ドラッグ オン ドラグーン3 討鬼伝

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京太郎「ハーレム法?」


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1 : ◆SJSuJ1PgixMT[saga]:2012/09/20(木) 04:05:44.69 ID:RWObxnQY0

このssとは別に安価スレをやっていたのですが、書き溜めが消えてサルベージ中なので

息抜きの意味でこのssを進めていきます。





SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1348081544


2 : ◆SJSuJ1PgixMT[saga]:2012/09/20(木) 04:11:08.07 ID:RWObxnQY0

京太郎「県予選に敗者復活戦なんて有るんですか?」



久「ええ、負けた人たち全員に出場権が渡されるわ。」



久「今回の男子個人戦は数が合わなかったみたいでね」



京太郎「枠は何人なんですか?」



久「もちろん一人よ。」



京太郎「もし出るとしたらキツいっすね……」



久「出ないの?」



京太郎「今の俺じゃあ一回戦でボロ負けですよ……」



久「開催にはまだ時間があるから練習してみたら?」



久「個人練習でも、誰かに教わるのでもいいから。」




3 : ◆SJSuJ1PgixMT[saga]:2012/09/20(木) 04:18:53.20 ID:RWObxnQY0

帰宅後





京太郎「練習かぁ……」



京太郎「俺個人ではどうあがいても無理だろうし……」



京太郎「でも団体戦で忙しいこの時期に誰かに練習を付き合って貰うのもなぁ」



京太郎「………」



京太郎「頑張ってみるか!」





翌日





咲「京ちゃん、おはよう。」



京太郎「おっす。」



咲「今日はいつにも増して遅かったけど何かあったの?」



京太郎「ああ、ちょっと練習をな。」



咲「そっか。」



咲(ちょっとからかって見たのに、リアクションが無いなんて)



京太郎「てか、お前サラっと酷い事言わなかったか?」



咲「事実でしょ?もう……」



京太郎「そう言われるとぐうの音も出ませんて……」



咲(アレ?おかしいと思ったんだけど。)



咲(まぁ、変わらないのなら別にいいんだけど。)


4 : ◆SJSuJ1PgixMT[saga]:2012/09/20(木) 04:29:36.81 ID:RWObxnQY0

放課後





京太郎「さて、部活に行きますか!」



咲「何か張り切ってるね、どうかしたの?」



京太郎「フフフ、それは俺と対局してみれば分かるさ!」



咲「いつもボロ負けするだけなのに……」



京太郎「うっせえ!今日からの俺は一味違うんだよ!」



咲「もっと酷く負けるとか?」



京太郎「そんな口が利けるのも今のうちだぜ!」



咲「もう、開き直っただけに見えるよ?」



京太郎「何か今日のお前刺々しくね?」





部室





京太郎「おっ、和と優希だけか……」



和「部長は何か学校から話があるみたいで……」



優希「染谷先輩はその付き添いだじょ」



京太郎「そうなのか。」



和「どうやら麻雀部の事らしいですよ。」



咲「ここでの話って何かあったっけ?」



京太郎「さっぱりだな……。」



優希「ええぃ!今は練習あるのみだじぇ!」



優希「京太郎!早くするじぇ!」




5 : ◆SJSuJ1PgixMT[saga]:2012/09/20(木) 04:40:15.33 ID:RWObxnQY0

京太郎「俺限定!?」



咲「そうだね、早く始めちゃおうよ。」



京太郎「スルー!?」



和「須賀君、早く席に付いて下さい。」



京太郎「冷たい!」







対局中







和「そういえば、須賀君は昨日部長と残って話をしていたようですが。」



和「差し支えなければ、どんな話をしていたのか教えて頂いてもよろしいですか?」



優希「なにぃ?京太郎、お前部長と二人きりで居残りで内緒話していただとぅ?」



咲「へぇ?私凄く気になるなぁ、その話」



京太郎「人聞きの悪い様に尾ひれを付けんな!全く……」



京太郎「男子個人戦に敗者復活戦があるのを教えて貰っただけだよ。」



和「そうだったんですか……」



咲「もちろん出るんだよね?」



京太郎「ああ、頑張ってみる事にするよ。」



優希「ほう、勝ち残れるのは何人なんだ?」



京太郎「一人だとさ」



和「それは……」



咲「何人位出場するの?」



京太郎「恐らく、県予選で負けた奴の殆どが……」



優希「京太郎、諦めろ、無理は言わない。」



京太郎「おい!」


6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]:2012/09/20(木) 04:47:29.43 ID:gY7/Jv2To

ほうほう

7 : ◆SJSuJ1PgixMT[saga]:2012/09/20(木) 04:52:45.31 ID:RWObxnQY0

京太郎「俺だってどうにか強くなってるんだぞ!」



咲「どんぐりの背比べ……」



京太郎「聞こえてるから!聞こえてるからね!」



和「須賀君……」



京太郎「和ぁ、そんな哀れみの視線を送らないでくれぇ……」



優希「まぁ、出るというなら応援するじぇ。」



京太郎「酷いぞ、皆して俺をいぢめるなんて……」



京太郎「麻雀で逆襲してやる!」



咲「できるの?」



京太郎「今日のお前本当に酷いな……」









対局後



1位・京太郎

2位・和

3位・咲

4位・優希











京太郎「どうだ!見たか!」



優希「そんな……こんな事が……」



和「……信じられません。」



咲「イカサマしたんじゃないの?」



京太郎「しねーよ!できねーよ!」



和「ゴミ手で連続して和了るなんて……」



優希「うぅ、許さないじぇ……」



優希「京太郎、この心のキズを癒す為にタコスを買ってくるのじぇ……」



京太郎「どう繋がるんだよ……」



京太郎「仕方無ぇなあ……買って来てやるよ。」



咲「いってらっしゃーい」


8 : ◆SJSuJ1PgixMT[saga]:2012/09/20(木) 05:07:19.68 ID:RWObxnQY0

京太郎が部室をでて少し後





久「お待たせー、ってアレ?」



久「皆、どうしたの?そんな意気消沈して。」



優希「京太郎に負けたんだじょ……」



咲「京ちゃんは少し出かけてます。」



久「へぇ……須賀君が。」



まこ「神の齎した偶然かのぅ?」



和「そんなオカルトありえません……」



久「じゃあ、和は実力で負けたの?」



和「………」



和「そうなのかも知れません。」



まこ「………」



まこ(こりゃあ詳しく聞いてみる必要がありそうじゃのう?部長。)



久(そうね、須賀君がこの子達に勝ったなんてね……)



久「それで、須賀君はどんな打ち筋だったの?」



咲「えっと、あまり点は高く無い役で和了ってました」



優希「それに和了のが凄く早かったじょ。」



和「安全牌だと思って出してみても、安い手なのでよく引っかかってしまいまして……」



久「へぇ………」



久(須賀君、頑張ったみたいじゃないの。」














9 : ◆SJSuJ1PgixMT[saga]:2012/09/20(木) 05:14:41.37 ID:RWObxnQY0

修正



久(須賀君、頑張ったみたいじゃないの。」



久(須賀君、頑張ったみたいじゃないの。)







優希「うぅ、私が東場でトバされるなんてよっぽどだじぇ……」



和「少しデジタルの打ちにも思えましたね……」



咲「でも、私達に勝てるんだから個人戦なんて楽勝なんじゃない?」



久「あら?そのこと須賀君から聞いたの?」



咲「はい、京ちゃんはそれに出るって意気込んでました。」



久「そうなの……」



まこ「んで、その個人戦の事で皆に伝えなきゃいかん事があるけん」




10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(田舎おでん)[sage]:2012/09/20(木) 05:18:38.76 ID:5N2BroJR0

タコストバされたのかww

11 : ◆SJSuJ1PgixMT[saga]:2012/09/20(木) 05:27:44.24 ID:RWObxnQY0

まこ「話はキンクリじゃ!」



久「えっ」











久「分かった?くれぐれも須賀君には言っちゃダメよ?



和「はい……」



ガララッ



京太郎「おーい、タコス買って来たぞー」



京太郎「あれ?二人ともいつの間に来てたんですか?」



久「須賀君、おかえり。」



優希「京太郎!私はタコスを所望するじぇ!」



京太郎「ほらよ、少し並んだんだからな?」



優希「感謝してるじょー」



京太郎「感謝の気持ちゼロに等しいだろお前。」



優希「そんなことはないじぇー?」



京太郎「お前なぁ……」



久「ねぇ、須賀君。」



久「皆に勝ったんですって?」



京太郎「え?はい。安い手で和了っただけですけどね。」



久「ちょっと私達とも打ってくれない?」



京太郎「え?いいですけど……」




15 : ◆SJSuJ1PgixMT[saga]:2012/09/20(木) 21:07:01.37 ID:RWObxnQY0

ごめんね!サルベージしてたらまた吹き飛んだんだよ!本当に嫌になっちゃうよ!









咲「あ、それ私も参加してもいいですか?」



久「ええ、別に構わないけど……」



まこ「丁度4人になるしのぅ、別にいいじゃろ。」



京太郎「じゃあ、早速……」







キングクリムゾン

対局







久「あらら……」



まこ「本当に京太郎の圧勝じゃのう……」



咲「文字通り手も足も出ない……」



京太郎「直ぐに安い手を和了るだけなんですけどね。」



久「あら、私達に対する皮肉かしら?」



京太郎「いえ、そんなつもりは全然……」



久「冗談よ。」



京太郎「さいですか。」

17 : ◆SJSuJ1PgixMT[saga]:2012/09/20(木) 21:14:13.64 ID:RWObxnQY0

まこ「しかし、これなら個人戦は楽勝なんじゃあないかのう?」



久「最後まで勝ち残れたら長野代表決定戦に出られるしね。」



京太郎「そう上手く行きますかね……」



優希「むぅ、京太郎!さっきから聞いていれば弱気な発言しかしてないじぇ!」



和「ゆーきの言うとおりですよ。」



和「少なくとも、私は須賀君は強いと思います。」



京太郎「和にそう言われるとやる気が出るな……」



久「その割には元気が無い様だけど?」



京太郎「少し疲れただけですよ……」



咲「………」



京太郎「タコス買いに行きましたしね……」



京太郎「俺は少し見学してます。」



咲「じゃあ、私も……」



久「あら、そう。」



久「それじゃあ、私たちで練習しましょうか。」








18 : ◆SJSuJ1PgixMT[saga]:2012/09/20(木) 21:24:50.54 ID:RWObxnQY0









4人が対局中









咲「ねぇ、京ちゃん」



京太郎「んん?どうした?」



咲「京ちゃん、昨日何かあったの?」



京太郎「は?」



咲「思いっきり元気無いから……」



京太郎「ははは、表現がおかしいぞ?」



咲「ごまかさないの……」



京太郎「別に元気が無いって事は無いぞ?この後いつもの様に雑用をこなしてだな……」



咲「京ちゃん?そんなに私に隠し事するのが楽しい?」



京太郎「隠し事なんて……」



咲「京ちゃん??」



京太郎「………」



咲「隠してるつもりでも、ちゃんと分かるんだからね?」



咲「京ちゃん、大分無理してるよね?」



京太郎「無理なんて事は全然……」



咲「声からして元気が無いんだもん、そろそろ皆気付くと思うよ?」



咲「私にだけでもいいから……ね?」



京太郎「咲……」

19 : ◆SJSuJ1PgixMT[saga]:2012/09/20(木) 21:31:39.77 ID:RWObxnQY0

京太郎「………」



咲「………」



京太郎「昨日、俺は……」



優希「うはー!今日は負けてばっかしだじょ!」



京太郎「うぉっ!?」



久「優希は東場しか活躍できないからねぇ」



優希「タコスぢからが切れてきたんだじょー!」



優希「う゛う゛ぅ゛、京太郎!タコスよこせー!」



京太郎「さっき食べたばっかりだろ……」



和「そうですよ……食べ過ぎては体に毒ですよ?ゆーき」



優希「私にとっては食べ過ぎないのが毒なんだじぇー」



京太郎「無茶苦茶だな……」



京太郎「ったく……」




20 : ◆SJSuJ1PgixMT[saga]:2012/09/20(木) 21:48:21.74 ID:RWObxnQY0

咲「え?京ちゃんどこ行くの?」



京太郎「そりゃあコイツのタコス買いに……」



咲「じゃあ私も一緒に行くけど」



京太郎「いやいや、一人でも大丈夫だぞ……」



和「?」



和「須賀君、具合が悪いのですか?」



京太郎「ん?何を突然……」



和「須賀君、『一人でも大丈夫』と言ってましたよね?」



和「それって、『具合が悪いけど、一人でも大丈夫』と言う様に聞こえますが……」



京太郎「!」



優希「おぉ!のどちゃんの名推理が光るじぇ!」



久「須賀君……大丈夫なの?」



まこ「そういやワシらと打った後から大分疲れとる様に見えるのぅ」



京太郎「ですからそれはタコスを買いに行ったからでして……」



まこ「もしそうなら買いに行かせる訳にはいかんぞ?」



京太郎「大丈夫ですって……昨日少し夜更かししただけですから……」



久「………」



久(ねぇ、咲)



咲(はい、二人きりになって何があったのか聞いて見ますね。)



久(察しがいいわね。ありがとう。)



久「じゃあ、一応須賀君は咲と買いに行ってらっしゃい。」



久「これは部長命令よ?」

21 : ◆SJSuJ1PgixMT[saga]:2012/09/20(木) 22:01:09.77 ID:RWObxnQY0

道中





咲「さて、京ちゃん」



咲「さっき、何て言おうとしてたのかな?」



京太郎「夜更かししてたって言ったろ……」



京太郎「昨日、部長に敗者復活戦の事聞かされてな……」



京太郎「清澄高校麻雀部の団体戦は順調に勝ちあがって来てるけど」



京太郎「男子部員の俺の個人戦はダメダメだったろ?」



咲「それで?」



京太郎「それで?って……」



京太郎「俺があのままじゃ清澄高校麻雀部の名に恥じると思ってな……」



京太郎「んで、昨日の夜に一人で練習してたんだ……」



咲「何で私に言ってくれなかったの?」



咲「そんなに悩んでたなら力になるよ?」



京太郎「ありがとな、咲」



京太郎「でも、これは俺が頑張らなきゃ意味が無いんだ……」



京太郎「なんせ、『個人戦』だからな。」



咲「京ちゃん……」



咲「一人で頑張るのと個人戦で勝ち上がるのは関係ないよ?」



咲「京ちゃんの事なんだから、私にも関係あるんだからね?」



咲「今度練習する時は、絶対私も呼ぶんだよ?」



京太郎「でも、お前に迷惑かける訳には……」



咲「一人で無理して倒れたりしたらその方が迷惑だよ……」



咲「いい?絶対呼ぶんだよ?絶対だからね?」



京太郎「ダチョウ的な意味で?」



咲「京ちゃん!」



京太郎「ははっ、悪い悪い」

22 : ◆SJSuJ1PgixMT[saga]:2012/09/20(木) 22:12:35.50 ID:RWObxnQY0

その頃部室では







久「和、須賀君のチカラ、どう思う?」



和「どう、と聞かれましても……」



和「偶然手牌が良くて、須賀君なりに考えて進めたのでしょう……」



久「偶然……ねぇ……」



久「和、須賀君の打ちはデジタルに思えた?」



和「分かりません……」



和「でも、須賀君が私よりも理論的に進められるとも思えません……」



久「何気に酷いわね……」



久(やっぱり、あのチカラは)



久(咲と同じ、『オカルト』の類なのかしら?)



和「何にせよ、確実に言えるのは」



和「早く安手を引き寄せるチカラがあるなんて」



和「そんなオカルトありえません。」



久「アハハ……」







優希「二人は何を話してるんだじょ?」



まこ「京太郎の今後じゃ。」



優希「今後?」



まこ「そう、今後じゃ。」



まこ(京太郎、お前さんは咲に付くか和に付くか)



まこ(どうするんじゃ?)

23 : ◆SJSuJ1PgixMT[saga]:2012/09/20(木) 22:23:16.90 ID:RWObxnQY0

タコスを買った帰りの二人は









咲「京ちゃん、どんな練習をしたの?」



京太郎「一人で寂しく4人役だよ……」



咲「じゃあ、何局位?」



京太郎「さあなぁ……」



京太郎「気が付いたら朝になってたしな……」



咲「寝てないんじゃない……」



京太郎「ハハッ、大丈夫だよこの位」



咲「寝てないのに麻雀なんて京ちゃんには難しい事を?」



京太郎「そうか……頭使ったからダルいのか……そうかそうか。」



咲「京ちゃん!」



京太郎「あぁ、悪い悪い。」



咲「もう、ちゃんとリアクションしてよね?」



京太郎「頭が働かない……」



咲「今日は私も練習に付き合うからね?」



京太郎「大丈夫だってー」



咲「付き合うからね?」



京太郎「咲さん?」



咲「きょうちゃん?」



京太郎「………」



咲「ね?」



京太郎「お、おぅ、ありがとな。」



咲「別にいいよー?」



京太郎(なんで怒ったんだよ……。)







少し間が空きます。



00時過ぎには再開します。

26 : ◆SJSuJ1PgixMT[saga]:2012/09/21(金) 00:13:06.73 ID:G7r8UEix0

部室







京太郎「戻りましたー」



優希「おお!待っていたじぇ!愛しのタコスよ!」



京太郎「タコス限定かよ!?」



久「二人ともお疲れ様。」



優希「咲ちゃん、ありがとうじぇ。」



咲「この位ならお礼なんていらないよ?」



京太郎「ちょ、タコスお前俺には何も無いのか!?」



優希「良くやったと頭を撫でてやろう!喜ぶがいいじょ犬!」



京太郎「誰が犬だ!やかましいわ!」



まこ「少しは静かにせんかい……」







和「須賀君、元に戻ったみたいで何よりですね。」



久「ええ。それはそうと……」



咲「はい。京ちゃんは昨日……」

27 : ◆SJSuJ1PgixMT[saga]:2012/09/21(金) 00:25:54.67 ID:G7r8UEix0

咲「面倒なので説明は」



まこ「キンクリじゃ!」











和「そんなことが……」



久「私が無理しないようにって言っておけば良かったのね……」



咲「そういう訳では……」



久「いいえ、これは部長である私の責任よ。」



久「あの事を説明したのも私だしね。」



和「部長は何をするつもりなんですか?」



久「そうねえ……」



久「これから練習に付き合うって言うのは……」



咲「そんな!」



久「!?」



久「咲?どうしたの?」



咲「あ、えっと、今日から私が京ちゃんと付き合って部長が付き合わなくて」



和「宮永さん、落ち着いてください。」



咲「ごめんなさい……」



久「つ、つまり?」



咲「え、えっと……」



咲「今日から私が京ちゃんの練習に付き合う事になったんです。」



咲「だからわざわざ部長が付き合わなくても……」



久「あら、そんな約束いつの間にしてたの?」



和(部長、からかうつもりですよね?)

28 : ◆SJSuJ1PgixMT[saga]:2012/09/21(金) 00:36:00.89 ID:G7r8UEix0

そのころ一方







優希「京太郎!元気が出たみたいでよかったじょ!」



京太郎「お前に合わせりゃそりゃあ嫌でも元気出るわ!」



優希「ほう!ならば京太郎が元気になったのは私のおかげなのだな!感謝するがいいじぇ!」



京太郎「お前本当は心配して無かったんじゃないのか?」



優希「むぅ、私はずっと心配だったじょ?愛しのタコス……」



京太郎「タコスかよ!」



優希「と、言う訳で私は愛しのタコスにありついてくるじぇ!」





京太郎「全く、嵐みたいな奴だな……」



まこ「あれはあれでお前さんを元気付けようとしてるだけなんじゃがな」



京太郎「染谷先輩……」



まこ「何だかんだ言っても、一番心配しとったかもな。」



京太郎「アイツが、ですか?」



まこ「しおらしい優希なんて想像できんか?」



京太郎「はい、全然。」



まこ「はっはっは!難有りじゃのう、これは」



京太郎「??」

29 : ◆SJSuJ1PgixMT[saga]:2012/09/21(金) 00:56:23.53 ID:G7r8UEix0

一方……







久「それに、私が須賀君の練習に付き合うって言った時」



久「咲は慌てていたけど、どうしてかしら?」



咲「あ、慌ててなんか……」



咲「た、ただ部長が忙しくなるんじゃないか、って思っただけで……」



久「それであんなに慌てるの?」



咲「え、えっと……」



久(本当にからかいがいのある後輩ねぇ。)



和(部長……悪趣味ですよ?)



久(はいはい。)



久「さて、冗談は置いておいて……」



久「咲、須賀君は『夜更かしをして頭が働かないのに無理に頭を使った』のよね?」



咲「は、はい。」



和「つまり、須賀君は先程まで一種のトランス状態に入っていた訳ですね」



咲「トランス?」



久「心の中の人格が出てきたり、意識が抜け出てしまったり」



久「自分の精神が抜け出て神様に会える、っていう」



久「早い話、修行僧みたいな物ね。」



咲(京ちゃんがお坊さん……)



咲「でも、それだけであんなに強くなれるんだったら色んな人がやってるんじゃ……」



久「それだけ、で済ませられる事では無いんじゃない?」



咲「え?」



久「苦手なのに、無理をする。」



久「その結果、ボロボロになってもまだ無理をする。」



久「結構辛い事じゃない?」



咲「はい……」

30 : ◆SJSuJ1PgixMT[saga]:2012/09/21(金) 01:10:41.35 ID:G7r8UEix0

和「須賀君にとって麻雀は苦手分野ですし……」



和「苦手なことを続ければ、当然脳は拒絶反応を起こすでしょう。」



和「しかし、夜更かしして脳が上手く働かない……」



和「でも、須賀君は止めずに、むしろ脳を使い続けた……」



和「それこそ、時間の感覚がなくなるくらいに……」



咲「………」



和「そして、働いているのが脳ではなく体だけだったのでしょう」



久「神様に会えて、チカラを分けて貰ったのかもね」



和「そんなオカルトありえません。」



久「………」



咲「じゃあ、京ちゃんは……」



和「脳と身体にとても負担がかかっていたのでしょう。」



和「そんなことを試合の度にやっていたら、須賀君は間違いなく倒れてしまうでしょう。」



咲「じゃあ、個人戦は……」



久「諦めるの?」



咲「えっ!?」

31 : ◆SJSuJ1PgixMT[saga]:2012/09/21(金) 01:32:19.53 ID:G7r8UEix0

久「言ってたでしょ?咲が須賀君の練習に付き合うって」



久「たとえ付け焼刃でも、少しは勝ち抜けるでしょう。」



久「それに、須賀君だもの。須賀君自身がとても努力すると思うわ。」



久「私達が、須賀君のサポートをするのよ。」



咲「部長……」



和「須賀君が努力しているんですから、私達もそれに答えないといけません。」



咲「原村さん……」



咲「………」



咲「私、精一杯京ちゃんのサポートをします!」



咲「京ちゃんがあんな風にならないように!」



久「その意気よ。」




32 : ◆SJSuJ1PgixMT[saga]:2012/09/21(金) 01:44:34.64 ID:G7r8UEix0

久「さぁて!皆!今日は色々あったからそろそろ解散にするわ!」



優希「はーい!」



久「あぁ、須賀君、今日は掃除とかはやらなくていいわよ?」



京太郎「え?何でですか?」



久「今日一番疲れたのは貴方でしょう?」



京太郎「疲れてなんかいませんけど?」



久「もう!部長命令よ?」



京太郎「えぇ?何か今日そればっか使ってません?」



久「いいのよ、部長なんだから。」



久「じゃあ、須賀君は咲と一緒に帰ること!」



久「はい、解散!」



優希「まった明日ー」



和「お疲れ様でした。」





京太郎「本当に何もやらなくていいんですか?」



久「もう、しつこいわよ?」



久「咲、須賀君連れ出しちゃって!」



咲「はい!」



京太郎「ちょ、咲、おま……」



咲「また明日ー」



久「はいはーい」



まこ「また明日のー」
















33 : ◆SJSuJ1PgixMT[saga]:2012/09/21(金) 01:58:28.54 ID:G7r8UEix0

帰り道









京太郎「何だよ……雑用は麻雀部での俺の唯一の役目だったのに……」



咲「あはは……京ちゃん、ごめんね?」



京太郎「いや別に謝る事じゃ無いだろ……」



咲「じゃあ、早く練習始めちゃおうね?」



京太郎「おう!」









京太郎の家の京太郎の部屋







京太郎「ごめんな?練習付きあわせちまって。」



咲「京ちゃんの事なんだから別にいいよ?」



京太郎「で、お前なんでそんなキョロキョロしてるんだ?」



咲「京ちゃんの部屋に来るのって何時以来かな?って思って。」



京太郎「あーそういやそうだなー」



京太郎「考えてみたけど、そんなに久しぶりって訳じゃ無いよな?」



咲「私も今そう思ったよ。」



咲「でも、最後に来たときとは全然違うねー」



京太郎「お前よくそんな事覚えてるな……」



咲「そりゃあ覚えてるよ……」



京太郎「そんなもんなのか?」



咲「そんなもんなの。」



京太郎「そんなもんなのかぁ……」



咲(京ちゃんの部屋だもんね、覚えてるよ?)



咲(どこに何があるかもちゃんと覚えてるんだからね?)



咲(今日もちゃんと覚えて帰るからね?)



咲(ね?京ちゃん?)

35VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/21(金) 02:16:54.22 ID:+CARAAxF0

乙ー

36VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(田舎おでん)[sage]:2012/09/21(金) 10:42:41.28 ID:ufOc/VOn0

おつ

咲さんかわええー、んだけどスレタイが気になる。

http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1348/13480/1348081544.html


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