ドラッグ オン ドラグーン3 討鬼伝

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照「はぁ…傀さんカッコいい…」淡「は?」

http://blog-imgs-56.fc2.com/s/s/i/ssipaimatome/19473.jpg
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 00:07:55 ID:BbvSyjeN0
淡「いきなり何言ってるんですか?」

照「あ、今週の近麻。これ。傀さんが格好良かったから」

淡「何?それ。キンマ?」

照「え?淡、麻雀部なのに近麻を読まないの?近代麻雀」

淡「う…うん。初めて知った」

2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 00:10:04 ID:BbvSyjeN0

照「おいおいおいおいおいおいおい。それはまずいよ」

淡「まずいって、何がですか?」

照「損、ってことだよ。せっかく麻雀を打つのに、その漫画を読まないなんて」

淡「そう?」

照「そう。そんなんじゃ、麻雀の一割も理解できないし、楽しめないよ」

淡「一割、ってちょっと言い過ぎじゃないですか?」


4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 00:15:36 ID:BbvSyjeN0

照「ふっ…淡、あンた…背中が煤けてるぜ」

淡「はい?」

照「あンたの背中には一人の部員も背負えない…。やめなよ麻雀は…」

淡「え?……」

照「ごめん。冗談。今のは哭きの竜の台詞をちょっともじった」

淡「びっくり、し…ましたよ…」

照(今のはまずかったかな…)

淡(……)


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 00:18:51 ID:BbvSyjeN0

照「ということで。淡は来週の部会までにこれを読んで来て」

淡「なに?これ」

照「『アカギ』だ。この、『天―天和通りの快男児のスピンオフ』だが、これも付けて置く」

淡「は…はあ…。来週、何かある…んですか?」

照「チーム虎姫の伝統行事。メンバーで好きな麻雀漫画のキャラについて語り合う」

淡「そんな行事あ…りました?」

照「ある。まさか淡が麻雀漫画を読んだことが無かったなんて思わなかった。だから、とりあえずそれを読んで、会に臨んで」

淡「は…はい……」(………)


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 00:20:39 ID:BbvSyjeN0

照「淡……部会には…。来にくいのはわかるけど…」



淡「う……うん、出席……する……今度は……」


照(………)



淡(………)


9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 00:23:01 ID:BbvSyjeN0

【淡宅】

淡(………とは言ったものの……行きづらい……)

淡(とりあえず……テルから借りた本、読んでみよう……)

淡(20巻以上……こっちの方もそれくらいある……多いなー。ちょっと前なら、読んでなかっただろうなー)

淡(どっちから読もう……。簡単そうな、アカギから読もうかな…。天の方は、アカギの後の話ってテル言ってたけど…)

淡(…………)ペラ…

淡(……………)


11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 00:26:20 ID:BbvSyjeN0

【翌週 白糸台高校麻雀部部室】

菫「連絡事項は異常だ。解散!」

部員「「お疲れ様でした!」」

照「それじゃ、チーム虎姫集合ー」

淡(…っ!)

淡(……)コソコソ

部員A(……)

部員B(……)


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 00:28:44 ID:BbvSyjeN0

部員A(淡…久しぶりに部会に顔見せたよね…)ヒソヒソ

部員B(だよねー。もう来ないかと思ってた)

部員A(まだ、虎姫の一員だなんて)

部員B(私あの子嫌い。性格悪いもん)

部員A(あーわかるー。実力だけで上に行ったからね)

部員B(毎日上に頭下げてる私達が馬鹿みたい)

部員A(うんうん。ていうかあの子『まだ』あそこに居るのおかしくない?)

部員B(絶対におかしいよ……。もうそんな資格無いのにね)


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 00:31:18 ID:BbvSyjeN0

部員A(あとそう言えば、今日監督来るんだって?)

部員B(うん。そうみたい。あなた見たことある?)

部員A(いいえ。ないわ。いないと思っていたくらい)

部員B(虎姫しか見れないものね)

部員A(淡にその資格あるの?)

部員B(ないない)

部員A(だよねー)


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 00:34:24 ID:BbvSyjeN0

照「では、これから好きな麻雀漫画キャラについて語りある会、略して『好き麻会』を始めます」

菫「今回は二年生以下が会の初参加ということで、会の内容、意義について私から説明させてもらう」

淡(……)

菫「内容は会の名の通り、各々が好きな麻雀漫画のキャラについて、紹介し語る、というものだ」

菫「麻雀漫画は、各々が麻雀を始めるきっかけであったり、自分自身の麻雀のスタイルの指針の一つとなったり、麻雀という競技を一般に認知させるためのコンテンツであったりと、麻雀界において外して考えることの出来ないものだ」

菫「麻雀漫画は麻雀人生において教訓書であり、歴史書でもある。雀士たるもの、麻雀漫画に触れることは、娯楽であると同時に、義務でもあるのだ」

菫「我が白糸台高校麻雀部、チーム虎姫においてもその考え方を『取る』。この会は、メンバーとの親睦を深めると同時に、己が知りえる作品、名作を他のメンバーに拡散しメンバー全体の教養も深めるもの、というものだ」


18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 00:37:34 ID:BbvSyjeN0

照「もちろんこれは建前で、シンプルに親睦を深めるためのお遊びの一つ、と捉えてもらって構わない。気楽に好きなキャラについて語ってもいいし、おすすめの作品を紹介してもらって大丈夫。作品、キャラ被りとかも全然OKだから」

誠子「あの…こういった会は、わざわざあらたまってやらなくても、普段の空き時間等では出来ないのでしょうか?」

菫「普通の学校ならそれでもいいが、私や照のように、というより代々虎姫のメンバーは基本的に、他の用事もあって中々時間を合わせることが出来ない。だから、虎姫内のミーティング時間を利用させてもらっているんだ」

淡(………)

照「淡、大丈夫?」

淡「う……うん……」

菫(……淡……)

尭深(淡ちゃん………)

誠子(仕方ないと言えば、仕方ないけど……)


19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 00:40:45 ID:BbvSyjeN0

照「オホン。じゃあ、私から…」

菫「変わってないんだろ」

照「ああ。私は傀さん一筋だ」ニッコリ

誠子「傀って、むこうぶちのですよね?」

照「ああ。バブル時代の高レート雀荘をメインに傀さんが無双するお話だ」

菫「ゴルゴ13の麻雀版、みたいなもの、と言えばいいかな。まず、その話でのメインとなるキャラが登場し、傀と出くわし、そして敗北する、という短編での完結が殆どだ」

照「通称『暴虎』『人鬼』。【御無礼】その声を聞いて生き残れたものはいない…ってね」ホッコリ

誠子「はい。でも負けたりしても再登場とかあったりするキャラも何人もいますよね」


20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 00:42:42 ID:BbvSyjeN0

菫「しかし、最近傀が人間に思えなくなってきたな」

尭深「周りのキャラが歳を取っているのに、全然歳を取らなかったり」

誠子「毒ガスが効かなかったり、幽霊を撃退したり」

照「それが傀さん」ニッコリ

菫「ところで照。お前、傀と打ったらどっちが勝つ?」

照「傀さん」

菫「ノータイムだな」

照「当然」


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 00:45:24 ID:BbvSyjeN0

菫「だが、鏡で見ればそうでも無いだろ。本質を見抜けば『御無礼』にも対応できるんじゃないのか?」

照「割れる」

菫「は?」

照「割れるから無理。傀さんは敵に合わせて戦術とか変化するから、割れる」

菫「割れるものなのか?」

照「もし割れなくても、割る。裏拳で」

菫「裏拳で割れるものなのか?」


25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 00:48:11 ID:BbvSyjeN0

照「私が傀さんに勝つのは、そんなの私が許さない」

菫「そ、そうか……」

誠子(相当好きなんだな…)

照「じゃあ次、菫行こう」

菫「ん…。私は、この作品を紹介したい」サッ

尭深「それは、ノーマーク爆牌党……私も好きです」

菫「お、そうか。ちなみにこれは、『爆牌』という特殊な打ち回しをする爆岡弾十郎と、その『爆牌』について研究し、そして挑む鉄壁保との対決をメインとした物語だ。私は最近爆岡の打ち方に影響されてきていてな」


27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 00:50:25 ID:BbvSyjeN0

照「前はとどめちゃんだったよね?まんちょくスナイパーとどめ」

菫「あ…ああ。(///) だが最近、狙い撃ちのフィールドを広げれないかと思っていてな。爆岡の『ドミノ爆牌』はまさにそれなんだ」

尭深「あれはカッコいいですよね」

菫「ああ。次の試合で試せれたらと思っている」

淡(………)

菫(あ……)


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 00:53:12 ID:BbvSyjeN0

尭深「次は、私いいですか?」

菫「ああ」

尭深「私は……これです」サッ

照「そ……それは……」

菫「意外だな」

誠子「ば……『バード』?しかも古い方の……」


29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 00:55:41 ID:BbvSyjeN0

尭深「はい。えっとこれは、『自動卓天和』という技術を持つ伝説の代打ち『蛇』とその謎に挑む天才マジシャン『バード』の対決を描いた作品です」

菫「てっきりノーマーク爆牌党の茶柱かと思っていたが…」

尭深「はい。彼も好きなのですが、私はこの…」

照(え…?)

菫(そ……そいつは……)

尭深「『蛇』が、好きです…」///

誠子(ま……まじ?…)


31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 00:58:02 ID:BbvSyjeN0

照「しゅ…主人公の…『バード』ではなく?」

尭深「この作品の主人公は『蛇』です!彼の執念、狂気、宿痾の妄想を描いてこそ、この作品は名作たり得るのですっ」

菫(まさか…尭深のお茶の葉の肥料が…)

誠子(人肉ってことはないよな……)

照「ま……まあ、尭深のハーベストタイムも上手くいけば、『自動卓天和』みたなものだからな……ハハ……」

尭深「はい。めったに出来ることなんて無いですが、ラス親は、私にとっての『天和席』みたいなものですね」ニッコリ


35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 01:01:05 ID:BbvSyjeN0

誠子「じゃ…じゃあ、次私行きますね!」サッ

照「それは……『哭きの竜』。主人公、竜の『運』を巡る極道の抗争を描いた作品だな」

菫「やはりと言うべきか。誠子の3鳴きも竜を意識してか?」

誠子「いえ、実は読み始めたのは最近なんですけど、彼の『鳴き方』がすごくかっこよくて、今度マネしてみたいなって」

照「あーわかる」

誠子「『あンた。私がみっつ哭いたら地獄が見えるよ』なんて」///

淡(今……度………)


37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 01:04:19 ID:BbvSyjeN0

菫「さて…残るは淡だな」

淡「は……はい。私は、これです…」

誠子「『アカギ』?随分とまたメジャーなものを」

尭深「てっきり『ワシズ』とか、『兎』のヴィヴィアンかと」

淡「私は……この……赤木しげるが……」フルフル

菫「淡?どうした?」

照(……)


38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 01:06:51 ID:BbvSyjeN0

淡「う……うぅ……」ボロ…ボロ…

菫「どうした?急に泣き出して」

誠子「淡……やっぱり。まだあの時のことを…」

尭深「もう…いいんだよ。淡ちゃん。あれは、あなただけの責任じゃない」

淡「でも……でも……うぅ……」

菫「淡……」


40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 01:09:50 ID:BbvSyjeN0

照「淡は、麻雀漫画を読んだことが無くて、だから私は『アカギ』と『天』を貸した」

菫「照?」

照「決勝戦でのオーラス。みんなも覚えていると思う。淡が阿知賀に振り込んだ跳満…」

誠子「あ……」

尭深「河底……裸単騎……」

菫「照……まさか……」

照「そう…。淡には、忘れてもらいたくない…」


42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 01:12:19 ID:BbvSyjeN0

誠子「でも…阿知賀のあれはアカギのように思考の果てにたどり着いたものでは無いですよね?」

尭深「執念と……偶然……」

照「違うよ。野性の勘と、偶然をも含んだ理」

菫「理では……偶然を避けることは出来ない…か」

誠子「理?淡の麻雀は……」

菫「異能も、支配も、それが信頼たるものになってしまえば、それは確率と変わらない、理だ……」

誠子「そ……そんな……」


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 01:14:46 ID:BbvSyjeN0

照「阿知賀の大将の後ろには、赤土晴絵がいた。あの打ち筋は、彼女のものも含んでいた」

菫「監督になる前の、インハイ、実業団時代の牌譜も、もっとよく見ておけば……」

誠子「う………」

尭深「……私達も……淡の力に頼り過ぎていた……」

淡「う……うぅ………ごめんなさい……ごめんなさい……」


46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 01:18:13 ID:BbvSyjeN0

菫「だが照、それでも……それはあまりにも……酷じゃないか?…」

照「うん。でも、だからこそ読んでもらいたかった。『天』も含めて。もしかしたら、途中で投げ出すかもと思ったけど……全部読んだんだな」

淡「うん……。『アカギ』を読んで、その後…『天』を読んだ……」

菫「通夜編も読んだのか……」

淡「……」コク

淡「……………う……うぅ……」


47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 01:20:21 ID:BbvSyjeN0

照「どう……だった?……」

淡「ごめん……なさい……色んなことで…頭がいっぱいになって…・・ごめんなさい……」

照「そうか……。わかった……」

菫(確かにそうだろうな…。あの作品には、今の淡に対する救済の言葉も沢山ある。淡は、その言葉に救われながらも、現実にある、自分が敗北してしまった事実に苦しんでいる)

照(今の淡には…その狭間で苦しむ必要がある……。前に進むために……。それに、あの作品には、『後の淡』に対する救済も存在する)


48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 01:23:16 ID:BbvSyjeN0

淡「………私が……『先輩』たちの…大会を……終わらせちゃった……」

照「淡……。這い上がろう……。『負けたことがある』というのが、いつか、大きな財産になる……」

誠子(それはスラムダンクでは!?)

淡「『先輩』……私……麻雀部を辞めます……」

照「………」

淡「『先輩』たちだけではありません……。レギュラーになれなかったみんなにも……。それに……私……いつも偉そうにしてて……そんな私が……今も『ここ』に居るなんて……」

菫「………」


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 01:26:09 ID:BbvSyjeN0

照「駄目だ…。お前には虎姫に居続けてもらう」

淡「え?」

照「こういう言葉もあったはずだ。『責任をとる道は、身投げのような行為の中にはない。責任をとる道は……もっとずーっと地味で、全うな道』」

淡「赤木…しげる……」

照「そうだ。お前には逃げるなんてことは許されない。これから起きる『辛さ』に真正面から立ち向かってもらう」

淡「……テル…………」


51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 01:29:21 ID:BbvSyjeN0

菫「それとな、お前の態度に対して注意をしなかったのはそれなりの理由がある」

淡「え?」

菫「白糸台は、学年や経験以上に、『強さ』に対して敬意を払わなくてはならないからだ」

淡「強さに…」

菫「そうだ。……『お前は白糸台で一番強い』」

淡「うっ……う……うわあああああああああああああああああああ!!!」

照「淡!」


53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 01:31:19 ID:BbvSyjeN0

淡「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!淡は……淡は強くなんかない!淡は、強くなんか!……」

照「ッ!」パシッ!

淡「ッ!?」

照「淡……『お前は強い』……泣くな」

淡「う……う……ひっく……」

尭深「頑張ろう……淡……」

誠子「ここでへこたれていちゃ……困る……」

淡「………」


54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 01:34:19 ID:BbvSyjeN0

菫「そうだ……お前はここでへこたれていてはならない。これから『リーダーの引き継ぎ式』があるんだからな」

淡「え?」

照「今日……『監督』が来る……」

尭深「え?」

誠子「監督?……監督ってうちにいたんですか?」

菫「ああ。大会にも顔を出さない、監督とは言い難い方だが、虎姫には無くてはならない存在だ」

照「そろそろ……時間だ……」


55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 01:37:03 ID:BbvSyjeN0

バタン





「打てますか?」




淡「え?………こ……この人………」



菫「そうだ……『彼』が、白糸台高校麻雀部監督……」






「傀と呼ばれています」


57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 01:40:29 ID:BbvSyjeN0

誠子「か……傀って…実在したんですか!?」

菫「正確には、むこうぶちの傀のモデルとなった方だ。まあ、監督も傀と呼ばれているが」

誠子「ってことは…………」

照「ち……違うぞ!私が好きなのはあくまで漫画の中の傀さんであって、監督ではないからな!」

尭深「でも、似ていますね……」

照「ち……違うったら違うぞ!」///

淡「………」


59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 01:44:00 ID:BbvSyjeN0

菫「傀は『暴虎』とも呼ばれている。虎姫の『虎』はこの『暴虎』から来ている」

照「傀が裏の世界に住む魔物なら、虎姫は表の世界に住む魔物になろう…。そういう意味だ」

菫「『圧倒的力』。それが『傀』であり、『暴虎』であり、そして『虎姫』である…。これから、淡は監督……傀と打ち、その力を体感してもらう……。それがこの引き継ぎ式だ…」

淡「………」(私が……『虎』に……『虎姫』に……なる……)

菫「だから…泣いてる場合じゃないぞ。これから、泣きたくなるくらい負けるんだからな」

照「いけるか?淡……」

淡「…………。………はい!………よろしくお願いします……!」


60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 01:46:25 ID:BbvSyjeN0

―――
―――
―――



―――『御無礼』  大星さんの飛びで終了ですね 


淡「………」




菫(淡………)




淡「はい!……ありがとうございました!」




照(これで……淡もきっと……大丈夫……。立派に白糸台を、導いていける……)


61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 01:47:04 ID:Jc3XS/VLO

一度でも負けの味を覚えたあンたは、所詮……負け犬さ


62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 01:50:15 ID:BbvSyjeN0

【二年後】

恒子「決まったー!白糸台高校三年、大星淡選手!阿知賀、高鴨選手から逆転の倍満を直撃!去年に引き続き、インターハイの王者は、白糸台高校で完結です!」


―――
――――


淡(思い返してみるに、あれから大変だった。私が傷つけてきた、白糸台のみんなの信頼を取り戻すには、勝ち続けるしかなかった。それも……圧倒的な力で)

淡(勝つということが、成功とするなら、その成功は私を縛り続けて、自由でいられなくしていた)

淡(でも…そうなるってわかっていたから、覚悟が出来た。覚悟が出来ていたから、耐えられた。乗り越えることが出来た)

淡(王者であり続けるために、失ったものも沢山あるけど、私の選んだ道、後悔は無い)

淡(そして…そろそろ引き継ぎ式の時期……。でもその前に、好き麻会やるんだっけ。今回は何にしよう……)


淡(………そうだ………『咲-Saki-』にしよう……あれは面白いからね……)


63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 01:51:43 ID:BbvSyjeN0

【二週間後】




バタン






「打てますか?」









おしまい


64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 01:52:44 ID:BbvSyjeN0

以上です。
読んでくださった方、有難うございました。


65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26 01:53:41 ID:rRExKbV40

乙です!
面白かった~



: http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1351177675/

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