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ドラッグ オン ドラグーン3 討鬼伝

滝壺「んっ、これもはまづらのため・・・・」上条「ククク」

シリーズ:黒子「この私にこんな格好を・・・」上条「ククク・・・」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 08:30:36.13 ID:Ax3331HU0
滝壺「それじゃあ行ってくるね」

フレンダ「いってらっしゃい」

絹旗「なんかこのところ超毎日お出かけしてますよね?」

麦野「そうね」

フレンダ「夕方には汗びっしょりで帰ってくるってわけよ」

絹旗「なんか嬉しそうですしね」

麦野「ってことはつまり・・・男ね」

浜面「おい」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 08:39:07.81 ID:Ax3331HU0

麦野「えっ?」

浜面「何わけのわかんねーこと言ってんだよ」

フレンダ「はあ、これだから浜面ってわけよ」

絹旗「滝壺さんクラス浜面以上の男なんて超ホイホイ捕まえられるんですよ?」

麦野「ま、あきらめな浜面」

浜面「おい」

フレンダ「いまだにドリンクバー係から出世してない男なんて早々に捨てられて当然ってわけよ」

絹旗「超情けない男、それが浜面ですからね」

麦野「浜面だもんね」

浜面「なにそれひどい」

フレンダ「浜面、サバ缶買ってきて」

絹旗「私は映画の雑誌を、いつものやつです」

麦野「私シャケ弁ね」

浜面「いや、そういうことじゃなくてだな」


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 08:43:45.12 ID:Ax3331HU0

フレンダ「え?行かないつもり?」

絹旗「浜面のくせに超生意気ですね」

麦野「お前の×××使う前に黒こげにしてやろうか?」

浜面「いえ、行かせていただきます。行かせていただくのですがその前にですね・・・」

フレンダ「滝壺のこと?」

絹旗「あきらめてください」

麦野「未練がましい男ってみっともないもんよ?」

浜面「いや、まだ滝壺が俺を見捨てたって決まったわけじゃねーじゃねーか!!」

フレンダ「ほう?」

絹旗「何か根拠でも?」

麦野「話だけなら聞いてあげるわよ?」

浜面「いや、だって毎日一緒に俺の部屋で晩メシ食ってるし・・・・」


7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 08:48:48.01 ID:Ax3331HU0

フレンダ「同情ってわけよ」

絹旗「ですね」

麦野「ペットみたいな扱いなんじゃねーの?」

浜面「やめろ、なんか本当に哀れまれてるみたいで惨めじゃねーか!!!」

フレンダ「浜面・・・」

絹旗「超応援してます・・・」

麦野「まああんたにもいいことあるんじゃないの? いつか」

浜面「やめろ、マジでやめろ!!」

フレンダ「いいから早く買ってこい」

絹旗「です」

麦野「五分以内な」

浜面「いや、だからだな」 麦野「あ?」

浜面「全速力で行ってまいります!!!」


9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 09:01:32.92 ID:Ax3331HU0

フレンダ「さて」

絹旗「ですね」

麦野「それじゃあ二人とも予定通りにね」

フレンダ「おまかせってわけよ」

絹旗「超行ってきます」

麦野「いってらっしゃーい、さて、浜面で楽しませてもらうとしましょうか?」


浜面「おらあああ!!!!さっさと会計しろやあああ!!!!」

店員「ひいいいいいい!!!」


11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 09:07:14.05 ID:Ax3331HU0

フレンダ「お、滝壺発見」

絹旗「いつもどおりのんびりと歩いてますね」

滝壺「・・・・」テクテク

フレンダ「どこに行くんだろうね?」

絹旗「まあそれを突き止めるために尾行しているわけですが」

滝壺「・・・・」テクテク

フレンダ「どんどん人気のないほうへ歩いていくってわけよ・・・」

絹旗「最悪、麦野が言ったとおりになるかもしれませんね・・・」


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 09:19:02.24 ID:Ax3331HU0

ちょと前

麦野「ねえ、最近滝壺って毎日どこか出かけてるじゃない?」

フレンダ「そういえばそうね」

麦野「気にならない?」

絹旗「そういわれると超気になりますね」

フレンダ「ほっといててもいいんじゃないの?」

麦野「はぁ、最近開店休業とはいえウチらが何やってるのかわかってて言ってる?」

絹旗「どこかの組織と接触・・・ですか?」

麦野「最悪、ね」

フレンダ(通りがかりの誰かに助けてもらったとはいえ危うくスクールのアジトに連れ込まれそうになった私にはキツイ話ね)

絹旗「それで・・・どうするんです?」

麦野「疑いたくはないけどきちんと確かめなきゃどうしょうもないでしょ?」

フレンダ「じゃあ尾行してみる?」

麦野「そうなるわね」

絹旗「それじゃあ私とフレンダで行きますか?」


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 09:25:14.56 ID:Ax3331HU0

麦野「そうね、それがいいわ、私尾行とか向いてないし」

フレンダ(麦野なら早とちりで滝壺を粛清するかもしれないしね・・・・)

絹旗(そうなったらもう救いようがありませんからね・・・)

麦野「じゃあバレないようにするのよ?」

フレンダ「ラジャー」

絹旗「超了解です!」


滝壺「・・・・・」テクテク

フレンダ「この辺、研究施設しかなかったよね?」

絹旗「ええ、まだなんともいえませんが・・」

滝壺「あ、かみじょう!」

上条「よう滝壺」

フレンダ「男・・・・」

絹旗「まあ超浜面ですもんね」


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 09:35:50.84 ID:Ax3331HU0

滝壺「時間よりちょっと早いかな?」

上条「いや、こんなもんでいいだろう」

フレンダ「まあ浜面よりは真面目で好青年っぽく見えるってわけよ・・・あれ?」

フレンダ(あいつどこかで・・・・)

絹旗「どうしましたフレンダ?」

フレンダ「ううん、なんでも・・・」

フレンダ(気のせいよね・・・)

滝壺「今日もがんばろー、おー」

上条「ククク・・・ おー」

フレンダ「あ、研究所の中に入って行くってわけよ!!」

絹旗「どうします?私たちあの研究所に関しては何の情報も持ってませんよ?下手に入ろうとすれば追い出されるのがオチです」

フレンダ「絹旗、あれ」

絹旗「ん?施設見学大歓迎?」

フレンダ「なんか農業系の研究をしてるところみたいね」

絹旗「なるほど、何が待っているかはわかりませんがとりあえず行ってみましょう」


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 09:44:49.53 ID:Ax3331HU0

芳川「待ってたわ、それじゃあ今日もがんばってね」

滝壺「うん」

上条「ククク・・・」

フレンダ「お、研究員と話してる」

絹旗「うーん、二人で一緒に何か研究協力でもしてるんでしょうか?」

フレンダ「どうだろう、ありえる話ではあるけど・・・」

絹旗「にしては不自然ですね、滝壺さんの能力をどう農業に活かすのか・・・」

フレンダ「表の姿は仮の姿?」

絹旗「その可能性が高くなりましたね」

滝壺「それじゃあかみじょう、着替えてくるね」

上条「ああ、楽しみにしてるぞ・・・」


21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 09:57:23.21 ID:Ax3331HU0

フレンダ「なんか着替えるみたいよ?」

絹旗「これから何が始まるんでしょうか・・・」


上条「ククク・・・着替えたか・・・」

滝壺「うん、やっぱりぶかぶか」

上条「ククク・・・それがいいんじゃねーか」

滝壺「この生地なんかごわごわしてるんだけど」

上条「なに、すぐにたくさん動くことになるんだ、夢中になれば気にならなくなるぞ?」

滝壺「そうだね、今日もいっぱいがんばる」

上条「ククク、その頭にのせているのがまたよく似合ってるじゃねーか」

滝壺「うん、最初はちょっと嫌だったけど、これを乗せるのが楽しくなってきた」

上条「喜んでもらえて何よりだ、よく似合っているからな」

滝壺「えへへ、かみじょうも似合ってるよ?」

上条「ククク・・・」

フレンダ「あれ、作業着よね?」

絹旗「ええ、滝壺さんにいたっては超麦藁帽子をかぶってますね」


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 10:02:34.74 ID:Ax3331HU0

フレンダ「広い畑に移動したけど、これってやっぱり農作業?」

絹旗「じゃないですかね?」


上条「さあ、まずはしゃがもうか」

滝壺「うん」

上条「そして、ここをこうぎゅっと握るんだ」

滝壺「根元の方がいいの?」

上条「ああ、そのほうがうまくできるぞ?」

滝壺「ん」ギュッ

上条「力を入れすぎてもうまくいかないから気をつけるんだな」

滝壺「うん、そっと」ギュッ

上条「ああ、そうだ、力を入れすぎても痛いだけだからな?」

滝壺「よっと、こう?」

上条「ククク、上手いじゃねーか」

フレンダ「あれ何してるの?」

絹旗「超草むしりだと思いますけど」


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 10:13:35.23 ID:Ax3331HU0

滝壺「んっ、これもはまづらのため・・・」

上条「ククク」

滝壺「かみじょう、ここのところはどうすればいいの?」

上条「ああ、根元を指でゆっくりとなでてやるんだ」

滝壺「こう、かな?」

上条「ああ、いい感じだ、しっかりとした根元が徐々にほぐれていくのがわかるだろ?」

滝壺「うん」

上条「そのままじっくりと続けるんだ、あせってもうまくいかないからな」

滝壺「じっくり、じっくり」

上条「ああそうだ」

滝壺「やさしくやさしく」

上条「そろそろいいぞ、少し力をこめて上に動かしてみろ」

滝壺「ん!! ひゃっ!!!」


フレンダ「おお、あんな大きな植物をひっこぬくとは」

絹旗「根がかなり太そうですけどね」


30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 10:20:00.81 ID:Ax3331HU0

上条「ククク・・・顔にかかっちまったみたいだな・・」

滝壺「うん、でもこのくらいなら平気」

上条「そうか?滝壺の顔結構大変なことになってるぞ?」

滝壺「そう?」

上条「ククク、ドロドロだ」

滝壺「思ったよりたくさんかかったのかな?」

上条「ああ、水分も多く含んでいたみたいだからな」

滝壺「ん、本当だ、こんなに・・・」

上条「ククク、今ので滝壺のきれいな顔がずいぶんよごれちまったぞ?」

滝壺「これは予想外」

上条「ククク・・・」


フレンダ「勢いよく引っこ抜いたせいで顔が泥だらけってわけよ」

絹旗「なるほど、このための作業着ですか」


35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 10:31:41.98 ID:Ax3331HU0

上条「ククク・・・このくらいで充分だろう」

滝壺「うん、すっきりとしてきたね」

上条「滝壺ががんばってくれたからな」

滝壺「かみじょうが教えてくれたおかげでたくさん抜けたよ」

上条「滝壺が上手いからだな」

滝壺「それもかみじょうのおかげだよ」

上条「ククク・・・自分からすすんで抜こうとする滝壺の熱意に応えただけだ」

滝壺「わたしに教えながらもかみじょうはわたしいじょうにスムーズにやってくれた」

上条「ククク・・・」

滝壺「かみじょうが上手で助かった、私だけじゃあんなにうまく抜けなかったと思う」

上条「才能があるからじゃねーのか」

滝壺「ふふっ、そうかもね」


37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 10:36:36.16 ID:Ax3331HU0

フレンダ「なんかほほえましい光景ってわけよ」

絹旗「太陽の下でのんびりと農作業ですからね、こっちも和みますよ」


上条「それじゃあお楽しみといこうか、さあ」

滝壺「これ、かみじょうの?」

上条「ああ」

滝壺「太い・・・・それに長い・・・」

上条「ククク・・・」

滝壺「それにいいにおい」クンクン

上条「そうか?青臭いって言うやつもいるぞ?」

滝壺「ううん、上条のだし、それにこんなに元気」

上条「わかるのか?」

滝壺「うん、見ればわかるよ」


41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 10:43:04.49 ID:Ax3331HU0

上条「まずは表面をやさしくこすってあげるんだ」

滝壺「こう?」シュッシュッ

上条「ああ、そうだ、上手いぞ・・・」

滝壺「こんなもんかな?」

上条「ククク・・」

滝壺「握ってみるとわかるけど、すごく固いんだね」

上条「まあ知らないやつは柔らかいのしか知らないからな」

滝壺「これが・・・」

上条「ああ、本来の姿だ」

滝壺「ちょっと反り返ってる、まっすぐじゃないんだね?」

上条「そうだ、やっぱり知らなかったか?」

滝壺「うん」

上条「だがすぐにこいつのすばらしさを教えてやるさ」


43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 10:47:41.62 ID:Ax3331HU0

滝壺「これ、入るかな?」

上条「ククク・・・少しずつでいいんだぞ?」

滝壺「でも、一気にっていうのがなんかイメージとして・・・」

上条「無理をすれば痛いだけだ」

滝壺「うん・・・」

上条「血が出る場合もある」

滝壺「それはちょっと怖い・・・でも・・・・」

上条「でも?」

滝壺「これを目の前にして逃げることはできない」

上条「ククク・・・」

滝壺「えっと、んーと」

上条「先端からゆっくりといってみろ」

滝壺「うん・・・」


44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 10:51:22.76 ID:Ax3331HU0

滝壺「あむっ」

上条「どうだ?」

滝壺「んぐっ、んぐんぐ」

上条「ククク・・・・無理をしたら痛いだけだぞ?」

滝壺「ぷはっ、やっぱり私の口に入りきらない」

上条「うっかり喉の奥までいったらすごく苦しいぞ?」

滝壺「うん、気をつける」

上条「その辺に気をつけてもう一回やってみるんだな」

滝壺「うん、あむっ」

上条「ククク・・・」

ガリッ

滝壺「うん、すごくおいしい」ボリボリ

上条「最高の出来だからな」


フレンダ「滝壺がきゅうり丸かじりしてるってわけよ」

絹旗「収穫してその場で超食べる、なんて贅沢なんでしょうね」


47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 11:07:00.90 ID:Ax3331HU0

上条「ククク、どうだった?」

滝壺「うん、弾力があって張りがあってすごかったよ」

上条「少し固すぎるかと思ったんだがな」

滝壺「でも慣れるとそれも有りだと思えるようになってきた」

上条「味のほうはどうだ?」

滝壺「うん、すっごくおいしいよ」

上条「ククク・・・気に入ってもらえて何よりだ」

滝壺「えへへ」


フレンダ「私も味見したい・・・」

絹旗「私もです・・・」

フレンダ「一本もらっとく?」

絹旗「さすがにそれは超まずいです」


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 11:13:52.20 ID:Ax3331HU0

パンパン

滝壺「ふっ・・・・」

パンパン

上条「ククク」

パンパン

滝壺「はあっ・・・・」

パンパン

上条「どうした?」

パンパン

滝壺「んっ、これ、おっきくて・・・」

パンパン

上条「ククク・・・だがまだまだ終わらないぞ?」

パンパン

滝壺「うん・・・がんばる・・・」

パンパン


51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 11:17:53.47 ID:Ax3331HU0

滝壺「ふぅ・・・・ふぅ・・・・」

パンパン

上条「滝壺、もっとゆっくりでいいんだぞ?」

パンパン

滝壺「あ、うん・・・・」

パンパン

上条「ククク・・・・」

パンパン

滝壺「かみじょうの、やっぱりおおきい・・・」

パンパン

上条「ククク・・・滝壺のも小さいと思ってたんだが意外とあるな」

パンパン

滝壺「んっ・・・・わたし、ふとってる?」

パンパン

上条「ククク・・・そういうことじゃないさ」


53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 11:20:38.41 ID:Ax3331HU0

パンパン

滝壺「じゃあ、んっ、どういうこと?」

パンパン

上条「単純にサイズが大きいってだけだ、これのな」

パンパン

滝壺「そう・・・んっ」

パンパン

上条「ククク、だんだん上手くなってきたな?」

パンパン

滝壺「うん、コツが、わかってきた」

パンパン

上条「ククク・・・」


フレンダ「おー、今度はお洗濯ってわけね」

絹旗「絶好の洗濯日和ですからねえ」


59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 11:37:05.10 ID:Ax3331HU0

滝壺「かみじょう、もうだめ、これ以上は・・・」

上条「ククク・・・たったこれだけしか入ってねーぞ?」

滝壺「んっ、でも、これ以上は苦しく・・・」

上条「こんなもので弱音をあげるようじゃだめだな」

滝壺「うっ・・・」

上条「浜面のためなんだろ?」

滝壺「うん・・・」

上条「それじゃあ根をあげるわけにはいかないよな?」

滝壺「がんばる・・・」

上条「ククク・・・そうだ」

滝壺「んっ、ぷはっ」

上条「ゆっくりでいいんだぞ?」

滝壺「うん」


60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 11:40:41.45 ID:Ax3331HU0

上条「そうだ、これを忘れてたな・・・」

滝壺「それ、かみじょうの・・・」

上条「あぁ、自慢の一品だ」

滝壺「ごくり」

上条「ククク・・・期待しているのか?」

滝壺「そんなこと・・・・」

上条「だがこの手はなんだ?」

滝壺「うっ・・・」

上条「ククク・・・ちゃんといわなきゃな?」

滝壺「うん・・・かみじょう、ちょうだい」

上条「良く言えたな、ご褒美だ」


61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 11:44:35.62 ID:Ax3331HU0

滝壺「あむぅ・・・」

上条「ククク・・・・」

滝壺「んー!!」

上条「体にいいものだからじっくりと味わうんだぞ?」

滝壺「しょっぱい・・・・・」プルプル

上条「それが自慢だからな・・・・」


フレンダ「水分補給に、あれ梅干?」

絹旗「なるほど、そういうことですか」

フレンダ「どういうこと?」

絹旗「人間汗で失われた水分を補う際に水だけで補うのは無理があるんですよ」

フレンダ「っていうと?」

絹旗「浸透圧って知ってるか?」


64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 11:52:33.44 ID:Ax3331HU0

フレンダ「えーっと?」

絹旗「まあ説明すると長くなるので省きますが、水+ナトリウムの補給が超最適なんですよ」

フレンダ「うさんくさいってわけよ」

絹旗「こんな実験があります、二人の人に延々とトレーニングバイクにのってもらって、一人には水を」

絹旗「もう一人にはナトリウムを含んだ水を、バイクをこぎながら摂取してもらったんです」

フレンダ「どっちが体に入っていきやすいかってこと?」

絹旗「超そういうことです」

フレンダ「それで、どうなったの?」

絹旗「ナトリウムを含んでいるほうが吸収されやすいということがわかりました、水だけだと体がある程度で受け付けなくなるみたいですね」

フレンダ「そういうのがあったのね」

絹旗「まあ詳しいことは調べればすぐにわかりますが、とにかく水分補給は大事ですからね」


滝壺「ふう、ごちそうさま」

上条「ククク・・・これだけ飲めば充分だな」


65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 12:05:02.21 ID:Ax3331HU0

上条「さて、次はこれだ」

滝壺「うん」

上条「ククク、このぷるんとしたのが最高だな」

滝壺「かみじょうはこういうのが好き?」

上条「ああ、手に納まりそうでおさまらないくらいのが最高だ」

滝壺「そうなんだ」

上条「こう、手の平でやさしく包んでやるのが大切だな」

滝壺「んっ」

上条「そしてこの指に伝わるこの感触がたまらない・・・」

滝壺「うぅっ」

上条「ククク・・・手伝ってやろうか?」

滝壺「うん・・・おねがい・・・」


67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 12:07:32.00 ID:Ax3331HU0

滝壺「かみじょう、重くない?」

上条「ああ、なんともないぞ?」

滝壺「それじゃあ、動くよ?」

上条「ああ、どんとこい」

滝壺「んっ」

上条「ククク・・・・」

滝壺「そっと・・・・」

上条「滝壺、あわてなくていいからな?じっくりと下半身に集中するんだ」

滝壺「うん・・・・・」

上条「それが大事だからな・・・」

滝壺「かみじょ・・・・う」

上条「ん?」


69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 12:14:59.20 ID:Ax3331HU0

滝壺「ちょっと・・・こわいかも・・・」

上条「なに、おれがついてる、安心するんだな」

滝壺「うん・・・・」

上条「出来る範囲でいいんだ、無理をしようとするなよ?」

滝壺「うん・・・」

上条「すこしずつでいい、じっくりとやるんだ」

滝壺「わかった・・・・んっ」

上条「ククク・・・」

滝壺「おちついて・・・・・じっくり・・・」

上条「焦る気持ち、高ぶる気持ちを抑えることだな・・・」

滝壺「んっ・・・・くっ・・・・」


71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 12:19:58.58 ID:Ax3331HU0

滝壺「・・・うっ」

上条「ククク・・・」

滝壺「はぁ・・・もうちょっと・・・・」

上条「ああ、その調子だ滝壺」

滝壺「かみじょう・・・・どうかな・・・?」

上条「なかなか上手いぞ、始めてにしちゃ上出来だ」

滝壺「えへへ」


フレンダ「ブドウの収穫?」

絹旗「みたいですね、どちらもギリギリ届かないところにあるのを滝壺さんが上に乗って超収穫してるみたいですが」

フレンダ「台座ないのかな?あれ結構危なくない?」

絹旗「ですね、超真似しちゃいけません」


72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 12:25:25.17 ID:Ax3331HU0

芳川「二人ともよくがんばってくれたわね」

滝壺「うん、あせびっしょり」

上条「なに、いつものことだ」

芳川「あっちにお風呂の用意ができてるから入ってらっしゃい」

滝壺「おふろ!」

上条「ククク・・・」

芳川「いつも汗かいたまま帰してるからたまにはこういうのもいいかと思ってね」


フレンダ「聞いた?」

絹旗「超聞きましたよ!」

フレンダ「これは一波乱ありそうってわけよ」

絹旗「ですね!!」


74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 12:30:58.70 ID:Ax3331HU0

滝壺「ふう、いい湯加減だね、かみじょう」

上条「ああ」

滝壺「お湯の中に溶けてしまいそう」

上条「ククク・・・流されちまうぞ?」

滝壺「それはこまる」

上条「気持ちはわかるがな」

滝壺「ぶくぶく・・・・」

上条「沈んだか?」

滝壺「逆に浮いてる」

上条「泳いだらどうだ?」

滝壺「それもいいと思う」

上条「ククク・・・」


76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 12:38:56.38 ID:Ax3331HU0

滝壺「こうしてると一日の疲れがお湯に溶けていきそう」

上条「そうだな」

滝壺「かみじょう、お風呂から出たらアイス食べたい」

上条「ククク・・・ストロベリーだ」

滝壺「うん、じゃあ私はチョコにする」

上条「それじゃあ勝負といくか?」

滝壺「しょうぶ?」

上条「どっちが長く湯に浸かっていられるか、だ・・・」

滝壺「うん、いいよ」

上条「ククク・・・スタートだ」


78: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 12:42:45.86 ID:Ax3331HU0

滝壺「ねえかみじょう」

上条「ん?」

滝壺「意識すると熱くかんじる・・・」

上条「ククク・・・」

滝壺「かみじょうは熱くない?」

上条「ぬるいくらいだな」

滝壺「むう」

上条「ククク・・・このままだと茹蛸になっちまうぞ?」

滝壺「まけない」

上条「ククク・・・・」


フレンダ「まさか露天風呂があるなんて驚きってわけよね」

絹旗「ええ、しかも広くて超快適です」

フレンダ「木の板一枚向こうに男湯があるなんてね」

絹旗「旗から見たら滝壺さん超独り言ですね」


80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 12:55:53.33 ID:Ax3331HU0

芳川「お風呂はどうだった?」

滝壺「さいこうだよ」

上条「そうだな」

芳川「喜んでもらえてよかったわ。それじゃあ今日の分はいつもの口座に振り込んでおくわね」

滝壺「うん」

上条「ククク・・・・・」

芳川「また頼むわね」

滝壺「もちろん」

上条「任せてくれ」

滝壺「かみじょう、この後暇?」

上条「ああ」

滝壺「少しつきあってほしい」

上条「いいだろう」


82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 13:06:45.99 ID:Ax3331HU0

上条「ククク・・・こういうところに案内されるとはな・・・」

滝壺「うん、私一人だとこういうところはいれないし・・」

上条「それで二人でか・・・」

滝壺「かみじょうと一緒ならできると思って」

上条「期待されてるのなら断るわけにはいかねーよな」

滝壺「かみじょう・・・」

上条「任せろ滝壺、俺はお前の期待に全力で応えてやろう」

滝壺「ありがとうかみじょう」


フレンダ「ここ、セレクトショップよね?」

絹旗「ええ、男物の」

フレンダ「デート?」

絹旗「それっぽいですね」

フレンダ「つまり」

絹旗「浜面超ざまあ」


83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 13:16:15.50 ID:Ax3331HU0

滝壺「ありがとうかみじょう、おかげで大体の目星がついた」

上条「ククク・・・」

麦野「あらー?滝壺?」

浜面「そんな・・・麦野の言ったとおりだったなんて・・・」

滝壺「むぎのとはまづら?」

上条「ククク・・・・」



フレンダ「あらー、ばったりと」

絹旗「ってか何で麦野は浜面と一緒にいるんですかね?」

フレンダ「まあからかって遊んでたんじゃないの?麦野だし」

絹旗「そうですね、超麦野ですしね」


84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 13:20:04.90 ID:Ax3331HU0

浜面「ちくしょう何だったんだ!?俺のあの日々は!?」

滝壺「はまづら?」

浜面「一喜一憂していたのはすべて俺だけだったっていうのかよ!!」

上条「ククク・・・・」

浜面「俺のすべてはお前らに笑われるためにあったのかちくしょう!!!」

麦野「まあ浜面だしね」

浜面「こ、の、なんとかいいやがれおらああああ!!!!」

バキィ!!!

滝壺「かみじょう!!!」

麦野「あーあ」


フレンダ「ちょ!!浜面が男ぶん殴ったってわけよ!!」

絹旗「なんで超浜面のくせにこういう時だけは行動力があるんですかね」


86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 13:26:23.81 ID:Ax3331HU0

浜面「お前ら俺の想いを何だと思ってやがったんだよ!!」

滝壺「はーまづらぁ?」ゴゴゴ

浜面「ひっ!!」ビクッ

麦野「あれ?滝壺が激怒してる?」

上条「ククク・・・よせ、滝壺」

滝壺「かみじょう、だいじょうぶ?」


フレンダ「滝壺があんなに怒ったの初めて見たわけよ」

絹旗「一瞬で超ヘタれるところがまた浜面ですよね」

フレンダ「もう期待どおりよね」

絹旗「とりあえず線香の一本くらいはあげるとしましょうか」


87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 13:29:53.23 ID:Ax3331HU0

上条「なに、たいしたことはない・・・」

滝壺「でも・・・」

麦野「いい音したもんねー」

上条「ククク・・・浜面」

浜面「な、なんだよ」

上条「幸せにしてやるんだな。じゃあな」

滝壺「かみじょう・・・」

浜面「あれ?これって俺が悪いの?」

麦野「・・・・まあ何も言うことはないわ、浜面だし」


フレンダ「あ、行っちゃったってわけよ」

絹旗「殴られて殴り返すこともせずに行っちゃうなんて、浜面死亡タイムを超期待しましたのに・・・」


92: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 13:43:24.24 ID:Ax3331HU0

滝壺さんがこのところ出かけていたのは浜面に誕生日プレゼントを買うためにアルバイトをしていたそうです

あの男の人は上条といってアルバイト先でたまたま出会って一緒に作業をする仲間とのことです

滝壺さんは裏家業でなく健全に働いたお金でプレゼントを買いたくて私たちにも内緒にしていたそうです

麦野にあれこれ言われてからかわれてた浜面が怒りにまかせて上条を殴ったことが当然許されるはずもなく

一週間経過した今でも浜面は視界に入ることすら許されていません

麦野「いやー、よかったよかった、滝壺がアルバイトしてるだけで」

絹旗「そうですね、一人勘違いで暴走したのがいましたけど私たちに害はありませんし」

滝壺「ふん」

フレンダ(あの人、私を助けてくれた人だ・・・そうか、上条っていうのか、よし)

フレンダ「あのさ滝壺、私もやってみたいんだけど」

滝壺「アルバイトを?」

フレンダ「うん」

麦野「とかいってあの上条が目当てなんじゃないの?」

フレンダ「そ、そんなことないってわけよ!!麦野ったらなにいってるんだかハハハ!!!」

滝壺「ふれんだ・・・」


94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 13:46:17.33 ID:Ax3331HU0

絹旗「まあおもしろそうなので超応援させてもらいますね」

フレンダ「だから、ちがうってわけよ!!」

滝壺「あ、私そろそろ行くね」

絹旗「はい、いってらっしゃい」

フレンダ「じゃあ私も」

麦野「上条」ボソッ

フレンダ「ちがう!」

麦野「ふーん」ニヤニヤ

絹旗「ふふん」ニヤニヤ

フレンダ「ああもう!いくわよ滝壺!!」

滝壺「だいじょうぶ、わたしはかみじょうが気になるふれんだを応援している」

フレンダ「もう!!」


97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 13:48:50.16 ID:Ax3331HU0

フレンダ「いきなり行って手伝わせてもらえるかな?」

滝壺「うん、今メールが返ってきたけど私の知り合いなら問題ないってさ」

フレンダ「本当に!?」

滝壺「よかったねふれんだ、これからかみじょうと仲良くなれるよ」

フレンダ「も、もうっ!!」

 ~研究所~

滝壺「おまたせかみじょう、今日もがんばろう?」

フレンダ「きょ、今日からよろしくってわけよ・・・」ドキドキ

上条「ククク・・・・・」

おしまい


浜面「ちくしょう、不幸だ・・・ぐすん」


100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/30(土) 13:51:49.08 ID:Ax3331HU0

>>96
無い、個人的にはフレンダって死ぬ必要が無かったキャラだと思ってるからこんな感じにしました


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