリオ「……」

エリオ「……」

真「ま、まあ。ほ、ほら。はがないの夜空だって以前やらかしたって言ってたしさ」

エリオ「や、やらかし度合いが、ちょっと酷い。こ、これで私もう町歩けないし」

真「いや、お前町歩くの嫌いだったじゃん」

エリオ「……」

真「それに前まではいつも布団被ってるからよくね？」

エリオ「……よ、よくない！」

真「まあ飽きたら捨てられるんだろうし」

エリオ「……べ、別スレが凄い勢いで伸びてる」

『露出狂女だけど質問ある？』

1:
見られると感じちゃうの！
　ttp:～～～

エリオ「ちょ、い、いきなり転載されてる！」

真「ネットって怖いねー」

あれ？これって何のスカートだっけ？
これ高校の制服じゃね？都内のなんつったっけ

エリオ「と、特定されかけてる！」

この背景に写ってるの、銭湯じゃね？この位置からの写真だと
住所ってこのあたりじゃね？

あーなんかその子見たことあるわ。水色の髪してる美少女。
藤和とかいうんじゃね？ひきこもりのｗｗｗ

エリオ「ひっ！？」

藤和エリオだろ？高校あんまこなかったけど中学時代同級生だったわ
友達にもメールしとこ

エリオ「い、イトコ……助けて……」

真「……まあ、自業自得だろうし」

エリオ「う、ど、どうしよう……」

真「何だか家の前に怪しい奴が携帯いじりながら数人居るな」

エリオ「……」

真「何だかセフレ募集板に書かれてるな。住所と名前とついてさ」

エリオ「い、イトコ……これ私が叩いてた>>2のＩＤ。ゆ、許せない」

真「まあ落ち着けって」

エリオ「イトコ、たまに携帯弄ってるけど何してるの？」

真「ん、ちょ、返せって」

エリオ「……ひっ」

真の携帯には、エリオが叩いてた2のコミュ障のＩＤに
『自分』の文字が付いていた

エリオ「……い、イトコに騙された。も、もう私誰も信用できない」

真「じょ、冗談だって。ごめんなエリオ……ダウンロードもちゃんと止めたし」

エリオ「な、なんでこんな事するの」

真「お前だと思わずついコミュ障呼ばわりされてかっとなってやってしまった。
後悔はしていない」

エリオ「後悔してない！？っていうかマスク外してアップロードした時点で気付いてるはずだし」

真「すまない、お前だと思ったがついコミュ障呼ばわりされてかっとなってやってしまった。」

エリオ「そ、そういう事するのがコミュ障だし！」

真「だが後悔はしていない」

エリオ「……い、イトコの顔もうみたくない。キモい」

真「もう一回ダウンロード登録っと」

エリオ「！？」

真「再再うｐなのに伸びすぎワロスｗｗｗ」

エリオ「だ、だからそれ本当に冗談になってないし！？」

こ、これは

イトコ氏ね

エリオ「う、うぅぅぅ、うぅぅぅ」
うめきながら涙を零すエリオ。

真「仕方ないな。ほれ、よく見てみろ。ここ2chじゃないだろ」

いつも使用しているお気に入りのＵＲＬは、Ｍａｋｏｔｏ.NETになっていた

エリオ「！？　な、何これ……フィッシングサイト？」

真「全部自演だよ。俺の部屋にあるパソコンがサーバーで、ローカルネット。
一方通行で2chのスレをダウンロードしてコピーしてるだけでお前の発言は
全部ネットの外には出てないんだよ」

エリオ「！？」

真「お前以外の奴は全部俺だよ。
ポケットに突っ込んでる左手のスマホで高速で書き込んでたんだ。
もちろんダウンロードサイトもホームサーバーのLAN内サイト」

エリオ「い、イトコ……わ、私の写真は流出してないってこ…と？」

真「ああ。エリオもたまには外に出ろよ？出られないわけじゃないんだから」

エリオ「……あ、ありがとう」

真「どう致しまして」
エリオの裸の写真はホームサーバーから後で救い出したが、もっと煽って
何枚も写真を撮影できなかったのか。そこだけは後悔している真であった。
　～　完　～

サクラまで使うとか本気杉だろ

乙