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ドラッグ オン ドラグーン3 討鬼伝

南千秋「…藤岡、硬いものが当たってるよ」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/25(水) 15:41:46.17 ID:6hCaPwOGP

藤岡「へっ!? え、ああ、いや…懐中電灯…かな」

千秋「…懐中電灯? 何でまたそんなもの持ってるんだ」

藤岡「いや…いつ地震が来てもいいように…」

千秋「ほう(流石お父さんだな)」

藤岡「…(おさまらない…どうしよう)」



8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/25(水) 15:46:17.40 ID:6hCaPwOGP

藤岡「…(じょ、状況を整理しよう…時刻は夜8時半、春香さんと南はコンビニに買い物…20分は戻らなさそうだ)」

千秋「どうした藤岡、汗びっしょりだ」

藤岡「あ、いや…あ、ちょっと暑いかなーなんて…」

千秋「…私邪魔かな」

藤岡「え、そんなこと無いよ!(そんな目で見ないで!)」

千秋「そうか」ニコッ


14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/25(水) 15:49:26.84 ID:6hCaPwOGP

藤岡「…(か、かわいい)」

千秋「…これなんて読むんだ?」

藤岡「ああ、またたく、だね」

千秋「またたくかー」

藤岡「…(離れずらいっ…そしておさまらないっ)」


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/25(水) 15:53:11.45 ID:6hCaPwOGP

千秋「…」

藤岡「…(…腕をつかまれてる…そ、そうだトイレに行くことに)」

千秋「…汗凄いぞ」

藤岡「ち、千秋ちゃん、ちょっとトイレに…」

千秋「ああ、それなら我慢せず行けよ」

藤岡「あ、ありがとう…(助かった)」

ぐらっ


25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/25(水) 15:56:09.27 ID:6hCaPwOGP

千秋「なっ!?」

藤岡「ち、千秋ちゃんっ、地震だ」

千秋「っ…!」

藤岡「あぶないっ…(しまった、また抱きかかえてしまった…!)」

千秋「…お、おさまったか…?かなりでか――」

ブゥ…ン…

藤岡「停電!?」


27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/25(水) 16:00:32.34 ID:6hCaPwOGP

千秋「…停電…だね」

藤岡「地震はおさまったけど…」

千秋「そ、そうだ藤岡、お前の懐中電灯で」

藤岡「懐中…?あっ」

千秋「そうだ、それでとりあえずマンションを出よう!」

藤岡「ああ、あれは(しまった、抱きしめたままだった)」

千秋「…あれ?感触が無い…な」

藤岡「いや…(おさまっちゃったー!)」


29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/25(水) 16:03:39.52 ID:6hCaPwOGP

千秋「どっかに落としたのか!?」

藤岡「そ、そうみたい…ごめんね、千秋ちゃん…」

千秋「まあ…仕方ないよ(お父さんなら仕方ないよ)」

藤岡「と、とりあえず余震もなさそうだし、じっとしてよう」

千秋「そうだね…こたつもまだあったかいし…」

藤岡「…」

千秋「…」

藤岡「…(またこの体勢だ…!)」


33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/25(水) 16:09:42.84 ID:6hCaPwOGP

がちゃ

夏奈「大丈夫か千秋、藤岡!」

藤岡「南…!」

春香「怪我は無い!?二人とも!」

千秋「はい、春香姉さまー!」

春香「よしよし…」

藤岡「…(よし、千秋ちゃんは春香さんの下へ無事リリース!)」

夏奈「心配したぜ藤岡…ん、藤岡?どこ?」

藤岡「ここだよ、南…南こそどこだ?」

夏奈「…おい千秋、どこ触ってるんだくすぐったい」

千秋「え?」

藤岡「え?これ…なんだこの…」

夏奈「お前かっ…!この変態野郎!!」


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/25(水) 16:13:43.53 ID:6hCaPwOGP


 ◇◇◇

藤岡「本当にごめん、悪気はなかったんだ…」

夏奈「ったくー、油断も隙も無いな」

藤岡「だからごめんって…」

春香「わざとじゃないんだから許してあげたら…?」

千秋「おい夏奈、藤岡をあまり責めるな、仕方ないだろうバカ野郎」

夏奈「だーってぇ…」

千秋「お前の胸が触られて困る代物なのか…よっこらしょ」

藤岡「あはは、千秋ちゃんありが――はっ」

千秋「…落ち着く」

藤岡「…(またこのポジショニングだ…!)」


35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/25(水) 16:20:19.10 ID:6hCaPwOGP

春香「そういえば藤岡くん、今日は泊まっていったら?電気直るまでもう少しかかりそうだし」

夏奈「おー、いいねぇ、語り明かそうじゃないか!」

藤岡「さ、流石にそれは…」

千秋「…遠慮するなよ」

藤岡「ううん…(みっ、南とお泊りなんて、そんな…まだ早い、まだ早いっ…!)」

春香「ね、そうしましょう」

藤岡「はい!お言葉に甘えて!!」

千秋「…(やったぁ)」

藤岡「…はっ(俺って奴は…!)」

千秋「…ん?」

藤岡「あっ(そして硬いものが――!)」


40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/25(水) 16:33:30.60 ID:6hCaPwOGP

夏奈「どうした千秋」

千秋「…藤岡、懐中電灯見つかったんだな」

藤岡「えぇ!?あ、ああうんそうなんだ!」

春香「懐中電灯?」

千秋「藤岡はいっつもポケットに懐中電灯を入れているそうです、いつ災害に見舞われて停電になってもいいように」

春香「へえ、偉いのねぇ」

夏奈「じゃあさっきも役立ったんじゃないの」

千秋「それが、地震の揺れで落としちゃって見つからなかったんだ」

夏奈「ははは、藤岡馬鹿だなぁ」

千秋「おい、対策も何もしてないお前が言うな、バカ野郎」

夏奈「対策しててもいざってとき使えなきゃ意味ねー!」

藤岡「はは…(俺の懐中電灯の話で盛り上がってる、南が…!)」

春香「ねえ藤岡君、どんな懐中電灯なの?」

藤岡「っ…!」


60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/25(水) 17:00:37.41 ID:6hCaPwOGP

藤岡「いや…それがですね」

夏奈「それよりもうすぐ二ノ宮君始まるぜー!」

千秋「おう、テレビつけろ夏奈」

春香「今日はどんな話だっけ?」

夏奈「今日は確か――」

藤岡「…(ふぅ、助かった…)」


67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/25(水) 17:07:32.14 ID:6hCaPwOGP

電気使えないの忘れてた

千秋「あ…そっか」

春香「…」

夏奈「ちくしょう…こんなのってありかよっ…!」

春香「ま、まあ…再放送を待ちましょう」

夏奈「…もう寝る」

千秋「…春香姉さまは?」

春香「そうね、はやいけどもう休もうかしら…」

千秋「10時か…私も寝よう」

藤岡「あの…俺は…」

春香「そうねぇ、じゃあ――」

千秋「…私のベッドで寝たらいい」

夏奈「何ですと!?」


76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/25(水) 17:11:56.53 ID:6hCaPwOGP

藤岡「千秋ちゃん!?」

春香「え、あー…でも来客用の布団はあるのよ…?」

夏奈「そっ、そうだ!それに…はっ…"おかしなこと"…!?」

春香「っ…! かっ、夏奈!!」

千秋「? 別に構わないだろ」

春香「ええと…ふ、藤岡君…は?」

藤岡「いや…俺は…どっちでも…」

千秋「じゃあ良いだろう、そんなに狭くないし」

春香「二人が良いならいいけど…」

夏奈「…」


81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/25(水) 17:18:54.97 ID:6hCaPwOGP

千秋「…(よかった、寒い思いをしないで済む)」

春香「藤岡君、スウェット…私のだけどちょっとちっちゃいかしら」

藤岡「はいっ、ああ、大丈夫ですっ…」

夏奈「春香のならむしろデカ過ぎるんじゃないのー?」

春香「…どういう意味かしら?」

藤岡「…はっ(千秋ちゃんのベッドの隣は南のベッドなのか――!)」

千秋「藤岡、寝よう」

藤岡「あ、ちょっと待って千秋ちゃん」

夏奈「…ねぇ、春香」

春香「…?」

夏奈「良いの?あれ」

春香「…まあ藤岡君なら…」

夏奈「甘い!奴は番長…」

春香「…おやすみ」


98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/25(水) 17:31:14.34 ID:6hCaPwOGP

藤岡「…んっ…今何時だ…?」

千秋「くぅ…」

藤岡「…2時か…のど乾いたな」

 ◇◇◇

藤岡「コップ…っと」

夏奈「わぁっ!?」

藤岡「わああああああああ!!!」

夏奈「うるさいよ!」

藤岡「あ…南…?なんだ脅かすなよ…」

夏奈「それはこっちの台詞だよ!何なのさあんた…」

藤岡「いやー…早く寝たから変な時間に目が覚めちゃって」

夏奈「あたしも。麦茶飲む?」

藤岡「あ、頂きます…」

夏奈「はいどうぞ」

藤岡「…ありがとう(…南と二人っきり…だ…)」


101: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/25(水) 17:34:26.35 ID:6hCaPwOGP

夏奈「…」

藤岡「…」

夏奈「停電、なおったっぽいねえ」

藤岡「ああ、うん…冷蔵庫の中も大丈夫そうだったし、麦茶も冷えてる」

夏奈「ねぇ」

藤岡「…ん?」

夏奈「千秋とおかしなことなんかやっちゃいないだろうね」

藤岡「ぶほっ」

夏奈「きったねー!」

藤岡「な、何言い出すんだよいきなり!?」


107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/25(水) 17:43:02.00 ID:6hCaPwOGP

夏奈「いや、ただ聞いただけだって…」

藤岡「…おかしなことって何だよ」

夏奈「…非常におかしなことさ。君なら知ってるだろうよ!」

藤岡「お、俺は非常におかしなことなんてしてない!したことも無い!」

夏奈「え?おかしなことについて知ってるのか?」

藤岡「え?」

夏奈「え?」

藤岡「…」

夏奈「説明してもらおうか」

藤岡「南…知らない…のか」

夏奈「…知ってる」

藤岡「…(うそだ…)」


112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/25(水) 17:51:57.86 ID:6hCaPwOGP

夏奈「し、知ってるぞ!」

藤岡「…」

夏奈「ただ、確信が持てないだけだっ」

藤岡「…」

夏奈「何だよその目は!やーめーろーよー!」

藤岡「…知りたい?」

夏奈「え?教えてくれるの!?」

藤岡「…一応、言っておくけど、こういうのは普通男から教わらない」

夏奈「それなら心配ない。藤岡は強敵と書いてともと読む…番長だからな!それに…」

藤岡「え?」

夏奈「おかしなことについていち早く勉強して、千秋を守ってやらなくちゃならない…なぜなら、なぜなら私は姉なのだから!」

藤岡「お、俺…目が覚めたよ!ちょっと待ってて南!」

夏奈「携帯…?」

藤岡「これがっ!!おかしな事だぁぁっ!!」

夏奈「っっっ…!!!」


118: かがみくす ◆kaGAMix/fk 2009/03/25(水) 18:01:46.45 ID:6hCaPwOGP

 ◇◇◇

夏奈「藤岡っ…なん…か…痛くなくなって…んっ」

藤岡「そうっ…かな…ふっ…」

夏奈「はっ、はじめて…だよ…こんなのっ…」

藤岡「俺もっ…うれしい…南とっ…」

  <⌒/ヽ-、___  
/<_/____/

   ∧∧
  (  ・ω・)
  _| ⊃/(___
/ └-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  <⌒/ヽ-、___  
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   ∧∧
  (  ・ω・)<腹筋ができてさ
  _| ⊃/(___
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135: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2009/03/25(水) 18:24:00.61 ID:O7OUq6vSO

俺も追いついたと思ったら…うわあああぁぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁああああ!!!!!!!!


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