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ドラッグ オン ドラグーン3 討鬼伝

スネーク「聖杯戦争……?」

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 19:08:19.47 ID:9OlUBsyK0

スネーク「お前たちが俺を呼んだのか?」

アイリ「切嗣、この人は?」

切嗣「彼こそが伝説の傭兵、ソリッド・スネークだよ。アイリ」


4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 19:11:00.47 ID:9OlUBsyK0

アイリ「伝説の傭兵?」

切嗣「ああ、元米軍の、英雄様さ」


11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 19:13:57.73 ID:9OlUBsyK0

スネーク「俺は英雄じゃない。これまでも。これからも」

切嗣「ふん、あれだけの人間を殺しておいて、か?」

スネーク「お前さんが何故俺を知っているのは知らん、だが戦場に英雄はいない。俺の知っている英雄はみんな死んだか刑務所に入っているかのどちらかだ」


14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 19:16:39.38 ID:9OlUBsyK0

切嗣「謙虚じゃないか、少なくとも騎士道だの、武士道だのの講釈をたれる英霊よりは好きになれそうだ」

アイリ「切嗣じゃあこの人と……」

切嗣「そうだ、僕たちは彼と聖杯戦争を戦うことになる」


17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 19:20:21.73 ID:9OlUBsyK0

切嗣「スネーク、君はアサシンとして現界した、真名がばれるのはまずい。よって僕はこれから君の事をアサシンと呼ぶ。いいな?」

スネーク「かまわないさ、俺にとって、名前はドッグタグ程度の意味合いしかもたん」


21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 19:22:43.48 ID:9OlUBsyK0

アイリ「でも、まだ戦いは始まってないわ。本当の名前、教えてくれないかしら」

切嗣「それは不必要なことだよ、アイリ」

スネーク「・・・・・・」


22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 19:23:05.67 ID:jOLqDEgP0

ソリッドの真名はデイビッド

ネイキッドの真名はジョン・ドゥでジャック


23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 19:25:23.04 ID:9OlUBsyK0

スネーク「俺は、ずっと戦ってきた、両親も何度も変わった。本当の名より、スネークというコードネームこそが俺の名だ」

アイリ「あなたは・・・・・・」

スネーク「デイビット」

アイリ「え?」

スネーク「俺の名前だ」


27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 19:31:56.00 ID:9OlUBsyK0

アイリ「・・・・・・ありがとう、教えてくれて」

切嗣「・・・・・・さあ、準備をしよう。アサシン、これから武器を調達する。必要な物は?」

スネーク「とりあえず煙草を、それから―」

アイリ「・・・・・・」

舞弥「どうしましたマダム?」

アイリ「あの人、あの人の目、切嗣と同じ、いいえ違う、似てはいるけれど何か根本的に違う・・・・・・そんな目をしていたわ」

舞弥「マダム・・・・・・」

アイリ「あの人も何か、悲しい過去を負っているのかしら」


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 19:36:19.63 ID:9OlUBsyK0

日本、冬木

アイリ「ここが日本、切嗣の故郷ね」

スネーク「日本か、オタコン、あいつもここで……」

アイリ「どうしたの? スネー、アサシン?」

スネーク「スネークでいい、本当の名じゃないしな」

アイリ「ありがとう、でどうしたの?」

スネーク「俺の、俺の友達、いや相棒が日本人でね」

アイリ「そうだったの」


33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 19:36:49.55 ID:d6/lSPbq0

ビッグ・ボス→アサシン
雷電→セイバー
オセロット→アーチャー
グレイ・フォックス→ランサー
EVA→ライダー
ヴォルギン→バーサーカー

オタコン→キャスター


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 19:44:07.16 ID:9OlUBsyK0

スネーク「とにかく、マスターの指示通り動こう」

アイリ「そうね、切嗣の指示通りに」

数日前

切嗣「スネーク、アサシンである君は、直接的戦闘能力に乏しい。もしも君がセイバーやライダー、ランサーとして現界したのなら、君とアイリが囮になり、僕が他のサーヴァントのマスターを闇討ちできた」

スネーク「だが俺はアサシン。不可能だ」

切嗣「そうだ、だから僕たちは影になる、君も、アイリも、舞弥も、そしてこの僕も」

スネーク「そうして他の連中が戦っているところを―」

切嗣「襲撃する」


40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 19:48:31.45 ID:9OlUBsyK0

現在、日本、冬木

アイリ「それじゃあ早速動きましょう。切嗣の用意したホテルに向かえばいいのよね?」

スネーク「ああ、観光が出来ないのは残念だがな。オタコンが産まれた国がどんなものか、少し見てみたかったんだ」

アイリ「ふふ、そうね私も残念。でも聖杯戦争に勝てば、みんなで、みんなで一緒に居られるわ」

スネーク「……ああ、そうだな」


47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 19:56:24.08 ID:9OlUBsyK0

同時刻、遠坂邸

時臣「現世は如何ですかな、英雄王よ」

ギル「ふん、少しは興じさせるではないか」

時臣「お気に召したようでなにより、しかしながら、いま少し御隠れを、言峰君が諜報を行っております」

ギル「ふん、手早くな」

時臣「仰せのままに、英雄王よ」


52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 20:00:26.20 ID:9OlUBsyK0

同時刻、ウェイバーきゅん&ライダー

ライダー「坊主、これからどうするのだ」

ウェイバー「今考えてるんだよ。とりあえず敵がどんな英霊か分からないと対処のしようがないんだから」

ライダー「なっさけないのぉ、小僧、直接見に行けばよいではないか」

ウェイバー「いけるわけないだろ!」


59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 20:03:57.94 ID:9OlUBsyK0

同時刻、某住宅地

キャスター「恐怖というものには鮮度があります」

龍之介「超COOLだよ!あんた!」



風呂いってきます


66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 20:26:38.92 ID:9OlUBsyK0

綺礼「七組全員、冬木の地に集ったようだ」

??「そうだな」

綺礼「我が主の為、持てる力を全て尽くすぞ、アヴェンジャー」

??「くっくっ」


68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 20:31:36.65 ID:9OlUBsyK0

同時刻、冬木、某ホテル

ランサー「必ずや、マスターの元に勝利を!」

ケイネス「ふん、契約に見合った働きをしてもらうぞ、ランサー」

ソラウ(イケメンktkr)


69: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 20:33:22.45 ID:DG8X+UhE0

ここでもランサーは不幸なのか


70: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 20:34:55.20 ID:9OlUBsyK0

同時刻、間桐邸

おじさん「ぐおおおおおおお!!」

バーサーカー「ウオオオオオオオオンンンンン!」

臓硯「お前の命はもって数週間、せいぜい足掻いてみることだな」

おじさん「ときよみぃぃぃぃぃぃぃ!」


73: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 20:43:08.32 ID:9OlUBsyK0

アイリ「ここが切嗣の用意してくれた部屋ね」

スネーク「装備も所定のものが用意されてるな。全くたいした手際だ」

アイリ「これから夜まで待機よね?」

スネーク「そうだ、といってもお前さんにはほとんど待機しててもらうことになるがな」

アイリ「無力ね、私」

スネーク「そんなことはない」

アイリ「……ありがとう、優しいのねスネーク」

スネーク「優しくなんかないさ、知り合いが死ぬのが怖いだけだ」

アイリ「あなたは、いままで、英霊になるまでに何をしていたの?」

スネーク「ただの人殺しさ、正義の味方なんかじゃない」

アイリ「ふふ」

スネーク「どうした?」

アイリ「あなたと切嗣って、少し似ているわ」


74: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 20:47:12.10 ID:9OlUBsyK0

数時間後、冬木、コンテナ置き場

おじさん「はあ、はあ、ときよみぃ、殺す殺す殺す、殺す!」

時臣「物騒なことを言うじゃないか、雁夜君、それから私の名前はときおみ、だ。ときよみではない」

おじさん「ときよみぃぃぃ!」

時臣「……」

おじさん「バーサーカーぁぁぁぁぁ!」

バーサーカー「ウオオオオオンン!」


76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 20:49:50.63 ID:9OlUBsyK0

時臣「英雄王よ!」

ギル「言われんでも分かっておるわ!雑種が我に歯向かうか!」

バーサーカー「ウオオオオオオンンン!」

おじさん「いけバーサーカー!ころせぇぇぇぇ!」


77: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 20:57:32.25 ID:9OlUBsyK0

ッターン

一同「え?」

おじさん「う、が……なにが、なにがおき、た?」

ッターン

おじさん「さ、く、ら……」



スネーク「こちらアサシン。バーサーカーのマスターを射殺した」

切嗣『よくやった。こちらもランサーのマスターを視認した。これから狙撃する。君はアイリの所へ』

スネーク「まだもう一組残っているが?」

切嗣『狙撃ポイントがばれた可能性もある。他のマスターの動向も気にかかるし、今アイリの側には舞弥しかいない。戻ってくれ』

スネーク「了解。帰還する」

時臣「あれは、いったい……」

ギル「雑種が王の行為を邪魔だてするか……よい度胸ではないか」


80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:06:50.93 ID:9OlUBsyK0

深夜、聖堂教会

時臣「綺礼君、先ほど雁夜君が撃ち殺されたこと、何か心当たりはあるかね?」

綺礼「主よ、恐らくアインツベルンのマスターが雇った、衛宮切嗣によるものかと」

時臣「衛宮切嗣?」

綺礼「はい、魔術師としての才がありながら、銃器などの現代兵器の使用を厭わない、魔術師殺しと言われる男です」

時臣「ふむ、厄介な相手が敵にはいるようだな。言峰君、その男を抹殺してくれ、最優先課題だ」

綺礼「承知致しました、主よ」


81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:11:21.89 ID:9OlUBsyK0

翌日

切嗣『失敗してしまったよ。僕としたことが、情けない』

スネーク「何があった?」

切嗣『ライダーだ。ライダーが乱入してきてね、ランサーのマスターが姿を消したんだ』

スネーク「戦場では予期せぬ出来事が起こるものだ」

切嗣『そのとおりだ、僕の失態だな。だが次こそは仕留める』

スネーク「了解、こちらも手筈通り動く、通信終わり」

切嗣『頼んだ。通信終わり』

スネーク「ふう……」


83: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:18:10.59 ID:DG8X+UhE0

きりつぐ楽しそうだな


84: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:18:18.43 ID:9OlUBsyK0

アイリ「切嗣の方は失敗?」

スネーク「ああ、だがあの男ならすぐ取り戻すさ」

アイリ「そうね、そうよね。それで、これから私たちはどうするの?」

スネーク「キャスターを殺る」

アイリ「キャスターを?」

スネーク「ああ」


86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:20:25.12 ID:9OlUBsyK0

アイリ「キャスター、どんな人なのかしら」

スネーク「マスターが調べてくれたよ。どうも、今この冬木で起きている、連続児童誘拐殺害事件の犯人らしい」

アイリ「そんな!」

スネーク「ああ、急いでとめないと、子供達が危ない」


87: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:21:58.93 ID:9n5m+52eO

「蛇達の精神」(ダンボール) A+


91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:26:43.97 ID:9OlUBsyK0

冬木、閑静な住宅街の一角

子供A「いやあぁぁぁぁぁぁ!しにたくないしにたくないしにたくない!たすけて、たすけてぇぇぇ!」

龍之介「駄目だよ、動いちゃ。痛くなくなるだろ?」

子供A「あがああああああ!いたい!いたぃぃぃぃぃぃ!ころして!ころしてぇぇぇ!」

子供B「あ……やあ……」

キャスター「龍之介ぇ!あなたは素晴らしい!これほどの命の狂宴がかつてあっただろうかぁ!」

龍之介「褒めるなよぉ、旦那。俺も旦那のCOOLにゃおよばねぇよ」


93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:32:41.33 ID:9OlUBsyK0

アイリ「ッ……」

スネーク「大丈夫か?」

アイリ「ええ、平気よ、禍々しい魔術の気配がする……、キャスター達は近いわ」

スネーク「俺の出番だな。舞弥、アイリを任せたぞ」

舞弥「了解しました。私の命に代えても、マダムは守ってみせます」

スネーク「軽々しくそういう台詞をいうもんじゃない。死ぬのは一人で充分だ」

アイリ「そうよ舞弥さん。あなたも私たちの仲間なんだもの」

舞弥「マダム…・・・」

スネーク「よし、ミッションスタートだ」


94: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:37:50.21 ID:9OlUBsyK0

子供A「う、ぇ、ぁ……」

子供B「うそ、おにいちゃん?うそ……うそうそうそ」

龍之介「旦那ぁ、この子はもうだめだ。妹のほうは旦那がやってくれよ。俺さあ、旦那のCOOLが見たいんだ!」

キャスター「承知しました龍之介ぇ、最高のCOOOOOLをご覧にいれましょう!」

子供B「いや……たすけて、おとうさん、おにいちゃん」

子供B「おかあさん!!!!!!!」


                      スネーク「待たせたな」


96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:40:01.29 ID:u6qtYMpJ0

スネークかっけぇ…


97: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:40:51.64 ID:6Mb3TZ6N0

安心感がダンチ


99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:42:12.82 ID:9OlUBsyK0

龍之介「なんだぁ!?あんた!」

キャスター「こやつ、サーヴァントです!」

龍之介「なんだって!」

スネーク「もう大丈夫だ。こっちに来い」

子供B「でも、おにいちゃんが…・・・」

スネーク「問題ない。まだ息はあるからこのレーションを食べれば」

子供A「あ、あれ?どうして僕、怪我、治ってる?」

子供B「おにいちゃん!」


104: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:44:21.89 ID:Z/dw6BgmO

レーション最強説


107: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:45:54.88 ID:9OlUBsyK0

スネーク「お父さんとお母さんは?」

子供A「お父さんはお仕事、お母さんはお買い物」

スネーク「そうか、なら安心だ。二人とも、家をでてまっすぐ行ったところに黒い車が止まってる。そこにお姉ちゃんが二人いるから、そこに行け」

子供A「わ、わかった」

スネーク「さあ、行け!」

子供AB「おじさん!ありがとう!」


109: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:51:50.95 ID:9OlUBsyK0

龍之介「なんてことするんだ!あの子たちは!あと少しで!最ッ高に美しくなれたのに!」

キャスター「ああ、ああああああ!神よ!これもあなたの試練だというのですか!?ジャンヌに、聖処女に与えたような!」

スネーク「死に美しさなどない!」

キャスター「ああああああ!なんたる!なんたる!愚かな!愚かなぁぁぁぁ!」


112: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:54:28.09 ID:9OlUBsyK0

龍之介「いっけぇ旦那!やっちまえ!」

キャスター「その愚かさ、死によって償いなさい!ゆけ!我が下僕たちよ!」

海魔「キシャアアアアアア!」

スネーク「ふん!」

ダダダダダダッ


113: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:56:59.55 ID:9OlUBsyK0

海魔「ギイイイイ!」

スネーク「うおおおおおおおおおおお!!!!」

龍之介「旦那ぁ!奴は弾切れになればおしまいだぁ!そのまま押しきっちまえ!」

キャスター「行きなさい!下僕よ!」

海魔「イイイイイイイイ!」


117: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:59:50.66 ID:9OlUBsyK0

ダダダダダダダダッ

龍之介「嘘だろ!?何で撃ち続けられるんだ!?」

スネーク「俺の宝具、無限バンダナさ!」


118: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:00:38.90 ID:Vx5Klm5a0

ほれるわ


122: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:04:13.94 ID:9OlUBsyK0

キャスター「ぐう!ならば更に攻めるのみ!」

スネーク「喰らえッ!」

ッポン

海魔「ギ?」

ドカァーン

海魔「ギシャアアアアアア!!!」

スネーク「MGLだ!喰らえ!」

(参考URL http://en.wikipedia.org/wiki/Milkor_MGL )


125: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:06:13.01 ID:9OlUBsyK0

ドカーン!ドカーン!ドカーン!

キャスター「バカな……」

ドカーン!ドカーン!

キャスター「バカなぁぁぁあぁぁぁあぁ!!!」

スネーク「チェックメイトだ」


126: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:07:20.60 ID:u6qtYMpJ0

鯖一体の戦闘力が戦闘機一機と同等だっけ?


128: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:09:29.81 ID:HeQrdjL40

多分無限バンダナつけたスネークは戦闘機より強い


129: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:10:00.99 ID:kVP2i7EE0

>>128
スティンガー撃ち放題だしな


130: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:10:48.79 ID:9OlUBsyK0

龍之介「旦那ぁ!」

キャスター「私が、魔術の秘伝を究めた私が、このような男に……!」

スネーク「お前は確かに強い。だがな、俺はそれより遥かに強く、誇り高い連中と戦ってきた!外道に負けるいわれは無い!」

パンパンッ!

龍之介「あ……」

キャスター「がッ!」


134: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:17:14.10 ID:9OlUBsyK0

キャスター「おお、龍之介ぇ……」

龍之介「はは……旦那ぁ、俺、探し物見付かったよ……」

キャスター「龍之介……?」

龍之介「まさかなぁ、自分のはらわたにあるなんてさぁ、気付かないわけだぁ」

キャスター「おお、おお……!」

龍之介「だんなぁ、おれ、だんなにあえて、さいこうに、うれしかったよ、だん、な、さよな……」

キャスター「りゅうの、すけぇぇ、あなたは、さいこうにCOOL、でしたぞ……」

キャスター「おおおお、かみよぉぉ!ジャンヌよぉぉぉぉ!いま、いまジル・ド・レが、あなたがたのみもとに……」

スネーク「……哀れだな」


136: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:23:20.28 ID:9OlUBsyK0

アイリ「あ!スネーク!」

スネーク「終わったよ、全部」

舞弥「あの子たちは、私とマダムで警察署まで送り届けました」

スネーク「手際がいいな、CIAの連中にも見習ってもらいたい」

アイリ「お疲れ様、スネーク。ひとまずシャワーを浴びましょう。酷い返り血よ」

スネーク「おっと、そうだな。戦場で血を気にしたことはないが。ここは街だ」

舞弥「車へ、私が先導します」


137: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:24:17.03 ID:u6qtYMpJ0

霊体化できんのか


138: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:25:21.32 ID:9OlUBsyK0

>>137
一応4で死んだ後のつもりで書いてる


141: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:31:56.55 ID:9OlUBsyK0

数時間後、聖堂教会

璃正「キャスターが脱落したようです、時臣君」

時臣「振る舞いから何時かは誅さねばならぬと思っていましたが……」

璃正「ええ」

時臣「思った以上に早く片付きましたな。して、どのサーヴァントが?」

璃正「どうも、アサシンのようです」

時臣「アサシン……」

璃正「アインツベルンのマスターですな」

時臣「どうも、ただの外道ではないようですな」

璃正「そのようです。警戒を払う必要性がありますな」


143: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:35:40.23 ID:9OlUBsyK0

数時間前、スネークのキャスター討伐と同時刻

ケイネス「ぐ!」

切嗣「終わりだ、ケイネス・エルメロイ」

ケイネス「まだだ!私には令呪が!」

切嗣「使えない」

ケイネス「なっ!ソラウ!」

ソラウ「う、うう……」


145: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:37:46.53 ID:9OlUBsyK0

切嗣「彼女を殺されたくなければ……」

ケイネス「私がランサーを呼び出すほうが、貴様がソラウを撃つより早い!」

切嗣「試してみるか?」

ケイネス「ッッ!」


147: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:45:58.62 ID:9OlUBsyK0

切嗣「やはりライダーとの戦闘中に襲撃したのは正解だったな。貴様が私怨でウェイバー・ベルベットを狙うとは思っていたが……、こうも容易いとは」

ケイネス「分かった!私の負けだ!だからソラウを撃つな!」

切嗣「ではこのセルフギアススクロールに契約を。それで全てが終わる」

ケイネス(な!そんな契約をすれば、私の魔道は!聖杯は!)

切嗣「いーち、にー、さーん」

ケイネス「わかったぁ!!!!」

ケイネス「わかった……」


151: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:54:25.36 ID:DG8X+UhE0

カウント可愛い


249: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 04:37:24.34 ID:zq4tvnwP0

ライダー「ラララララララァ!」

ランサー「穿て!ゲイ!」

ドスッ

ランサー「な」

ライダー「なにぃ?」

ウェイバー「どういう、ことだ?」

ランサー「俺は、また忠義を果たせずに……」

ランサー「があああああああああ!」

ウェイバー「ランサーが自殺した?マスターが殺されたのか?」

ライダー「違うな。令呪で自害を命じられたんだろう。何故奴のマスターがそんなことをしたのかは分からんがな」

ウェイバー「じゃあこれから僕たちはどうするんだ?」

ライダー「いったん退くぞ。何がおきとるのかわかりゃせん」

ウェイバー「わかった。そうしよう」

ライダー「うむ」

切嗣「……」


251: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 04:38:36.59 ID:zq4tvnwP0

キャスター討伐から数時間後、スネークたちの新たな隠れ家

スネーク「久しぶりじゃないか」

切嗣「ああ、直接会って作戦を練ったもうがいいと思ってね」

スネーク「キャスターを潰した。そちらの首尾は?」

切嗣「ランサーを消滅させ、そのマスターを聖杯戦争から追放した。永遠にな」

スネーク「殺さなかったのか?お前さんの性格なら撃つと思ったが」

切嗣「……君にあってから少し考え方を変えてね、最小の犠牲で最大の効果を、これが僕のモットーだ」

スネーク「いいセンスだ」


252: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 04:39:50.61 ID:zq4tvnwP0

切嗣「アサシン、君にも大分助けられた、もしもアハト爺と提案通り、騎士王と契約していたら……、こうも簡単に事は運ばなかったはずだ」

スネーク「与えられた任務をこなしただけだ。それで?これからどう動く?」

切嗣「アサシン、君は諜報活動に関して、最高の技術を持っているはずだ。そんな君に行ってもらうのは、スニーキングミッションだ」

スネーク「潜入任務か、そうだな、俺はそればかりやっていた。場所は?まさか軍事基地に潜り込むわけじゃないだろう?」

切嗣「2つ、いや3つだ。まずこれは舞弥と二人で行ってもらう。ランサーのマスター、ケイネス・アルメロイが拠点としていたホテルの一室に行ってくれ。彼が残した魔術の品、捨て置くには惜しい」

スネーク「サルベージか」


253: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 04:42:18.90 ID:zq4tvnwP0

切嗣「そうだ、そして2つ目、遠坂時臣、こいつは聖杯戦争が始まり、三体のサーヴァントが消滅しているにも関わらず、沈黙を保っている」

スネーク「アサシネーションってわけか」

切嗣「いや、まだ早い。潜入しての諜報活動だけでいい。勿論機会があるなら暗殺は行うべきだが、相手の情報があまりも少ない。今挑むのは危険だ、それに言峰綺礼が共謀している、という可能性もある」

スネーク「言峰綺礼?」

切嗣「詳しい説明は省くが、こいつは危険だ。マスターであることもだが、それ以上に本人がな。それで最後の任務だが……」

スネーク「聖堂教会に潜入し、言峰のサーヴァントの情報と共謀の証拠をおさえる」

切嗣「……そのとおりだ、全く、君は期待以上の働きをしてくれるな」

スネーク「経験則さ。それで?まずどこからだ?」


254: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 04:43:10.90 ID:zq4tvnwP0

翌日、冬木、高級ホテル

スネーク「舞弥、それじゃ手筈通りに」

舞弥「了解しました。脱出経路の確保はお任せを。3つの選択肢を用意しています」

スネーク「頼もしいな。それじゃミッションスタートだ」

スネーク「こちらスネーク。ケイネスの部屋がある階層に到着した。舞弥には脱出路を確保してもらっている」

切嗣『了解、警備室はこちらがおさえた。監視カメラや従業員を気にすることもない。客もな、ケイネスが一階を丸々貸しきってる』

スネーク「そりゃありがたい。シャドーモセスみたいな苦労はしなくてよさそうだ」

切嗣『だが気をつけろ。奴が残したトラップはまだ機能しているはずだ』


255: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 04:43:57.12 ID:zq4tvnwP0

スネーク「了解。どんなトラップだ?」

切嗣『アーチボルトは高名な魔術師の家柄だ。生半可なものじゃない、恐らく直接的な攻撃トラップに加え、魔界化されている部分もあるかもしれない』

スネーク「キャスターが召還した化け物どもか」

切嗣『似たようなものだ』

スネーク「了解。気をつける、通信終わり」

切嗣『頼んだ、通信終わり』

スネーク「煙草、煙草と……」


256: 忍法帖【Lv=12,xxxPT】 2012/05/06(日) 04:44:44.63 ID:zq4tvnwP0

スネーク「トラップの発動条件、どんなものなんだ?まさか赤外線センサーもないだろうしな」

スネーク「サーマルゴーグルを使ってみるか」

キュイイイン

スネーク「こいつを使うのも久しぶりだな」

スネーク「目立った温度変化はなしか……、ん」

魔物「うー、うー」

スネーク(蝶、いや小型の鳥か?サイファーがわりに飛ばしてるのか、厄介だな)


257: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 04:45:37.56 ID:zq4tvnwP0

魔物「うー」

スネーク(奴は何で敵を感知してる?)

スネーク(……試してみるか)

コンコン

魔物「う?」

スネーク(音には反応する。視覚は……あるな。あれが目か。サイファーと大して変わらんな。だがチャフでの突破は無理そうだな)


258: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 04:46:12.92 ID:zq4tvnwP0

ピスッ

魔物「う」

スネーク「隙だらけだな、ってうぉ!」

スネーク「落とし穴か……冥界に直結てわけだ」


263: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 06:02:44.46 ID:zq4tvnwP0

数分後

スネーク「こちらアサシン。部屋の前に着いたぞ。思ったより簡単だったな」

切嗣『流石に早いな。どうも魔術師がある程度の指示をだして初めて完璧に動作するようだ』

切嗣『ない。中の様子はわからないな、大丈夫か?』

スネーク「なれっこさ」

切嗣『そうか、気をつけてくれ、君が死んだら元も子もない』

スネーク「生憎だが悪運は強いんだ」


264: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 06:08:28.03 ID:zq4tvnwP0

>>263
つけたし
数分後

スネーク「こちらアサシン。部屋の前に着いたぞ。思ったより簡単だったな」

切嗣『流石に早いな。どうも魔術師がある程度の指示をだして初めて完璧に動作するようだ』

スネーク「ツイてた、ってわけだ」

切嗣『そうだな』

スネーク「突入する。中に監視カメラは?」

切嗣『ない。中の様子はわからないな、大丈夫か?』

スネーク「なれっこさ」

切嗣『そうか、気をつけてくれ、君が死んだら元も子もない』

スネーク「生憎だが悪運は強いんだ」


265: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 06:14:34.06 ID:zq4tvnwP0

スネーク「……ふん!」

バキィ!

ソラウ「!」

スネーク「動くな、そのままゆっくり手を上げろ。お前を殺しにきたんじゃない」

ソラウ「そう、じゃあなにをしに?」

スネーク「ちょっと、借用、にね。あんたらにはもう不必要なもののはずだ」

ソラウ「そうね……、ええそう。ケイネスにとっては、ね」

スネーク「なに?」

??「……」


266: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 06:19:46.20 ID:zq4tvnwP0

??「ハァ!」

スネーク「なっ!」

ソラウ「そうよ!やっておしまい!セイバー!!!」


269: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 06:25:57.51 ID:zq4tvnwP0

スネーク「ぐうぅ!」

セイバー「はあぁぁ!」

スネーク(どうなってる!剣が見えん!いやそれ以前に何故サーヴァントがいる!?)

セイバー「てりゃあぁぁ!」

スネーク「ぐっ」

ソラウ「あははは!所詮はアサシン、隠れることしか出来ないサーヴァント!セイバーに勝てる道理はいわ!」


271: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 06:30:37.00 ID:zq4tvnwP0

スネーク(マズい、ここは……)

セイバー「覚悟!」

スネーク「むん!」

プシュウウウウウ

ソラウ「な!煙幕!?」


272: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 06:38:34.89 ID:zq4tvnwP0

ソラウ「ど、どこなの!?」

スネーク(今だ!)

ガシッ

ソラウ「それは!ケイネスの!」

舞弥『スネーク!』

スネーク「まずいことになった!プランBだ!」

舞弥『了解しました!エレベータの前まで!急いで!』

セイバー「逃すか!」


274: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 06:44:49.36 ID:zq4tvnwP0

舞弥「スネーク!」

スネーク「舞弥!いくぞ!」

舞弥「これを!」

スネーク「うおおおおおおおおお!」

パリーン!

セイバー「な!飛び降りた!?ここを何階だと――ッッ!」

スネーク「まったく、間一髪だったな」

舞弥「ええ、しかし何故サーヴァントが?」

スネーク「それはこれから考えよう」

セイバー(パラシュートとは……)


277: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 06:55:37.71 ID:zq4tvnwP0

切嗣『まさかここで新たなサーヴァントが現れるとは……』

スネーク「ああ予想外だった。それにしても俺が後ろを取られるとは、情けない」

切嗣『過ぎたことは仕方ない。それよりも問題はそのサーヴァントだ。確かにセイバーと言ったのか?』

スネーク「ああ、間違いない。これは少しばかり――」

切嗣『マズイな、作戦を練り直そう。舞弥と一緒に隠れ家でアイリに合流してくれ、僕もすぐ行く』

スネーク「了解。通信終わり」


279: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 07:04:32.45 ID:zq4tvnwP0

遠坂邸、スネークのホテル潜入と同時刻

ギル「時臣、何時まで我をこのような場所に押し込めているつもりだ?」

時臣「……いえ、それもこれまでです。英雄王の御力を、ふるって頂く必要が生じました」

ギル「なに?」

時臣「新たなるサーヴァント”最良の”セイバーが出現し、大いなる脅威であるライダーもいまだ現界しています。もはや、英雄王御自ら両者を屠って頂くことになるかと」

ギル「ふん、確かに奴らは気に食わん。ライダーは英雄王たる我を差し置いて、征服王などと名乗っているそうではないか。ましてやセイバーはこの段階になって乱入してきた無礼者。雑種といえど捨て置けん」

時臣「では、英雄王よ」

ギル「でるぞ時臣ぃ」


280: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 07:10:16.71 ID:zq4tvnwP0

ウェイバーきゅんの寄生先

ライダー「小僧、これからどうする」

ウェイバー「お前が派手に名乗っちゃったからもう正体はばれてる。……正攻法でいくしかない」

ライダー「おお戦か!それがよい、一番よい!」

ウェイバー「はぁ、どうしてこんなことに」


281: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 07:17:06.92 ID:zq4tvnwP0

ホテル、スネークの襲撃から一時間後

ソラウ「困ったわね。あなたの存在が知られてしまった」

セイバー「申し訳ありません、ソラウ」

ソラウ「いいのよ、結局いつかはばれるんだし。でもこうなったらさっさと敵をしとめなきゃまずいわね」

セイバー「では、誰を最初に?」

ソラウ「そうね、やはり脅威は先に倒さなければ。アーチャーを仕留めるわよ」

セイバー「はい、ソラウ」


283: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 07:26:24.47 ID:zq4tvnwP0

同日、深夜、聖堂教会

綺礼「我が主はライダー、セイバー両者の討伐へ向かう。私たちはアサシンを始末しろとの命令だ」

??「アサシン、そうかやっとアイツにあえるのか」

綺礼「アヴェンジャー、私怨で動くようなまねはするなよ」

??「勿論、だがあの男のことだ、必ずその戦場にやってくる」

綺礼「我が主が戦う場のことか?」

??「そのとおり、奴は、いや俺たちは、戦うことが宿命なんだ。遺伝子レベルで決められたな」

綺礼「……では確実にアサシンを仕留めてもらうぞ、アヴェンジャー」

??「わかっているさ」


288: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 07:35:44.86 ID:zq4tvnwP0

翌日、遠坂邸前

ギル「待っていたぞ、雑種」

ライダー「ご挨拶だな英雄王」

セイバー「……」

ギル「ふん、元より今生に王たりえるのは我一人。貴様らのような雑種の王を放逐するのも我が権利にして義務」

スネーク(全員集まってるな、いや一人足りないか)

切嗣(ああ、アヴェンジャーがいない。そもそも奴がどんな英霊なのか、何もつかめていない)

ギル「だが、貴様らと同じ雑種でも、我を興じさせる男がいるようだ」

ライダー「なに?」


290: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 07:44:04.64 ID:zq4tvnwP0

ギル「我と同じく聖杯に招かれ英霊とした身なれど、誰もその男を知らぬ。マスターとあわせ三人のサーヴァントを屠っておきながら、誰にも真名を知られることはない」

切嗣「……」

ギル「アサシン、そしてアヴェンジャー」

スネーク「切嗣……」

切嗣「待てアサシン。まだ出るな」

??「よお兄弟」

スネーク「なっ!バカな!奴は――」

セイバー「貴様は……」

スネーク「リキッド……!」


291: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 07:46:31.55 ID:zq4tvnwP0

切嗣「あれが、リキッド・スネーク?」

スネーク「頼む切嗣。……いかせてくれ」

切嗣「……勝てるのか?」

スネーク「勝ってみせる、必ず」

切嗣「……わかった。いってこいアサシン、いやスネーク!」


293: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 07:55:50.89 ID:zq4tvnwP0

スネーク「リキッド……」

リキッド「きたか、兄弟」

ギル「くく、さあ雑種よ。いくら功を立てようと、どれほどの民を救おうと、その名が語られることすら無い、哀れな雑種共よ、せめてその闘争で、我を興じさせよ!!」

ライダー「あれが、奴の宝具か!」

ギル「この世の全ての財宝は我のもの!たとえ聖杯とて、例外ではない!ゲート・オブ・バビロン!」

セイバー「征服王よ、我らとて聖杯を目指すもの、ここで剣を抜かずして、いつ戦うのか!」

ライダー「承知した騎士王よ、征服王イスカンダル。全力でもって貴様を屠る!我が軍勢よ!」


294: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 08:00:50.88 ID:zq4tvnwP0

切嗣「ライダーとセイバーの姿が消えた?いや、固有結界か!」

切嗣(スネーク、君はどうする……?)

綺礼「他人の心配をしている場合か?衛宮切嗣」

切嗣「言峰、綺礼……!」

綺礼「死んでもらうぞ」

切嗣「僕の正義を果たすまで、僕は死なない!」


295: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 08:03:59.11 ID:zq4tvnwP0

セイバー「ストライク、エア!!!」

兵士「うおおおおおおお!」

セイバー「っく、きりがない!」

ライダー「ウラララララ!」

セイバー「そんな突進で私は倒せないぞ!征服王!」


297: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 08:10:47.97 ID:zq4tvnwP0

綺礼「は!」

切嗣「ぐぅ!」

切嗣(流石だ、これが限界まで高められた八極拳……、だが!)

切嗣「Time alter ・ square accelッ!」

綺礼「がっ……」

綺礼(攻撃を見切れなかった?違う、速いのだ!)


298: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 08:13:42.70 ID:zq4tvnwP0

ギル「喰らえ!」

スネーク「クソッ!」

リキッド「ふはははは!」

スネーク(ボス……、あなたの形見を使わせてもらう!)

ダラララララララララ!

リキッド「パトリオットか!」

ギル「中々興じさせる武具ではないか!貴様を殺し、それも我が宝物に加えよう!」


299: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 08:17:04.97 ID:zq4tvnwP0

スネーク(THE・BOSS、そして親父、二人の魂がこもった武器だ。これが俺の!)

リキッド「ふはははは!その程度で終わりか兄弟!?俺の宝具を見せてやる!」

ギル「いいぞ!いいぞ雑種よ!もっと!もっと我を興じさせよ!」


301: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 08:23:43.06 ID:zq4tvnwP0

リキッド「みろ兄弟!これが俺の宝具!メタルギアREXだ!」

スネーク「なにぃ!」

ギル「雑種の分際で我より高みに座すというか!我が至高の技を喰らうがいい!エアを抜いてやる!」

リキッド「上等だ!こい!」

ギル「うおおおおおおお!」


302: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 08:27:25.50 ID:zq4tvnwP0

ガキィィンンン!

ギル「我が至高の剣でもっても、地に臥さんというか!」

リキッド「ふははは!もっと面白いものを見せてやる!これが俺の、固有結界だ!」

キュィィィンン!


303: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 08:31:22.60 ID:zq4tvnwP0

スネーク「ここは……! あの時の!」

リキッド「そうだ兄弟!あの時!ゼロを!愛国者達を跪かせた場所!この世の全ての武器を手中に収めた場所!」

スネーク「リキッドぉぉぉぉぉぉぉおおおお!!!!!!!!!」

リキッド「これが俺の固有結界!ガンズ・オブ・ザ・パトリオットだぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


304: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 08:37:53.37 ID:zq4tvnwP0

ギル「唯の結界ではないか!この程度!我が宝物の敵ではないわ!ゆけぃ!」

リキッド「ふん、ばーん」

ギル「!?」

スネーク「剣が、アーチャーを攻撃した!?」

リキッド「この結界の中では全ての武器が俺の意のままに扱えるのだ!たとえそれが貴様の宝具でもな!」

ギル「ッッ!貴様ぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


305: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 08:43:41.04 ID:zq4tvnwP0

ギル「うおおおおおおおおおお!」

スネーク「アーチャー駄目だ!」

リキッド「ばぁーん」

ダーン!

ギル「な……!この我が……!王たる我がこんな雑種に……!」

リキッド「ふん、死ね」

スネーク「アーチャーーー!」

ドカーン!

ギル「がはっ……」

リキッド「ふはははは!次は貴様だ!兄弟!」


309: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 09:12:02.34 ID:zq4tvnwP0

スネーク「うおおおおおおお!」

リキッド「ふははははは!足元には機銃があるのを忘れたか!?」

ダララ!ダララ!ダララ!

スネーク「まだだぁぁぁぁ!」

リキッド「足に取り付いた?バカな奴め!吹っ飛ばしてくれる!」


313: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 09:19:07.68 ID:zq4tvnwP0

ギル「させんぞ」

リキッド「なに!」

スネーク「アーチャー……」

ギル「王はたとえ傷を負おうとも、腕が千切れようとも、脚がもがれようとも、決して頭を垂れん」

リキッド「バカめ!みすみす死ににきたか!」

スネーク「アーチャー無理だ!逃げろ!」

ギル「アサシンよ!貴様にこの勝利と聖杯をくれてやる!そして敬え!原初にして最強!最高の王を!そして語り継げ!その勇姿を!」

リキッド「踏み潰してくれる!」

スネーク「アーーチャーー!」


314: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 09:20:06.58 ID:4dYcbHCx0

英雄王さんかっけぇ


315: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 09:22:52.13 ID:0WPl6ngFi

えぇい!グレイ・フォックスはまだか?!


316: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 09:27:05.74 ID:zq4tvnwP0

リキッド「潰れろぉぉぉ!」

ドーン!

ギル「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」

リキッド「な!バァカな!REXの重量を何トンだと思っている!?グレイフォックスのような強化外骨格も無しに!何故人間が耐え切れる!?」

ギル「人間……?我は神の子!英雄王ギルがメッシュだぁぁぁぁぁぁ!!」

リキッド「REXが押し負けている!?バカな!バカなァ!」


317: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 09:31:40.46 ID:/4+1TwSV0

我様かっこよすぎてヌいた


320: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 09:36:14.32 ID:zq4tvnwP0

REX「ぐおおおおおんん!」

ズズーン

スネーク「REXが横転した……!今しかない!」

リキッド「くっそぉ!」

スネーク「リキッド!」

リキッド「ふん!無駄だ兄弟!貴様は俺に手出しできん!」

スネーク「どうかな!?本体は無理でも、コックピットぐらいならこれでも打ち破れる!」

リキッド「な!それはダンボール戦車!?PWで追加された……、まさか!」

スネーク「そうだ!これはレーションや双眼鏡と同じ!アイテム扱い!よって貴様の結界の影響は受けん!」

リキッド「貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

スネーク「終わりだリキッドぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

チュドオオオオン!!!


323: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 09:56:10.88 ID:zq4tvnwP0

ドオオオオオオン……

スネーク「アーチャー……」

ギルガメッシュ「その名で呼ぶな、雑種、我は王、ギルガメッシュ、だ」

スネーク「ギルガメッシュ王……」

ギルガメッシュ「ふはは……これほど愉しめたのはどれほど久しいか。いや初めてだ他人に勝ちを譲ったのは……」

スネーク「あんたは……」

ギルガメッシュ「我は、神と人の子に産まれた。王たる血筋に産まれた。人の上にたつ者として産まれた」

スネーク「……俺は、親父のBIGBOSSのクローンだ。リキッドも、ソリダスも同じ。殺しの為だけに生かされていた」

ギルガメッシュ「ふはははは……、それでか、それで我を興じさせたか。切ることのみを考えられ鍛え抜かれた刃が美しいように、酒を注ぐ盃が美しいように、お前は一つの目的だけをもって産まれた。故に、愉しい」

スネーク「ああ、だが仲間がいてくれた。オタコン、大佐、メリル、メイリン、ミスター・ミラー、ドレビン、ナオミ。雷電……、そしてグレイフォックス―フランク・イェーガー―……。俺は、彼らに支えられて生きた」

ギルガメッシュ「群れるか雑種。そうだな、それが雑種の生き方だ。むやみやたらに群をなし、お互いの傷を舐めあうのだ」

スネーク「ギルガメッシュ……」


324: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 10:09:12.79 ID:zq4tvnwP0

ギルガメッシュ「貴様、雑種……、貴様我に情けをかけようとしたな?」

スネーク「……頼むこのレーションを食べてくれ。そうすればあんたが死ぬこともない」

ギルガメッシュ「嘗めるなよ雑種。王がそのような不味そうなものを食すか!」

スネーク「しかし!」

ギルガメッシュ「他人に与えられる命など要らぬ!我が命は父母から与えられしその時から!我だけのもの!何人たりとも我が命に手出しはさせん!」

スネーク「ッッ!」

ギルガメッシュ「それは我が王だからよ。民草の吹けば飛ぶような儚い命ではない。純潔たる猛き王の命だからよ」

スネーク「あんたは、いやあなたは……」

ギルガメッシュ「雑種、いやお前は雑種ではない。その真の名、我に教えよ」

スネーク「……長いこと、ずっとスネークと呼ばれていた。だからそれが名前と言えるかも知れない。だが、俺を腹を痛めて産んでくれた母親―EVA―はデイビット、と」

ギルガメッシュ「贅沢な男だ。名を二つ持つなどとはな」


326: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 10:17:03.45 ID:3fgMXv8t0

このギルは、まさに英雄王


330: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 10:21:38.17 ID:zq4tvnwP0

ギルガメッシュ「ならばあえてデイビットと呼ぼう。貴様の母と同じ呼び方だ。依存はあるまい?」

スネーク「ああ……勿論」

ギルガメッシュ「さてデイビットよ。我は今疲労困憊だ、我の持ち物たる聖杯を貴様に与えたからには、貴様は我に臣下の礼を尽くさねばならぬ」

スネーク「ああ、あなたから俺は勝利を貰った」

ギルガメッシュ「ならば我を起こせ。地に臥したままなど、王に相応しくない」

スネーク「さあ、ギルガメッシュ、手を」

ギルガメッシュ「うむ……貴様の忠義、確かに受け取ったぞ」

スネーク(あれほどのダメージを受けながら、彼は立った。自らの二本の脚で。こんな場面は前にも見たことがある、フォックスが俺を庇ったとき、そして―ああそうだ、フォーチュンがプラントで俺達を庇ったとき……、そしていまギルガメッシュ。俺は、俺は本当に幸運なんだ)


334: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 10:35:13.37 ID:zq4tvnwP0

スネーク(そうだ、雷電!彼は俺をアーセナルから守ってくれた!己の二本の腕を犠牲にしてまで……)

スネーク「結界が、とけてゆく……」

スネーク(俺は多くの仲間たちに守られた。だが彼は、ギルガメッシュは一人で――)

ギルガメッシュ「デイビットよ、我は貴様の生き方を雑種の生き方といった。……だが」

スネーク「?」

ギルガメッシュ「我にも、たった一人だが朋友がいた。もしも孤高に生きぬのが雑種の生き方だとしたら……、我も所詮神になり損ねた雑種かもしらんな。……エルキドゥよ」

スネーク「……」

ギルガメッシュ「一度失った命、仮初でも取り戻せて愉しかったわ。……結界がほどけたか」

デイビット「ギルガメッシュ!」

ギルガメッシュ「さらばだデイビット。もし、もしもお前と我が同じ時に産まれていたら、朋になれたかもしらんな……」

デイビット「ギルガメッシューーーーーーー!!!!」

ギルガメッシュ「見よ!あの空を!我は神となり!あの天を治めるのだ!」

デイビット(ギルガメッシュは両手を振り上げ絶叫し、そのまま息を引き取った。俺は何時までも、何時までも、彼に敬礼をすることしか出来なかった)


340: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 10:48:25.57 ID:zq4tvnwP0

それから――

セイバー「やはりあなたが勝ちましたか、アサシン」

デイビット「デイビット」

セイバー「え?」

デイビット「それが、俺の本当の名前だ」

セイバー「真名を?」

デイビット「ああ……」

アルトリア「アルトリア」

デイビット「それがあんたの……」

アルトリア「ええ、両親から賜った、本当の名です」


341: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 10:53:21.35 ID:zq4tvnwP0

デイビット「そうか……、いい名だ」

アルトリア「あなたも……」

デイビット「征服王は?」

アルトリア「倒しました。……彼の死に際は見事だった。私があのような人物であれたなら、あるいはブリテンも救えたかもしれない」

デイビット「おまえさんも十二分に立派さ。英雄王の最後も、ギルガメッシュの最後も、それはそれは立派だった……、俺みたいな唯の兵士には遠く及ばない」


343: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 10:59:13.76 ID:zq4tvnwP0

アルトリア「あなたは、いったいどんな人なのか。お話をしてみたいです、そして円卓の騎士にも、なって、ほしい」

デイビット「俺には騎士なんて無理さ。卑怯だし、何より臆病だ」

アルトリア「臆病者がここまで生き残れませんよ」

デイビット「死ぬのが怖くて……、今まで戦ってきただけだ」

アルトリア「……でも勝った。そして今から私と戦う」

デイビット「そうだな、聖杯をマスターの所にもって帰らなきゃならん。なによりそれは、俺がギルガメッシュから貰ったものだ」


344: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 11:01:50.38 ID:zq4tvnwP0

アルトリア「アルトリア・ペンドラゴン、参る」

デイビット「さぁこい!騎士王!」


345: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 11:06:07.71 ID:zq4tvnwP0

BGMです
http://www.youtube.com/watch?v=AJa8B5uyjDA&feature=related



アルトリア「はあぁ!」

デイビット(接近戦に持ち込むのは勿論無理。だが真正面から撃ちまくっても風の魔力に弾がはじき飛ばされる。なら攻撃を避け続け、隙を見て銃撃して弱らせ)

アルトリア「うおおおおおおおお!」

デイビット(CQCでとどめをさす!)

アルトリア「りゃあぁぁ!」

ガキィィィンン!


346: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 11:08:02.18 ID:zq4tvnwP0

アルトリア(かわされたッ!)

パンパン!

アルトリア「はあ!」

キィィン!

デイビット「くそ!はじかれたか!」

アルトリア「その程度ですか!」

デイビット「まだまだ!」


347: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 11:09:55.35 ID:zq4tvnwP0

ダダダダダダダ!

アルトリア「いくらやっても無駄です!」

デイビット「っく!」

アルトリア「どおりゃ!」

デイビット「ぐぅぅ!」


348: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 11:12:25.17 ID:zq4tvnwP0

アルトリア「お終いです!ストライク・エア!」

デイビット「まだ終わらんぞ!」

コロン

アルトリア「!?」

ドカーン!

アルトリア(爆弾!?)


351: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 11:19:33.70 ID:zq4tvnwP0

第二BGM

http://www.youtube.com/watch?v=7SKkYE2VRBc&feature=related



パンパンパン!

アルトリア「しまっ!ぐううぅ!」

デイビット(三発撃って二発命中か、上々だ。だが同じ手は――)

アルトリア「通用しない!くらぇ!」

デイビット「な!アスファルトを剣で穿って弾代わりに!?」

アルトリア「こちらにも飛び道具の代わりはあります!」

デイビット「くそ!」


352: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 11:23:42.27 ID:zq4tvnwP0

デイビット(どうする?またMGLを使うか?)

アルトリア「どりゃ!」

デイビット(駄目だ!こいつは素早すぎる!弾があたるかどうか怪しいし、何より隙がでかすぎる!)

デイビット「くっ」

アルトリア「いきますよ!」

デイビット「うおおおおおおお!!!」

ダラララララ!

アルトリア「やけになりましたか!そんなものはあたりません!」


357: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 11:34:05.62 ID:zq4tvnwP0

BGMその3

http://www.youtube.com/watch?v=sn6u9zTZ60c&feature=related



アルトリア「いけええええええ!」

デイビット「うおおおおおおおお!」

デイビット(そうだ、あたらない。あたらなくていい。何故なら)

ピピ

アルトリア「!?」

バーン!

アルトリア「罠!?」

デイビット(よし!クレイモアに引っ掛かった!)

アルトリア「ぐ!脚が……」

デイビット(やはりな……アーサー王の時代に指向性対人地雷などない。だからあっさりひっかかてくれる)

アルトリア「なるほど……、あなたの戦い方はわかりました。いたずらに突撃すればこちらが攻撃を受けるだけ。ならば!」

デイビット(剣を構えて、動かない!?)


360: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 11:38:19.56 ID:zq4tvnwP0

デイビット「カウンターか……」

アルトリア「……」

デイビット(こっちはM1911、むこうはエクスカリバー…・・・、こっちが構えているから敵も容易には動けないが……、こちらも動けん)

アルトリア「どうしたのです?デイビット。私はあなたを待っていますよ?」

デイビット(他の銃を抜く、まえにやられる。さて、どうするか……)


362: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 11:49:42.87 ID:zq4tvnwP0

BGMその4

http://www.youtube.com/watch?v=5KMwkHhghEI&feature=relmfu



デイビット(このままじゃ体力勝負でジリ貧になる、どうする、どうすんだ?考えろ、考えろ!)

アルトリア「……」

デイビット「!」

デイビット(彼女の後ろに影が伸びてる、彼女は太陽に向かって剣を構えているんだ!)

アルトリア「さあ」

デイビット(彼女は絶対に俺から目を離さない、それを利用すればいい!)

アルトリア「きなさいデイビット!」

デイビット(すり足で少しずつ動いて、彼女の真正面に太陽がくるようにすれば!)

アルトリア「こい!」

デイビット(彼女は一瞬!目を閉じる!)


366: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 12:02:04.22 ID:zq4tvnwP0

5BGM

http://www.youtube.com/watch?v=lGrXGuEdeZU&feature=relmfu




デイビット(今だ!)

ザッ!

アルトリア(!?)

デイビット(来い!)

アルトリア(何故うごい……しまった!目が!)

デイビット「うおおおおおお!」


368: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 12:11:23.43 ID:zq4tvnwP0

第6BGM
http://www.youtube.com/watch?v=uzXh6rjl0XY&feature=relmfu



パンパン!

アルトリア「ちぃぃぃ!」

デイビット(CQC!)

アルトリア(な!近接格闘?私に!?)

デイビット(思い出せ!愛国者達から盗み出したCQCの基本を!あの訓練の日々を!)

アルトリア「私に格闘戦など!笑止!」

デイビット「やってみなけりゃ分からんぞ!?」

アルトリア「はああ!」

デイビット(まず攻撃を受け止めろ。それから武器を無効化!)

アルトリア「!」

デイビット(反撃にも慌てるな。相手も焦ってる)

アルトリア(これは……!)

デイビット(バランスを崩したところで!)


370: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 12:14:56.02 ID:zq4tvnwP0

デイビット「うおおおおりゃあああああ!」

デイビット(一気に倒せッ!)

アルトリア(バカな……)

デイビット「りゃああああ!」

アルトリア(この人はいったい何処まで)

デイビット「あああああああ!」

アルトリア(底が知れんのだ!?)

ダーンッ!!

アルトリア「がはっ……」


372: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 12:16:53.10 ID:zq4tvnwP0

アルトリア「くっ!」

ジャキ!

アルトリア「あ……」

デイビット「終わりだ、アルトリア」


373: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 12:27:05.98 ID:MgWioARl0

そのころ、遠坂邸内部

ソラウ「海神よ!」

時臣「無駄だ!消えろ!」

海魔「ぎゅぴいいいいい!」

ソラウ「そんな……!」

時臣「諦めなさい、ミス・ソラウ。あなたの負けは決まった」

ソラウ「ッッ!サーヴァントを失った人間に言われたくないわ!私にはまだセイバーがいる!」

時臣「一見正論のようだがね、見たまえ、セイバーはアサシンに負けた」

ソラウ「な……!そんな!そんな!」

時臣「諦めたまえ、まだ命は拾えるのだ」

ソラウ「うるさいッ!ならアサシンのマスターを殺して令呪を奪うだけよ!」

時臣「まったく、聞き分けの無い……人だ!」

バシィィ!

ソラウ「かはっ」

時臣「しばらく、いや聖杯戦争が終わるまで、眠っていてもらうよ」


374: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 12:33:54.90 ID:MgWioARl0

時臣「魔術師たるもの、常に優雅たれ。いくら非常時とはいえ、もっとも大切なことの一つを守れないとは、アーチボルト殿も苦労していそうだな」

時臣(英雄王ギルガメッシュ、逝ってしまったか…・・・)

時臣「いくら価値観の相違があったとはいえ、寂しいものだな……」

時臣(そしてアインツベルン……、聖杯に何を求める?)


378: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 12:47:14.99 ID:MgWioARl0

切嗣「っく、はぁ、はぁ」

綺礼「はっ、はっ、はっ」

切嗣「やるじゃないか、代行者……」

綺礼「貴様もな、魔術師殺し」

切嗣「だが勝ちを譲るわけにはいかないな」

綺礼「ふ、同感だ」

切嗣&綺礼「行くぞ!」

時臣『待ちたまえ二人とも』

切嗣「遠坂時臣……・?」

綺礼「我が主よ、如何いたしましたか」

時臣『アヴェンジャーが死んだ』

切嗣&綺礼「!」

切嗣「言峰綺礼、感じたか?」

綺礼「いや、アヴェンジャーは強い妬み、復讐心などを糧にして現界するサーヴァント。私による魔力供給など、令呪と彼とを結びつける程度の、微々たるものに過ぎん」

切嗣「では戦闘で消耗すれは気付かない可能性も」


379: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 12:51:58.64 ID:MgWioARl0

綺礼「大いにあるな」

時臣『アヴェンジャーはアーチャーとアサシンを固有結界に引き込んだ後、二人に倒され消滅した。私も彼の魔力の欠片を探してみたが……、一切感じなかった」

綺礼「では、主よ」

時臣『ああ、残念だが我らの負けだ。君がそこの、衛宮切嗣君と戦う必要性も無くなった』

切嗣「ではスネークが、アサシンが最後に一人?」

時臣『いや、まだ彼はセイバーにとどめをさしていない』


382: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 13:02:48.25 ID:MgWioARl0

BGM
http://www.youtube.com/watch?v=Giwf0dhUm84&feature=related



アルトリア「……私の負けだ、デイビット」

デイビット「……」

アルトリア「おめでとう、これであなたがたの願いは叶う」

デイビット「アルトリア、一つ聞かせてくれ」

アルトリア「なんだ?」

デイビット「君は、聖杯に、何を願うつもりだったんだ?」

アルトリア「……祖国の、ブリテンの復興だ。強かった、美しかった、あの時の……」

デイビット「俺がアヴェンジャーじゃなくてよかったな」

アルトリア「どうしてだ?」

デイビット「アヴェンジャーは、リキッドは、国に、イギリスに裏切られてる。それで俺達の国、アメリカに来たんだ」

アルトリア「……そんな国にはしたくなかった。騎士を、戦士を、子供たちを、裏切るような国にだけは、絶対に……」

デイビット「アルトリア……、泣いているのか?」

アルトリア「……すまない、私の涙で、あなたの勝利を、穢して、しまった……」

デイビット「……」


384: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 13:08:38.05 ID:MgWioARl0

アルトリア「私は騎士だ。誇りある騎士だ。あなたと私は曲がりなりにも勝負した。その結果お覆すことは出来ない。むしろ光栄だよ、栄えある敗北だ」

デイビット「アルトリア……」

アルトリア「なんだ……?」

デイビット「さようなら……」

アルトリア「ああ、さようなら。また何時か、であえるといいな……」



ご飯たべてきます


390: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 13:30:05.10 ID:Fy1KcKQZ0

デイビット「ッッッ!!!」

アルトリア「……」

デイビット(すまないッ!)







リキッド「うっそだああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああ!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


394: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 13:32:47.07 ID:Fy1KcKQZ0

デイビット「!」

時臣「ッ!」

切嗣「な……!」

綺礼「バカな……」

アルトリア「何故、いきている……?」


395: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 13:35:12.93 ID:Y0h3xJLP0

アルトリア「アヴェンジャー!」


398: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 13:45:42.00 ID:Y0h3xJLP0

B!G!M!
http://www.youtube.com/watch?v=42TXP7SYfDA&feature=related




リキッド「ふははははははははははははははははははは!!!!!バカどもめぇぇぇぇぇぇぇぇ!!俺が!いつ!死んだと!いうのだああああああ!」

時臣「バカな!魔力によって現界するサーヴァントが!一切の魔術的痕跡の秘匿など不可能なはず!」

リキッド「俺のクラスはアヴェンジャー!勝手に他の雑魚どもと一緒されるのは実に不愉快だ!」

切嗣「綺礼!」 綺礼「切嗣!」

切嗣&綺礼「……ははははは!」

切嗣「行くぞ!」

綺礼「おう!」

時臣「二人とも急げ!」

アルトリア「デイビット!まずい!」

デイビット「……」

アルトリア「デイビット!!」

スネーク「……どうやらまたスネークに戻る時が来たようだ」

アルトリア「!?」


400: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 13:47:15.93 ID:Jn+/bEw90

令呪ブースト来るか


406: ソリダス 2012/05/06(日) 13:54:59.93 ID:Y0h3xJLP0

とりあえずコテつけます
いきなり落ちても勘弁ね

B!!G!!M!!
http://www.youtube.com/watch?v=42TXP7SYfDA&feature=related




スネーク「リキッドぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

リキッド「スネェェェェェェェーク!!!」

切嗣「Time alter ・ square accelッ!」  綺礼「はああああああ!!!」  時臣「焔よ!炎王の焔よ!」

ズドカァアァァァア!

リキッド「きかぬわあああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


410: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 14:02:36.31 ID:vgdlIL9i0

B!!!G!!!M!!!
http://www.youtube.com/watch?v=42TXP7SYfDA&feature=related



切嗣&綺礼&時臣「ぐあああああああ!」×3

アルトリア「そんな!あの達人たちを一蹴した!?」

スネーク「リキッドぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」

ダダダダダダダダダ!!!

リキッド「ふはははははは!」

スネーク「うおおおおおおおおお!」

ダガダガダガダガダガダガ!

リキッド「きかんなぁ兄弟!」


412: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 14:13:22.77 ID:vgdlIL9i0

しばらくBGMは恋の抑止力でお願いします


スネーク「オタコォォォォォォォォンンンンンン!!!」

オタコン「待たせたね!スネーク!」

アルトリア「誰!?この人!?」

オタコン「さあこのメタルギアZEKEに乗り込んで!リキッドを倒すんだ!」

リキッド「ジィクゥウウ?????????そんな旧式で俺のRAYに敵うか!こい!レーーーーーーーイイイイイイ!!」

オタコン「このZEKEはプレイヤーが改造できるのをいいことに好き勝手やったモデルだ!リキッドをぎゃふんと言わせてくれ!」

スネーク「助かる!オタコン!」

オタコン「あ!待って!このMk.2を乗せてくれ!サポートできる!」

スネーク「分かった!」

へたれセイバー「え?なに?なにがおきてるの?」


415: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 14:20:06.37 ID:vgdlIL9i0

スネーク「おいセイバー!お前騎乗スキル持ちだよな!?」

へたれセイバー「へ?う、うん」

オタコン「そうなのか!じゃあこのREXに乗ってくれ!スネークをサポートするんだ!」

へたれセイバー「やだやだやだやだ」

スネーク「セイバー!!!貴様それでも騎士王か!!!」

アルトリア「ハッ!」

オタコン「いけるね!?」

アルトリア「たぶん!」

スネーク「よし!乗り込め!」


419: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 14:26:49.95 ID:vgdlIL9i0

リキッド「二対一か兄弟!?」

スネーク「黙れ!ZEKE!フォックス2!」

リキッド「ぬお!兄弟!流石に卑怯だ!ここはFOXHOUNDから仲間を呼ばせてもらう!」

スネーク「誰だ!」

リキッド「>>423だ!」


423: 忍法帖【Lv=20,xxxPT】 2012/05/06(日) 14:34:46.85 ID:v62r1Lox0

グレイフォックス


424: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 14:35:49.70 ID:vgdlIL9i0

同時刻、アイリたちの隠れ家

アイリ「はあ、はぁ、はぁ」

舞弥(マダムの容態が芳しくない。このままでは……)

アイリ「あら?」

舞弥「如何しました?マダム?」

アイリ「なにか、スネークたちが凄いことやってる気がして」

舞弥「え?」


426: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 14:40:13.79 ID:vgdlIL9i0

遠坂邸前

リキッド「こい!グレイフォックスよ!」

グレイフォックス「スネェェェェェェーク!」

スネーク「フォォォォォォォォォックス!」

グレイフォックス「いくぞおおおおお!!!」

スネーク「こいッッッ!!!」

グレイフォックス&スネーク「うおおおおおおおおおおおおおお!!!」

ドガーン!!


432: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 14:43:32.66 ID:vgdlIL9i0

リキッド「フォックス!何を旧式相手にチンタラ、うおおおお!」

アルトリア「貴様の相手はこの私だ!外道!」

リキッド「なめるな!」

ドカーン!ドカーン!ドカーン!

フォックス「これだ!これこそ戦い!俺の求めていたものだぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!」

スネーク「フォーーーーーーーーーーックス!!」

ドガーン!ドガーン!ドガーン!


435: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 14:50:04.60 ID:vgdlIL9i0

切嗣「くそ!我々はただ見ていることしかできないのか!」

オタコン「出来ないことはない。でも……」

綺礼「何?なにか出来るのか?」

オタコン「ここに丁度四人いるから……」

時臣「その攻撃は効果的なのか?」

オタコン「それはもう!でも、危険な前年代の兵器だ」

切嗣「やれるだけのことはやる!」

オタコン「分かった……、みんな、覚悟はあるんだな?」


439: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 14:55:21.69 ID:vgdlIL9i0

BGM
http://www.youtube.com/watch?v=BiaMc6GumH4



スネーク「うおおおおおおお!」

ダラララララララ!

グレイフォックス「甘いぞ!スネーク!俺が知っている男はそんなに軟弱じゃない!」

スネーク(な!タックルだと!)

グシャアアアア!

アルトリア「レーザーだ!」

ビイイイイイイイン!

ソリダス「ふん!喰らうか!ウォータカッターをお返ししてやる」

ビシャアアアア!


443: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 15:01:10.14 ID:vgdlIL9i0

綺礼「いくぞ!切嗣!」

切嗣「おう!」

時臣「うおおおおおおおお」

オタコン「いっけえええええええええ!」

バビョーン!

一同「人間パチン虎!」

切嗣「おおおおおおおおおおおおおお」

リキッド「何!?」

切嗣「喰らええええええええ!」

リキッド「バカな!生身で体当たり!?ありえ、うわあああああああ!!!」

ドドドドドドッカーン!

綺礼&時臣&オタコン「無茶しやがって……」


446: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 15:04:46.43 ID:vgdlIL9i0

アルトリア「流石だ!切嗣!のこるはグレイフォックスだけ!」

グレイフォックス「ははははははは!嬉しいぞスネーーーーーーーーーーク!」

スネーク「フォォォッォォォッォックス!」

グレイフォックス「決着をつけるぞ!スネーク!」

スネーク「いくぞフォックス!」

スネーク&グレイフォックス「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」


ドン!


448: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 15:10:25.79 ID:vgdlIL9i0

スネーク「……」

グレイフォックス「……」

アルトリア「……スネーク」

グラッ

時臣「ッ!グレイフォックスの期待が傾いて!」

グレイフォックス「流石だスネーク」

スネーク「フォックス……」

グレイフォックス「楽しかったぞ、ありがとう」

スネーク「ッ!フォーーーーーーーーーーックス!」

チュドーン!

綺礼「グレイフォックスの機体が」

アルトリア「爆発した……」

スネーク「……フォックス」


459: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 15:33:20.89 ID:vgdlIL9i0

BGM
http://www.youtube.com/watch?v=V993cZXBQDc&feature=fvst



アルトリア「……終わりましたね」

デイビット「ああ……」

切嗣「スネーク、言いづらいんだが、その」

アルトリア「分かっていますよ。さあ、デイビット」

デイビット「……アルトリア!君は、天国を信じるか?」

アルトリア「……分かりません。でももし、もしも天国が本当にあるのならば、どうして神は、地上に天国を創ってくれなかったのでしょうね」

綺礼「……」

時臣「……残念だが、これはルールだ。敵対するすべてのサーヴァントを倒したとき、聖杯への道は開かれる……」

アルトリア「夢を果たせなかったのは残念です。ですが、ですが戦えてよかった。私のような乱入者でも、この聖杯戦争に参加することができてよかった」

切嗣(僕は、僕の願いはこういう少女を産み出さないためだ。だからこそ耐えろ。彼女は、死ななきゃならない)

デイビット「騎士王よ、お別れだ」

アルトリア「ええ、デイビット。あなたにお会いできて、本当によかった」



ターン


460: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 15:36:12.16 ID:vgdlIL9i0

同時刻、アイリたちの隠れ家

アイリ「ッッッッ!!!!!」

舞弥「!」

アイリ「か、が、かはっ、ご」

舞弥「マダム!マダム!」


461: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 15:44:10.43 ID:vgdlIL9i0

切嗣「スネーク、いやデイビット」

デイビット「そろそろ俺も死ぬ時間か?」

切嗣「……何時から気付いていた?」

デイビット「キャスターを倒したあたりでそれとなくは、もっとも確信したのはついさっきだ。時臣がわざわざ”敵対する”と言ったところでな。恐らく俺に離反を起こさせないためにいったんだろうが、意味はなかったな」

時臣「……君ほど優秀な英霊を、私は他に知らないよ」

デイビット「その台詞、ギルガメッシュに贈ってやってくれ」

時臣「!」

デイビット「だが教えてくれ、切嗣。お前は聖杯に何を祈る?」

                        切嗣「世界平和を」


463: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 15:52:34.28 ID:vgdlIL9i0

http://www.youtube.com/watch?v=HRF1p0Uj7io




俺は海を泳いでいた。いや、海だと錯覚しているだけで空なのかもしれない、宇宙なのかもしれない。
もしかしたら俺の記憶は全て幻で、巨大な水槽に入れられた脳幹に、同じく巨大な機械で電気信号を送り創られたものかもしれない。
そんなことを考えていると、またまどろみが俺に襲い掛かり、虚無へと思考を吸い取ってしまう。
だが、今は、今だけは別で、海鳥の鳴き声と潮の匂い、風の生ぬるさが伝わってきて――

スネーク「……」




















リキッド「起きたか、兄弟」


466: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 15:58:41.99 ID:vgdlIL9i0

http://www.youtube.com/watch?v=CN1ue9zucbs&feature=relmfu



スネーク「ここは……」

リキッド「覚えがあるだろ兄弟?」

スネーク「アーセナルギアの上……」

リキッド「そうだ、俺達の中に創られた、仮初のな」

スネーク「なにを……」

リキッド「そんなことはいい、兄弟、聖杯戦争で聖杯を得るのは誰だ?」

スネーク「すべてのサーヴァントを討ち果たしたマスターだ」

リキッド「そうだ、でまサーヴァントは何人だ?」


471: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 16:06:07.87 ID:vgdlIL9i0

スネーク「セイバー、ランサー、アーチャー、ライダー、キャスター、バーサーカー、アサシン…・・・アヴェンジャー」

リキッド「そうだ、元来サーヴァントは7人。今回は俺というイレギュラーが介入したことで聖杯戦争に歪みが生じた」

スネーク「何?」

リキッド「聖杯とは、7人のサーヴァントの魂を元にこの世に出現する。そう、”7人”だ。8人も要らん」

スネーク「それが、どうした」

リキッド「不要な死人がいる、ということだ」


473: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 16:11:51.48 ID:vgdlIL9i0

スネーク「何だと?」

リキッド「聖杯が招くのは7人」

スネーク「……だが、一人多くて不都合があるわけではないだろう」

リキッド「おいおい兄弟。どうしちまったんだ、弾がまだ入るからといってマガジンに無理矢理弾を詰め込む兵士はいない。一人余ったからといって隊列を無視して整列する軍隊はいない。自明だ」

スネーク「なら、その無駄な死者はどうなる?」

リキッド「聖杯によって根源から追い出される、現世へとな」

スネーク「……」


474: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 16:16:26.94 ID:vgdlIL9i0

リキッド「俺達には不必要な話だがな」

スネーク「ではなぜ、俺にそんな話をする?」

リキッド「まだ分からんか?生きるべき人間がいる、といっている」

スネーク「アルトリア、セイバーか……」

リキッド「そうだ兄弟。彼女はまだ、”一度”しか死んでない」

スネーク「何……?」

リキッド「お前が殺めた一度きりだ」


476: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 16:19:22.03 ID:vgdlIL9i0

スネーク「それで、どうしろというんだ」

リキッド「俺達で根源の門をこじ開ける」

スネーク「ッ!」

リキッド「そうして彼女を、セイバーを完全なまま現世へ戻す」


478: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 16:22:56.50 ID:vgdlIL9i0

??「うっ……」

??「ここは……、そうだ、撃たれて……」

おじさん「……なんで生きてるんだ?」


480: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 16:35:15.32 ID:vgdlIL9i0

キャスター「少々お待ちを龍之介……」

龍之介「旦那?なにしてるんだ?」

キャスター「COOOOOOOL!龍之介ぇ!ここがまさしく冥界!地獄ですぞ!」

龍之介「マジで!?やったぁ!ただの薄汚いところだと思ってたけど!そんなに凄いところなんて!」

キャスター「龍之介ぇ!ここなら邪魔は入りません!二人だけで探しましょう!最高のCOOOOOOOOOOL!を!」


482: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 16:37:45.66 ID:vgdlIL9i0

ケイネス「ソラウ!まったく何処をほっつき歩いていたのだ!私はもう気が気ではなかったぞ!」

ソラウ「ごめんなさいケイネス(無能なテメーのかわりに働いてたんだよ屑)」

ケイネス「まったく!君という奴は――」


484: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 16:41:26.65 ID:vgdlIL9i0

時臣「綺礼君、今回の講義は我が遠坂家の秘伝、宝石魔法の基礎について指導したいと思う」

綺礼「宜しいのですか?主よ?」

時臣「うん。やはり君が、凛の兄弟子として、いや私の弟子として最高のものをもっている、あらためてそう思ったんだ」

綺礼「……ありがとうございます、主よ」


485: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 16:45:28.81 ID:vgdlIL9i0

ウェイバー「……これから、どうしよう」

ウェイバー(ケイネスの野郎も生き残ってるし、時計台には戻りたくないな……)

おじいちゃん「おおい、ウェイバー!ちょっと来てくれぃ」

ウェイバー「わかった!」

ウェイバー(まあいいや、あの人のこと、伝えなくちゃいけないんだし)

ウェイバー「今いくから!」

ウェイバー(これから時間は、まだあるはずだ)


487: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 16:52:44.83 ID:vgdlIL9i0

切嗣「……ふう」

イリヤ「あーここにいたー!」

切嗣「おっと、イリヤか、どうしたん――」

アイリ「煙草は、消してもらうわよ?」

切嗣「アイリ……」

舞弥「ふふっ」

切嗣「舞弥……」

切嗣「……煙草はホムンクルスにも毒なのかい?」

アイリ「さぁ、どうかしらね――」


490: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 17:03:47.79 ID:vgdlIL9i0

聖杯、混沌の中、リキッドのイメージ、シャドーモセス島

ライダー「がっはははは!英雄王!貴様良い酒をもっているな!」

ギル「当然であろう征服王。我を誰だと心得る」

ランサー「最強のサーヴァントにして、原初の王、英雄王ギルガメッシュ殿ですな?」

ギル「ほほう、雑種の中にも礼儀を知るものはいるようだ、なあデイビットよ」

デイビット「そうだなギルガメッシュ。で、そこの甲冑は何時まで辛気臭く呑んでいるんだ?」

バーサーカー「……」

アヴェンジャー「ふん、兄弟、決行の日時は決まったか?」

デイビット「ああ、明日……といっても、本当に明日なのかどうか怪しいがな。鉄は熱いうちに叩けというし」

ギル「ほう?よい心がけではないか。愚者は何時までも悩み続け、実行することができん」

ランサー「そうですな、私ももっとちゃんとしてれば……」

ライダー「酒の席で辛気臭い!もっとぱぁっといこうではないか!ぱあっと!」

アヴェンジャー「そうだな、最後の酒になるだろうからな」

デイビット「……乾杯!」

一同「乾杯!」


491: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 17:10:52.49 ID:vgdlIL9i0

アイリ「ねぇ切嗣」

切嗣「なんだい、アイリ」

アイリ「その、聖杯に願い事をしたのよね?」

切嗣「そうだよ」

アイリ「でも、私は生きてる、いいえサーヴァント以外みんな生きてるわ。あなた、いったいどんな願い事を」

切嗣「いったろ、世界平和さ」

アイリ「そういうことじゃなくて……」

切嗣「じゃあ、なんだい?」

アイリ「どんな願い方をしたの?」

切嗣「と、言うと?」

アイリ「じらさないで」

切嗣「すまない、ちょっと意地悪だったか」

アイリ「そうよ。でも、切嗣。あなた変わったわ」

切嗣「……そうかい?」

アイリ「ええ、前のあなたよりずっとずっと」


492: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 17:13:12.11 ID:vgdlIL9i0

切嗣「そうだな……、だとしたらきっと、彼のおかげだ」

アイリ「……デイビット?」

切嗣「……ああ、そうだ。そうだな、きっと彼のおかげだ」


494: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 17:24:28.24 ID:vgdlIL9i0

http://www.youtube.com/watch?v=l6jIw9Rk2QM&feature=related



アルトリアが死し、聖杯戦争の終結間近の時

デイビット「世界平和……」

切嗣「そうだ、これで僕は争いのない、幸せな世界を創ってみせる!」

デイビット「切嗣、お前の考える世界平和とはなんだ?」

切嗣「それは勿論、戦争、殺人、強姦、窃盗、ありとあらゆる悪事をこの世界から消し去ることだ」

デイビット「……では餓えた子供が自らの命のため、パンを盗むのは悪事か?」

切嗣「それは詭弁だ!僕はそんな世の中を正す為に聖杯に願う!」

デイビット「切嗣、お前は人の命は誰のものだと思う」

切嗣「……もちろん、その命を宿した人間だ」

デイビット「そうだな、そのとおりだ。だが切嗣、お前は平和を与えようとするだけだ」

切嗣「……どういう意味だ?」

デイビット「俺も幸せになりたいと願ったこたがある」


496: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 17:33:23.36 ID:vgdlIL9i0

デイビット「切嗣、お前は人類を再びアダムとイブにしようとしているだけだ。何千年もかかって、人が築いてきた歴史を全て捨ててな」

切嗣「破却されるべき歴史だ!人殺しの歴史なんかな!」

デイビット「切嗣、俺たちは、伝えなければならない。俺たちの、愚かで、切ない歴史を。人殺しが正当化されることなどない。正当化される時代もない。だから、だからこそ忘れてはいけない」

切嗣「ではどうする!人間は個々人が自らのことだけを考える!そんな人類を統合させるものなど!」

デイビット「あるさ」

切嗣「何!?」

デイビット「幸せになりたいという”こころ”それが、すべての人類が持つ、最も原子的で、最も理性的な感情だ」

切嗣「!」

デイビット「切嗣、出来るな?」

切嗣「僕は……、どうすれば……」

デイビット「信じるものは自分で探せ、そして次の世代に伝えるんだ」

切嗣「デイビット……」


497: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 17:37:56.42 ID:vgdlIL9i0

http://www.youtube.com/watch?v=T9_EQ_NyY0M



聖杯、混沌の中

デイビット「みんな腹は決まったな?」

ギル「愚問だな」

ライダー「うむ!愚問だ愚問!」

ランサー「最後の最後で、人の役に立つのもわるくない」

バーサーカー「……王よ……」

アヴェンジャー「いくぞ……、我々のもてる存在の力を全て出し切り、アルトリアを混沌から救い出す!」


499: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 17:41:42.49 ID:vgdlIL9i0

アイリ「切嗣……」

切嗣「僕が聖杯に願ったのは――」



英霊達「うおおおおおおお!!」



切嗣「幸せになりたいと強く願うもの、正義を信じ、悪を憎むもの――」




アルトリア「……ぁ」




切嗣「ただ健気に祈るものを、救ってくれ、と」


501: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 17:42:27.56 ID:vgdlIL9i0

アルトリア「……ありがとう。みんな、ありがとう……」







終わり


514: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/06(日) 18:20:52.32 ID:yy37snRX0

あの妙な雰囲気の戦闘以外は良かったよ乙!


515: ソリダス ◆QeEPgprlG. 2012/05/06(日) 18:22:16.49 ID:vgdlIL9i0

>>514
(いえない……本当はアーセナルに乗ってきたソリダスが乱入する予定だったなんていえない……)


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