オタコン「明らかに僕が買い与えたゲームより沢山の種類のゲームで遊んでいるんだよ」

スネーク「それが？」

オタコン「……つまり何らかの手段でどこからかゲームを手に入れているんだと思うんだ」

スネーク「おいおいオタコン、今の時代店に行かなくてもゲームが買えるんだろ？」

オタコン「それはそうだよ。電子マネーで決済してダウンロード出来るからね、でも」

スネーク「でも？」

オタコン「サニーはまだ口座も無いし、僕はお小遣いもあげていないんだ」

スネーク「お前、小遣いもやらんとは！　何を考えてる」

オタコン「お金が無いんだよ。誰かさんが勝手にこたつとか色々なものを買ってくるからね～」

スネーク「……」

オタコン「それはいいとしてサニーだよ。僕は日本のネットで情報を集めてみたんだ」

スネーク「そんな回りくどい事をせずにサニーに聞いたらいいだろう？」

オタコン「サニーは上手くはぐらかすからね。無駄だったよ」

スネーク「サニーも少し成長したな、ハハハ」

オタコン「笑い事じゃないよ、真面目に聞いてスネーク」

スネーク「分かった。すまんな、続けてくれ」

オタコン「ああ。ネットで調べた情報から推理するにサニーは『割れ』って行為をしていると思うんだ」

スネーク「何？　『割れ』だと、何だそれは？」

オタコン「簡単に言うとネット上で『窃盗』するようなものなんだ。犯罪行為さ」

スネーク「お前らさんざんハッキングしまくってるじゃないか、今更なんだ？」

オタコン「それはその通りだけど、よく考えてくれ。ここは日本なんだ」

スネーク「そりゃそうだが、それがどうした？」

オタコン「日本では違法ダウンロードした者に刑罰を科す法案が提出されているんだよ」

スネーク「なるほど。ネット上で窃盗を働いた者を罰するわけか」

オタコン「そう。サニーの事だから捕まるようなヘマはしていないと思うけど、これはそういう問題じゃない」

スネーク「教育上よろしくないな」

オタコン「だろう？それにもし万が一警察に突き止められたとして、サニーは未成年だからセーフかもしれない。
　　　　　でも君は国際的なお尋ね者だ。どうなるか分かるよね？」

スネーク「……日本には居られなくなるな」

オタコン「こたつでミカンを頬張るなんてことは出来なくなるね」

スネーク＝国際テロリスト
オタコン＝核兵器搭載戦車を作った＆ハッキング＆スネークを匿ってる

これに比べたら割れは優しいけど犯罪っちゃ犯罪だな

スネーク「事は重大なようだな。オタコン、どうする？」

オタコン「もちろんサニーには『割れ』をやめてもらわなくちゃ、頼めるかいスネーク？」

スネーク「それは兄であるお前の役目だろう。何を考えてる！？」

オタコン「僕はサニーにとっていつも優しい兄でいたいんだよ、頼むよスネークゥ～」

スネーク「どうしようもない奴だな貴様は。今回だけだぞ」

オタコン「良かった。じゃあ早速サニーのいる二階に行こう」


ｶﾝｶﾝｶﾝ　スネークとオタコンはノーマッド機内の二階へと上がっていく

サニーはベッドに腰掛けPSPで遊んでいた


サニー「スネーク、ハル兄さん！　どうしたの怖い顔して？」

スネークは鬼の形相でサニーに近づく


スネーク「サニー、お前何か隠してることはないか？」

サニー「隠してること？　ないけどー」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

スネーク「い～や、あるはずだ。俺の目を見て答えろ」

サニー「な、ないもん。隠し事なんて」

スネーク「なぁ、サニー」

サニー「なぁに？」

スネーク「お前、『割れ』やってるよな？」

サニー「っ！！」ﾋﾞｸｯ

スネーク「やっぱりそうか……　こいつは困ったな」

サニー「で、でもねっ！　ちゃんと複数のサーバーを経由したり見つからないように細工したよ？」

スネーク「……はぁ。サニー、『割れ』は窃盗と同じなんだ。泥棒なんだぞ？」

サニー「今までだってハッキングしたりしてスネークを助けたよ？何が違うの？」

スネーク「そうだな、確かに今まではそうだった。そのことは感謝してる。でもな、違うんだサニー」

サニー「？」

スネーク「もう闘いは終わった。ハッキングする必要もない。ましてや『割れ』は立派な犯罪行為だ」

サニー「……」

オタコン「それにね、サニー。『割れ』をする人はネット上でとっても嫌われるんだ。ネットのお友達とだって仲が悪くなるよ？」

サニー「ハル兄さん…」ｸﾞｽﾝ

スネーク「オタコンの言うとおりだ。サニー、『割れ』をやめてくれるな？」

サニー「だっで…　ハル兄さんは構っでくれないし…　スネークだっで遊んでくれないっ…」ｸﾞｽﾞｸﾞｽﾞ

スネーク「オタコン……」

オタコン「……ああ、確かに僕らも悪かった。サニー、ゴメンよ。寂しかったんだね」

スネーク「サニー。これからはちゃんと遊んでやる、約束だ」

サニー「ホント？」ｸﾞｽﾝ

いいね

サニーは早くオムレツを作れるようになるべき

スネーク「ああ、本当だ。だが悪い事をしたからお仕置きは受けてもらうぞ」


ペチッ！　スネークはサニーのおでこに軽くデコピンをする


サニー「イタっ……くない」

スネーク「涙も止まったか、よし！早速遊ぶぞ。実はそりを買ってきてある。外は雪だ、そり遊びをするぞ！」

オタコン「スネークまた黙って買ってきたんだね。まぁいいや、僕も付き合うよ」

サニー「そり遊び？楽しそう♪」

スネーク「だがただのそり遊びじゃあない、犬ぞりごっこだ。オタコン、お前が犬役だ」

オタコン「何だってぇ？僕が犬ぅ？」

サニー「ハル兄さん犬なの～？」ｷｬｯｷｬｯ

スネーク「これでも元犬ぞり使いだ。なぁに、まだ腕前は衰えちゃいない！」

オタコン「勘弁してくれよスネークぅ…」


三人はオタコンがヘロヘロになるまで犬ぞりごっこで遊びましたとさ

～完～

以上です。割れは犯罪です、良い子は絶対にやらないようにしましょう！

終わったwwwww

すっきりしてていい