夏奈「妹が欲しい」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 21:07:00.47 ID:ZkOh39m90
夏奈「……いや?」
内田「いやじゃないけど……」
夏奈「けど?」
内田「突然だなっと思って」
夏奈「内田、鉄は熱いうちに打てってしてるか?」
内田「なんとなく」
夏奈「内田がかちんこちんの鉄になる前に、私が姉として再教育する!」
夏奈「そして、それは早ければ早い方がいい!だからね?!」
内田「えっと……結局、私がカナちゃんの妹になればいいんだよね?」
夏奈「そう!それじゃあ、今からチアキが帰ってくるまでお前は私の妹ってことで!」
内田「いやじゃないけど……」
夏奈「けど?」
内田「突然だなっと思って」
夏奈「内田、鉄は熱いうちに打てってしてるか?」
内田「なんとなく」
夏奈「内田がかちんこちんの鉄になる前に、私が姉として再教育する!」
夏奈「そして、それは早ければ早い方がいい!だからね?!」
内田「えっと……結局、私がカナちゃんの妹になればいいんだよね?」
夏奈「そう!それじゃあ、今からチアキが帰ってくるまでお前は私の妹ってことで!」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 21:17:31.58 ID:ZkOh39m90
内田「それで妹になるって、なにすればいいの?ねえカナちゃん?」
ペチッ
内田「いっ、なにすんのさ!」
夏奈「お前、姉に対してちゃん付けか?!お友達感覚か?!」
内田「えー……実際友達じゃ……」
バシッ
内田「痛っ、頭叩かないでよ!」
夏奈「今は妹だから」
内田「じゃあなんて呼べばいいの?」
夏奈「おねえちゃんと呼べ!」
ペチッ
内田「いっ、なにすんのさ!」
夏奈「お前、姉に対してちゃん付けか?!お友達感覚か?!」
内田「えー……実際友達じゃ……」
バシッ
内田「痛っ、頭叩かないでよ!」
夏奈「今は妹だから」
内田「じゃあなんて呼べばいいの?」
夏奈「おねえちゃんと呼べ!」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 21:21:54.96 ID:ZkOh39m90
内田「お、おねえちゃん……」
内田「カナちゃん、恥ずかしくない?」
夏奈「……」
内田「カナちゃん?」
夏奈「……」
内田「あっそっか、おねえちゃん?」
夏奈「恥ずかしくなんかないよ?!前々から一度呼ばれて見たかったんだよね。チアキはハルカばっかりお姉ちゃん扱いするし」
内田「あはは、チアキはハルカちゃんにベッタリだもんね」
内田「……ところでおねえちゃんは私の事なんて呼ぶの?」
夏奈「ユカ」
内田「え?」
夏奈「だからユカだよユカ。あれ、ユカじゃなかったっけ」
内田「ユカだけど……?」
夏奈「それならユカで決定!」
内田「普段、内田って呼ばれているから変な感じ……」
内田「カナちゃん、恥ずかしくない?」
夏奈「……」
内田「カナちゃん?」
夏奈「……」
内田「あっそっか、おねえちゃん?」
夏奈「恥ずかしくなんかないよ?!前々から一度呼ばれて見たかったんだよね。チアキはハルカばっかりお姉ちゃん扱いするし」
内田「あはは、チアキはハルカちゃんにベッタリだもんね」
内田「……ところでおねえちゃんは私の事なんて呼ぶの?」
夏奈「ユカ」
内田「え?」
夏奈「だからユカだよユカ。あれ、ユカじゃなかったっけ」
内田「ユカだけど……?」
夏奈「それならユカで決定!」
内田「普段、内田って呼ばれているから変な感じ……」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 21:22:11.53 ID:bK4Ir060O
内田は本当に大変だよなwww
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 21:25:13.42 ID:ZkOh39m90
内田「そう言えば、今日は一人?」
夏奈「うん、ハルカとチアキは昨日から温泉に行ってる」
内田「カナちゃんは、なんで行かなかったの?」
夏奈「……」
内田(めんどくさいなぁ……)
内田「おねえちゃん!」
夏奈「……昨日は中学の友達とのお泊まり会があってね。行きたかったんだけど、しょうがないからトウマに代わりに行かせた」
内田「そうなんだ。私も温泉行きたかったなー。」
夏奈「うん、ハルカとチアキは昨日から温泉に行ってる」
内田「カナちゃんは、なんで行かなかったの?」
夏奈「……」
内田(めんどくさいなぁ……)
内田「おねえちゃん!」
夏奈「……昨日は中学の友達とのお泊まり会があってね。行きたかったんだけど、しょうがないからトウマに代わりに行かせた」
内田「そうなんだ。私も温泉行きたかったなー。」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 21:28:07.81 ID:ZkOh39m90
内田「 ………あれ、代わりっているもんなの?」
夏奈「4名様だったから」
内田「?」
夏奈「ハルカが当てたんだよ、温泉地宿泊券を福引きで。あとの1人は運転手ね」
内田「へぇ、また当たったんだ。ハルカちゃんって運いいよね~」
夏奈「また? 」
内田「ほら、北海道」
夏奈「………ハルカ達、今頃は温泉入ってるかなぁ」
内田(なかった事にしようとしてる……)
夏奈「4名様だったから」
内田「?」
夏奈「ハルカが当てたんだよ、温泉地宿泊券を福引きで。あとの1人は運転手ね」
内田「へぇ、また当たったんだ。ハルカちゃんって運いいよね~」
夏奈「また? 」
内田「ほら、北海道」
夏奈「………ハルカ達、今頃は温泉入ってるかなぁ」
内田(なかった事にしようとしてる……)
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 21:30:53.48 ID:ZkOh39m90
夏奈「あっ言い忘れてたけど、ハルカ達は明日帰って来るから、今日は泊まりという事で」
内田「なにも持って来て無いよ?」
夏奈「一回荷物とって来る?」
内田「そうする。じゃあいったん帰るね」
夏奈「あーそうだ、ちょっと待って」
内田「なに?」
夏奈「宿題とか持って来て。ヒマつぶしにでも」
内田「えー ヤダよ。っというか私の宿題はヒマつぶしじゃないよ!」
夏奈「いいから、一石二鳥だから」
内田「?」
内田「なにも持って来て無いよ?」
夏奈「一回荷物とって来る?」
内田「そうする。じゃあいったん帰るね」
夏奈「あーそうだ、ちょっと待って」
内田「なに?」
夏奈「宿題とか持って来て。ヒマつぶしにでも」
内田「えー ヤダよ。っというか私の宿題はヒマつぶしじゃないよ!」
夏奈「いいから、一石二鳥だから」
内田「?」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 21:33:34.37 ID:ZkOh39m90
内田「カナちゃん、荷物持って来たよー」
夏奈「おー内田、早かったなー」
内田「それじゃ再びお邪魔しま……」
夏奈「待て。おまえは自分家にはいる時、お邪魔しますと言うのか?!」
内田「ええっ、でもカナちゃん、今さっき私の事を内田って呼んだよね……?」
夏奈「……それは、あー……そうだ、これにはルールがあってね。家の中でしか適応されないんだよ」
内田「今作ったでしょっ!そのルール!」
夏奈「とにかくやり直しだ!」
内田「これ、劇かなんかなの……?」
夏奈「おー内田、早かったなー」
内田「それじゃ再びお邪魔しま……」
夏奈「待て。おまえは自分家にはいる時、お邪魔しますと言うのか?!」
内田「ええっ、でもカナちゃん、今さっき私の事を内田って呼んだよね……?」
夏奈「……それは、あー……そうだ、これにはルールがあってね。家の中でしか適応されないんだよ」
内田「今作ったでしょっ!そのルール!」
夏奈「とにかくやり直しだ!」
内田「これ、劇かなんかなの……?」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 21:36:19.23 ID:ZkOh39m90
内田「ただいまー」
夏奈「おかえりー」
内田「お母さんには、明日の夕方までお世話になるって言っといたよ」
夏奈「よし、これで準備は整った。さあ私に存分に甘えるがいい!」
夏奈「どうしたユカ、おねえちゃんだぞー甘え放題だぞー」
内田「いきなりおねえちゃんだぞ、って言われても……」
夏奈「……そうだね、まあ普通にのんびりしてよ」
内田「そうする」
夏奈(このままでは妹にしたというより、ただ呼び方を変えただけになってしまう……)
夏奈(ここは一つ、私のおねえちゃんですアピールをしよう!)
夏奈「おかえりー」
内田「お母さんには、明日の夕方までお世話になるって言っといたよ」
夏奈「よし、これで準備は整った。さあ私に存分に甘えるがいい!」
夏奈「どうしたユカ、おねえちゃんだぞー甘え放題だぞー」
内田「いきなりおねえちゃんだぞ、って言われても……」
夏奈「……そうだね、まあ普通にのんびりしてよ」
内田「そうする」
夏奈(このままでは妹にしたというより、ただ呼び方を変えただけになってしまう……)
夏奈(ここは一つ、私のおねえちゃんですアピールをしよう!)
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 21:40:10.45 ID:ZkOh39m90
夏奈「なぁユカ、そろそろお昼だよね。なに食べたい?」
内田「なんでもいいよ」
夏奈「ユカの食べたいものを言って。おねえちゃんが作ったげるから!」
内田「えーと、じゃあ、……そうめん?」
夏奈「おい、私が料理できない事を前提に考えてないか?一応カレーだってクリームシチューだって作れるぞ!」
夏奈「あとご飯炊いたりパンも焼ける」
内田(それ、料理なの?)
夏奈「ご飯ものでも、麺類でも何でも来い!」
内田「うーん……そうだ、ホットケーキ……ホットケーキが食べたい!」
夏奈「よし来た、任せなさい!」
内田「なんでもいいよ」
夏奈「ユカの食べたいものを言って。おねえちゃんが作ったげるから!」
内田「えーと、じゃあ、……そうめん?」
夏奈「おい、私が料理できない事を前提に考えてないか?一応カレーだってクリームシチューだって作れるぞ!」
夏奈「あとご飯炊いたりパンも焼ける」
内田(それ、料理なの?)
夏奈「ご飯ものでも、麺類でも何でも来い!」
内田「うーん……そうだ、ホットケーキ……ホットケーキが食べたい!」
夏奈「よし来た、任せなさい!」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 21:45:37.42 ID:ZkOh39m90
内田「私、手伝うよ」
夏奈「いやここは姉である私が、あっと言わせるホットケーキを作るから」
内田「ニンジン擦るね」
夏奈「ユカ、話聞いてる?おねえちゃん悲しいんだけど」
夏奈「というかニンジンってなにさ?」
内田「えっ?入れるでしょ?ニンジン」
夏奈「ニンジン」
内田「うん」
夏奈「隠し味みたいな?」
夏奈(……今度チアキに作る時はタップリ入れてやろう。オレンジ色になるくらいに)
夏奈「いやここは姉である私が、あっと言わせるホットケーキを作るから」
内田「ニンジン擦るね」
夏奈「ユカ、話聞いてる?おねえちゃん悲しいんだけど」
夏奈「というかニンジンってなにさ?」
内田「えっ?入れるでしょ?ニンジン」
夏奈「ニンジン」
内田「うん」
夏奈「隠し味みたいな?」
夏奈(……今度チアキに作る時はタップリ入れてやろう。オレンジ色になるくらいに)
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 21:51:00.29 ID:ZkOh39m90
内田「……おねえちゃん、あの擦るやつどこ?」
夏奈「そこの棚の一番下………ああ、そこじゃなくて、その下………それ!」
内田「よし見てて!お母さんが料理するのを手伝ったりしてるから、バッチリだよ!」
内田「ふふん♩ 見て見て速いでしょ」
夏奈「速いかどうかわからないけど、腕力はあるね」
内田「違うよ、業っていうやつのおかげだよ」
夏奈「擦るのに技術は必要なの?」
内田「必要だもん!こうしゃっしゃっと……」
夏奈「いい大工になれるよ」
内田「ヒドイ!」
夏奈「ゴメンゴメン、それでユカの業っていうやつは、皮ごとニンジンを擦る事なの?」
内田「あっ………」
夏奈「そこの棚の一番下………ああ、そこじゃなくて、その下………それ!」
内田「よし見てて!お母さんが料理するのを手伝ったりしてるから、バッチリだよ!」
内田「ふふん♩ 見て見て速いでしょ」
夏奈「速いかどうかわからないけど、腕力はあるね」
内田「違うよ、業っていうやつのおかげだよ」
夏奈「擦るのに技術は必要なの?」
内田「必要だもん!こうしゃっしゃっと……」
夏奈「いい大工になれるよ」
内田「ヒドイ!」
夏奈「ゴメンゴメン、それでユカの業っていうやつは、皮ごとニンジンを擦る事なの?」
内田「あっ………」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 21:58:22.36 ID:ZkOh39m90
夏奈「出来た!」
内田「いい匂い!」
夏奈「焼き色は……まぁいい!」
内田「……ねえ、おねえちゃん、コレ」
夏奈「ん?チョコレート?」
内田「トッピングしようよ」
夏奈「いいね。フルーツ缶も使おう」
内田「ゼータクだね」
夏奈「チアキが余計な事するなってうるさくて、普段はできないからね。やっぱオリジナリティ溢れるのを作らないとねっ!」
内田「ね!」
内田「いい匂い!」
夏奈「焼き色は……まぁいい!」
内田「……ねえ、おねえちゃん、コレ」
夏奈「ん?チョコレート?」
内田「トッピングしようよ」
夏奈「いいね。フルーツ缶も使おう」
内田「ゼータクだね」
夏奈「チアキが余計な事するなってうるさくて、普段はできないからね。やっぱオリジナリティ溢れるのを作らないとねっ!」
内田「ね!」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 22:02:15.33 ID:ZkOh39m90
内田「ホットケーキ、美味しかったぁ」
夏奈「そうだろう、そうだろう!さて食っことだし、ごろごろするか」
内田「えー、なんかして遊ぼようよ。 食べた後すぐ寝ると牛になっちゃうよ?」
夏奈「焦るんじゃない。まだ2時前だから。一日は長いんだよ?」
内田「……おねえちゃんって休みの日、ひとりの時はなにしてるの?」
夏奈「ごろごろしてる、こんな風に」ごろごろ
内田「……それもったいないよ!ゲームでもしよう?」
夏奈「ユカは私の妹だから、ごろごろの良さがわかるはずだ!はい、れっつごろごろ!」
内田「ちょっと、寝転びながら服ひっぱんないで……うわっ!!」どすん
夏奈「ごろごろ空間にようこそ、ユカー」
夏奈「そうだろう、そうだろう!さて食っことだし、ごろごろするか」
内田「えー、なんかして遊ぼようよ。 食べた後すぐ寝ると牛になっちゃうよ?」
夏奈「焦るんじゃない。まだ2時前だから。一日は長いんだよ?」
内田「……おねえちゃんって休みの日、ひとりの時はなにしてるの?」
夏奈「ごろごろしてる、こんな風に」ごろごろ
内田「……それもったいないよ!ゲームでもしよう?」
夏奈「ユカは私の妹だから、ごろごろの良さがわかるはずだ!はい、れっつごろごろ!」
内田「ちょっと、寝転びながら服ひっぱんないで……うわっ!!」どすん
夏奈「ごろごろ空間にようこそ、ユカー」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 22:13:33.95 ID:ZkOh39m90
夏奈「どう?いいでしょう?!」
内田「いいね~」
夏奈「これでユカもごろごろか」
内田「も?」
夏奈「ハルカが始めて、私、チアキ、トウマ、とごろごろが増えている」
内田「ごろごろって……普通に寝っ転がってるだけだよね?」
夏奈「ごろごろと寝っ転がるのは違うよ?!ごろごろしないと、ごろごろじゃない、ただの寝っ転がるだから」
内田「よくわかんない」
内田「いいね~」
夏奈「これでユカもごろごろか」
内田「も?」
夏奈「ハルカが始めて、私、チアキ、トウマ、とごろごろが増えている」
内田「ごろごろって……普通に寝っ転がってるだけだよね?」
夏奈「ごろごろと寝っ転がるのは違うよ?!ごろごろしないと、ごろごろじゃない、ただの寝っ転がるだから」
内田「よくわかんない」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 22:21:32.48 ID:ZkOh39m90
夏奈「ん、ごろごろしてたらもう三時か」
内田「一時間もごろごろしてた」
夏奈「さて三時と言えば、おやつの時間だ!」
内田「おやつ!」
夏奈「今日はとっておきの……あの駅前の角の店のプリンだ!しかも期間限定の奴」
内田「やった!!……っとそれ、私が食べちゃっていいの?」
夏奈「もちろん。妹なんだから」
内田「あとあとケンカにならない……?」
夏奈「そんな心配はいらないよ?もしかしてお前、意外と真面目か?」
内田「普通に真面目だよ!?」
夏奈「それでプリンは?」
内田「いただきます」
内田「一時間もごろごろしてた」
夏奈「さて三時と言えば、おやつの時間だ!」
内田「おやつ!」
夏奈「今日はとっておきの……あの駅前の角の店のプリンだ!しかも期間限定の奴」
内田「やった!!……っとそれ、私が食べちゃっていいの?」
夏奈「もちろん。妹なんだから」
内田「あとあとケンカにならない……?」
夏奈「そんな心配はいらないよ?もしかしてお前、意外と真面目か?」
内田「普通に真面目だよ!?」
夏奈「それでプリンは?」
内田「いただきます」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 22:25:48.99 ID:ZkOh39m90
夏奈「たいへん美味であった!さすがだね、あの店は」
内田「トウマがプリンを取った取られたで、お兄さんとケンカしたって言ってたけど」
内田「よく分かるなぁ。美味しいもん」
夏奈「……よし、じゃあ今からするか!」
内田「えっ?なにを?」
夏奈「プリンの取り合い」
内田「食べちゃったじゃん」
夏奈「甘いな……冷蔵庫にはまだあるんだよ?」
内田「でもそれは……」
夏奈「ふふふ……限定のは確かにハルカとチアキのだ。しかし、まだ焼きプリンが、誰が食べるか決まってないのが1つあるのだ!」
内田「!」
内田「トウマがプリンを取った取られたで、お兄さんとケンカしたって言ってたけど」
内田「よく分かるなぁ。美味しいもん」
夏奈「……よし、じゃあ今からするか!」
内田「えっ?なにを?」
夏奈「プリンの取り合い」
内田「食べちゃったじゃん」
夏奈「甘いな……冷蔵庫にはまだあるんだよ?」
内田「でもそれは……」
夏奈「ふふふ……限定のは確かにハルカとチアキのだ。しかし、まだ焼きプリンが、誰が食べるか決まってないのが1つあるのだ!」
内田「!」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 22:30:17.99 ID:ZkOh39m90
夏奈「ユカはもちろん食べたいよね?」
内田「……」こくこく
夏奈「なら仕方がない、とったもん勝ちだ!」ダダッ
内田「あっ、ちょっと!」
夏奈「冷蔵庫前に到着!楽勝だな」ガチョ
内田「おねえちゃんずるい!」
夏奈「ずるいもなにもないよ。プリン食べたいもん。さてどこに置いたっけな」
内田(…… そうだ!)
夏奈「プリンゲット!……なんかチアキと違って張り合いないなぁ」
内田「……」こくこく
夏奈「なら仕方がない、とったもん勝ちだ!」ダダッ
内田「あっ、ちょっと!」
夏奈「冷蔵庫前に到着!楽勝だな」ガチョ
内田「おねえちゃんずるい!」
夏奈「ずるいもなにもないよ。プリン食べたいもん。さてどこに置いたっけな」
内田(…… そうだ!)
夏奈「プリンゲット!……なんかチアキと違って張り合いないなぁ」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 22:33:46.93 ID:ZkOh39m90
夏奈「さあ食べよっと……あれ?」
夏奈「さっき使ったスプーンって、どうしたっけ?流しに持ってってないし……」
夏奈「まあ新しいの出すか……」
……………!
夏奈(スプーンが全部なくなっている……)
内田「残念だったね、おねえちゃん。スプーンは私が全部持ってるんだから!」
夏奈「さっき使ったスプーンって、どうしたっけ?流しに持ってってないし……」
夏奈「まあ新しいの出すか……」
……………!
夏奈(スプーンが全部なくなっている……)
内田「残念だったね、おねえちゃん。スプーンは私が全部持ってるんだから!」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 22:35:41.07 ID:ZkOh39m90
夏奈「負けた……」
内田(これ勝敗ってどうやって決まるものなの?)
夏奈「はい、戦利品……」
内田「え?」
夏奈「美味しそうに食べてあげてね……」
内田「おねえちゃん……」
内田「ねえ、はんぶんこしようよ?」
夏奈「いいよぉ…妹と結んだ約束は守らなきゃ、姉として…」
内田「あの店の焼きプリンは、カラメルはバラの花よりかぐわしく、プリンは絹よりも滑らかで、どんな王子様とよりも甘い時をすごせるよ!」
夏奈「はんぶんこしよう!」
内田(これ勝敗ってどうやって決まるものなの?)
夏奈「はい、戦利品……」
内田「え?」
夏奈「美味しそうに食べてあげてね……」
内田「おねえちゃん……」
内田「ねえ、はんぶんこしようよ?」
夏奈「いいよぉ…妹と結んだ約束は守らなきゃ、姉として…」
内田「あの店の焼きプリンは、カラメルはバラの花よりかぐわしく、プリンは絹よりも滑らかで、どんな王子様とよりも甘い時をすごせるよ!」
夏奈「はんぶんこしよう!」
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 22:45:08.38 ID:ZkOh39m90
内田「ごちそうさま」
夏奈「私は今っ幸せだ!」
内田「私も!」
夏奈「ユカにおやつの取り合いという、姉妹では避けて通れない戦いを体験してもらったけど」
内田「毎日二人で大変だね」
夏奈「本来はこれにハルカが加わるから」
内田「……ハルカちゃんって取り合いするの?」
夏奈「いかにハルカに止められないかだよ?」
夏奈「私は今っ幸せだ!」
内田「私も!」
夏奈「ユカにおやつの取り合いという、姉妹では避けて通れない戦いを体験してもらったけど」
内田「毎日二人で大変だね」
夏奈「本来はこれにハルカが加わるから」
内田「……ハルカちゃんって取り合いするの?」
夏奈「いかにハルカに止められないかだよ?」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 22:48:47.42 ID:ZkOh39m90
夏奈「えっと……まだ3時半か。っと何しようかね」
内田「おねえちゃん、今度こそゲームしよう」
夏奈「私に勝負を挑むとは……いいだろう!こてんぱんにしてやる!」
内田「返り討ちにするもん!」
夏奈「それで、なんのゲームにする?」
内田「これがいい」
夏奈「『先生と二宮くん The Battle of Love 2 ~二人の輪舞よ永遠に~』 か。そういや、ケイコに返してなかった」
内田「恋愛ゲーム?」
夏奈「いや、アクションとか格闘とかがミックスされたゲームだよ。結構難しい」
内田「アクションで難しいのかぁ……でも逆におねえちゃんも苦手だし、勝てるかも」
夏奈「どうだろう」
内田「おねえちゃん、今度こそゲームしよう」
夏奈「私に勝負を挑むとは……いいだろう!こてんぱんにしてやる!」
内田「返り討ちにするもん!」
夏奈「それで、なんのゲームにする?」
内田「これがいい」
夏奈「『先生と二宮くん The Battle of Love 2 ~二人の輪舞よ永遠に~』 か。そういや、ケイコに返してなかった」
内田「恋愛ゲーム?」
夏奈「いや、アクションとか格闘とかがミックスされたゲームだよ。結構難しい」
内田「アクションで難しいのかぁ……でも逆におねえちゃんも苦手だし、勝てるかも」
夏奈「どうだろう」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 22:55:48.29 ID:ZkOh39m90
夏奈「まずは、格闘の奴ね。私二宮くん」
内田「私先生にする!医者の」
夏奈「あー医者は車には強いけど、二宮くんにはきついかも。」
内田「じゃあ車にする」
夏奈「そこは先生だろ」
ラーウンドワン ファイッ
…………
にのみやくーん!!
GAME OVER……
内田「……あれ?どうなったの?」
夏奈「どっちかのライフが無くなるとこうなる」
内田「私の勝ちだよね?」
夏奈「勝ち負けなんてないんだよ……相手を傷つけて勝ちをとる、そんなことはとても悲しい事だ、このゲームはそう言っているんだ」
内田「私の勝ちだよね?」
内田「私先生にする!医者の」
夏奈「あー医者は車には強いけど、二宮くんにはきついかも。」
内田「じゃあ車にする」
夏奈「そこは先生だろ」
ラーウンドワン ファイッ
…………
にのみやくーん!!
GAME OVER……
内田「……あれ?どうなったの?」
夏奈「どっちかのライフが無くなるとこうなる」
内田「私の勝ちだよね?」
夏奈「勝ち負けなんてないんだよ……相手を傷つけて勝ちをとる、そんなことはとても悲しい事だ、このゲームはそう言っているんだ」
内田「私の勝ちだよね?」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 23:00:54.88 ID:ZkOh39m90
夏奈「他のにしよう」
内田「そうだね。よく分からないもん、これ」
夏奈「てきとうに……これ、『イマコイ』にしよう」
内田「それ、ゲームになってたんだ。どんなのなの?」
夏奈「落ちものパズルだったけな……?」
内田「パズルなの?元は感動恋愛ものの漫画だよ?!」
夏奈「なんか『連鎖で届け、私の思い』ってある」
内田「連鎖するとどうなるの?」
夏奈「確か連鎖するほど強い告白が出来て、高得点みたいな感じだったと思う」
夏奈「『月が綺麗ですね』から始まって……」
内田「……」
夏奈「オセロしよう」
内田「そうだね。よく分からないもん、これ」
夏奈「てきとうに……これ、『イマコイ』にしよう」
内田「それ、ゲームになってたんだ。どんなのなの?」
夏奈「落ちものパズルだったけな……?」
内田「パズルなの?元は感動恋愛ものの漫画だよ?!」
夏奈「なんか『連鎖で届け、私の思い』ってある」
内田「連鎖するとどうなるの?」
夏奈「確か連鎖するほど強い告白が出来て、高得点みたいな感じだったと思う」
夏奈「『月が綺麗ですね』から始まって……」
内田「……」
夏奈「オセロしよう」
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 23:07:12.33 ID:ZkOh39m90
夏奈「ユカー今何時?」
内田「5時半ぐらいだよ」
夏奈「そろそろ夕飯の準備でもするか。なんにする?」
内田「そうだな~カレーかな、やっぱり」
夏奈「カレーな。そう来ると思ったよ。」
内田「予想してたの?」
夏奈「昨日の夜中、こんな夢を見たんだ」
内田「5時半ぐらいだよ」
夏奈「そろそろ夕飯の準備でもするか。なんにする?」
内田「そうだな~カレーかな、やっぱり」
夏奈「カレーな。そう来ると思ったよ。」
内田「予想してたの?」
夏奈「昨日の夜中、こんな夢を見たんだ」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 23:08:27.29 ID:ZkOh39m90
ーーーーー
ーーー
ふじおか「こんばんは」
夏奈(ふじおかがでかくなって、しゃべってる……!)
夏奈「えっと、どちらさま?」
ふじおか「あははっ!あいかわらず冗談きついな、カナちゃんは。君たちの母の姉の息子であるおじさんだよ!」
夏奈「いや、お前いとこじゃん。クマじゃん。ぬいぐるみじゃん」
千秋「お前何言ってんだよ、おじさんだよ」
夏奈「いやいや、だって……」
ふじおか「まあまあケンカはよそうよ。そうだ、お土産があるんだ。ほらっ」コトンッ
千秋「これは……?」
ふじおか「熊カレー缶だよ」
ーーー
ーーーーーー
夏奈「それで、今日の夕飯はカレーだと分かっていた!いわゆる予知夢ってやつ」
内田「あの……熊カレーは作らないよね?」
ーーー
ふじおか「こんばんは」
夏奈(ふじおかがでかくなって、しゃべってる……!)
夏奈「えっと、どちらさま?」
ふじおか「あははっ!あいかわらず冗談きついな、カナちゃんは。君たちの母の姉の息子であるおじさんだよ!」
夏奈「いや、お前いとこじゃん。クマじゃん。ぬいぐるみじゃん」
千秋「お前何言ってんだよ、おじさんだよ」
夏奈「いやいや、だって……」
ふじおか「まあまあケンカはよそうよ。そうだ、お土産があるんだ。ほらっ」コトンッ
千秋「これは……?」
ふじおか「熊カレー缶だよ」
ーーー
ーーーーーー
夏奈「それで、今日の夕飯はカレーだと分かっていた!いわゆる予知夢ってやつ」
内田「あの……熊カレーは作らないよね?」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 23:24:38.15 ID:ZkOh39m90
内田「おねえちゃん、野菜切るよ!」
夏奈「さっきの見てたら不安だからいいよ」
内田「なっ……そういうカナちゃんだって包丁苦手でしょ!」
夏奈「甘いな!プロフェッショナルだから」
内田「えー本当かな?」
夏奈「本当本当」
内田「でもチアキから聞いたよ。じゃがいもの皮を剥いたら、ほとんどなくなっちゃったって」
夏奈「元から小さかったんだよ、じゃがいも」
夏奈「さっきの見てたら不安だからいいよ」
内田「なっ……そういうカナちゃんだって包丁苦手でしょ!」
夏奈「甘いな!プロフェッショナルだから」
内田「えー本当かな?」
夏奈「本当本当」
内田「でもチアキから聞いたよ。じゃがいもの皮を剥いたら、ほとんどなくなっちゃったって」
夏奈「元から小さかったんだよ、じゃがいも」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 23:29:45.37 ID:ZkOh39m90
内田「おねえちゃんはご飯セットしてて。私皮向いて切るから」
夏奈「ユカよ、料理は包丁だけではないんだよ」
内田「?」
夏奈「ピーラーにかかれば、じゃがいももニンジンも一瞬だ!」
内田「貸して?」
夏奈「ダメダメ、カレーは私が作る。ユカは、もうひとごろごろしてなさい」
内田「……いいよ、包丁だけでやるもん!」
夏奈「いいだろう。勝負しようって事だね」
内田「違います!」
夏奈「ユカよ、料理は包丁だけではないんだよ」
内田「?」
夏奈「ピーラーにかかれば、じゃがいももニンジンも一瞬だ!」
内田「貸して?」
夏奈「ダメダメ、カレーは私が作る。ユカは、もうひとごろごろしてなさい」
内田「……いいよ、包丁だけでやるもん!」
夏奈「いいだろう。勝負しようって事だね」
内田「違います!」
41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 23:31:43.24 ID:ZkOh39m90
夏奈「さて、こっちは皮むき終わったよー ユカはどう?」
内田「えっと……」
夏奈「……なぁ、それはなんだ?」
内田「じゃがいも……」
夏奈「え?」
内田「じゃっ、じゃがいも!」
夏奈「……」
内田「ごめんなさい……」
夏奈「安心しろ!以前の私のよりは全然大きい!私のがチアキのなら、ユカのは吉野のそれっていうくらい!」
内田「チアキも皮剥き苦手なの?」
夏奈「そうじゃなくて、身体的な」
内田「おねえちゃんって、オジサン入ってるよね」
内田「えっと……」
夏奈「……なぁ、それはなんだ?」
内田「じゃがいも……」
夏奈「え?」
内田「じゃっ、じゃがいも!」
夏奈「……」
内田「ごめんなさい……」
夏奈「安心しろ!以前の私のよりは全然大きい!私のがチアキのなら、ユカのは吉野のそれっていうくらい!」
内田「チアキも皮剥き苦手なの?」
夏奈「そうじゃなくて、身体的な」
内田「おねえちゃんって、オジサン入ってるよね」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 23:36:41.02 ID:ZkOh39m90
内田「野菜も肉も切ったし、あとは 煮込んだら完成!」
夏奈「ううっ……」グスッ
内田「大丈夫?」
夏奈「水泳ゴーグルあんまり意味無いじゃんかよ~!!」
内田「なんでだろうね?」
夏奈「今度からスノボー用のゴーグルにしてやるから、待ってよろっ!タマネギめ!」
内田「……そういえば、結局スキー行ってないね」
夏奈「だいぶ楽になった……スキーねぇ、今年こそ行きたいなぁ」
内田「行った時には教えてね」
夏奈「もちろん!私の板系テクニックを伝授しようじゃない!」
内田「じゃあ、まな板系もぜひ!」
夏奈「なんかチアキに毒されてきてるだろ」
夏奈「ううっ……」グスッ
内田「大丈夫?」
夏奈「水泳ゴーグルあんまり意味無いじゃんかよ~!!」
内田「なんでだろうね?」
夏奈「今度からスノボー用のゴーグルにしてやるから、待ってよろっ!タマネギめ!」
内田「……そういえば、結局スキー行ってないね」
夏奈「だいぶ楽になった……スキーねぇ、今年こそ行きたいなぁ」
内田「行った時には教えてね」
夏奈「もちろん!私の板系テクニックを伝授しようじゃない!」
内田「じゃあ、まな板系もぜひ!」
夏奈「なんかチアキに毒されてきてるだろ」
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 23:41:45.25 ID:ZkOh39m90
夏奈「料理の匂いを嗅ぎながら過ごすこの時間、素晴らしいね!」
内田「でもお腹減ってきちゃうよ。もういいんじゃない?」
夏奈「まだ早いだろ。あと20分くらい」
内田「えー……」
夏奈「空腹は最高のなんたらって言うじゃない」
内田「がんばる」
夏奈「オセロ二勝二敗だったから、最後の一戦をしよう」
内田「しよう!」
内田「でもお腹減ってきちゃうよ。もういいんじゃない?」
夏奈「まだ早いだろ。あと20分くらい」
内田「えー……」
夏奈「空腹は最高のなんたらって言うじゃない」
内田「がんばる」
夏奈「オセロ二勝二敗だったから、最後の一戦をしよう」
内田「しよう!」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 23:46:51.44 ID:ZkOh39m90
夏奈「いい感じかな」
内田「食べよう食べよう」
夏奈「よし盛り付けだ。皿あるから、これにご飯よそってきて。ルーかけるから」
内田「うん!」
内田「大盛りにしちゃおうかな~」
内田「でもおかわりする方が……」ガチャ
内田「あ……れ……?」
内田「食べよう食べよう」
夏奈「よし盛り付けだ。皿あるから、これにご飯よそってきて。ルーかけるから」
内田「うん!」
内田「大盛りにしちゃおうかな~」
内田「でもおかわりする方が……」ガチャ
内田「あ……れ……?」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 23:51:15.32 ID:ZkOh39m90
内田「おねえちゃん……」
夏奈「どうしたのかね?ユカくん?!」
内田「ご飯を炊くの忘れた……」
夏奈「!」
夏奈「そういや、すっかり忘れてた」
内田「どうしよう……」
夏奈「もうちょっと待って、いますぐ用意するから」
内田「うん……」
夏奈「どうしたのかね?ユカくん?!」
内田「ご飯を炊くの忘れた……」
夏奈「!」
夏奈「そういや、すっかり忘れてた」
内田「どうしよう……」
夏奈「もうちょっと待って、いますぐ用意するから」
内田「うん……」
48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/02(土) 23:57:03.49 ID:ZkOh39m90
内田「おいしい、おいしい!お腹はすかせるものだね!」
夏奈「……それにしても、ユカはよく食うなぁ。太るぞ?!」
内田「成長に使われるから大丈夫です!」
夏奈「お腹の?」
内田「それはおねえちゃんでしょ」
夏奈「私は食いしん坊と言われながらも、ちゃんとスマートさを維持しているよ」
内田「じゃあ私もそうだから」
夏奈「どれどれ、余分な脂肪がついていたら、トウマと藤岡の朝練に行かせるから」
内田「トウマみたいな余分な脂肪がついてからにしてよ!」
夏奈「?」
夏奈「……それにしても、ユカはよく食うなぁ。太るぞ?!」
内田「成長に使われるから大丈夫です!」
夏奈「お腹の?」
内田「それはおねえちゃんでしょ」
夏奈「私は食いしん坊と言われながらも、ちゃんとスマートさを維持しているよ」
内田「じゃあ私もそうだから」
夏奈「どれどれ、余分な脂肪がついていたら、トウマと藤岡の朝練に行かせるから」
内田「トウマみたいな余分な脂肪がついてからにしてよ!」
夏奈「?」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 00:05:30.79 ID:uXG9zO+90
夏奈「ふー……洗い物でもするか」
内田「お風呂いれて来るね」
夏奈「ん、おねがい」
夏奈「……」
夏奈(……果たして今まで、私は姉らしく振舞えていただろうか?)
夏奈(あんまりお姉さんっぽくなかったような……)
夏奈(もっとお姉さんらしいのを……)
内田「お風呂いれて来るね」
夏奈「ん、おねがい」
夏奈「……」
夏奈(……果たして今まで、私は姉らしく振舞えていただろうか?)
夏奈(あんまりお姉さんっぽくなかったような……)
夏奈(もっとお姉さんらしいのを……)
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 00:06:24.97 ID:uXG9zO+90
内田「おねえちゃん!」
夏奈「うわっ!脅かすなよ!」
内田「だって、皿も持たずに、流しの前で固まってたんだもん」
夏奈「風呂は?」
内田「ばっちりだよ。ところで何考えてたの?」
夏奈「ちょっとね」
内田「何か分からないけど深刻そうだね」
夏奈「ああ深刻だ……とっても」
内田(明日の朝ごはんのメニューかな?)
夏奈「うわっ!脅かすなよ!」
内田「だって、皿も持たずに、流しの前で固まってたんだもん」
夏奈「風呂は?」
内田「ばっちりだよ。ところで何考えてたの?」
夏奈「ちょっとね」
内田「何か分からないけど深刻そうだね」
夏奈「ああ深刻だ……とっても」
内田(明日の朝ごはんのメニューかな?)
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 00:09:25.59 ID:uXG9zO+90
ピピピピ……
夏奈「お、風呂沸いた」
内田「おねえちゃん、先入ってきていい?」
夏奈「いいよー」
内田「じゃあ入ってくるね」
夏奈「おーう、ごゆっくり」
内田「そういえば、チアキんちの風呂に1人で入るのって、初めてだなぁ」ガラガラ
内田「結構広い……」
夏奈「お、風呂沸いた」
内田「おねえちゃん、先入ってきていい?」
夏奈「いいよー」
内田「じゃあ入ってくるね」
夏奈「おーう、ごゆっくり」
内田「そういえば、チアキんちの風呂に1人で入るのって、初めてだなぁ」ガラガラ
内田「結構広い……」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 00:13:25.32 ID:uXG9zO+90
ーーーーガラガラッ
夏奈「よー、あったまってるか?」
内田「わ!なに?」
夏奈「風呂を焚き付けたりしにきたんじゃないよ。1人だし」
内田「熱いぐらいだからいいよ!それでどうしたの?」
夏奈「そういう意味じゃ……まあいいけど。それでね、シャンプーなんだけどさ、切れてるんだよね」
ぷしゅぷしゅ……
内田「本当だ……」
夏奈「そこで、新しいシャンプーだ!」
内田「おお、ありがとう!」
夏奈「んじゃ出るね。何かあったら言って、確かボディーソープとリンスはあった
はずだけど」
内田「うん、ホントありがとね、おねえちゃん」
夏奈「姉として当然の行為だ!それと、風呂上がりの牛乳は、大きいコップにしとくよ。それも2杯」
内田「それはいりません」
夏奈「よー、あったまってるか?」
内田「わ!なに?」
夏奈「風呂を焚き付けたりしにきたんじゃないよ。1人だし」
内田「熱いぐらいだからいいよ!それでどうしたの?」
夏奈「そういう意味じゃ……まあいいけど。それでね、シャンプーなんだけどさ、切れてるんだよね」
ぷしゅぷしゅ……
内田「本当だ……」
夏奈「そこで、新しいシャンプーだ!」
内田「おお、ありがとう!」
夏奈「んじゃ出るね。何かあったら言って、確かボディーソープとリンスはあった
はずだけど」
内田「うん、ホントありがとね、おねえちゃん」
夏奈「姉として当然の行為だ!それと、風呂上がりの牛乳は、大きいコップにしとくよ。それも2杯」
内田「それはいりません」
54: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 00:17:01.60 ID:uXG9zO+90
内田「さすがに2杯はキツかった……」
夏奈「トウマはラッパ飲みしてたからね。それだけだとまだ追いつけないよ」
内田「ううぅ」
夏奈「でもなユカ、牛乳だけじゃないから大丈夫かもよ」
内田「?」
夏奈「好き嫌いせず、なんでも食べればきっと……トウマだってうちに来ると、緑だろうが赤だろうが何色でも食うし」
内田「そうだね、私は好き嫌いないもん」
夏奈「あのホイップ姫よりは絶対勝てるよ!だって食べてるもの!」
内田「……そういえばおねえちゃんは?」
夏奈「長女ハルカに吸われた」
夏奈「トウマはラッパ飲みしてたからね。それだけだとまだ追いつけないよ」
内田「ううぅ」
夏奈「でもなユカ、牛乳だけじゃないから大丈夫かもよ」
内田「?」
夏奈「好き嫌いせず、なんでも食べればきっと……トウマだってうちに来ると、緑だろうが赤だろうが何色でも食うし」
内田「そうだね、私は好き嫌いないもん」
夏奈「あのホイップ姫よりは絶対勝てるよ!だって食べてるもの!」
内田「……そういえばおねえちゃんは?」
夏奈「長女ハルカに吸われた」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 00:19:55.17 ID:uXG9zO+90
夏奈「よし、タオルだけであらかた乾いたかな。ドライヤーかけるけど、熱かったら言えよ?」
内田「うん」
夏奈「さらさらだね」
内田「そうかな?」
夏奈「とってもキレイですよお客さん」
内田「えへへ」
内田「うん」
夏奈「さらさらだね」
内田「そうかな?」
夏奈「とってもキレイですよお客さん」
内田「えへへ」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 00:21:01.11 ID:uXG9zO+90
夏奈「……昔チアキが小さい頃、こんな感じで髪を乾かしてあげてたんだけどさ」
夏奈「あいつ結構癖っ毛でさ。ほら頭のあれ、別にわざとってわけじゃないんだ」
夏奈「はねちゃってなおらないみたいでね。あんまり気にしていないみたいだけど」
夏奈「それで、私は奮闘したんだ。乾いてもはねないように乾かすのに。」
夏奈「結局、出来てもすぐまたはねちゃって……でもチアキは………」
夏奈「あっごめんな内田。」
夏奈「チアキは嫌がるし、トウマは面倒くさがってやらせてくれないしで久々なんだ。他人の髪乾かすの。それで変なこと思い出しちゃった。」
内田「……カナちゃん………」
夏奈「……あっ!おい、私はおねえちゃんだぞ!」
内田「それならば、そっちだって、さっき私のこと内田って言ったよ」
夏奈「言ってない!」
内田「言った!!」
夏奈「あいつ結構癖っ毛でさ。ほら頭のあれ、別にわざとってわけじゃないんだ」
夏奈「はねちゃってなおらないみたいでね。あんまり気にしていないみたいだけど」
夏奈「それで、私は奮闘したんだ。乾いてもはねないように乾かすのに。」
夏奈「結局、出来てもすぐまたはねちゃって……でもチアキは………」
夏奈「あっごめんな内田。」
夏奈「チアキは嫌がるし、トウマは面倒くさがってやらせてくれないしで久々なんだ。他人の髪乾かすの。それで変なこと思い出しちゃった。」
内田「……カナちゃん………」
夏奈「……あっ!おい、私はおねえちゃんだぞ!」
内田「それならば、そっちだって、さっき私のこと内田って言ったよ」
夏奈「言ってない!」
内田「言った!!」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 00:22:22.21 ID:uXG9zO+90
夏奈「はい終わりだよ」
内田「ありがとー」
夏奈「じゃあ私風呂」
内田「はいはい」
夏奈「あっ、入る前に……ユカはどこで寝たい?」
内田「どこでもいいよ」
夏奈「ならチアキの部屋でいい?でも1人で寝れるかな……?」
内田「おねえちゃん、バカにしすぎ。1人でもへっちゃらだよ」
夏奈「ごめん、わかったよ。いやさ、前はチアキの部屋に布団敷いてたし……今回は私の部屋に布団かな、なんて」
内田「うーん………そうする」
夏奈「やっぱ怖かった」
内田「違う違う、チアキに悪いかなって」
夏奈「無理すんなよ?」
内田「違うからっ!」
内田「ありがとー」
夏奈「じゃあ私風呂」
内田「はいはい」
夏奈「あっ、入る前に……ユカはどこで寝たい?」
内田「どこでもいいよ」
夏奈「ならチアキの部屋でいい?でも1人で寝れるかな……?」
内田「おねえちゃん、バカにしすぎ。1人でもへっちゃらだよ」
夏奈「ごめん、わかったよ。いやさ、前はチアキの部屋に布団敷いてたし……今回は私の部屋に布団かな、なんて」
内田「うーん………そうする」
夏奈「やっぱ怖かった」
内田「違う違う、チアキに悪いかなって」
夏奈「無理すんなよ?」
内田「違うからっ!」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 00:24:28.59 ID:uXG9zO+90
夏奈「はーいい湯だった」
夏奈「ん?牛乳がコップに並々つがれている……」
ゴクゴク……
夏奈「くーうまい!火照った体に冷たい牛乳が気持ちいね!」
内田「……」
夏奈「なんだ?じっと見つめて」
内田「……」
夏奈「あー……その、これは喉が乾いていたからで……ね?」
内田「一緒に頑張ろう、おねえちゃん!」
夏奈「違うからっ!」
夏奈「ん?牛乳がコップに並々つがれている……」
ゴクゴク……
夏奈「くーうまい!火照った体に冷たい牛乳が気持ちいね!」
内田「……」
夏奈「なんだ?じっと見つめて」
内田「……」
夏奈「あー……その、これは喉が乾いていたからで……ね?」
内田「一緒に頑張ろう、おねえちゃん!」
夏奈「違うからっ!」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 00:26:33.72 ID:uXG9zO+90
内田「あはははっ!」
夏奈「ユカー?歯みがいた?」
内田「あっおねえちゃん、この芸人さん面白いよ!!」
夏奈「テレビも程々に、歯みがけよー」
内田「はーい。今みがくよ」
夏奈「しっかりとね。虫歯やだもんね?」
内田「ね」
夏奈「ユカはさ、虫歯になったことある?」
内田「ないよー」
夏奈「うらやましい。私つい最近やっちゃったんだよね、虫歯」
内田「ええっ、さっきプリンとか食べてたけどいいの?」
夏奈「処置済みだから。うちって虫歯になりやすいのかな……」
内田「ハルカちゃんもちょっと前になってたよね」
夏奈「チアキもまずい気がするんだよなぁ……さあ、歯磨き歯磨き」
夏奈「ユカー?歯みがいた?」
内田「あっおねえちゃん、この芸人さん面白いよ!!」
夏奈「テレビも程々に、歯みがけよー」
内田「はーい。今みがくよ」
夏奈「しっかりとね。虫歯やだもんね?」
内田「ね」
夏奈「ユカはさ、虫歯になったことある?」
内田「ないよー」
夏奈「うらやましい。私つい最近やっちゃったんだよね、虫歯」
内田「ええっ、さっきプリンとか食べてたけどいいの?」
夏奈「処置済みだから。うちって虫歯になりやすいのかな……」
内田「ハルカちゃんもちょっと前になってたよね」
夏奈「チアキもまずい気がするんだよなぁ……さあ、歯磨き歯磨き」
60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 00:29:22.89 ID:uXG9zO+90
夏奈「布団は既に準備完了!いつでも寝れるぞ!」
内田「これ見終わったら寝るー」
夏奈「わかった。私も見てよう」
ーーーーー
内田「面白かったねー」
夏奈「あそこでふんどしは反則だよな!」
内田「あれ出るだけで……ふぷぷっ」
夏奈「私寝るよー?」
内田「こっちも寝るよ。もう10時だし」
夏奈「じゃあベッド使って。布団使うから」
内田「悪いよ」
夏奈「んじゃ一枚の布団で二人寝るんだな?」
内田「それはもっと悪い」
内田「これ見終わったら寝るー」
夏奈「わかった。私も見てよう」
ーーーーー
内田「面白かったねー」
夏奈「あそこでふんどしは反則だよな!」
内田「あれ出るだけで……ふぷぷっ」
夏奈「私寝るよー?」
内田「こっちも寝るよ。もう10時だし」
夏奈「じゃあベッド使って。布団使うから」
内田「悪いよ」
夏奈「んじゃ一枚の布団で二人寝るんだな?」
内田「それはもっと悪い」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 00:31:15.01 ID:uXG9zO+90
内田「電気消すと真っ暗だね」
夏奈「私がどこにいるかわかるかな……?」
内田「布団の中じゃないの?」
夏奈「……ところで、こういう場合、寝る前にすることといえば?」
内田「歯磨き?」
夏奈「それは幼稚園児に言うことだよ」
内田「えー……トイレ?」
夏奈「怪談だよ!怪談!」
内田「ああそいういうのなの?」
夏奈「そういうのなんだよ」
内田「普通恋愛トークじゃないかな」
夏奈「王子様とか架空の話されても困るじゃない」
内田「王子様はいるもん」
夏奈「私がどこにいるかわかるかな……?」
内田「布団の中じゃないの?」
夏奈「……ところで、こういう場合、寝る前にすることといえば?」
内田「歯磨き?」
夏奈「それは幼稚園児に言うことだよ」
内田「えー……トイレ?」
夏奈「怪談だよ!怪談!」
内田「ああそいういうのなの?」
夏奈「そういうのなんだよ」
内田「普通恋愛トークじゃないかな」
夏奈「王子様とか架空の話されても困るじゃない」
内田「王子様はいるもん」
63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 00:33:24.34 ID:uXG9zO+90
夏奈「暗黒の扇風機と、地獄の乾燥機と、黄泉の食器洗浄機のどれいっとく?」
内田「結局怪談するの……そして、あいかわらず家電製品なんだね」
夏奈「前のトウマや吉野の話聞いてたら、思い出してね。どれもユカの昔話よりはいいよ」
内田「眠いから寝る」
夏奈「おっと、怖いのか?!」
内田「怖いとかじゃなくて。眠いし、そういうの面白くないんだもん」
夏奈「そっか、ユカは虫の話のほうがいいんだっけ。セミっているじゃん?あれってね………」
内田「扇風機がいい」
内田「結局怪談するの……そして、あいかわらず家電製品なんだね」
夏奈「前のトウマや吉野の話聞いてたら、思い出してね。どれもユカの昔話よりはいいよ」
内田「眠いから寝る」
夏奈「おっと、怖いのか?!」
内田「怖いとかじゃなくて。眠いし、そういうの面白くないんだもん」
夏奈「そっか、ユカは虫の話のほうがいいんだっけ。セミっているじゃん?あれってね………」
内田「扇風機がいい」
64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 00:42:08.96 ID:uXG9zO+90
夏奈「どうだ?怖いだろ?」
内田「…………」
夏奈「怖くて声も出ない?」
内田「いや、それって扇風機が壊れてたよっていう話でしょ?」
夏奈「やっぱり?私もそんな気がしてた」
夏奈「……チアキは怖がってたけど」
内田「ごめん、もう寝ちゃいそう……おやすみ……」
夏奈「おやすみー………」
すみませんが、朝早いので二日めは翌日になりそうです。
内田「…………」
夏奈「怖くて声も出ない?」
内田「いや、それって扇風機が壊れてたよっていう話でしょ?」
夏奈「やっぱり?私もそんな気がしてた」
夏奈「……チアキは怖がってたけど」
内田「ごめん、もう寝ちゃいそう……おやすみ……」
夏奈「おやすみー………」
すみませんが、朝早いので二日めは翌日になりそうです。
99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 20:49:33.40 ID:uXG9zO+90
内田「ううん……もう朝だぁ」
夏奈「おはよう!よく眠れたか?」
内田「おはよう。ぐっすり眠れたよ」
夏奈「それは良かった。朝ご飯作るから着替えてて」
内田「おねえちゃん早起きだね」
夏奈「まあな!頑張って起きてみたよ。やればできるもんだね」
夏奈「さーて朝食作るかな。パンだけどいいよね?」
内田(やっぱり、おねえさんなんだなぁ……)
夏奈「ん?いやか?」
内田「ううん、パンでいいよ」
夏奈「おはよう!よく眠れたか?」
内田「おはよう。ぐっすり眠れたよ」
夏奈「それは良かった。朝ご飯作るから着替えてて」
内田「おねえちゃん早起きだね」
夏奈「まあな!頑張って起きてみたよ。やればできるもんだね」
夏奈「さーて朝食作るかな。パンだけどいいよね?」
内田(やっぱり、おねえさんなんだなぁ……)
夏奈「ん?いやか?」
内田「ううん、パンでいいよ」
101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 21:00:46.44 ID:uXG9zO+90
内田「えっと、これは?」
夏奈「スクランブルエッグ」
内田「なんか色がおかしい……?」
夏奈「ちょっと隠し味入れすぎたかなー?」
内田(隠れてない、隠れてない!)
夏奈「めんつゆとトーバンジャンいれてみた」
内田「更にケチャップ?」
夏奈「うん、和洋中折衷みたいな感じで」
内田「なってないよ?」
夏奈「まあシェフのこだわりを話すのも程々にして、いただきます!」
内田「いただきます……」
夏奈「スクランブルエッグ」
内田「なんか色がおかしい……?」
夏奈「ちょっと隠し味入れすぎたかなー?」
内田(隠れてない、隠れてない!)
夏奈「めんつゆとトーバンジャンいれてみた」
内田「更にケチャップ?」
夏奈「うん、和洋中折衷みたいな感じで」
内田「なってないよ?」
夏奈「まあシェフのこだわりを話すのも程々にして、いただきます!」
内田「いただきます……」
102: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 21:12:44.99 ID:uXG9zO+90
内田「……ところで、このケチャップで書かれた『引く足す』ってなに?」
夏奈「その前に、これはなんだと思う?」
内田「たすなな?」
夏奈「お前は天才にはなれなかった……」
内田「えー……それでなんなの?」
夏奈「『加える』に『7』で、カナだ!」
内田「おお!すごい、確かにそうだ!」
夏奈「その前に、これはなんだと思う?」
内田「たすなな?」
夏奈「お前は天才にはなれなかった……」
内田「えー……それでなんなの?」
夏奈「『加える』に『7』で、カナだ!」
内田「おお!すごい、確かにそうだ!」
103: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 21:14:03.33 ID:uXG9zO+90
内田「……それなら私のは、ユカだね?!」
夏奈「いや、そのつもりだったんだけどね。どうしても『ユ』が思いつかなかったから……」
内田「から?」
夏奈「その引くを『バー』と読んで、『バーカ』と読む」
内田「………」
夏奈「あっちょっと!それ私のオムレツ!名前あるだろ?!」
内田「+に一本、7に一本加えて……」
内田「できた!おねえちゃん、見てよこれ!」
夏奈「『カユ』……お粥が良かったの?」
内田「違うって、ほら縦書き!」
夏奈「!」
夏奈「……なんだお前も天才だったのか」
夏奈「いや、そのつもりだったんだけどね。どうしても『ユ』が思いつかなかったから……」
内田「から?」
夏奈「その引くを『バー』と読んで、『バーカ』と読む」
内田「………」
夏奈「あっちょっと!それ私のオムレツ!名前あるだろ?!」
内田「+に一本、7に一本加えて……」
内田「できた!おねえちゃん、見てよこれ!」
夏奈「『カユ』……お粥が良かったの?」
内田「違うって、ほら縦書き!」
夏奈「!」
夏奈「……なんだお前も天才だったのか」
104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 21:18:42.89 ID:uXG9zO+90
内田「ごちそうさまでした」
夏奈「ごちそうさま」
内田「なんか斬新な味だったね……」
夏奈「折衷というかケンカしてた」
内田「やっぱり料理はレシピどおり作らないと、美味しくならないね。レシピって大切だなー」
夏奈「……違うよ、料理っていうのは閃きの方が重要なんだよ」
内田「でも今日の閃きは、美味しくなかったけど……」
夏奈「閃くことはそんなに甘くないぞ?!思いつきを試して試してーーその先に美味しい物が作れるんだ」
内田「なるほど……」
夏奈「ほら、こんな言葉があるじゃない。『失敗は成功の母』って」
内田「あー、なんだっけ、確かワトソンの」
夏奈「そうそう」
夏奈「ごちそうさま」
内田「なんか斬新な味だったね……」
夏奈「折衷というかケンカしてた」
内田「やっぱり料理はレシピどおり作らないと、美味しくならないね。レシピって大切だなー」
夏奈「……違うよ、料理っていうのは閃きの方が重要なんだよ」
内田「でも今日の閃きは、美味しくなかったけど……」
夏奈「閃くことはそんなに甘くないぞ?!思いつきを試して試してーーその先に美味しい物が作れるんだ」
内田「なるほど……」
夏奈「ほら、こんな言葉があるじゃない。『失敗は成功の母』って」
内田「あー、なんだっけ、確かワトソンの」
夏奈「そうそう」
105: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 21:21:53.36 ID:uXG9zO+90
内田「……」
夏奈「おー、ユカも休みの朝はこのドラマか」
内田「おねえちゃんもみてるの?」
夏奈「チアキがね。意外だけど好きみたいだよ」
内田「ふーん、確かに意外だね」
夏奈「………」
夏奈「なんかこのミツキって子、チアキに雰囲気にてるよな」
内田「あーわかるわかる!もしかしたら、チアキも予知能力あったりして?!」
夏奈「チアキにそんなもの持たせたら、あの遠慮なさゆえに、皆立ち直れなくなるよ。」
夏奈「ほら、『お前永遠に出世できないから』とか、軽く言いそうだもん」
内田「確かにねー……チアキってあだ名とかつけるのも、容赦ないし」
夏奈「おー、ユカも休みの朝はこのドラマか」
内田「おねえちゃんもみてるの?」
夏奈「チアキがね。意外だけど好きみたいだよ」
内田「ふーん、確かに意外だね」
夏奈「………」
夏奈「なんかこのミツキって子、チアキに雰囲気にてるよな」
内田「あーわかるわかる!もしかしたら、チアキも予知能力あったりして?!」
夏奈「チアキにそんなもの持たせたら、あの遠慮なさゆえに、皆立ち直れなくなるよ。」
夏奈「ほら、『お前永遠に出世できないから』とか、軽く言いそうだもん」
内田「確かにねー……チアキってあだ名とかつけるのも、容赦ないし」
106: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 21:23:18.56 ID:uXG9zO+90
内田「はーテレビも終わっちゃったし、なんかしない?」
夏奈「そうだな……そういえば宿題って持ってきてる?」
内田「一応持ってきたけど」
夏奈「よし宿題を片付けよう」
内田「おねえちゃんはなにするの?」
夏奈「私は中学生。小学生をクリアした存在……言いたいこと、わかるね?」
内田「つまり、教えてくれるってこと?」
夏奈「そのとおり!このおねえちゃんがっ!勉強を教えてしんぜよう!」
内田「おおっ心強い」
夏奈「そうだな……そういえば宿題って持ってきてる?」
内田「一応持ってきたけど」
夏奈「よし宿題を片付けよう」
内田「おねえちゃんはなにするの?」
夏奈「私は中学生。小学生をクリアした存在……言いたいこと、わかるね?」
内田「つまり、教えてくれるってこと?」
夏奈「そのとおり!このおねえちゃんがっ!勉強を教えてしんぜよう!」
内田「おおっ心強い」
107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 21:26:28.92 ID:uXG9zO+90
夏奈「宿題は何があるの?」
内田「算数と国語のプリント、結構多いんだよね……」
夏奈「任せろ!中学生のおねえちゃんからすれば、小学校の宿題なんて、プリント十枚でも二十枚でも軽々だ」
内田「じゃあさっそくだけど、ここ教えて?」
夏奈「ん?」
内田「ここ教えて?お願い」
夏奈「……」
夏奈「……甘ったれるな!少しは自分で考えろ!」
夏奈(あっ同級生のちっちゃいのと似たような目をしていたから、つい言っちゃったけど……)
夏奈(これでは姉としての優しさと聡明さを示す機会が……作戦が……)
内田「え?!さっきまで教えてくれる気満々だったじゃん!」
夏奈「あーごめん、さっきのは……」
内田「……でもそうだね、自分でやらないと意味ないもんね。一人でやってみるよ!」
夏奈「お、おぅ………でもわかんなかったら聞いてもいいよ?ホントに」
内田「いや、全部一人で頑張るよ!」
内田「算数と国語のプリント、結構多いんだよね……」
夏奈「任せろ!中学生のおねえちゃんからすれば、小学校の宿題なんて、プリント十枚でも二十枚でも軽々だ」
内田「じゃあさっそくだけど、ここ教えて?」
夏奈「ん?」
内田「ここ教えて?お願い」
夏奈「……」
夏奈「……甘ったれるな!少しは自分で考えろ!」
夏奈(あっ同級生のちっちゃいのと似たような目をしていたから、つい言っちゃったけど……)
夏奈(これでは姉としての優しさと聡明さを示す機会が……作戦が……)
内田「え?!さっきまで教えてくれる気満々だったじゃん!」
夏奈「あーごめん、さっきのは……」
内田「……でもそうだね、自分でやらないと意味ないもんね。一人でやってみるよ!」
夏奈「お、おぅ………でもわかんなかったら聞いてもいいよ?ホントに」
内田「いや、全部一人で頑張るよ!」
108: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 21:32:38.80 ID:uXG9zO+90
夏奈「どーした?わかんないところあったのか?」
内田「考えてるんだけど、分からなくて……」
夏奈「どれ、見せてみなさい」
内田「うん、これなんだけどー」
夏奈(あっさり決心折れたな……)
夏奈「『13パーセントの濃度の食塩水が200mlあります。これに8パーセントの濃度の………』」
夏奈「……ふぅん、難しいのやってるねぇ」
内田「わかる?」
夏奈「留年も落第もした事が無い、この無敵のおねえちゃんに任せなさい」
夏奈「えっと、これはー」
内田「これは?」
夏奈(まずい……こんなんやった覚えないぞ……)
夏奈「まずさ、どの位になると思う?濃度」
内田「うーん、9から11くらい?」
夏奈「そうそう、そんなもん」
内田「考えてるんだけど、分からなくて……」
夏奈「どれ、見せてみなさい」
内田「うん、これなんだけどー」
夏奈(あっさり決心折れたな……)
夏奈「『13パーセントの濃度の食塩水が200mlあります。これに8パーセントの濃度の………』」
夏奈「……ふぅん、難しいのやってるねぇ」
内田「わかる?」
夏奈「留年も落第もした事が無い、この無敵のおねえちゃんに任せなさい」
夏奈「えっと、これはー」
内田「これは?」
夏奈(まずい……こんなんやった覚えないぞ……)
夏奈「まずさ、どの位になると思う?濃度」
内田「うーん、9から11くらい?」
夏奈「そうそう、そんなもん」
109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 21:35:24.79 ID:uXG9zO+90
夏奈「まあ濃度っていうのは、あれだ、塩と食塩水の量であれだからー」
内田「うんうん」
夏奈「メモとんないでいいよ」
夏奈(自分でも何言ってるかわかんないから)
夏奈「混ぜたあと、食塩水と塩がどの位になるかを……ね?」
内田「わかった!これをそれで割って、次にあれをかけて………こうかな?」
夏奈「……えっと、うん。……もしかしてユカって意外に出来る子なの?あっちサイドだけど」
内田「バカサイドじゃないもん!私、ちょっとやれば出来る子なんだよ?!」
夏奈「やっぱバカサイドだよ」
内田「うんうん」
夏奈「メモとんないでいいよ」
夏奈(自分でも何言ってるかわかんないから)
夏奈「混ぜたあと、食塩水と塩がどの位になるかを……ね?」
内田「わかった!これをそれで割って、次にあれをかけて………こうかな?」
夏奈「……えっと、うん。……もしかしてユカって意外に出来る子なの?あっちサイドだけど」
内田「バカサイドじゃないもん!私、ちょっとやれば出来る子なんだよ?!」
夏奈「やっぱバカサイドだよ」
110: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 21:37:30.56 ID:uXG9zO+90
夏奈「ここはこうして……」
内田「あっ出来た!」
夏奈「これで最後だったっけ?」
内田「そうだよ、やっと終わった~」
夏奈「お疲れー」
内田「さすがおねえちゃん、全部解けちゃったよ、ありがとう」
夏奈「ま……まーね!また分からなかったら、バンバン聞いちゃって!」
内田「うん!よし、じゃあ次は国語」
夏奈「ああ算数だけなのか、終わったの」
内田「そーだよ。宿題、やたらに多いんだよ」
夏奈「大変だな、小学生も」
内田「あっ出来た!」
夏奈「これで最後だったっけ?」
内田「そうだよ、やっと終わった~」
夏奈「お疲れー」
内田「さすがおねえちゃん、全部解けちゃったよ、ありがとう」
夏奈「ま……まーね!また分からなかったら、バンバン聞いちゃって!」
内田「うん!よし、じゃあ次は国語」
夏奈「ああ算数だけなのか、終わったの」
内田「そーだよ。宿題、やたらに多いんだよ」
夏奈「大変だな、小学生も」
112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 21:41:43.58 ID:uXG9zO+90
夏奈「!」
夏奈「おいユカ、これはなんだい?」
内田「え?私の教科書だけど」
夏奈「いやこの落書き」
内田「可愛いでしょ?」
夏奈「誰これ?」
内田「諭吉先生だよ」
夏奈「……お前こんなことしてると、罰当たるよ?!」
内田「ええっ」
夏奈「多分あれだな、来年のお前のお年玉から一万円札が消えるよ」
内田「そんなぁ……」
内田「あっ5000円札二枚か」
夏奈「おいユカ、これはなんだい?」
内田「え?私の教科書だけど」
夏奈「いやこの落書き」
内田「可愛いでしょ?」
夏奈「誰これ?」
内田「諭吉先生だよ」
夏奈「……お前こんなことしてると、罰当たるよ?!」
内田「ええっ」
夏奈「多分あれだな、来年のお前のお年玉から一万円札が消えるよ」
内田「そんなぁ……」
内田「あっ5000円札二枚か」
114: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 21:46:39.72 ID:uXG9zO+90
夏奈「でも中々上手いねぇ」
内田「でしょでしょ?!」
夏奈「私もやってたな、人の顔に落書き。ヒゲつけたり、髪伸ばしたり」
内田「うんうん!」
夏奈「ちょっと待ってて。見せてやろう我が作品を」
内田「おぉ~」
内田「でしょでしょ?!」
夏奈「私もやってたな、人の顔に落書き。ヒゲつけたり、髪伸ばしたり」
内田「うんうん!」
夏奈「ちょっと待ってて。見せてやろう我が作品を」
内田「おぉ~」
115: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 21:49:10.97 ID:uXG9zO+90
夏奈「これこれ、自信作はこのおっさん」
内田「ふぷっ……三つ編みっ……」
夏奈「髪無いから可哀想だなって」
内田「いかついのに三つ編み……っ……!」
夏奈「あとこっちの算数のやつ」
内田「……普通だよ?」
夏奈「問題にたけしくんが自転車で130km行くってあるだろ」
内田「うん。kがムリやりねじ込まれてるね」
夏奈「で、その結果が次のページのこれ」
内田「っひ……あはははは!たけしくん脚が、筋肉がっ!」
夏奈「チアキはくだらない、の一言で終わりだったのに、ユカはよく笑うなー」
内田「笑やすいみたいなんだよ私。たまに吉野とにらめっこをやるんだけど、勝ったことないし」
夏奈「そりゃ相手が悪いんじゃないの?誰も勝てる気がしないけど」
内田「ふぷっ……三つ編みっ……」
夏奈「髪無いから可哀想だなって」
内田「いかついのに三つ編み……っ……!」
夏奈「あとこっちの算数のやつ」
内田「……普通だよ?」
夏奈「問題にたけしくんが自転車で130km行くってあるだろ」
内田「うん。kがムリやりねじ込まれてるね」
夏奈「で、その結果が次のページのこれ」
内田「っひ……あはははは!たけしくん脚が、筋肉がっ!」
夏奈「チアキはくだらない、の一言で終わりだったのに、ユカはよく笑うなー」
内田「笑やすいみたいなんだよ私。たまに吉野とにらめっこをやるんだけど、勝ったことないし」
夏奈「そりゃ相手が悪いんじゃないの?誰も勝てる気がしないけど」
116: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 21:57:04.47 ID:uXG9zO+90
夏奈「よし私とにらめっこ勝負だ!」
内田「いいよ、なんかおねえちゃんには勝てそうな気がする!」
夏奈「いくぞ」
夏奈「あっぷっぷ!」
内田「ふにぇ」
夏奈「……やる気あるのか?」
内田「えー?結構面白いと思うんだけど、私の顔」
夏奈「いいか、にらめっこっていうのはな、こうやるんだ」うにゅ
内田「………っは……あふ……」
夏奈「……」ぐゅにゅ
内田「……っひ…あはは…あはははは!止めて!止めて!」
内田「いいよ、なんかおねえちゃんには勝てそうな気がする!」
夏奈「いくぞ」
夏奈「あっぷっぷ!」
内田「ふにぇ」
夏奈「……やる気あるのか?」
内田「えー?結構面白いと思うんだけど、私の顔」
夏奈「いいか、にらめっこっていうのはな、こうやるんだ」うにゅ
内田「………っは……あふ……」
夏奈「……」ぐゅにゅ
内田「……っひ…あはは…あはははは!止めて!止めて!」
117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 21:59:17.60 ID:uXG9zO+90
夏奈「ということで、にらめっこの特訓をします」
内田「はい、師匠」
夏奈「えー、まず面白い顔するんだけど………さっきのは全力じゃ無いだろ」
内田「全力ってなにさ?」
夏奈「………」
内田「なんで後ろに回り込みの?」
夏奈「こういうこと」
内田「あぇー………痛いよ」
夏奈「そうだろう、痛いほど顔を引かないと!」
内田(そういえば以前、吉野も容赦なくほっぺたを引っ張ってきたっけ。怒ってるのかと思ったくらい)
内田(そのおかげか、ハルカちゃんを笑わせられたけど……)
内田「わかりました!頑張って顔を……」
夏奈「それ」むにゅ
内田「おねーしゃん、ふぃっはらあいで!」
夏奈「……餅をよく食う奴は、ほっぺが餅みたいになるんだなぁ」
内田「はい、師匠」
夏奈「えー、まず面白い顔するんだけど………さっきのは全力じゃ無いだろ」
内田「全力ってなにさ?」
夏奈「………」
内田「なんで後ろに回り込みの?」
夏奈「こういうこと」
内田「あぇー………痛いよ」
夏奈「そうだろう、痛いほど顔を引かないと!」
内田(そういえば以前、吉野も容赦なくほっぺたを引っ張ってきたっけ。怒ってるのかと思ったくらい)
内田(そのおかげか、ハルカちゃんを笑わせられたけど……)
内田「わかりました!頑張って顔を……」
夏奈「それ」むにゅ
内田「おねーしゃん、ふぃっはらあいで!」
夏奈「……餅をよく食う奴は、ほっぺが餅みたいになるんだなぁ」
118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 22:02:54.60 ID:uXG9zO+90
内田「終わった!完全に終わった!!」
夏奈「なに絶望してんだい」
内田「違うよ、宿題が片付いたんだよ」
夏奈「あーそうだった、おめでとう」
内田「結構量あったからなぁー、えらくかかっちゃった」
夏奈「その時間の50パーセントは落書きに消えたんだけどね」
内田「30パーセントです!」
夏奈「パーセントはバッチリだね」
夏奈「なに絶望してんだい」
内田「違うよ、宿題が片付いたんだよ」
夏奈「あーそうだった、おめでとう」
内田「結構量あったからなぁー、えらくかかっちゃった」
夏奈「その時間の50パーセントは落書きに消えたんだけどね」
内田「30パーセントです!」
夏奈「パーセントはバッチリだね」
119: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 22:05:35.26 ID:uXG9zO+90
夏奈「さてもうお昼です」
内田「二度めのお昼ご飯だね」
夏奈「何にしようか……麺類……そうめんにしよう」
内田「ちょっと寂しくない?それに昨日、私が言ったら怒ったじゃん」
夏奈「そうだけど……ハルカがいない時はよくやるよ?やっぱつくるの楽だし」
内田「じゃあそうめん」
夏奈「……ホントにいい?」
内田「え?うん」
夏奈「ダメだ!少しくらいワガママ言ってくれないと!」
内田「ええ?!」
夏奈「ということで、そうめん以外で」
内田「よくわからないけど、そうめん以外で食べたい物を言えばいいの?」
夏奈「そうそう」
内田「それじゃあ冷やし中華はどうかな?」
内田「二度めのお昼ご飯だね」
夏奈「何にしようか……麺類……そうめんにしよう」
内田「ちょっと寂しくない?それに昨日、私が言ったら怒ったじゃん」
夏奈「そうだけど……ハルカがいない時はよくやるよ?やっぱつくるの楽だし」
内田「じゃあそうめん」
夏奈「……ホントにいい?」
内田「え?うん」
夏奈「ダメだ!少しくらいワガママ言ってくれないと!」
内田「ええ?!」
夏奈「ということで、そうめん以外で」
内田「よくわからないけど、そうめん以外で食べたい物を言えばいいの?」
夏奈「そうそう」
内田「それじゃあ冷やし中華はどうかな?」
121: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 22:10:53.53 ID:uXG9zO+90
夏奈「冷やし中華~」ガサッ
内田「あった?」
夏奈「あったあった、二食入りが二つ」
夏奈「えっと、作り方はっと………ん?」
内田「?」
夏奈「……お好みの具材ってなんだ?」
内田「好きな物じゃないの?」
夏奈「それはそうだけど……そうは言っても、やっぱり冷やし中華の常連を入れるだろ?」
内田「うーん……そうだね」
内田「あった?」
夏奈「あったあった、二食入りが二つ」
夏奈「えっと、作り方はっと………ん?」
内田「?」
夏奈「……お好みの具材ってなんだ?」
内田「好きな物じゃないの?」
夏奈「それはそうだけど……そうは言っても、やっぱり冷やし中華の常連を入れるだろ?」
内田「うーん……そうだね」
122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 22:17:36.16 ID:uXG9zO+90
夏奈「冷やし中華の常連って……?」
内田「………」
内田「キュウリ!」
夏奈「シャキシャキなみどりのあいつ」
内田「ハム!」
夏奈「黄色い麺にピンクが映えるね」
内田「あとは~あのたまご!」
夏奈「なんだっけ、らんしたまごだっけ?」
内田「そんな感じのやつ!」
内田「………」
内田「キュウリ!」
夏奈「シャキシャキなみどりのあいつ」
内田「ハム!」
夏奈「黄色い麺にピンクが映えるね」
内田「あとは~あのたまご!」
夏奈「なんだっけ、らんしたまごだっけ?」
内田「そんな感じのやつ!」
123: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 22:22:15.82 ID:uXG9zO+90
夏奈「ところでそのたまご、どう作るか知ってる?」
内田「知らないよ?」
夏奈「残念だが私もだ!」
内田「どうするの?おねえちゃん。なしにしちゃう?」
夏奈「それだと『冷やし中』になってしまう。『冷やし中華』じゃあない」
内田「何冷やしてるの……?」
夏奈「しょうがない、奥の手だ」
内田「知らないよ?」
夏奈「残念だが私もだ!」
内田「どうするの?おねえちゃん。なしにしちゃう?」
夏奈「それだと『冷やし中』になってしまう。『冷やし中華』じゃあない」
内田「何冷やしてるの……?」
夏奈「しょうがない、奥の手だ」
124: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 22:28:55.91 ID:uXG9zO+90
夏奈『もしもーし、みなみさんちの次女です』
夏奈『あー違う違う。……いや、お前に教えて欲しいことがあるんだよ』
夏奈『料理………そう、そっちのほうの料理』
内田(そっちじゃないほうの料理ってなに?)
夏奈『らんしたまご……え?きんし?どっちでもいいよ』
夏奈『メモ用意した……いいよ』
夏奈『ふんふん、それで………なるほど……』
夏奈『うんおっけーだ、ありがと、じゃあな』
内田「どう?わかった?」
夏奈「おう!このカナおねえちゃんに任せろ!」
夏奈『あー違う違う。……いや、お前に教えて欲しいことがあるんだよ』
夏奈『料理………そう、そっちのほうの料理』
内田(そっちじゃないほうの料理ってなに?)
夏奈『らんしたまご……え?きんし?どっちでもいいよ』
夏奈『メモ用意した……いいよ』
夏奈『ふんふん、それで………なるほど……』
夏奈『うんおっけーだ、ありがと、じゃあな』
内田「どう?わかった?」
夏奈「おう!このカナおねえちゃんに任せろ!」
125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 22:33:19.18 ID:uXG9zO+90
夏奈「キュウリとハムよろしく」
内田「まかせといて」
夏奈「まず卵を溶いて……片栗粉を……」
夏奈「フライパンに油……」
夏奈(油って、なに油だ?)
夏奈「ユカユカー!油ってなんだと思う?」
内田「何が?」
夏奈「フライパンにしくの」
内田「……なんだろう?」
内田「まかせといて」
夏奈「まず卵を溶いて……片栗粉を……」
夏奈「フライパンに油……」
夏奈(油って、なに油だ?)
夏奈「ユカユカー!油ってなんだと思う?」
内田「何が?」
夏奈「フライパンにしくの」
内田「……なんだろう?」
126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 22:36:56.59 ID:uXG9zO+90
夏奈「いったん他の料理を考えてみようか」
内田「………はっ!すき焼き!」
夏奈「うん?」
内田「すき焼きだよおねえちゃん!ほらあの白い四角いやつ!」
夏奈「ああっ、あれか!あれですか?!」
夏奈「……でもうち、そんなんないよ?」
内田「他には、うーんと………」
夏奈「しょうがない、そこにあるのでいっか」
内田「なに油?」
夏奈「オリーブ油」
内田「………はっ!すき焼き!」
夏奈「うん?」
内田「すき焼きだよおねえちゃん!ほらあの白い四角いやつ!」
夏奈「ああっ、あれか!あれですか?!」
夏奈「……でもうち、そんなんないよ?」
内田「他には、うーんと………」
夏奈「しょうがない、そこにあるのでいっか」
内田「なに油?」
夏奈「オリーブ油」
128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 22:44:19.99 ID:uXG9zO+90
夏奈「錦糸卵出来たよ!」
内田「おお!?なんか思ってたのと違う」
夏奈「切ってないからだよ。ちょっと分厚いけど」
内田「そうだね」
夏奈「あとは……」
夏奈「麺だ!麺を茹でなきゃ」
内田「はい、鍋」
夏奈「パスタ鍋だよ?それ」
内田「同じようなもんだよ?」
夏奈「じゃあもうそれでいいや」
内田「おお!?なんか思ってたのと違う」
夏奈「切ってないからだよ。ちょっと分厚いけど」
内田「そうだね」
夏奈「あとは……」
夏奈「麺だ!麺を茹でなきゃ」
内田「はい、鍋」
夏奈「パスタ鍋だよ?それ」
内田「同じようなもんだよ?」
夏奈「じゃあもうそれでいいや」
130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 22:48:24.01 ID:uXG9zO+90
夏奈「完成だっ!」
内田「美味しそう!」
夏奈「しかし何か寂しいな……」
内田「そう?」
夏奈「……ミニトマトってあったよね」
内田「冷蔵庫に?」
夏奈「冷やし中華に」
内田「あった気がする」
夏奈「よし、のせよう」
内田「美味しそう!」
夏奈「しかし何か寂しいな……」
内田「そう?」
夏奈「……ミニトマトってあったよね」
内田「冷蔵庫に?」
夏奈「冷やし中華に」
内田「あった気がする」
夏奈「よし、のせよう」
131: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 23:00:26.69 ID:uXG9zO+90
ーちゅるちゅるっ
内田「♩」
夏奈「ユカはホント、気持ち良く啜って食うな~」
内田「えへへ」
夏奈「いや褒めてないよ?私は美味しそうで嬉しいけど、女子としてどうなの、それ」
内田「えー?おねえちゃんだってそうじゃない」
夏奈「私はいいんだよ。ユカは王子様を求める身としてね?」
内田「王子様も私を見て食欲が出るんじゃないかな!」
夏奈「……そうか、まあパスタをズルズル啜る、どっかのサッカー少年役の子よりはいいと思うよ」
内田「……そもそも、麺って啜るもんじゃないの?」
夏奈「……そういえばハルカもそうめんは啜ってた」
内田「じゃあそうなんだよ。ハルカちゃんがそうなんだから」
夏奈「なんだ?世界はハルカ中心に回っているのか?」
内田「♩」
夏奈「ユカはホント、気持ち良く啜って食うな~」
内田「えへへ」
夏奈「いや褒めてないよ?私は美味しそうで嬉しいけど、女子としてどうなの、それ」
内田「えー?おねえちゃんだってそうじゃない」
夏奈「私はいいんだよ。ユカは王子様を求める身としてね?」
内田「王子様も私を見て食欲が出るんじゃないかな!」
夏奈「……そうか、まあパスタをズルズル啜る、どっかのサッカー少年役の子よりはいいと思うよ」
内田「……そもそも、麺って啜るもんじゃないの?」
夏奈「……そういえばハルカもそうめんは啜ってた」
内田「じゃあそうなんだよ。ハルカちゃんがそうなんだから」
夏奈「なんだ?世界はハルカ中心に回っているのか?」
133: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 23:03:11.74 ID:uXG9zO+90
夏奈「……ん?」
夏奈「あれ?ミニトマト嫌いだっけ?食べてあげよっか」
内田「そんなことないよ」
夏奈「残すの?ならば私が食べる」
内田「違うよ、好きなものって残すでしょ?」
夏奈「一番始めに食うだろ」
内田「そしたら最後に嫌いなものが残っちゃうじゃん!」
夏奈「チアキもやってるよ。まず急いで好きなものを食べる。そして嫌いな物は残す」
内田(それって、絶対カナちゃんが横取りしてくるせいだよね……)
内田「……ダメダメ、好きなものはとっておく、常識だよ!」
夏奈「どんどん勝手な常識作るなよ!なんだっけ?お餅は2つで1セットだっけ。相撲取りになりたいの?」
内田「ううっ、それは今関係ないでしょ!」
夏奈「じゃあ、食べる順も関係ないよ」ひょいパクっ
内田「ああっ!私のミニトマト!!」
夏奈「あれ?ミニトマト嫌いだっけ?食べてあげよっか」
内田「そんなことないよ」
夏奈「残すの?ならば私が食べる」
内田「違うよ、好きなものって残すでしょ?」
夏奈「一番始めに食うだろ」
内田「そしたら最後に嫌いなものが残っちゃうじゃん!」
夏奈「チアキもやってるよ。まず急いで好きなものを食べる。そして嫌いな物は残す」
内田(それって、絶対カナちゃんが横取りしてくるせいだよね……)
内田「……ダメダメ、好きなものはとっておく、常識だよ!」
夏奈「どんどん勝手な常識作るなよ!なんだっけ?お餅は2つで1セットだっけ。相撲取りになりたいの?」
内田「ううっ、それは今関係ないでしょ!」
夏奈「じゃあ、食べる順も関係ないよ」ひょいパクっ
内田「ああっ!私のミニトマト!!」
134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 23:07:12.17 ID:uXG9zO+90
内田「………」
夏奈「ゴメンゴメン、ほら、飴あげるからさ」
内田「本当?……じゃぁ許す」
夏奈(相変わらず素直だけど、現金なやつだなあ)
内田「ところで、さっき誰と電話してたの?」
夏奈「チアキの親友」
内田「吉野?」
夏奈「マコちゃん」
夏奈「ゴメンゴメン、ほら、飴あげるからさ」
内田「本当?……じゃぁ許す」
夏奈(相変わらず素直だけど、現金なやつだなあ)
内田「ところで、さっき誰と電話してたの?」
夏奈「チアキの親友」
内田「吉野?」
夏奈「マコちゃん」
135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 23:13:25.24 ID:uXG9zO+90
内田「マ、マコトくんが料理!?」
夏奈「うん。あいつ、成長しているんだよ。ハルカともっと話したくて、一人でに料理し出した」
内田「前の調理実習のときは、包丁で卵の殻剥こうとしてたけど……?」
夏奈「それは過去のマコトだよ。今はハルカと料理本を貸し借りするレベルだ」
内田「スっスゴイね?!」クスクス
夏奈「笑ってる場合じゃないぞ?ユカは今料理ということにおいて、マコトに大きく劣ってるんだよ」
内田「………」
夏奈「やつはきっと、掃除や洗濯も習得するぞ!なんたってハルカに気に入られたいからね」
夏奈「そうしたとき、マコトはそんじゃそこらの女子より、女の子らしくなるよ」
内田「そうかも……」
夏奈「うん。あいつ、成長しているんだよ。ハルカともっと話したくて、一人でに料理し出した」
内田「前の調理実習のときは、包丁で卵の殻剥こうとしてたけど……?」
夏奈「それは過去のマコトだよ。今はハルカと料理本を貸し借りするレベルだ」
内田「スっスゴイね?!」クスクス
夏奈「笑ってる場合じゃないぞ?ユカは今料理ということにおいて、マコトに大きく劣ってるんだよ」
内田「………」
夏奈「やつはきっと、掃除や洗濯も習得するぞ!なんたってハルカに気に入られたいからね」
夏奈「そうしたとき、マコトはそんじゃそこらの女子より、女の子らしくなるよ」
内田「そうかも……」
136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 23:17:55.48 ID:uXG9zO+90
夏奈「そうなったら、ユカ、どうするんだ?」
内田「え?どうするって?」
夏奈「『とにかく男欲しい』って言ってるやつと、料理掃除に洗濯も出来るって子、男子はどっちを選ぶだろうねぇ」
内田「だから私そんなこと言ってないよ?!」
夏奈「そこじゃないだろ」
内田「でも、マコトくんは男の子だけど?」
夏奈「今の世の中、性別なんてたいした問題じゃないんじゃないかな」
内田「そんなことないでしょ!それに私の方が女の子女の子してるもん!!」
夏奈「……それだ!家事の習得は置いといて、女子としての魅力、これを手に入れよう!」
内田「え?どうするって?」
夏奈「『とにかく男欲しい』って言ってるやつと、料理掃除に洗濯も出来るって子、男子はどっちを選ぶだろうねぇ」
内田「だから私そんなこと言ってないよ?!」
夏奈「そこじゃないだろ」
内田「でも、マコトくんは男の子だけど?」
夏奈「今の世の中、性別なんてたいした問題じゃないんじゃないかな」
内田「そんなことないでしょ!それに私の方が女の子女の子してるもん!!」
夏奈「……それだ!家事の習得は置いといて、女子としての魅力、これを手に入れよう!」
137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 23:21:39.94 ID:uXG9zO+90
夏奈「待たせたね!さて二度目になります、モテる法の宝庫!」バサッ
内田「これは……!?」
夏奈「以前のやつだよ。前はチアキが怒っちゃって、1しかできなかったけど」
内田「さっそくやろう!」
夏奈「法則その2『こわくなくてもっ!』からいきましょう」
内田「はい先生」
夏奈「あー……でも、うちに怖い映画なんてあったけなー?」
内田「ホントに怖いとダメじゃないの?」
夏奈「そっか。じゃあこれでいいかな」
内田「これ、昨日のゲームだよね?」
夏奈「昨日のの一個前のやつ。これにゾンビが出てくるんだけど……」
内田「怖いじゃん!」
夏奈「あのチアキも普通にやってるから」
内田「じゃあ大丈夫だね」
内田「これは……!?」
夏奈「以前のやつだよ。前はチアキが怒っちゃって、1しかできなかったけど」
内田「さっそくやろう!」
夏奈「法則その2『こわくなくてもっ!』からいきましょう」
内田「はい先生」
夏奈「あー……でも、うちに怖い映画なんてあったけなー?」
内田「ホントに怖いとダメじゃないの?」
夏奈「そっか。じゃあこれでいいかな」
内田「これ、昨日のゲームだよね?」
夏奈「昨日のの一個前のやつ。これにゾンビが出てくるんだけど……」
内田「怖いじゃん!」
夏奈「あのチアキも普通にやってるから」
内田「じゃあ大丈夫だね」
138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 23:26:48.78 ID:uXG9zO+90
夏奈「この次にゾンビが出てくるから」
夏奈「怖がって飛びついてきてね」
内田「うん」
夏奈「………来るよ」
内田「………………キャー!」ガバッ
夏奈「うわっ!」
内田「ど、どうかな?」
夏奈「どうかな、じゃないよ!」
内田「えー?」
夏奈「まずさ、怖がり方にやる気が感じられないね!更に飛びつき!お前ねぇ、それもうむしろ突進だよ?!」
内田「厳しいね……」
夏奈「もう一回だ!」
夏奈「怖がって飛びついてきてね」
内田「うん」
夏奈「………来るよ」
内田「………………キャー!」ガバッ
夏奈「うわっ!」
内田「ど、どうかな?」
夏奈「どうかな、じゃないよ!」
内田「えー?」
夏奈「まずさ、怖がり方にやる気が感じられないね!更に飛びつき!お前ねぇ、それもうむしろ突進だよ?!」
内田「厳しいね……」
夏奈「もう一回だ!」
139: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/10/03(日) 23:35:20.79 ID:uXG9zO+90
内田「………キャー!!」
内田「どう?今度こそ完璧だよね?!」
夏奈「……へたくそ!」
内田「なにさなにさ!そんなに言うなら、おねえちゃんがやってよ!!」
夏奈「えー……手本がいるときに、またね?」
内田「やってよ!」
夏奈「落ち着け。そもそも、虫だけであれだけ嫌がれるんなら十分だ」
内田「そうなの?」
夏奈「知らないけど」
内田「どう?今度こそ完璧だよね?!」
夏奈「……へたくそ!」
内田「なにさなにさ!そんなに言うなら、おねえちゃんがやってよ!!」
夏奈「えー……手本がいるときに、またね?」
内田「やってよ!」
夏奈「落ち着け。そもそも、虫だけであれだけ嫌がれるんなら十分だ」
内田「そうなの?」
夏奈「知らないけど」
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