櫻子「なに!?好きな人を無視すると好かれる!?」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 20:00:23 ID:qRs9mivQP
~櫻子の部屋~
『好きな子を無視して好かれよう!』
櫻子「は?意味わかんないし」
櫻子「なんで無視すると好かれるんだよ」
櫻子「…」
櫻子「まぁ、一応読むか…」
『好きな子を無視して好かれよう!』
櫻子「は?意味わかんないし」
櫻子「なんで無視すると好かれるんだよ」
櫻子「…」
櫻子「まぁ、一応読むか…」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 20:04:38 ID:qRs9mivQP
櫻子「…」フムフム
櫻子「…」ムムム
櫻子「なるほど、無視することによっていつもより意識させる…」
櫻子「そして、好かれる…」
櫻子「で、告白される…」
櫻子「これだ!!」
櫻子「ふふ、見てろよ向日葵!お前から告白させてやるからな!」
櫻子「…」ムムム
櫻子「なるほど、無視することによっていつもより意識させる…」
櫻子「そして、好かれる…」
櫻子「で、告白される…」
櫻子「これだ!!」
櫻子「ふふ、見てろよ向日葵!お前から告白させてやるからな!」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 20:09:03 ID:qRs9mivQP
コンコン
櫻子「なにー?」
ガチャッ
撫子「櫻子、リビングに置いてあった雑誌知らない?」
櫻子「これのこと?」
撫子「それそれ」
撫子「あと、そんなにひま子のこと好きなら自分から告白しなよ」
櫻子「は、はあ!?べ、べつに向日葵のことなんか好きじゃねーし!」
櫻子「なにー?」
ガチャッ
撫子「櫻子、リビングに置いてあった雑誌知らない?」
櫻子「これのこと?」
撫子「それそれ」
撫子「あと、そんなにひま子のこと好きなら自分から告白しなよ」
櫻子「は、はあ!?べ、べつに向日葵のことなんか好きじゃねーし!」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 20:15:06 ID:qRs9mivQP
撫子「さっき、でかい声で告白させてやるからな!とか言ってたじゃん」
撫子(まぁ、ずっと前から知ってたけどね)
櫻子「な、な、な///」
撫子「まあとにかく、これからはちゃんと許可とってからもってってよね」
櫻子「わ、わかったよ!」
バタッ
櫻子「くそ~姉ちゃんに向日葵が好きだってバレるとは…」
櫻子「でも、付き合ったらどうせ知られるし、いっか」
櫻子「ふふふ、明日が楽しみだな~」
撫子(まぁ、ずっと前から知ってたけどね)
櫻子「な、な、な///」
撫子「まあとにかく、これからはちゃんと許可とってからもってってよね」
櫻子「わ、わかったよ!」
バタッ
櫻子「くそ~姉ちゃんに向日葵が好きだってバレるとは…」
櫻子「でも、付き合ったらどうせ知られるし、いっか」
櫻子「ふふふ、明日が楽しみだな~」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 20:22:18 ID:qRs9mivQP
~次の日~
ガララ
あかり「櫻子ちゃんおはよー」
ちなつ「おはよー」
櫻子「二人ともおはよー!」
ちなつ「今日はテンション高いね、なんかいいことあった?」
櫻子「ふっふっふ、それは秘密だ!」
あかり「あれ、向日葵ちゃんは?」
櫻子「…知らない」
あかり「えっ、喧嘩したの?」
櫻子「さーねー」
あかり「?」
ちなつ「?」
ガララ
あかり「櫻子ちゃんおはよー」
ちなつ「おはよー」
櫻子「二人ともおはよー!」
ちなつ「今日はテンション高いね、なんかいいことあった?」
櫻子「ふっふっふ、それは秘密だ!」
あかり「あれ、向日葵ちゃんは?」
櫻子「…知らない」
あかり「えっ、喧嘩したの?」
櫻子「さーねー」
あかり「?」
ちなつ「?」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 20:31:33 ID:qRs9mivQP
ガララ
向日葵「ちょっと、櫻子!」
向日葵「なんで、今朝はわたくしを置いていったんですの!?」
櫻子「…」
向日葵「ちょっと櫻子、聞いてますの!?」
櫻子「…」
向日葵「さ、櫻子?」
ちなつ「櫻子ちゃん?」
櫻子「なに、ちなつちゃん」
向日葵「えっ…」
向日葵「ちょっと、櫻子!」
向日葵「なんで、今朝はわたくしを置いていったんですの!?」
櫻子「…」
向日葵「ちょっと櫻子、聞いてますの!?」
櫻子「…」
向日葵「さ、櫻子?」
ちなつ「櫻子ちゃん?」
櫻子「なに、ちなつちゃん」
向日葵「えっ…」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 20:37:57 ID:qRs9mivQP
あかり「ちょ、ちょっと櫻子ちゃん!?」
櫻子「なに、あかりちゃん?」
あかり「なんで向日葵ちゃんを、その…無視するの?」
櫻子「…」
ちなつ「櫻子ちゃん?」
櫻子「…」
ちなつ「ねえっ、櫻子ちゃん!?」
向日葵「もういいですわ赤座さん、吉川さん」
あかり「向日葵ちゃん…」
向日葵「…トイレに行ってきますわ」ダッ
ちなつ「あ、向日葵ちゃん…」
あかり「あかり、追いかけるね!」
ちなつ「うん、よろしくあかりちゃん」
櫻子「なに、あかりちゃん?」
あかり「なんで向日葵ちゃんを、その…無視するの?」
櫻子「…」
ちなつ「櫻子ちゃん?」
櫻子「…」
ちなつ「ねえっ、櫻子ちゃん!?」
向日葵「もういいですわ赤座さん、吉川さん」
あかり「向日葵ちゃん…」
向日葵「…トイレに行ってきますわ」ダッ
ちなつ「あ、向日葵ちゃん…」
あかり「あかり、追いかけるね!」
ちなつ「うん、よろしくあかりちゃん」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 20:45:59 ID:qRs9mivQP
ちなつ「…」
ちなつ「櫻子ちゃん!」バンッ
櫻子「」ビクッ
ちなつ「説明して」
櫻子「だ、だから秘密だって…」
ちなつ「説明しなさい」
櫻子「うぅ…」
櫻子「これだけは誰にも言えないんだー!」ダッ
ちなつ「ちょ、ちょっと待って!」
ちなつ「はぁ…」
ちなつ(櫻子ちゃんのことだから向日葵ちゃんを嫌いになったってわけじゃないと思うけど…)
ちなつ(もしかして、気を引くために無視してるとか)
ちなつ(あっ、多分これだな)
ちなつ(…なんか不安だなぁ)
ちなつ「櫻子ちゃん!」バンッ
櫻子「」ビクッ
ちなつ「説明して」
櫻子「だ、だから秘密だって…」
ちなつ「説明しなさい」
櫻子「うぅ…」
櫻子「これだけは誰にも言えないんだー!」ダッ
ちなつ「ちょ、ちょっと待って!」
ちなつ「はぁ…」
ちなつ(櫻子ちゃんのことだから向日葵ちゃんを嫌いになったってわけじゃないと思うけど…)
ちなつ(もしかして、気を引くために無視してるとか)
ちなつ(あっ、多分これだな)
ちなつ(…なんか不安だなぁ)
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 20:51:37 ID:qRs9mivQP
あかり「ちなつちゃーん!」
ちなつ「あっ、あかりちゃん」
ちなつ「向日葵ちゃんは?」
あかり「ごめん、途中で見失って…」
あかり「あれ、櫻子ちゃんは?」
ちなつ「こっちも逃げられた…」
ちなつ「まあいいよ、もうすぐ朝礼の時間だし、戻ってくるよ」
ちなつ「あっ、あかりちゃん」
ちなつ「向日葵ちゃんは?」
あかり「ごめん、途中で見失って…」
あかり「あれ、櫻子ちゃんは?」
ちなつ「こっちも逃げられた…」
ちなつ「まあいいよ、もうすぐ朝礼の時間だし、戻ってくるよ」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 21:02:16 ID:qRs9mivQP
ガララ
先生「はい、席につけー」
ちなつ「あっ、先生来ちゃった…」
先生「ん?大室と古谷は?」
ちなつ「二人ともトイレに行きましたー」
先生「まったく…」
先生「京ちな書かせるぞこのヤロー…」
ガララ
向日葵「すいません、遅れました」
先生「次からは気をつけろよ」
向日葵「はい…」
ガララ
櫻子「すいません、遅れましたー!」
先生「大室も、次からは気をつけろよ」
櫻子「はーい」
先生「はい、席につけー」
ちなつ「あっ、先生来ちゃった…」
先生「ん?大室と古谷は?」
ちなつ「二人ともトイレに行きましたー」
先生「まったく…」
先生「京ちな書かせるぞこのヤロー…」
ガララ
向日葵「すいません、遅れました」
先生「次からは気をつけろよ」
向日葵「はい…」
ガララ
櫻子「すいません、遅れましたー!」
先生「大室も、次からは気をつけろよ」
櫻子「はーい」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 21:15:57 ID:qRs9mivQP
あかり「よかったぁ、ちゃんと来たね」ヒソヒソ
ちなつ「そりゃあさすがに来るでしょ…」ヒソヒソ
あかり「でも、なんで櫻子ちゃん、向日葵ちゃんのこと無視するんだろ?」ヒソヒソ
ちなつ「んー、一応見当はついてるんだけど…」ヒソヒソ
あかり「ほんと!?」ヒソヒソ
ちなつ「うん、多分気を引こうとしてるんじゃないかなーって」ヒソヒソ
あかり「えっ、無視して!?」ヒソヒソ
ちなつ「雑誌かネットかでそういう記事見て知ったとか」ヒソヒソ
ちなつ「櫻子ちゃんってそういうのすぐに実行に移しそうだし」ヒソヒソ
あかり「あー、たしかに…」ヒソヒソ
あかり「それ、向日葵ちゃんに言うの?」ヒソヒソ
ちなつ「いや、言ったら櫻子ちゃんの努力が無駄になっちゃうっていうか…」ヒソヒソ
あかり「でも、言わないと向日葵ちゃんが…」
ちなつ「うーん…」
あかり「うーん…」
ちなつ「そりゃあさすがに来るでしょ…」ヒソヒソ
あかり「でも、なんで櫻子ちゃん、向日葵ちゃんのこと無視するんだろ?」ヒソヒソ
ちなつ「んー、一応見当はついてるんだけど…」ヒソヒソ
あかり「ほんと!?」ヒソヒソ
ちなつ「うん、多分気を引こうとしてるんじゃないかなーって」ヒソヒソ
あかり「えっ、無視して!?」ヒソヒソ
ちなつ「雑誌かネットかでそういう記事見て知ったとか」ヒソヒソ
ちなつ「櫻子ちゃんってそういうのすぐに実行に移しそうだし」ヒソヒソ
あかり「あー、たしかに…」ヒソヒソ
あかり「それ、向日葵ちゃんに言うの?」ヒソヒソ
ちなつ「いや、言ったら櫻子ちゃんの努力が無駄になっちゃうっていうか…」ヒソヒソ
あかり「でも、言わないと向日葵ちゃんが…」
ちなつ「うーん…」
あかり「うーん…」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 21:27:54 ID:qRs9mivQP
~昼休み~
あかり「…」モグモグ
ちなつ「…」モグモグ
向日葵「…」モグモグ
櫻子「…」モグモグ
あかり(き、気まずい…)
向日葵「あの、櫻子」
ちなつ「!」
向日葵「わたくしの磯辺揚げ食べますか?」
櫻子「…」
向日葵「そう、いらないのね…」シュン
櫻子「…」
あかり「…」モグモグ
ちなつ「…」モグモグ
向日葵「…」モグモグ
櫻子「…」モグモグ
あかり(き、気まずい…)
向日葵「あの、櫻子」
ちなつ「!」
向日葵「わたくしの磯辺揚げ食べますか?」
櫻子「…」
向日葵「そう、いらないのね…」シュン
櫻子「…」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 21:37:04 ID:qRs9mivQP
ちなつ(うわぁ…)
ちなつ(向日葵ちゃんに話しちゃおっかな…)
ちなつ(でも、そしたら櫻子ちゃんがなぁ…)
ちなつ(むむむ…)
あかり(ちなつちゃん、すごい悩んでる…)
あかり(でも、たしかにどうすれば…)
あかり(むむむ…)
ちなつ(向日葵ちゃんに話しちゃおっかな…)
ちなつ(でも、そしたら櫻子ちゃんがなぁ…)
ちなつ(むむむ…)
あかり(ちなつちゃん、すごい悩んでる…)
あかり(でも、たしかにどうすれば…)
あかり(むむむ…)
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 21:43:01 ID:qRs9mivQP
~生徒会室~
櫻子「…」カリカリ
綾乃「遅れてごめんなさい…って、古谷さんは?」
櫻子「向日葵なら帰りましたよ」
千歳「なんか用事でもあったん?」
櫻子「いや…わかんないです」
綾乃「喧嘩でもしたの?」
櫻子「まぁ、色々です」
綾乃「?」
千歳「?」
櫻子「…」カリカリ
綾乃「遅れてごめんなさい…って、古谷さんは?」
櫻子「向日葵なら帰りましたよ」
千歳「なんか用事でもあったん?」
櫻子「いや…わかんないです」
綾乃「喧嘩でもしたの?」
櫻子「まぁ、色々です」
綾乃「?」
千歳「?」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 21:48:24 ID:qRs9mivQP
~古谷家~
楓「お姉ちゃん、おかえりなさ…」
向日葵「なにかしたかしら…」ブツブツ
楓「」ビクッ
向日葵「櫻子…まさか、嫌いに」ブツブツ
楓「お、お姉ちゃん…?」ガクガク
向日葵「いや、もとから嫌われて…」ブツブツ
楓(櫻子お姉ちゃんとなにかあったのか…)
楓(よし…!)
楓「お姉ちゃん、おかえりなさ…」
向日葵「なにかしたかしら…」ブツブツ
楓「」ビクッ
向日葵「櫻子…まさか、嫌いに」ブツブツ
楓「お、お姉ちゃん…?」ガクガク
向日葵「いや、もとから嫌われて…」ブツブツ
楓(櫻子お姉ちゃんとなにかあったのか…)
楓(よし…!)
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 21:55:24 ID:qRs9mivQP
~櫻子の部屋~
櫻子「ふふん、今日はうまくいったぞ~」
櫻子「体育の時間も今日は違う人とペア組んだし!」
櫻子「美術の時間も違う人とペア組んだし!」
櫻子「休み時間に何度か話しかけてきたけど全部無視したし!」
櫻子「これで明日…」
櫻子「ふふん、今日はうまくいったぞ~」
櫻子「体育の時間も今日は違う人とペア組んだし!」
櫻子「美術の時間も違う人とペア組んだし!」
櫻子「休み時間に何度か話しかけてきたけど全部無視したし!」
櫻子「これで明日…」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 21:59:38 ID:qRs9mivQP
向日葵『櫻子ぉ…』グスッ
櫻子『…』
向日葵『わたくし、あなたに無視されて気づいたの…』
櫻子『…』
向日葵『…わたくし、あなたのことが好き』
櫻子『…』
向日葵『ごめんなさい、もうこちらからも話しかけませんわ…』
櫻子『待てよ』
向日葵『!!』
櫻子『わたしも好きだよ、向日葵』
向日葵『櫻子ーー!!』ダキッ
櫻子「とかなるかな~」
櫻子「えへへへ///」
櫻子『…』
向日葵『わたくし、あなたに無視されて気づいたの…』
櫻子『…』
向日葵『…わたくし、あなたのことが好き』
櫻子『…』
向日葵『ごめんなさい、もうこちらからも話しかけませんわ…』
櫻子『待てよ』
向日葵『!!』
櫻子『わたしも好きだよ、向日葵』
向日葵『櫻子ーー!!』ダキッ
櫻子「とかなるかな~」
櫻子「えへへへ///」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 22:09:03 ID:qRs9mivQP
~次の日~
櫻子「それじゃあ、いってきまーす!」
撫子「いってらっしゃい」
バタン
撫子「…」
プルルルル
ガチャッ
撫子「はい、大室です」
撫子「ああ、楓」
撫子「うまくいった?」
撫子「よし、じゃあ安心だな」
撫子(わるくおもうなよ櫻子)
櫻子「それじゃあ、いってきまーす!」
撫子「いってらっしゃい」
バタン
撫子「…」
プルルルル
ガチャッ
撫子「はい、大室です」
撫子「ああ、楓」
撫子「うまくいった?」
撫子「よし、じゃあ安心だな」
撫子(わるくおもうなよ櫻子)
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 22:15:08 ID:qRs9mivQP
~学校~
ガララ
あかり「おはよう、向日葵ちゃん…」
ちなつ「おはよう、向日葵ちゃん…」
あかり(結局…)
ちなつ(なにも思いつかなかった…)
向日葵「おはようございます、赤座さん、吉川さん」ニコッ
あかり「!?」
ちなつ「!?」
ちなつ(あれ、落ち込んでない?)
ちなつ(昨日の帰りなんて本当に壊れる一歩手前みたいな感じだったのに)
ガララ
あかり「おはよう、向日葵ちゃん…」
ちなつ「おはよう、向日葵ちゃん…」
あかり(結局…)
ちなつ(なにも思いつかなかった…)
向日葵「おはようございます、赤座さん、吉川さん」ニコッ
あかり「!?」
ちなつ「!?」
ちなつ(あれ、落ち込んでない?)
ちなつ(昨日の帰りなんて本当に壊れる一歩手前みたいな感じだったのに)
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 22:22:20 ID:qRs9mivQP
あかり「ち、ちなつちゃん…」
ちなつ「う、うん…」
ちなつ「あの、向日葵ちゃん」
向日葵「なんですの?」
ちなつ「その、櫻子ちゃんと仲直りしたの?」
向日葵「いいえ」ニコッ
ちなつ「じゃあ、なんで…」
向日葵「秘密ですわ」ニコッ
ちなつ「う、うん…」
ちなつ「あの、向日葵ちゃん」
向日葵「なんですの?」
ちなつ「その、櫻子ちゃんと仲直りしたの?」
向日葵「いいえ」ニコッ
ちなつ「じゃあ、なんで…」
向日葵「秘密ですわ」ニコッ
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 22:27:44 ID:qRs9mivQP
ガララ
櫻子「あかりちゃん、ちなつちゃん、おはよー」
あかり「おはよう」
ちなつ「おはよう」
櫻子(さあ、無視してやるから挨拶しろ、向日葵!)
向日葵「…」
櫻子(あれ?)
櫻子(ま、まあ挨拶なんてしないときもあるよな、うん)
櫻子「あかりちゃん、ちなつちゃん、おはよー」
あかり「おはよう」
ちなつ「おはよう」
櫻子(さあ、無視してやるから挨拶しろ、向日葵!)
向日葵「…」
櫻子(あれ?)
櫻子(ま、まあ挨拶なんてしないときもあるよな、うん)
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 22:33:30 ID:qRs9mivQP
~昼休み~
あかり「…」モグモグ
ちなつ「…」モグモグ
向日葵「…」モグモグ
櫻子「…」モグモグ
櫻子(おかしい…今日は一言も話しかけられてない)
櫻子(ま、まあ、放課後まで待ってやるか)
あかり「…」モグモグ
ちなつ「…」モグモグ
向日葵「…」モグモグ
櫻子「…」モグモグ
櫻子(おかしい…今日は一言も話しかけられてない)
櫻子(ま、まあ、放課後まで待ってやるか)
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 22:38:53 ID:qRs9mivQP
~生徒会室~
向日葵「…」カリカリ
櫻子「…」カリカリ
綾乃(うわぁ、気まずい…)
千歳「綾乃ちゃん、これ歳納さんのプリント」ヒソヒソ
綾乃「さすがだわ千歳、これを理由にごらく部に避難よ!」ヒソヒソ
千歳「ちょっと、うちらごらく部行ってくるなぁ」
向日葵「わかりましたわ」
櫻子「はーい…」
向日葵「…」カリカリ
櫻子「…」カリカリ
綾乃(うわぁ、気まずい…)
千歳「綾乃ちゃん、これ歳納さんのプリント」ヒソヒソ
綾乃「さすがだわ千歳、これを理由にごらく部に避難よ!」ヒソヒソ
千歳「ちょっと、うちらごらく部行ってくるなぁ」
向日葵「わかりましたわ」
櫻子「はーい…」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 22:44:27 ID:qRs9mivQP
櫻子「…」
櫻子(えっ、なんで話しかけてこないの?)
櫻子(はやく告白してこいよ!)
櫻子(ま、まさかわたしのこともとから嫌いだったとか…)
櫻子(やっと、縁がきれて喜んでるとか…)
櫻子(ないない!)
櫻子(ない…)
櫻子(…)
櫻子(えっ、なんで話しかけてこないの?)
櫻子(はやく告白してこいよ!)
櫻子(ま、まさかわたしのこともとから嫌いだったとか…)
櫻子(やっと、縁がきれて喜んでるとか…)
櫻子(ないない!)
櫻子(ない…)
櫻子(…)
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 22:50:41 ID:qRs9mivQP
櫻子「…」グスッ
向日葵「」ビクッ
櫻子「うわあああああん」
向日葵「…」
櫻子「ごめんなさい、向日葵ぃ」グスッ
向日葵「…」
櫻子「わたし、向日葵の気を引きたくて…」グスッ
向日葵「…」
櫻子「向日葵のこと好きだからぁ…」グスッ
向日葵「…」
櫻子「でも、向日葵はわたしのことなんて嫌いだよね…」
向日葵「…」
櫻子「ごめん、もう話しかけないよ…」
向日葵「…待ちなさい」
向日葵「」ビクッ
櫻子「うわあああああん」
向日葵「…」
櫻子「ごめんなさい、向日葵ぃ」グスッ
向日葵「…」
櫻子「わたし、向日葵の気を引きたくて…」グスッ
向日葵「…」
櫻子「向日葵のこと好きだからぁ…」グスッ
向日葵「…」
櫻子「でも、向日葵はわたしのことなんて嫌いだよね…」
向日葵「…」
櫻子「ごめん、もう話しかけないよ…」
向日葵「…待ちなさい」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 22:55:59 ID:qRs9mivQP
櫻子「!!」
向日葵「わたくしもあなたのこと好きですわ!」
櫻子「えっ?」
向日葵「だから、わたくしもあなたが好きだって言ってるの///」
櫻子「で、でも今日話しかけてこなかったし…」
向日葵「あぁ、それは…」
向日葵「わたくしもあなたのこと好きですわ!」
櫻子「えっ?」
向日葵「だから、わたくしもあなたが好きだって言ってるの///」
櫻子「で、でも今日話しかけてこなかったし…」
向日葵「あぁ、それは…」
70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 23:03:21 ID:qRs9mivQP
~昨日の大室家~
ピンポーン
ガチャッ
撫子「はーい」
楓「こんにちはなの!」
撫子「おお、楓」
撫子「うちになんか用?」
楓「櫻子お姉ちゃんいる?」
撫子「いや、まだ帰ってきてないけど…」
撫子「なんかあった?」
楓「お姉ちゃんの様子が変なの…」
撫子「なるほど、だから櫻子に聞こうと思ったんだ」
楓「そうなの」
ピンポーン
ガチャッ
撫子「はーい」
楓「こんにちはなの!」
撫子「おお、楓」
撫子「うちになんか用?」
楓「櫻子お姉ちゃんいる?」
撫子「いや、まだ帰ってきてないけど…」
撫子「なんかあった?」
楓「お姉ちゃんの様子が変なの…」
撫子「なるほど、だから櫻子に聞こうと思ったんだ」
楓「そうなの」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 23:05:34 ID:qRs9mivQP
撫子「櫻子はまだ帰ってないし、本人に直接きいても…」
撫子「あっ」
楓「?」
撫子「ちょっと待ってて」
ドタドタ
撫子「これ、ひま子に渡して」
楓「雑誌?」
撫子「うん、ついでに櫻子が昨日それを熟読してたって言っといてね」
楓「わかったの!」ダッ
撫子(ひま子がかわいそうだからネタバレするか)
撫子(まぁ、わるいのは櫻子だしいいよな)
撫子「あっ」
楓「?」
撫子「ちょっと待ってて」
ドタドタ
撫子「これ、ひま子に渡して」
楓「雑誌?」
撫子「うん、ついでに櫻子が昨日それを熟読してたって言っといてね」
楓「わかったの!」ダッ
撫子(ひま子がかわいそうだからネタバレするか)
撫子(まぁ、わるいのは櫻子だしいいよな)
73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 23:09:20 ID:qRs9mivQP
~古谷家~
コンコン
楓「お姉ちゃん、はいるね」
向日葵「櫻子に嫌われたくない…」ブツブツ
楓「これ、撫子お姉ちゃんから」
向日葵「…」
楓「昨日、櫻子お姉ちゃんが熟読してたって」
向日葵「!!」
向日葵「…」
向日葵「…」
向日葵「…///」
楓「お、お姉ちゃん?」
向日葵「楓、今日はもう寝ますわ///」
楓(あ、お姉ちゃん元気になった)
楓「うん、おやすみなさい!」
コンコン
楓「お姉ちゃん、はいるね」
向日葵「櫻子に嫌われたくない…」ブツブツ
楓「これ、撫子お姉ちゃんから」
向日葵「…」
楓「昨日、櫻子お姉ちゃんが熟読してたって」
向日葵「!!」
向日葵「…」
向日葵「…」
向日葵「…///」
楓「お、お姉ちゃん?」
向日葵「楓、今日はもう寝ますわ///」
楓(あ、お姉ちゃん元気になった)
楓「うん、おやすみなさい!」
74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 23:13:25 ID:qRs9mivQP
~そして今~
向日葵「まぁ、色々ですわ」
櫻子「なんだよそれ…」
向日葵「お互い素直になれたんだし、細かいことは気にしたらダメですわ」
櫻子「まあ、そうだな…」
櫻子「えへへー、向日葵大好きー」ダキッ
向日葵「もうっ…」
向日葵(バカで助かりましたわ…)
向日葵(まぁ、そこも含めて好きですけど///)
向日葵「まぁ、色々ですわ」
櫻子「なんだよそれ…」
向日葵「お互い素直になれたんだし、細かいことは気にしたらダメですわ」
櫻子「まあ、そうだな…」
櫻子「えへへー、向日葵大好きー」ダキッ
向日葵「もうっ…」
向日葵(バカで助かりましたわ…)
向日葵(まぁ、そこも含めて好きですけど///)
77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 23:20:33 ID:qRs9mivQP
~廊下~
あかり「あかりたちが悩んだ意味なかったね」
ちなつ「そうだね、あの二人だもんね」
あかり「よかったよぉ」
ちなつ「…っていうか、あの二人いつまで抱き合ってんだろ」
あかり「本当だね…って、あっ///」
ちなつ「まだ告白してから5分たってないのに…」
あかり「あわわわわわわ///」
楓「おわりなのっ!」
あかり「あかりたちが悩んだ意味なかったね」
ちなつ「そうだね、あの二人だもんね」
あかり「よかったよぉ」
ちなつ「…っていうか、あの二人いつまで抱き合ってんだろ」
あかり「本当だね…って、あっ///」
ちなつ「まだ告白してから5分たってないのに…」
あかり「あわわわわわわ///」
楓「おわりなのっ!」
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 23:26:53 ID:qRs9mivQP
読んでくれてありがとうございました。
またいつかお会いしましょう。
またいつかお会いしましょう。
83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 23:27:58 ID:e6Nx1XryO
おつおつ
87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 23:47:45 ID:3OsuPHop0
乙乙
ゆるゆりSSの供給は一向に滞りそうにないですね
ゆるゆりSSの供給は一向に滞りそうにないですね
スレッドURL: http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1358074623/
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