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ドラッグ オン ドラグーン3 討鬼伝

箒「お前……本当に一夏か……?」一夏「え?」ムキッ

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 23:11:33.16 ID:hNMC3o0LO

一夏「久しぶりに会ったのに、いきなりなんだよ」ムキッ

箒「なんで筋肉ダルマになっているんだ!?」


3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 23:14:14.00 ID:hNMC3o0LO

一夏「お前が転校してから色々あってな……」

箒「何があったらそうなる!?」

一夏「落ち着けよ……そう、あれはお前が転校してから少したったある日の事だ…
お前と入れ違いで転校してきた奴がいてな…」


4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 23:15:41.39 ID:hNMC3o0LO

「凰鈴音です、よろしく」ムキッ

凄い威圧感だった……その転校生の筋肉に、教室にいる全ての人間が言葉を失った。
漏らして泣いてる奴もいたよ。
俺も、危うくチビるところだった。マジにビビってた。
剣道をやっていたから、自分の強さには少し自信があったんだが。
一目見てあの転校生の強さは次元が違うと悟ってしまった。
でも、その頃の俺は若かったんだな……負けを認められずに、そいつに喧嘩を売ったんだ。


5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 23:17:28.09 ID:hNMC3o0LO

俺は、素手の転校生に対して、木刀を持って襲い掛かった。
でも、どこに打ってもまるで効かない……岩を殴ってるみたいだった。
そして、反撃に出た転校生に、為す術もなくやられたよ。
その筋肉から生み出された瞬発力で、筋肉に覆われた巨体が突っ込んで来た。
俺は車で引かれた子供のように吹っ飛んだ。完敗だった。全治三ヶ月だった。


6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 23:20:00.31 ID:hNMC3o0LO

負けを認めた俺は、その筋肉に敬意を持った。憧れた。手に入れたいと思った。
それからの俺は、剣を捨て、筋肉に全てを注いだ。

一夏「と、いうことがあって今に至るんだ……ふぅ、次の授業までにあと一セットいけるな」

箒「人と話すときは筋トレを止めろ!」


8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 23:21:21.04 ID:dLb7CGzO0

※どんなにムキムキでもブラコン姉には勝てません


9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 23:23:12.98 ID:hNMC3o0LO

セシリア「そこのあなた、少しよろしくて?」

一夏「ふんっ!ふんっ!……済まないが、筋トレ中だから後にしてくれ」

セシリア「今すぐ筋トレなんて止めて私の話を聞きなさい!」

一夏「俺に筋トレを止めろと…? ハハハッ! またまたご冗談を」

セシリア「何がおかしいのか全くわかりませんわ!!」

千冬「休み時間は終わりだ。お前ら、さっさと席に着け……そこのバカは筋トレを止めろ!」

セシリア「くっ……覚えてなさい!」

一夏「授業じゃあしょうがないな」


11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 23:24:52.62 ID:hNMC3o0LO

千冬「さて、クラス代表を決める必要があるが……」

「織斑君の筋肉なら代表に相応しいと思います!」

「代表クラスの筋肉だと思います!!」

「クラス代表どころか学園代表筋肉って感じだよ!」

一夏「おいおい……俺の筋肉が凄いのは認めるが、学園代表筋肉は言い過ぎだよ」

千冬「……他に候補がいなければ、代表は織斑に…」

セシリア「おかしいですわっ!」


セシリア「さっきから聞いていれば筋肉筋肉と何なんですの!?
ISを使うのに筋肉なんて役に立たないでしょう!
イギリスの代表候補生であるこのセシリア・オルコットこそがクラス代表に相応しいです!
全く、何が筋肉……まるで原始人…野蛮ですわ…これだから日本なんかに来たくは無かった…」

一夏「ふざけるなよ……!」

セシリア「はい…?」


14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 23:26:51.66 ID:hNMC3o0LO

一夏「日本を馬鹿にするのは構わないが! 筋肉を見下すその発言は許せん!!!
女だろうが容赦しない! 相応の報いを受けて貰う!」

セシリア「は? なにを……」

一夏「ウオォォォォォォォォォォ!!!」

「出たああぁぁぁぁぁ!! 織斑さんのタックルだぁ!!!」

「まるで重機関車のよう……!!」
グシャアッ!!
セシリア「ぷげあっ!!!」

「セシリアが飛んでる……」

「あいつは星になったんだ……」

こうして、IS学園に平和が訪れた。


16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 23:28:55.04 ID:IpK8KGvo0

ちょっとワロタ


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 23:29:14.12 ID:hNMC3o0LO

~次回予告~
一夏によって倒されたセシリアが、再びIS学園に現れた!
しかし、その姿は以前と同じものでは無く……。

セシリア「織斑一夏! あなたに決闘を申し込む!!」ムキッ


18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 23:32:34.63 ID:hNMC3o0LO

~前回までのあらすじ~
セシリアを倒した一夏は一組を支配した


「大変だーー! セシリアが帰ってきたぞーー!」

「ん? ああ、そう…」

「特に感想は…ねえ?」

「どうでもいい。正直そう思ってる」


19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 23:35:14.15 ID:hNMC3o0LO

セシリア「お久しぶりですわね、織斑一夏!」ムキッ

一夏「お前は……なんだその筋肉は」

箒「数日見ない内に筋肉ダルマに!?」

セシリア「ふふん、あなたにやられて、筋肉の良さに気が付いたのですわ!
これは素晴らしいパゥワー……あなたと同じ力を手にした今!
わたくしに負ける要素は無くなった! 織斑一夏! あなたに決闘を申し込む!!
わたくしが勝ったらクラス代表を譲って貰いますわ!」


21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 23:37:50.78 ID:hNMC3o0LO

一夏「確かに、数日で付けたにしては中々の筋肉だ…流石は代表候補生か
しかし、そんな付け焼き筋肉で俺に勝てるわけがない」

セシリア「なにを!? それなら今すぐ試して差し上げますわ!!
せえええぇぇぇぇ!!」

一夏「いいだろう…ウオリャアアアアァァァァ!!」

「タックル対決……でもこれは…」

「重量感が違う…! まるで三輪車vsトラックだね」
グシャアッ!!
セシリア「ぴぎぃ!!」

「セシリア……また飛んでる」

「無茶しやがって……」

セシリア、生涯初めての敗北であった。


22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 23:39:41.38 ID:hNMC3o0LO

~次回予告~
セシリア・オルコット……彼女の存在は、一組にとって大きすぎた。
彼女の居なくなった一組は、以前の活気を失い、まるで葬式のような雰囲気に……。


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 23:40:16.61 ID:MGkrU9bD0

付け焼き筋肉て


24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 23:41:22.46 ID:hNMC3o0LO

~前回までのあらすじ~
一夏は死闘の末にセシリアを倒した。

「織斑君、クラス代表決定パーチー! いえーーーい!」

黛「新聞部部長の黛薫子です! インタビューに来ました!
織斑君! クラス代表としての意気込みをどうぞ!!」

一夏「クラス代表筋肉として、恥ずかしくない筋トレをしたいですね!」

黛「あざっす! ではクラスの皆さんに質問ですが……
セシリア・オルコットさんが入院して寂しいですか?」

「セシリアが居なくて……」

黛「居なくて?」

「え? いや、別に」


26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 23:42:49.60 ID:hNMC3o0LO

~次回予告~
奴が……奴が帰って来たんだ!!
みんな早く逃げろ!!!


27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 23:44:30.25 ID:hNMC3o0LO

~前回までのあらすじ~

一夏のクラス代表決定パーティーをしましたね

「ねぇねぇ織斑君、二組に中国からの転入生が来るって噂知ってる?」

一夏「すまないが今は筋トレを……中国からの…?」

箒「なんだ、気になるのか?」

セシリア「わたくしの存在を危ぶんで刺客を送ってきたってわけですのね!?
きたないさすがちゅうごく汚いですわ!!」

一夏「いや、中国人はヤバいどれくらいヤバいかというととにかくヤバい筋肉がヤバい。そんな感じ」

箒「中国人がみんな筋肉馬鹿というわけではないだろう…」


28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 23:45:35.67 ID:hNMC3o0LO

その時、爆音と共に一組の教室のドアが吹き飛んだ。
幸いにも、ドアの近くに居たセシリア以外に被害は無かったが、教室に緊張が走る。
ドアを破壊した犯人は、そんな教室の空気を気にしない。
堂々と、一夏の前まで歩いてきて、

「久しぶりね、一夏」

一夏に対して、親しげに話し掛けた。


29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 23:47:01.96 ID:hNMC3o0LO

「………?」

対する一夏は戸惑っていた。目の前の少女に見覚えは無い。
まるで、小学生の様に小さい身体に、茶髪のツインテール。
一夏の知り合いにこんな人物は居なかった。

「……まさか、私がわからないの?」

「……前にどこかで会いましたか? 悪いけど、記憶に無いです」

少女の問いかけに、一夏は申し訳なさそうに応える。


30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 23:48:23.00 ID:hNMC3o0LO

「……少し見た目が変わっただけでわからないなんてね……
なら、この筋肉で思い出させてやるわっ!!」

目の前の少女が消えたと思うと、次の瞬間には腹部に激痛が走り、体が宙に浮く感覚。
一夏は、朝ご飯とかその他色々吐きながら意識を失った。


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 23:51:48.51 ID:hNMC3o0LO

~次回予告~
病院で目を覚ました一夏さんは……


33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 23:54:01.19 ID:hNMC3o0LO

~前回までのあらすじ~
あの一夏さんが何の抵抗も出来ないでやられた

一夏「う………こ、ここは…?」

千冬「っ!!? 目を覚ましたか!」

一夏「千冬ねぇ……? ここは病院…か?」

千冬「そうだ……お前は凰にやられて……」

一夏「そうだ……あれは鈴だったんだ…俺はなんか知らないけど小さくなった鈴に…」

千冬「お前は凰にやられて……5年も眠っていたんだ!」

一夏「な、なんだってー!?」


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 23:55:14.40 ID:hNMC3o0LO

一夏「そ、そういえば身体に違和感が…筋肉…俺の筋肉は……?」

千冬「寝たきりだったからな……すっかり細くなって……」

一夏「そんな……筋肉が…筋肉が…うああああぁぁぁぁぁああぁあああぁ!!!!」

千冬「一夏!? 落ち着け一夏!!」


一夏さんは筋肉を失ったショックで心が壊れてしまいました。
まるで人形のように動かなくなり、時々「筋肉…筋肉…」と、呟く以外には一切喋りません。
そして、意識が戻った日から3日経ち、病室の窓から飛び降りて死んでいるのが発見されました。


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 23:58:14.20 ID:hNMC3o0LO

ちなみにセシリアさんは、飛んできたドアが頭にぶつかって死にました。
まるで割れたスイカみたいでした。

END


35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2011/07/28(木) 23:57:21.61 ID:tsagLjFD0

投げんなwww


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