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ドラッグ オン ドラグーン3 討鬼伝

ナツメ「それでも お前が好きだ」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 02:42:04.79 ID:+1tQhWp10

小さいときからときから知っていた。

自分は特別な人間なんだって。 人とは違うんだって。

それでも… それでも…
………

第一部 出会い


レッド「あー… よく寝た… 今何時だろ?…げっ!?もうこんな時間??」

レッドは飛びおきて 急いで用意をし始めた。

ここは ヤマブキシティのポケモンセンター。俺の名前はレッド。

ひょんなことからポケモンマスターというのになるために全国を旅してるってわけさ。


レッド「おい ピカチュウー起きてるなら起こしてくれよ…」

ピカチュー「」ビリビリ…

レッド「いやっ 違う!!今はいい!!落ち着け!なっ?お菓子あげるから!!うまい某もつけるから!!今はいいってええええええ」ビリビリ




3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 02:45:00.89 ID:+1tQhWp10


――――…

レッド 「いってぇ…」

過ぎた電気マッサージを受けてレッドは首を押さえながら ヤマブキのビル街を歩いていた。

レッド 「都会ってこんな感じなのか… なんか息苦しいなあ マサラタウンが恋しくなってきた」

一人ごとをぶつくさいいながら 街を北に向かう。

今日はヤマブキシティのジムに行こうと思う。話によれば二つ隣接してるらしい。

レッド 「ジムが二つってなんだよ… そんなんありなのかよ…」

ピカチュー 「ピカー」

レッド 「な?お前もそう思うよな?」

ピカチューを抱きかかえて 勝手に自分の意見の賛同者に仕立て上げた相棒に頬ずりした。

相棒は迷惑そうに顔をしかめたが なすがままにされていた。


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 02:46:37.90 ID:+1tQhWp10


こいつは モンスターボールに入りたがらない。昔 なんかいやなことがあったらしい。

まあ 入りたくないってのなら 無理に入れる必要性はないだろう。

ときたま 人に白い目で見られるときもあるけれど。へらへらしてやり過ごせば良いだけさ。



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 02:49:29.76 ID:+1tQhWp10


ザワ… ザワ…

一箇所に人が群がって 動いている。まるでおびえる様に。

都会なのだから人がたくさんいることは普通なのであるが その光景は異様だった。

ピカチューは耳を少し動かした。

レッド 「なんだ?なんか事件かな?東海林さんいるかな?…まあ いっか」

その異常事態に興味があったが この生粋のめんどくさがり屋は

好奇心とめんどくささを戦わせて 即刻めんどくささが1R K.O勝ちを収めた。

めんどくさいことにはかかわらない。座右の銘は さわらぬ神にたたりなし。


10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 02:51:29.39 ID:+1tQhWp10



レッド 「さてと… この辺かね… お あれか。ラッキー 待ってる人がいないや」

ジムは一応 24時間受付ているが 常識的に考えて深夜とか早朝とか行くのは迷惑甚だしい。

午前九時からというのが トレーナー間では暗黙の了解になっていた。

ゲームだと 人のうちに勝手に入ってアイテムとか探るけど

人の家に無断ではいるとか 頭おかしいんじゃないんでしょうか?

と 余談はさておき 時計はもう11時をさしていた。

この時間で待ち人がいないのは結構 珍しい。


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 02:55:23.84 ID:+1tQhWp10

大きな建物が二つたっていた。しかし その二つはまるで対照的であった。

左は木造で 年期の入った建物で『挑戦者求む』と古びた看板が掲げられてる。

もう一対は 近未来という言葉がまさに正しく当てはまるような 無機質な建物。

あまりに対照的すぎて しばし ぼーっと眺めていた。

レッド 「うーん… どっちに最初にいくかね」

彼は 事前に何も調べてこない。普通ならばそれ相応の情報を集め 

それ相応の対策を練ってくるものであるが 前述したとおり めんどくさがりという気質によって

いきあたりばったりな戦いを行っていた。


15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 02:58:25.36 ID:+1tQhWp10

レッド 「よぉし!いつものあれで決めるぞ ピカチュー!!」

ピカチュウ 「ピカーチュ」

ピカチュウはうなずき 後ろを向いた。

あ いつものあれを 解説しておこう。

旅をしたり バトルをしていると二者択一等の選択を迫られることが多々ある。

そのときは ピカチューに後ろを向かせ 尻尾に軽く小石をぶつける。

そして その意思の転がった方向にあるものを選ぶというわけだ。


16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 03:01:06.44 ID:+1tQhWp10

あれ?っと思う人もいるだろう。

その 疑問は極めて正しい。 そう これはピカチューのさじ加減ひとつなのだ。

差し迫った状況 今日のようなふざけた状況 いつもピカチューがその場の空気をよんで 最善手を打つ。

しかし 彼は能天気で楽天家 そして鈍感ときてる。そんなことに露のほども気づかない。

ピカチューと 彼のポケモンたちの心労が伺われる。

しかし 彼らはレッドにいつも従順で 歯向かうことはほとんどない。

いつ逃げたって 言うこと聞かなくたって 彼が怒ることは決してないと知っているのに…


18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 03:04:55.62 ID:+1tQhWp10

―――…

コロンッ

レッド 「よーし 左の建物か でも俺右の建物もちょっと気になるんだけど」

先ほどの 選択はなんだったんだろうか。こんなことも今まで何度もあるからピカチューたちは気にしない。

むしろ ピカチューにいたっては そうなることを読んでいたようである。

彼は 右の無機質な建物を最初に選択させたら 左のボロ屋には目をくれずに右の建物に入ったであろう。

しかし 左を選ばせることによって 左のジムに行く前に 右のジムにちょっち見に行くのは目に見えていたので

右の手ごわい(ピカチューが肌で感じ取った)ジムの情報を少しでも事前に集めとこうという 親心である。

レッド 「ちょっと まってろ。 あ お前らも今日はいい天気だし 外に出たらどうだ?」

そういって 彼は手持ちのモンスターボールをすべて解放した。


20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 03:09:52.22 ID:+1tQhWp10


そして 彼は 抜き足差し足で右のジムに近づいていった。

大型のポケモンを大量に出したあげく さえぎるものが無いので 丸見えだというのに。

しかし 彼の顔は小学生のようにキラキラ輝いていたので 彼の仲間たちは暖かく見守っていた。


21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 03:12:59.65 ID:+1tQhWp10

――――…

???「また 挑戦者…」

???「もう 人には会いたくない」

カーテンが揺らいだ。

―――――…


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 03:16:32.46 ID:+1tQhWp10

すぐにさえない顔でポケモンたちの主人が帰ってくる。

レッド 「あいてなかった… 窓から侵入しようとしたけどあかなかった…」

ピカチュウを筆頭に手持ちポケモンたちは 心の中で一斉に『いや 窓はだめだろう』と

つっこんでいた。

レッド 「あ でもね なんかそこのジムの人 エスパーポケモン使うらしい。
        
     なんか とおりすがりのばっちゃんがいってた。エスパーかあ… エーフィ お前と一緒だな!」 

などといつもどおり能天気なことを言って エーフィをなでた。彼女は気持ちよさそうに目を細め のどを鳴らす。


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 03:24:09.38 ID:+1tQhWp10

ピカチュウは やはりかと 考えた。

ポケモンセンターで トレーナーたちの会話を聞いて大体は想像ついていたが…

エスパー…やっかいだな。手持ちにあくタイプのモンスターはいない。

しかも 自分の仲間たちは力押しを得意としている奴ばかりである。

特に リザードン。あいつは頭に血が上ったら相手の思う壺であろう。


こちらもエスパーが弱点といえば フシギバナぐらいではあるが。

遠距離攻撃で勝負か。それが最善策なのだろうか?いやそれはおそらく分が悪いだろう。… ヒュッ

ん?

レッド 「どーしたピカチュー?腹でもへったか?そんな顔して」

急に抱きかかえられた。

…まったくこの能天気なご主人様は。


25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 03:27:05.36 ID:+1tQhWp10

左の建物の前まで来た。

レッド「うわー 何度やっても緊張するなあ。なんか友達のうちをピンポンする感覚。
    
    出てきてほしいんだけど 出てきてほしくないみたいな。
 
    こんなときはなんていうのかな?『たのもー』?『わしは道場やぶりじゃぁ』?かなあ??」

などとぶつぶついってる間に ドアが勝手に開いた。

レッド 「ぬおッ 自動ドア??くそう…はめやがったなあ」

意味不明のけちをつけながら進む。

レッド 「汗臭いなあ…」



26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 03:30:19.51 ID:+1tQhWp10

ドドドドドドッ 

むさくるしい マッチョの胴着を着た男に囲まれた。

空手家A 「ひょろっちいにーちゃん。入門希望かそれとも…」

近い。 顔近いです。あと周りの皆さんもそんなにメンチ切らないください。

レッド 「いやあ あのジムリーダーに挑戦しようかなーなんて」

空手家A 「挑戦だってよ??」

男たちはどっと笑った。

空手家A 「うちの師範にいどみたいなら まず俺たちを倒すんだな。無理だろが。

     ほら さっさと来い。負けたらどうなるかわかってるんだろうな??」

なにされんだろう?できれば 後ろの処女は生涯ずっと守りたい。


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 03:35:59.44 ID:+1tQhWp10

まあいいか。格闘っぽいなあ 格闘といえばエスパーかな。

レッド 「わかりました。よろしくお願いします」

空手家A「さっさとかかって来い」

レッド「いけ エーフィ」

空手家B「なんだ あの犬っころは」

空手家C 「犬は骨でも食ってろ」

空手家たち 「がはははは」

エーフィは明らかにおびえている。レッドはやさしく頭をなでた。

レッド 「大丈夫さ。お前は強い。なんてったって俺が育てたんだからな」

と微笑みやさしく頭をなでながら言った。




30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 03:41:55.64 ID:+1tQhWp10

……

私のマスターは不思議な人。

いっつもへらへらしててまったく頼りないのに マスターの言うことはなんか信じられる。

マスターに褒められるとうれしくなる。 マスターがになでられると勇気がわいてくる。

だから 私はマスターに尽くすの。理由なんていらないわ。あなたの笑顔が見たいだけなの。

私の自慢のマスター。

私のマスターは不思議な人。

……


33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 03:45:03.90 ID:+1tQhWp10

すいません 間違えました

……

私のマスターは不思議な人。

いっつもへらへらしててまったく頼りないのに マスターの言うことはなんか信じられる。

マスターに褒められるとうれしくなる。 マスターになでられると勇気がわいてくる。

だから 私はマスターに尽くすの。理由なんていらないわ。あなたの笑顔が見たいだけなの。

私の自慢のマスター。

私のマスターは不思議な人。

……


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 03:47:56.16 ID:+1tQhWp10

―――――…

空手家一同「すいあせんでしたーーーッ。レッドさんこのご無礼にどうかお許しを。」

むさい野郎たちが 額に床のあとがつくぐらいに土下座している。


…エーフィを出した後は まさに一方的だった。

最初はこの愛くるしいポケモンに男たちはへらへらしていたが

サイコキネシスをみるなり表情が一変して青ざめた。

そこからは 見るに耐えない試合。

途中でエーフィが疲れたようだったので リザードンに変えてさらに追い討ち。

ピカチューは 無意識に相手を嬲るって恐怖だな。と心でつぶやいていた…


37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 03:54:50.31 ID:+1tQhWp10

レッドは頭をぽりぽりと書いて 俯きながらぼそっと言った。

レッド 「エーフィにしっかり謝ってくれれば」

空手家D 「ああん?それとこれとは話g」ドカッ バキ

空手家A 「敗者がでしゃばんじゃねーよ この野郎!!」


なにこの任侠物語。

空手家たち 「エーフィさんすみませんでした!!!」

小動物に向けて土下座する男たち。なんてシュールな光景。

当のエーフィといえば レッドの後ろに隠れて顔だけ見せてる。

レッド 「そこまでしなくても… エーフィいいよな?」

エーフィは空手家たちにお辞儀おして レッドの後ろにさっとまた隠れてしまった。

ズキューン。心が打たれる音がした。

空手家たちは「かわいい…」やら「さわりたい…」など見た目からは予想もつかない言葉をつぶやいていた。


38: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 03:57:37.53 ID:+1tQhWp10


もうホント馬鹿ね。そんなことしなくていいの。まったくいつの時代の紳士よ。恥ずかしいじゃない。

私がなんて言われてもいいわ。あなたが笑顔でいればそれでいいの。

でもうれしいわ ありがとう。



39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 04:00:17.95 ID:+1tQhWp10

エーフィにメロメロになって追っかけまわしてる空手家たちをよそに レッドは空手家に尋ねた。

レッド「あのー それで師範さんは??」

空手家Aの顔は急に曇った。なんか聞いちゃいけないことだったのかな?

空手家A 「それがですね… 山にこもったきり帰ってこないんですよ…」

なんだ 新手の引きこもりか。アクティブ引きこもりか。

今にも泣きそうになってる空手家Aを慰める。おい 泣くな。めんどくさいだろう。

めんどくさい度センサーが反応し この話は終えることにした。

あれ?何しにジムにきたんだっけ???…まあ いっか☆

レッド 「えーとですね…じゃあ僕はこれd…」

と踵を返そうとしたとき エーフィが頭の上にのった。

レッド 「こら エーフィなんだ? ん エーフィ…… エーフィ…

    エスパー… エスパー?あ そうだ 隣のジムのことなんですけど」

―――――――…


40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 04:04:17.72 ID:+1tQhWp10


ふう まったく世話がかかるごマスターだこと。

まあ そういってやるな。あいつのいいところはあーゆうところだろ?

ふふふ よくわかってるじゃないピカチュウ。

ふんっ あんな優男ではダメだ。男なら強く熱く生きるのだ。

あら リザードン。ならいつでもどこかに行ってしまえばいいじゃない。

なんだとぉ??この小娘が!

おいおい やめとけリザードン エーフィ。



41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 04:05:49.67 ID:+1tQhWp10

道場を後にする。

空手家さんの話はこうだ。

隣のジムはエスパー使い。前に勝負してボロボロ くそみそテクニックのように負けたらしい。

それから因縁の関係で冷戦状態らしい。山に引きこもりの師範もそれに関係してるかもしれない。

今日隣の鍵がしまっているという旨をつたえると  ここんとこそういうことが多いらしい。

トレーナーを侮辱している!!くそう なんであいつなんかに!!

と嗚咽が入った声で話し始めたので なだめてこの話は終わりした。

あ ジムリーダーの名前聞き忘れちゃった。まあ いっか。あのむさくるしい男たちをこてんぱにするとは

どんな怖い人なんだろう。


43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 04:11:24.37 ID:+1tQhWp10

――――――…

右のジムへ足をはこぶ。

ジムの後ろ側に回ってみた。

後ろは小さな庭になっていた。


レッド 「うひょー裏庭だ。侵入するしかないだろっ へへ」

といってひょいと垣根を越えて侵入した

レッド 「うへー なんか怖いなこの建物」

ぼー と眺めていた。

―――――…

???「一人がいいのに。一人ではなくてはだめなのに…」

???「…邪魔をしないで頂戴…」



44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 04:13:55.46 ID:+1tQhWp10

――――――…

ヒュー

急に小さなつむじ風が吹いた。

ピカチュウはおかしい と思った。

なんだか嫌な感じがする。

ピカチュウ 「!!」

レッド 「どうした ピカt…」???「…そこのお前何をしてる」


45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 04:16:39.36 ID:+1tQhWp10


そこに凛とした女性が立っていた。

おかっぱでロング 漆黒という言葉がまさにあてあはまるようなストレートの黒髪。

そして 凍ったような三白眼の鋭い目。

そして何より 美しかった。

レッドは見とれていた。

???「…何をしているか?ときいている」

レッド「あ すみません!あの ほんの出来心で…いや 違いますよ?何も取ろうとなんて…」

あたふたしているレッドを尻目に ピカチュウは全身の毛を逆立てていた。

女の後ろに回りこむ。

なんだ この女?人間らしさを感じない。

何者だ。


48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 04:21:15.95 ID:+1tQhWp10

???「…そこのピカチュウ。そんなに敵意を私にむけるでない。不快だ」

その女は振り返らずにいった。

レッド「すみません…ピカチュウほらやめて。にしても綺麗なお庭ですね」

また 能天気なことを言っている。ピカチュウはどっと力が抜けた。

???「…?それだけか…?お前 私のことを知らないのか…?」

レッド「え?初対面で名前わかるわけないじゃないですか。超能力者でもないかぎりは」

彼女の顔が一瞬曇る。しかしそれは本当に瞬く間であり 平生の無表情にもどった。


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 04:24:37.74 ID:+1tQhWp10

彼女は鋭い目で彼の瞳を見つめる。レッドはその気迫に負けて目を背けることができない。

ナツメ「… 嘘はついてないようだな。私の名前はナツメだ。トレーナーレッド」

!!!ナツメ…だと…?

ピカチューの心臓が再び強く脈打つ。


あれ?俺 いつか名前いったけ?まあ いっか。

レッド「へー ナツメさんか。ここで何をしているの?」

この男・・・ナツメとい名前を聞いてもまったく心に乱れがない…。

ナツメ「…それをお前に先刻聞いたのであろうが…」

レッド「あ ごめんなさい。そうだった。特に意味は無いかな なんとなく」

ナツメ「…」


51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 04:26:47.92 ID:+1tQhWp10

なんだこの未知の生物は。

心をみても 嘘はいってないようだから もっと謎だ。

トレーナーなのに私をしらない?いや 私は自分の知名度を誇示するわけではないが…


ナツメ「…この世に意味が無いことなんてない。すべてに原因がある」

レッド「そんなもんかなー。おなか減ったなあ。今日は帰るか いこう。ピカチュー」

ピカチューは建物に一瞥し レッドの元に戻った。

ナツメ「おい お前…人の話は最後まで…それにお前は私に挑戦しにk」レッド「またね ナツメさん」

レッドはピカチューを抱きかかえ 楽しそうに夕飯の話をしながら影を長くして帰っていった。

ナツメ「……」


53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 04:36:26.14 ID:+1tQhWp10

一人残されたナツメは あっけに取られていた。

ナツメ「未知の生物か…皮肉だな…私がそんなことを考えるなんて…」

シュンッ

ユンゲラー『ナツメ様。あなたが感じた何かとは違いうかもしれませんが 彼らは只者ではないと思います

      あの子ねずみ ジムの中の私の存在に気づいていましたから』

ナツメ 『ほう それは面白いな…』




55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 04:40:15.90 ID:+1tQhWp10

レッド…か…

人の心には色がある。

人は 欲望で満ち溢れている。いくら体裁をつくろったて 心の中は汚れている。

私にはそれが見えてしまう。見ようとしなくても見えてしまう。

人間の汚さに辟易する。 吐き気がする。もう見たくない。

しかし レッド 彼の心の色は…

いや 何かの間違いであろう。人間の欲望に例外はない。


艶やかな髪をかきあげ 紅く染まる夕日を見上げる。

ナツメ 「お父様…どうして…」 

不意に言葉がもれた。



57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 04:43:06.57 ID:+1tQhWp10

―――――…
レッド「Zzzz…」

すやすやと寝息を立てて眠っている。

月夜を浴び ピカチュウは考える。

ナツメ…か。彼女について良い噂は聞かない。

バトル 性格共に冷酷無比。日常は無表情。

そしてなにより 超能力者であるということ。

ついたあだ名は エスパー少女。誰も怖がって近づかない。

あいつとは一番相性がよくないなあ…。




59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 04:44:36.21 ID:+1tQhWp10


不意に後ろから声がする。


エーフィか…驚かさないでくれ。

あなたが後ろに気づかないなんて 珍しいわね。 そんな大事なこと考えてたのかしら。

まさか あのナツメって女のこと?


…おてんば娘の癖に勘のいい奴だ。


ああ そうだ。お前は同じエスパーとして何かを感じるものがあったか?

そうね…マスターとはあまり戦わしたくないわ。勘だけれども。

お前も そう思うか…


しばし 沈黙がながれる。

沈黙は意外なところで崩れた。


60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 04:45:47.15 ID:+1tQhWp10

またミス… 眠い…

あら 何を考えてるのかしら。


不意に後ろから声がする。


エーフィか…驚かさないでくれ。

あなたが後ろに気づかないなんて 珍しいわね。 そんな大事なこと考えてたのかしら。

まさか あのナツメって女のこと?


…おてんば娘の癖に勘のいい奴だ。


ああ そうだ。お前は同じエスパーとして何かを感じるものがあったか?

そうね…マスターとはあまり戦わしたくないわ。勘だけれども。

お前も そう思うか…


しばし 沈黙がながれる。

沈黙は意外なところで崩れた。



61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 04:46:32.04 ID:D8s7nop3O

>おてんば娘の癖に勘のいい奴だ

なんだこのピカチュウww


63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 04:51:45.55 ID:+1tQhWp10

僕もあの女の人はなんとなく嫌だなぁ…


下から声が聞こえた。

怪我をしていないときは 俺たちはだいたいカビゴンの上で寝ている。

カビゴン 起きていたのか?

あらあら あなたが話しに混ざってくるとは珍しいわねぇ。

うんー なんかねぇ… 僕 怖いんだよ。あの人。


生き物が一番恐怖を覚えるもの。それは未知。

彼らまさに未知に遭遇していた。

『怖いんだよ』

その言の葉の刃に二人は黙った。

そう もっとも端的に今の気持ちを表していたから。

彼らは明るすぎる満月をたただ見上げていた。

―――――――・・・
???「実験に支障はない…フフフ」

一部 出会い 完結


67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/07/06(月) 04:59:17.36 ID:4tQWgfcdO

すげー 面白い
続きが気になり過ぎる
また立ててくれ



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