ドラッグ オン ドラグーン3 討鬼伝

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リヴァル「会長を、ミレイをどう思ってんだよ!?」ルルーシュ「…」

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1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 16:56:47 ID:tSqS50hx0

生徒会室

リヴァル「あぁ~、うそだぁ~。だれか、うそだといってくれよぉ……」

ルルーシュ「……」

スザク「ルルーシュ、リヴァルはどうしてあんなに嘆いているんだ?」

ルルーシュ「会長が婚約したからだろ。しかも相手は伯爵だというし、リヴァルに勝ち目は万に一つもない。生暖かく見守ってやれ」

スザク(そうか。会長はロイドさんと……)

リヴァル「かいちょぉぉぉ……」

スザク「……リヴァル。このままでいいのかい?」

リヴァル「え?」

ルルーシュ「なに?」

スザク「君はまだ会長に自身の気持ちを伝えていないじゃないか。嘆くにはまだ早いよ」

リヴァル「スザク……」



3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 17:06:19 ID:tSqS50hx0

スザク「嘆くのは会長の想いを聞いてからでも遅くないはずだ」

リヴァル「いや、俺は……でも……なんどもスルーされてるし……」

ルルーシュ「まて、スザク。会長はアッシュフォードの名を継ぐ者として、伯爵との婚姻を決意した。個人の感情だけの話ではない」

スザク「それでも最終的な決断を下すのは個人の感情だよ」

ルルーシュ「綺麗事だな。それだけではどうにもならないこともある」

スザク「例えばだ。例えば会長はリヴァルのことがずっと好きだったとしよう」

リヴァル「マジで!?」

スザク「でも、アッシュフォード家の娘として名家、あるいは身分ある者へ嫁ぐことを運命付けられていた」

リヴァル「それでそれで?」

スザク「だから、リヴァルが冗談めかした告白には耳を貸さなかった。それだけ会長は重たいものを背負っていたから」

リヴァル「そうだったのか……」

スザク「そんな軽い気持ちでアッシュフォードを貶めてはいけない。会長はそう考えていたに違いない」

スザク「だけど、もし、今、ここで、リヴァルが熱い胸の内を会長に告げれば、会長だって考えを改めるかもしれないじゃないか。会長はリヴァルが好きなんだから」

リヴァル「そうだったのか!!!」

ルルーシュ「違うな。間違っているぞ。今のはただの例え話だ。前提がおかしい」


4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 17:12:59 ID:tSqS50hx0

スザク「リヴァル。まだ戦いは終わっていないじゃないか」

リヴァル「スザク……お前……」

スザク「リヴァルだっていいところはたくさんあるよ。相手の身分が高いからって萎縮することなんてない」

リヴァル「おお!」

ルルーシュ「身分でも負けているし、個人の才能、また財力でも劣っているんじゃないか?」

スザク「確かに。既に約束を交わしてしまった後だ。ここでリヴァルが会長を奪おうとすれば必ず問題になる」

リヴァル「やっぱり、ダメか」

スザク「きっと相手と直接戦わなきゃならないかもしれない」

リヴァル「待てよ!!俺、伯爵相手になんて……」

スザク「違う。頭の良さや家柄で戦うんじゃない」

リヴァル「何で戦うんだ?」

スザク「会長に対する熱い想いに決まっているじゃないか。リヴァルに勝ち目があるとしたら、そこだけだ」

リヴァル「俺の熱い想いか……。確かに。それだけは誰にも負けるわけにはいかないからな」

スザク「だろ?」

ルルーシュ「そんなことをしてもただ悪戯に会長を困惑させるだけじゃないのか?」


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 17:21:58 ID:tSqS50hx0

リヴァル「だけどよ、スザク。もしロイドだっけ?あいつが俺よりも熱い何かを持っていたら、どうする?」

スザク「それはないよ。ロイドさんだからね」

リヴァル「でも、不安だな……俺なんかで勝てるのかどうか……」

ルルーシュ「だから、会長の気持ちも考慮した上でそういうことは話し合え。ただの自己満足だぞ」

スザク「戦う前から弱気でどうする!!君の想いはその程度なのか!?」

リヴァル「そんなわけないだろ!!俺は、俺はずっと会長が好きだ!!!」

スザク「それでいいんだよ。それを伝えることができれば、会長は応えてくれる」

リヴァル「スザク。お前、いい奴だな。ルルーシュなんていつもすました顔で「無理」「諦めろ」しか言わないし」

スザク「全く。酷いな、ルルーシュは」

ルルーシュ「無責任に期待を持たせるやりかたもどうかと思うが」

リヴァル「スザクはロイド伯爵と知り合いなんだよな?」

スザク「待ってくれ。焦っては相手の思う壺になる。ロイドさんは頭がいいからね」

リヴァル「じゃあ、どうしろって言うんだ?」

スザク「どんなことを言われても気持ちを口から出せるようにしておかないといけないと思う。リヴァルの正直な心を出す前に呑まれたら終わりだから」

リヴァル「相手のペースにはまっちまうってことか……。確かにそれはあり得るかもな……」


7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 17:30:09 ID:tSqS50hx0

スザク「どうだろう。練習してみるのは?」

リヴァル「練習?」

スザク「うん。どんな理屈を並べられても、気圧されることなくリヴァルの率直な想いを出せるようにしておくべきだ」

リヴァル「なるほど」

スザク「多少、理不尽でもいいんだ。大事なのは想いだ!!想いは力に変わるから!!」

リヴァル「そうだよな……。ああ、そうさ。俺は世界で一番会長を愛してるんだ。それは今でも変わらない」

スザク「その力を、リヴァルにとっての想いの力を会長にぶつけるんだ。その力を本番でも100%出すためには予行練習は大事だと思う」

リヴァル「どうするんだ?」

スザク「ルルーシュを仮想ロイドさんにして、戦ってみればいい」

ルルーシュ「断る」

スザク「ルルーシュだったら、妙な理屈でネチネチと攻めてくるはずだ。そこをリヴァルの想いだけで論破する」

リヴァル「やってくれるのか、ルルーシュ?」

ルルーシュ「今、断ると言った。そんなことをしても無意味だ。本当に嫌なら会長は結婚式直前、いや式の最中でも婚約を破棄するだろう。黙ってみておけ」

スザク「ありがとう、ルルーシュ。助かるよ」

ルルーシュ「スザク、いい加減にしろ」


10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 17:37:00 ID:tSqS50hx0

スザク「ルルーシュ!!友達が必死になっているのに、君はそうやって斜に構えて、冷ややかに世界を俯瞰するのか!?」

ルルーシュ「話のスケールを大きくするな!!!」

リヴァル「いや、スザク。ルルーシュがああいうのも無理はないんだ」

スザク「え?」

リヴァル「さっきも言っただろ?何度かアタックしてるけど、会長にはいつもやんわりと逃げられてる」

スザク「だから、それは……」

リヴァル「わかってるんだよ。会長はきっと俺のことなんて眼中にないんだってことぐらいな……」

スザク「リヴァル。それは違う」

リヴァル「どうしてそういえるんだ?」

スザク「会長は他人の気持ちを察することに長けている人だ。そんな人がやんわりと断り続けるのは不自然だよ」

ルルーシュ「……」

スザク「だって、答えを明確に出さないことで、リヴァルが苦しむことは会長だって分かっているはずなのに。なのに、きっぱりと断らないのは……」

リヴァル「……脈アリか!?」

スザク「うん。そうに違いないよ。多分」

ルルーシュ(よく分からないが、リヴァルが冗談めかすから会長も本気と受け取ってないだけじゃないのか……?)


11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 17:45:12 ID:tSqS50hx0

リヴァル「ルルーシュ!!」

ルルーシュ「なんだ?」

リヴァル「たのむ。このリヴァル・カルデモンドの戦いに力を貸してくれ」

ルルーシュ「いや……」

リヴァル「一世一代の大一番なんだ。もうここしかない。会長は三年だし、来年には卒業する。時間がないんだよ、ルルーシュ!!!」

スザク「ルルーシュ。僕からも頼む」

ルルーシュ「……リヴァル。協力してやるのは構わないが、一つだけ言っておきたいことがある」

リヴァル「なんでも言ってくれ」

ルルーシュ「会長は普段はああだが、芯の通った人だ」

リヴァル「ああ。お前に言われるまでも無く、知ってる。だから、好きなんだ」

ルルーシュ「そんな人がアッシュフォード家を背負い婚約した。その覚悟も相応のものだろう。故に想い人からの告白でも、揺らがない可能性は大いにある」

リヴァル「な……!!」

ルルーシュ「それを理解した上で告白するというのなら、手を貸してやろう」

リヴァル「……」

ルルーシュ「時には身を引くことも大事だ、リヴァル。攻めるだけでは成せないこともある」


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 17:51:19 ID:tSqS50hx0

ルルーシュ(ここまで言えば、馬鹿でない限り臆して諦めるはずだ。俺はな、リヴァル。お前を傷つけたくないだけなんだよ。分かってくれ)

リヴァル「……たしかに……ルルーシュの……」

ルルーシュ(勝ったな……)

スザク「リヴァル!!」

リヴァル「スザク?」

スザク「その想いを胸に秘めたまま、卒業してもきっと恋人なんてできない」

リヴァル「……!!」

ルルーシュ「スザク!!!」

スザク「いつまでもミレイ・アッシュフォードという女性の影を追い続けることになる。それでも、いいのかい?」

リヴァル「……ルルーシュ」

ルルーシュ「……」

リヴァル「頼む。俺を男にしてくれ」

スザク「頼む、ルルーシュ」

ルルーシュ「……何をやればいいんだ?」

スザク「ルルーシュ!!ありがとう!!!」


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 17:53:29 ID:tSqS50hx0

校内 廊下

ミレイ「お。いいこと思いついた。季節も夏だし、ドキッルルーシュだけの水泳大会でもやって、ルルーシュの水着姿でも拝みますかー」

ミレイ「早速、企画練らなきゃー。フゥーフゥー!」

リヴァル『お前、いい加減はっきりしろよな!!!』

ミレイ(おや?生徒会室で何を騒いで――)

リヴァル『会長を、ミレイをどう思ってんだよ!?』

ミレイ「リヴァルのやつ、だれと口論を……」

リヴァル『おい!!』

ルルーシュ『愚問だな』

ミレイ「……!!」

ルルーシュ『愛しているに決まっている』

ミレイ「……え?」

リヴァル『本気か?』

ルルーシュ『当然だ。そして彼女も俺のことを愛しているはずだ』

ミレイ「おぉ……ぉぉ……」


16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 18:01:14 ID:tSqS50hx0

リヴァル『そんなことあるか!!』

ルルーシュ『何故そんなことが言えるのか理解に苦しむ』

リヴァル『お前を好きになる理由がないだろ!!』

ミレイ(いっぱい、あるんだけど……)

ルルーシュ『まず。顔がいい』

ミレイ(うんうん。そりゃ、間違いない)

リヴァル『あの人は顔だけで選ばないんだよ!!!』

ルルーシュ『地位もある』

ミレイ(皇族だもんねー。あるわよねー)

リヴァル『身分でも決めない!!』

ルルーシュ『財もある』

ミレイ(ルルーシュって株とかでもうけてるらしいわね……)

リヴァル『それだけしかないのかよ?』

ルルーシュ『それ以上に何がある?』

リヴァル『愛に決まってるだろ。お前には愛がないんだよ!!』


18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 18:08:55 ID:tSqS50hx0

ルルーシュ『愛だと?そんなものあって当然だろうに』

ミレイ(マジで……ルルーシュって……本当に……?)ドキドキ

リヴァル『なら、お前はどこまで愛してるんだ?』

ルルーシュ『どこまで、とは?』

リヴァル『俺は会長の、ミレイのためなら、死ねる』

ルルーシュ『俺も同じだ』

ミレイ「おっ……」

リヴァル『一生養う覚悟だってある!!』

ルルーシュ『それも同じだな。むしろ俺はミレイに何もさせないがな』

ミレイ(ちょっとぐらいさせてよ……)

リヴァル『お、俺は、会長の、ミレイの言うことなら、何だってきける!!』

スザク『リヴァル。それは会長のうん――』

シャーリー「会長?」

ミレイ「おぉぉう!?なに?」

シャーリー「扉の前でなにしてるんですか?早くはいりましょうよ」


21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 18:15:47 ID:tSqS50hx0

ミレイ「あ、ダメダメ。今は、ダメ」

シャーリー「何でですか?」

ミレイ「今は、あのー、ほら、ルルーシュたちが男の話し合いをしているところなのよねー」

シャーリー「ルルがスザクくんと何か話してるんですか?」

ミレイ「あと、リヴァルもいるみたい」

シャーリー「それで聞き耳を立てていたわけですか。じゃあ、私も」

ミレイ「ああ、シャーリーはダーメ」

シャーリー「どうしてですか?」

ミレイ「刺激が強いから、とか」

シャーリー「刺激って……。もしかして、ルルたち、い、いやらしいことを……?」

ミレイ「あー、うん。そんな感じ、そんな感じ」

シャーリー「もうサイテー!ちょっと、ルルに文句言ってきます!!神聖な学び舎で何やってるのーって!!」

ミレイ「いいじゃない!!男の子なんだし!!」

シャーリー「会長がよくても、風紀的にはNGですっ!!」

ミレイ「会長が許すんだから、オールグリーン!!」


26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 18:23:11 ID:tSqS50hx0

カレン「確かに話し声が聞こえるわね」

ニーナ「なんて言ってるの?」

ミレイ「いつの間に……!!」

シャーリー「二人とも!!耳の毒だから!!」

スザク『やめて!!!私のために争わないで!!!!』

カレン「……!!!」

ニーナ「え……」

シャーリー「……は?」

ミレイ「今のは……スザクくん……よね?」

リヴァル『好きなんだ!!!俺、出会ったときからずっと好きだったんだ!!!』

スザク『そんな……』

ルルーシュ『愚かな。既に俺たちは婚約している。貴様のただの薄汚い泥棒猫に過ぎない』

リヴァル『違う!!俺の愛は本物だ!!!わかってくれますよね?』

スザク『それは……そのぉ……』

カレン「あいつら、何してるわけ……もっと、詳しく調査しないとダメね……」ドキドキ


29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 18:30:11 ID:tSqS50hx0

ニーナ「あの三人って、そういう関係だったの……?」

シャーリー「……」

ミレイ「いや、待って待って!!違う!!」

カレン「何が違うんですか?」

ミレイ「さっきは……あの……」

ニーナ「ミレイちゃん?」

ミレイ「……わ、わたしを……とりあってて……」モジモジ

シャーリー「会長を!?」

カレン「でも、今はどう聞いてもルルーシュくんとリヴァルくんが……一人の男性を取り合っていますよ?」

ミレイ「だから、それが何かの間違いなのよ」

シャーリー「リヴァルは分かりますけど、どうしてルルが会長を?」

ミレイ「それは……しらないけど……」

ニーナ「でも、今は違うみたいだから、諦めよう?」

カレン「そうね。少なくとも今はもう会長を取り合ってはないみたいだし。このまま様子を見ましょうか」

ミレイ「信じてー!!」


31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 18:38:50 ID:tSqS50hx0

リヴァル『俺は君のためならなんだってする!!!海を割き、星を掴んでみせる!!!』

スザク『そこまで……想ってくれて……』

ルルーシュ『まて!!行くな!!!そんな無能な男のどこがいい!?俺なら全てを与えられるし、未来までも守ってやれる!!!」

カレン「リヴァルが優勢ね」

ニーナ「がんばれ、がんばれ」

シャーリー「ルル……男のほうがよかったなんて……。女である自分が憎い……」

ミレイ「……わかった!」

カレン「なんですか?」

ミレイ「これはきっと、練習か何かよ」

ニーナ「練習?」

ミレイ「そう。ルルーシュは誰かを好きになった。でも、その誰かにはほかに好きな人がいるのよ。その好きな人をなんとかして奪いたいから、ああやって実践形式で練習してる」

シャーリー「……」ピクッ

ミレイ「で、その相手役がリヴァルで、女の子役がスザクくん。ほーら、これで辻褄があったでしょ?あんなことするなんて変じゃない。男同士で」

カレン「それは……」

ニーナ「……どうだろう」


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 18:48:15 ID:tSqS50hx0

ミレイ「きっとそうに違いない!!」

シャーリー「ルルはそんなことしません!!」

ミレイ「わかんないじゃない!!そうまでして欲しい相手かもしれないじゃない!!」

シャーリー「そうまでして欲しい相手って誰ですか!?」

ミレイ「それは……」

カレン「静かに」

ニーナ「動きがあったの?」

リヴァル『今の感じでいいのか?』

スザク『もっと熱くてもいいんじゃないかとは思う』

ルルーシュ『あれではどう考えても俺のほうに靡くだろう。愛だの星だの非論理的なことしかリヴァルは発していない。スザクの審判は明らかにリヴァル寄りだ』

スザク『そうかな。ルルーシュは冷めすぎだと思うよ』

ルルーシュ『本当に好意を寄せる相手が目の前にいないからな』

リヴァル『まぁ、確かに。それは一理あるな』

ミレイ「ほら!ほら!!やっぱり練習だったのよ」

カレン「……」チッ


37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 18:57:56 ID:tSqS50hx0

生徒会室

ルルーシュ「それにだ。やはり男が判定を下すのは無理がある。やはり異性でなければ正しいデータは得られないと思うがな」

スザク「そうかな?」

リヴァル「あー、だな。つーか、今の会話、誰かに聞かれてたら勘違いされるかもしれないし」

スザク「まさか。男同士の時点で演劇か何かだと思われるぐらいじゃないかな」

ルルーシュ「ともかく、スザクではダメだ。ここで大事なのは女の意見だろう」

リヴァル「じゃあ、誰か探してくるか?」

ルルーシュ「そうだな。時間も時間だ。そろそろ女性陣の一人でも顔を見せる頃合だし、俺が見繕ってくる」

スザク「ルルーシュ。分かっているとは思うけど」

ルルーシュ「心配するな。本人を選ぶわけないだろう。お前じゃあるまいし」

スザク「僕だってそんなことはしないよ。流石に」

ルルーシュ「どうかな。とにかく探してくる。その間にリヴァルは精神論以外の突破口も見つけておいたほうがいい。今のままでは勝てないぞ」

リヴァル「わかったって」

スザク「よし、リヴァル。やっぱり先制攻撃は大事だと思う。開口一番にこう言うんだ。俺は飲める。愛するミレイ・アッシュフォードのおしっ――」

ルルーシュ(まったく、何故俺がこんなことを……)


39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 19:03:17 ID:tSqS50hx0

廊下

ルルーシュ「さて、やはり選ぶとすれば――」ガチャ

ルルーシュ「……ん?」

カレン「あの雲おいしそう」

シャーリー「もしもーし。ソフィ?げんきー?」

ニーナ「めがね、めがね……」オロオロ

ミレイ「今日は晴れねー」

ルルーシュ(何をしているんだ……?まぁいいか、探す手間が省けた)

ルルーシュ「カレン」

カレン「な、なによ?」

ルルーシュ「こっちに来てくれるか?」

カレン「いいけど。何するの?」

ルルーシュ「来たら分かる」

シャーリー(本命はカレンじゃない……っと)

ミレイ(選ばれたらどうしようかと思っちゃった……)


41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 19:13:10 ID:tSqS50hx0

生徒会室

スザク「カレンか……。悪くないかも」

ルルーシュ「だろう?」

リヴァル「でも、カレンってルルーシュに惚れてるんだろ?」

カレン「だ、だれがこんなやつのことなんて!!!」

リヴァル「違ったのか?」

カレン「こんな世間を斜めから見下してる男、好きじゃないわ」

ルルーシュ「……」

スザク「酷い言われようだ。まともな審判なんてできるのか?」

ルルーシュ「カレン。君にやってほしいことある」

カレン「なに?」

スザク「二人がカレンに対して想いをぶつける。どちらの想いが心に響いたか、女性の感覚で判定してほしいんだ」

カレン「……いいけど」

スザク「ありがとう、カレン。それじゃあ、始めようか」

ルルーシュ「分かった」


42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 19:19:35 ID:tSqS50hx0

カレン「……」

ルルーシュ「さぁ、行くぞ」

カレン「どこに?」

ルルーシュ「挙式会場に決まっているだろう?今日が俺たちの結婚式なんだからな。忘れてしまったのか?」

カレン「ああ、そうなんだ」

ルルーシュ「行くぞ。俺たちの未来はここから始まる」グイッ

カレン「触らないで」パシッ

ルルーシュ「……」

リヴァル「待て!!!」

ルルーシュ「……誰だ?」

リヴァル「俺は……認めないぞ……!!」

ルルーシュ「なんだ、突然?」

カレン「リヴァル……」

ルルーシュ「消えろ。目障りだ」

リヴァル「初めに言っておくぞ。俺は飲める!!愛している人のおしっ――」


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 19:28:17 ID:tSqS50hx0

カレン「……」

ルルーシュ「ふんっ。それがなんだ?俺には彼女を養うだけの財も地位もある。加えて容姿も端麗だ」

リヴァル「それだけじゃ、幸せにできないっていってんだよ!!」

ルルーシュ「お前が飲むことで彼女に幸せが降りてくるのか?フハハハハ、愉快だな!!そんなわけあるか!!!」

リヴァル「俺が言いたいのはそれだけの愛があれば、どうにでもなるってことだ!!金も地位もカバーしてやる!!!」

ルルーシュ「抽象的な概念だけで幸せを得られるなら、誰も苦労しない!!!目に見える形があってこそ、愛する者を守ることが出来る!!!」

ルルーシュ「それが金であり、権力であり、顔だ!!!」

リヴァル「そんなのはまやかしだ!!無くなれば終わるだけだろ!!!」

リヴァル「ずっと、ずっと好きだった!!愛してる!!!幸せにするから、こっちにきてくれぇ!!!」

カレン「……」

スザク「カレンなら、どっちと結婚する?」

カレン「……ルルーシュくんで」

リヴァル「なんで!?」

カレン「流石に、飲む人とはちょっと……」

リヴァル「本気なわけないだろぉ!?たとえばだって!!!」


47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 19:38:03 ID:tSqS50hx0

ルルーシュ「当然の判断だな。やはり女性の意見ならば普通はこうなる」

リヴァル「おい、スザク!!話が違うぞ!!!」

スザク「おかしいな。どう見てもリヴァルのほうが男らしいのに……」

カレン「まあ、正直でいいとは思うけど」

スザク「なら、どうしてリヴァルを選ばないんだ。そういう選択だってあったはず!!」

カレン「なんていうか、重たい。リヴァルくんは」

リヴァル「お、おもたい……!!」

カレン「そんな言い方されたら、女の子は引いちゃうから」

リヴァル「そんなぁ……」

ルルーシュ「これで分かっただろう、リヴァル。お前のやっていることは、あまりにも無謀なことだと」

スザク「ルルーシュ。待ってくれ。これは飽く迄もカレンの言い分に過ぎない。カレンが特殊だったとは考えられないか?」

カレン「ちょっと」

ルルーシュ「誰に訊いても同じことだ。リヴァルの言い分では勝ち目などない」

スザク「ルルーシュ、ほかの女性にもきいてみよう。リヴァルが選ばれないのは、どう考えてもおかしい」

リヴァル「スザク……お前って本当に……いいやつだな……」ウルウル


51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 19:45:02 ID:tSqS50hx0

スザク「今度は僕が連れてくる!!」

ルルーシュ「待て、スザク!!」

リヴァル「頼む、スザク!!」

カレン「というか、二人は誰に告白するの?」

ルルーシュ「ああ。まだ説明してなかったか。実は――」

リヴァル「ルルーシュ!!しーっ!!!」

ルルーシュ「この期に及んで緘口令か。まぁ、いいがな」

カレン「誰よ」

スザク「そうだな。僕なら――」ガチャ

シャーリー「おいっち、に。おいっち、に」

ニーナ「メガネ、メガネ……」オロオロ

ミレイ「国敗れてサンガリヤ。バーイ、三国志」

スザク「丁度よかった。ニーナ、ちょっといいかい?」

ニーナ「や、やっぱり……?」

シャーリー「……」ホッ


53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 19:52:04 ID:tSqS50hx0

ルルーシュ「いいか、リヴァル?そもそも全てのステータスで自身が劣っていることを自覚したほうがいい」

リヴァル「んなこと、言われなくもわかってる」

ルルーシュ「そんな相手を言い負かすことなど、正攻法ではまず不可能だと思え。精神論など論外だ」

リヴァル「なら、どうしろっていうんだよ、ルルーシュ」

ルルーシュ「諦める」

リヴァル「おい、ルルーシュ。本気で言ってるのか?」

ルルーシュ「勘違いするな。ここからが大事だ」

リヴァル「なんだよ?」

ルルーシュ「あのな――」

カレン(あたしを連れて来るだけ連れて来て、仲間はずれか)

スザク「――ルルーシュ、リヴァル。次はニーナに判定してもらおう」

リヴァル「……ああ。望むところだ」

ルルーシュ「いいだろう。こっちにこい、ニーナ」

ニーナ「う、うん……」

スザク「よし。始めようか」


54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 19:56:19 ID:tSqS50hx0

ニーナ「……」

ルルーシュ「ニーナ。眼鏡を外してくれ」

ニーナ「え……?」

ルルーシュ「口付けをするときに、邪魔になる。それに……」

ニーナ「それに?」

ルルーシュ「素顔のほうが、可愛い」

ニーナ「あ、ありがとう……」モジモジ

カレン「えー、では。誓いのキスをしてください」

ルルーシュ「ニーナ……」

ニーナ「ルルーシュ……」

リヴァル「ちょっとまってよ!!!ルルーシュ!!!」

ルルーシュ「貴様は……」

ニーナ「リヴァルっ!きてくれたのねっ!!」

リヴァル「ニーナ……」

ルルーシュ「負け犬がこの教会に入ってくるな。即刻出て行け」


56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 20:03:48 ID:tSqS50hx0

リヴァル「負け犬……」

ルルーシュ「そうだ。愛だけを語り、富も実績もないお前を負け犬といわず何と呼べばいい?」

リヴァル「……っ」

ルルーシュ「愛情だけで幸せが得られると思っているのか?バカが」

ニーナ「ルルーシュ、その辺に……」

ルルーシュ「所詮、貴様はその程度なんだよ。上辺の愛を語るだけ語り、人間として必要な努力しない!!!」

ルルーシュ「そんな無様な男になど、俺の花嫁は渡さない!!!!」

ニーナ「ルルーシュ……」ギュッ

リヴァル「……そうだな。そのほうがきっと幸せになる」

ニーナ「リヴァル……?」

リヴァル「でも、祝福ぐらいしてもいいだろ?だって、俺は……」

リヴァル「その人のことが本当に好きなんだからさ」

ルルーシュ「なんて、器の大きなやつだ……リヴァル……」

スザク「ニーナ。結婚するならどっちがいい?」

ニーナ「うーん……。ルルーシュ、かな?お金ないと研究が続けられないし」


59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 20:10:37 ID:tSqS50hx0

リヴァル「うわぁぁぁぁぁ!!!!!」

スザク「ニーナ!!!なんてことを言うんだ!!!」

ニーナ「え?え?」

ルルーシュ「まぁ、それも一つの答えか……。残念だったな、リヴァル」

ニーナ「ごめんね、リヴァル。貴方の気持ちは痛いほど、伝わってきたけど……」

リヴァル「スザァァク!!!!」

スザク「リヴァル、これは……!!」

リヴァル「どうなってんだよぉ!!!やっぱり、金とか地位とかないと、だめじゃねーかぁぁ!!!」

スザク「待つんだ!!ニーナはカレンよりも特殊なケースだったんだ!!!」

リヴァル「ほ、ホントか……?」

スザク「ああ。ニーナは金に目がくらんだ、最低の女だった。でも、リヴァルが好きな女性はそうじゃないはずだ」

リヴァル「あぁ……そうだ……。確かに……」

スザク「僕の人選ミスだったんだ。すまない」

リヴァル「なら、この結果は参考にならないってことでいいんだな?」

スザク「ああ、勿論だ」


63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 20:17:59 ID:tSqS50hx0

リヴァル「なら、いいんだけどさぁ……」

ルルーシュ「しかし、まさか俺のシナリオ通りに動かない女がいるとはな」

リヴァル「ああいえば「そこまで私のことを思ってくれていたのね、やっぱりリヴァルが好きっ」ってなるんじゃなかったのか、ルルーシュ先生」

ルルーシュ「今回ばかりはスザクの言う通り、ニーナが特殊だったんだろうな」

リヴァル「だよな、だよな」

ニーナ「なんで、私が悪女みたいに……」

カレン「ねー?ニーナは可愛いのに」

ニーナ「ありがとう」

スザク「そうだ。ルルーシュ。これはおかしい」

ルルーシュ「何がおかしいんだ?」

スザク「飽く迄もルルーシュはロイドさんでなくちゃいけないはずだ」

ルルーシュ「それがなんだ?」

スザク「ロイドさんは仕事のこと以外に頓着がない人なんだ」

ルルーシュ「それは……」

リヴァル「なんだよ。愛がないってことか?」


65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 20:23:49 ID:tSqS50hx0

ルルーシュ「……」ガチャ

シャーリー「ふっきん!!ふっきんしなきゃ!!」

ミレイ「オールハイルブリタァァニア!!バーイ、シャルル皇帝陛下ぁ」

ルルーシュ「シャーリー」

シャーリー「……ふっきん!ふっきん!!」

ルルーシュ「シャーリー。筋トレ中に悪いが、こっちにきてくれ」

シャーリー「……やだっ!!」

ルルーシュ「どうしてだ?」

シャーリー「いやなのっ!!」

ルルーシュ「シャーリー……?」

シャーリー「そっちに言ったら……わたしは……ルルの……すきな……人じゃ……なくなる……から……」

ルルーシュ「何を言ってる?」

シャーリー「だから、いきたくないっ!!」

ルルーシュ「仕方ない。シャーリーだけには話そう。だから、来てくれ」グイッ

シャーリー「いやっ!!やめてー!!!ルルのばかぁー!!」


67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 20:30:53 ID:tSqS50hx0

ミレイ(シャーリーが連れて行かれちゃった……)

ミレイ(ということは……やっぱり……ルルーシュは……わたしを……)

ミレイ「はぁ……。婚約したあとだけど……。ルルーシュとなら、むしろアッシュフォードの名はうなぎ上りよね。元とはいえ皇子だし」

ミレイ「それにマリアンヌ様との繋がりも元々あるから……」

ミレイ「うん。ロイド伯爵にはお断りの電話を……」

咲世子「ミレイ様、こんなところで何をされているのですか?」

ミレイ「さ、さよこ、さん。グッモーニン!」

咲世子「もう夕方と言ってもいい時間帯ですが、おはようございます」

ナナリー「おはようございます、ミレイさん」

ミレイ「ナナリー、今日は遅かったのね」

ナナリー「はい。少し自室のほうで授業で出された課題をやっていまして。お兄様は生徒会室にいるのでしょうか?」

ミレイ「あー、えーと……。まだ、きてないんじゃないかなー?」

ナナリー「そうですか……」

ミレイ「ああ、あと、今、生徒会室は、その、改装中だから、暫く入らないでね」

ナナリー「改装中なんですか!?」


68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 20:37:09 ID:tSqS50hx0

生徒会室

シャーリー「もう、そういうことなら、そういってよ!」

ルルーシュ「勝手に勘違いしていたのはシャーリーだろう。俺の所為じゃない」

シャーリー「ルルが紛らわしいこと言うからじゃない!!」

ルルーシュ「あのなぁ」

リヴァル「おいおい、ルルーシュ。シャーリーはだめだろ、シャーリーは」

ルルーシュ「何故だ?」

リヴァル「何故って……」

ルルーシュ「シャーリーには事情を話した。公平な判断をしてくれるはずだ」

リヴァル「ホントかよ……。って、なんで事情話すんだよ!?」

ルルーシュ「シャーリーが何故か生徒会室に来ることを嫌がっていたからな。仕方なくだ。悪気は無い」

リヴァル「シャーリー。秘密だからな」

シャーリー「もうみんな気づいてると思うけど」

スザク「シャーリー。じゃあ、始めようか」

シャーリー「う、うん。どっちのプロポーズがセンスあるか、決めればいいんだよね?」


70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 20:47:52 ID:tSqS50hx0

リヴァル「その結婚まったぁ!!!」

シャーリー「リヴァル!きてくれたんだっ!!」

ルルーシュ「何の用だ?」

リヴァル「もう気づいてるんだろ?そいつがシャーリーに近づいたのは、シャーリーの財産目当てだっていうことに!!!」

シャーリー「そうなの!?ルル!?」

ルルーシュ「ああ。そうだ。俺が必要なのはこの女ではなく、女の財だ。それを手に入れるために、俺は近づいた」

リヴァル「この屑野郎!!!」

ルルーシュ「だが、誰でも良かったわけではない。容姿、頭脳、品行、その他諸々も評価の対象になっている。誰でも良かったわけではない」

シャーリー「ルル……」

ルルーシュ「シャーリー?」

シャーリー「は、はい……」

ルルーシュ「お前の持つ財と俺の権力さえあれば、世界を牛耳ることもできる。協力してくれるな?」

シャーリー「そ、それは……でも……」モジモジ

リヴァル「てめぇ!!!愛情もなしに近づきやがって!!!お前じゃ幸せにできない!!俺に花嫁をよこせ!!!」

ルルーシュ「フフフハハハハ、愛情だと?そんなもの膨大な資産と強大な支配力の前には無にも等しい、矮小な感情に過ぎない!!!人とは常に強者に靡く!!!」


71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 20:49:15 ID:tSqS50hx0

>>70
ルルーシュ「だが、誰でも良かったわけではない。容姿、頭脳、品行、その他諸々も評価の対象になっている。誰でも良かったわけではない」

ルルーシュ「だが、誰でも良かったわけではない。容姿、頭脳、品行、その他諸々も評価の対象になっている」


72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 20:57:07 ID:tSqS50hx0

リヴァル「どこまでも屑だな……!!」

ルルーシュ「我が力に抗うだけの愛が貴様にあるというのか?えぇ!?リヴァル!!!」

リヴァル「ある!!俺は愛している!!!」

リヴァル「出会ったときから、好きだった!!貴女の全てが輝いてみえた!!!」

シャーリー「リヴァル……」

リヴァル「特に貴女の笑顔が、俺は一番好きなんだよ!!」

ルルーシュ「下らん。耳を貸すな」

シャーリー「……」

リヴァル「確かに俺にはそいつみたいに金持ちじゃないし、爵位があるわけでもない!!苦労をかけるかもしれない!!!」

リヴァル「だけど、君の、いや、お前の笑顔だけは絶対に守る!!!何があっても、俺は君の笑顔だけは守ってみせるから!!!!」

ルルーシュ「なにが笑顔を守るだ。馬鹿馬鹿しい」

リヴァル「俺と結婚してくださいっ!!!」

ルルーシュ「黙れ!!力なき者はここから失せろ!!!」

スザク「シャーリー。どちらの言葉が心に響いた?」

シャーリー「え、えーと……えーと……」オロオロ


74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 21:09:56 ID:tSqS50hx0

ルルーシュ「シャーリー。素直に言ってくれ」

リヴァル「嘘はなしでいいから、シャーリー」

シャーリー「……リヴァル」

リヴァル「おぉ……!!」

ルルーシュ(まぁ、そうだろう。ここまで悪役に偏ればな。だが、なんだ。この焦燥感は……)

スザク「……」

シャーリー「リヴァルの想い、とっても素敵だったわ。リヴァルに選ばれた人はきっと幸せになれる」

シャーリー「私もね、好きな人にはずっと笑っていて欲しいんだ。まぁ、あまり笑ったりする奴じゃなかったら、困るんだけどね」

ルルーシュ(シャーリーにもそういう相手がいるのか)

リヴァル「シャーリー……おまえ……」

シャーリー「普通は笑顔を守りたいなんていえない。それはリヴァルが心から相手の幸福を願っているからこそ、言える台詞だと思うから」

リヴァル「シャーリー、流石……。シャーリーだけはわかってくれるんだなぁ……」

シャーリー「でも、ルルはたくさんいる中で私をきちんと選んでくれた。ルルは自覚してないだけで、それも愛なの」

リヴァル「……え?」

シャーリー「それを否定したリヴァルは相手の愛情を分かってないってことだから、私はリヴァルと結婚はできない。ごめんなさい」


77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 21:17:56 ID:tSqS50hx0

ルルーシュ「シャーリー……」

シャーリー「ルル……結婚してください」

ルルーシュ「……ああ、はい」

シャーリー「えへへ……」

リヴァル「……」

スザク「リヴァル。君の本来の目的はなんだ?」

リヴァル「……」

スザク「会長に告白することだ。会長はカレンでもニーナでもシャーリーでもない。会長は会長だ」

スザク「会長ならこんな結果にはならないよ。僕が保証する」

リヴァル「ホントか……?おれは……もう……お前の微笑が詐欺師のそれに見えてきた……」

スザク「何を言っているんだ。僕は常にリヴァルのことを考えているし、リヴァルが失敗するなんて微塵も思っていない。むしろ、今までの3人の思考回路がおかしいだけだ」

リヴァル「しんじて……いいのか……?」

スザク「勿論だ。でも、今のリヴァルは自分を信じることができなくなっている。それでは、成功するものもしない」

リヴァル「スザク……おれに……自信を……取り戻させてくれるか……?このままじゃ、おれ……戦う前から負ける……」

スザク「何とかしてみる。少し待っていてくれ」


79: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 21:25:08 ID:tSqS50hx0

廊下

咲世子「改装工事はまだ終わらないようですね」

ナナリー「そうですか。お兄様もいないし……。今日は少し不思議な日ですね」

ミレイ「そうなの。もう決めたから。ごめんなさい。ええ、勿論。ロイド伯爵にもきちんと、うん……。私は自分の考えで進むって決めたの」

ミレイ「自分のしたいこと、望むことを手にするって。だから……」

ミレイ「はい。ごめんなさい」

ミレイ「ふぅー……」

咲世子「ミレイ様?どうかされたのですか?」

ミレイ「え?ああ、うん。婚約の話を白紙にしてもらったの」

咲世子「ミレイ様……」

ミレイ「これからはもう少しだけ、素直になってみようって思って」

咲世子「そうですか」

ミレイ「咲世子さんにも迷惑かけると思うけど、よろしくね」

咲世子「私はミレイ様に仕える者です。何なりとお申し付けください」

スザク「――会長、少しいいですか?大事な話があるんです」


81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 21:35:34 ID:tSqS50hx0

生徒会室

ルルーシュ「いいか、リヴァル。スザクの言っていたことも一理はある。カレン、ニーナ、シャーリーはそれぞれ、その、少し特殊だ」

リヴァル「それ、何回も聞いた」

ルルーシュ「カレンは鉄の意志を持っている。ニーナは自分の欲求に正直なところがあるようだ。シャーリーは人の心の奥を見透かせる」

ルルーシュ「つまりは相手が悪かったんだ。そう思え」

リヴァル「ルルーシュ?お前はあの3人に言い寄られて、嬉しいか?うれしいよな?ハハッ」

ルルーシュ「おい、リヴァル。何を言っている。俺は言い寄られてなどいない。あれはただの感想だろうが。気をしっかり持て。そんなことでは会長は振り向いてくれないぞ」

リヴァル「俺じゃあ、ダメじゃないかって思ってる。いや、最初から思ってた」

ルルーシュ「リヴァル……」

リヴァル「ルルーシュが考えた台詞だって、所々耳が痛かったしさ」

ルルーシュ「なに?」

リヴァル「俺、結局のところ会長の近くにいて、いつか振り向いてくれることを願っていただけなんだ。人として当たり前の努力をしてこなかった」

リヴァル「そんな奴にあのミレイ・アシュフォードが好きになるか?ならないだろ?」

リヴァル「俺はむしろ、会長に選ばれちゃいけない男なんだ……」

ルルーシュ「リヴァル。顔をあげろ」


83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 21:37:15 ID:tSqS50hx0

>>81
リヴァル「そんな奴にあのミレイ・アシュフォードが好きになるか?ならないだろ?」

リヴァル「そんな奴をあのミレイ・アッシュフォードが好きになるか?ならないだろ?」


85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 21:46:17 ID:tSqS50hx0

リヴァル「……なんだよ」

ルルーシュ「努力をしてない?誰がそんなことを言っているんだ?」

リヴァル「いや、だって、そうだろ?誰がどう見ても……」

ルルーシュ「俺の親友は努力家だ。そのように根拠もなく喋るのはやめてくれないか?」

リヴァル「え……」

ルルーシュ「愛した女性のためだけに雑務だらけの生徒会に入り、常日頃から振り回されても愛想を尽かせるどころか、捧げる愛情を重ね、増やしていく」

ルルーシュ「傷つき倒れても立ち上がる。愛する人は振り向いてくれないことも覚悟の上で、だ」

ルルーシュ「俺はそのような男を努力家と呼ぶことにしている」

リヴァル「ルル……シュ……」ウルウル

ルルーシュ「お前は何も間違っていない。何を恐れることがある。お前の信念はそんなことで折れ曲がるほど惰弱か?」

リヴァル「くっ……ぐすっ……」

ルルーシュ「どうなんだ?」

リヴァル「そんな……わけないだろ……」

ルルーシュ「ふっ。だろうな」

リヴァル「俺はどんなことがあっても俺は愛し続けるって決めたんだ!!俺の想いが届かなくても、関係ない!!!」


87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 21:54:13 ID:tSqS50hx0

ルルーシュ(強い男だ。ギアスをかけるまでもない。こうしてどん底からでも自身の精神を昂ぶらせることができる奴はそうはいない)

リヴァル「俺はやってやる!!!」

ルルーシュ(お前は立派な戦士だ。リヴァル。その心さえあれば、相手が誰であろうと……)

スザク「リヴァル。適任を連れて来たよ」

リヴァル「ああ。今度はばっちり決めてやる!!!」

スザク「頼もしいね。それじゃあ、始めようか」

ルルーシュ「それで、相手は――なっ……!?!」

ミレイ「ルルーシュ……」モジモジ

リヴァル「か、会長……!?」

スザク「そうだ」

ルルーシュ「スザァァク!!なんだ、これはぁ!!!!」

スザク「これ以上の適任者はいない」

ルルーシュ「ふざけるな!!!何故、俺たちがこのようなことをしているのか分かっていないのかぁ!!!」

スザク「ルルーシュこそ、わかっていないんじゃないのかい?これは別の男性と婚約を済ませた女性を振り向かせること。全力でやらないと、意味が無い」

ルルーシュ「お前……まさか、最初から……!!」


92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 22:04:38 ID:tSqS50hx0

スザク「生半可なことをしても成果は得られない。やるなら徹底的にだ」

ルルーシュ「徹底的に、だと……」

スザク「リヴァルの優位性は強い想いだけじゃない。こうして近くにいることも大切な要素だ。いや、まさにこれがリヴァルにとって最大の兵器になる」

ルルーシュ「……!」

スザク「ロイドさんとは確かに婚約はした。でも、まだお見合いの席で話が進んだだけ。ロイドさんも言っていたよ。殆ど会ってもいないし、会話もしていないと」

スザク「ロイドさんの目の前で想いをぶつけても、会長の優しさが理性にブレーキをかけるかもしれない。だけど、今、ここでなら……」

ルルーシュ「会長の想いは揺らぐ」

スザク「その通りだ」

ルルーシュ「だが失敗すれば、リヴァルの精神的ダメージは計り知れない。下手をすれば再起不能になるぞ」

スザク「そのときはリヴァルはそれまでの男だった、ということになる」

ルルーシュ「スザク!!」

スザク「覚悟を決めるんだ。ここまでやっても片膝すらつかなかった彼を信じるんだ。それほどまでに強い心なら、きっと会長の胸に響くはずだ」

ルルーシュ「……そうだな。やるしかない」

スザク「大丈夫だよ、ルルーシュ。僕たちが手を組めばできないことなんてないだろ?」

ルルーシュ「ああ、そうだったな」


94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 22:13:45 ID:tSqS50hx0

ルルーシュ「――ミレイ?」

ミレイ「は、はいっ」

ルルーシュ「正直に言っておきます。俺が貴女を選んだのは、それだけの俺にとって有益なことがあるからです」

ミレイ「……」

ルルーシュ「俺は貴女の立場、アッシュフォードという名を利用するために、貴女を選んだ」

ミレイ「そう……なの……」

ルルーシュ「恐らく、貴方が俺に求めるようなものは一切、与えられない。なぜなら、そんな気が全く無いからだ」

ミレイ「私は……」モジモジ

ルルーシュ「それでも、このまま結ばれてもいい。そう思うのですか?」

ミレイ「だ、だって……私……」

リヴァル「その結婚待ったぁぁぁ!!!!」

ルルーシュ(リヴァル……!!)

スザク(放て。君の想いを)

ミレイ「私、ずっとルルーシュのことが、好きだったの!!」

ルルーシュ「……あ、会長。ちょっと黙っていてください」


97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 22:26:54 ID:tSqS50hx0

ミレイ「貴方のこと、本当に好きだったわ。貴方がここにきたときから……」

ルルーシュ「今、リヴァルがかっこいいところなんで、会長の話は後で聞きますから」

シャーリー「えぇぇぇー!??!」

カレン「へぇー。そうなんだー」

ニーナ「わぁ……」

スザク「なんだって!?」

リヴァル「俺!!会長の、いや、ミレイのために歌を作ってきたんです!!!きーてくーださいっ!」

リヴァル「あーさもー!!よーるもー!!こーいこがれぇーてぇー!!!」

スザク(リヴァル……)

ミレイ「私の気持ちはずっと隠しておこうっておもった。モラトリアムが終わってしまいそうで、この関係が崩れてしまいそうで怖かったから」

ルルーシュ「ほら、会長。リヴァルが熱唱していますから、聞いてやってください」

ミレイ「だけど、ルルーシュの気持ちを聞いたら、もうそんなのどうでもよくなっちゃった。素直になりたいって、初めて思えたの」

リヴァル「あーふーれーるっ!君の涙僕がうばいさーるっ!!!」

カレン「ねえ、リヴァルくんをとめたほうがいいんじゃない?」

ニーナ「ミレイちゃん……」


101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 22:35:54 ID:tSqS50hx0

リヴァル「はぁ……はぁ……」

スザク「素晴らしい歌だったよ。リヴァル。とても心に響いた」

リヴァル「そうか?サンキュ、スザク。で、会長はどうだ?」

スザク「……」

リヴァル「もうメロメロになって、やばい感じか?足下が覚束ないぐらいにさ」

スザク「くっ……うぅ……」ガクッ

リヴァル「おいおい、スザクー。何、片膝ついてんだよー。何か辛いことでもあったのか?」

スザク「うぅぅ……すまない……リヴァル……俺が……こんなことをしなければ……」

リヴァル「スザク。しっかりしろって。悩みなら、俺が聞いてやるから」

ミレイ「婚約も解消したし、アッシュフォードにも話はつけておいたから」

ルルーシュ「会長。きちんとリヴァルの歌を聴いた上で、俺を選んだってことでいいんですか?」

ミレイ「私は最初から、ルルーシュを選んでいたから」

ルルーシュ「なるほど。それも一つの選択というわけか……。見通しの甘さが如実に現れてしまったな……」

スザク「うぅぅ……おぇ……ぅぅ……」

リヴァル「なんか、ここ空気が悪いな。涙が勝手に出てくるし。会長、今日のところは俺帰ります。ルルーシュ、悪いけど俺の仕事やっといてくれー」


105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 22:44:16 ID:tSqS50hx0

廊下

咲世子「おや、リヴァルさん。どうかされたのですか?」

リヴァル「……」

ナナリー「リヴァルさん?呼吸が乱れているようですけど……?」

リヴァル「なんでも、ないがら……おれ、がえる、がら……ナナリー……」

ナナリー「あの……リ、リヴァルさん……?何かあったのですね?私でもは力になれないかもしれませんが、その悩みを聞く程度のことなら……」オロオロ

リヴァル「ありがとう……ナナリーはやさしいな……。でも、もういいだ」

ナナリー「え?あの……なにがいいんですか?良くない気がしますよ?」

リヴァル「いや、本当にもういいんだ」

ナナリー「そ、そうですか?」

リヴァル「……ルルーシュなら、生徒会室で待ってる」

ナナリー「そうなのですか?ありがとうございます。咲世子さん、お願いします」

咲世子「はい」

ナナリー「お兄様ー」キャッキャッ

リヴァル「……かえろう」


107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 22:53:21 ID:tSqS50hx0

シャーリー「ちょっと、ルル!!私と結婚してくれるって言ったじゃない!!!」

ルルーシュ「違う!!あれはただどちらの言葉が胸に響いたかを選んでもらうためで……!!!」

ミレイ「ルルーシュ、アッシュフォード家の親戚とかに挨拶しておけって言われてるんだけど、いい?面倒とは思うけど……」モジモジ

ルルーシュ「会長も何の話をしているんですか?もうその話は終わりましたよ」

ナナリー「お兄様、見てください。テストで100点とりました」

ルルーシュ「ナナリー、すごいじゃないか」ナデナデ

ナナリー「ふふっ」

シャーリー「ルルー!!私もなでなでしてー!!!」

ミレイ「私は自分のお腹をなでなでするような生活に入りたいなぁ」

カレン「相変わらずモテるわねー、ルルーシュくん」

ニーナ「容姿端麗でちょっと抜けているところも可愛いから」

カレン「あ、それは言えてるかも。やっぱり完璧よりはちょっと馬鹿のほうがいいよね。たまに見せる隙に、胸がキュンってするっていうか」

ニーナ「うんうん」

スザク「リヴァル……」

スザク「……そうだ」


110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 23:05:56 ID:tSqS50hx0

数日後 生徒会室

スザク「リヴァル!!いい方法を思いついた!!!」

リヴァル「そうなのか」

スザク「会長がもしルルーシュと結ばれても、絶望することはないんだよ」

リヴァル「それは良いな」

スザク「リヴァルは会長の愛人になれば解決するはずだ。君のあの強い想いなら、きっと受け入れてくれる――」

ルルーシュ「スザク。やめろ。やはり、まだリヴァルは一人にさせていたほうがいい」

スザク「あ……すまない。リヴァル。落ち着いたら、また必ず……話すよ……」

リヴァル「うっ……うぅぅ……かいちょぉぉ……!!!」

ルルーシュ(見ていられない……。俺の所為でリヴァルが歪んでしまった……)

ルルーシュ(これも俺の業として背負おう……)

ルルーシュ「会長のことは忘れろ……」キュィィィン


リヴァル「――あれ?俺、何で泣いてるんだ?まっ、いっか.。さてと、仕事するかぁー」


END


117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/13 23:28:26 ID:gzrX3/09O

おつ
スザクもうやめたげてよお!


121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/06/14 00:08:10 ID:O+ivN4nE0

スザァァク!


スレッドURL: http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1371110207/
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