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ドラッグ オン ドラグーン3 討鬼伝

P「ああ、今日からお世話になる如月優です」 千早「えっ…」

http://blog-imgs-56.fc2.com/s/s/i/ssipaimatome/gfghjhjhgj.jpg
1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 01:07:27 ID:E70Voiy50

高木「ティンときた!」

P「あの?僕ですか?」

高木「そうだよ!わが社でプロデユーサーをやってみる気はないかね?」

P「?……宗教勧誘ですか?」

高木「違うんだよ私はこういうものだ」

P(765プロ?なんだそれ?就活も微妙だし、話だけでも聞いとくか、歌ってる人には興味あるし)





4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 01:10:56 ID:E70Voiy50
高木「で…どうなんだね」

P「話を聞かせてもらえます?」





P「わかりました…では大学卒業後にということで」

高木「うむ…今すぐでも構わないが学生なら仕方ないな」

P「では…」

高木「そういえば名前を聞いていなかった…まあ…いいか」

P(怪しいけど調べた感じ、実在事務所だし大丈夫だよね…)

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 01:14:28 ID:E70Voiy50
時は数か月流れて四月

高木「諸君!今日みんなに集まってもらったのは、ほかでもない、本日より765プロに新しいプロデユーサーが来ることになった」

春香「ほんとですか!アイドルに慣れるよ!やったね!千早ちゃん!」

千早「歌えるといいのだけど」

春香「あのー千早ちゃん?」

千早「何か言った?」

春香「……何でもないよ」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 01:20:16 ID:E70Voiy50
高木「オホン…話は尽きないと思うがそろそろいいかね?」

みんな「はい」

高木「では入ってくれたまえ」

P「どうも…みなさん初めまして…みんなのプロデユーサーになることになりました」

P「大学を卒業したばっかでまだまだよくわからないことも多いですがよろしく」

亜美「神速社員ってやつですな!」

真美「え…遠足社員でしょー!」

律子「それを言うなら新入社員でしょ!」

亜美・真美「そうでしたな」

響「はいさい!プロデユーサーはどんな大学を出たんだ?」

P「はぁ…○○芸術大学ですけど」

千早(そこって確か…有名な音楽の教授がいた…これは歌も期待できるかも)

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 01:24:25 ID:E70Voiy50
真「もしかして、バリバリにダンス踊れたりします?」

P「僕は、そっち関係じゃないんだ…ごめんね、お嬢ちゃん」

真「え…やだなーお嬢ちゃんなんて…へへへ…照れるじゃないですかー」バチーン

P「うぐっ」

雪歩「ま…真ちゃん…痛がってるよ…加減しないと」

真「うわっ…すすすすみません」

P「いいよ…君もありがとね…」スッ

雪歩「ひえっ!」

P(握手しようとしただけなのに…何かしたかな…)

あずさ「すみません…雪…彼女、男の人が苦手なもので…」

9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 01:31:30 ID:E70Voiy50
P「なるほど…」

貴音「とすると歌のほうですか…そこの大学は音楽関連で聞いたことがあります」

千早「!」

P「ごめん…僕は美術のほうで絵だったんだ…」

千早「そうですか」ショボン

P(あそこの芸大は絵のほうが有名なんだけど…アイドル事務所だからそっちのほうが期待されてるのか…複雑だな)

やよい「絵ですか!絵をかくのは楽しいですもんね…!」

P「そうだね!ありがとう」(励ましてくれたのかな?)

美希「ふーん…よくわからないけど、歌とかダンスの面倒は見てくれるの?」

P「い…いちおう、自主勉強はしてきたから…」

美希「まあ…ほどほどに頑張ってくれたらいいの…あふぅ」

P(期待されてないのかな…)

伊織(こいつ…どこかで見たような気がするのよね…どこだったかしら)

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 01:38:05 ID:E70Voiy50
千早(でもこの人どこかで会ったような気がする…どこだったかな…)

P「…」

高木「え?」

P「どうしたんですか?」

高木「もう終わりかね?自己紹介は…」

P「終わりましたが?」

高木「きみぃ!一番大切な名前を言ってないじゃないか」

P「あっ…すす…すみません」

音無「おっちょこちょいなんですね…」

P「いえ…ちょっと緊張しちゃって」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 01:38:40 ID:E70Voiy50
響「まあ…どこかの事故のことと勘違いする奴よりはましだと思うぞ!」

春香「それって私のことだよね?」

ハハハハ

律子「静かに!」

ハーイ

高木「で…」

P「え」

高木「え…じゃなく自己紹介をだねぇ」

P「ああ、今日からお世話になる如月優です」

千早「えっ…」

12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 01:43:31 ID:E70Voiy50
千早(うそ…)

春香「へぇー千早ちゃんと同じ苗字なんだね?」

高木「そうだねぇ…私もびっくりだ…」

律子「ちょっと、社長…それはどういう意味ですか…」

音無「え…ああそういえば履歴書よく見てなかったような…」

優(ここの事務所大丈夫なんだろうか…)

伊織(うーんそうそう…こんな名前だったわよね…でもどこだったかしら)

高木「そ…それはそうと」

律子「それはそうってなんなんですか!いったい…」

高木「す…すまなかった律子君…でも彼にこちらからも自己紹介しとかないと」

律子「…あっ」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 01:52:01 ID:E70Voiy50
そして各々自己紹介が住んでいった。

美希「千早さんのばんなの!……ねえ…千早さん…美希も眠いの我慢してるんだから千早さんらしくないよ?」

千早「えっ?」

真「どうしたの?具合でも悪いの?」

千早「そ…そんなことないわよ…」(同姓同名なんてよくあるものよね…どっちも珍しい名前や苗字でもないし)

やよい「本当ですか?」

千早「ええ…」(髪の色や目の色もよくあるし…他人の空似よね)

貴音「ではそろそろ、千早もお願いいたします」

千早「え?何を?」

春香「千早ちゃん自己紹介ですよ…自己紹介」

千早「ああ…そうだったわね…それと、春香?一回言えばわかるから」

春香「のヮの」

P(さっきから千早、千早ってしかも苗字が同じって…まさかな…)

千早「申し遅れました、私は如月千早です」

P「え…やっぱり」ボソッ

14: ミスった、修正 2013/04/20 01:54:28 ID:E70Voiy50
そして各々自己紹介が住んでいった。

美希「千早さんのばんなの!……ねえ…千早さん…美希も眠いの我慢してるんだから千早さんらしくないよ?」

千早「えっ?」

真「どうしたの?具合でも悪いの?」

千早「そ…そんなことないわよ…」(同姓同名なんてよくあるものよね…どっちも珍しい名前や苗字でもないし)

やよい「本当ですか?」

千早「ええ…」(髪の色や目の色もよくあるし…他人の空似よね)

貴音「ではそろそろ、千早もお願いいたします」

千早「え?何を?」

春香「千早ちゃん自己紹介ですよ…自己紹介」

千早「ああ…そうだったわね…それと、春香?一回言えばわかるから」

春香「のヮの」

優(さっきから千早、千早ってしかも苗字が同じって…まさかな…)

千早「申し遅れました、私は如月千早です」

優「え…やっぱり」ボソッ

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 02:04:27 ID:E70Voiy50
律子「何か言いましたか?プロデユーサー殿?」

優「いえ…ただの独り言ですよ…」(気まずいなぁ)

それから、律子や音無しさんに手伝ってもらいながら最初の1ヶ月は研修という形で
アイドルの面倒を見るわけでもなく、手伝いや付添のようなことばかりしていた。

優「如月さん!ちょっといい?」

千早「なんでしょうか、プロデューサー?」

他のアイドルとはある程度打ち解けたがこの娘だけはなぜか距離を感じる。
会議室で話をしながらそう思いながらも仕事の話をする。

春香「そういえばプロデユーサーさんって千早ちゃんのことはなぜか苗字だよね…なんでだろ」

真「だよね…同じ苗字なんだから嫌だと思うんだけど」

亜美「恋人の名前とおんなじとか?」

真美「でも、彼女なんていないって言ってたよにーちゃん」

雪歩「あのーもしかしてお母さんと同じで呼びづらいとかじゃないですか?」

響「確かに千早のときだけ呼びにくそうにしてるからな…」

貴音「まあ…あの方なりの事情があるのでしょう、千早が居やがってない限り深く詮索するべきではありません」

美希「幹的には、どっちでもいいと思うなぁ…あふぅ」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 02:13:55 ID:E70Voiy50
優(でも、同性の人なんて親戚以外で初めてだな…印鑑とかも苦労したし)

千早(私だけ苗字なのは気になるけど…この人に名前を呼ばれると…それにこの反応親戚に私と同じ名前の人でもいるから呼びづらいのかしら)

優「じゃあ、一応その書類に目を通しといてね」

千早「はい」

優「じゃあ、俺は社長に呼ばれてるから」

パタン

千早「私もみんなのところにいこう」

ハルカフ「ち…千早ちゃん!どうだったの?」

千早「何か私の名前言ってなかった?」

真「え…そそ…それは…」

千早「どうせ、ハルカフが私だけ苗字で呼んでるのは変とか言い出したんでしょ!」

ハルカフ「そ…それは…」

千早「お母さんやおばあちゃんとかに同じ名前の人が居て言いにくいんでしょ…おそらく、気にしてないわよ」

美希「なのー」

響「美希のやつ…なんか寝ててずるいぞ…」

19: 訂正 2013/04/20 02:14:26 ID:E70Voiy50
優(でも、同性の人なんて親戚以外で初めてだな…印鑑とかも苦労したし)

千早(私だけ苗字なのは気になるけど…この人に名前を呼ばれると…それにこの反応親戚に私と同じ名前の人でもいるから呼びづらいのかしら)

優「じゃあ、一応その書類に目を通しといてね」

千早「はい」

優「じゃあ、俺は社長に呼ばれてるから」

パタン

千早「私もみんなのところにいこう」

春香「ち…千早ちゃん!どうだったの?」

千早「何か私の名前言ってなかった?」

真「え…そそ…それは…」

千早「どうせ、春香が私だけ苗字で呼んでるのは変とか言い出したんでしょ!」

ハルカフ「そ…それは…」

千早「お母さんやおばあちゃんとかに同じ名前の人が居て言いにくいんでしょ…おそらく、気にしてないわよ」

美希「なのー」

響「美希のやつ…なんか寝ててずるいぞ…」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 02:21:21 ID:E70Voiy50
優「あのー」コンコン

高木「はいりたまえ!」

優「失礼します…律子もいたのか?」

律子「いちゃいけませんか?」

優「いけなくはないが…」

高木「コホン」

律子・優「し…失礼しました」

高木「今日、優君に来てもらったのはほかでもない…今日からアイドルのプロデュース活動をやってもらいたい」

優「今までやってますけど?」

高木「今までは付添や音無君の手伝いだったろう?」

優「はい」

高木「今日からは本格的にやってほしい、むろん一人でだ…事務は…まあ音無君だけで平気だろう」

優(あの人一人で大丈夫かな…?)

音無「ぴよっ…なんだか、寒気が…」

23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 02:26:16 ID:E70Voiy50
Tabで変換したらハルカフになってた…なんでや…今サッカー関係ないやん…

優「わかりました…それでは営業に行っています」

高木「頼んだよ!」

律子「頼みましたよ!プロデューサー殿!」

ガチャ

音無「あの…プロデューサーさん?手伝ってほしいんですけど」

優「すみません、今日からプロデューサー活動が始まるので手伝えませんそれでは」ガチャ

音無「うう…若い男の子と楽しく仕事が…それに仕事量が…」

やよい「大丈夫ですか?音無さん?」

音無「ええ大丈夫よ!やよいちゃん!」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 02:36:18 ID:E70Voiy50
優「営業に使う写真はっと…って…なんだ…これ…今どきの芸能界ってかアイドルの美的センスってどうかしてるな」

優(自慢じゃないけど、一応、写実はもちろん空想画とか抽象画も書いたし授業でデザインとかやったから僕の感性がおかしいってことは…ないよな)

優(まあ、郷に入れば郷に従えっていうし…こういう感性も身に着けないといけないのかなぁ)

優(なんか、写真も授業であったから受けてたけど…あの時からそんなに変わったのか)

優(この業界のはやりすたりってすごいな…)

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 02:38:49 ID:E70Voiy50
優「なぜなんだ…話は聞いてくれるのに…資料を見せた途端断られる…」

優「僕の態度どこか悪いところとかあったのかなぁ…」

優「資料はわかりやすくまとめて簡潔にしたのがいけなかったのかな…」

優「でも某年齢特融の設定でもあるまいしそんなにたくさん書いても迷惑なだけだろうし…」

31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 02:46:26 ID:E70Voiy50
優「あ…電話だ…」

音無「プロデューサーさん?今どこにいるんですか?えまだ営業先?もう仕事はいいので帰ってきてください」ガチャ

優(何か悪いことしたのかな…まさか苦情か何かがあったんじゃ…急いで帰らないと)

32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 02:47:23 ID:E70Voiy50
優「た…ただ…ハァハァ今帰りハァハァました」

音無(ハァハァしてるプロデューサーさんキタコレ!これは…)

優「ハァハァあの」

音無(これは……)

優「あの??」

音無(なに私に欲情してるの?ダメよここは………………)

優「あのっ!電話貰って急いで帰ってきたんですけど」

音無(そんなにまで私に………………)

優「何か問題があったのかと………………ちょっと聞いてるんですか!」

音無「ぴよっ!」

優「ピヨって…話聞いてましたか?」

音無「え…」

優「…」(なんだこの人?こんなに変な人だっけ?)

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 02:51:58 ID:E70Voiy50
律子「ど…どうしたんですか?」

優「音無さんが…キm…いえ…微妙な表情でボケーっとして僕を無視するものですから」

音無「む…無視なんて」

律子「ああ…この人特有の病気なんでほっておいて…いやほおっておいたらダメか…」

律子「とにかくこの人のことは気にしないでください」

優「え…でも…問題があったんじゃ?」

律子「え?そうなんですか?」

音無「え…なんでですか?」

優「かえって来てくれって電話をいただいたので」

律子「そうなんですか?」

音無(ただ早く会いたかっただけなんて…言ったら…こここ…殺される…)

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 02:53:04 ID:8LF9bP6X0
なにやってるんだよwww

37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 03:02:23 ID:E70Voiy50
優「まあ…ちょうどよかったです…14時なんでちょっと遅いですが昼食にさせてもらいます」

律子「え…まだ食べてなかったんですか?」

優「なかなか仕事がもらえなくて」

律子「私も初めてのころはそうでしたし…気にしなくても慣れてきますって…ってああ食べながらでいいですよ」

優「では、失礼して…でもそうかな…話は聞いてくれるんだけど、資料見せたとたん断られて…」ガサゴソパカッ

音無「ぴよーー!」

律子・優「うるさいです!静かにしてください!」

音無「プロデューサーさんがててて…手作り弁当…かかか…彼女が…そんな…私」

優「は?なんで手作り弁当=彼女なんですか?」

音無「っででだって!」

優「頭わい…いえ…なんでそんな発想になるんですか?」(この人こんなにうっとおしい人だっけ)


律子「プロデューサー殿…なんか音無さんに対してだけきつくなりましたね?」

優「え?気のせいですよ…」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 03:11:23 ID:E70Voiy50
音無「でも」

優「手作り弁当で彼女ができるんだったら、一部の人を除いてこぞって弁当作りますよ」

音無「だ

優「だいたい、初めて給料が入ったから、倹約してお金を貯めるために弁当作った程度でなんでそこまで騒がれないと」

音無「でも男の人が手づくりなんて」

優「板前やコックは昔は男の職場でいまも、板前やコックにパティシェと男の人のほうが多いですし」

音無「そういう仕事はともかく、普通の男の人も作れるんだなーって」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 03:19:58 ID:E70Voiy50
優「何のための家庭科の授業ですか?それに料理なんて下手に凝ったりしない限り普通は失敗しませんよ」

音無「ぴよ…」(え…男女別じゃ?)

律子「っまあ確かに…普通料理本とかにしたがって作れば失敗はしませんよね…味が微妙な本はありますけど」

優「そうですよねってn…話がそれましたね」

律子「ええ…誰かのせいで」

音無(え…私の後ろ…誰もいない…って私…弁当のこと話題にしただけなのに)

律子「話を戻しましょうか…うーん…特に資料に問題があるとは…思えませんね…」

優「なあ…僕この業界に入って疎いんだけど、宣伝写真ってこんなものなのかな?」

律子「宣伝??ああ宣材写真ですか」

優「へー、宣材写真っていうんだ勉強になったよ!」ニコッ

47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 03:29:26 ID:E70Voiy50
律子「なっ」(笑うとカッコイイ顔)

優「どうかしました?」

律子「いえ…なんでもないです…ってなんなんです…この写真はー」

優「営業用にもらった写真だけど?まさか折れたりしてたんじゃ」

律子「いえ…」(なんなの…この写真…先日とったばっかりって聞いたけど…これじゃあ仕事取れないわけだわ…)

優「ん?」

律子「ちょっと失礼します」

優「ああ…」

バタン

チョットナンナンデスカコノシャシンハ

アアイイダロウリツコクンアタラシイセンザイシャシンハ

ハア?……チョットマッテクレハナセバワカル…アッーーーー

50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 03:44:43 ID:E70Voiy50
バタン

優「どうしたんだ?」

律子「いえ…本当は衣装買ったばかりで経済的に苦しいのですが…これは先行投資ということで」(というかあの写真じゃ逆に仕事が減りそうだし)

そんなこんなで宣材写真をとることになった


優「え…これ全部衣装?これって宣材写真の衣装だよな…コスプレ大会じゃないよな…」

伊織「当然よ!何言ってるの!」

優「おい、伊織…忘れ物だぞ?宣材写真をとるんだ…お前はそのうさちゃんと一緒じゃなくていいのか?」

伊織「で…でも…」

優「宣材写真ってのは自分の本来の良さをアピールするものなんだ…伊織はうさちゃんいらないのか?」

伊織「そ…そんなわけないじゃない!」

52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 03:54:11 ID:Y17t6DYaP
ぼくのかんがえたさいきょうのぴーでアニマスの粗筋追うだけとかどうでもいいから早く本題入れ

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 03:56:02 ID:E70Voiy50
伊織「それにうさちゃんじゃなくてなまえがあるの!」

やよい「へぇー名前があったんですか!」

伊織「シャルル・ドナテルロ・18世」

優(取ってつけたような名前だな、シャルルは男の名前とは言わないでおこう…男の名前で何が悪いんだ!とはいわれないだろうけどな)

優「亜美、真美、やよいはこの衣装で行くぞ!」

優(なんだか、嫌な予感がしたので自分でアイドルに会う服装を選んでとってもらった…)

撮影は無難に進行していった

55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 04:01:11 ID:E70Voiy50
優「どうしたの?ええっと…き…如月さん」

千早「笑顔が不自然だと言われて」

優「笑ってみてよ…」


優「……うん…む…無理して表情を作らなくても自分の自然な表情でいいんじゃないのか?それが宣材写真だろ」ニコッ

千早(うっ…)

優「どうしたんだ?」

千早「いえ何でもありません…」(あの人はプロデューサーで優とは違うのよ…優だけど…私の弟じゃない)

その時、如月さんの表情がかわってみえた…そんな気がしたんだ…でも…僕は聞く勇気がなくて流してしまった…n
あの時聞いていれば仕事は失敗していたはず…だからあれでよかったんだと思いたい

56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 04:13:50 ID:E70Voiy50
優「やった!仕事が取れた!」

律子「やりましたね!」

音無「よかったですね!プロデューサーさん」

優「はい!」

優「宣材写真変えた効果かな?」

律子「そうですね…きっと」

優(でもこの事務所マネージャとかいないけど送り迎えはどうするんだろう)

律子「これでやっと私の免許も活躍できますね」

優「えっ」(律子もついていくのだろうか)

57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 04:19:27 ID:E70Voiy50
律子「何言ってるんですか?プロデューサー殿も行くんですよ?」

優「え…まあ…」

高木「まあ!よくやってくれたよ!」

律子「ああ…いたんですか…」

高木「…なあ…律子君…あの時から少し冷たくないかね?」

律子「気のせいでは?」

そんなこんながあり、僕の初仕事が決定した…明日の準備のために衣装やアクセサリーなんかは
あらかじめ車に積んでおくのを忘れてしまった…そしてそのまましゅぱつした
でも、就活に便利といわれたから免許は一応とっておいたが…僕は車は苦手だ…それは今も…そして
理由?…そんなものははっきりとしている…でも昔ほどではないし…嫌だからって逃げてたら僕は
進歩しない…直距離の運転は初めて…緊張したけど律子もいたおかげで交代で運転し大丈夫だった
仕事場でいろいろあったが、雪歩と話した結果頑張って自分の苦手と戦ってくれた…でも全員が私服でとは
初仕事としては村のみんなは喜んでくれたもののプロデューサーとしては失敗だった

59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 04:28:46 ID:E70Voiy50
律子「仕事に慣れたようですね…」

優「いや…まだまだ、律子にはかなわないよ」

音無「今日はゲロゲロキッチンの収録ですよね?楽しみにしてます」

優「はぁ」





千早「はぁ…」

優「如月さん…どうしたの?」

千早「歌が歌えると思ったので…こういうことをするのに…何か意味があるんでしょうか?」

優「目立っておけば機会が増えるだろ…」

千早「ですが…わたくしには、これが歌の仕事につながるとは思えません」

優「じゃあ、聞くけどさ、僕が歌ってるCDと歌手の○○のCDがあったらどっちを買う?」

千早「そんなの○○さんに決まってるじゃないですか…」

優「なんで?僕の歌聞いたことないよね?もしかしたら○○よりうまいかもしれないよ?」

60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 04:31:50 ID:E70Voiy50
千早「それは…」

優「そういうことだよ…結局は知名度なんだよこの世界は…それは俺が書いてた絵も同じだ…結局有名な弟子…いやまあ」

優「資金力でゴリ押しすることもできるけど、うちの事務所はそんない金がないから…」

優「結局知名度を上げるしかないんだよ、俺も如月さんに歌の仕事が行くようにがんばるから」

千早「…はい…わかりました…」

結局彼女はあんまり納得してくれたようではなかったが響や貴音と春香のおかげでなんとか仕事は成功した…n
うまく、仕事としては成功したが、如月さんの魅力を全部出せたかといえば出せてない…これは僕の責任だ
なぜだろか…ほかのアイドルたちとはうまくコミュニケーションが取れるのに彼女とはうまく取れない…
自分で彼女と距離を置いてるのはわかるがどうしても踏み込むことができない…でも彼女もなぜか僕から
距離をとっている…そんな気がしたんだ…律子は竜宮小町を立ち上げ忙しそうにほかのアイドルも仕事は増えて
いったが彼女のアイドルランクだけはなかなか上がらなかった…

61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 04:38:28 ID:E70Voiy50
優(如月さんの要望に応えるためボーカルレッスンをするか)

千早「おはようございます」

優「おはよう、如月さん、今日はボーカルレッスンだよ」

千早「はい」

そしてボーカルレッスンにいった…如月さんはまたレッスンのトレーナーにいちゃもんをつけたらしい
確かに技術だけはトップレベルだと思う…そしてまだ未熟な点を指摘すらできないトレーナーにも
なかなか売れない自分にもイライラしてるのだろう…でも僕には彼女が売れない理由が何となくわかる…
彼女は…ただ歌ってるだけ…技術はあるがそこには歌うことの楽しさや気持ちが伝わってこない…
とあるりゆうで僕は大学はアカペラサークルに入っていた…
時間にも心にも余裕ができ僕は、楽しそうに歌っていたあの人の気持ちを理解したかったのだ。
でもそのことを僕は言えずにいたんだ…なぜか?彼女の目は…昔の僕に似てるからだ…
自分のために…自分が楽しい…やりたいからではなく、誰かのために…何かのためにやっている
やらされているそんな目だ…

62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 04:48:06 ID:E70Voiy50
高木「きみぃ…如月くんのこともう少し頼むよ…彼女はかなりの逸材だよ」

優「すみません」

理由はわかっているが下手に行動すれば彼女の心はつぶれてしまい歌うことができなくなるかもしれない
何かきっかけが必要…そんなことは解ってる…大学時代に知り合ったあの人に曲の指導を
してもらおう…技術だけでなく心の面も指摘してくれるだろう…彼はそういった面もプロだ…安心して…
いや…結局僕は逃げてるだけなんだ…怖いんだ…如月さんだけをうまくプロデュースできないのは
彼女云々いうより僕が原因だろう…臆病な僕が

優「如月さん今日もボーカルれっすんだ」

千早「次のトレーナーは指導できる方でしょうか?」

優「ああ…もんだいないよ…俺が言ってた大学の声楽科の教授だ…」

63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 04:53:05 ID:E70Voiy50
千早「そ…そうですか…それは楽しみです」ニコッ

優(歌ってる時もこういう笑顔が見たいものだ…いやして見せよう…この僕が)

教授「なるほどね…こうしたらもっと声が響くようになるよ」

千早「はい!ほかに何かありますか?」

教授「技術は申し分ない…私が受け持ってる生徒でもトップレベルだろう」

千早「そ…そうですか」

優(如月さんは照れてるみたいだが…やはりいうのだろうか…でも)

優「き…きゅじゅ…」(か…噛んでしまった…情けない)

64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 05:05:57 ID:E70Voiy50
教授「ん…どうしたんだ?優くん?」

優「それは僕が言います…」

教授「…そうかい…決心がついたんだね…」ニコリ

優「はい」

教授「では私はしばらく失礼するよ…生徒にもここには入らないよう言っておくから」

優「ありがとうございます」

教授には前から相談していた…たまたま時間をとれたのが今日だっただけだ…ほんとは教授に指摘してもらう
つもりだった…でも、偶然だろうか…たぶん偶然ではないのだろう…昨日…いやまあ正確に言うと今日か…
姉ちゃんの…夢を見た…雰囲気や見た感じがそっくりの彼女を見たときは心臓が止まるかと思った…
そして名前を聞いたときは気がふれそうだった…姉ちゃんのほうが美人って言ったらシスコンって言いながらも
喜んでくれるかな…でも…目の前の彼女は如月千早という女の子でも姉ちゃんじゃない…同じ名前の…
同姓同名の…僕が担当してるアイドルだ…

65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 05:12:57 ID:E70Voiy50
優「如月さん…」

千早「なんでしょう」

優(話をさえぎったせいで起こってるな…)

優「ごめん…ほんとは、教授に指摘してもらう予定だったんだけど…それじゃあだめなんだよね…姉ちゃん」

千早「えっ」

ねえちゃんと声に出してしまったと気づいてから取り繕っても遅いとおもったがそれより彼女の反応が気になった

優「ごめん…ちょっと思い出しただけ…ねえ…如月さんは歌うのは楽しい?」

千早「歌うのは好きですよ?」

優「好きじゃなくて楽しいかって聞いてるんだけど?」

千早「…」

66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 05:23:21 ID:E70Voiy50
優「つづけるよ、なんでだろ…技術だけだとさ…世界も目指せる…ぼくはそう思うよ」

千早「ありがとうございます」

優「でも…なんでだろ…ただ歌ってるだけ…そんな気がする」

千早「どういう意味でしょうか…」

優「如月さんの歌は確かにみんなに聞いてほしいという気持ちは感じるけど…歌うのが楽しい…この楽しさをみんなに伝えたいってそんな思いが感じられない」

千早「あなたに何がわかるんですか!」

優「ねえ…なんで僕が…美術科の僕が声楽科の教授と仲がいいか知ってる?」

千早「大学とは他の学科の授業でも受けれると聞いてますが?」

優「そうだね…でも、全部受けれるわけじゃない…教授は実技担当だから…実技は他の学科は受けられない」

千早「だったら」

優「俺は、アカペラサークルに入ってたんだ…」

67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 05:32:14 ID:E70Voiy50
千早「まあ、サークルは自由ですし…」

優「なんでだと思う?」

千早「理由なんて知りません」

優「昔さ…僕の身近に歌が大好きな人が居たんだ…昔の僕は泣き虫でしょっちゅう泣いてたっけ…」

優「そしたらさ…その人は…笑ってって言いながら…歌を歌ってくれたんだ…」

優「今考えたらそんなにうまくは無かったかもしれない…でも僕にとっては世界で最高の歌だった」

千早「え…」

優「それは今も変わらない…自分が担当してるアイドルの前で言うのもなんだけど…その歌が僕の人生の中で最高の歌おもう」

優「その歌を聞いてるとさ…泣き止んでたんだ……………」

千早「……それで…」

68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 05:33:09 ID:E70Voiy50
千早「まあ、サークルは自由ですし…」

優「なんでだと思う?」

千早「理由なんて知りません」

優「昔さ…僕の身近に歌が大好きな人が居たんだ…昔の僕は泣き虫でしょっちゅう泣いてたっけ…」

優「そしたらさ…その人は…笑ってって言いながら…歌を歌ってくれたんだ…」

優「今考えたらそんなにうまくは無かったかもしれない…でも僕にとっては世界で最高の歌だった」

千早「え…」

優「それは今も変わらない…自分が担当してるアイドルの前で言うのもなんだけど…その歌が僕の人生の中で最高の歌なんだと今でもおもう」

優「その歌を聞いてるとさ…泣き止んでたんだ……………」

千早「……それで…」

71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 06:00:16 ID:E70Voiy50
優「ああ…すまん…ちょっとっ…なつかしっくって…、たぶんさ…歌ってのはさ…そりゃ技術も大切だと思う」

優「でもさ…一番肝心なのは…歌う人がどう思って歌うかだと思う…」

千早「どういう意味でしょうか?」

優「歌う人がほんとに楽しそうで、気持ちがこもってたらさ…聞く人にとってそれは最高の歌だと思うな」

優「春香とやよいとかはさ…確かに技術では如月さんには全然かなわないかもしれない…でも…CDやライブは人気がある」

千早「それは…でも…見た目でファンがつく場合もあるでしょう」

優「それだったら如月さんもいっぱいファンが居てもいいだろ?」ニコッ

千早「え…」

72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 06:10:45 ID:E70Voiy50
優「僕が言いたいのはそうじゃない…あのさ…ね…いや…そのさっき話してくれてた人が歌ってくれたとき」

優「泣き止んでたっていてたろ?あれ…少し違うんだ…」

千早「…」

優「笑ってたんだ…そして、何回も歌ってって言ってたんだ…それでもその人は嫌な顔せずに楽しそうにアンコールしてくれた」

千早「……」

優「でも僕はきっと歌が楽しかったからわらってたのもあるんだろうけど…其れよりも」

優「たぶん…歌ってる時のその人の顔が楽しそうだった…そんな顔を見たくて嘘泣きしたときもあったっけ…」

千早「あ…」

優「そんなことしなくても歌ってって言えばそんな顔が見えるのにな…馬鹿みたいだろ…」

千早「そんなことありません…」

73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 06:21:19 ID:E70Voiy50
優「そうか…でもさ…僕が書いた絵を見せた絵を見たときもそんな顔で笑ってくれたっけ」

優「今から見ればへたっくそなえでもさ…本当に喜んでくれたんだ…」

優「なあ…俺は歌にそこまで詳しいわけじゃないけど…絵も歌も気持ちを込めて相手のことを思ってってのは一緒じゃないのかな」

千早「…はい…って泣いてるんですか…」

優「ちょっと思い出してな…なんでだろう…吹っ切れてたのに君に出会った時から」

優「君の瞳が…あの時の僕に似てたから…」

優「僕は…君と距離を置いてたんだろうな…昔の自分に戻るようで…でもそんなの関係なかったんだ…」

優「僕は時間が解決してくれるって…そんなんじゃないんだよな…あの時も夢で見た…そう…君もきっかけがいるんだよ…千早」

千早「え…」

優「このまま…潰れていくお前を…もうみたくないんだ…俺が嫌われてもいい…俺がきっかけになればそれでよかったんだよ…」

千早「プロデューサー?」

74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 06:30:11 ID:E70Voiy50
優「人に嫌われる…いや…君に嫌われたくなかったんだ…でも…踏み出す勇気…ちょうだいよ…」

優「おねえちゃん」ボソッ

千早(最後…なんって言ったんだろ…)

優「千早はさ…たぶんだけど…大切な人を目の前で失ったことがあるんじゃないかな…」

千早「え…なんでそんなこと」

優「そんなもの…目を見れば…わかるさ…その目…僕が…一番嫌いだった…自分自身が一番嫌だった時の鏡に映った目にそっくりだ」

優「僕はさ姉ちゃんがいたんだ…さっき話した人が姉ちゃんでさ…本当に一緒にいるのが楽しかった…」

千早「そ…ハァハァ」

優「ある日さ…事故に会ったんだ…」

千早「っ…」

優「つらいだろうが最後まで聞いてくれないか?」

76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 06:43:15 ID:E70Voiy50
千早「お姉さんが」『つらかったそんな目で見られて断れないというのもあるのだけど…それ以上に話を聞いてみたいというのもあり話を促した』

千早『作り話ではないだろう…私にも何となくわかっていたから』

優「違うよ…僕だよ…」

千早「でも」

優「ああ…俺は生きてる…けがもないよ…」

優「いきなりトラックが突っ込んできてさ…小さかったおれは状況が理解できなかった…し体も動かなかった」

優「走馬灯って言うけど、そんなものはなかった…僕が見たのは」

優「おねえちゃんが見たこともない表情で見つめていた…そして気づいたら…おねえちゃんはそばにいて…」

優「顔が目の前にあった…それが…僕が見た…最後の顔だった…」

千早「え…」

79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 06:52:12 ID:E70Voiy50
優「おねえちゃんは僕を庇って死んだんだ…でも…そんなの本当によくわからなくて…何か温かいものがから何かがあふれてて…詰めてくなっていく…」

優「頭を打ったのか…ショックから守るためなのか…医者が言ってたけどよく覚えてないけど」

優「僕が見たおねえちゃんの最後の顔は…悲しそうで…それでいて必死な…そんな…顔だった」

千早「…」(逆…)

優「病院で目覚めて…おねえちゃんを呼んだんだ…でも…おねえちゃんは…」

優「両親が泣いてた…最初は僕がけがしたからと思ったけどそうじゃなくて…」

優「おねえちゃんが…死んだからなんだって気づいたのソなあとすぐだった…」

優「最初はさ…その人のとこに行ったときおねえちゃんとは思えなかったんだ…」

優「いや…信じたくなかったんだ…でもおねえちゃんは?って聞いた時の両親の顔と」

優「抱きしめられながらみた涙で…ああこれがおねえちゃんなんだってわかったんだ…」

優「本当に最後に僕が見た顔は…助けようと必死になってた顔だった…そのあと…はわからなかった」

82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 06:58:41 ID:E70Voiy50
優「僕がこんなことになってしょうがないって顔だったのか…死ぬのはいやだって顔だったんか…」

優「でも…こういうのもなんだけど…僕を助けたんだって…笑ってくれてたら…いいなって…」

千早(あの時もし私が助けたらって思うけど…優にこんな気持ちにさせてたのかな…)

優「そのあと、自分を攻めまくった…あんなとこに行かなければ…姉ちゃんが俺を庇わなかったらって」

千早「そん

優「そう…そんなことは意味がないんだ…たぶん僕が死んでたら…姉ちゃんは自分のせいだってせめただろう…」

優「そして…そんな顔はみたくないんだ…しかも自分がそんな顔をさせてるんだって思うと…」

優「ある日夢で見たんだ…姉ちゃんの夢…夢の中で歌ってくれたっけ…」

優「俺にはそんな顔をさせるために私はあなたを助けたんじゃない…笑って!って言ってるように思えたから」

優「それからだっけ…歌にも興味ももったし…絵を描くのが楽しいって、楽しんでほしいって思えるようになったのは」

優「悪いな…話がそれた…」

83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 06:59:19 ID:E70Voiy50
千早は僕に弟のことを話してくれたそのあと部屋を飛び出してしまった…
その話に驚いたのもあるが心ではどこか納得していた

優「立場が逆か…」

優「きっかけは…今追っても邪魔になるだけだから…心の整理がつくまで待ってるよ…千早」





私は部屋に帰っていた…どうやって帰ったのか覚えてない…確かにプロデューサーの言ってたことは
理解できる…たぶん…でも、なんだか…怖い…

千早「優…」





高木「如月くんは今日も休みかね?」

優「すみません」

律子「まあままあ…まだ2日休んでるだけじゃないですか…」

律子「様子でも」

84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 06:59:52 ID:E70Voiy50
春香「じゃあ私、お見舞いに…」

優「…頼む…今は一人にしてやってくれないか…明後日…いや…明日まででいいから…」

音無「まあ…そのぐらいならいいじゃないですか…プロデューサーさんと千早ちゃんを信じましょ」





千早「優…」

夢…夢を見てる…優は子供の姿のままでなぜか私は今の姿のままだった
優は泣いていた…だから私はいつもみたいに…歌った…優が笑ってくれるように…
でも優は余計に泣いた…なんでだろ私はまたうたう…でも変わらなかった…
そして優は涙目ながらに行った…お姉ちゃんの歌…つまらないよ…なんでいつもみたいに
歌ってくれないのって、私は優になんでってきいた…
だっておねえちゃん…楽しそうに歌ってくれないもん…
それを言われた時私は声が出なくなって…その時…誰かが背中を押してくれた…
高校生になった優?いやあれはプロデューサーだった…頑張れと言ってるようだが…
目は少し悲しそうだった…なんでそんな目をするのかわからない…あの時の目とは違った
悲しい目だった…あの時っていつだろう…
ワラッテルカオガミタカッタンダ
そんなセリフが頭をよぎる…優が私に絵を見せてくれた…それはとってもほほえましかった
私の絵だろう…そしてプロデューサーも絵を見せてくれた美大を出たと言ってただけはある…
絵は上手だった、そこには二人の姉弟が楽しそうに遊んでいた…
私はんな二つの絵がうれしくって歌をお礼に返した…優は笑ってくれた…
優は僕はもういいから…その歌を困ったり…つらい思いをしてる人に聞かせて笑顔にしてあげて…
そういってた…
プロデューサーも楽しそうに笑っていた

85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 07:00:27 ID:E70Voiy50
千早「優…」





音無「今日もきませんね…」

優「……」

春香「きっときますよ…」





千早「遅れてすみません」

優「ほんと…大遅刻だ…もういいのか」

千早「はい…踏ん切りは尽きました…それと…ありがとうございます」

優「何のことだ?」

千早「この絵プロデューサーがポストに入れてくれたんじゃないですか?」

優「さあな…まあ、弟君の絵があったからいらないかと思ったんだがな…」

86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 07:00:57 ID:E70Voiy50
千早「ではどうして」

優「お前の笑顔を見たいのは俺も一緒ってことさ…」

千早「いいものですね…私も歌で誰かを幸せにできたらいいです…優やプロデューサーみたいに」

優「僕の絵で喜んでくれたならうれしいよ千早」

音無「ぴよーー!いま呼び!」

律子・春香「はい、いいところなんですから静かにじましょね」





それから少しして如月千早として本気の歌を収録したCDが発売されることになった…
ジャケット千早の希望もあり僕が書くことになった…
CDは売れに売れ千早は一躍ゆうめいになった…このままいけば歌で世界を目指せるだろう

88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 07:17:38 ID:E70Voiy50
千早「あの…プロデューサーは画家になろうとは思わないんですか?」

優「俺は…これでいいさ…好きな時に絵を描いて、誰かに楽しんでもらえたら」

優「入選とかお金とかに気をとられて…好きな絵を描けなくなるのはいやだからな」

千早「ですが」

優「伊織はさ…俺の絵を知ってたんだ…悔しいときに俺の絵で励まされたんだってよ…俺はそういうのでいいんだ無名でも誰かが喜んでくれたらな」

優「なあ…千早、お前も…自分の好きな歌を、好きなように歌える…そういう環境を俺が作って守っていくから、誰かを喜ばせたいのは一緒だろ?」

千早「はい!よろしくお願いします」

89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 07:22:08 ID:E70Voiy50
終わりです

いつも書いてるSSとかなり感じを変えて書いてみましたが…微妙ですね…
こういう系は向かないことを痛感しました…たぶん以前書いたことのある
作品は特定できないくらい作風や書き方を変えて挑戦してみました。
この作品はつまらないとは思いますが見てくれた方はありがとうございました…

90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/20 07:48:45 ID:V1wi3G/a0

次も頼む

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