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ドラッグ オン ドラグーン3 討鬼伝

承太郎「青いタヌキについて調べてくれないか?」 :☆☆☆

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 22:36:24.94 ID:MqR4QB/e0

康一「青いタヌキ…ですか?」

承太郎「ああ、なんでも取り巻きの小学生共々不思議な力を使うらしい」

康一「それって…スタンド使い!?」

承太郎「財団はその可能性も考えているようだな。といっても実質的な被害は出ていない。危険も少ないだろうし、旅行だと思って見てきてくれないか?」

そのときの僕はまだ知らなかった…

スタンド使いは惹かれ合う

この言葉の通り、再び巻き起ころうとする事件の存在に……



6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 22:40:17.16 ID:MqR4QB/e0

骨川家にて
スネオ「やっぱり今イチ押しの漫画家は岸辺露伴先生だね!」

ジャイアン「ああ、なんとも言えない現実感…引き込まれるストーリー…最高だぜ!」

のび太「そんなに面白いの…? ねぇ、僕にも読ませてよ!」

スネオ「のび太は本を汚すから駄目! 僕のコレクションに触るな!!」
スネオ「これなら読んでもいいけどね…」

スネオが投げ捨てたのはボロボロの古本…
破けたページも多く、見るからに読めそうな代物ではない。


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 22:41:23.69 ID:MqR4QB/e0

しずか「ちょっと二人ともやり過ぎよ! のび太さんが可哀相でしょ!」

のび太「ふん…いいよ。僕はこれよりいい漫画いっぱい持ってるもんね! スネオやジャイアンには読ませてなんかやるもんか!!」

のび太は古本を拾うとスネオの家を飛び出す。
堪え難い侮辱に目を潤ませながら、精一杯の強がりを捨て台詞に、家路を急ぐ。
だが、我慢の限界…次第に感情は高ぶり、思わず助けの声が漏れて出る。

野比家にて
のび太「ドラえもん!」

ドラえもん「またスネオの自慢話を聞かされたのかい? 君も懲りないね…」

のび太「ドラえもん…僕は悔しいんだよ…僕だってこんな古本じゃなくてちゃんとした漫画を読みたいよぉぉ…!」

ドラえもん「しょうがないなぁ…タ…」

ドゴォォン!!

ドラえもんがポケットから道具を取り出したのと、凄まじい破壊音が生じたのは同時だった。


10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 22:42:31.37 ID:MqR4QB/e0

ドラえもん「なんだ…今の音は……!」

のび太「玄関の方から聞こえた!!」

ドラえもん「待ってのび太くん! 不用意に行っちゃ駄目だ!!」

ドラえもんの制止虚しく、階段を駆け降りるのび太。
そこでのび太が目にしたのは……

のび太「あなたは!!」

腕に水の爪を纏いし来訪者…神成さん……!

神成「黙ってドラえもんをこっちに渡しなさい…そうすれば痛い目には遭わせないでやろう…」

のび太「ドラえもんを渡せ!? 何言ってるんだ!!」

ぞんざいに扱われた友の名を耳にし、のび太は怒りを隠せない。


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 22:44:23.58 ID:MqR4QB/e0

神成「ほぉ…邪魔するつもりか、小僧…ならば打ち砕いてくれよう!」

神成さんの言葉に合わせ、その腕に備わる純水の爪がのび太に向かう。

??「3FREEZE!」

のび太「…!?」

ズシン!

神成「何…なんだ…この重さは……私のスタンドを動かせん…!」

神成の右腕は床に沈み込み、その場から動くことが出来ない。

康一「二人とも…今のうちに逃げましょう!」

ドラえもん「あなたは…?」

康一「説明はあとで…いいから早く!」



15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 22:45:15.98 ID:MqR4QB/e0

空き地にて
康一「ここまで来れば暫くは大丈夫かな…二人とも怪我はありませんか?」

のび太「大丈夫だよ。お兄さん…えぇっと……」

康一「広瀬康一です」

のび太「ありがとう、康一さん! 僕、野比のび太っていいます」

ドラえもん「僕ドラえもんです。ところで康一さん…さっきのはいったいなんなんですか?」

康一「説明するのは難しいんですが…僕は広瀬康一…スタンド使いです」



18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 22:46:39.14 ID:MqR4QB/e0

ドラえもん「スタンド?」

まるで何のことだか分かっていなそうな二人に康一は言葉を選ぶ。

康一「簡単に言えば…人それぞれ固有の超能力みたいなもので…それを使って、さっきのおじさんは家を壊したし、僕はおじさんの腕を重くして逃げる隙を作ったんです」
康一「二人も不思議な力を使うって聞いてたからてっきりスタンド使いかと思ったんだけど…違うみたいですね」

のび太「不思議な力…それってドラえもんの道具のこと?」

ドラえもん「うん…本当にスタンドなんてものが存在するなら、勘違いされて噂になっててもおかしくないかも…」


19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 22:47:27.93 ID:MqR4QB/e0

康一「二人はスタンド使いじゃないのか…でも、この町にもさっきみたいなスタンド使いがいるみたいだし…」

のび太「大丈夫だよ。ドラえもんの道具があれば神成さんの超能力もへっちゃらさ!」

ドラえもん「うん、康一くん。僕に任せて!」

康一「ありがとう…でも、スタンド使いを止められるのはスタンド使いだけ…例えば……!?」

神成「みぃぃつけたぁ!」

のび太「追いつかれたぁ!!」

神成「喰らえ!」

神成さんから放たれる無数の水の弾丸!
高速で三人に向かって来る!!


21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 22:48:32.82 ID:MqR4QB/e0

康一「ACT3じゃ弾を一つしか重く出来ない…ACT2なら……」

ドラえもん「ひらりマント!」

ひらり…ひらり……

襲い掛かる無数の水弾をドラえもんはひらりマントで掃い退けていく。

康一「スタンドに干渉出来てる!? そうか…相手のスタンドは物質同化型…水自体は普通の水なのか…!」

神成「無駄無駄ぁ!!」

掃い退けられ、地に落ちそうになった水弾の幾つかは急激に方向転換し、ドラえもんの背後に回り込む。

ドラえもん「…え?」


22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 22:49:25.05 ID:MqR4QB/e0

神成「物質同化型とはいえ…スタンドはスタンド! 視認出来てもこの変化には対応できまい!!」

康一「ACT2!!」

ジュー……

水が蒸発する擬音…!
その音に合わせてドラえもんの体に被弾した水は全て消えていく。

康一「水の蒸発音を貼付けた! もう貴方の攻撃はこちらに届かない!!」

神成「なんだと…!?」

康一「あなたのスタンドは水を操る力…その水を消されては勝負にならないはずです。この二人に手を出さないならこの場は見逃します。帰ってください!」

のび太「そうだそうだ! こっちにはドラえもんの道具の他に、康一さんのトカゲや人形もいるんだ! 勝てっこないぞ!」

康一「!?」
康一(のび太くん…スタンドが見えてる?)


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 22:50:42.52 ID:MqR4QB/e0

神成「ふふふふ……」

神成「ハハハハハ!!」

のび太「…何がおかしいんだ!」

神成「貴様ら…足元をよく見てみるんだな!」

康一「足元…? …!? しまっ……」

康一の足元から無数の槍が飛び出し、その小さな体を貫いていく。
…そう、彼らの足元は濡れていた。
ドラえもんが掃い退けた水の一部によって…!
神成はそれを操ったのだ!


25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 22:51:48.75 ID:MqR4QB/e0

康一「が…っぁ……」

神成「音文字を貼付けたのはドラえもんのみ…肝心の貴様は無防備だったな…」

のび太「康一さん!」

のび太は力無く倒れ込む康一を抱き寄せる。

神成「他人の心配をしてる場合か? 私の水はまだ貴様らのそばだぞ!」

水は巨大なロープとなり、ドラえもんとのび太をまとめて縛り上げる。

のび太、ドラえもん「うわぁぁぁ!」


26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 22:52:37.58 ID:MqR4QB/e0

神成「このまま締め上げ、気絶したところで主の元へと連れていってやる!」

ギリギリと音を立ててロープは絞まっていく……

のび太「ド…ラえ…もん…」

ドラえもん「のび太くん…」

二人の意識も薄れ、絶望が支配したそのとき…

……奇跡が起きた。


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 22:52:59.77 ID:MqR4QB/e0

神成「このまま締め上げ、気絶したところで主の元へと連れていってやる!」

ギリギリと音を立ててロープは絞まっていく……

のび太「ド…ラえ…もん…」

ドラえもん「のび太くん…」

二人の意識も薄れ、絶望が支配したそのとき…

……奇跡が起きた。


30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 22:54:08.89 ID:MqR4QB/e0

??「ハウリンウルフ! ロープを食いちぎれ!!」

青い狼…ハウリンウルフが二人を拘束するロープを食いちぎる。

??「のび太さん…ドラちゃん…しっかりして!」

??「神成さん…心の友を可愛がってくたお礼を…たっぷりとさせてもらうぜ…!!」

のび太「この声…スネオに、しずかちゃんに、ジャイアン…?」

スネオ「ジャイアン、神成さんのスタンドはこの水だ! こっちは僕に任せてジャイアンは本体を直接やって!!」

ジャイアン「ああ、任せな!」


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 22:55:05.06 ID:MqR4QB/e0

ジャイアンの背後にそびえ立つ…屈強な肉体を持つ赤い獣戦士!

ジャイアン「俺様のスタンド…レッドガーランドだ!!」

レッドガーランドの拳が神成さんの目前に迫る。

ジャイアン「オラオラオラオラオラオラオラオラ!!」

命中精度のかけらも感じさせない乱雑な拳の連打。
ヒットした数こそ0だが、空気切る音に摩擦で焦げる空気の匂い…
それらに恐怖した神成はひたすらに逃げる!


33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 22:56:23.17 ID:MqR4QB/e0

しずか「あっちは二人に任せましょう。この人、酷い怪我…」

目をつむり、祈るように願いを込めたしずかの頭上に光り輝く天使が現れた。

しずか「カーディガンズ…この人を治して!」

文字通りの白衣の天使、カーディガンズ。
その翼から包帯が舞い散ると康一の体の負傷部分を覆い隠していく。

康一「…凄いスタンドだ。回復力なら丈助くんといい勝負かも……」

のび太「康一さん! 無事で良かった!!」

康一に縋り付き、泣き出したのび太。
その姿を見て、康一は優しく微笑んだ。


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 22:57:35.17 ID:MqR4QB/e0

??「…ザ・フール(愚者)」

ドラえもん「うわぁぁぁ!!」

優しい時間もつかの間、静寂を破る悲鳴とともにドラえもんは空き地の砂に飲み込まれている。

??「全く…僕が直接動かなくちゃ駄目なんだからね。使えない部下たちだよ」

姿は見えない…だが、確かに聞こえる声……

??「ドラえもんは貰っていくよ」

ドラえもんを飲み込んだ砂は翼の生えた獣の姿となると空高く飛び上がった。

のび太「ドォラァえぇもぉぉぉん!!」


ドラえもん のび太の奇妙な冒険 −美しき白銀の感性−


TO BE CONTINUED……


38: ◆OmmP3XWjMg 2011/12/07(水) 22:59:29.51 ID:MqR4QB/e0

就活でむしゃくしゃして書いた
後悔はしてない

需要あれば急いで続き書く


49: ◆OmmP3XWjMg 2011/12/07(水) 23:09:24.08 ID:xGDl5FAa0

野比家にて
のび太「康一さん! スペアポケットも無くなってるし…ドラえもんはどこに連れていかれたの?」

康一「…分からない。いったいこの街に何が起こっているんだ?」

ジャイアン「神成さんにも逃げられちまったしよ」

スネオ「僕のハウリンウルフのスピードなら大丈夫だと思ったんだけど…あの水に足止めされちゃってさ」

しずか「私たちにスタンドが突然発動したのも何か関係あるのかしら?」

康一「とりあえず承太郎さんには連絡しておいたから敵のスタンド使いのことはそっちで何とかしてもらうとして……何故突然スタンドに目覚めたのか…か?」


50: ◆OmmP3XWjMg 2011/12/07(水) 23:11:08.60 ID:xGDl5FAa0

のび太「みんなだけずるいよ。そんなカッコイイ超能力使えるようになってさ…僕だってスタンド使いになってドラえもんを助けに行きたいよ……」

しずか「のび太さん……」

康一「みんなはどうやってスタンド使いになったの? やっぱり変な矢に刺されたりとか?」

ジャイアン「矢…? いいや、そんなもん知らないぞ」

スネオ「僕の家に変な男がやってきて、そいつと闘ってる最中にみんな自然と使えるようになってたんだ」

しずか「スタンドの説明もその人がしてくれました。私たちがスタンド使いだってことに驚いてたわ」

康一「うーん…スタンド使いは惹かれ合うっていうし…元々みんなスタンド使いの素質があったのかなぁ……のび太くんは本当にスタンド使えないの?」


51: ◆OmmP3XWjMg 2011/12/07(水) 23:14:01.42 ID:iaUDO5Jc0

のび太「うん…でも、みんなの話だと僕もスタンド使えるはずだよね?」

康一「スタンドはスタンド使いにしか見えない…のび太くんにもスタンドが見えている以上、スタンド使いの素質はあるはずなんだけど……もしかして……」

康一の頭に思い浮かんだ一つの仮説…それは……

のび太「ドラえもんが…僕のスタンド…?」

康一「そう考えればつじつまが合うんだ。能力者と別意識をもった自立型スタンドって前例はあるし……」

しずか「ドラちゃんの秘密道具もスタンド能力…それを見ることが出来ていた私たちはみんな元々スタンド使いの素質があったってことね」


53: ◆OmmP3XWjMg 2011/12/07(水) 23:15:37.70 ID:iaUDO5Jc0

康一「うん、といっても流石にこれまでドラえもんに出会った全ての人がスタンド使いとは考えにくいから、ドラえもんの能力は精神操作系なのかも…」

スネオ「成る程…自分がスタンドだと気づかれないように未来から来たロボットのように振る舞っていたってことか」

ジャイアン「…何か良く分からないが、とりあえずドラえもんを助けにいかなきゃいけないってことは変わりない。そうだよな、みんな?」

のび太「勿論…スタンドだろうがロボットだろうが関係ない…ドラえもんは僕の友達だ!」

スネオ「僕のじゃなくって…」

しずか「僕たちの…でしょ? のび太さん」

康一「分かった…承太郎さんには僕から伝えておく。でも、いいかい。君たちはまだスタンドに目覚めたばかりでスタンド使いとの闘いには慣れてない。決して勝手に動き回らないこと…いいね?」

一同「はい!」

康一「じゃあ、また何か分かったら連絡するよ」


54: ◆OmmP3XWjMg 2011/12/07(水) 23:16:37.32 ID:iaUDO5Jc0

……翌朝

のび太「しずかちゃん!!」

布団から飛び出たのび太。その顔は恐怖に歪み、油汗が流れている。

のび太「……夢?」

ママ「のび太! 遅刻するわよ!」

のび太「いけない!」

とはいってもいつもののび太に比べればうんと早起き。
めちゃくちゃになった家のことや、いなくなったドラえもんのことを朝食中に聞かれるが、のび太は適当に話を流す。


56: ◆OmmP3XWjMg 2011/12/07(水) 23:17:32.51 ID:iaUDO5Jc0

のび太「行ってきます!!」

のび太「何か変な夢を見ていた気がするけど…とりあえず急いで学校に行ってみんなと話し合わないと……」

出来杉「野比くん、おはよう!」

のび太「おはよう、出来杉く…ん?」
のび太(なんだ…この妙な違和感は……?)

出来杉「どうしたんだい…野比くん?」

のび太(この違和感…そうか……!?)

ゴゴゴ…!
   ゴゴゴ……!!

のび太「出来杉くん…君…僕に何をした?」


58: ◆OmmP3XWjMg 2011/12/07(水) 23:18:23.07 ID:iaUDO5Jc0

出来杉「その言葉…そうか、早速戻ってきたんだね…野比くん…?」

のび太「…戻ってきた…だと…!」

出来杉「野比くん…僕はスタンド使いさ…! 君には僕のバイツァ・ダスト(負けて死ね)をセットしてある…!」

しずか「おはよう、のび太さん! 出来杉さん!」

のび太「おはよう、しずかちゃ…!?」

ドゴォォン!!

それはあまりにも突然のこと…
のび太の目の前でしずかは【爆発】した。
文字通りの爆発…かけらも残さず…粉々に……!


59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/12/07(水) 23:19:30.72 ID:iaUDO5Jc0

出来杉「成る程…しずかくんを吹っ飛ばして戻ってきたんだね…野比くん、ありがとう」

のび太「出来杉くん…どういうことだぁ! 何故しずかちゃんが爆発したぁぁぁ!!」

出来杉「覚えていないのかい…? 僕のバイツァ・ダストを……」

のび太「バイツァ・ダスト……? まさか…あれは夢じゃなかったのか…!?」

出来杉「そう……最初の時間軸…君は僕に殺された。そこでスタンドを使えない君にバイツァ・ダストを仕掛けさせてもらったのさ」
出来杉「僕だけが記憶をもったまま時間は巻き戻った…どうやらその次の時間軸でしずかくんを仕留めたらしいね」

のび太「…しずかちゃんを元に戻せ!!」

出来杉「おっと…そいつは無理なお願いだ。しずかくんの爆発は運命によって決定された。例え、バイツァ・ダストを解除しても…もう彼女は元に戻らない……」

のび太「そんな……」


60: ◆OmmP3XWjMg 2011/12/07(水) 23:20:49.75 ID:iaUDO5Jc0

ジャイアン「よぉ、のび太、出来杉くん、おはよう!」

スネオ「早くしないと遅刻しちゃうぞ!」

のび太「…ジャイアン、スネオ! 出来杉くんを攻撃して! こいつスタンド使いだ!!」

出来杉「あぁあ…アウト…! ククク……」

のび太「え…!?」

ドゴォォン!!

爆発し、粉々になるジャイアンとスネオ…繰り返される悲劇……

のび太「うわぁぁぁぁぁぁ!!」

……野比家
のび太「ここは…僕の部屋…?」
のび太(ジャイアンとスネオを吹っ飛ばしてまた時間を遡ったってことか……これで3回目の朝…このままじゃみんなが爆発しちゃう!!)

のび太は必死で考える…何故時間が遡る…?
どうすればバイツァ・ダストを攻略出来る…?

のび太「爆発したところから遡る…いや、2回目のしずかちゃんの爆発じゃ時は戻らなかった……でも、ジャイアンとスネオのときは戻った……」


61: ◆OmmP3XWjMg 2011/12/07(水) 23:21:44.26 ID:iaUDO5Jc0

思い返す…1回目の朝…夢かと思ったしずかちゃんの爆発…!

………………

ママ「のび太! 遅刻するわよ!」

のび太「いけない!」

適当に会話を流しながら朝食を済ます。

のび太「行ってきます!!」

のび太「…とりあえず急いで学校に行ってみんなと話し合わないと……」


63: ◆OmmP3XWjMg 2011/12/07(水) 23:22:52.45 ID:iaUDO5Jc0

出来杉「野比くん、おはよう!」

のび太「おはよう、出来杉くん!」

出来杉「野比くん、君に大事な話があるんだ…」

のび太「出来杉くん…何の話?」

出来杉「野比くん…僕はスタンド使いさ…! 君には僕のバイツァ・ダストをセットしてある…!」

のび太「何っ…!!」

しずか「おはよう、のび太さん! 出来杉さん!」

のび太「しずかちゃん…出来杉もスタンド使いだ…!?」

ドゴォォン!!

のび太「しずかちゃん!!」

……そして、時は遡る。


64: ◆OmmP3XWjMg 2011/12/07(水) 23:23:56.62 ID:iaUDO5Jc0

のび太「そうか…出来杉がスタンド使いだと誰かに教えたら…その人が爆発して時間が巻き戻る……おまけに一度爆発した人は次の時間では教えてなくても爆発する…そういう運命だから……」
のび太(だとしたら…僕はなんてことをしたんだ……!)

しずか、スネオ、ジャイアンの爆発は運命によって決定…避けられぬ運命……!

のび太「…みんなを救うには、チャンスは1回。失敗は許されない……!」

めちゃくちゃになった家のことや、いなくなったドラえもんのことを朝食中に聞かれるが、これで3回目…のび太は同じ要領で適当に話を流す。

のび太「行ってきます!!」

のび太「チャンスは一回…失敗は許されない…!」


65: ◆OmmP3XWjMg 2011/12/07(水) 23:26:31.50 ID:iaUDO5Jc0

出来杉「野比くん、おはよう!」

のび太「おはよう、出来杉くん…」

ゴゴゴ…!
   ゴゴゴ……!!

のび太「出来杉くん…これでも喰らえ…!」

家から持ち出した工作用ナイフ…その鋭い刃先を出来杉に向けて突撃する!

出来杉「野比くん…!?」

意表をつくもそこは悲しきのび太の体力……
あっさりと出来杉に足払いを喰らって倒れ込む。


69: ◆OmmP3XWjMg 2011/12/07(水) 23:39:17.17 ID:iaUDO5Jc0

のび太「ぐぅ……しまった!」

出木杉「野比くん…僕はスタンド使いさ…っていうまでもないようだね?」

しずか「おはよう、のび太さん! 出木杉さん!」

のび太「しずかちゃん…!!」

ドゴォォン!!

出木杉「成る程…しずかくんを吹っ飛ばして戻ってきたんだね…野比くん、ありがとう」

のび太「出木杉ぃぃぃぃ!!」

出木杉「おや…? あまり驚いていないってことはもう随分と巻き戻ってるみたいだね? この朝を何往復したんだい?」


71: ◆OmmP3XWjMg 2011/12/07(水) 23:41:29.11 ID:iaUDO5Jc0

ジャイアン「よぉ、のび太、出木杉くん、おはよう!」

スネオ「早くしないと遅刻しちゃうぞ!」

のび太「…ジャイアン、スネオ!!」

出木杉「ククク……そうか、次はこの二人か!」

のび太「あぁ……」

ドゴォォン!!

爆発し、粉々になるジャイアンとスネオ…またも繰り返される悲劇……

のび太「うわぁぁぁぁぁぁ!!」

出木杉「成る程ね…この運命を消す為にわざわざ僕に襲い掛かったってことか…」

のび太「あぁぁぁ……」


72: ◆OmmP3XWjMg 2011/12/07(水) 23:42:51.07 ID:iaUDO5Jc0

のび太(いや、待てよ…!? まだだ…まだ終わってない。急いで誰かに出木杉のことを教えれば、その人は爆発するけど…時間はまた遡る……!?)

のび太は叫ぶ…腹の底から…大声で…!

のび太「出木杉はぁぁ人を爆発させるスタンド使いだぁぁぁ!!」

のび太(誰か…聞いてくれ…!)

……だが、何も起こらない。

出木杉「危ない危ない…君の考えなんかおみとおしさ、野比くん?」

のび太「…まさか…!?」

出木杉「あぁ…バイツァ・ダストは【解除】した…もう、時は遡ることはない…邪魔なスタンド使いはもういないのさ…ハハハハハ!!」

のび太「そんな…みんな…ゴメン……」

絶望の淵に沈み込んだのび太を出木杉はただただ笑って見ているだけだった……

TO BE CONTINUED……


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