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ドラッグ オン ドラグーン3 討鬼伝

チコリータ「……あなたが私のご主人様?」


1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 21:54:36 ID:pbOkHgoNP

チコリータ「……あなたが私のご主人様?」




チコリータ「……戦うの?」

チコリータ「私……あんまり戦うの好きじゃない」

チコリータ「……あっ、他のポケモン」

チコリータ「……」


チコリータ「ねぇ……私も、戦えるかな?」

チコリータ「うん、頑張ってみる……」

チコリータ「えいっ、えいっ……よし」

ナデナデ

チコリータ「あっ……」

チコリータ「……次も、頑張るから」



3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 21:55:25 ID:O3kNL6gZP

チコリータ!膣内に出すぞ!


5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 21:58:13 ID:pbOkHgoNP

チコリータ「ご主人様は、どうして私を選んだの?」

チコリータ「聞いたの、友達から」

チコリータ「普通は、炎とか水を選ぶって聞いて」

チコリ―タ「別に、私が馬鹿にされるのはいいんだけど……」

チコリ―タ「え? か、かわ……」

チコリータ「……ど、どうして?」

チコリータ「……そう」

チコリータ「なら、いいの。それだけ聞きたかったから」

チコリータ「早く次の街、行こ?」


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 22:00:41 ID:pbOkHgoNP

チコリータ「……」ブルブル

チコリータ「え? こ、怖いわけじゃない……きゃあ!!」

チコリータ「ズ、ズバットが急に……」

チコリータ「……やだ、ボールには戻りたくない」

チコリータ「……うぅ、早く抜けようよ」

ギュッ

チコリータ「えっ? あ、あの……」

チコリータ「これなら……大丈夫、だけど……」

チコリータ「怖く……ない……」

チコリータ「……うん」

ギュッ

チコリータ「……えへへ」

チコリータ「あっ、光が……まぶしい」


7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 22:05:16 ID:pbOkHgoNP

チコリータ「ジムリーダー……やっぱり、あのポケモンたち強そう」

チコリータ「……え? 私は?」

チコリータ「……それは、少しは怖いけど」

チコリータ「大丈夫、私やれるよ?」

チコリータ「……任せて!」


チコリータ「はぁ、はぁ……」

チコリータ(やっぱり……ダメかも……)

シュッ

チコリータの体力が回復した

チコリータ「えっ? ……ご主人様」

チコリータ(そうだ……ご主人様のためにも、頑張らなきゃ)

チコリータ「こ、このぉー!!」

ドドーン


9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 22:07:46 ID:pbOkHgoNP

チコリータ「……」ムシャムシャ

パクパク

チコリータ「……」チラッ

チコリータ「え? 食べていいの?」

チコリータ「それじゃ……はむっ……ん! お、おいしい!」

チコリータ「えへへ、おいしいな……」

……スース

チコリータ「も、もうそんなに食べれないよぉ……」


チコリータ「ねぇねぇご主人様! 次はどこに行くの!」


チコリータ「あ、野生のポケモン! 任せて!」


チコリータ「ご主人様!!」

---


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 22:10:05 ID:pbOkHgoNP

チコリータ「えへへ、次の街はどんな……」

チコリータ「……あ、あれ? なんか、体が……」

チコリータ「……もしかして」

おや、チコリータの様子が……

チコリータ「……そっか、わかった」

チコリータ「そろそろ、進化するかも……」

チコリータ「どうしたの? そんな、悲しそうな顔……」

チコリータ「……大丈夫、だよ?」

チコリータ「えへへ、もっと強くなってあなたの役にたてたらいいな……」

チコリータ「……」ギュッ

キュイーン…


16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 22:13:09 ID:pbOkHgoNP

シューン

……チコリータの変化が止まった

チコリータ「……」

チコリータ「……え?」

チコリータ「ど、どうして……その石」

チコリ―タ「……私、それは、少し怖いけど」

チコリータ「進化したら、もっと強くなれるし!」

チコリータ「このままだとあなたに、迷惑ばかりかけちゃうし……」


チコリータ「えっ? 私はこのままの方がいいの?」

チコリータ「……嬉しいな」

チコリータ「うん、頑張る……頑張るね!」

チコリータ「私、なら進化しない! したくない!」

チコリータ「ずっと、ずっと私はこの姿のまま、頑張るの!」

チコリータ「ずーっとあなたのために、チコリータでいる!!」


21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 22:17:52 ID:pbOkHgoNP

------

チコリータ「あ、こんにちは! 私は、チコリータ!」

チコリータ「みんなも! よろしくね!」

チコリータ「ご主人様はね、ハンバーガーが好きで……」

チコリータ(私はずーっとご主人様のそばにいて)

チコリータ(ご主人様も、ずっと私のことを思ってくれてて)

チコリータ(あんまり強そうな相手のときは、私ははじっこで見てるだけで、ちょっとさみしいけど)

チコリータ(私もいろんな仲間ができて、もちろんご主人にも)

チコリータ(すごく、すっごく幸せだったんだ)

チコリータ(このまま、ずーっと進化もせずにご主人様と暮らしていけたらな)

チコリータ(あっ、バトルからご主人様が帰ってきた!)

チコリータ「お帰りなさい、ご主人様!!」

チコリータ「……ご主人様?」


22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 22:21:48 ID:pbOkHgoNP

チコリータ「わ、わぁ!」

チコリータ「どうしたの、ご主人様?」

チコリータ「私、一人で歩けるよ?」

チコリータ(あのトレーナーさんと何回か戦ってたみたいだけど)

チコリータ(ご主人様、何も言わずにこっちにきて)

チコリータ(一体、どうしちゃったんだろう? 疲れちゃったのかな?)


チコリータ「……ここは?」



チコリータ「そだてやさん?」

チコリータ「あっ……ご主人様……行っちゃった」

チコリータ「ここ、なんだろう?」

チコリータ「たくさん、ポケモンがいるけど……」

チコリータ「……きゃっ!!!」


27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 22:29:18 ID:pbOkHgoNP

チコリータ「み、みんな何して……」

チコリータ「あんな、え、えっちな……」

チコリータ「ここ、いや……やだよ」

チコリータ「ご主人様は?」

チコリータ「どうして私はこんなとこに……」

トントン

チコリータ「きゃあ!!」




ジュプトル「おいおいそんなに驚かなくたっていいだろ、チコリータ?」

チコリータ「ジュ、ジュプトル……」

ジュプトル「お前も、ついにここにきちまったか」

チコリータ「ど、どういうこと?」


29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 22:34:09 ID:pbOkHgoNP

ジュプトル「ここは育てや、トレーナー達が冒険をしてるときに預けておけば代わりに面倒を見てくれる施設だ」

チコリータ「そ、そうなの?」

ジュプトル「あぁ、餌ももらえるし結構快適なんだぜ?」

チコリータ「そっか……私、あんまり戦わなくなっちゃったから、それで」

チコリータ「あっ! でも、ジュプトルはどうして? やっぱり進化するため?」

ジュプトル「ん? 俺か? あー……まあ実はさ」

ジュプトル「ここって、成長するのともう一つ、重要な役割があるんだ」

チコリータ「役割?」

ジュプトル「それは……こういうことだ」

チコリータ「えっ?」

ドサッ

チコリータ「ジュ、ジュプトル……?」

ジュプトル「安心しろ、今の時代お前くらいのレベルだったらとっくに経験してるさ」

ジュプトル「いくら預けられたからって傷をつけたらマスターのお気に入りだ、何されるかわかんねぇし優しくしてやるから」


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 22:42:46 ID:pbOkHgoNP

チコリ―タ「えっ? きゃあ!!」

ジュプトル「おとなしくしろって、育て屋のじじいが見てんだから」

チコリータ「み、見てるの!? って、違うよ! だ、だめだよこんなの!!」

ジュプトル「流石にこのレベルまで進化しないと、貞操観念ってのが高くなんのか?」

チコリータ「い、意味わかんないけど、とにかくえっちなのは……」

ジュプトル「はぁ……お前のために言ってやるけどさ」

チコリータ「う、うん」

ジュプトル「お前の主人は、俺たちのタマゴが欲しくてここに預けてんだ」



チコリータ「……え?」

ジュプトル「だからどうあがいたって、お前は俺とヤるまで外には出られない」

チコリータ「ちょ、ちょっとまってよ、どうして……やっ!」

ジュプトル「あんまり時間かけると餌減るんだ、勘弁してくれ。どうせ同じことなんだ」

チコリータ「だ、ダメ! やめてジュプトル! い、痛っ……」


39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 22:47:03 ID:pbOkHgoNP

チコリータ「あっ……うぁ……」

ジュプトル「……ぐっ、流石に進化前はきついか」

チコリータ「痛い、痛いよぉ……どうして、ご主人さま……」

ジュプトル「チコリータ、行くぞ……」

チコリータ「な、何……あ、あぁ……変な感じ……」

チコリータ「……んっ、ん……」

ポコン

チコリータ「はぁ、はぁ……」

ジュプトル「初めてにしては、なかなか上出来だな」

チコリータ「もう、いいでしょ……私、もうご主人様のとこに帰る……」

ジュプトル「まあ、無理だろうな。普通、タマゴっていったら数十個、トレーナーによっては100個近くほしがるらしい」

チコリータ「ひゃ、100個……」

ジュプトル「大丈夫、俺なんか2世なんだ。遺伝のために生まれて、せっかくの高個体なのにずっと育て屋で生活して」

ジュプトル「この前初めて戦って、やっと進化できた。でもそれっきりさ」


41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 22:51:02 ID:pbOkHgoNP

チコリータ「そんなの……」

ジュプトル「ここにいる限り進化はしない、きっと主人も仕方なくだろうさ」

チコリータ「でも……こんなのやだよ」

ジュプトル「そんなこと言ったって始まんねぇよ、ほらもう一回だ」

チコリータ「や、やだぁ……」


チコリータ(その後もずっと、私はジュプトルとタマゴを作って)

チコリータ(頭がおかしくなりそう……でも、これでご主人様が喜んでくれるなら……)

チコリータ(また、あの時みたいに一緒に冒険ができたら……)

チコリータ(そのために、私は頑張るんだ……)

チコリータ「はぁ、はぁ……」

ジュプトル「……まだ満足してねぇのか、主人は」

チコリータ「もう……いい、でしょ……足がもう……」

ジュプトル「ダメだ、次いくぞ……」


42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 22:54:11 ID:pbOkHgoNP

ジュプトル「……ふぅ」

チコリータ「はぁ、はぁ……」

ジュプトル「なかなか満更じゃない顔してるじゃねぇか」

チコリータ「そんなこと……ない……」

ジュプトル「ん? おっ、よかったじゃねぇか」

チコリータ「何……?」

ジュプトル「俺はこれでお役御免みたいだ、つまりこれでタマゴ作りも終了だ」

チコリータ「そ、そう……」

ジュプトル「久しぶりの外だ……お前には感謝しなきゃな」

チコリータ「別にいいよ私は……」

ジュプトル「ま、お前とは相性もよかったし、また機会があったら」

チコリータ「……変態」

ジュプトル「ははっ、じゃあな」

チコリータ「……でも、これで」


47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 22:58:38 ID:pbOkHgoNP

トントン

チコリータ「え? もしかして……ジュプトル?」

モンジャラ「……」

チコリータ「え、えっと……誰、だっけ?」

モンジャラ「……!」

ガバッ

チコリータ「え? な、何!? や、やぁ……!」

モンジャラ「……」シュルシュル

チコリータ「な、なにこれ……んっ……!!」

チコリータ「や、やめて……は、なして……あっ!」

モンジャラ「……」ドクンドクン

チコリータ「や、だぁ……」

----


48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 23:00:31 ID:eScjulfF0

何でおれこんなに興奮してるんだ…


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 23:00:59 ID:rFeoJ5BC0

どいつもこいつも早漏すぎだろ


50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 23:02:07 ID:pbOkHgoNP

チコリータ「も……やめ……」

モンジャラ「……」シュル

チコリータ「えっ……んむっ!?」

モンジャラ「……」ジュポッ

チコリータ「ん、ぐぅ……!!」

チコリータ(口にツタが……どうして、こんな……)

チコリータ(苦しいよぉ……ご主人、様……)

モンジャラ「……」ズズッ

チコリータ「んぐぅ!!」

モンジャラ「……」

チコリータ「んー!! んっ、んんっ……」

モンジャラ「……? ……」

チコリータ「ぷはっ……た、助かった……の?」

チコリータ「……もう、やだ、やだよぉ……う、うわあああん!」


52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 23:08:15 ID:pbOkHgoNP

チコリータ「……」

チコリータ「……誰もこなくなったけど、迎えはこない」

チコリータ「会いたい……」

チコリータ「会いたいよ、ご主人様ぁ……」

トントン

チコリータ「やだ……やだやだやだぁ!!」ブンブン

チコリータ?「ちょ、ちょっと危ないよ」

チコリータ「……え?」

チコリータ?「どうかした?」

チコリータ「……私?」

チコリータ?「私?」

チコリータ「……疲れてるのかな」

チコリータ?「さぁ? でも、しなきゃ」

ドサッ


55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 23:12:55 ID:pbOkHgoNP

チコリータ(今度は、チコリータ……)

チコリータ(私と、一緒のポケモン……やだ)

チコリータ(今の私は、すごくイヤ)

チコリータ(なのに……どうしてこんなに”私”なの?)

チコリータ?「……ふぅ」

チコリータ「……」

チコリータ?「大丈夫?」

チコリータ「話かけないで……」

チコリータ?「どうして?」

チコリータ「いいから話しかけないでよ!」

チコリータ?「……声が同じだから?」

チコリータ「……」

チコリータ?「もっと、もっと君に近づくことだってできるよ? 葉脈も、首の模様も、性格も全部、全部ね」

メタモン「いっそ、見た目だけでも性別も同じにしようか? ふふっ」

チコリータ「いや……いや、いやいやいやいやぁ!!」


59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 23:16:05 ID:pbOkHgoNP

チコリータ(私は、その後何度も何度も”私”に……)

チコリータ(そいつは楽しんでるみたいだった……私が、私のことを嫌うことを)

メタモン「ふぅ、それじゃあ次は……」

チコリータ「もういい加減にして! いい、私はもう餌なんていらない……だから」

メタモン「でも、ご主人様の意思はどうするの?」

チコリータ「……こんなの、違うよ」



「チコリータ」

チコリータ「え? ……そ、その声」

「おいで、チコリータ」

チコリータ「……あ、あ」





メタモン「僕だけどね。どう、似てた?」


62: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 23:19:15 ID:EUv2AROA0

嗜虐志向メタモン


63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 23:19:57 ID:pbOkHgoNP

チコリータ「……」

メタモン「言っておくけど、君は僕を倒せないよ?」

チコリータ「許さない……」

メタモン「君が望むなら、あの人の格好でしてもいいんだけど」

チコリータ「ふざけないで!!!」

メタモン「あぁ怖い、じゃあもうさっきと同じでいいよね」

チコリータ「私がどれだけ……もう、もうこんなの……」

メタモン「さ、始めようか」

メタモン「どうしてかあの人、遺伝をあきらめて個体値を粘り始めたんだ、僕を使ってね」

メタモン「だからまだまだ楽しめると思うよ? だから、そんなに気を落とさないで」

メタモン「君のことは、全部わかってるから。気持ちよくさせてあげるよ」

チコリータ「……」

チコリータ(もう、おかしくなりそうだった……そこからの記憶はほとんど、覚えてない)


65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 23:23:52 ID:pbOkHgoNP

---チャンチャンチャララン♪

チコリータ「……ん」

チコリータ「……ここ、は?」

チコリータ「……ポケモンセンター?」

チコリータ「私、どうして……」チラッ

「----チコリータ?」

チコリータ「!!!」

『僕だけど?』

チコリータ「イヤ! こないで、こないでえ!!!」
--
-


チコリータ(私は……もう、あの人に近づけない)

チコリータ(あの恐怖が、トラウマになってあの人に会いたいのに……)

チコリータ(顔を思い出すだけで……いやっ、なんで……)

チコリータ(……私はボックスに送られることになって)


67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 23:30:15 ID:pbOkHgoNP

チコリータ「……」

チコリータ「……何、これ」


チコリータ♂「あれ?」

チコリータ♂「この匂い……もしかして、♀?」

チコリータ♂「マジか? あ、本当じゃん! って、レベル高!」

チコリータ♂「なのにチコリータのままって……俺、我慢できそうにないんだけど」

チコリータ「な、何……」

チコリータ(私が入れられたボックスには、チコリータが29匹いて)

チコリータ(その全部が……♂で)

チコリータ♂「ボックスの中なら、ばれないんじゃない? 人数いればレベル差あっても、行けるっしょ」

チコリータ♂「トレーナーは、データだけだと思ってるもんね」

チコリータ♂「そ、それなら僕も仲間に入れてください!」

チコリータ「いや……やめてよ……アンタたち、仮にもチコリータでしょ……?」

チコリータ♂「♀がなかなかいなくてさ、それにずっとボックスにいれられっぱなしで、溜まってるんだよ」


72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 23:37:40 ID:pbOkHgoNP

チコリータ「んっ……んぅ……」

チコリータ♂「おいおい、早くしろよ。詰まってんだよ」

チコリータ♂「うるさい、お前みたいに早くないんだよ。別にタマゴ回すわけじゃないんだからいいだろ?」

チコリータ♂「口が止まってるよお姉さん、できればつるのムチも使ってほしいな」

チコリータ♂「俺、葉っぱ使うわ……うっ……」

チコリータ「あぐっ……んんっ……!!!」

チコリータ(……私は、一体なんの為に生まれてきたんだろう……)

チコリータ(でも、もしかしたら幸せだったのかも)

チコリータ(こんな風にずーっとボックスの中に閉じ込められて、くるかもわからない楽しみを待って)

チコリータ(それならこうやって辛いことがあるかもしれないけど)

チコリータ(それまでの間、ずっと楽しく暮らせてたんだから……うん)

チコリータ(……今まで育ててくれて、ありがとうご主人様)

チコリータ(私は十分幸せだったから)


78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 23:42:52 ID:pbOkHgoNP

チコリータ(きっとここにいる子たちからあなたの欲しい”強い”子が手に入るんだよね)

チコリータ(なら、私はいいよこのままで。私じゃ、今のこの子たちに勝つのがやっとだと思うし)

チコリータ(きっと……あなたもそうなんだよね)

チコリータ(私のこと、だから選んでくれた)

チコリータ(この子達の生みの親として、選んでくれた。特別な役割を与えてくれた)

チコリータ(なら、この子達を許すよ)

チコリータ(だからそのかわり、勝ってね)

チコリータ(私、あなたの笑った顔が一番好きなんだ)

チコリータ(だから私は、チコリータでも頑張ってこれた)

チコリータ(無理かもしれない戦いでも、あなたがサポートしてくれたから勝てた)

チコリータ(だから……もう迎えにこなくていいから)


チコリータ「……ありがとう、ご主人様」




     「バイバイ」


81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 23:48:42 ID:cCFC1nEM0

( ;д;)


82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 23:53:14 ID:pbOkHgoNP

ボックスだけ見たら、例え♀が混じっていようとも綺麗に30匹整列している

順番に見て、性格、個体値を確認する、また納得がいかなければ育て屋に預け孵化を繰り返す

ポケモン個人個人が意思をもってタマゴを産むという生殖行為を行ってるかはわからない

ボックスの中で何かが起こってるかなんてわからない

それでも、好きなポケモンだから育てる

勝ちたいから、厳選する

それ以外は、たとえ生みの親だろうと、必要のないポケモンだ

ボックスを圧迫するから、逃がす? いやいや記念に取っておく、なんてことをしていると

偶然ボックスの端っこに変な名前のついた、愛着のあるポケモンが出てきたり

そんな風に、たまにはそんなポケモンのこと、思い出して

手持ちに入れてみると、声が聞こえてくるかもしれない



「ご主人様!!」



83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/19 23:59:20 ID:pbOkHgoNP

♂しか持ってなくて♀がなかなか出なくてイライラしてたから立てた
反省はしていない ここまでありがとう


87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/20 00:10:18 ID:cVQuSqQa0

もう、ポケモンやめるわ(;_;)


スレッドURL: http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1358600076/
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