徐倫「父さん、これなんなの?」承太郎「ああ、それは……」:☆☆☆☆
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/20(火) 21:58:08.55 ID:PWIFcRp+0
承太郎「杜王町の海もなかなかきれいだな」
承太郎「今までこのようにゆっくりと眺める時間がなかったが……」
承太郎「最近はやつのことで忙しいからな……」
風子「あの、すいません」
承太郎「ん?」
風子「これどうぞ」
承太郎「今までこのようにゆっくりと眺める時間がなかったが……」
承太郎「最近はやつのことで忙しいからな……」
風子「あの、すいません」
承太郎「ん?」
風子「これどうぞ」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/20(火) 22:02:41.93 ID:PWIFcRp+0
承太郎「これはなんだ?」
風子「なにに見えますか?」
承太郎「……」
承太郎(これは…星……?)
承太郎(星…スター…スタープラチナ……)
承太郎(こいつ、おれのスタンドを知っている……)
承太郎「おまえ、ひょとっしてスタンド使いか?」
風子「スタンド……?一体何のことですか?」
承太郎「敵だっていうんなら、とっととスタンドを見せな」
承太郎「このまま…おめーを有無も言わせず再起不能にするってえやり方は
おれ自身の心に後味のよくねえものを残すからな……」
風子「意味不明です!」
風子「なんなんですか、敵とかスタンドとか!」
承太郎「あくまでしらをきるか……」
風子「なにに見えますか?」
承太郎「……」
承太郎(これは…星……?)
承太郎(星…スター…スタープラチナ……)
承太郎(こいつ、おれのスタンドを知っている……)
承太郎「おまえ、ひょとっしてスタンド使いか?」
風子「スタンド……?一体何のことですか?」
承太郎「敵だっていうんなら、とっととスタンドを見せな」
承太郎「このまま…おめーを有無も言わせず再起不能にするってえやり方は
おれ自身の心に後味のよくねえものを残すからな……」
風子「意味不明です!」
風子「なんなんですか、敵とかスタンドとか!」
承太郎「あくまでしらをきるか……」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/20(火) 22:10:46.01 ID:PWIFcRp+0
承太郎「まあいい、今からおまえがスタンド使いかどうか見分けてやる」シュボッ
承太郎「スタンド使いはタバコの煙を少しでもs
風子「コホン…コホッコホ…タバコを……」
承太郎「鼻の頭n」
風子「ケホッケホゲホゲホ…消してくだsハックショイ!」
承太郎「血管g」
風子「ゴッホンゴホゴホゼエゼエゼエ…お願いですから……」
承太郎「おまえ、タバコだめなのか」ジュウ
風子「はい、ダメダメです」
承太郎「スタンド使いはタバコの煙を少しでもs
風子「コホン…コホッコホ…タバコを……」
承太郎「鼻の頭n」
風子「ケホッケホゲホゲホ…消してくだsハックショイ!」
承太郎「血管g」
風子「ゴッホンゴホゴホゼエゼエゼエ…お願いですから……」
承太郎「おまえ、タバコだめなのか」ジュウ
風子「はい、ダメダメです」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/20(火) 22:21:06.30 ID:PWIFcRp+0
風子「というか、断りもなく他人の前でタバコを吸うのはマナー違反です」
承太郎「それもそうだな…すまなかった」
承太郎(違うだろ…話が脱線している)
承太郎「今度こそ見極めてやる」
承太郎「スタンド使いは頭の上に手を載せられるとだな…」
承太郎「無意識にその手を振り払う」スッ
風子「……!」ヒョイ
承太郎「……」スッ
風子「……!」ヒョイ
承太郎「……」スッ
風子「……!」ヒョイ
風子「さっきからなんなんですか!最悪です!もう帰ります!」タカタカタ
承太郎「……やれやれだぜ」
承太郎「それもそうだな…すまなかった」
承太郎(違うだろ…話が脱線している)
承太郎「今度こそ見極めてやる」
承太郎「スタンド使いは頭の上に手を載せられるとだな…」
承太郎「無意識にその手を振り払う」スッ
風子「……!」ヒョイ
承太郎「……」スッ
風子「……!」ヒョイ
承太郎「……」スッ
風子「……!」ヒョイ
風子「さっきからなんなんですか!最悪です!もう帰ります!」タカタカタ
承太郎「……やれやれだぜ」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/20(火) 22:29:21.95 ID:PWIFcRp+0
承太郎「今日も潮風が心地いいな……」
風子「あっ、昨日のヘンな人!」
承太郎「誰が変だ」
風子「……!」ピッ!
承太郎「まあなんだ、昨日はすまなかった」
承太郎「しかし、ようやく確実な方法を考えた」
承太郎「夜も寝ないで昼寝して考えたからよく見てろ」
承太郎(スタープラチナッッッ!!)
承太郎(殴ると見せかけて…直前で…拳をとめるッ!)
風子「…一体何が起こるんですか?」
承太郎「いや、見えてないのならいい、お前はスタンド使いじゃあなかった」
承太郎「疑って悪かったな」
風子「……?」
風子「あっ、昨日のヘンな人!」
承太郎「誰が変だ」
風子「……!」ピッ!
承太郎「まあなんだ、昨日はすまなかった」
承太郎「しかし、ようやく確実な方法を考えた」
承太郎「夜も寝ないで昼寝して考えたからよく見てろ」
承太郎(スタープラチナッッッ!!)
承太郎(殴ると見せかけて…直前で…拳をとめるッ!)
風子「…一体何が起こるんですか?」
承太郎「いや、見えてないのならいい、お前はスタンド使いじゃあなかった」
承太郎「疑って悪かったな」
風子「……?」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/20(火) 22:33:04.26 ID:PWIFcRp+0
風子「ところで、これです」スッ
承太郎「昨日の星か」
風子「星じゃないです!これは……」
風子「……」ポワワーン
風子「……」ポワワワーン
承太郎「おい、どうした、おい」
風子「……」ポワポワポワワワーン
承太郎「なんだってんだ……」
承太郎「昨日の星か」
風子「星じゃないです!これは……」
風子「……」ポワワーン
風子「……」ポワワワーン
承太郎「おい、どうした、おい」
風子「……」ポワポワポワワワーン
承太郎「なんだってんだ……」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/20(火) 22:38:46.67 ID:PWIFcRp+0
風子「はっ!」
承太郎「おお、気がついたか」
承太郎「おまえ、あまりボーッとするのはよせよ」
承太郎「魂が抜けてるかのようだった」
風子「風子、ボーッとしてません。どちらかというとシャキッとしてます」
承太郎「よくいうぜ…そのうち変なやつらに絡まれるぞ」
風子「……!」ピッ!
承太郎「……」
承太郎「おお、気がついたか」
承太郎「おまえ、あまりボーッとするのはよせよ」
承太郎「魂が抜けてるかのようだった」
風子「風子、ボーッとしてません。どちらかというとシャキッとしてます」
承太郎「よくいうぜ…そのうち変なやつらに絡まれるぞ」
風子「……!」ピッ!
承太郎「……」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/20(火) 22:48:14.03 ID:PWIFcRp+0
風子「それは置いといて、ヘンなあなたにこれをあげます」
承太郎「…これはなんなんだ?星の置物か?」
風子「星じゃないです!ヒトデです!」
承太郎「ヒトデ…だと……?」
承太郎「こんなものどうするんだ?」
風子「抱いてよし、撫でてよし、添い寝してよしです」
風子「飾ったり床に敷き詰めたりもできます」
承太郎(……)
風子「とにかくあげますから大事にしてください。それでは」タカタカタ
承太郎「おい待ちな!…行っちまいやがった……」
承太郎「…これはなんなんだ?星の置物か?」
風子「星じゃないです!ヒトデです!」
承太郎「ヒトデ…だと……?」
承太郎「こんなものどうするんだ?」
風子「抱いてよし、撫でてよし、添い寝してよしです」
風子「飾ったり床に敷き詰めたりもできます」
承太郎(……)
風子「とにかくあげますから大事にしてください。それでは」タカタカタ
承太郎「おい待ちな!…行っちまいやがった……」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/20(火) 22:55:02.81 ID:PWIFcRp+0
承太郎「よう」
風子「あ、連日のヘンな人!」
承太郎「だから変な人はやめろといってるだろう」
風子「でも名前聞いてないです」
承太郎「そうだったか…空条承太郎だ」
承太郎「間違ってもジョジョなんて呼んじゃあだめだからな!絶対だぞ!!」
風子「あ、はい…じゃあ空条さんって呼びます」
承太郎「……」
承太郎「…そうだ、おまえは?」
風子「伊吹風子です」
風子「凛々しくてシャキッとした風子にピッタリの名前です」
承太郎「どこがだ」
風子「あ、連日のヘンな人!」
承太郎「だから変な人はやめろといってるだろう」
風子「でも名前聞いてないです」
承太郎「そうだったか…空条承太郎だ」
承太郎「間違ってもジョジョなんて呼んじゃあだめだからな!絶対だぞ!!」
風子「あ、はい…じゃあ空条さんって呼びます」
承太郎「……」
承太郎「…そうだ、おまえは?」
風子「伊吹風子です」
風子「凛々しくてシャキッとした風子にピッタリの名前です」
承太郎「どこがだ」
38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/20(火) 23:02:18.36 ID:PWIFcRp+0
風子「そういえば空条さんはどんなお仕事してるんですか?」
風子「平日の昼間からこんなところにいるなんてヘンです」
承太郎「それはおまえもいっしょじゃあないか」
風子「風子はいいんです、いまリハビリ中ですから」
承太郎「リハビリ?」
風子「はい、風子はあそこの病院に入院しているんですが、最近ようやく回復したんです」
風子「だからリハビリのために歩いてるんです」
承太郎「ほう、そうか」
風子「それで、空条さんはなにしてるんですか?」
承太郎「いわゆる学者か研究者みたいなものだ。海の生物の生態を調べている」
風子「平日の昼間からこんなところにいるなんてヘンです」
承太郎「それはおまえもいっしょじゃあないか」
風子「風子はいいんです、いまリハビリ中ですから」
承太郎「リハビリ?」
風子「はい、風子はあそこの病院に入院しているんですが、最近ようやく回復したんです」
風子「だからリハビリのために歩いてるんです」
承太郎「ほう、そうか」
風子「それで、空条さんはなにしてるんですか?」
承太郎「いわゆる学者か研究者みたいなものだ。海の生物の生態を調べている」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/20(火) 23:09:01.35 ID:PWIFcRp+0
風子「その海の生物というのはヒトデですね!?ヒトデに違いないですね!?」
承太郎「いいや、残念ながらヒトデについて調べたことはないな」
承太郎「最近まではクジラの研究をしていたんだが、一段落ついてな」
承太郎「次の調査対象を探してるところだ」
風子「それならぜひヒトデを調べてください!」
承太郎「…ヒトデか…案外面白いかもしれないな」
承太郎「まあ候補の一つに入れておこう」
風子「ありがとうございます!」
承太郎「それにしてもなんでそんなにヒトデが好きなんだ?」
風子「とてもかわいいです。プリティーです。萌え死にそうです」
承太郎「…そうか?」
風子「ならよく見てください」バッ
承太郎「おお、どこに持ってたんだ」
風子「こまけえこたぁいいんです。このヒトデの可愛さに比べれば……」
風子「……」ポワワーン
承太郎「いいや、残念ながらヒトデについて調べたことはないな」
承太郎「最近まではクジラの研究をしていたんだが、一段落ついてな」
承太郎「次の調査対象を探してるところだ」
風子「それならぜひヒトデを調べてください!」
承太郎「…ヒトデか…案外面白いかもしれないな」
承太郎「まあ候補の一つに入れておこう」
風子「ありがとうございます!」
承太郎「それにしてもなんでそんなにヒトデが好きなんだ?」
風子「とてもかわいいです。プリティーです。萌え死にそうです」
承太郎「…そうか?」
風子「ならよく見てください」バッ
承太郎「おお、どこに持ってたんだ」
風子「こまけえこたぁいいんです。このヒトデの可愛さに比べれば……」
風子「……」ポワワーン
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/20(火) 23:16:00.62 ID:PWIFcRp+0
承太郎(またか……)
風子「……」ポワワワーン
承太郎(だが、こいつの惚けっぷりを証明するいい機会だぜ)
承太郎(なにかいい方法は……おっ)
承太郎「おいぼーや、そのジュースをくれ」
承太郎「すまねーが後で新しいの買ってやるからな」
承太郎「せーの」ズボッ
風子「……」ポワワワーン
承太郎(だが、こいつの惚けっぷりを証明するいい機会だぜ)
承太郎(なにかいい方法は……おっ)
承太郎「おいぼーや、そのジュースをくれ」
承太郎「すまねーが後で新しいの買ってやるからな」
承太郎「せーの」ズボッ
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/20(火) 23:26:48.76 ID:PWIFcRp+0
風子「……!?」
風子「わっ!わっ!」
風子「今、鼻がヘンでした」
風子「ちんっ!ちんっ!」
承太郎(くそっ、ジュースを飲ませるところまではいかなかったか……)
風子「いきなりなにが起こったんでしょうか……」
承太郎「さあな、でもボーッとしてるからそういう目に遭うんだぜ」
承太郎「もう少ししっかりするんだな」
風子「風子、十分しっかりしています!」
承太郎「…やれやれだぜ……」
風子「わっ!わっ!」
風子「今、鼻がヘンでした」
風子「ちんっ!ちんっ!」
承太郎(くそっ、ジュースを飲ませるところまではいかなかったか……)
風子「いきなりなにが起こったんでしょうか……」
承太郎「さあな、でもボーッとしてるからそういう目に遭うんだぜ」
承太郎「もう少ししっかりするんだな」
風子「風子、十分しっかりしています!」
承太郎「…やれやれだぜ……」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/20(火) 23:32:56.99 ID:PWIFcRp+0
風子「あっ、空条さん」
承太郎「最近よく会うな。なにやってるんだ?」
風子「見てのとおりです、ヒトデを彫ってます」ガリガリ
承太郎(あれはこうやって作ってたのか……)
風子「前にあげたヒトデはどうしましたか?」
承太郎「確か部屋に置いてあるはずだ」
風子「ほんとですか!大事にしてくださいね!」
承太郎「ああ……」
風子「……」ガリガリ
承太郎(どうも手つきが危なっかしいぞ……)
風子「……」ガリガリ
風子「…いたっ!」
承太郎「最近よく会うな。なにやってるんだ?」
風子「見てのとおりです、ヒトデを彫ってます」ガリガリ
承太郎(あれはこうやって作ってたのか……)
風子「前にあげたヒトデはどうしましたか?」
承太郎「確か部屋に置いてあるはずだ」
風子「ほんとですか!大事にしてくださいね!」
承太郎「ああ……」
風子「……」ガリガリ
承太郎(どうも手つきが危なっかしいぞ……)
風子「……」ガリガリ
風子「…いたっ!」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/20(火) 23:37:55.71 ID:PWIFcRp+0
承太郎「おい!」
風子「だ、だいじょうぶです」
承太郎「本当か?」
風子「はい…たぶん」
承太郎「…もうヒトデ作りはやめておけ。彫刻刀は俺が預かっておく」
風子「わっ!なにするんですか!返してください!」
承太郎「だめだ」
風子「だ、だいじょうぶです」
承太郎「本当か?」
風子「はい…たぶん」
承太郎「…もうヒトデ作りはやめておけ。彫刻刀は俺が預かっておく」
風子「わっ!なにするんですか!返してください!」
承太郎「だめだ」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/20(火) 23:43:29.99 ID:PWIFcRp+0
風子「なんでですか!」
承太郎「今まで気付かなかったが、手が絆創膏だらけじゃあないか」
風子「…こ、これはあれです!傷は子どもの勲章です!」
承太郎「どういう意味だ…とりあえずこれは預からせてもらうぞ」
風子「だめです!返してください!」
承太郎「…そんな怪我してまでやるのか?」
風子「はい、がんばるんです」
承太郎「…そうか」
承太郎「じゃあな、確かに返したぞ」
風子「えっ?…わっ!いつの間にか風子の手の中に彫刻刀が!」
承太郎「今まで気付かなかったが、手が絆創膏だらけじゃあないか」
風子「…こ、これはあれです!傷は子どもの勲章です!」
承太郎「どういう意味だ…とりあえずこれは預からせてもらうぞ」
風子「だめです!返してください!」
承太郎「…そんな怪我してまでやるのか?」
風子「はい、がんばるんです」
承太郎「…そうか」
承太郎「じゃあな、確かに返したぞ」
風子「えっ?…わっ!いつの間にか風子の手の中に彫刻刀が!」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/20(火) 23:50:44.11 ID:PWIFcRp+0
風子「あ、空条さん」
承太郎「風子か…おまえ、本物のヒトデを見たことはあるか?」
風子「テレビでならあります」
承太郎「そうか…なら今から見せてやる、ついてこい」
風子「ほ、ほんとうですか!?」
承太郎「……」ザッシュザッシュ
風子「……」ザシュザシュ
承太郎「たいていのヒトデは海底に棲んでるが、時々こういう岩場で見つかったりもする」
承太郎「足元気を付けろよ」
風子「あ、はい」
承太郎「……」
風子「……」
承太郎「風子か…おまえ、本物のヒトデを見たことはあるか?」
風子「テレビでならあります」
承太郎「そうか…なら今から見せてやる、ついてこい」
風子「ほ、ほんとうですか!?」
承太郎「……」ザッシュザッシュ
風子「……」ザシュザシュ
承太郎「たいていのヒトデは海底に棲んでるが、時々こういう岩場で見つかったりもする」
承太郎「足元気を付けろよ」
風子「あ、はい」
承太郎「……」
風子「……」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/20(火) 23:56:12.77 ID:PWIFcRp+0
承太郎「お、いたぜ」
風子「え!どこですか?」
承太郎「こっちだ、しかし近くで見るとなかなかにグロテスクだな……」
風子「こ、これは……」
風子「……」ポワワワーン
承太郎(今度こそ飲ませてやるぜ……)
承太郎「おいぼーや、何度もすまねえな」
承太郎「スタープラチナ・ザ・ワールドッッッ!!!」ドオオーーーン
承太郎「このままッ…ストローを!」
承太郎「鼻の穴に……つっこんで!」
承太郎「握りぬけるッ!!!」ブッギャア!
風子「え!どこですか?」
承太郎「こっちだ、しかし近くで見るとなかなかにグロテスクだな……」
風子「こ、これは……」
風子「……」ポワワワーン
承太郎(今度こそ飲ませてやるぜ……)
承太郎「おいぼーや、何度もすまねえな」
承太郎「スタープラチナ・ザ・ワールドッッッ!!!」ドオオーーーン
承太郎「このままッ…ストローを!」
承太郎「鼻の穴に……つっこんで!」
承太郎「握りぬけるッ!!!」ブッギャア!
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/21(水) 00:04:13.62 ID:uG9dwhOG0
承太郎「時間だ…時は動き出すッッ!!」
風子「!?」
風子「ゲホゲホゲホゲホゲホ!」
風子「い、今、鼻と喉と食道と気管がヘンでした!」
風子「でも何故か喉が潤ってます……」
承太郎「…大成功だ」
風子「えっ?」
承太郎「いや、なんでもない。とにかく、ボーッとするのはもうやめろよ」
風子「なに言ってるんですか。風子はいつでもシャキッとしてます」
承太郎「ダメだこいつ…早く何とかしないと……」
テレレレレレテレレレレーーー
風子「!?」
風子「ゲホゲホゲホゲホゲホ!」
風子「い、今、鼻と喉と食道と気管がヘンでした!」
風子「でも何故か喉が潤ってます……」
承太郎「…大成功だ」
風子「えっ?」
承太郎「いや、なんでもない。とにかく、ボーッとするのはもうやめろよ」
風子「なに言ってるんですか。風子はいつでもシャキッとしてます」
承太郎「ダメだこいつ…早く何とかしないと……」
テレレレレレテレレレレーーー
62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/21(水) 00:05:28.71 ID:YhO2XjPb0
ぼーやまたいたのかよw
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/21(水) 00:14:49.17 ID:uG9dwhOG0
風子「空条さん」
承太郎「おお、どうした」
風子「聞きたいことがあるんですが」
風子「前に言ってた『スタンド』とか『敵』ってなんのことなんですか?」
承太郎「ああ、そのことか……」
承太郎「簡単に言うと、おれは…いや、おれたちは殺人鬼を追っているんだ」
風子「殺人鬼ですか!?」
承太郎「そうだ……」
承太郎「ところで、おまえの知り合いに最近様子がおかしいやつはいないか?」
風子「え…様子がおかしい人ですか?」
承太郎「ああ、例えば人が変わったよう、とか……」
風子「風子、まだ入院してるんでよくわかりませんが…」
風子「看護師さんはいつもどおりです。普通です」
承太郎「そうか……」
風子「……」
承太郎「おお、どうした」
風子「聞きたいことがあるんですが」
風子「前に言ってた『スタンド』とか『敵』ってなんのことなんですか?」
承太郎「ああ、そのことか……」
承太郎「簡単に言うと、おれは…いや、おれたちは殺人鬼を追っているんだ」
風子「殺人鬼ですか!?」
承太郎「そうだ……」
承太郎「ところで、おまえの知り合いに最近様子がおかしいやつはいないか?」
風子「え…様子がおかしい人ですか?」
承太郎「ああ、例えば人が変わったよう、とか……」
風子「風子、まだ入院してるんでよくわかりませんが…」
風子「看護師さんはいつもどおりです。普通です」
承太郎「そうか……」
風子「……」
69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/21(水) 00:25:22.63 ID:uG9dwhOG0
風子「風子もその犯人を捕まえるのをお手伝いします」
承太郎「なにッ!?」
風子「風子の住むこの町の平和を守りたいんです」
承太郎「いや、やめておけ。おまえには無理だ……」
風子「なんでですか」
承太郎(第一スタンド使いじゃあないし、)
承太郎「おまえは元気そうだが入院中だろう、無茶をするな」
承太郎「それにはっきり言って、おまえは戦力になるかどうか怪しい」
風子「…そうですね…たしかに空条さんの言うとおりです……」
承太郎「なにッ!?」
風子「風子の住むこの町の平和を守りたいんです」
承太郎「いや、やめておけ。おまえには無理だ……」
風子「なんでですか」
承太郎(第一スタンド使いじゃあないし、)
承太郎「おまえは元気そうだが入院中だろう、無茶をするな」
承太郎「それにはっきり言って、おまえは戦力になるかどうか怪しい」
風子「…そうですね…たしかに空条さんの言うとおりです……」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/21(水) 00:34:32.46 ID:uG9dwhOG0
風子「じゃあせめて、これを代わりに連れて行ってください」スッ
承太郎「またか…だがこれでどうしろと?」
風子「風子は昔これで獣人と戦いました」
承太郎「……なんだって?」
風子「あるときはゴーレムとも戦いました。獣人よりももっと手強い敵です」
承太郎「…なんだその獣人とかゴーレムとかいうのは?」
風子「またあるときは囮にもなりました」
風子「まさに獅子奮迅の活躍です」
承太郎「…言ってることがわからない……」
風子「とにかく、これが役に立つかもしれません」
承太郎「…まあ一応預かっておこう」
風子「お願いします」
承太郎「またか…だがこれでどうしろと?」
風子「風子は昔これで獣人と戦いました」
承太郎「……なんだって?」
風子「あるときはゴーレムとも戦いました。獣人よりももっと手強い敵です」
承太郎「…なんだその獣人とかゴーレムとかいうのは?」
風子「またあるときは囮にもなりました」
風子「まさに獅子奮迅の活躍です」
承太郎「…言ってることがわからない……」
風子「とにかく、これが役に立つかもしれません」
承太郎「…まあ一応預かっておこう」
風子「お願いします」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/21(水) 00:48:41.17 ID:uG9dwhOG0
吉良「 勃 起 …しちゃいましてね……」
仗助「『スイッチ』を押させるなッ!」
承太郎(まずい…この距離では時を止めても間に合わねえッ……!)
承太郎(康一君もいない今…どうすればッ……!)
承太郎「…こ、これだ!」
承太郎「急疾海星(は〜りぃすたーふぃっしゅ)ッッッ!!!!!」
承太郎「オラァァァッッッ!!!!!」ブンッ
キーーーーーーーーーーーーーーン
吉良「いいや!限界だッ!押sぐはあああああああッッ」ドキュウウウウウウウウン
吉良「このクソカスどもがァーーーーーッ!!」
承太郎「スタープラチナ・ザ・ワールド!!」ドォーーーーーン
承太郎「風子…この町に来て君と知り合えて…本当に良かったと思ってるよ……」
承太郎「そしてやれやれ、間に合ったぜ……」
承太郎「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ……!!!!!!!!!!」
仗助「『スイッチ』を押させるなッ!」
承太郎(まずい…この距離では時を止めても間に合わねえッ……!)
承太郎(康一君もいない今…どうすればッ……!)
承太郎「…こ、これだ!」
承太郎「急疾海星(は〜りぃすたーふぃっしゅ)ッッッ!!!!!」
承太郎「オラァァァッッッ!!!!!」ブンッ
キーーーーーーーーーーーーーーン
吉良「いいや!限界だッ!押sぐはあああああああッッ」ドキュウウウウウウウウン
吉良「このクソカスどもがァーーーーーッ!!」
承太郎「スタープラチナ・ザ・ワールド!!」ドォーーーーーン
承太郎「風子…この町に来て君と知り合えて…本当に良かったと思ってるよ……」
承太郎「そしてやれやれ、間に合ったぜ……」
承太郎「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ……!!!!!!!!!!」
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/21(水) 00:56:14.76 ID:uG9dwhOG0
康一「だからさ、僕はこれから大事な用事があるっていってるじゃあないか……」
風子「それでも受け取ってほしいんです!お願いします」
康一「こんなかさばるものもらっても困るしなー……」
風子「でもこれを抱くとすごく幸せな気分になります…こんなふうに……」
風子「……」ポワワワーン
康一「あの、君だいじょうぶ?…もしもーし」
康一「そういえば今何時なんだろ…」
康一「も、もう九時過ぎだ!完全に遅刻だよ……」
風子「……」ポワワワワーン
風子「それでも受け取ってほしいんです!お願いします」
康一「こんなかさばるものもらっても困るしなー……」
風子「でもこれを抱くとすごく幸せな気分になります…こんなふうに……」
風子「……」ポワワワーン
康一「あの、君だいじょうぶ?…もしもーし」
康一「そういえば今何時なんだろ…」
康一「も、もう九時過ぎだ!完全に遅刻だよ……」
風子「……」ポワワワワーン
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/21(水) 01:01:01.03 ID:uG9dwhOG0
風子「そうですか…じゃあこの町は平和になったんですね」
承太郎「ああ、おまえのおかげでな……」
風子「…風子、なにかしましたか?」
承太郎「なにかしたどころじゃあない」
承太郎「おまえがいなければ負けていたかもしれなかったからな…」
風子「…?」
承太郎「ああ、おまえのおかげでな……」
風子「…風子、なにかしましたか?」
承太郎「なにかしたどころじゃあない」
承太郎「おまえがいなければ負けていたかもしれなかったからな…」
風子「…?」
82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/21(水) 01:06:43.68 ID:uG9dwhOG0
風子「空条さんはこれからどうするんですか?」
承太郎「そうだな…とりあえずはこの町を離れる」
風子「ええっ!?」
承太郎「一番大きな用事が済んでしまったからな」
承太郎「学者の端くれといえど結構忙しいんだ」
風子「そうですか…お別れですね……」
承太郎「ああ……」
風子「では、旅立つ空条さんに毎度おなじみのこれをあげます」
承太郎「もう三つめだぞ……」
風子「今度のには再会を願うおまじないをかけておきます……」
風子「さあ、どうぞ」
承太郎「…ありがたくもらっておこう」
承太郎「そうだな…とりあえずはこの町を離れる」
風子「ええっ!?」
承太郎「一番大きな用事が済んでしまったからな」
承太郎「学者の端くれといえど結構忙しいんだ」
風子「そうですか…お別れですね……」
承太郎「ああ……」
風子「では、旅立つ空条さんに毎度おなじみのこれをあげます」
承太郎「もう三つめだぞ……」
風子「今度のには再会を願うおまじないをかけておきます……」
風子「さあ、どうぞ」
承太郎「…ありがたくもらっておこう」
84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/21(水) 01:14:28.63 ID:uG9dwhOG0
承太郎「じゃあ、そろそろさよならだ……」
風子「あ、あの、ヒトデの研究ですけど」
風子「終わったら、風子にもいろいろ教えてください、ヒトデのことを……」
承太郎「…機会があればな……」
風子「はい、ぜひお願いします」
承太郎「…ああ……」
承太郎「おっと、もう時間がない」
承太郎「じゃあ、元気でな……」
風子「はい、空条さんもお元気で……」
風子「あ、あの、ヒトデの研究ですけど」
風子「終わったら、風子にもいろいろ教えてください、ヒトデのことを……」
承太郎「…機会があればな……」
風子「はい、ぜひお願いします」
承太郎「…ああ……」
承太郎「おっと、もう時間がない」
承太郎「じゃあ、元気でな……」
風子「はい、空条さんもお元気で……」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/21(水) 01:23:55.18 ID:uG9dwhOG0
徐倫「へぇ、そんなことがあったんだ」
承太郎「…ああ……」
徐倫「それで、その人とはどうなったの?」
承太郎「いや、あれから一度も会ってない……」
徐倫「そうなんだ……」
空条夫人「あなた、客人がお見えよ」コンコン
承太郎「誰だ?」
空条夫人「フーコさんという方だって」
空条夫人「わざわざ日本からいらっしゃったらしいんだけど…お知り合い……?」
徐倫「…!…父さん!」
承太郎「…やれやれだぜ……」
/⌒ヽ _,,-''"
_ ,(^ω^ ) ,-''"; ;,
/ ,_O_,,-''"'; ', :' ;; ;,'
(.゙ー'''", ;,; ' ; ;; ': ,'
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :' ┼ヽ -|r‐、. レ |
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :' d⌒) ./| _ノ __ノ
承太郎「…ああ……」
徐倫「それで、その人とはどうなったの?」
承太郎「いや、あれから一度も会ってない……」
徐倫「そうなんだ……」
空条夫人「あなた、客人がお見えよ」コンコン
承太郎「誰だ?」
空条夫人「フーコさんという方だって」
空条夫人「わざわざ日本からいらっしゃったらしいんだけど…お知り合い……?」
徐倫「…!…父さん!」
承太郎「…やれやれだぜ……」
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