ドラッグ オン ドラグーン3 討鬼伝

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

エイスリン「キュウケツキ?」

                           http://blog-imgs-56.fc2.com/s/s/i/ssipaimatome/ad90eeb9c9.jpg
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12 21:23:24 ID:4GUQ3SPD0

?「ちゅっ…ちゅぱっ…んくっ」

胡桃「はあっ…うあっ…あっ…あ……」


?「…カプッ……ゴクッ、ゴクッ」

胡桃「―――!―――!!」ビクッビクッ

?「はぁ…はぁ…ゴク、ゴク、ゴク、ゴクッ」

胡桃「…だめ…っ、これ以上……やめてっ……」


?「………力、抜いてて」

胡桃「え……なに……」


ヂュウウウウウウウウウウウウ


胡桃「あ…あ……あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!」ガクガク


ゴクッゴクン、ゴク、ゴク、ゴク、ゴク、ゴク、ゴク


胡桃「いぎっ、ひぐっ、あぐっ、あっ、あっ、あっ」ガクンガクン


4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12 21:33:37 ID:4GUQ3SPD0

?「…ぷはっ……大丈夫?」

胡桃「だめっ、やめっ、あたまっ、おかしくっ」


?「………すぐに終わらせるから」

カプッ


胡桃「……あっ…」


――――

――――

胡桃「」ピクッピクッ

?「……白眼剥いてるけど…生きてる、よね」

胡桃「……ぁ…ぁ…」

?「……ごめんね…こんな……」

胡桃「…」


7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12 21:47:13 ID:4GUQ3SPD0

?「…!」

?「誰か来る、もう行かなきゃ」



?「胡桃……本当に…ごめんなさい」


―――
――



塞「最近さ、吸血鬼が現れるんだって」

胡桃「は? どうしたの藪から棒に…」

豊音「きゅうけつきって…あのガオーってやつ?」

白望「だる…」


塞「そんな奇異の目で見ないでよ…言ってることは変だけど一応本当っぽいし」

胡桃「吸血鬼って…どうして西洋の妖怪が現代の日本のド田舎でアクティブに活動してるの」

塞「私にそんなこと言われても、でも実際に被害者とか目撃者とかがいるらしいのよ」


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12 21:56:10 ID:4GUQ3SPD0

塞「聞いた話によると、私らと同じ学校の制服を着てるだかで学校内とか学校近隣じゃ結構噂になってるんだってさ」

胡桃「随分と大胆な犯行で…どうしてそんなに目撃者がいて捕まらないの?」

塞「そこが奇妙でさ、被害にあった人はみんな記憶がすっぽ抜けてんだと」

胡桃「それはそれは物凄く都合のいい話だね」

塞「まったくよね、しかも身体に特に異常は無いらしいし……」


塞「……」


胡桃「…私をじっと見つめてどうしたの、何か付いてる?」


塞「……これも聞いた話なんだけどさ」

塞「被害者の首筋には、傷とか痣とか如何にも噛まれたような跡が出来てたんだって……」

胡桃「……へ?」


塞「昨日はさ、部室の掃除当番で胡桃だけ学校に残ってたよね?」

塞「……昨日の放課後の時、何か…無かった?」


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12 22:04:54 ID:4GUQ3SPD0

胡桃(え?あれ?昨日の事?)

胡桃(なんで…? 私…覚えて…無い…?)ガクガク


塞「胡桃?」

胡桃「っ!?」ビクッ

塞「やっぱり何かあったんじゃ…」

胡桃「無いっ!何もないよ!どうしたのいきなりさっ!」


塞「だって…」ペタリ

胡桃「ひゃっ!」

塞「首筋のこれ…噛まれた後だよね」


胡桃「えっ…」ドキドキ

塞「……やっぱりそうだ…同じ」


胡桃「えっ…あ…あ…うわあああぁぁぁ!!」ドン


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12 22:07:02 ID:VWbVY39O0

これは丸太が必要やなぁ・・・


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12 22:14:57 ID:4GUQ3SPD0

塞「ちょっ…胡桃!?」


白望「…飛び出しちゃったね」

豊音「胡桃…どうしちゃったのかなー…?」


エイスリン「…?…?キュウケツキ?ホワイ?」

塞「あ…エイスリンさんに説明してなかったわね」


塞「所謂、ヴァンパイア、って奴が出ちゃったのよ」

エイスリン「ヴァンパイア…」


塞「にしても胡桃のあの様子…どうやらだった黒みたいね」

豊音「さ、塞…一体何が?」

塞「……皆、今日はどこにも寄り道しないですぐに帰って」


21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12 22:25:08 ID:4GUQ3SPD0

白望「何か…あったの?」

塞「ええ…ちょっと用事が出来たわ」


―――
――


塞「もうすぐ吸血鬼が現れる時間帯になる…」


……今度は胡桃が巻き込まれてしまった

確認できた限りでもう被害は100件近く発生している
前までは学校周辺の、主に下校中の生徒が被害にあっていた
だが最近は校内にまで被害が拡大しているのだ

今では学校の生徒の殆どに首筋に吸血の跡が出来てしまっている

しかし問題はそれだけでは無い

本当の問題、それは…この事件について殆どの人が気に留めていないということ
吸血の跡でさえ、私が最初に気づくまでは誰一人気づきもしなかった

それが、どことなく不気味で、とても嫌な予感がした

吸血鬼について深く探るようになったのはそれからであった

なんとしてでも、この事件の犯人を突き止めなければ、と


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12 22:37:31 ID:4GUQ3SPD0

だが、現状は吸血鬼の実態、つまり対抗手段さえ見つかっていない、結果、見つかって襲われたらそこで全てが終わる
勝算はとてもじゃないが無い、どうしようもなく無計画だった

それでも、大事な友人や仲間に異変が起こっているという恐怖で頭がいっぱいになっていて、
気がつけば私はもう後戻り出来なかった


塞「こんな時間なのに…部室に誰か居る…?」

塞「…」ゴクリ


塞「……覚悟、決めてやるわよ」



ガチャ
塞「一体ここで何を……」

塞「――へ?」

塞「………」

塞「なんだ    じゃない…あーもう!びっくりさせないでよ!」

塞「ったく…今日は早めに帰ってって言ったのになんで居るの……」


27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12 22:43:36 ID:4GUQ3SPD0

塞「ねぇったら……    …?」


塞(…様子がおかしい…)

塞「ね、ねぇ    …」


ガシッ!

塞「ひぃっ!」

塞「や、やだ、そんなまさか…    が……!」



カプッ

塞「…あ」


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12 22:48:00 ID:KeSmqCqw0

石仮面被ったエイスリン可愛い


31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12 22:58:50 ID:4GUQ3SPD0

―――
――


豊音「ねぇー塞ー」

塞「ん?どうしたの豊音」

豊音「塞の首筋…それって昨日言ってた吸血鬼の跡じゃ…」

塞「へ?なにそれ?吸血鬼?」

豊音「…覚えてないのー…?」

塞「私がそんな子供みたいなこと言うはずないでしょ」

豊音「でも…昨日は凄く深刻そうに……」

塞「そう言われても…私がそんなこと言った記憶なんてないんだもの」

豊音「…」

塞「とりあえず私もう帰るね」

豊音「あっ…ちょっ…」


豊音「塞の様子…何か変だった…今日は胡桃も休んでるし……」

豊音「なんか…怖いよ……」


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12 23:12:32 ID:4GUQ3SPD0

――――

――――

エイスリン「~♪~♪」テクテク


「ねぇ…! 突然どうしたのシロ…! ねえったら……」


エイスリン(……トヨネの声?)

「いきなり押し倒してきて…! シロっ…」

エイスリン「……シロ?」チラッ



豊音「ねえ!変な冗談はやめてよ!そんな…まるで吸血鬼みたいな…」

白望「……吸血鬼みたい?」

豊音「そっ…そうだよ…塞が言ってたような…」

白望「その吸血鬼なんだよね、私」

豊音「―――へ? 何言って…」


ペロリ


37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12 23:22:05 ID:4GUQ3SPD0

豊音「きゃっ!」

白望「だから、私が最近巷で話題のその吸血鬼なんだって」

豊音「…ひっ…ひぃ……」


白望「―――怖い? 私のこと」

豊音「う…うぅぅ……」


白望「……だったらさ、逃げてもいいよ」

豊音「…え?」

白望「私は豊音に怖いことやら苦しめるようなことをしたいわけじゃないよ」


白望「ただ…少し…欲しい…だけなんだよ」

豊音「えっ…えと…あの…」

白望「―――逃げないんだ」

豊音「……! えっ…ちがっ…そんな…!」


40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12 23:34:29 ID:4GUQ3SPD0

白望「……嘘つき」

豊音「え…あ……」

白望「…本当は逃げたくないくせに」



カプッ



豊音「…」ビクンッ

白望「ん…んふっ…ゴクッゴクッ」

豊音「…」ビクンッビクッビクッ

白望「……豊音?」

豊音「…」ビクッビビクン ガクガク

白望「あー、もしかして気持よすぎて声出なくなっちゃった?」

豊音「…」コクッコクッ


42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12 23:43:34 ID:4GUQ3SPD0

白望「そう… まあ静かだからいいか」


ゴクッゴクッゴクッゴクッ


白望「っはぁ…さっきから痙攣ばっかりしてるけど…もしかして何回もイッちゃってる?」

豊音「」ガクガクガクガク

白望「まあ…こうにもなるよね」


白望「豊音の血…凄く美味しいよ…」

豊音「あ"っ"…あ"あ"ぁ"ぁ"……」


白望「身体も大きいから量も多いし…胡桃の2倍はあるんじゃないかな」

豊音「あ"っ…あ"っ…あ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"…」


白望「胡桃の2倍大変だけど…我慢してね…」


ゴキュッゴキュッゴキュッゴキュッ


豊音「い"ぎぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"ぃ"……」


46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/12 23:58:11 ID:4GUQ3SPD0

白望「ふぅ…豊音、大丈夫だった?」

豊音「ん…うふっ…あへぇ…」


白望「……また、こんな…やっちゃった…」

豊音「あひっ、あひっ、あひひひひひ」


白望「ごめんなさい…ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいっ…!」

豊音「ね…ぇ…きもちぃことぉ…してぇ」


白望「あ…あ…あっ……」

豊音「ぁ…ぅぁー……」

白望「ぐっ…うっ…うぐっ…ううううう……」ボロボロ


白望「…もう…やだ…」フラフラ


ガチャッ
バタン


51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 00:12:31 ID:lGsMNRug0

エイスリン「」カタカタカタカタ

エイスリン(なんてことだ、吸血鬼の正体はシロだったのか)

エイスリン(クルミ、サエ、そしてトヨネまでもが全てシロによるもの)

エイスリン(こんな…一体私はどう対応したらいいんだ…)


白望「…見ちゃった?」


エイスリン「…!!」ビクッ

エイスリン(そんな…いつの間に後ろにっ…)


白望「見ちゃった、みたいだね」

エイスリン「シ、シロ、ソノ…アノ…イノチダケハ…カンベンシテ…」

白望「大丈夫だよ、絶対にエイスリンだけは絶対に襲わないから」

エイスリン「……ワッツ?」

白望「エイスリンだけは…絶体に襲っちゃいけないから…」

エイスリン「シロ…ドユワケ…?」

白望「ここじゃなんだし…私の家で話そう?」


54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 00:24:14 ID:lGsMNRug0

―――
――



エイスリン「」カタカタカタカタ

エイスリン(私はどうかしている…なぜ言われるがままについてきた…?)

エイスリン(連れてこられた先が何の変哲もないシロの家なのが幸いだが…)

エイスリン(ブルシット! こんなところじゃ助けも呼べないどころか…逃げれる希望もゼロじゃあないか…!)


エイスリン「」カタカタ ビチャビチャ

白望「…お茶こぼれてるよ…」

エイスリン「!? ソソソソソソーリー!ゴゴゴゴゴゴメンナナナナサイ!」

白望「そんなあからさまな怯え方しないでよ…慣れてるけど意外と傷つくよ…」

エイスリン「…」フキフキ


白望「それじゃ、気を取り直して話そうか」

エイスリン「…」コク


59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 00:40:11 ID:lGsMNRug0

白望「もう説明は不要だけど、私は吸血鬼」

エイスリン「キュウケツキ?」

白望「あーヴァンパイアってやつね、なんかイメージ浮かぶでしょ?」

エイスリン「シロ…サッキングブラッド…?」

白望「うん…私は血を、その…求めてしまうんだ…」

エイスリン「…」ゴクリ…

白望「で、でも大丈夫だよ後遺症の何もないし…ちょっと貧血気味になるぐらい…」

エイスリン「………」


白望「こんな言い訳じゃ通じないよね…」

白望「早い話ね、私は人類の敵みたいなものなんだ」


白望「血を吸った相手から自我や自意識、記憶、感情までも吸い取って…」

白望「この世界の人間全てを自分の奴隷とせしめん悪の存在……」


エイスリン「ワルイ コトスルノ…?」


61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 00:53:03 ID:lGsMNRug0

白望「まあ大雑把に言うとそんなとこ」


白望「でも大丈夫、私が力を抑えてる限り人から全てを吸い尽くすことはないから」

白望「最近は…それも怪しくなってきたけど…」

エイスリン「…シロノ パパト ママハ…ドンナノ?」


白望「父さんと母さんは…やっぱり世界征服とかはする気がなかったみたい」

白望「元々は母さんが吸血鬼だったらしいけど…後から父さんも吸血鬼になっちゃったんだと」

エイスリン「ワッツ? ナンデ?」


白望「母さんは…父さんが好きだったから、かな」

エイスリン「スキ……ラブ?」

白望「うん、愛してた」

白望「吸血鬼が愛した人の血を吸うと、その吸われた相手も吸血鬼になるんだって」


白望「―――私がエイスリンを絶対に襲わない理由がこれ」


63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 00:57:10 ID:lGsMNRug0

エイスリン「エッ?」


白望「エイスリンが好きだから…本当に本当に、大好きだから…」


エイスリン「シロ…ドウシテ ワタシヲ…?」


白望「……吸血鬼にはどうやっても抑制出来ない能力に、魅了、ってのがあるんだ」

白望「人の目を見ただけで心を虜にし、自分の思い通りにする」

白望「チャームって言うのかな、そんな能力があるんだ」


エイスリン「デモ ワタシ、シロスキ …ミリョウサレタ?」


白望「…その逆だったんだよね…私の方が逆に魅了されちゃった」

白望「勿論能力は効かなかったみたいだし…その感情はチャームによるものじゃないよ」


エイスリン「ヨカッタ…」


65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 01:06:45 ID:lGsMNRug0

白望「それでさ、一目惚れしちゃったんだよね」

白望「エイスリンの方も私の事が好きで…」

白望「能力なんて関係無しに私を愛してくれる人がいてくれる」

白望「それが凄く嬉しくてさ だからどんどん好きになっちゃってさ」


エイスリン「…」


白望「だから思ったんだ、大好きな人を私みたいな化け物にしたくない、って」


エイスリン「…シロ…ワタシ…」


白望「でも最近さ、どうしても身体の疼きが押さえれなくて…」

白望「気がつけば誰かの血を吸い尽くしてる」

白望「…実のところ、今すぐエイスリンを血を吸い尽くしたい」

白望「…エイスリンの全てが…欲しくて仕方がないんだよ」

白望「欲しい…ほしい…」


白望「がまん、できなくなりそう」


66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 01:13:03 ID:lGsMNRug0

白望「がまん、できない」


エイスリン「シロ…?」ゾクッ


白望「……はっ……私はまた…」

白望「くそ…くそ…くそ…このぉっ…!!」


ガンッ!

白望「がぁぁぁぁぁ!!鎮まれ!鎮まれよ!このぉっ!!」


ガンッ!ガンッ!バギッ!ボギッ!グシャッ!グシャッ!


エイスリン「ア…ア……! シ、シロ!ダメ!アタマコワレル!!」


白望「はあ…はあっ…ひい…ひぃ…」

エイスリン「オチツイテ…シロ オチツイテ…」


白望「うっ…うぅぅぅ…うあぁぁぁー…」ボロボロ

エイスリン「シロ…」


69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 01:21:57 ID:lGsMNRug0

白望「もうやだぁっ…こんなっ身体っ…」

エイスリン「…」

白望「誰も傷つけたくっ…ないのにっ…うっ…うぅぅ…」

白望「うぅぅ…ひっく……」



白望「もういっそ……そうだ 死ねばいい……」
ダッ


エイスリン「…!? シロ!ドコイクノ…!」


70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 01:25:04 ID:lGsMNRug0

ガチャッ


エイスリン「ココ…キッチン…?」

エイスリン「シロ…… ドコ……」

エイスリン「………!?」



白望「うぅぅぅぅ…」ボタボタボタボタ


エイスリン「ソンナ…シ、シロ…ムネニ ナイフ ササッテ……」ビクビク


白望「くそっ…心臓に届いてるはずなのに…やっぱり自分じゃ死ねないのかよ…?」ボタボタボタボタ


エイスリン「シロ!!!!」

白望「大丈夫だよ、どうやら自殺は無理みたいだし」


カランッ
ビチャビチャビチャビチャ


エイスリン「ヒィッ!!」


71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 01:27:08 ID:W2Z06wbg0

シロが中二病に見える


72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 01:35:28 ID:lGsMNRug0

白望「突然こんな酷なこと頼むのは気が引けるんだけどさ」

エイスリン「…」

白望「私を殺してくれないかな」


エイスリン「コロス… キル… シロヲ…?」

白望「そう、私の事を想ってくれるなら、いっそのことさ」

白望「心臓を一突きしてくれればさ、それで終わるから」


エイスリン「…」

白望「私が苦しまずに済むから…お願い」

白望「もう嫌なんだ…苦しむのは…」


エイスリン「……クルシイノ…イヤ…?」

白望「……うん」



エイスリン「メ ツブッテ ヨコニ ネテ」


76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 01:47:23 ID:lGsMNRug0

グテン
白望「これでいい?」

エイスリン「ウン、メ ツブッテ」


エイスリン「ゴメンネ ズット クルシクサセテ」

白望「こちらこそ、ごめん こんな私を好きになってくれたのに」

エイスリン「モウ クルシクナイ」

白望「そっかそれは…凄く嬉しいな」

エイスリン「シロ ゴメンナサイ…」

白望「…本当に謝るのはこっちの方……」






ザシュッ
ポタッポタッ


78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 01:56:11 ID:lGsMNRug0

白望(あれ? なんだろうこれ…)

白望(口いっぱいに広がるこの味、なんども味わった気がする)

白望(一度味わえば忘れられないこのひどく鉄臭い味)


白望(血だよね)

白望(だけどなんだろう、この血は妙な味がする)


白望(例えたらなんだろう、初恋の味とでも言うのかな? ちょっと変な例え方だ)

白望(でもいつも飲んでいた血とは明らかに何か違う…)

白望(味わう度、何かが抑えられなくなるような……)




白望「……ん?」パチ

エイスリン「ンッ……」ポタッポタッ


82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 02:10:32 ID:lGsMNRug0

白望(……エイスリン…手首怪我してるよ)

白望(凄い怪我だよ 血がいっぱい出てる)

白望(血が…血がたくさん私の口に……)


エイスリン「ンッ…シロ…シロ…」


ゴクン


白望(あ…飲んじゃった…)


白望「え?」


白望「ちょっ、エイスリン、なにしてんの」


白望「……なんて、ことを」

白望「!?」ドクン


白望「エ、エイスリンっ! 自分が何をしたのかっ…分かってるのっ!?」ドクンドクン


86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 02:25:35 ID:lGsMNRug0

エイスリン「ウン、ゴメンナサイ」ペッコリン

白望「こ、こ、こ、こ、この馬鹿ぁ!」ドクンドクンドクン



エイスリン「デモ、シロ、モウクルシクナイ!」ニコッ


白望「あっ……」ドクンドクンドクンドクンドクンドクン


エイスリン「…?」


白望「えいすりん、にげ、て」ドクンドク

エイスリン「ホワイ?」










白望「ア"ア"ア"ア"ア"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"――――――――!!!!」


89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 02:41:00 ID:lGsMNRug0

自我を失った私は狂犬の様にエイスリンの首筋へと齧り付いた
そこから何があったのか覚えていない

気がつけば横には死体の如く真っ白になったエイスリンが居た
衣服はボロボロになりあらゆる部位の血管、臓器が丸見えになり、紅白で綺麗なコントラクトになっていた

心臓が止まっているかどうか確認しようとしたが、
乳房の間の肋骨の部分が爆ぜたように開放されていたのではっきりと止まっていることが目視出来た

私は狂ったように泣き叫んでいたが、エイスリンの微かにかすれた声によって聞こえてきて、ピタリと泣き止んだ
グロテスクな首から下と、天使ような美しい笑顔との対比が、あまりにも衝撃的で、私はとてつもない恐怖を感じたのだ

そして、深紅に変化したエイスリンの眼が私をじっとみていた

あの綺麗な瞳の色が蒼色から鮮血の色に変化していて、やっと私は全てを察した


『この子は私と同類になった』と


嬉しいのか、悲しいのか、よく分からなかった

よく分からなかったので、また私は狂ったように泣き叫んだ


90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 02:52:36 ID:lGsMNRug0

―――
――


塞「最近あの二人部活来ないよねー」

胡桃「あ、それ私も思ってた」

豊音「前来た時はちょーラブラブだったよねー」

塞「仲がいいのは結構だけさ…前なんか教室でディープキスなんてしてたのよ…場所を考えろってのよ…」

胡桃「その現場を見た黒髪さんが狂ったように泣き叫んでてすっごいうるさかったもんね…」

塞「もう隙あらばって感じよね」

豊音「うー…もう熱々過ぎて手に負えないよー…」


塞「ま…あの二人が幸せなら、別に構わないけどさ……」

胡桃「でも凄い勢いで愛しあってたよね二人共…勢いが凄まじくて一瞬二人の目が赤く光ってたよ…」

塞「あはは、そんなあるわけないでしょ」


92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 03:01:25 ID:lGsMNRug0

―――
――


ゴキュッゴキュッゴキュッゴキュッ

ゴクッゴクッゴクッゴクッゴクッ


白望&エイスリン「…ップハッ…」

エイスリン「シロノ チ…モウ ヤミツキ……」

白望「私も……一日1リットルは摂取しないとおかしくなりそう…」


エイスリン「……イマ ナンジ…?」


白望「分かんない…でも凄い長い時間吸いあってたよね…」

白望「うわ…ベッドが真っ赤だよ…」

エイスリン「ハハッ シロノ フク マッカッカ」

白望「ふふっ、エイスリンもだよ」


94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 03:12:52 ID:lGsMNRug0

白望「……今こんなこと聞くのもなんだけどさ…」

エイスリン「ン?」

白望「エイスリンは後悔してない…? 私と…同じようになって……」

エイスリン「シロ…クルシイ…?」

白望「全っ然、むしろ世界が変わるぐらい救われたよ」

エイスリン「ナラ、ワタシモ クルシクナイ トッテモ ハッピー」

白望「そっか、ありがとう」

エイスリン「フフ…」カプッ


白望「あんっ…エイスリン…」

エイスリン「ハヤク ツヅキシヨ!」

白望「うん…!」カプッ


ゴクッ
ゴクッ
ゴクッ
ゴクッ……


95: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 03:21:14 ID:lGsMNRug0

エイスリン(以上が私が日本で遭遇した奇妙な出来事だ)

エイスリン(いや、『奇妙』という言葉で片付けられるものでもないか)

エイスリン(とにかく私は最愛の人との出会いによって世界が大きく変わってしまった)

エイスリン(後悔や苦痛は全くない)

エイスリン(彼女のように美しい笑顔と悪魔から与えられているような快楽によって私の心には悪魔が取り憑いてしまったようだ)

エイスリン(いいや、彼女に出会った時には、既にもう取り憑かれてしまっていたのかもしれない)

エイスリン(それでも悪魔になってみるのも案外悪くないものだ)

エイスリン(毎朝の神様へのお祈りは出来なくなってしまったがね)

エイスリン(ん?これから先はどう生きるのかって?)

エイスリン(…どうなんだろうね…? 変な気を起こして二人で世界を支配するかもしれないし、)

エイスリン(お互いに子を授かって、異端ながらもほそぼそと平和に、幸せに生きていくかもしれない)

エイスリン(どちらの人生を歩もうと、その選択した道を否定する気はないよ 私が選んだ道なんだ)

エイスリン(これを読んでいる君たちも決して自分の選んだ道を否定しないでくれ)

エイスリン(自分の歩んだ道を否定しなければ きっと絶対に幸せになれるのだから 私のようにね)

エイスリン(私の少々爛れ過ぎているのが問題だが、こういう幸せも意外と憧れるだろう?)
-Fin-


96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 03:23:42 ID:cf8ZyXXW0

エイちゃんかっこいいな
乙乙


97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 03:25:24 ID:lGsMNRug0

もう読んでる人はいないよね
シロに全身の血を吸われ尽くされたいっていう妄想を広げて書き始めたのに
もうわけわかんえぇなこれ


98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 03:27:39 ID:fleh5lqPi


たまにはこんなのも新鮮でおもしろい


99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 03:28:53 ID:lGsMNRug0

最後書き忘れた、

二人は幸せな吸血をしあって終了


100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 03:29:03 ID:TYh30GAM0

そして吸血鬼を倒すための豊音の奇妙な冒険が


スレッドURL: http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1357993404/
関連記事
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。